JP2001281812A - 写真用ロールフイルム - Google Patents

写真用ロールフイルム

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JP2001281812A
JP2001281812A JP2000316997A JP2000316997A JP2001281812A JP 2001281812 A JP2001281812 A JP 2001281812A JP 2000316997 A JP2000316997 A JP 2000316997A JP 2000316997 A JP2000316997 A JP 2000316997A JP 2001281812 A JP2001281812 A JP 2001281812A
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JP
Japan
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adhesive layer
light
sealing
tape
film
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000316997A
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English (en)
Inventor
Mototada Yasui
元忠 安井
Nobuo Sugiyama
信雄 杉山
Hiroyuki Kurabayashi
弘行 倉林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛生的であり、簡単かつ確実に封印すること
ができる写真用ロールフイルムを提供する。 【解決手段】 封印用テープ20を構成するテープ基材
23は、その後端側が第1接着剤層24によって遮光ト
レーラ16に貼り付けられる。テープ基材23の先端側
はコの字型に折り曲げられ、遮光トレーラ16との間に
入り込んでいる。テープ基材23の互いに対面し合う一
方の面に粘着剤層21が、他方の面に剥離層22が層設
され、互いに軽接着されている。テープ基材23の先端
には第2接着剤層25が設けられ、第1接着剤層24の
一部と強固に接着される。粘着剤層21と第2接着剤層
24との間に形成されたつまみ26を引き上げると、粘
着剤層21が剥離層22から剥離してテープ基材23が
展延され、その内周面に粘着剤層21が露出する。テー
プ基材23をフイルム巻き上げ方向に巻き付けると、粘
着剤層21が遮光トレーラ16の先端に貼り付いて、ロ
ールフイルム10が光密に封印される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真用ロールフイ
ルムに関し、さらに詳しくは、衛生的であり、簡単かつ
確実に封印するための封印用テープに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ブローニータイプのロールフイルムは、
約6cm幅の帯状の写真フイルムをスプールに巻き付
け、遮光紙の先端部をテープ止めしたもので、120タ
イプと220タイプのものが良く知られている。120
タイプの写真用ロールフイルムは、写真フイルムよりも
長い遮光紙を用いて写真フイルムのベース面全体を覆う
ことで、写真フイルムを光密に収納するものである。一
方、220タイプの写真用ロールフイルムは、写真フイ
ルムのベース面全体を覆う遮光紙の代わりに、遮光リー
ダ、遮光トレーラとよばれる遮光紙を写真フイルムの両
端部に接合することにより写真フイルムを光密に収納し
たものであり、120タイプの写真用ロールフイルムと
比べ、写真フイルムの長さが約2倍となっている。
【0003】この写真用ロールフイルムをフイルム装填
室にセットして撮影を進めていくと、写真フイルムはカ
メラのフイルム巻き取り室に予め設けられたスプールに
巻き取られる。全コマの撮影が終了した後、さらに巻き
上げ操作を行うと、フイルム装填室のスプールから遮光
紙の後端部が離脱して、写真フイルム及び遮光紙の全体
がフイルム巻き取り室のスプールに巻き取られる。遮光
紙後端部の外周面には、加湿により活性化する接着剤が
塗布された封印用テープが設けられている。撮影者は遮
光紙が緩まないように指で押さえながら接着剤を舐め、
封印用テープを遮光紙に押しつけることにより写真用ロ
ールフイルムが封印される。
【0004】しかし、舐めることによって活性化する接
着剤は衛生上好ましくないため、接着剤を舐めることな
く封印する手段が望まれている。そこで、特開平10−
104803号公報には、封印用テープに塗接された粘
着剤層と剥離層とを折り曲げて粘着剤層を封印用テープ
内に収納し、撮影終了後に粘着剤層を遮光紙に貼り付け
て封印する写真用ロールフイルムが開示されている。ま
た、特開平11−271935号公報では、Z字形に折
り曲げられた封印用テープの間に、粘着剤層と剥離層と
が相対するように塗接され、撮影終了後に粘着剤層を剥
離して封印する写真用ロールフイルムが開示されてい
る。さらに、特開平11−271936号公報には、粘
着剤層が層設された封印用テープの内側に剥離層を部分
的に層設して、封印用テープを固着部、剥離部、仮止め
部に分け、撮影者が封印用テープを仮止め部から剥離し
て粘着剤層を外部に露呈させる写真用ロールフイルムが
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−104803号公報に開示された写真用ロールフ
イルムでは、封印用テープと遮光紙とは後端部でのみ接
合されている。図20に示すように、カメラ本体にセッ
トされた写真フイルム80を巻き取る際、巻き緩み防止
用のバネ81が封印用テープ82の先端と当接して、フ
イルム給送とともに封印用テープ82が折り曲げられ
る。そして、図21に示すように、封印用テープ82が
反対側に折り曲げられて粘着剤層と剥離層の境界部が外
部に露呈され、図22に示すように、封印用テープ82
が反対側に折り曲げられた状態で写真フイルム80が給
送される。その後、図23に示すように、封印用テープ
82の後部側がフイルム支持部材83の内側に入り込
み、フイルム給送とともに粘着剤層が剥離層から剥離さ
れる。このため、粘着剤がカメラ内部に付着したり、封
印用テープ82の一部が遮光紙から分離してカメラ内部
に残存するというトラブルが発生するおそれがある。
【0006】また、特開平11−271935号公報に
開示された写真用ロールフイルムでは、粘着剤層と剥離
層との接合部が外部に露呈されているため、上述の場合
と同様に、写真フイルムの給送とともに粘着剤層が剥離
層から剥離するおそれがある。さらに、特開平11−2
71936号公報に開示された写真用ロールフイルムで
は、仮止め部の粘着剤層が遮光紙と接合されているた
め、粘着剤層を容易に剥離できなくなる。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、衛生的であり、簡単かつ確実に封印できる写真用
ロールフイルムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の写真用ロールフイルムは、遮光紙後
端の外周面に取り付けられる封印用テープは、一端側が
第1接着剤層又は粘着剤層により遮光紙に固着され、他
端側が遮光紙との間に折り込まれるようにコの字型に折
り曲げられるテープ基材で構成され、テープ基材には、
第1接着剤層又は粘着剤層と折り曲げ縁との間に剥離層
が、折り曲げ縁と他端との間の剥離層に対面する領域に
封印用粘着剤層が層設され、他端は第1接着剤層又は粘
着剤層の一部に接着されるとともに、封印用粘着剤層と
他端との間につまみが設けられており、このつまみの両
袖に設けた破断線に沿ってテープ基材を破断してつまみ
を引き上げることによってテープ基材を展延させながら
剥離層を封印用粘着剤層から剥離して封印用粘着剤層を
露出させ、封印用粘着剤層を遮光紙に圧着させて写真フ
イルムを遮光紙により光密に封印可能にするようにした
ものである。
【0009】請求項2記載の写真用ロールフイルムは、
遮光紙後端の内周面に取り付けられる封印用テープは、
一端側が第1接着剤層又は粘着剤層により遮光紙に固着
され、他端側が遮光紙との間に折り込まれるようにコの
字型に折り曲げられるテープ基材で構成され、テープ基
材には、第1接着剤層又は粘着剤層と折り曲げ縁との間
に封印用粘着剤層が、折り曲げ縁と他端との間の封印用
粘着剤層に対面する領域に剥離層が層設され、他端は第
1接着剤層又は粘着剤層の一部に接着されるとともに、
封印用粘着剤層と第1接着剤層又は粘着剤層との間につ
まみが設けられており、このつまみの両袖に設けた破断
線に沿ってテープ基材を破断してつまみを引き上げるこ
とによってテープ基材を展延させながら剥離層を封印用
粘着剤層から剥離して封印用粘着剤層を露出させ、封印
用粘着剤層を遮光紙に圧着させて写真フイルムを遮光紙
により光密に封印可能にするようにしたものである。
【0010】請求項3記載の写真用ロールフイルムは、
テープ基材の他端であって、第1接着剤層又は粘着剤層
と接着する領域に、第2接着剤層又は粘着剤層を層設し
たものである。
【0011】請求項4記載の写真用ロールフイルムは、
遮光紙後端の外周面に取り付けられる封印用テープは、
一端側が第1接着剤層又は粘着剤層により遮光紙に固着
されるとともにコの字型に折り曲げられ、他端側が外部
に露呈するようにコの字型に折り曲げられるテープ基材
で構成され、テープ基材には、第1接着剤層又は粘着剤
層と他端側の折り曲げ縁との間に剥離層が、他端側の折
り曲げ縁と他端との間の剥離層に対面する領域に封印用
粘着剤層が層設され、他端にはテープ基材に接着される
第2接着剤層または粘着剤層が層設されるとともに、封
印用粘着剤層と第2接着剤層又は粘着剤層との間にはつ
まみが設けられており、このつまみの両袖に設けられた
破断線に沿ってテープ基材を破断してつまみを引き上げ
ることによってテープ基材を展延させながら剥離層を封
印用粘着剤層から剥離して封印用粘着剤層を露出させ、
封印用粘着剤層を遮光紙に圧着させて写真フイルムを遮
光紙により光密に封印可能にするようにしたものであ
る。
【0012】請求項5記載の写真用ロールフイルムは、
遮光紙後端の外周面に取り付けられる封印用テープは、
一端側が接着剤層又は粘着剤層により遮光紙に固着さ
れ、他端側が外部に露呈するようにS字型に折り曲げら
れるテープ基材で構成され、テープ基材には、他端側の
折り曲げ縁と他端との間に封印用粘着剤層が、他端側の
折り曲げ縁と一端側の折り曲げ縁との間の封印用粘着剤
層に対面する領域に剥離層が層設されるとともに、テー
プ基材の一端側の隙間は疑似接着剤層により塞がれてお
り、テープ基材の他端を引き上げて疑似接着層をテープ
基材から剥離し、テープ基材を展延させながら封印用粘
着剤層を剥離層から剥離して封印用粘着剤層を露出さ
せ、封印用粘着剤層を遮光紙に圧接させて写真フイルム
を遮光紙により光密に封印可能にするようにしたもので
ある。
【0013】請求項6記載の写真用ロールフイルムは、
遮光紙後端の外周面に取り付けられる封印用テープは、
一端側が接着剤層又は粘着剤層により遮光紙に固着さ
れ、他端側が遮光紙との間に折り込まれるようにS字型
に折り曲げられるテープ基材で構成され、テープ基材に
は、一端側の折り曲げ縁と接着剤層又は粘着剤層との間
に剥離層が、一端側の折り曲げ縁と他端側の折り曲げ縁
との間の剥離層に対面する領域に封印用粘着剤層が層設
され、テープ基材の他端を引き上げてテープ基材を展延
させながら封印用粘着剤層を剥離層から剥離して封印用
粘着剤層を露出させ、封印用粘着剤層を遮光紙に圧接さ
せて写真フイルムを遮光紙により光密に封印可能にする
ようにしたものである。
【0014】請求項7記載の写真用ロールフイルムは、
接着剤層又は粘着剤層と剥離層とが反対側の面を向くよ
うに、テープ基材をコの字型に折り曲げるようにしたも
のである。
【0015】請求項8記載の写真用ロールフイルムは、
少なくとも封印用テープが巻き付けられる部分のスプー
ルの直径を、スプール端部の直径より0.1mm〜0.
