JP3330898B2 - ペリクル - Google Patents

ペリクル

Info

Publication number
JP3330898B2
JP3330898B2 JP11741499A JP11741499A JP3330898B2 JP 3330898 B2 JP3330898 B2 JP 3330898B2 JP 11741499 A JP11741499 A JP 11741499A JP 11741499 A JP11741499 A JP 11741499A JP 3330898 B2 JP3330898 B2 JP 3330898B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pellicle
pellicle frame
adhesive
frame
notch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11741499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000305256A (ja
Inventor
博幸 舟津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP11741499A priority Critical patent/JP3330898B2/ja
Publication of JP2000305256A publication Critical patent/JP2000305256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3330898B2 publication Critical patent/JP3330898B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • G03F1/82Auxiliary processes, e.g. cleaning or inspecting
    • G03F1/84Inspecting

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路や液
晶等の製造方法におけるホトリソ工程で使用されるマス
クに貼付けるペリクルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のペリクルを示す断面図で、
ペリクルはペリクル膜1、ペリクルフレーム2、粘着材
3、ライナー4から構成されている。
【0003】ペリクルは、未使用時にはケースに収納さ
れて清浄度が維持され、ホトリソ工程ではマスクに貼付
けられ、ペリクル内部のマスク表面の清浄度を維持す
る。
【0004】ペリクル膜1はペリクルフレーム2の一方
の端面に接着剤により接着され、ペリクルフレーム2の
他方の端面には塗布された粘着材3が形成され、その粘
着材3をライナー4がカバーしている。
【0005】図6はこのペリクルをマスクに装着した状
態を示す図で、(a)はマスクを透視した底面図、
(b)はC−C断面図である。
【0006】粘着材3はペリクルフレーム2の端面に液
状粘着材を注射針状の先から吐出し、固定したもので、
塗布開始点と塗布終了点の重なった部分5は塗布途中の
部分に比較して幅、厚さともに大きいため、マスク6に
圧着して貼付けた場合、圧力により更に幅が大きくな
る。
【0007】また、四隅のコーナー部7はその内側部分
の粘着材3が厚くなるため、マスク6に圧着して貼付け
た場合に幅が大きくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようにペリクルを
マスク6に貼付けたときに、粘着材3の幅がペリクルフ
レーム2からはみ出したり、ペリクルフレーム2とほぼ
同一の幅になったりすると、マスク6が露光機で使用さ
れる場合に、粘着材3が露光機の露光光に照射されてし
まう。
【0009】粘着材3が露光光である紫外線に照射され
た場合、粘着材3の表面からその成分である溶剤が気化
し、その後再結晶することによる異物や、粘着材3の表
面が変質して飛散することによる異物が発生することが
考えられ、ホトリソ工程での繰り返し欠陥転写が生ずる
という問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ペリクルフレームの粘着材の塗布開始及
び塗布終了が重なる部分及び又は粘着剤を塗布するペリ
クルフレームのコーナー部に、ペリクルフレームの端面
の内側を残し、外側を削り取った切欠きを形成したもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態を
示す図で、(a)はライナーから粘着材、ペリクルフレ
ームを透視した図、(b)はA−A断面図である。
【0012】ペリクルの中には、両面テープ状の粘着材
をペリクルフレームの端面に固定したものもあるが、本
発明はこのようなペリクルを対象としない。
【0013】本発明のペリクルは、ペリクル膜11、ペ
リクルフレーム12、粘着材13、ライナー14で構成
される。
【0014】ペリクル膜11はホトリソ工程で使用され
るマスク表面の清浄度を維持するためのもので、ペリク
ルフレーム12の一方の端面に接着剤により接着されて
いる。
【0015】ペリクルフレーム12の他方の端面には粘
着材13が塗布されている。ペリクルフレーム12の幅
は通常2mm程度であり、この端面に液状粘着材を注射
針状の先から吐出し、狭いフレーム幅からはみ出さない
ように塗布して粘着材13を形成する。
【0016】この粘着材13は、ペリクルをマスクに貼
付けた後のペリクル内部の気密性を維持する必要性か
ら、ペリクルフレーム12の全面にわたって均一の高さ
で塗布することが要求される。
【0017】従って、液状粘着材の吐出速度、ペリクル
フレーム12と液状粘着材の相対移動速度を一定にする
必要があり、液状粘着材はペリクルフレーム12の端面
を開始点から終了点まで一筆書きのようにして塗布され
る。
【0018】そのため、塗布始点と塗布終点が重なり、
図1の(a)のようにその重なり部分15が形成されて
しまう。
【0019】そこで、重なり部分15の粘着材13の幅
が大きくなることを防止するため、ペリクルフレーム1
2の重なり部分15の位置に切欠き20を形成する。こ
の切欠き20はペリクルフレーム12の端面の内側を残
し、外側を削り取った形状をしている。
【0020】切欠き20の長さは重なり部分15の長さ
と同等又は少し長い程度で良い。また、切欠き20の深
さは、(b)に示すように均一に形成しても、またペリ
クルフレーム12の内側から外側に向けて深くなるよう
に変化をもたせても良い。
【0021】ライナー14はペリクルフレーム12より
少し大きいサイズのポリエステル等を材料とする薄いシ
ートで、全面を覆う形状のものと、(a)のように額縁
状のものとがあるが、いずれでも良い。
【0022】粘着材13の表面にライナー14を貼付
け、粘着材13を保護する。ライナータブ17はライナ
