JP2001194753A - 写真用ロールフイルム - Google Patents

写真用ロールフイルム

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JP2001194753A
JP2001194753A JP2000004190A JP2000004190A JP2001194753A JP 2001194753 A JP2001194753 A JP 2001194753A JP 2000004190 A JP2000004190 A JP 2000004190A JP 2000004190 A JP2000004190 A JP 2000004190A JP 2001194753 A JP2001194753 A JP 2001194753A
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Japan
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light
sealing
film
tape
base material
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Pending
Application number
JP2000004190A
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English (en)
Inventor
Mototada Yasui
元忠 安井
Nobuo Sugiyama
信雄 杉山
Hiroyuki Kurabayashi
弘行 倉林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛生的であり、簡単かつ確実に封印すること
ができる写真用ロールフイルムを提供する。 【解決手段】 遮光トレーラ16に取り付けられた第1
テープ基材22には、剥離層25が層設されている。第
1テープ基材22の上に取り付けられた第2テープ基材
23には封印用の粘着剤層26が層設されている。第1
テープ基材22と第2テープ基材23とは、剥離層25
が設けられていない先端部で接合されている。第2テー
プ基材23の後端部には、耳たぶ形のつまみ21が形成
されている。撮影者は、つまみ21を持ち上げて第2テ
ープ基材23を第1テープ基材22から剥離し、遮光ト
レーラ16を破線27から内側に折り曲げた後、第2テ
ープ基材23を一周前の遮光トレーラ16に圧接する。
第2テープ基材23がロールフイルム10の外周面に貼
り付いてロールフイルム10が光密に封印される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真用ロールフイ
ルムに関し、さらに詳しくは、衛生的であり、簡単かつ
確実に封印するための封印用テープに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ブローニータイプのロールフイルムは、
約6cm幅の帯状の写真フイルムをスプールに巻き付
け、遮光紙の先端部をテープ止めしたもので、120タ
イプと220タイプのものが良く知られている。120
タイプの写真用ロールフイルムは、写真フイルムよりも
長い遮光紙を用いて写真フイルムのベース面全体を覆う
ことで、写真フイルムを光密に収納するものである。一
方、220タイプの写真用ロールフイルムは、写真フイ
ルムのベース面全体を覆う遮光紙の代わりに、遮光リー
ダ、遮光トレーラとよばれる遮光紙を写真フイルムの両
端部に接合することにより写真フイルムを光密に収納し
たものであり、120タイプの写真用ロールフイルムと
比べ、写真フイルムの長さが約2倍となっている。
【0003】この写真用ロールフイルムをフイルム装填
室にセットして撮影を進めていくと、写真フイルムはカ
メラのフイルム巻き取り室に予め設けられたスプールに
巻き取られる。全コマの撮影が終了した後、さらに巻き
上げ操作を行うと、フイルム装填室のスプールから遮光
紙の後端部が離脱して、写真フイルム及び遮光紙の全体
がフイルム巻き取り室のスプールに巻き取られる。遮光
紙後端側の外周面には、加湿により活性化する接着剤が
塗布された封印用テープが設けられている。撮影者は遮
光紙が緩まないように指で押さえながら接着剤を舐め、
封印用テープを遮光紙に押しつけることにより写真用ロ
ールフイルムが封印される。
【0004】しかし、舐めることによって活性化する接
着剤は衛生上好ましくないため、接着剤を舐めることな
く封印する手段が望まれている。そこで、特開平10−
104803号公報には、封印用テープに層設された粘
着層と剥離層とを折り曲げて粘着層を封印用テープ内に
収納し、撮影終了後に粘着層を剥離して遮光紙に貼り付
けて封印する写真用ロールフイルムが開示されている。
また、特開平11−7104号公報には、遮光紙の表裏
面に設けられた自己接着型の粘着パッチを貼り合わせて
封印する写真用ロールフイルムが開示されている。さら
に、特開平11−271936号公報には、粘着層が層
設された封印用テープの内側に剥離層を部分的に層設し
て、封印用テープを固着部、剥離部、仮止め部に分け、
撮影者が封印用テープを仮止め部から剥離して粘着層を
外部に露呈させる写真用ロールフイルムが開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−104803号公報に開示された写真用ロールフ
イルムでは、フイルム給送とともに封印用テープの先端
部が反対側に折り曲げられ、粘着層が剥離層から剥離さ
れるため、粘着剤がカメラ内部に付着したり、封印用テ
ープの一部が遮光紙から分離してカメラ内部に残存する
というトラブルが発生するおそれがある。また、特開平
11−7104号公報に開示されたロールフイルムで
は、粘着パッチの設置位置がずれてしまうと封印できな
くなり、巻き緩みが発生するおそれがある。さらに、特
開平11−271936号公報に開示された写真用ロー
ルフイルムでは、仮止め部の粘着層が遮光紙と接合され
ているため、粘着層を容易に剥離できない。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、衛生的であり、簡単かつ確実に封印できる写真用
ロールフイルムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の写真用ロールフイルムは、遮光紙後
端の内周面若しくは外周面に取り付けられる封印用テー
プは、取付用の接着剤又は粘着剤によって遮光紙に固着
され、接着剤又は粘着剤と反対側の面の一端側に剥離層
が層設される第1テープ基材と、遮光紙側の面に封印用
粘着剤層が層設され、他端側が第1テープ基材に貼着さ
れる第2テープ基材とを有し、第2テープ基材の一端側
にはつまみを型どったミシン目が形成され、つまみを引
き上げて第2テープ基材の一端側を第1テープ基材から
剥離し、封印用粘着剤層を遮光紙に圧接して写真フイル
ムを光密に封印するようにしたものである。
【0008】請求項2記載の写真用ロールフイルムは、
遮光紙後端の内周面に取り付けられる封印用テープは、
取付用の接着剤又は粘着剤によって遮光紙に固着され、
接着剤又は粘着剤と反対側の面に封印用粘着剤層が層設
される第1テープ基材と、遮光紙側の面の一端側に剥離
層が層設され、他端側が封印用粘着剤層に貼着される第
2テープ基材とを有し、第2テープ基材の一端側にはつ
まみを型どったミシン目が形成され、つまみを引き上げ
て第2テープ基材の一端側を第1テープ基材から剥離
し、封印用粘着剤層を遮光紙に圧接して写真フイルムを
光密に封印するようにしたものである。
【0009】請求項3記載の写真用ロールフイルムは、
遮光紙後端の内周面に取り付けられる封印用テープは、
遮光紙と固着する封印用粘着剤層と、遮光紙側の面の一
端側に第1剥離層が層設され、他端側が封印用粘着剤層
に貼着されるテープ基材とを有し、テープ基材の一端側
にはつまみを型どったミシン目が形成され、つまみを引
き上げてテープ基材の一端側を封印用粘着剤層から剥離
し、露呈された封印用粘着剤層を遮光紙に圧接して写真
フイルムを光密に封印するようにしたものである。
【0010】請求項4記載の写真用ロールフイルムは、
テープ基材を挟んで第1剥離層の反対側には、弱剥離処
理が施された第2剥離層が層設されていることを特徴と
するものである。
【0011】請求項5記載の写真用ロールフイルムは、
つまみと対面する部分では封印用粘着剤層が省略されて
いることを特徴とするものである。
【0012】請求項6記載の写真用ロールフイルムは、
スプールは、少なくとも前記封印用テープが巻き付けら
れる部分の直径が端部の直径より0.1mm〜0.6m
m小さくなっていることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の写真用ロールフイ
ルムについて、220タイプのブローニーフイルムを用
いて説明する。図2及び図3に示すように、写真用ロー
ルフイルム(以下、ロールフイルムと称する)10は、
遮光紙付き写真フイルム11と、これを巻き付けるため
のスプール12からなる。遮光紙付き写真フイルム11
は、写真フイルム13、接合テープ14a,14bによ
って写真フイルム13の両端に取り付けられる遮光リー
ダ15、遮光トレーラ16から構成される。この遮光リ
ーダ15、遮光トレーラ16は、写真フイルム13がス
プール12に巻き付けられた際に、その外周を覆うよう
に巻き付いて写真フイルム13を光密に封印できるよう
に、充分な長さをもった遮光紙で形成される。
【0014】遮光リーダ15は、写真フイルム13の先
端部に取り付けられている。遮光リーダ15の外周面に
は、開封用テープ17が設けられており、使用前のロー
ルフイルム10の最外周に巻き付いてロールフイルム1
0を光密に封印する。また、遮光リーダ15側の接合テ
ープ14aには、写真フイルム13の種類やISOフイ
ルム感度などを記したバーコードが設けられており、こ
のバーコードをカメラ内部に設けられたバーコードリー
ダで読みとることで、フイルム情報がカメラ本体に伝達
される。
【0015】遮光トレーラ16は、写真フイルム13の
後端部に取り付けられており、未使用時にはロール状に
巻かれた遮光紙付き写真フイルム11の内周部に配され
る。遮光トレーラ16の外周面には、撮影終了後にロー
ルフイルム10が巻き緩まないように封印するための封
印用テープ20が設けられている。この封印用テープ2
0の後端側には、耳たぶ形のつまみ21をかたどった切
り込み20aが形成されており、このつまみ21の両側
にはミシン目20bが形成されている。
【0016】図4は、スプール12の断面を示したもの
である。遮光トレーラ16及び封印用テープ20は、ス
プールに形成されたスリット12aの中に入り込んで保
持される。また、封印用テープ20の厚みを考慮して、
スプール12の軸の中央部の直径L1は、スプール端部
の直径L2よりも0.1mm〜0.6mmだけ小さくな
っている。スプールの直径が細くされた部分の幅L3
は、少なくとも封印用テープの幅(20mm程度)以上
であれば良く、20mm〜50mm程度が適しており、
好ましくは30mm〜40mmである。
【0017】図5は、封印用テープ20の断面図を示し
たものである。封印用テープ20は、遮光トレーラ16
に取り付けられる第1テープ基材22と、この第1テー
プ22の上に取り付けられる第2テープ基材23からな
る。第1テープ基材22及び第2テープ23基材は、紙
材や樹脂テープ等で形成される。第1テープ基材22の
遮光トレーラ16側の面には固着用の接着剤層24が層
設され、これと反対側の面にはシリコーン等の材料で形
成される剥離層25が部分的に層設されている。また、
第2テープ基材23には感圧型の粘着剤層26が層設さ
れており、第2テープ基材23は、粘着剤層26と剥離
層25とが相対するように取り付けられる。
【0018】封印用テープ20の先端部20cでは、剥
離層25が設けられておらず、粘着剤層26が第1テー
プ基材22に接合されている。このため、第2テープ基
材23の後端側の部分のみが第1テープ基材22から剥
離可能となる。また、第2テープ基材22の後端部には
つまみ21が形成されているため、撮影者はつまみ21
を引き上げ、ミシン目20bを破断することにより、第
2テープ基材23の一部分を第1テープ基材22から剥
離することができる。
【0019】接着剤層24には、ホットメルト系接着剤
等の接着力が強いものが用いられるが、アクリル系粘着
剤等の接着力が強くない材料を用いることもできる。ま
た、粘着剤層26は、片面に粘着剤を層設した離型紙を
テープ基材に貼着した後、離型紙を粘着剤から剥離する
ことによって形成される。また、封印用テープ20を製
造する際、つまみ21を構成するミシン目20bは、第
2テープ基材23に粘着剤層26を層設した後に形成さ
れる。これにより、粘着剤層26ごと第2テープ基材2
3を剥離することができる。
【0020】上記構成からなる写真用ロールフイルムの
作用について説明する。ロールフイルム10の未使用時
には、封印用テープ20はロールフイルム10の内周部
にあり、遮光トレーラ16とともにスプール12に巻き
付けられている。ここで、スプール12の中央部の軸が
細く形成されており、封印用テープ20の厚みによる影
響が抑えられるため、圧力カブリの発生を防止できる。
【0021】ロールフイルム10は、カメラのフイルム
室にセットされ、カメラの巻き上げ室に予めセットされ
た巻き上げ用スプールに遮光リーダ15の先端が係止さ
れる。カメラにて撮影が行われるごとに、写真フイルム
13は巻き上げ用スプールに巻き取られる。そして、全
コマの撮影が終了すると遮光トレーラ16が給送され
る。ここで、封印用テープ20の先端部20cは固着さ
れているため、フイルム給送とともに封印用テープ20
が折り曲げられることはなく、粘着剤がカメラ内に付着
する等のトラブルを防止できる。その後、遮光トレーラ
16が巻き上げ用スプールに巻き付けられ、ロールフイ
ルム10はカメラから取り出しできるようになる。
【0022】図1に示すように、カメラから取り出され
たロールフイルム10は、封印用テープ20が外部に露
呈された状態となっている。撮影者は、封印用テープ2
0のミシン目20bを破断し、つまみ21を引き上げ
る。すると、第2テープ基材23の先端部が第1テープ
基材22とから分離し、粘着剤層26が外部に露呈され
る。そして、巻き緩まないようにロールフイルム10を
保持しながら、遮光トレーラ16を破線27から内側に
折り曲げ、第2テープ基材23を一周前の遮光トレーラ
16に圧接すると、図6に示すように、第2テープ基材
23がロールフイルム10の外周面に貼り付いてロール
フイルム10が光密に封印される。
【0023】したがって、撮影者は接着剤を舐める必要
がなく、封印用テープ20を剥離して遮光トレーラ16
に貼り付けるだけで良いため、衛生的であり、簡単、確
実にロールフイルム10を封印することができる。
【0024】上記実施形態において、つまみ21と対面
する部分(つまみ21の直下の部分)では、粘着剤層2
6を省略しても良い。また、当該部分では、粘着剤層2
6のみならず剥離層25も省略することもできる。
【0025】本発明に用いられる封印用テープは上記実
施形態のみに限られず、様々な態様で用いることができ
る。以下、その他の実施例について説明する。なお、上
記実施形態と同じ部材については、同じ符号を付してそ
の説明を省略する。
【0026】図7及び図8は、封印用テープ20を遮光
トレーラ16の内周面に取り付けた例である。封印用テ
ープ20は、上記実施形態と同じものが用いられ、つま
み21が先端側になるように取り付けられる。この場合
においても、封印用テープ20の先端部は分離していな
いため、フイルム給送中に粘着剤層26が剥離されるこ
とがない。撮影者は、つまみ21を持ち上げて第2テー
プ基材23を第1テープ基材22から剥離すると、粘着
剤層26が外部に露呈される。その後、遮光トレーラ1
6が巻き緩まないように押さえながら、第2テープ基材
23を一周前の遮光トレーラ16に圧接させることによ
り、ロールフイルム10が光密に封印される。
【0027】この実施例においても、つまみ21と対面
する部分の粘着剤層26を省略することができる。ま
た、当該部分の粘着剤層のみならず、剥離層25も省略
することができる。
【0028】図9及び図10は、封印用テープの層構造
を変化させた例である。封印用テープ30は接着剤層3
1及び粘着剤層32が層設された第1テープ基材33
と、部分状に剥離層34が層設された第2テープ基材3
5からなる。接着剤層31は遮光トレーラ16に貼り付
いており、第1テープ基材33は遮光トレーラ16に固
定される。封印用テープ30の先端部30aでは、第2
テープ基材35が粘着剤層32に接合されているため、
第2テープ基材35の後端部が第1テープ基材33から
剥離される。また、第2テープ基材35の後端側には、
耳たぶ形のつまみ36をかたどった切り込みが形成さ
れ、その両側には破断用のミシン目が形成されており、
撮影者がつまみ36から第2テープ基材35を剥離でき
るようになっている。
【0029】撮影者がつまみ36を引き上げて、第2テ
ープ基材35が第1テープ基材33から剥離されると、
粘着剤層32が外部に露呈される。第2テープ基材35
を遮光トレーラ16の内側に折り込んだ後、遮光トレー
ラ16ごと第1テープ基材33を巻きつけることによ
り、粘着剤層32が一周前の遮光トレーラ16に圧接さ
れ、ロールフイルム10が光密に封印される。この実施
例においても、接着剤層31には、アクリル系粘着剤等
の接着力が強くない材料を用いることができる。さら
に、つまみ36に相対する部分の粘着剤層32及び剥離
層34を省略することができる。
【0030】図11及び図12は、粘着剤層が遮光トレ
ーラに直接取り付けられている例である。封印用テープ
40は、遮光トレーラ16に固着された粘着剤層41
と、第1剥離層43及び第2剥離層44が両面に層設さ
れるテープ基材42からなる。封印用テープ40の先端
部40aには第1剥離層が設けられていないため、この
部分ではテープ基材42が粘着剤層41に接合される。
また、テープ基材42の後端部には、耳たぶ形のつまみ
45をかたどった切り込みが形成され、その両側には破
断用のミシン目が形成されており、撮影者がつまみ45
からテープ基材42を剥離できるようになっている。こ
こで、第2剥離層44が設けられているのは、製造時に
ロール状の封印用テープ40を用いる際に、粘着剤層4
1とテープ基材42とが接合するのを防止するためであ
る。また、第2剥離層44は第1剥離層43よりも剥離
強度が弱くなるように処理されているため、封印用テー
プ40を遮光トレーラ16に取り付ける際に、粘着剤層
41が第2剥離層44から剥離される。
【0031】撮影者がつまみ45を引き上げてテープ基
材42を粘着剤層41から剥離すると、粘着剤層41が
外部に露呈される。テープ基材42を内側に折り込んだ
後、粘着剤層41ごと遮光トレーラ16を巻きつけるこ
とにより、粘着剤層41が一周前の遮光トレーラ16に
圧接され、ロールフイルム10が光密に封印される。
【0032】この実施例においても、つまみ45と相対
する部分の粘着剤層41及び第1剥離層43を省略する
ことができる。なお、製造時にシート状の封印用テープ
40を遮光トレーラ16に取り付ける場合には、第2剥
離層44と粘着剤層41とが当接しないため、第2剥離
層44を省略しても良い。
【0033】上記実施形態では、220タイプの写真用
ロールフイルムを例に説明したが、本発明は120タイ
プの写真用ロールフイルムにも同様に実施可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の写真用ロ
ールフイルムによれば、粘着剤が層設された封印用テー
プを部分的に剥離可能とし、先端側に耳たぶ形のつまみ
を設けたから、衛生的であるとともに、簡単かつ確実に
封印作業を行うことができる。また、封印用テープの外
周部に第2の剥離層を設けたから、ロール状の封印用テ
ープを用いて製造を行う際に、封印用テープの接着剤が
テープ基材と接合するおそれがなくなり、生産性を向上
させることができる。さらに、スプールの中央部の径を
小さくしたから、封印用テープによる巻き太りが生じる
ことがなく、光カブリや圧力カブリの発生を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】撮影終了後の写真用ロールフイルムを示す外観
斜視図である。
【図2】写真用ロールフイルムの外観斜視図である。
【図3】遮光紙付き写真フイルムの構造を示す平面展開
図である。
【図4】スプールの断面を表す概略図である。
【図5】封印用テープの構造を示す断面図である。
【図6】封印後の写真用ロールフイルムを示す外観斜視
図である。
【図7】封印用テープを内周面に設ける実施例での封印
用テープの断面図である。
【図8】図7の実施例において、撮影終了後の写真用ロ
ールフイルムを示す外観斜視図である。
【図9】封印用テープの層構造を変化させた実施例での
封印用テープの断面図である。
【図10】図9の実施例において、撮影終了後の写真用
ロールフイルムを示す外観斜視図である。
【図11】粘着剤層を遮光紙に接合する実施例での封印
用テープの断面図である。
【図12】図11の実施例において、撮影終了後の写真
用ロールフイルムを示す外観斜視図である。
【符号の説明】
10 写真用ロールフイルム 13 写真フイルム 16 遮光トレーラ 20,30,40 封印用テープ 21,36,45 つまみ 22,33 第1テープ基材 23,35 第2テープ基材 25,34,43,44 剥離層 26,32,41 粘着剤層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の写真フイルムと、前記写真フイル
    ムが後端部から巻き付けられるスプールと、写真フイル
    ムの少なくとも両端部に設けられ、撮影終了後に写真フ
    イルムとともに別のスプールに巻き付けられて写真フイ
    ルムを遮光する遮光紙と、遮光紙後端の内周面若しくは
    外周面に取り付けられる封印用テープからなる写真用ロ
    ールフイルムにおいて、 前記封印用テープは、取付用の接着剤又は粘着剤によっ
    て前記遮光紙に固着され、前記接着剤又は粘着剤と反対
    側の面の一端側に剥離層が層設される第1テープ基材
    と、遮光紙側の面に封印用粘着剤層が層設され、他端側
    が前記第1テープ基材に貼着される第2テープ基材とを
    有し、 前記第2テープ基材の前記一端側にはつまみが形成され
    ており、このつまみを引き上げて第2テープ基材の一端
    側を前記第1テープ基材から剥離し、前記封印用粘着剤
    層を前記遮光紙に圧接して写真フイルムを光密に封印可
    能とすることを特徴とする写真用ロールフイルム。
  2. 【請求項2】 帯状の写真フイルムと、前記写真フイル
    ムが後端部から巻き付けられるスプールと、写真フイル
    ムの少なくとも両端部に設けられ、撮影終了後に写真フ
    イルムとともに別のスプールに巻き付けられて写真フイ
    ルムを遮光する遮光紙と、遮光紙後端の内周面に取り付
    けられる封印用テープからなる写真用ロールフイルムに
    おいて、 前記封印用テープは、取付用の接着剤又は粘着剤によっ
    て前記遮光紙に固着され、前記接着剤又は粘着剤と反対
    側の面に封印用粘着剤層が層設される第1テープ基材
    と、遮光紙側の面の一端側に剥離層が層設され、他端側
    が前記封印用粘着剤層に貼着される第2テープ基材とを
    有し、 前記第2テープ基材の前記一端側にはつまみが形成され
    ており、このつまみを引き上げて第2テープ基材の一端
    側を前記第1テープ基材から剥離し、前記封印用粘着剤
    層を前記遮光紙に圧接して写真フイルムを光密に封印可
    能とすることを特徴とする写真用ロールフイルム。
  3. 【請求項3】 帯状の写真フイルムと、前記写真フイル
    ムが後端部から巻き付けられるスプールと、写真フイル
    ムの少なくとも両端部に設けられ、撮影終了後に写真フ
    イルムとともに別のスプールに巻き付けられて写真フイ
    ルムを遮光する遮光紙と、遮光紙後端の内周面に取り付
    けられる封印用テープとからなる写真用ロールフイルム
    において、 前記封印用テープは、前記遮光紙と固着する封印用粘着
    剤層と、遮光紙側の面の一端側に第1剥離層が層設さ
    れ、他端側が前記封印用粘着剤層に貼着されるテープ基
    材とを有し、 前記テープ基材の前記一端側にはつまみが形成されてお
    り、このつまみを引き上げてテープ基材の一端側を前記
    封印用粘着剤層から剥離し、露呈された封印用接着剤層
    を前記遮光紙に圧接して写真フイルムを光密に封印可能
    とすることを特徴とする写真用ロールフイルム。
  4. 【請求項4】 前記テープ基材を挟んで前記第1剥離層
    の反対側には、弱剥離処理が施された第2剥離層が層設
    されていることを特徴とする請求項3記載の写真用ロー
    ルフイルム。
  5. 【請求項5】 前記つまみと対面する部分では前記封印
    用粘着剤層が省略されていることを特徴とする請求項1
    ないし4いずれか記載の写真用ロールフイルム。
  6. 【請求項6】 前記スプールは、少なくとも前記封印用
    テープが巻き付けられる部分の直径が端部の直径より
    0.1mm〜0.6mm小さくなっていることを特徴と
    する請求項1ないし5いずれか記載の写真用ロールフイ
    ルム。
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