6mm小さくしたものである。
【0016】請求項9記載の写真用ロールフイルムは、
つまみの破断線の一部がテープ基材の長辺側まで切れて
いるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の写真用ロールフイ
ルムについて、220タイプのブローニーフイルムを用
いて説明する。図2及び図3に示すように、写真用ロー
ルフイルム(以下、ロールフイルムと称する)10は、
遮光紙付き写真フイルム11と、これを巻き付けるため
のスプール12からなる。遮光紙付き写真フイルム11
は、写真フイルム13、接合テープ14a,14bによ
って写真フイルム13の両端に取り付けられる遮光リー
ダ15、遮光トレーラ16から構成される。この遮光リ
ーダ15、遮光トレーラ16は、写真フイルム13がス
プール12に巻き付けられた際に、その外周を覆うよう
に巻き付いて写真フイルム13を光密に封印できるよう
に、充分な長さをもった遮光紙で形成される。
【0018】遮光リーダ15は、写真フイルム13の先
端部に取り付けられている。遮光リーダ15の外周面に
は開封用テープ17が設けられており、使用前のロール
フイルム10の最外周に巻き付いてロールフイルム10
を光密に封印する。また、遮光リーダ15側の接合テー
プ14aには、写真フイルム13の種類やISOフイル
ム感度などを記したバーコードが設けられており、この
バーコードをカメラ内部に設けられたバーコードリーダ
で読みとることで、フイルム情報がカメラ本体に伝達さ
れる。
【0019】遮光トレーラ16は、写真フイルム13の
後端部に取り付けられており、未使用時にはロール状に
巻かれた遮光紙付き写真フイルム11の内周部に配され
る。遮光トレーラ16の外周面には、撮影終了後にロー
ルフイルム10が巻き緩まないように封印するための封
印用テープ20が設けられている。
【0020】図4に示すように、遮光トレーラ16及び
封印用テープ20は、スプール12に形成されたスリッ
ト12aの中に入り込んで保持される。また、封印用テ
ープ20の厚みを考慮して、スプール12の軸の中央部
の直径L1は、スプール端部の直径L2よりも0.1m
m〜0.6mmだけ小さくなっている。スプールの直径
が細くされた部分の幅L3は、少なくとも封印用テープ
の幅(20mm程度)以上であれば良く、20mm〜5
0mm程度が適しており、好ましくは30mm〜40m
mである。
【0021】図1に封印用テープ20の断面を概略的に
示す。封印用テープ20は紙又は合成紙製のテープ基材
23で構成され、その先端側が遮光紙16との間に折り
込まれるようにコの字型に折り曲げられ、後端側の固着
部20aがテープ基材23に層設された第1接着剤層2
4により遮光トレーラ16の外周面に貼り付けられてい
る。コの字型に折り曲げられた剥離部20bでは、テー
プ基材23の互いに対面し合う一方の面に封印用の粘着
剤層21が、他方の面に剥離層22が層設され、互いに
軽接着された状態となっている。また、テープ基材23
の折り曲げた先端には第2接着剤層25が層設され、第
1接着剤層24の端部に強固に接着されている。なお、
これらの粘着剤層21,剥離層22,第1及び第2接着
剤層24,25のそれぞれは、テープ基材23を折り曲
げる前に印刷などの手法により塗布形成することが可能
であり、剥離層22にはシリコーンなどが、また、第1
及び第2接着剤層24,25には熱シール型の接着剤若
しくは粘着剤を用いることができる。また、粘着剤層2
1には感圧型の粘着剤が用いられ、片面に粘着剤を層設
した離型紙をテープ基材23に取り付けた後、離型紙を
粘着剤から剥離することによって形成される。もしく
は、ホットメルト粘着剤を押出しコートによりテープ基
材23に直接塗工することにより形成される。
【0022】図5は、封印用テープ20の作製時におけ
る、テープ基材23の切断方法について説明したもので
ある。テープ基材23には、複数組の粘着剤層21、剥
離層22、接着剤層27が層設されている。同図中、破
線28a,28bで示した位置でテープ基材23を切断
することにより、接着剤層27が第1接着剤層24と第
2接着剤層25とに分離する。切断後、テープ基材23
を粘着剤層21と剥離層22との間で折り曲げると、封
印用テープ20が完成する。
【0023】テープ基材23の折り曲げた先端側には、
その折り曲げ縁と第2接着剤層25との間に、図3に示
すようにつまみ26が設けられ、その両袖には破断線2
0cが形成されている。つまみ26の先端は第2接着剤
層25から外れた位置にあるため、テープ基材23の折
り曲げ縁側を持ち上げ、破断線20cに沿ってテープ基
材23を破断することによって、つまみ26を図1の破
線で示すように引き上げることができる。そして、テー
プ基材23をさらに引き延ばしていくと、剥離層22が
粘着剤層21から剥離してテープ基材23が展延され、
その下面側に粘着剤層21が外部に露呈される。
【0024】上記構成からなる写真用ロールフイルムの
作用について説明する。ロールフイルム10の未使用時
には、封印用テープ20はロールフイルム10の内周部
にあり、遮光トレーラ16とともにスプール12に巻き
付けられている。ここで、スプール12の中央部の軸が
細く形成されているため、封印用テープ20の厚みによ
る影響が抑えられ、圧力カブリの発生を防止できる。
【0025】ロールフイルム10は、カメラのフイルム
室にセットされ、カメラの巻き上げ室に予めセットされ
た巻き上げ用スプールに遮光リーダ15の先端が係止さ
れる。カメラにて撮影が行われるごとに、写真フイルム
13は巻き上げ用スプールに巻き取られる。そして、全
コマの撮影が終了すると遮光トレーラ16が給送され
る。ここで、封印用テープ20は剥離部20bから巻き
取られるため、フイルム給送とともに、封印用テープ2
0は固着部20aと剥離部20bの境界で折り曲げられ
る。しかし、固着部20aと剥離部20bとの間では第
1接着剤層24と第2接着剤層25とが固着されている
ため、粘着剤層21が剥離層22から剥離されることが
なく、粘着剤がカメラ内に付着する等のトラブルを防止
できる。その後、遮光トレーラ16が巻き上げ用スプー
ルに巻き付けられ、ロールフイルム10はカメラから取
り出しできるようになる。
【0026】カメラから取り出されたロールフイルム1
0は、固着部20aと剥離部20bの境界で折り曲げら
れ、つまみ26が外部に露呈されている。撮影者は、封
印用テープ20の破断線20cに沿ってつまみ26を引
き上げる。すると、図6に示すように、粘着剤層21が
剥離層22から剥離して外部に露呈する。そして、巻き
緩まないようにロールフイルム10を保持しながら、封
印用テープ20をフイルム巻き取り方向に巻き付け、粘
着剤層21を遮光トレーラ16の後端に圧接する。する
と、図7に示すように、粘着剤層21が遮光トレーラ1
6の後端に貼り付いて、ロールフイルム10が光密に封
印される。
【0027】したがって、撮影者は接着剤を舐める必要
がなく、封印用テープ20を剥離して遮光トレーラ16
に貼り付けるだけで良いため、衛生的であり、簡単かつ
確実にロールフイルム10を封印することができる。
【0028】上記実施例では、第1接着剤層24と第2
接着剤層25を用いてテープ基材23を固着している
が、第2接着剤層25を省略することもできる。また、
つまみ26の直下の部分では粘着剤層21及び剥離層2
2が省略されているが、この部分に剥離層22を設けて
も良い。さらに、当該部分において粘着剤層21及び剥
離層22を設けても良い。
【0029】本発明に用いられる封印用テープは上記実
施例のみに限られず、様々な態様で用いることができ
る。以下、その他の実施例について説明する。なお、上
記実施例と同じ部材については、同じ符号を付してその
説明を省略する。
【0030】図8及び図9は、封印用テープ20を取り
付ける向きを反対にした例である。封印用テープ20
は、上記実施例と同じものが用いられ、取付部20aが
先端側になるように遮光トレーラ16の外周面に取り付
けられる。この例では、封印用テープ20は取付部20
a側から巻き取られるが、取付部20aでは第1接着剤
層24が遮光トレーラ16に固着されているため、巻き
取り時に粘着剤層21が剥離層22から剥がれるおそれ
がない。撮影者が封印用テープ20の剥離部20bを裏
返すと、つまみ26が外部に露呈する。そして、つまみ
26からテープ基材23を引き上げると、粘着剤層21
が剥離層22から剥離してテープ基材23が展延され、
その下面側に粘着剤層21が外部に露呈する。その後、
ロールフイルム10が巻き緩まないように押さえなが
ら、粘着剤層21を一周前の遮光トレーラ16に圧接す
ることによって、ロールフイルム10が光密に封印され
る。
【0031】上記実施例では、封印用テープ20が遮光
トレーラ16の後端側に取り付けられ、つまみ26が遮
光トレーラ16によって隠されているが、図10に示す
ように、第1接着剤層24を遮光トレーラ16の先端に
取り付けても良い。この場合では、撮影終了時につまみ
26が外部に露呈されるため、撮影者は封印用テープ2
0を折り曲げる必要がなく、より簡便に封印作業を行う
ことができる。
【0032】上記実施例では、第1接着剤層24と第2
接着剤層25を用いてテープ基材23を固着している
が、第2接着剤層25を省略することもできる。また、
上記実施例では、つまみ26の直下の部分では粘着剤層
21及び剥離層22が省略されているが、この部分に剥
離層22を設けても良い。さらに、当該部分において、
粘着剤層21及び剥離層22を設けても良い。
【0033】図11及び図12は、封印用テープ30を
遮光トレーラ16の内周面に取り付けた例である。封印
用テープ30を構成するテープ基材33は、その後端側
が遮光トレーラ16との間に折り込まれるようにコの字
型に折り曲げられ、先端側の固着部30aがテープ基材
33に層設された第1接着剤層34によって遮光トレー
ラ16の内周面に貼り付けられている。コの字型に折り
曲げられた剥離部30bでは、テープ基材33の互いに
対面し合う一方の面に封印用の粘着剤層31が、他方の
面に剥離層32が層設され、互いに軽接着されている。
また、テープ基材の後端には第2接着剤層35が層設さ
れ、第1接着剤層34の端部に強固に接着される。さら
に、テープ基材33の剥離部30bでは、その折り曲げ
縁と第1接着剤層34との間に、つまみ36が設けられ
ており、その両袖には破断線が形成されている。
【0034】この実施例では、封印用テープ30は取付
部30a側から巻き取られるため、巻き取り時に粘着剤
層31が剥離層32から剥がれることがない。撮影終了
後、撮影者がつまみ36からテープ基材33を引き上げ
ると、粘着剤層31が剥離層32から剥離してテープ基
材33が展延され、その内周面に粘着剤層31が露呈さ
れる。その後、遮光トレーラ16ごと封印用テープ30
を巻き付けると、粘着剤層31が一周前の遮光トレーラ
16に圧接され、ロールフイルム10が光密に封印され
る。
【0035】上記実施例では、第1接着剤層34と第2
接着剤層35とが接合されているが、第2接着剤層35
を省略することもできる。また、封印用テープ30を取
り付ける向きを反対にしても良い。さらに、上記実施例
では、つまみ36と対面する部分では粘着剤層31及び
剥離層32が省略されているが、この部分に剥離層32
を設けても良い。さらに、当該部分において、粘着剤層
31及び剥離層32を設けても良い。
【0036】図13及び図14は、封印用テープ40を
S字型に折り曲げた例である。封印用テープ40を構成
するテープ基材43は、先端側の固着部40aがテープ
基材43に層設された第1接着剤層44により遮光トレ
ーラ16の外周面に貼り付けられている。テープ基材4
3は、固着部40aの後端を折り目としてコの字型に折
り曲げられ、後端側が外部に露呈するようにコの字型に
折り曲げられる。コの字型に折り曲げられた剥離部40
bでは、テープ基材43の互いに対面し合う一方の面に
粘着剤層41が、他方の面に剥離層42が層設され、互
いに軽接着されている。また、テープ基材43の後端に
は第2接着剤層45が層設され、テープ基材43に強固
に接着されている。さらに、テープ基材43には、第2
接着剤層45と粘着剤層41との間に、つまみ46が設
けられ、その両袖には破断線が形成されている。
【0037】この実施例では、フイルム給送によって封
印用テープ40の剥離部40bが折り曲げられるが、第
2接着剤層45がテープ基材43に固着されているた
め、粘着剤層41と剥離層42とが分離することがな
い。撮影終了後、撮影者は反対側に折り曲げられた封印
用テープ40を元の状態に戻してから、つまみ46を引
き上げると、粘着剤層41が剥離層42から剥離してテ
ープ基材43が展延され、その内周面に粘着剤層41が
露呈される。その後、遮光トレーラ16ごと封印用テー
プ40を巻き付けると、粘着剤層41が一周前の遮光ト
レーラ16に圧接され、ロールフイルム10が光密に封
印される。
【0038】上記実施例において、封印用テープ40を
遮光トレーラ16に取り付ける向きを反対にしても良
い。また、上記実施例では、つまみ46の直下の部分で
は、粘着剤層41及び剥離層42が省略されているが、
この部分に剥離層42を設けても良い。さらに、当該部
分において粘着剤層41及び剥離層42を設けても良
い。
【0039】図15及び図16は、引き上げ用のつまみ
を省略した例である。封印用テープ50を構成するテー
プ基材53は、その後端側が外部に露呈するようにS字
型に折り曲げられ、先端側の固着部50aがテープ基材
53に層設された接着剤層54により遮光トレーラ16
の外周面に貼り付けられている。S字型に折り曲げられ
た剥離部50bでは、後端側の互いに対面し合う一方の
面に粘着剤層51が、他方の面に剥離層52が層設さ
れ、互いに軽接着されている。また、テープ基材53の
先端側の隙間には、仮止め用の疑似接着剤層55が層設
され、テープ基材53の先端側の隙間を塞いでいる。
【0040】疑似接着剤層55を構成する疑似接着剤
は、封印用テープ50がカメラ内を通過する際にテープ
基材53が折り曲げられるのを防止するために設けられ
ている。また、この疑似接着剤は、接着剤層54を構成
する固着用の接着剤よりも固着力が弱い材料で形成され
ており、撮影者がテープ基材53を引っ張ることによ
り、テープ基材53から剥離される。
【0041】この実施例においては、疑似接着層55が
テープ基材53の両側を固着しており、フイルム給送時
にテープ基材53が疑似接着層55から剥離しないた
め、粘着剤層51と剥離層52とが接合された状態で封
印用テープが給送される。撮影終了後、撮影者はテープ
基材53の後端56を引っ張ると、テープ基材53が疑
似接着剤層55から剥離される。さらにテープ基材53
の後端56を引っ張ると、粘着剤層51が剥離層52か
ら剥離してテープ基材53が展延され、その内周面に粘
着剤層51が露出する。その後、封印用テープ50を遮
光トレーラ16の外周部に巻き付けると、粘着剤層51
が一周前の遮光トレーラ16に圧接され、ロールフイル
ム10が光密に封印される。
【0042】なお、上記実施例において、封印用テープ
50を遮光トレーラ16に取り付ける向きを反対にする
こともできる。
【0043】図17及び図18は、封印用テープの後端
をコの字型に折り込んだ例である。封印用テープ60を
構成するテープ基材63は、その後端側が遮光トレーラ
16との間に折り込まれるようにZ字型に折り曲げら
れ、先端側の固着部60aがテープ基材63に層設され
た接着剤層64によって遮光トレーラ16の外周面に貼
り付けられている。Z字型に折り曲げられた剥離部60
bでは、テープ基材63の先端側の互いに対面し合う一
方の面に粘着剤層61が、他方の面に剥離層62が層設
され、互いに軽接着されている。
【0044】この実施例では、封印用テープ60の巻き
取り側は接着剤層64によって固着されているため、フ
イルム給送によって封印用テープ60が折り曲げられる
ことがなく、粘着剤層61の剥離を防止できる。また、
テープ基材63の後端部が折り返されているため、テー
プ基材63の後端65がつまみ易くなっている。撮影終
了後、撮影者が後端65を引っ張ると、粘着剤層61が
剥離層62から剥離してテープ基材63が展延され、そ
の内周面に粘着剤層61が露出する。その後、封印用テ
ープ60を遮光トレーラ16の外周部に巻き付けると、
粘着剤層61が一周前の遮光トレーラ16に圧接され、
ロールフイルム10が光密に封印される。
【0045】上記実施例では、テープ基材63の他端6
5は封印用テープ60の内部に隠れているが、テープ基
材63の後端部を長くして他端65を外部に露呈させる
態様とすることができる。この場合では、撮影者がテー
プ基材63の他端65を容易につかむことができるた
め、封印作業が簡便化する。なお、図19に示すよう
に、剥離層62と接着剤層64とが反対側の面を向くよ
うにテープ基材63をコの字型に折り曲げても良い。
【0046】図24及び図25は、封印用テープ90の
つまみ96周辺のテープ基材93に2種類の破断線9
7,98を形成した例である。封印用テープ90は、図
13及び図14に示した実施例と同様にS字型に折り曲
げられるが、コの字型に折り曲げた固着部90aの外部
に露呈する後端側にも剥離層92aが設けられている。
封印用テープ90は、図26に示すように、粘着剤層9
1、剥離層92、第2剥離層92a、第1接着剤層94
及び第2接着剤層又は粘着剤層95が層設されているテ
ープ基材93を、粘着剤層91と剥離層92とが対面す
る向きにコの字状に折り曲げ、さらに第2剥離層92a
と第1接着剤層94とが対面しない向きにコの字状に折
り曲げると完成する。なお、第2剥離層92aは省略す
ることもできる。
【0047】上記の各実施例では、つまみの両袖からテ
ープ基材の長辺まで連続して破断線を形成している。し
かし、このような態様では、つまみを引っ張ったときに
テープ基材を破断しやすい反面、写真フイルムを巻き取
るときにカメラに設けられている巻き緩み防止バネやフ
イルムの平面性を出す圧板等の支持部材等につまみが引
っ掛った場合にも簡単にテープ基材が破断され、粘着剤
層と剥離層とが剥離されてしまう恐れがある。このた
め、本実施例では、図25に示すように、つまみ96の
両袖からテープ基材93の長辺に向かって延びる第1破
断線97を途中で中断し、その中断点より粘着剤層91
側(図中右側)に僅かに離れたところにテープ基材93
の長辺と略直角に第2破断線98を設けている。
【0048】これにより、写真フイルムを巻き取るとき
に巻き緩み防止バネやフイルムの平面性を出す圧板等の
支持部材等につまみ96が引っ掛かった場合にも、テー
プ基材93が破断されることがない。また、封印用テー
プ90を展延するときに、つまみ96を封印用テープ9
0の長辺方向に対して斜めに引っ張った場合にも、第2
破断線98によってテープ基材93を両長辺まで確実に
破断し、封印用テープ90を全幅で展延することができ
る。
【0049】なお、第2破断線98はつまみ96の両袖
から延びる第1破断線97の中断点を囲むように形成し
てもよい。また、図27に示すように、つまみ106の
両袖から延びる第1破断線107の中断点より僅かに離
れたところに、第1破断線107と略平行な第2破断線
108を設けてもよい。この場合には、第2破断線10
8はテープ基材103の長辺まで達していてもよく、達
していなくてもよい。
【0050】図28は、本実施例の封印用テープ90の
製造方法について説明するものである。テープ基材93
には、粘着剤層91、剥離層92、第2剥離層92a、
第1接着剤層94及び第2接着剤層又は粘着剤層95を
破線Cを中心に向かい合わせにしたパターンを一組とし
て、これをテープ基材93上で隣り合うように複数組層
設する。テープ基材93は、破線C及び図25中の矢印
A,Bで示した位置で切断され分離する。このとき、図
25において、破断線98は隣接するパターンの破断線
98a,98bとそれぞれ連なって形成されているの
で、テープ基材93のカット位置及びカット幅の精度が
悪くても破断線98はテープ基材93の長辺まで達する
ので、封印用テープ90の展延時にテープ基材93を両
長辺まで確実に破断することができる。
【0051】なお、封印用テープ90は、展延したとき
の長さが60mmから150mm、好ましくは80mm
から120mmで、幅が15mmから40mm、好まし
くは20mmから30mmがよく、遮光トレーラ16の
後端部分に貼り付ける。貼り付け位置としては、遮光ト
レーラ16の後端から10mmから100mm、好まし
くは50mmから80mm離れた位置に封印用テープ9
0の最後端がくるように貼り付けることが望ましい。こ
のようにして貼り付けられる封印用テープ90は、つま
みを持ち上げるようにして引っ張り、遮光トレーラ16
を巻締める方向に引っ張りながら貼り付けると、丁度写
真用ロールフイルム10を一周して封印用テープ90の
遮光トレーラ16へ貼り付けた部分、もしくはその近傍
の遮光紙の上に粘着剤層91が重なり、写真用ロールフ
イルム10を光密に封印することができる。
【0052】また、テープ基材の材質としては紙である
ことが望ましいが、薄手のPETフイルムや延伸したP
Pフイルム等のプラスチックフイルム、あるいは合成紙
でもよい。紙の場合には、坪量が50g/m2 から12
0g/m2 、好ましくは60g/m2 から80g/m2
の上質紙またはコート紙がよい。
【0053】さらに、封印用テープを遮光トレーラに貼
り付ける接着剤は、ヒートシール接着剤、または熱着剤
がよい。また、封印用テープに塗工される粘着剤は、押
し出しコートやロールコートあるいは貼り合わせ等の方
法で塗工できるものが好ましい。ホットメルト粘着剤を
使用すると、ゴム弾性を有し広い温度範囲において安定
した物性が得られるので、容易に支持体上に塗工するこ
とができる。また、剥離層を形成する離型処理剤は、U
V硬化型シリコーン処理剤が好ましい。封印用粘着剤
は、寒冷地のような低温下で当該写真フイルムを使用し
て撮影した後にカメラから取り出して、該封印用テープ
を遮光紙に貼り付けることができるような粘着剤を使用
する。このような特徴を持つ粘着剤としては、例えばノ
ガワケミカルのダイアボンドDA3051EやDA30
51JあるいはDH683等のホットメルト系粘着剤を
使用することで得られる。UV硬化型シリコーン処理剤
は、塗工直後にUV(紫外線)照射することによって硬
化し、安定した離型処理剤となる。
【0054】封印用テープは、撮影された後に中味のフ
イルムの種類やサイズあるいは当該フイルムが撮影済み
であることを表示するとともに、封印用テープにつけた
つまみの位置や開封方法等を表示することにより、ユー
ザーの使用しやすいフイルムを提供するための印刷をす
ることができる。表示にはこの他に、ロール状で供給さ
れる封印用テープを指定の寸法に切断するために切断位
置を示す検出マークを表示することもある。検出マーク
は感光材料の種類別に決められた色と同じ色を使用する
こともできるし、1から数種類の色に統一することもで
きる。色を統一した場合には、検出器での検出で安定し
た出力を出すことができるので、カット寸法のバラツキ
を小さくすることができる。これらの表示を行うため
に、グラビア印刷や凸版印刷等の印刷方式が使用でき
る。印刷された表面は、該封印用テープを遮光紙に貼り
付けるときに使用するヒーターブロックから与えられる
熱により、にじみやとられや写り等を生じないような耐
熱性のあるインキを使用することが望ましい。UV硬化
型のインキを使用する場合には、紫外線によりUVイン
キが十分に乾燥していることが重要である。
【0055】上記実施形態では、220タイプのブロー
ニーフイルムを例に説明したが、本発明は120タイプ
のブローニーフイルムにも同様に実施可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の写真用ロ
ールフイルムによれば、コの字型に折り曲げられた封印
用テープの隙間に粘着剤層と剥離層とを向かい合わせて
収納し、その両端を接着剤で封印するとともに、テープ
基材に形成されたつまみを引き上げて粘着剤層を剥離層
から剥離して外部に露呈させるようにしたから、衛生的
であり、簡単かつ確実に封印作業を行うことができる。
【0057】また、本発明の写真用ロールフイルムによ
れば、S字型に折り曲げられた封印用テープの先端側を
接着剤で固着し、一方の隙間に粘着剤層と剥離層とを向
かい合わせて収納するとともに、テープ基材の他端を引
っ張って粘着剤層を剥離層から剥離して外部に露呈させ
るようにしたから、衛生的であり、簡単かつ確実に封印
作業を行うことができる。
【0058】また、スプールの中央部の径を小さくした
から、封印用テープによる巻き太りが生じることがな
く、光カブリや圧力カブリの発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】封印用テープの構造を示す断面図である。
【図2】写真用ロールフイルムの外観を示す斜視図であ
る。
【図3】遮光紙付き写真フイルムの構造を示す平面展開
図である。
【図4】スプールの断面を表す概略図である。
【図5】封印用テープの作製時において、テープ基材を
切断する方法について説明する概略図である。
【図6】撮影終了後の写真用ロールフイルムの外観を示
す斜視図である。
【図7】封印後の写真用ロールフイルムの外観を示す斜
視図である。
【図8】封印用テープの向きを反対にする実施例での封
印用テープの断面図である。
【図9】図8の実施例において、撮影終了後の写真用ロ
ールフイルムの外観を示す斜視図である。
【図10】図8の実施例において、封印用テープを取り
付ける位置を後端側にした実施例での封印用テープの断
面図である。
【図11】封印用テープを遮光紙の内周面に取り付ける
実施例での封印用テープの断面図である。
【図12】図11の実施例において、撮影終了後の写真
用ロールフイルムの外観を示す斜視図である。
【図13】封印用テープをS字型に折り曲げる実施例で
の封印用テープの断面図である。
【図14】図13の実施例において、撮影終了後の写真
用ロールフイルムの外観を示す斜視図である。
【図15】テープ基材同士を疑似接着層で貼り付ける実
施例での封印用テープの断面図である。
【図16】図15の実施例において、撮影終了後の写真
用ロールフイルムの外観を示す斜視図である。
【図17】封印用テープの後端側をコの字型に折り曲げ
る実施例での封印用テープの断面図である。
【図18】図17の実施例において、撮影終了後の写真
用ロールフイルムの外観を示す斜視図である。
【図19】図17の実施例において、接着剤層と剥離層
とが反対面を向くように、テープ基材をコの字型に折り
曲げる実施例での封印用テープの断面図である。
【図20】従来の封印用テープを用いた場合において、
封印用テープの先端がばねに当接した状態を示す説明図
である。
【図21】従来の封印用テープを用いた場合において、
封印用テープが反対側に折り曲げられる様子を示す説明
図である。
【図22】従来の封印用テープを用いた場合において、
封印用テープの先端が折り曲げられた状態で給送される
様子を示す説明図である。
【図23】従来の封印用テープを用いた場合において、
封印用テープの粘着剤層がフイルム給送とともに剥離さ
れる様子を示す説明図である。
【図24】封印用テープに2種類の破断線を設ける実施
例での封印用テープの断面図である。
【図25】図24の実施例において、テープ基材に形成
される破断線を説明する平面図である。
【図26】図24の実施例において、封印用テープの作
製時におけるテープ基材の断面図である。
【図27】図24に示したテープ基材に形成される破断
線の別の実施形態を説明する平面図である。
【図28】図24の実施例において、封印用テープの製
造方法について説明するテープ基材の断面図である。
【符号の説明】
10 写真用ロールフイルム 13 写真フイルム 16 遮光トレーラ 20,30,40,50,60,70,90 封印用テ
ープ 21,31,41,51,61,91 粘着剤層 22,32,42,52,62,92 剥離層 23,33,43,53,63,93 テープ基材 26,36,46,96 つまみ 55 疑似接着層 97,107 第1破断線 98,108 第2破断線
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 520 G03C 3/00 520B 540 540B 555 555D 585 585A (72)発明者 倉林 弘行 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 4J004 AB01 CA01 CB03 CC02 CE03 DB03 FA08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の写真フイルムと、前記写真フイル
    ムを後端部から巻き付けたスプールと、写真フイルムの
    少なくとも両端部に設けられ、撮影終了後に写真フイル
    ムとともに別のスプールに巻き付けられて写真フイルム
    を遮光する遮光紙と、遮光紙後端の外周面に取り付けら
    れる封印用テープとを備えた写真用ロールフイルムにお
    いて、 前記封印用テープは、一端側が第1接着剤層又は粘着剤
    層により前記遮光紙に固着され、他端側が遮光紙との間
    に折り込まれるようにコの字型に折り曲げられるテープ
    基材で構成され、前記テープ基材には、前記第1接着剤
    層又は粘着剤層と折り曲げ縁との間に剥離層が、折り曲
    げ縁と他端との間の前記剥離層に対面する領域に封印用
    粘着剤層が層設され、他端は第1接着剤層又は粘着剤層
    の一部に接着されるとともに、前記封印用粘着剤層と他
    端との間につまみが設けられており、このつまみの両袖
    に設けた破断線に沿ってテープ基材を破断してつまみを
    引き上げることによってテープ基材を展延させながら剥
    離層を封印用粘着剤層から剥離して封印用粘着剤層を露
    出させ、封印用粘着剤層を遮光紙に圧着させて写真フイ
    ルムを遮光紙により光密に封印可能にすることを特徴と
    する写真用ロールフイルム。
  2. 【請求項2】 帯状の写真フイルムと、前記写真フイル
    ムを後端部から巻き付けたスプールと、写真フイルムの
    少なくとも両端部に設けられ、撮影終了後に写真フイル
    ムとともに別のスプールに巻き付けられて写真フイルム
    を遮光する遮光紙と、遮光紙後端の内周面に取り付けら
    れる封印用テープとを備えた写真用ロールフイルムにお
    いて、 前記封印用テープは、一端側が第1接着剤層又は粘着剤
    層により前記遮光紙に固着され、他端側が遮光紙との間
    に折り込まれるようにコの字型に折り曲げられるテープ
    基材で構成され、前記テープ基材には、前記第1接着剤
    層又は粘着剤層と折り曲げ縁との間に封印用粘着剤層
    が、折り曲げ縁と他端との間の前記封印用粘着剤層に対
    面する領域に剥離層が層設され、他端は第1接着剤層又