ー14を剥がす時につかむ場所である。
【0023】図2は第1の実施形態をマスクに装着した
状態を示す断面図で、切欠きが均一の深さのものを示し
ている。また図3は同じ状態を示す断面図であるが、切
欠きがペリクルフレームの内側から外側に向けて深くな
ったものを示している。
【0024】ペリクルをマスク16に装着する場合、図
1のライナー14を剥がしペリクルフレーム12をマス
ク16に圧着するが、この際、切欠き20又は21を形
成したことによって、重なり部分15は厚さ方向に開放
されるので、粘着材13は切欠き20又は21の方向へ
広がっても、幅方向の内側に広がって大きくなることは
ない。
【0025】以上のように、第1の実施形態によれば、
ペリクルフレーム12の粘着材13の塗布開始及び塗布
終了が重なる部分15にペリクルフレーム12の端面の
内側を残し、外側を削り取った切欠き20,21を形成
したので、粘着材13が幅方向の内側に広がることがな
くなった結果、粘着材13は露光機の露光光に照射され
ることがない。
【0026】従って、粘着材13に起因する異物発生が
なくなり、ホトリソ工程での繰り返し欠陥転写がなく、
高歩留りで半導体装置等を製造することができる。
【0027】また、粘着材13が幅方向の内側に広がら
なくなったので、マスク16のパターン表面に対する平
行性が高いペリクルを提供することができる。
【0028】また、ペリクルフレーム12の幅を、粘着
材13の広がり、ペリクル高さのばらつきを考慮して
も、従来の2mm程度より狭くすることができ、ペリク
ル有効面積の大きいペリクルを提供することが可能であ
る。
【0029】図4は本発明の第2の実施形態をマスクに
装着した状態を示す図で、(a)はマスクを透視した底
面図、(b)はB−B断面図である。
【0030】第1の実施形態と異なり、ペリクルフレー
ム22の4個所のコーナー部23にペリクルフレーム2
2の端面の内側を残し、外側を削り取った切欠き24を
形成している。
【0031】切欠き24はその深さが内側から外側に向
けて深くしたものを示しているが、均一であっても良
い。
【0032】粘着材13は均一の高さで塗布するため、
液状粘着材の吐出速度、ペリクルフレーム22と液状粘
着材の相対移動速度を一定にする必要がある。ペリクル
フレーム22のコーナー部23も直線部と同一速度で塗
布した場合、コーナー部23の内側は粘着材が多くな
り、ペリクルをマスク16に圧着した場合に粘着材の幅
が大きくなってしまう。
【0033】そこで、第2の実施形態では、ペリクルフ
レーム22のコーナー部23に上記した切欠き24を形
成したもので、圧着時にはコーナー部23の粘着材13
は厚さ方向に広がり、幅方向の内側に広がって大きくな
ることはない。
【0034】上記したように、第2の実施形態によれ
ば、ペリクルフレーム22のコーナー部23に切欠き2
4を形成したので、第1の実施形態と同等の効果を有す
る。
【0035】勿論、ペリクルフレームにおける粘着材の
塗布開始及び塗布終了が重なる部分とコーナー部にそれ
ぞれ切欠きを設けても良い。
【0036】
【発明の効果】上記したように、本発明はペリクルフレ
ームの一部に切欠きを形成することによって、粘着材の
幅方向の内側への広がりをなくしたので、粘着材に起因
する異物発生のないペリクルを提供でき、ホトリソ工程
での繰り返し欠陥転写を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図
【図2】ペリクルをマスクに装着した状態を示す断面図
【図3】ペリクルをマスクに装着した状態を示す断面図
【図4】本発明の第2の実施形態をマスクに装着した状
態を示す図
【図5】従来のペリクルを示す断面図
【図6】従来のペリクルをマスクに装着した状態を示す
【符号の説明】
11 ペリクル膜 12,22 ペリクルフレーム 13 粘着材 15 重なり部分 16 マスク 20,21,24 切欠き 23 コーナー部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 1/00 - 1/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペリクルフレームと、前記ペリクルフレ
    ームの一方の端面に接着されたペリクル膜と、前記ペリ
    クルフレームの他方の端面に塗布された粘着材とを有す
    るペリクルにおいて、 前記ペリクルフレームの前記粘着材の塗布開始及び塗布
    終了が重なる部分に、前記ペリクルフレームの端面の内
    側を残し、外側を削り取った切欠きを形成したことを特
    徴とするペリクル。
  2. 【請求項2】 ペリクルフレームと、前記ペリクルフレ
    ームの一方の端面に接着されたペリクル膜と、前記ペリ
    クルフレームの他方の端面に塗布された粘着材とを有す
    るペリクルにおいて、 前記粘着材を塗布する前記ペリクルフレームのコーナー
    部に、前記ペリクルフレームの端面の内側を残し、外側
    を削り取った切欠きを形成したことを特徴とするペリク
    ル。
  3. 【請求項3】 ペリクルフレームと、前記ペリクルフレ
    ームの一方の端面に接着されたペリクル膜と、前記ペリ
    クルフレームの他方の端面に塗布された粘着材とを有す
    るペリクルにおいて、 前記ペリクルフレームの前記粘着材の塗布開始及び塗布
    終了が重なる部分と、前記粘着材を塗布する前記ペリク
    ルフレームのコーナー部とに、前記ペリクルフレームの
    端面の内側を残し、外側を削り取った切欠きを形成した
    ことを特徴とするペリクル。
  4. 【請求項4】 前記切欠きの深さが均一であることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のペリクル。
  5. 【請求項5】 前記切欠きを前記ペリクルフレームの内
    側から外側に向けて深くしたことを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載のペリクル。
JP11741499A 1999-04-26 1999-04-26 ペリクル Expired - Fee Related JP3330898B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11741499A JP3330898B2 (ja) 1999-04-26 1999-04-26 ペリクル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11741499A JP3330898B2 (ja) 1999-04-26 1999-04-26 ペリクル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000305256A JP2000305256A (ja) 2000-11-02
JP3330898B2 true JP3330898B2 (ja) 2002-09-30

