JP2001166427A - 写真フィルムロール - Google Patents
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Abstract
要とせず、フィルムの感光特性に悪影響を与えずに一巻
の写真フィルムを密封する手段を提供することを目的と
する。 【解決手段】 本発明は、写真フィルムロールに関す
る。写真フィルムロールは、スプールの周りに巻き付け
られる一本の感光ウェブ材料と、この一本の感光ウェブ
材料の周りに巻き付けられる光遮蔽部材とを有する。光
遮蔽部材は、舌部を画成するために光遮蔽部材の一端か
ら隔離された横方向の折れ線を含む。舌部の外面に接着
剤が与えられる。接着剤を含む舌部は、光遮蔽部材が一
本の感光ウェブ材料の周りに巻き付けられるとき光遮蔽
部材の下にある巻き物の外面に対して結合可能となる。
Description
ルム及び光を通さない包装、より特定的には一巻の写真
フィルムの光遮蔽部材を固定する或いは密封する方法に
関する。
感光ウェブ材料は、これらの巻が白光又は室内灯に露光
されることにより巻の感光特性が悪影響を与えられない
よう光を通さない包装を要求する。
公知の方法は、図1に示される。例示するように、スプ
ール10は、コア12と、このコア12の両端に置かれ
た一対のフランジ14及び16とを有する。ウェブ材料
Wは、フランジ14と16の間で巻かれる。光を遮蔽す
る光遮蔽不透明部材18は、例えば、接着テープ19を
用いてウェブ材料Wに取り付けられ、ウェブ材料Wを光
から遮蔽するためにウェブ材料Wの周りに巻き付けられ
る。
付けられると、未露光の写真フィルムロールの光遮蔽部
材を密封するために様々な固定或いは密封手段が使用さ
れてもよい。共通に譲受され本願では参照として組込ま
れる米国特許第5,790,912号(Myers)は、光
遮蔽部材の下にある巻き物に結合する接着剤を有する切
取り領域に関連する。未露光の写真フィルムロールの光
遮蔽部材を密封する他の手段は、米国特許第2,18
8,779号(Roehrl)、第3,022,170号(Fl
inchbaugh)、及び、第3,986,879号(Klinkam
mer)に開示されている。
真フィルムロールが露光された後、露光された写真フィ
ルムは、スプールに巻き戻されてもよい。選択的に、露
光されたフィルムは別の、異なるスプールに巻き付けら
れてもよい。別のスプールに巻き付けられた場合、光を
通さない包装は、巻き付けられた一巻の写真フィルムを
光遮蔽するために置かれる光遮蔽部材を含んでもよい。
まれる米国特許第1,454,812号(Jones)、第
1,454,813号(Jones)、及び、第1,45
4,814号(Jones)は、このような配置を含む一巻
の包装に関する。図2に示すように、一巻の包装は、ウ
ェブ材料Wの一端に配置される光遮蔽リーダ20と、ウ
ェブ材料Wの他端に配置される光遮蔽トレーラ22とを
含み、光遮蔽トレーラ22は、例えば、スロット(図示
せず)によってスプール10に係合される。従って、端
フランジ14と22の間でスプール10の周りに未露光
のウェブ材料Wが巻き付けられるとき、トレーラ22が
最初に巻き付けられ、次にウェブ材料Wが巻き付けら
れ、リーダ20がウェブ材料Wの周りに巻き付けられ
る。露光後、リーダ20がスプールの周りに最初に巻き
付けられ、次に露光されたウェブ材料Wが巻き付けら
れ、トレーラ22が露光されたウェブ材料Wの周りに巻
き付けられるようにして露光されたウェブ材料Wは、別
のスプールに巻き付けられる。このようなフィルムロー
ルの構造(即ち、トレーラ/ウェブ/リーダ)は、一般
的に220フォーマットフィルムロールと称される。
材料Wを巻き付けるのに適合する別のフィルムロール
は、図3に例示され、一般的に120フォーマットフィ
ルムロールと称される。例示するように、光遮蔽裏面材
料24は、ウェブ材料Wの全長にわたってウェブ材料W
の片面上に置かれ、光遮蔽裏面材料24の長さは、ウェ
ブ材料Wの長さよりも長い。裏面材料は、ウェブ材料W
の両端を超えて延在してもよい。従って、ウェブ材料W
及び光遮蔽裏面材料24がフランジ14と16の間でス
プール10上に巻き付けられるとき、巻き付けられる巻
き物は、ウェブ材料Wと光遮蔽裏面材料24の間で交互
になる。
フィルムロールの光遮蔽部材を固定又は密封するために
使用されてもよい。
