JPH07137227A - 印刷用スクリーン - Google Patents
印刷用スクリーンInfo
- Publication number
- JPH07137227A JPH07137227A JP28468493A JP28468493A JPH07137227A JP H07137227 A JPH07137227 A JP H07137227A JP 28468493 A JP28468493 A JP 28468493A JP 28468493 A JP28468493 A JP 28468493A JP H07137227 A JPH07137227 A JP H07137227A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- mesh
- groove
- adhesive
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】印刷パターン欠損等の印刷品質の低下をもたら
さない印刷用スクリーンを提供すること。 【構成】溝７（切欠き部でもよい）を設けた枠３と、こ
の枠３に貼付けられたメッシュ１とからなり、この溝７
内にメッシュ１の外周部を配置するようにした印刷用ス
クリーン。
さない印刷用スクリーンを提供すること。 【構成】溝７（切欠き部でもよい）を設けた枠３と、こ
の枠３に貼付けられたメッシュ１とからなり、この溝７
内にメッシュ１の外周部を配置するようにした印刷用ス
クリーン。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ペーストの印刷によ
り、所望のパターンを基板等に形成するのに用いる印刷
用スクリーンに関する。
り、所望のパターンを基板等に形成するのに用いる印刷
用スクリーンに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の印刷用スクリーンは、図３にその
枠張り部分の断面図を示すように、メッシュ１が接着剤
２で枠３に貼り付けられ、さらに枠貼りテープ４が貼り
付けられ、目止め膜５がメッシュの両面から全面に塗布
され、硬化処理されて形成され、その中央部に所定形状
のペーストが透過するパターン（図示せず）が形成さ
れ、そして目止め膜の保護及び枠貼りテープ縁部のめく
れ防止としてウレタン膜６が塗布されている構造であ
る。
枠張り部分の断面図を示すように、メッシュ１が接着剤
２で枠３に貼り付けられ、さらに枠貼りテープ４が貼り
付けられ、目止め膜５がメッシュの両面から全面に塗布
され、硬化処理されて形成され、その中央部に所定形状
のペーストが透過するパターン（図示せず）が形成さ
れ、そして目止め膜の保護及び枠貼りテープ縁部のめく
れ防止としてウレタン膜６が塗布されている構造であ
る。
【０００３】枠貼りテープ４は、接着剤２がペースト洗
浄時に洗浄液と直接接して溶解劣化して枠３からメッシ
ュ１が剥がれることを防ぐと共に、外的力によりメッシ
ュ１が枠３から引き剥がされることを防ぎ、さらにメッ
シュ外周で切断された鋭利なワイヤ先端による印刷用ス
クリーン取扱時の作業安全上の不具合を解消するために
設けられている。
浄時に洗浄液と直接接して溶解劣化して枠３からメッシ
ュ１が剥がれることを防ぐと共に、外的力によりメッシ
ュ１が枠３から引き剥がされることを防ぎ、さらにメッ
シュ外周で切断された鋭利なワイヤ先端による印刷用ス
クリーン取扱時の作業安全上の不具合を解消するために
設けられている。
【０００４】接着剤として、洗浄液耐性のある接着剤を
用いることもできる。そのときは、枠貼りテープを接着
剤の溶解劣化防止のために設ける必要はなくなるが、印
刷用スクリーン取扱時のメッシュの引き剥がれ防止やワ
イヤ先端の保護のために、依然として枠貼りテープを設
ける必要がある。なお、この種の技術に関連するものと
して、例えば、特開平４−６９２４６が挙げられる。
用いることもできる。そのときは、枠貼りテープを接着
剤の溶解劣化防止のために設ける必要はなくなるが、印
刷用スクリーン取扱時のメッシュの引き剥がれ防止やワ
イヤ先端の保護のために、依然として枠貼りテープを設
ける必要がある。なお、この種の技術に関連するものと
して、例えば、特開平４−６９２４６が挙げられる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、枠
貼りテープの損傷、欠落により印刷品質が低下するとい
う問題があった。すなわち、枠貼りテープは、通常アル
ミニウムが蒸着されたポリエステルに接着剤が塗布され
たものが用いられている。しかし、ポリエステル自体の
機械的耐性は高くなく、印刷用スクリーンのラック収納
や洗浄機の搬送により、枠貼りテープが損傷、欠落し、
その欠落部分が印刷用スクリーンのパターン部に付着
し、目詰まりによる印刷パターン欠損等の印刷品質の低
下をもたらすという問題があった。
貼りテープの損傷、欠落により印刷品質が低下するとい
う問題があった。すなわち、枠貼りテープは、通常アル
ミニウムが蒸着されたポリエステルに接着剤が塗布され
たものが用いられている。しかし、ポリエステル自体の
機械的耐性は高くなく、印刷用スクリーンのラック収納
や洗浄機の搬送により、枠貼りテープが損傷、欠落し、
その欠落部分が印刷用スクリーンのパターン部に付着
し、目詰まりによる印刷パターン欠損等の印刷品質の低
下をもたらすという問題があった。
【０００６】本発明の目的は、目詰まりによる印刷パタ
ーン欠損等の印刷品質の低下をもたらさない印刷用スク
リーンを提供することにある。
ーン欠損等の印刷品質の低下をもたらさない印刷用スク
リーンを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の印刷用スクリーンは、溝又は切欠き部を設
けた枠と、この枠に貼付けられたメッシュとからなり、
溝又は切欠き部内にメッシュ外周部を配置するようにし
たものである。
に、本発明の印刷用スクリーンは、溝又は切欠き部を設
けた枠と、この枠に貼付けられたメッシュとからなり、
溝又は切欠き部内にメッシュ外周部を配置するようにし
たものである。
【０００８】枠とメッシュとは、溝又は切欠き部から内
側のメッシュ貼付け面で接着剤で貼付けられた構造とす
ることが好ましい。また、溝又は切欠き部内で、メッシ
ュの外周部が接着剤で固着された構造とすることが好ま
しい。
側のメッシュ貼付け面で接着剤で貼付けられた構造とす
ることが好ましい。また、溝又は切欠き部内で、メッシ
ュの外周部が接着剤で固着された構造とすることが好ま
しい。
【０００９】
【作用】メッシュの外周部が溝又は切欠き部内に配置さ
れることにより、メッシュの外周部が枠の下面から内側
に入り、メッシュの外周部から引き剥がされることがな
くなり、かつ鋭利なワイヤ先端も溝内部に置かれる。こ
れにより、従来用いられていた枠貼りテープの損傷、欠
落等による印刷品質の低下がなくなる。
れることにより、メッシュの外周部が枠の下面から内側
に入り、メッシュの外周部から引き剥がされることがな
くなり、かつ鋭利なワイヤ先端も溝内部に置かれる。こ
れにより、従来用いられていた枠貼りテープの損傷、欠
落等による印刷品質の低下がなくなる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。 〈実施例１〉図１は、本発明の第１の実施例の印刷用ス
クリーンの枠張り部分の断面図である。アルミニウム製
の枠３を研削加工し、メッシュとの接着面に溝７を掘り
込む。この枠３にメッシュ１を合わせ、枠の溝７より内
側面に接着剤２を塗布、硬化して、メッシュ１を枠３に
貼り付ける。そして、メッシュ１の外周を、溝７に折り
込む端部を残して切断する。その後、メッシュ１の外周
端部を溝７に折り込み、溝７に接着剤２を塗布、硬化し
てメッシュの切断端部を溝７に固着する。
る。 〈実施例１〉図１は、本発明の第１の実施例の印刷用ス
クリーンの枠張り部分の断面図である。アルミニウム製
の枠３を研削加工し、メッシュとの接着面に溝７を掘り
込む。この枠３にメッシュ１を合わせ、枠の溝７より内
側面に接着剤２を塗布、硬化して、メッシュ１を枠３に
貼り付ける。そして、メッシュ１の外周を、溝７に折り
込む端部を残して切断する。その後、メッシュ１の外周
端部を溝７に折り込み、溝７に接着剤２を塗布、硬化し
てメッシュの切断端部を溝７に固着する。
【００１１】以後、従来の方法により、枠内部のメッシ
ュ部に、目止め材料である感光性樹脂を塗布し、所定の
パターンを描画したマスクを通して露光して硬化させる
ことにより、ペースト透過部（図示せず）を設けた目止
め膜５を形成し、印刷用スクリーンを作成する。
ュ部に、目止め材料である感光性樹脂を塗布し、所定の
パターンを描画したマスクを通して露光して硬化させる
ことにより、ペースト透過部（図示せず）を設けた目止
め膜５を形成し、印刷用スクリーンを作成する。
【００１２】図１で示した構成の印刷用スクリーンで
は、メッシュ切断部の鋭利なワイヤ先端による取扱の不
具合の発生がなく、また、印刷用スクリーンの収納ラッ
クへの出し入れや、スプレー洗浄機での搬送による枠と
メッシュの剥がれがなかった。さらに、印刷品質の低下
をもたらす枠貼りテープ材の損傷破片の発生がないた
め、これに起因する印刷パターンの欠陥の発生が全くな
く、品質の高い印刷パターンを形成することができた。
は、メッシュ切断部の鋭利なワイヤ先端による取扱の不
具合の発生がなく、また、印刷用スクリーンの収納ラッ
クへの出し入れや、スプレー洗浄機での搬送による枠と
メッシュの剥がれがなかった。さらに、印刷品質の低下
をもたらす枠貼りテープ材の損傷破片の発生がないた
め、これに起因する印刷パターンの欠陥の発生が全くな
く、品質の高い印刷パターンを形成することができた。
【００１３】〈実施例２〉図２は、本発明の第２の実施
例の印刷用スクリーンの枠張り部分の断面図である。ア
ルミニウム製の枠３を研削加工し、メッシュとの接着面
の枠の外側角に切欠き部８を設ける。この枠にメッシュ
１を合わせ、枠３の表面に接着剤２を塗布、硬化して、
メッシュ１を枠３に貼り付け、メッシュ１の外周を、切
欠き部８へ折り込む端部を残して切断する。その後、メ
