JP3331076B2 - 目地施工法 - Google Patents

目地施工法

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JP3331076B2
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晃吉 館野
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タイセイ商工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、目地施工法に関し、更
に詳しくは、目地本体を床面に立て掛け、目地材本体に
組み込んだ支持脚やモルタルによる固定を行わない状態
でコンクリートの打設を行い目地を形成する目地施工法
に関する。
【0002】
【発明の背景】従来、例えば実公昭53−51611号
公報に示されているように、目地材本体が発泡材で形成
されており、その頭部に補強用キャップが被冠されてい
る目地材を、組み込まれている支持脚を利用して基盤面
上に立設させ、更に、脚部材の周囲をモルタルで固定す
る方式の所謂伸縮目地材が広く利用されている。
【0003】上記の方式の目地施工に対しては、モルタ
ルによる固定作業が煩雑である、モルタルの存在部分で
は押えコンクリートの厚みが薄くなるので亀裂などが発
生し易い、所謂底目地が切れない、等の問題点が指摘さ
れている。
【0004】そこで、本出願人はこれに代わる目地施工
法として、基盤面上に一定の区画毎に桝状に目地材本体
を立て掛けると共に、目地材本体の側面側(桝の外側)
に固定用部材を配置して、コンクリート打設時の圧力で
目地材本体がずれたり撓んだりしないようにして押えコ
ンクリートの打設を行い、コンクリートの養生をまって
固定用部材を取り外し、次の目地施工に再利用するとい
う改良された目地施工法を特公平5−53909号公報
によって提案した。
【0005】この公報に開示されている目地材の固定用
部材は、金属などの重量物で形成されるものであり、ま
た、目地材本体の湾曲などを防止するための各種の固定
用部材を必要としている。然し、実際の目地施工に適用
するとなると、固定用部材の保管や運搬或いは使い勝手
などの面で課題が残っている。そこで、本出願人は更に
研究を進め、目地材の固定用部材を空洞の容器で形成
し、その中に水や砂などの重量物を封入して利用する方
法を先に提案したが、種々実験を行なうと更なる改善が
必要であることが判明した。
【0006】その1つは、目地材本体の下面に配置する
粘着剤に関連している。目地材本体を床面に立てかける
際には、固定用部材を使用して補強するとはいえコンク
リート打設時の圧力に打ち勝つには粘着剤による目地材
本体下面の保持が不可欠である。そこで従来の目地材で
は、目地材本体の下面に粘着剤を貼り付け、その上面を
剥離紙で被覆したものをメーカーが製造し、現場では剥
離紙を取り去って床面に立てかけるだけで利用できる構
成とされていた。
【0007】然しながら、目地材本体の下面に粘着剤を
貼り付ける作業が自動化できず全て手作業となるため人
件費の高騰とあいまって製造コストが著しく上昇し、採
用に難色を示す事態も生じている。また、このような仕
様の目地材では、出荷の際に互いに重ね合わせて梱包し
ているので、剥離紙が存在しない側面側から膨出した粘
着剤によって目地材がくっつきあい、無理に離そうとす
ると、粘着剤が剥がれてしまうなど使い勝手の悪さが指
摘されている。
【0008】上記から明らかなように、本発明は、作業
性がよくしかも安価な目地施工が可能である改良された
目地施工法を明らかにすることを目的とするものであ
る。
【0009】
【解決しようとする問題点】本発明に係る目地施工法
は、基盤面上に目地配置線を描き、該目地配置線に従っ
て基盤面上に粘着剤ないし接着剤を配置し、次いで、こ
の粘着剤ないし接着剤の上に目地材を配列して基盤面に
固定し、さらに、該配列固定した目地材の側面から一定
の間隔をおいて、上記目地材の高さよりも高い寸法を有
し、且つコンクリート打設時の圧力に負けない程度の重
量を有する固定用部材を配列し、該固定用部材と目地材
との間に、目地材の高さより低い高さを有する連結部材
を配設することにより前記目地材の側面を支持した上で
コンクリートの打設を行うことを特徴とする。
【0010】
【発明の具体的構成】次に、本発明に係る目地施工法を
添付図面に従って説明する。
【0011】図1の(A)は、目地材を配置する基盤面
上に目地配置線10を描いた状態である。目地配置線
は、(A)図に示すように単線であってもよいが、
(B)図に示すように、配置基準線11に加えて目地材
本体の下端の幅を示す補助線12・12を描くことが好
ましい。これは、目地材本体の下端の幅が、目地材メー
カーや品番により異なるためで、補助線11を引くこと
で、後に説明する粘着剤の配置の過不足を防ぐことがで
きる。
【0012】次に、図2に示すように、目地材配置線1
0に従って粘着剤20の配置を行なう。粘着剤20とし
ては、目地材本体の下端の幅に対応した幅を有し、ロー
ル状に巻き付けたもの21、同じく幅の狭いもの22、
目地材の長さに裁断さているもの23、適当な長さの
短冊状に裁断されいるもの、目地材本体の下端の幅に
対応した長さに裁断されているもの24、など様々な形
態で提供される。従って、粘着剤20の配置は、目地材
本体の下端の幅全体に配置する形態、数条に分けて配置
する形態、所定の間隔をおいて幅方向に配置するなど様
々な形態が採用できる。
【0013】また、粘着剤20の配置は、前記特公平5
−53909号公報に示される工法におけるブロック毎
に行なう、数ブロックに分けて行なう、全ブロックを行
なう、の何れであってもよい。
【0014】図3に示すように、粘着材10の配置が完
了したら目地材本体30を粘着材10の上に配列して押
し付けて粘着効果を高める作業を行なった後、固定用部
材40を配置して、目地材の側面側を補強支持する。
【0015】以上の準備作業が完了すると、ブロック毎
にコンクリートの打設を行ない、その後、前記特公平5
−53909号公報に示す如く、固定用部材40を別の
ブロックに移設又は除外して、以下この繰り返しで目地
施工が完了する。
【0016】以上説明した実施態様において、利用でき
る粘着剤20としてはブチルゴムが好ましいが、これに
限定されるものではなく、また、粘着剤20の用語は各
種の工業用接着剤を包含している。従って、図4に示す
ように、シーリング剤の塗布に利用されるような塗布器
を利用して粘性液体である粘着剤ないし接着剤を目地材
配置線に従って塗布して目地材本体の下端を固定する態
様であってもよい。更に、粘着剤ないし接着剤が感圧性
のもの感熱性のもの、その他2液反応型などの何れであ
ってもよい。
【0017】ここで、利用される目地材30と固定用部
材40を簡単に説明しておくものとする。
【0018】目地材30は、合成樹脂の発泡体で形成さ
れた目地材本体31と、その上部に被冠される補強用の
キャップ32で構成され、必要に応じて目地材本体31
の下端側は立設のさいの安定性と基盤面との接合が強固
になるように方形ないし台形に形成されている。従来の
目地材と異なり、図示の目地材は支持脚が用意されてい
ない。
【0019】目地材の側面を支持する固定用部材40と
しては、特公平5−53909 号公報に示されている
金属などの重量物で形成される部材、或いは、図3に示
すように、中空構造で、その中に水・モルタル・コンク
リート・砂などを注ぎ込み重量物とする構造のものが利
用できる。
【0020】目地材の高さ(基盤面からキャップ32の
上面までの高さ)は、打設するコンクリートの厚さを規
定しており、従って、用意される目地材には種々高さの
異なったものがある。そこで、固定用部材40の高さが
目地材の高さよりも低いものである場合には、固定用部
材40が目地材30に近接して配列されている場合で
も、打設したコンクリートの表面をならす作業の際、左
官定規でキャップ32の上面をこするようにしても固定
用部材40が邪魔になることはない。然し、固定用部材
40の高さが目地材の高さを超える場合には、固定用部
材40が邪魔になるので、コンクリートの表面ならし作
業は著しく煩雑なものとなり、乱暴な作業者の場合に
は、固定用部材40を倒してしまうなど危惧がある。
【0021】そこで、本発明の目地施工法では、図3に
示すように、固定用部材40を目地材30の配列位置か
ら一定の距離、例えば5cmから10cm程度離して配
列し、両者の間に連結部材41を介在させることにより
目地材30の側面を支持するように構成されることが好
ましい。連結部材41としては、目地材本体10を形成
するのと同様の合成樹脂発泡材で形成された板材の一枚
ないし数枚を重ねて利用することもできるし、或いは、
金属板或いは棒などで専用の連結部材を構成することも
できる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る目地施工法によれば、目地
施工しようとする基盤面に所定のサイズに裁断されてい
る粘着剤を配置するか、或いは、粘性液体の接着剤と塗
布することで目地材本体下面を基盤面に対して強固に固
定することができ、同時に、側面を支持する固定用部材
を利用することで、コンクリートの打設を行なうことが
できるので、粘着剤を貼り付けた状態で市販されている
従来品の目地材と比較して非常に安価であり、また、作
業性もよいので、目地施工のコストの低減に有効である
メリットがあり、頭記した課題が解決可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる目地施工法の第1工程を示す概
略図
【図2】同じく第2工程を示す概略図
【図3】同じく第3工程を示す概略図
【図4】本発明の他の実施態様を示す概略図
【符号の説明】
10−目地配置線 11−基準線 12−補助線 20−粘着剤 30−目地材 31−目地材本体 32−キャップ 40−固定用部材 41−連結部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基盤面上に目地配置線を描き、該目地配置
    線に従って基盤面上に粘着剤ないし接着剤を配置し、次
    いで、この粘着剤ないし接着剤の上に目地材を配列して
    基盤面に固定し、さらに、該配列固定した目地材の側面
    から一定の間隔をおいて、上記目地材の高さよりも高い
    寸法を有し、且つコンクリート打設時の圧力に負けない
    程度の重量を有する固定用部材を配列し、該固定用部材
    と目地材との間に、目地材の高さより低い高さを有する
    連結部材を配設することにより前記目地材の側面を支持
    した上でコンクリートの打設を行うことを特徴とする目
    地施工法。
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