i)は、保護裏面の細片の端に付けられるゴムで接着さ
れた紙の細片を開示し、このゴムで接着された細片は、
露光されたフィルムをフィルム受けスプール上に位置決
するために使用される。ゴムで接着された細片の一部分
は、裏面の細片に付けられ、別の部分は、その外側部分
を裏面の細片上に付けて他の部分はどこにも付けられな
い。ゴムで接着された細片は、裏面の細片の端を切り取
ることで露出される。
y)は、説明書き「露光済」を含みマスキングの細片の
外側の端に付けられた紙の巻き用の細片を開示し、露光
済といったこの説明書きは、露光されたフィルムがスプ
ールに巻かれたとき表示される。
4に例示するように舌部30とゴムで接着された細片部
32とを含む光遮蔽部材28を有する。ゴムで接着され
た細片部32の第1の部分34は、光遮蔽部材28に付
けられ第2の部分36は光遮蔽部材28に付けられてい
ない。第2の部分36は、その内側に水分によって活性
化される水分活性化接着剤を有する。写真フィルムロー
ルを固定するためには、光遮蔽部材28がスプール10
の周りに巻き付けられ、舌部30が例えば、横線38に
沿って舌部の下へ折り返される。第2の部分36は、ロ
ールの周りに巻かれ、接着剤が水分活性化された後光遮
蔽部材28に付けられる。結果となる巻き付けられたロ
ールは、図5に例示する。
るためにフィルムをロールの形状で保持するよう露光
後、フィルムロールに適用されるため、「露光済ラベ
ル」又は「露光ラベル」と一般的に称される。細片上の
任意の説明書き「露光済」は、ユーザに対してフィルム
ロールが露光されたことを示す。
法においてある程度の成果を実現し得る一方で、現在で
は、露光済ラベルは、水分又は例えば、舐めることで液
体を適用することによって活性化される。しかしなが
ら、このような「舐めて付ける」ラベルの味は、ユーザ
にとって不快とされてきた。
必要とせず、ロールの確実な密封を提供し、光活性でな
い、露光された写真フィルムのロールを密封する手段の
必要性がまだ存在する。更に、密封手段は、断続的なエ
ッジ又は厚い材料の領域から生じるインプレッションの
ようなフィルムの感光特性に悪影響を与えてはならな
い。
ために液体又は水分を必要としない一巻の写真フィルム
を密封する手段を提供することを目的とする。
ィルムを密封するような手段を提供し、露光済の説明書
きを設けることを目的とする。
影響を与えないような密封手段を提供することを目的と
する。
ってだけ与えられる。従って、開示される本発明によっ
て本質的に実現される他の所望の目的及び利点は、当業
者に明らかになる又は明確になってもよい。本発明は、
特許請求の範囲に明示される。
巻き付けられる一本の感光ウェブ材料を有する写真フィ
ルムロールが提供される。光遮蔽部材は、一本の感光ウ
ェブ材料の周りに巻き付けられ、外面を有する。光遮蔽
部材は、更に、舌部を画成するために光遮蔽部材の一端
から隔離された横折れ線を含む。舌部の外面には接着剤
が与えられる。接着剤のある舌部は、光遮蔽部材が一本
の感光ウェブ材料の周りに巻き付けられるとき、光遮蔽
部材の下にある巻き物の外面に結合可能である。
に巻き付けられる一本の感光ウェブ材料を有する写真フ
ィルムロールが提供される。光遮蔽部材は、一本の感光
ウェブ材料の周りに巻き付けられる。光遮蔽部材は、そ
の一端から隔離された光遮蔽部材の外面上に密着領域を
含む。接着剤がこの密着領域に与えられ、光遮蔽部材が
一本の感光ウェブ材料に巻き付けられるときこの密着領
域が、光遮蔽部材の重なる巻き物の内面に結合可能であ
る。
又は水分を必要としない、圧感接着剤を上に有する光遮
蔽部材から形成される露光ラベルを含む一巻の写真フィ
ルムを密封する手段を提供する。
に、利点は、添付図面に例示するように本発明の好まし
い実施例の以下のより詳細な説明から明確になる。
の詳細な説明であり、同じ参照番号が各図面において同
じ構成要素を示す添付図面を参照する。
よるロール100を例示する。ロール100は、スプー
ル110とスプール110にきつく巻き付けられた一本
の感光ウェブ材料W120とを有する。ロール100
は、一本の感光ウェブ材料W120の周りに巻かれた光
遮蔽部材130を有する。光遮蔽部材130は、紙、又
は、ポリフィルム材料或いは感光ウェブ材料Wを露光か
ら遮蔽し少なくとも1.5の巻き物を形成する長さを有
するのに適切な他の不透明材料から形成されてもよい。
光遮蔽部材130は、ユーザに光遮蔽部材130を把持
させるためのエッジを設けるために任意に延在されたラ
イナ(図示せず)を含んでもよい。更に、光遮蔽部材1
30は、任意に説明書き又は他の印刷事項例えば、「露
光済」、若しくは、この特性をどのようにして使用する
かに関する説明を含んでもよい。光遮蔽部材130は、
図6に示すように接着テープ140又は従来技術で周知
の他の手段を用いて光遮蔽部材130の近傍端135を
ウェブ材料Wと突合わせ組み継ぎする既知の手段によっ
て一本のウェブ材料W120の端に付けられてもよい。
部材130の幅よりも狭い幅を有し、或いは、先細であ
る舌部160を含むことが好ましい。舌部160のこの
ような好ましい配置は、巻き付けのためにスプール11
0中のスロット(図示せず)と係合することに適合され
たスプール係合部分を画成する。光遮蔽部材130上に
横方向におかれ、末端150から隔離された折れ線17
0は、舌部160を画成する。
180及び外面を示す第2の面190を含む。舌部16
0の外面は、その上に密着領域200を含む。接着剤2
10が密着領域200上に与えられる。密着領域200
は、全ての寸法及び形状を有してもよい。例えば、密着
領域200は、1.27×3.175cmから1.90
5×3.175cmまでの寸法の長方形の形状を有して
もよい。
となり得る一方で、出願人は、活性化に水分又は液体を
必要としない接着剤を好む。このような適切な接着剤
は、圧感接着剤(例えば、圧感テープ)、永久接着剤、
粘着性の材料、のり残りテープ、(ライナ材料を含む又
は含まない)両面テープ、ゴム或いはアクリルベースの
接着剤、又は、着脱可能/再配置可能なテープである。
例えば、圧感接着剤は、裏面材料(一般的に剥離ライナ
とも称される)を含み得、この裏面材料は、圧感接着剤
を表わすために「剥離される」。適切な接着剤の別の例
は、硬質のアクリル圧感接着剤システムである3Mから
販売されているA−25アクリル製接着剤系のようなア
クリル接着剤である。接着剤210は、巻き付けからフ
ィルム上に圧力マークを与えないよう0.00635乃
至0.01905cmの範囲の厚さを有することが好ま
しい。更に、接着剤210は、光活性に適切でなくては
ならない。接着剤210は、制限的でないが輪転グラビ
アロール、熱結合、圧力、圧力及び時間、又は、超音波
圧接を含む当業者に公知の手段によって適用されてもよ
く、更に、この適用は多段階処理を含んでもよい。
するように、ロール100のユーザは、一本の感光ウェ
ブ材料120をスプール110の周りに巻き付け、次に
光遮蔽部材130を一本の感光ウェブ材料120の周り
に巻き付ける。舌部160は、折れ線170に沿って折
られ、密着領域200が光遮蔽部材130の下にある巻
き物の外面に対向するように光遮蔽部材130の下(図
9(b)中の矢印Aによって示す)まで折り返される。
このようにして、密着領域200は、下にある巻き物の
外面と結合するために置かれる。例えば、密着領域20
0が圧感接着剤を有する場合、折られた舌部に圧力を加
えることで光遮蔽部材130が確実に封じられる。ロー
ル100を伸ばすためには、ユーザは舌部160を折れ
線170で把持する。持ち上げ動作によって舌部160
を下にある巻き物から分離させる。
例によるロール250を例示する。ロール250は、ス
プール110と、スプール110の周りにきつく巻き付
けられた感光ウェブ材料(図示せず)とを有する。ロー
ル250は、一本の感光ウェブ材料の周りに巻き付けら
れる光遮蔽部材260を含む。ロール100と同様に、
ロール250の光遮蔽部材260は、接着テープ又は従
来技術で周知の他の手段を用いて光遮蔽部材260の近
傍端135をウェブ材料Wと突合わせ組み継ぎする既知
の手段によって一本のウェブ材料の端に付けられてもよ
い。
かれた舌部270を任意に含み得る。舌部270は、光
遮蔽部材260よりも幅が狭くてもよく、又は、巻き付
けるためにスプール110中のスロット(図示せず)を
係合するのに適合されたスプール係合部を画成するため
の先細い部分を有してもよい。
1の面及び外面290を示す第2の面を含む。一端28
0から隔離され舌部270から内向きの、光遮蔽部材2
60の外面上には、密着領域300がある。接着剤21
0が密着領域300に与えられる。密着領域300は、
全ての寸法及び形状を有し得る。例えば、密着領域30
0は、1.27×3.175cmから1.905×3.