    は粘着剤層の一部に接着されるとともに、封印用粘着剤
    層と第1接着剤層又は粘着剤層との間につまみが設けら
    れており、このつまみの両袖に設けた破断線に沿ってテ
    ープ基材を破断してつまみを引き上げることによってテ
    ープ基材を展延させながら剥離層を封印用粘着剤層から
    剥離して封印用粘着剤層を露出させ、封印用粘着剤層を
    遮光紙に圧着させて写真フイルムを遮光紙により光密に
    封印可能にすることを特徴とする写真用ロールフイル
    ム。
  3. 【請求項3】 前記テープ基材の他端であって、前記第
    1接着剤層又は粘着剤層と接着する領域には、第2接着
    剤層又は粘着剤層が層設されていることを特徴とする請
    求項1又は2記載の写真用ロールフイルム。
  4. 【請求項4】 帯状の写真フイルムと、前記写真フイル
    ムを後端部から巻き付けたスプールと、写真フイルムの
    少なくとも両端部に設けられ、撮影終了後に写真フイル
    ムとともに別のスプールに巻き付けられて写真フイルム
    を遮光する遮光紙と、遮光紙後端の外周面に取り付けら
    れる封印用テープとを備えた写真用ロールフイルムにお
    いて、 前記封印用テープは、一端側が第1接着剤層又は粘着剤
    層により前記遮光紙に固着されるとともにコの字型に折
    り曲げられ、他端側が外部に露呈するようにコの字型に
    折り曲げられるテープ基材で構成され、前記テープ基材
    には、前記第1接着剤層又は粘着剤層と他端側の折り曲
    げ縁との間に剥離層が、他端側の折り曲げ縁と他端との
    間の前記剥離層に対面する領域に封印用粘着剤層が層設
    され、他端にはテープ基材に接着される第2接着剤層又
    は粘着剤層が層設されるとともに、前記封印用粘着剤層
    と前記第2接着剤層又は粘着剤層との間にはつまみが設
    けられており、このつまみの両袖に設けられた破断線に
    沿ってテープ基材を破断してつまみを引き上げることに
    よってテープ基材を展延させながら剥離層を封印用粘着
    剤層から剥離して封印用粘着剤層を露出させ、封印用粘
    着剤層を遮光紙に圧着させて写真フイルムを遮光紙によ
    り光密に封印可能にすることを特徴とする写真用ロール
    フイルム。
  5. 【請求項5】 帯状の写真フイルムと、前記写真フイル
    ムを後端部から巻き付けたスプールと、写真フイルムの
    少なくとも両端部に設けられ、撮影終了後に写真フイル
    ムとともに別のスプールに巻き付けられて写真フイルム
    を遮光する遮光紙と、遮光紙後端の外周面に取り付けら
    れる封印用テープとを備えた写真用ロールフイルムにお
    いて、 前記封印用テープは、一端側が接着剤層又は粘着剤層に
    より前記遮光紙に固着され、他端側が外部に露呈するよ
    うにS字型に折り曲げられるテープ基材で構成され、前
    記テープ基材には、他端側の折り曲げ縁と他端との間に
    封印用粘着剤層が、他端側の折り曲げ縁と一端側の折り
    曲げ縁との間の前記封印用粘着剤層に対面する領域に剥
    離層が層設されるとともに、テープ基材の一端側の隙間
    は疑似接着剤層により塞がれており、テープ基材の他端
    を引き上げて疑似接着層をテープ基材から剥離し、テー
    プ基材を展延させながら封印用粘着剤層を剥離層から剥
    離して封印用粘着剤層を露出させ、封印用粘着剤層を遮
    光紙に圧接させて写真フイルムを遮光紙により光密に封
    印可能にすることを特徴とする写真用ロールフイルム。
  6. 【請求項6】 帯状の写真フイルムと、前記写真フイル
    ムを後端部から巻き付けたスプールと、写真フイルムの
    少なくとも両端部に設けられ、撮影終了後に写真フイル
    ムとともに別のスプールに巻き付けられて写真フイルム
    を遮光する遮光紙と、遮光紙後端の外周面に取り付けら
    れる封印用テープを備えた写真用ロールフイルムにおい
    て、 前記封印用テープは、一端側が接着剤層又は粘着剤層に
    より前記遮光紙に固着され、他端側が遮光紙との間に折
    り込まれるようにS字型に折り曲げられるテープ基材で
    構成され、前記テープ基材には、一端側の折り曲げ縁と
    接着剤層又は粘着剤層との間に剥離層が、一端側の折り
    曲げ縁と他端側の折り曲げ縁との間の前記剥離層に対面
    する領域に封印用粘着剤層が層設され、テープ基材の他
    端を引き上げてテープ基材を展延させながら封印用粘着
    剤層を剥離層から剥離して封印用粘着剤層を露出させ、
    封印用粘着剤層を遮光紙に圧接させて写真フイルムを遮
    光紙により光密に封印可能にすることを特徴とする写真
    用ロールフイルム。
  7. 【請求項7】 前記テープ基材は、前記接着剤層又は粘
    着剤層と前記剥離層とが反対側の面を向くようにコの字
    型に折り曲げられていることを特徴とする請求項6記載
    の写真用ロールフイルム。
  8. 【請求項8】 前記スプールは、少なくとも前記封印用
    テープが巻き付けられる部分の直径が端部の直径より
    0.1mm〜0.6mm小さくなっていることを特徴と
    する請求項1ないし7いずれか記載の写真用ロールフイ
    ルム。
  9. 【請求項9】 前記つまみの破断線の一部が、前記テー
    プ基材の長辺側まで切れていることを特徴とする請求項
    1ないし7いずれか記載の写真用ロールフイルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1258442A3 (en) * 2001-05-14 2005-11-09 Fuji Photo Film Co., Ltd. Band-like matter fastening seal, roll photo film, apparatus and methods of manufacturing a band-like matter unit

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