ッシュ１の外周端部を切欠き部８に折り込み、切欠き部
８にさらに接着剤２を塗布、硬化してメッシュの切断端
部を切欠き部８に固着する。
例の印刷用スクリーンの枠張り部分の断面図である。ア
ルミニウム製の枠３を研削加工し、メッシュとの接着面
の枠の外側角に切欠き部８を設ける。この枠にメッシュ
１を合わせ、枠３の表面に接着剤２を塗布、硬化して、
メッシュ１を枠３に貼り付け、メッシュ１の外周を、切
欠き部８へ折り込む端部を残して切断する。その後、メ
ッシュ１の外周端部を切欠き部８に折り込み、切欠き部
８にさらに接着剤２を塗布、硬化してメッシュの切断端
部を切欠き部８に固着する。
【００１４】以後、従来の方法により、枠内部のメッシ
ュ部に、目止め材料である感光性樹脂を塗布し、所定の
パターンを描画したマスクを通して露光して硬化させる
ことにより、ペースト透過部（図示せず）を設けた目止
め膜５を形成し、印刷用スクリーンを作成する。
ュ部に、目止め材料である感光性樹脂を塗布し、所定の
パターンを描画したマスクを通して露光して硬化させる
ことにより、ペースト透過部（図示せず）を設けた目止
め膜５を形成し、印刷用スクリーンを作成する。
【００１５】図２で示した構成の印刷用スクリーンで
は、メッシュ切断部の鋭利なワイヤ先端による取扱の不
具合の発生がなく、また、印刷用スクリーンの収納ラッ
クへの出し入れや、スプレー洗浄機での搬送による枠と
メッシュの剥がれがなかった。さらに、印刷品質の低下
をもたらす枠貼りテープ材の損傷破片の発生がないた
め、これに起因する印刷パターンの欠陥の発生が全くな
く、品質の高い印刷パターンを形成することができた。
は、メッシュ切断部の鋭利なワイヤ先端による取扱の不
具合の発生がなく、また、印刷用スクリーンの収納ラッ
クへの出し入れや、スプレー洗浄機での搬送による枠と
メッシュの剥がれがなかった。さらに、印刷品質の低下
をもたらす枠貼りテープ材の損傷破片の発生がないた
め、これに起因する印刷パターンの欠陥の発生が全くな
く、品質の高い印刷パターンを形成することができた。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、印刷用スクリーンの取
扱い時のメッシュの枠からの剥がれ防止等のために必要
とされていた枠貼りテープが不要となり、枠貼りテープ
の損傷に起因する印刷パターン品質の低下が解消でき、
また、枠貼りテープだけの損傷のために行なっていたテ
ープ張替の煩雑性が解消できる効果がある。
扱い時のメッシュの枠からの剥がれ防止等のために必要
とされていた枠貼りテープが不要となり、枠貼りテープ
の損傷に起因する印刷パターン品質の低下が解消でき、
また、枠貼りテープだけの損傷のために行なっていたテ
ープ張替の煩雑性が解消できる効果がある。
【図１】本発明の第１の実施例の印刷用スクリーンの枠
張り部分の断面図。
張り部分の断面図。
【図２】本発明の第２の実施例の印刷用スクリーンの枠
張り部分の断面図。
張り部分の断面図。
【図３】従来の印刷用スクリーンの枠張り部分の断面
図。
図。
１…メッシュ ２…接着剤 ３…枠 ４…枠貼りテープ ５…目止め膜 ６…ウレタン膜 ７…溝 ８…切欠き部
Claims (1)
- 【請求項１】枠及び該枠に貼付けられたメッシュからな
る印刷用スクリーンにおいて、枠の溝又は切欠き部内に
メッシュの外周部を配置したことを特徴とする印刷用ス
クリーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28468493A JPH07137227A (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 印刷用スクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28468493A JPH07137227A (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 印刷用スクリーン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07137227A true JPH07137227A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=17681645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28468493A Pending JPH07137227A (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 印刷用スクリーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07137227A (ja) |
-
1993
- 1993-11-15 JP JP28468493A patent/JPH07137227A/ja active Pending
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