175cmまでの寸法を有する長方形の形状を有しても
よい。密着領域300は、光遮蔽部材260の一端28
0から少なくとも一つの巻き物分の距離のところに置か
れる。密着領域300は、光遮蔽部材260の一端28
0から1.5の巻き物分の距離のところに置かれること
が好ましい。
ブ材料をスプール110の周りに巻き付け、次に光遮蔽
部材260を一本の感光ウェブ材料の周りに巻き付け
る。一端280が下にある巻き物の周りに巻き付けられ
ると、密着領域300が光遮蔽部材260の重なる巻き
物の内面240と対向する。このようにして、密着領域
300は、重なる巻き物の内面240と結合するように
配置される。密着領域300が圧感接着剤を有する場
合、巻き物の重なる密着領域に対して圧力を加えること
で光遮蔽部材260を確実に密封させる。ロール250
を伸ばすためには、ユーザは舌部270を把持する。持
ち上げ動作は、舌部270を下にある巻き物から分離さ
せる。
ェブ材料に取り付けることに関連して説明される一方
で、選択的に、光遮蔽部材は、従来の周知の120フォ
ーマットフィルムロール及び220フォーマットフィル
ムロールに関連して上述したようにウェブ材料に対して
配置されてもよい。例えば、光遮蔽部材は、リード端及
びトレーラ端を形成するために両端においてウェブ材料
を超えて延在する裏面紙でもよい。上述のような本発明
は、以下のようなフィルムロール巻の構造と使用されて
もよい。
フィルムロールと使用されてもよい。
接着剤である写真フィルムロールと使用されてもよい。
剤、粘着性の接着剤、のり残りテープ、両面テープ、ゴ
ム又はアクリルベースの接着剤、及び、着脱可能/再配
置可能なテープを含む群から選択される写真フィルムロ
ールと使用されてもよい。
0.01905cmの範囲の厚さを有する写真フィルム
ロールと使用されてもよい。
る先細状の領域を有する写真フィルムロールと使用され
てもよい。
し、舌部の内向きに密着領域がある写真フィルムロール
と使用されてもよい。
写真フィルムロールと使用されてもよい。
が少なくとも一つの巻き物分だけ隔離される写真フィル
ムロールと使用されてもよい。
ウェブ材料と、ウェブ材料に付けられた不透明な光遮蔽
部材とを有する従来技術の写真フィルムロールの斜視図
である。
ダとを有する従来技術の写真フィルムロールの平面図で
ある。
を有する従来技術の写真フィルムロールの斜視図であ
る。
光済ラベルを示すゴムで接着された細片とを有する従来
技術の写真フィルムロールの平面図である。
真フィルムロールの斜視図である。
る。
例の平面図である。
された図7による写真フィルムロールの第1の実施例の
斜視図である。
けを示す図7による写真フィルムロールの第1の実施例
の側面図である。
施例の平面図である。
定される図9による写真フィルムロールの第2の実施例
の斜視図である。
例の側面図である。
例の側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 スプールの周りに巻き付けられる一本の
感光ウェブ材料と、 外面を含み、舌部を画成するために横方向の折れ線を一
端から隔離して含み、上記一本の感光ウェブ材料の周り
に巻き付けられる光遮蔽部材とを有し、 上記舌部の外面上に接着剤が与えられ、上記光遮蔽部材
が上記一本の感光ウェブ材料の周りに巻き付けられると
き上記舌部の上記外面上は上記光遮蔽部材の下にある巻
き物の上記外面に対して結合可能な写真フィルムロー
ル。 - 【請求項2】 スプールの周りに巻き付けられる一本の
感光ウェブ材料と、 舌部が一端に配置され、外面上に配置された密着領域を
上記舌部が有し、上記一本の感光ウェブ材料の周りに巻
き付けられる光遮蔽部材と、 上記舌部が横線に沿って折られることが可能であり、上
記光遮蔽部材が上記一本の感光ウェブ材料の周りに巻き
付けられるとき、上記密着領域が上記光遮蔽部材の下に
ある巻き物の上記外面に対して結合可能な上記密着領域
に与えられる接着剤とを有する写真フィルムロール。 - 【請求項3】 スプールの周りに巻き付けられる一本の
感光ウェブ材料と、 一端から隔離して外面上に密着領域を有し、上記一本の
感光ウェブ材料の周りに巻き付けられる光遮蔽部材と、 上記光遮蔽部材が上記一本の感光ウェブ材料の周りに巻
き付けられるとき、上記密着領域が上記光遮蔽部材の重
なる巻き物の内面に対して結合可能な上記密着領域に与
えられる接着剤とを有する写真フィルムロール。
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Legal Events
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