Family

ID=14711066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11741499A Expired - Fee Related JP3330898B2 (ja) 1999-04-26 1999-04-26 ペリクル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3330898B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5455871B2 (ja) * 2010-11-17 2014-03-26 信越化学工業株式会社 ペリクルの製造方法
JP5746662B2 (ja) * 2012-05-11 2015-07-08 信越化学工業株式会社 ペリクルフレーム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000305256A (ja) 2000-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10509524A (ja) ペリクル用の保護マスク
KR20060047206A (ko) 페리클 프레임 및 그것을 이용한 포토리소그래피용 페리클
CN111698623A (zh) 薄膜滤波器及其基体、薄膜滤波器及其基体的制造方法、mems麦克风及其制造方法
JP3330898B2 (ja) ペリクル
US5756249A (en) Mass transfer imaging media and methods of making and using the same
JP2002296763A (ja) 大型ペリクル
JP4497845B2 (ja) 大型ペリクルの収納方法
TWI652544B (zh) Membrane structure, film storage body and fixing method
JPH05197134A (ja) 薄膜のフレーム付き作用領域を薄膜の他の部分から制御可能に分離する装置及び方法
US5332604A (en) Adhesive system for reducing the likelihood of particulate
JP2004157171A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JP4100813B2 (ja) ペリクルフレームおよびこれを用いたリソグラフィー用ペリクル
JP2002107914A (ja) ペリクルおよびペリクルの装着方法
JPH1054981A (ja) 偏光板
JP7063962B2 (ja) ペリクルフレーム及びペリクル
JP3642145B2 (ja) ペリクルの製造方法及びペリクルのレチクル貼着用粘着剤層への貼着用ライナー
JPH0745081Y2 (ja) ペリクル構造体
JPS63104058A (ja) ペリクル体
JPH09319071A (ja) リソグラフィー用ペリクル
JP2004361648A (ja) 大型ペリクルの収納方法
JPH0519452A (ja) ペリクル及びその装着方法
JP4006660B2 (ja) ペリクルの取付構造
US20040156998A1 (en) Method for preventing light guide plate from being distorted
JPH07137227A (ja) 印刷用スクリーン
JPH08114911A (ja) フォトマスク用ペリクル及びフォトマスク

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees