JP3330813B2 - 画像圧縮装置および画像伸張装置 - Google Patents

画像圧縮装置および画像伸張装置

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JP3330813B2
JP3330813B2 JP6820996A JP6820996A JP3330813B2 JP 3330813 B2 JP3330813 B2 JP 3330813B2 JP 6820996 A JP6820996 A JP 6820996A JP 6820996 A JP6820996 A JP 6820996A JP 3330813 B2 JP3330813 B2 JP 3330813B2
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雅一 西本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像伸張装置
関し、特に、圧縮データの転送に関する外部装置の負担
を軽減するための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、この発明の背景となる従来の
画像圧縮装置の構成を示すブロック図である。この従来
装置96は、ビデオ信号デコーダ81、画像データバッ
ファ82、圧縮部83、および、タイミング発生部84
を備えている。外部から入力されたNTSC信号などの
ビデオ信号11は、ビデオ信号デコーダ81によってデ
ジタル化される。デジタル化された画像信号は、画像デ
ータバッファ82へ一時的に保持された後、圧縮部83
によって読み出される。
【0003】圧縮部83は、画像信号を圧縮して圧縮画
像信号13を生成し、外部に接続される外部装置80へ
と出力する。外部装置80は、例えば、画像信号を蓄積
する画像蓄積装置、あるいは、画像信号を伝送する伝送
経路などである。
【0004】ビデオ信号デコーダ81は、さらに、ビデ
オ信号11から水平および垂直同期信号を抽出する。タ
イミング発生部84は、これらの同期信号にもとづい
て、画像データバッファ82の動作を制御する制御信号
を出力する。
【0005】従来装置96では、このようにしてビデオ
信号11の圧縮が行われ、外部装置80へと出力され
る。
【0006】図13は、この発明の背景となるもう一つ
の従来装置である画像伸張装置の構成を示すブロック図
である。この従来装置97は、ビデオ信号エンコーダ7
1、画像データバッファ72、伸張部73、および、タ
イミング発生部74を備えている。外部装置80から入
力された圧縮画像信号13は、伸張部73によって伸張
される。伸張された画像信号は、画像データバッファ7
2へ一時的に保持された後、ビデオ信号エンコーダ71
によって読み出される。
【0007】ビデオ信号エンコーダ71は、伸張された
デジタル画像信号からビデオ信号11を再構成する。タ
イミング発生部74は、画像データバッファ72の動作
を制御する制御信号を出力するとともに、水平および垂
直同期信号を生成してビデオ信号エンコーダ71へと供
給する。
【0008】従来装置97では、このようにして圧縮画
像信号13の伸張が行われ、外部へと出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来装置96,97
は、以上のように構成されているので、外部装置80
は、圧縮画像信号13を生成する圧縮部83の動作に同
期して、圧縮画像信号13を読み取る必要があった。ま
た、圧縮画像信号13を伸張する伸張部73の動作に同
期して、圧縮画像信号13を出力する必要があった。
【0010】圧縮部83および伸張部73における圧縮
画像信号13の転送速度は、一般に、画面の中の部分的
な圧縮率によって随時変化する。したがって、圧縮率の
あらゆる変化に対応するために、外部装置80は、瞬間
に必要とされる最高の速度で圧縮画像信号13を転送し
得る能力を持っていることが必要とされていた。例え
ば、外部装置80が伝送経路を有する場合には、伝送容
量の高い伝送経路を使用する必要があった。
【0011】さらに、従来装置97においては、静止画
像に対応するビデオ信号11を出力する場合でも、外部
装置80は同一画面の圧縮画像信号13を、反復的に出
力する必要があった。このように、従来の画像圧縮装置
および画像伸張装置では、外部装置80に対して、高速
で転送する能力や、冗長な転送を要求するという問題点
があった。
【0012】この発明は、従来の装置における上記した
問題点を解消するためになされたもので、圧縮データを
転送する上での外部装置の負担を軽減し得る画像伸張装
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の装置は、外部
装置から入力された圧縮画像信号を伸張して出力する画
像伸張装置において、前記圧縮画像信号を伸張して画像
信号を得る伸張部と、前記伸張部と前記外部装置との間
に介在して、前記圧縮画像信号を一時的に保持する圧縮
データバッファと、前記圧縮データバッファにおける前
記圧縮画像信号の書込み動作および読出し動作を制御す
るデータ転送制御部と、を備え、前記データ転送制御部
は、前記圧縮データバッファが、前記外部装置からの書
込み要請に応じて前記圧縮画像信号を書き込み、前記伸
張部からの読出し要請に応じて前記圧縮画像信号を読み
出すように、前記圧縮データバッファを制御し、前記圧
縮画像信号が可変長符号のデータであり、前記伸張部
は、圧縮された単一のデータを復号する小規模デコーダ
と、前記小規模デコーダの略半分の処理速度特性を有し
圧縮された2個以上のデータを復号する大規模デコーダ
と、前記小規模デコーダおよび前記大規模デコーダへ同
時に前記圧縮された単一または二個以上のデータを与え
る入力データ制御手段と、前記小規模デコーダからの出
力データと大規模デコーダからの出力データとを切り替
えて出力する第1の切り替え手段と、前記第1の切り替
え手段からの出力データを単位時間だけ遅延させて出力
する遅延手段と、所定のタイミング信号に基づいて前記
第1の切り替え手段からの出力データと前記遅延手段か
らの出力データとを切り替えて出力する第2の切り替え
手段と、前記第2の切り替え手段を前記遅延手段からの
出力データから前記第1の切り替え手段からの出力デー
タに切り替えるための前記所定のタイミング信号を生成
するタイミング制御手段とを備え、前記小規模デコーダ
は、受けたデータが単一のデータか2個以上のデータか
を判定する判定手段を有し、前記タイミング制御手段
は、前記小規模デコーダの前記判定手段での判定信号に
基づいて、前記第1の切り替え手段が前記小規模デコー
ダからの出力データから前記大規模デコ ーダからの出力
データに切り替わった際に生じる不定データを検出する
不定タイミング検出手段と、前記不定タイミング検出手
段からの信号に基づいて前記所定のタイミング信号を前
記第2の切り替え手段へ出力するタイミング信号出力手
段とを備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】<1.画像圧縮装置> 図1は、参考例となる画像圧縮装置の構成を示すブロッ
ク図である。図1に示すように、この装置91は、ビデ
オ信号デコーダ1、圧縮部2、データ転送制御部3、圧
縮データバッファ4、および、タイミング発生部5を備
えている。装置91を使用する際には、例えばテレビカ
メラ等の図示しない外部装置から、例えばNTSC信号
などのビデオ信号11が入力されるとともに、もう一つ
の外部装置9が接続される。外部装置9は、例えば圧縮
された画像信号を蓄積する画像蓄積装置、あるいは、画
像信号を伝送する伝送経路などである。
【0015】ビデオ信号デコーダ1は、一般には動的画
像であるビデオ信号11を受信し、このビデオ信号11
を復調することによってデジタル画像信号12を得ると
ともに、ビデオ信号11から水平および垂直同期信号1
5を抽出する。また、圧縮部2は、ビデオ信号デコーダ
1で得られたデジタル画像信号12を圧縮することによ
って、圧縮画像信号13を得る。圧縮部2では、例えば
JPEGを基本とした手法などの、フレーム内符号化の
アルゴリズムにもとづいて、画像の圧縮が行なわれる。
【0016】タイミング発生部5は、同期信号15にも
とづいて、圧縮部2へ制御信号16を送出する。圧縮部
2は、この制御信号16に同期して、デジタル画像信号
12の圧縮を行う。また、圧縮データバッファ4は、圧
縮画像信号13を一時的に蓄積する記憶媒体であり、好
ましくはRAMを備えている。圧縮データバッファ4の
動作は、データ転送制御部3によって制御される。
【0017】データ転送制御部3は、圧縮部2から送出
される圧縮画像信号13の書き込みが行なわれるととも
に、一時的に蓄積された動作圧縮画像信号13が外部装
置9へと読み出されるように、圧縮データバッファ4を
制御する。すなわち、圧縮データバッファ4は、データ
転送制御部3の働きによって、圧縮部2から外部装置9
への圧縮画像信号13の転送を媒介する緩衝体としての
機能を果たす。
【0018】データ転送制御部3は、圧縮部2から送出
される画面最終データ信号17、圧縮データ生成信号1
8、および、外部装置9から送出される圧縮データ読み
出し要請信号21、バンク切換要請信号22にもとづい
て、メモリ制御信号19、メモリアドレス信号20を圧
縮データバッファ4へと出力する。このことによって、
圧縮データバッファ4の制御が行われる。これらの信号
の機能、およびデータ転送制御部3の内部構成について
は後述する。
【0019】図2は、圧縮データバッファ4のメモリ空
間の構成例を示す模式図である。図2に示すように、圧
縮画像信号13は、圧縮データバッファ4の中に、1画
面ごとに格納される。この1画面分の圧縮画像信号13
が格納されるメモリエリアを、この明細書ではバンクと
称する。図2の例では、圧縮データバッファ4のメモリ
空間には、2個のバンクが設けられている。このような
メモリ空間の構成も、データ転送制御部3の制御によっ
て決定される。
【0020】図3は、図2に例示した圧縮データバッフ
ァ4の動作を示す説明図である。図3に示すように、2
つのバンクの一方(バンク1)は圧縮画像信号13の書
き込み用として機能し、他方(バンク2)は読み出し用
として機能する。しかも、これらの機能は、時刻の経過
にともなって交互に入れ替わる。
【0021】すなわち、圧縮部2から送出される1画面
分の圧縮画像信号13が、一方のバンクに書き込まれて
いる期間は、他方のバンクは読み出し可能状態となる。
このとき、他方のバンクからは、先に格納された1画面
分の圧縮画像信号13が外部装置9へと読み出される。
2個のバンクの機能が、交互に切り換えられることによ
って、圧縮画像信号13の書き込みと読み出しとが、同
時並列的に行われ得る。
【0022】しかも、圧縮部2は、その圧縮動作に合わ
せて圧縮画像信号13を圧縮データバッファ4へ書き込
むことが可能である一方、外部装置9は、1つのバンク
が読み出し可能となっている期間の間に1画面分の読み
出しを完了すればよく、圧縮部2の動作に同期して読み
出し動作を行う必要がない。このため、読み出し動作の
速度を平均化することができるので、外部装置9は高速
で読み出しを行う必要がなくなる。すなわち、圧縮画像
信号13の転送能力に関する外部装置9の負担が軽減さ
れる。このことは、外部装置9が例えば伝送経路を有す
る場合には、伝送能力の低い簡便な伝送経路の使用をも
可能にする。
【0023】なお、図2および図3では、圧縮データバ
ッファ4のメモリ空間が2つのバンクを有する例を示し
たが、一般には、複数のバンク構成が可能である。例え
ば、メモリ空間が3個以上のバンクを有し、1つのバン
クに対して書き込みが行われている期間に、外部装置9
からの要求に応じて、残りのバンクの一つが選択され、
読み出しが行われるように、圧縮データバッファ4およ
びデータ転送制御部3を構成してもよい。
【0024】また、圧縮データバッファ4は、外部装置
9の個数に応じて、並列に複数個設けられてもよい。こ
のとき、圧縮部2から複数個の圧縮データバッファ4へ
と、圧縮画像信号13が同時に書き込まれる。そして、
複数の圧縮データバッファ4から複数の外部装置9へ
と、それぞれ個別に読み出しが行われる。読み出し動作
の速度も、各外部装置9の要求速度に応じて、個別に設
定される。
【0025】<2.画像伸張装置> 図4は、この発明の実施の形態における画像伸張装置の
構成を示すブロック図である。図4に示すように、この
装置92には、上述した装置91と同様に、データ転送
制御部3、圧縮データバッファ4、および、タイミング
発生部5が備わっている。また、装置91における圧縮
部2およびビデオ信号デコーダ1が、それぞれ伸張部6
およびビデオ信号エンコーダ7へと、あたかも置き換え
られている。さらに、ビデオ信号エンコーダ7とタイミ
ング発生部5とに信号を供給する同期信号発生部8が備
わっている。
【0026】装置92では、圧縮データバッファ4は、
外部装置9から伸張部6への圧縮画像信号13の転送を
媒介する機能を果たす。すなわち、データ転送制御部3
は、外部装置9から送出される圧縮画像信号13の書き
込みが行われるとともに、一時的に蓄積された圧縮画像
信号13が伸張部6へと読み出されるように、圧縮デー
タバッファ4を制御する。
【0027】データ転送制御部3は、伸張部6から送出
される画面最終データ信号17、伸張データ要請信号2
3、および、外部装置9から送出される伸張データ書込
み要請信号24、バンク切換要請信号22にもとづい
て、メモリ制御信号19、メモリアドレス信号20を圧
縮データバッファ4へと出力する。このことによって、
圧縮データバッファ4の制御が行われる。
【0028】同期信号発生部8は、水平および垂直同期
信号15を発生する。また、タイミング発生部5は、同
期信号発生部8で生成された同期信号15にもとづい
て、制御信号16を伸張部6へと送出する。
【0029】伸張部6は、圧縮データバッファ4から読
み取った圧縮画像信号13を伸張することによって、デ
ジタル画像信号12を再構成する。伸張部6は、フレー
ム内符号化のアルゴリズムにもとづいて、伸張動作を実
行する。また、伸張部6による伸張動作は、制御信号1
6に同期して行われる。
【0030】ビデオ信号エンコーダ7は、再構成された
デジタル画像信号12と、同期信号15とから、例えば
NTSC信号の形式のビデオ信号11を再構成して、外
部へと出力する。
【0031】装置92と装置91とが、互いに対で使用
可能な関係にあるとき、すなわち、装置91で得られた
圧縮画像信号13を装置92で伸張することによって、
ビデオ信号11を再構成可能な関係にあるときには、伸
張部6と圧縮部2は、互いに逆の処理を実行する。例え
ば、圧縮部2がJPEGを基本としたアルゴリズムにも
とづいて、画像の圧縮を行なうときには、対応する伸張
部6は、JPEGを基本としたアルゴリズムにもとづく
伸張を実行する。同様に、ビデオ信号エンコーダ7と、
対応するビデオ信号デコーダ1とは、互いに逆の処理を
実行する。
【0032】装置92における圧縮データバッファ4の
メモリ空間は、装置91と同様に構成される。例えば、
圧縮データバッファ4のメモリ空間は、図2で示され
る。そして、その動作は、図5の説明図で示される。す
なわち、2つのバンクの一方(バンク1)から1画面分
の圧縮画像信号13が、伸張部6によって読み出されて
いる期間は、他方のバンク(バンク2)は書込み可能状
態となる。このとき、他方のバンクには、1画面分の圧
縮画像信号13が外部装置9から書き込まれる。これら
の2個のバンクの機能が、交互に切り換えられることに
よって、圧縮画像信号13の書込みと読み出しとが、同
時並列的に行われる。
【0033】伸張部6は、その伸張動作に合わせて圧縮
データバッファ4から圧縮画像信号13を読み出すこと
が可能である一方、外部装置9は、1つのバンクが書込
み可能となっている期間の間に1画面分の書込みを完了
すればよく、伸張部6の動作に同期して書込み動作を行
う必要がない。このため、書込み動作の速度を平均化す
ることができるので、外部装置9は高速で書込みを行う
必要がなくなる。すなわち、圧縮画像信号13の転送能
力に関する外部装置9の負担が軽減される。このこと
は、外部装置9が例えば伝送経路を有する場合には、伝
送能力の低い簡便な伝送経路の使用をも可能にする。
【0034】また、外部装置9からデータ転送制御部3
への指示によって、一つのバンクに保持されている1画
面分の圧縮画像信号13を、伸張部6へと反復的に読出
すことも可能である。このとき、外部装置9が同一の1
画面分の圧縮画像信号13を反復的に圧縮データバッフ
ァ4へと書き込まなくても、静止画像に対応するビデオ
信号11が再構成される。すなわち、静止画像を伸張す
るときに、外部装置9は、同一の圧縮画像信号13を反
復的に供給する必要がない。
【0035】このように、装置92は、外部装置9の書
込み動作における冗長性をも解消する。このことも、圧
縮画像信号13の転送に関する外部装置9の負担の軽減
に寄与する。
【0036】なお、図5では、圧縮データバッファ4の
メモリ空間が2つのバンクを有する例を示したが、装置
91と同様に、一般には複数のバンク構成が可能であ
る。また、装置91と同様に、外部装置9の個数に応じ
て、複数個の圧縮データバッファ4を並列に設けること
も可能である。
【0037】<3.データ転送制御部> つぎに、装置91,92に共通に備わるデータ転送制御
部3の構成例と、その動作について詳述する。図6は、
図2、図3、および図5の動作を実現するデータ転送制
御部3の構成を示すブロック図である。図6に示すよう
に、データ転送制御部3は、アクセス調停部30、メモ
リアドレス生成部31、および、メモリ制御タイミング
生成部39を備えている。
【0038】アクセス調停部30は、圧縮部2(または
伸張部6)と外部装置9との間で、圧縮データバッファ
4へのアクセス(すなわち、書込みまたは読出し動作)
の調停を行う。この調停は、圧縮部2(または伸張部
6)から送出される圧縮データ生成信号18(または伸
張データ要請信号23)と、外部装置9から送出される
圧縮データ読み出し要請信号21(または伸張データ書
込み要請信号24)とにもとづいて行われる。
【0039】圧縮データ生成信号18(または伸張デー
タ要請信号23)は、圧縮データバッファ4に対して書
込み(または読出し)動作を指示する信号であり、圧縮
部2(または伸張部6)が書込み(または読出し)動作
を行うごとに送出される。また、圧縮データ読み出し要
請信号21(または伸張データ書込み要請信号24)
は、圧縮データバッファ4に対して読出し(または書込
み)動作を指示する信号であり、外部装置9が読出し
(または書込み)動作を行うごとに、外部装置9から送
出される。
【0040】また、メモリ制御タイミング生成部39
は、アクセス調停部30によるアクセス調停の結果に応
答して、圧縮データバッファ4に付与するメモリ制御信
号19、すなわち書込み動作および読出し動作を制御す
る信号を生成する。さらに、メモリアドレス生成部31
は、圧縮データバッファ4に付与するメモリアドレス信
号20を生成する装置部分である。このメモリアドレス
生成部31は、レジスタ32,33,35,36、アド
レス生成部34,37、および、アドレス選択部38を
備えている。
【0041】レジスタ32,35は、1画面分の圧縮画
像信号13のデータ長の値を一時的に保持する記憶媒体
を有している。このデータ長は、後述するように、アド
レス生成部34,37によって算出される。ただし、画
像伸張装置92においては、外部装置9からデータ転送
制御部3へと、データ長の値が直接に送信され、この値
がレジスタ32,35に保持されるようにデータ転送制
御部3を構成してもよい。
【0042】レジスタ33,36は、1画面分の圧縮画
像信号13の先頭アドレスの値を一時的に保存する記憶
媒体である。この先頭アドレスの値は、外部装置9によ
って設定される。
【0043】アドレス生成部34,37は、レジスタ3
2,35に保持されるデータ長、レジスタ33,36に
保持される先頭アドレス、および、画面最終データ信号
17にもとづいて、圧縮データバッファ4のアドレスを
指定するメモリアドレス信号20を生成する。画面最終
データ信号17は、1画面の終了を通知する信号であ
り、1画面の圧縮(または伸張)が終了するごとに、圧
縮部2(または伸張部6)から送出される。
【0044】アドレス選択部38は、画面最終データ信
号17、バンク切換要請信号22、および、アクセス調
停部30による調停の結果にもとづいて、アドレス生成
部34,37が生成する2通りのメモリアドレス信号2
0の一方を選択して出力する。図6に示すように、アド
レス生成部34,37が2個備わっているのは、圧縮デ
ータバッファ4のメモリ空間における2つのバンクごと
に、アドレスを生成するためである。すなわち、アドレ
ス生成部34,37は、2つのバンクを個別に管理して
いる。
【0045】アドレスは、圧縮データバッファ4へのア
クセスが行われるごとに、先頭アドレスに対してインク
リメントするように計算される。装置91においては、
画面最終データ信号17が入力された時点で先頭アドレ
スへと初期化される。装置92においては、レジスタ3
2,35に保持されるデータ長に相当するまでインクリ
メントが行われた時点で、先頭アドレスへと初期化され
る。
【0046】2つのアドレス生成部34,37が管理す
るバンクの役割に応じて、これらのアドレス生成部3
4,37の一方が、圧縮部2による書込み(または伸張
部6による読出し)のためのアドレスを生成するときに
は、他方は外部装置9からの読出し(または書込み)の
ためのアドレスを生成する。そして、アドレス生成部3
4,37のこれらの機能も、それらが管理するバンクの
役割が交互に切り替えられるのに応じて、交互に切り替
えられる。
【0047】この切換は、バンク切換要請信号22によ
って指示される。また、この切り替えは、1画面分の圧
縮画像信号13の最終データの書込みに同期して行われ
るので、外部装置9はバンク切換要請信号22を送出す
るタイミングを正確に計る必要がない。
【0048】バンクの役割が切り替えられるのに応じ
て、アドレス生成部34,37の機能も切り替えられる
ので、アドレス生成部34,37の各1は、1つのバン
クの書込みと読出しとの双方を管理することになる。し
たがって、それぞれが管理しているバンクに書き込まれ
た1画面分の圧縮画像信号13の格納場所に関する情報
は、アドレス生成部34,37によって保持され、読出
しの際に生かされる。
【0049】この切替えは、装置92においても同様に
行われる。さらに装置92では、バンク切換要請信号2
2が送出されるまでは、同一画面の圧縮画像信号13を
反復して読み出すようにアドレスが生成される。このた
め、外部装置9は静止画像に相当する圧縮画像信号13
を送出するときには、その期間にわたってバンク切換要
請信号22の送出を停止するとよい。そうすることによ
って、外部装置9は、同一の圧縮画像信号13を反復的
に送出することなく、同一の1画面分の圧縮画像信号1
3の伸張が反復的に実行される。その結果、ビデオ信号
エンコーダ7からは静止画像としてのビデオ信号11が
得られる。
【0050】なお、通常のメモリアクセスと同様に、外
部装置9からアドレスを直接に指定することによって、
外部装置9による圧縮画像信号13の読出しおよび書込
みが実行されるようにデータ転送制御部3を構成しても
よい。
【0051】図7は、アドレス生成部34,37を代表
して、アドレス生成部34の構成例を示すブロック図で
ある。まず、このアドレス生成部34が装置91に組み
込まれている例について説明する。
【0052】アドレス生成部34は、オフセットレジス
タ41、加算部42、およびスイッチ部43を備えてい
る。アドレス生成部34が管理するバンクへ、圧縮部2
による書込みが行われるときには、オフセットレジスタ
41は、1画面ごとの圧縮画像信号13の切れ目に対応
する画面最終データ信号17に応答して、保持する値を
ゼロに初期化する。その後、圧縮データ生成信号18に
応答して、保持する値を1ずつインクリメントしてゆ
く。この動作を、つぎの画面最終データ信号17が入力
されるまで継続する。
【0053】また、オフセットレジスタ41は、画面最
終データ信号17が送出されるときには、1画面分の圧
縮画像信号13のデータ長に相当する値を保持してい
る。このため、スイッチ部43は、画面最終データ信号
17に応答して、オフセットレジスタ41が保持する値
をレジスタ32へと転送する。
【0054】加算部42は、レジスタ33から供給され
る先頭アドレスの値と、オフセットレジスタ41が保持
する値とを加算することによって、メモリアドレス信号
20を生成する。その結果、1画面分の圧縮画像信号1
3が、レジスタ33に保持される先頭アドレスから、デ
ータ長に相当する範囲のメモリ空間に書き込まれる。
【0055】アドレス生成部34が管理するバンクから
外部装置9への読出しが行われるときには、まず、バン
ク切換要請信号22によって、アドレス生成部34が管
理するバンクが読み出し側に切り替えられる。このと
き、レジスタ32,33へ保持されている値は、読み出
すべき1画面分の圧縮画像信号13の格納場所を指示し
ていることになる。
【0056】オフセットレジスタ41は、外部装置9か
ら圧縮データ読み出し要請信号21が送信されるごと
に、保持する値をインクリメントしてゆき、バンク切換
要請信号22が送信されると、これに応答してゼロへと
初期化する。また、読出しは、レジスタ32が保持する
データ長に相当する回数だけ行われる。加算部42が、
レジスタ33が保持する先頭アドレスの値と、オフセッ
トレジスタ41が保持する値とを加算することによっ
て、メモリアドレス信号20を生成する点は、書込みの
際と同様である。
【0057】読出しの際のアドレスがこのように生成さ
れることによって、レジスタ33に保持される先頭アド
レスからデータ長に相当する範囲のメモリ空間に書き込
まれた1画面分の圧縮画像信号13の読出しが行われ
る。
【0058】つぎに、アドレス生成部34が装置92に
組み込まれている例について説明する。アドレス生成部
34が管理するバンクに、外部装置9から圧縮画像信号
13が書込まれるときには、レジスタ32には1画面分
の圧縮画像信号13のデータ長の値が入力される。オフ
セットレジスタ41は、外部装置9から圧縮データバッ
ファ4へと圧縮画像信号13が書き込まれるごとに送出
される伸張データ書込み要請信号24に応答して、保持
する値をインクリメントする。その後、バンク切換要請
信号22が送出されると、アドレス生成部34が管理す
るバンクは、書込み動作から読出し動作へと切り替わ
る。
【0059】オフセットレジスタ41が保持する値は、
その値がレジスタ32に保持されるデータ長に等しくな
った後に初期化される。その結果、バンク切換要請信号
22が送出されるまでは、アドレス生成部34が管理す
るバンクから、1画面分の同一の圧縮画像信号13が、
伸張部6へと供給され続ける。
【0060】なお、図7では、アドレス生成部34が、
圧縮部2(または伸張部6)のアクセスだけでなく、外
部装置9のアクセスのためのアドレスをも生成するよう
に構成された例を示した。しかしながら、外部装置9自
身がアドレスを指示する機能を有する場合には、外部装
置9のアクセスのためのアドレスを生成しないように、
装置91,92を構成することも可能である。
【0061】また、図6では、管理すべきバンクが2つ
の場合を例として示したが、図6の構成を拡張すること
によって、3個以上のバンクの管理も同様に行うことが
できる。
【0062】<4.画像圧縮伸張装置> 画像圧縮装置91と画像伸張装置92とは組み合わせて
使用されるのが通例である。ここでは、このような使用
に適した、装置91と装置92とが組み込まれてなる画
像圧縮伸張装置の例について説明する。
【0063】図8は、画像圧縮伸張装置の構成例を示す
ブロック図である。この装置93は、圧縮伸張部10を
備えている。この圧縮伸張部10は、圧縮部2と伸張部
6とを備えている。しかも、圧縮部2と伸張部6とは、
互いに逆のアルゴリズムにもとづいて演算を実行するよ
うに構成されている。また、装置93は、それぞれが圧
縮データバッファ4と同一構成である圧縮データバッフ
ァ4A,4Bを、さらに備えている。
【0064】装置93では、外部からビデオ信号デコー
ダ1へと入力されたビデオ信号11を圧縮し、圧縮画像
信号13の形式で外部装置9へと出力することが可能で
あるとともに、外部装置9から送出された圧縮画像信号
13を伸張し、ビデオ信号エンコーダ7からビデオ信号
11として出力することも可能である。すなわち、装置
93は、装置91,92の双方の機能を併せ持ってい
る。また、双方の装置に共通の装置部分が共有されるの
で、双方を個別に製造するのに比べて、コストが低廉と
なる。
【0065】なお、図8では、2つの圧縮データバッフ
ァ4A,4Bを備える例を示したが、圧縮データバッフ
ァは圧縮部2と伸張部6とで、互いに共有可能であるの
で、一般には単一の圧縮データバッファ4のみが備わっ
ていてもよい。図8の例では、2つの圧縮データバッフ
ァ4A,4Bが備わるので、複数の外部装置9が接続可
能である。
【0066】また、圧縮部2で圧縮して得られた多数
(一般には複数)画面分の圧縮画像信号13を、圧縮デ
ータバッファ4A,4Bに保存しておき、その中から特
定の画面を外部からの指示に応じて任意に選択し、伸張
部6で伸張してビデオ信号11を再構成し、静止画像と
して出力することも可能である。すなわち、外部装置9
を接続することなく、装置93をあたかも独立した画像
蓄積装置として使用することも可能である。
【0067】このように、圧縮データバッファ4A,4
Bは、圧縮部2(または伸張部6)と外部装置9の間の
緩衝を目的とした使用だけでなく、圧縮画像信号13を
蓄積する媒体としての使用にも供することができる。こ
のことは、圧縮データバッファ4A,4Bの代わりに単
一の圧縮データバッファ4が備わる場合でも同様であ
る。
【0068】 <5.圧縮部2および伸張部6の一般的構成> 以上の説明では、圧縮部2および伸張部6において、フ
レーム内符号化のアルゴリズムにもとづいて、画像の圧
縮および伸張が行なわれる例を示したが、この発明は、
フレーム間の相関をも考慮したフレーム間符号化のアル
ゴリズムにもとづいた圧縮、伸張が行われる装置に対し
ても適用可能である。
【0069】ただし、フレーム内符号化にもとづく場合
には、フレーム間の相関を考慮する必要がないので、フ
レームバッファを設ける必要がないだけでなく、圧縮お
よび伸張動作が高速で行われるという利点が生まれる。
このことは、外部装置9を伝送経路とした双方向の通信
をも可能にする。
【0070】フレーム内符号化にもとづく場合にはさら
に、圧縮データバッファ4に圧縮画像信号13が1画面
単位で保持されるので、図2、図3、および図5〜図7
に例示したように、データ転送制御部3による制御が簡
単となる。特に、圧縮画像信号13の1画面分の切出し
が可能となるために、すでに説明したように、静止画像
を出力する際の外部装置9の転送の冗長性を解消するこ
とができる。
【0071】<6.伸張部6の好ましい例> つぎに、伸張部6が取り扱う圧縮画像信号13が可変長
符号であるときの、望ましい伸張部6の構成について説
明する。伸張部6が処理対象とする可変長符号の例とし
て、ハフマン符号化にもとづいて得られたハフマン符号
を取り上げるが、同様の構成は可変長符号一般に対して
適用可能である。
【0072】<6-1.原理> 一般に、画像データには同一のデータが連続することが
多く、したがって、互いに連続するデータの差分は
“0”になることが多い。特に、離散コサイン変換(D
CT)処理の場合、データが特定の領域(例えば低周波
数領域)に集中することが多いため、前記した差分が
“0”になる割合は極めて高い。例えば、差分が、 “0005” …(1) となる場合、“0”のランレングス(以下、0ランレン
グスと称す)が「3」で、その次に“5”(すなわち
“0”以外のデータ)が来るという具合にして2次元的
にハフマンコードを割り当てることになる。この場合、
0ランレングスである「3」というデータと、その次に
来る“5”というデータを合わせてデコードするため、
前記(1)で示した数列の場合、1回のデコードで4個
のデータを処理できることになる。
【0073】“2134” …(2) 一方、前記(2)で示す数列のように、差分データとし
て“0”以外のデータが連続、すなわち0ランレングス
が「0」となる場合、デコードすべきデータは“2”、
“1”、“3”、“4”というように、1回のデコード
について1個ずつのデータしか処理できない。
【0074】これらのことを考慮すると、0ランレング
スが「0」であるか否かによって処理速度が少なくとも
2倍以上差があることがわかる。すなわち、0ランレン
グスが「1」以上である場合は、2個以上のデータを一
度にデコードするため、メモリールックアップに2サイ
クル懸かっても、最終的なデータ出力のタイミングとし
て1データにつき1回デコードするタイミングに対して
時間的な遜色がないことになる。そして、前記したよう
に、“0”以外のデータが連続するのは例えば低周波数
領域等の特定の領域に限定されるため、0ランレングス
が「0」であるか否かによって処理を偏向することが処
理速度向上のためには望ましいと言える。
【0075】この実施の形態の伸張部6は、このことを
考慮して、まず0ランレングスが「0」であるか「1」
以上であるかを検出し、0ランレングスが「0」である
特定の領域のみを高速なハードウェアのデコーダで処理
し、0ランレングスが「1」以上の場合と異なるパスの
処理を行うことで、メモリルックアップの処理速度に依
存していた従来周知の装置に比べて、デコーダを高速化
することによる処理速度の向上を実現するものである。
【0076】<6-2.構成> 図9は、この実施の形態の伸張部6に備わる、0ランレ
ングスデータを用いた復号処理部の構成を示したもので
ある。図9中、51は可変長データにおいて次に復号す
るデータを決める入力データ制御ブロック(入力データ
制御手段)である。
【0077】また、52は0ランレングスデータが
“0”に対応するハフマンコードだけをデコードするた
めの高速処理が可能なハードウェアデコーダ(小規模デ
コーダ:以下、HWデコーダと称す)であり、該HWデ
コーダ52からの出力信号であるH/U信号(判定信
号)は該HWデコーダ52の内部データにヒットしたか
あるいはしなかったかを示すための信号である。
【0078】具体的には、図10中の(B)の如く、内
部データにヒットしたときはHigh信号を出力し、ヒ
ットしなかったときはLow信号を出力する。このよう
な処理を行うため、HWデコーダ52の内部には、リフ
ァレンスとしての内部データを格納する内部データ格納
手段(メモリ)52aと、該内部データ格納手段52a
の内部データと入力データ制御ブロック51からのハフ
マンデータとを照合する照合手段(コンパレータ:判定
手段)52bとを備えている。
【0079】さらに、53は0ランレングスが1以上に
割り当てられたハフマンコードをデコーダするためのメ
モリー(テーブル:大規模デコーダ)、54はHWデコ
ーダ52からのH/U信号に基づいてHWデコーダ52
からの複合データとメモリー53からの複合データを選
択する第1のマルチプレクサ(第1の切り替え手段:以
下、第1のMUXと称す)、55はメモリー53でデコ
ードされた0ランレングスのデータを基に0ランレング
スの数だけデータの出力タイミングをおくらせるために
0ランレングスをカウントするランレングスカウンタ、
56はデコーダのH/U信号および0ランレングスカウ
ンタの出力より、次のデータの復号処理を行なうか否か
のフラグを生成するデータイネーブル発生回路である。
【0080】さらにまた、57は、入力データ制御ブロ
ック51からのハフマンデータがHWデコーダ52の内
部データにヒットしなかった場合、メモリー53のアク
セススピードが遅いため出力データが不定になるタイミ
ングができる(図10中の(F)参照)ので、これを検
出してデータの出力タイミングをコントロールするため
のフラグ(図10中の(E)参照)を発生する不定タイ
ミング検出回路(不定タイミング検出手段)である。
【0081】また、58は、第1のMUX54より出力
された復号データから、これまで復号されたデータ量を
計算し、次に復号すべき圧縮データを出力させるための
補助データを作成する復号データ量算出回路、59,6
0,61,62はデータ列をクロック信号CKの1サイ
クル分だけ遅延させる遅延装置(ディレイ)、63は前
記遅延装置60(タイミング信号出力手段)からのタイ
ミング信号に基づいて遅延装置61(遅延手段)からの
出力データから第1のMUX54からの出力データに切
り替える第2のマルチプレクサ(第2の切り替え手段:
以下、第2のMUXと称す)である。
【0082】なお、前記不定タイミング検出回路57お
よび前記遅延装置60は、前記第2のMUX63を切り
替えるための所定のタイミング信号を生成するタイミン
グ制御手段を構成する。
【0083】<6-3.動作> 上記構成の伸張部6の処理手順を説明する。図10は本
実施例の画像圧縮伸張装置の動作を示すタイミングチャ
ートである。図10中の(A)に示されたデータは入力
データ制御ブロック51からの出力を示すもので、デー
タaの0ランレングスが「0」、データbの0ランレン
グスが「1」、データcの0ランレングスが「0」、デ
ータdの0ランレングスが「2」であるとする。
【0084】まず、図10中の(A)のデータaが入力
データ制御ブロック51から出力されると、図9の如
く、HWデコーダ52とメモリー53に同時に入力され
る。ここで、HWデコーダ52内の比較手段(コンパレ
ータ)にて、受けたハフマンデータaがデコーダの内部
データにヒットしたか否かを検出する。
【0085】そして、データaがHWデコーダ52の内
部データにヒットした場合、ヒットした旨を示すフラグ
としてH/U信号(図10中の(B))としてHigh
信号を出力するとともに、デコードした復号データ(図
10中の(C)のデータA)を出力する。一方、データ
aの0ランレングスが「1」以上の場合は、データaが
HWデコーダ52の内部データにヒットしないため、H
/U信号(図10中の(B))としてLow信号を出力
する。また、メモリー53は、常にデータaのデコード
を実行し復号データを出力する。
【0086】第1のMUX54は、HWデコーダ52に
ヒットした旨を伝達された場合、H/U信号としてHi
gh信号が入力され、これにしたがってHWデコーダ5
2からの複合データを選択する。一方、ヒットしなかっ
た場合は、H/U信号としてLow信号が入力され、こ
れにしたがってメモリー53からの復号データを選択す
る。また、メモリー53から出力された0ランレングス
データは、0ランレングスカウンタ55に入力され、デ
ータイネーブル発生回路56を通して次のデータをデコ
ードするタイミングを0ランレングスの数だけ待たせる
処理を行なう。
【0087】一方、復号データ量算出回路58は、第1
のMUX54より出力された復号データから、これまで
復号されたデータ量を計算し、次に復号すべき圧縮デー
タを出力させるための補助データを作成する。第2のM
UX63は、不定タイミング検出回路57で検出された
タイミング(図10中の(E)のHigh信号)にした
がって正しいデータを埋め込み、最終的な復号データを
作成する(図10中の(H)のデータA)。
【0088】以上が図10中の(A)のデータaについ
て処理であるが、メモリー53のルックアップが2サイ
クル懸かるため、該データaが出力されて、これに続く
サイクルは、図10中の(B)においてデータAとデー
タBの間に示すように不定となる。すなわち、(A)の
データbがデコード(図10中の(B)のデータB)さ
れるタイミングは、データAの後2サイクル目になって
しまう。つまり、0ランレングスが「1」以上の場合、
不定の期間が1サイクル発生することになる。
【0089】そこで、データ列の全体を遅延装置(ディ
レイ)61で1サイクル分だけ遅延させ、遅延処理され
た前記不定の期間の部分(遅延装置61からの出力:図
10中の(F))に遅延処理をかけないタイミングで前
記データB(第1のMUX54からの出力:図10中の
(C))を埋め込めば、データBに係るデータ列をHW
デコーダ52のサイクルと同速度で出力できることにな
る。
【0090】また、図10中の(A)のデータdのよう
に0ランレングスが「2」以上の場合、図10中の
(E)で不定タイミング検出回路57が、不定の期間
(HWデコーダ52でヒットしなかったとき)を検出し
た後の1サイクル後のデータは、図10中の(F)のよ
うに、遅延装置61からの出力は不定となる。また、図
10中の(F)の不定のデータに続くデータは、データ
D,データDと続く。そこで、不定のデータの部分に、
データBのときと同様の処理を行ってデータDを埋め込
めば、データDに係るデータ列をHWデコーダ52のサ
イクルと同速度で出力できることになる。
【0091】このように、この実施の形態の伸張部6で
は、0ランレングスが「0」の場合のコードを復号する
HWデコーダ52は1クロック以内に復号データを出力
しなくてはならないが、0ランレングスが1以上を復号
するメモリー53は2クロック以内にデータを出力すれ
ば良い。ここで用いているHWデコーダ52は0ランレ
ングスが「0」の場合だけのハフマンコードに対応する
高速処理用のため、回路規模は小さくて済み、かつ処理
を非常に高速化することができる。
【0092】この実施の形態の伸張部6が、装置92,
93に組み込まれたときには、圧縮データバッファ4お
よびデータ転送制御部3が存在するので、伸張部6の処
理速度、特にピーク速度が高いにも拘らず、外部装置9
へは同様の高い転送速度は要求されず、外部装置9の負
担は軽いものにとどまるという利点がある。すなわち、
装置92,93において、圧縮データバッファ4および
データ転送制御部3は、この実施の形態の伸張部6が備
わるときに、特にその効果を顕著に発揮する。
【0093】<6-4.変形例> この実施の形態では、ランレングスが“0”の場合と
“1”以上の場合で、デコーダとメモリに分解したが、
スピードと回路規模との兼合で、それ以外の分割方法を
適用できることは言うまでもない。
【0094】 <7.圧縮部2および伸張部6の他の好ましい例> つぎに、圧縮部2および伸張部6が、パイプライン処理
を実行するときの、それらの好ましい構成例について説
明する。例えば、JPEGを基本としたアルゴリズムに
もとづく処理は、パイプライン処理の代表例である。
【0095】<7-1.構成> 図11は、この実施の形態の圧縮伸張部10の構成を示
すブロック図である。図11において、103−1,1
03−2,103−3は圧縮伸張部10の内部の各種信
号処理装置、104は前段の信号処理装置103−1,
103−2,103−3で信号処理したデータを後続す
る各パイプラインの出力に反映させるかどうかを、デー
タイネーブル発生回路106からのデータイネーブル信
号に基づいて判定する圧縮伸張部10の内部判定装置
(処理制御手段)、105aは内部判定装置104から
の内部信号を1クロック分遅延させる圧縮伸張部10の
内部遅延装置(レジスタ)、105bはデータイネーブ
ル発生回路106からのデータイネーブル信号をパイプ
ラインの各段の信号処理装置103−1,103−2,
103−3の段数分に対応して1クロックずつ遅延させ
る圧縮伸張部10の内部遅延装置(イネーブル信号遅延
手段:レジスタ)、106は外部からのHSYNC信号
(水平同期信号)およびVSYNC信号(垂直同期信
号)を基に有効データの期間だけイネーブルとするため
にデータイネーブル信号を発生するデータイネーブル発
生回路(イネーブル手段)である。
【0096】ここで、内部判定装置104は、データイ
ネーブル発生回路106からのデータイネーブル信号を
受けたときのみパイプライン内の信号処理を許可し、デ
ータイネーブル信号を受けないときにパイプライン内の
信号処理を停止させるもので、一般的なマルチプレクサ
が用いられ、一対の入力端子のうち、一方は前段の信号
処理装置103−1,103−2,103−3の出力端
子が接続され、他方は後続する内部遅延装置105aの
出力端子に帰還接続される。
【0097】<7-2.動作> 上記構成の圧縮伸張部10の処理方法を説明する。ま
ず、圧縮時においてデータイネーブル発生回路106
は、HSYNC信号およびVSYNC信号に基づいて入
力映像信号が有効な期間だけデータイネーブル信号を発
生する。圧縮装置内の各信号処理装置103−1,10
3−2,103−3は入力された画像データをパイプラ
イン処理により逐次処理するが、各段の内部判定装置1
04によって、次段に出力されるかあるいは前のデータ
を保持するかが決められる。
【0098】つまり、各段のデータがバリッドの時だけ
データは処理され、そうでない時は、各段の内部遅延装
置105aは、次にバリッド信号がくるまでデータを保
持していることとなる。このような処理を行なうこと
で、有効な入力映像信号だけを圧縮することができる。
次に伸張時の処理についてのべる。
【0099】一方、伸張処理時においては、伸張処理を
開始してからパイプラインの段数分だけ映像信号が出力
されるタイミングが遅れる事になる。つまりHSYNC
信号およびVSYNC信号に合わせて伸張データを出力
しようとすると、データイネーブル発生回路106は有
効データを出すタイミングよりパイプラインの段数分だ
け先に処理を始めるようにデータイネーブル信号を出力
すれば良い。通常、映像信号はかなりの無効データを含
んでいるため、少々のパイプラインの段数があっても、
このような処理は問題なく可能である。
【0100】この実施の形態の圧縮伸張部10、あるい
はその構成要素である圧縮部2および伸張部6では、特
にピーク速度が高くなるが、これらが装置92,93に
組み込まれたときには、圧縮データバッファ4およびデ
ータ転送制御部3が存在するので、外部装置9へは同様
の高い転送速度は要求されず、外部装置9の負担は軽い
ものにとどまるという利点がある。すなわち、装置9
2,93において、圧縮データバッファ4およびデータ
転送制御部3は、この実施の形態の圧縮部2あるいは伸
張部6が備わるときに、特にその効果を顕著に発揮す
る。
【0101】
【発明の効果】の装置では、伸張部と外部装置との間
に圧縮データバッファが介在しており、しかも、データ
転送制御部の働きによって、外部装置による圧縮画像信
号の書込み、および伸張部による読出しが、それぞれの
要請に応じて行われる。このため、圧縮画像信号の書込
みは外部装置に固有の転送速度で行われ、読出しは伸張
部に固有の転送速度で実行される。すなわち、外部装置
は伸張部の動作に同期して圧縮画像信号の転送を行う必
要がない。したがって、外部装置は伸張部の瞬間の最高
転送速度に対応した高速度の転送能力を有する必要がな
く、転送能力に関する外部装置の負担が軽減される。さ
らに、伸張部が小規模デコーダおよび大規模デコーダを
有し、処理速度の遅い大規模デコーダでの処理時に生じ
る不定データの不定タイミングを検出し、その際に所定
のタイミング信号を第2の切り替え手段へ出力し、遅延
手段にて遅延された不定のタイミングに第1の切り替え
手段 からの遅延されない出力データを埋め込むよう構成
されているので、復号されるデータが単一のときは処理
速度が早い小規模デコーダによりデータをデコーダし、
高速にデータを出力する一方、復号されるデータが2個
以上のときは、大規模デコーダによりデータをデコード
し、遅延手段にて遅延された不定のタイミングに第1の
切り替え手段からの遅延されない出力データを埋め込む
ことで、最終的に出力されるデータ列を補償し、大規模
デコーダの処理速度の遅さから生じるデータの損傷を防
止する。このことにより、相対的に伸張部全体の処理速
度を上げることができる。したがって、可変長符号の復
号伸張処理時の処理速度を従来周知の装置に比べて2倍
近く高めることが可能であり、これまで、リアルタイム
処理が困難であった映像信号に対しても対応化が可能と
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の画像圧縮装置のブロック図であ
る。
【図2】 図1の装置の圧縮データバッファのメモリ空
間の模式図である。
【図3】 図1の装置の圧縮データバッファの動作を示
す説明図である。
【図4】 実施形態の画像伸張装置のブロック図であ
る。
【図5】 図4の装置の圧縮データバッファの動作を示
す説明図である。
【図6】 図1および図4の装置のデータ転送制御部の
ブロック図である。
【図7】 図6のアドレス生成部の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図8】 実施形態の画像圧縮伸張装置のブロック図で
ある。
【図9】 伸張部の好ましい構成を示すブロック図であ
る。
【図10】 図9の伸張部の動作を説明するタイミング
チャートである。
【図11】 圧縮伸張部の好ましい構成を示すブロック
図である。
【図12】 従来の画像圧縮装置のブロック図である。
【図13】 従来の画像伸張装置のブロック図である。
【符号の説明】
2 圧縮部 3 データ転送制御部 4 圧縮データバッファ 6 伸張部 9 外部装置 11 ビデオ信号(画像信号) 13 圧縮画像信号 34,37 アドレス生成部 32,33,35,36 レジスタ 38 アドレス選択部 51 入力データ制御ブロック 52 HWデコーダ 52a 内部データ格納手段 52b 照合手段 53 メモリー 54 第1のマルチプレクサ 55 ランレングスカウンタ 56 データイネーブル発生回路 57 不定タイミング検出回路 58 復号データ量算出回路 59,60,61,62 遅延装置 63 第2のマルチプレクサ 103−1,103−2,103−3 信号処理装置 104 内部判定装置 105a,105b 内部遅延装置 106 データイネーブル発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−114333(JP,A) 特開 平4−68684(JP,A) 特開 平6−268829(JP,A) 特開 平4−337990(JP,A) 特開 平5−308622(JP,A) 特開 平6−189285(JP,A) 特開 平3−107294(JP,A) 特開 平6−62262(JP,A) 特開 平6−187434(JP,A) 特開 平6−223170(JP,A) 特開 平6−243243(JP,A) 特開 平4−273672(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置から入力された圧縮画像信号を
    伸張して出力する画像伸張装置において、 前記圧縮画像信号を伸張して画像信号を得る伸張部と、 前記伸張部と前記外部装置との間に介在して、前記圧縮
    画像信号を一時的に保持する圧縮データバッファと、 前記圧縮データバッファにおける前記圧縮画像信号の書
    込み動作および読出し動作を制御するデータ転送制御部
    と、 を備え、 前記データ転送制御部は、前記圧縮データバッファが、
    前記外部装置からの書込み要請に応じて前記圧縮画像信
    号を書き込み、前記伸張部からの読出し要請に応じて前
    記圧縮画像信号を読み出すように、前記圧縮データバッ
    ファを制御し、 前記圧縮画像信号が可変長符号のデータであり、 前記伸張部は、 圧縮された単一のデータを復号する小規模デコーダと、 前記小規模デコーダの略半分の処理速度特性を有し圧縮
    された2個以上のデータを復号する大規模デコーダと、 前記小規模デコーダおよび前記大規模デコーダへ同時に
    前記圧縮された単一または二個以上のデータを与える入
    力データ制御手段と、 前記小規模デコーダからの出力データと大規模デコーダ
    からの出力データとを切り替えて出力する第1の切り替
    え手段と、 前記第1の切り替え手段からの出力データを単位時間だ
    け遅延させて出力する遅延手段と、 所定のタイミング信号に基づいて前記第1の切り替え手
    段からの出力データと前記遅延手段からの出力データと
    を切り替えて出力する第2の切り替え手段と、 前記第2の切り替え手段を前記遅延手段からの出力デー
    タから前記第1の切り替え手段からの出力データに切り
    替えるための前記所定のタイミング信号を生成するタイ
    ミング制御手段とを備え、 前記小規模デコーダは、受けたデータが単一のデータか
    2個以上のデータかを判定する判定手段を有し、 前記タイミング制御手段は、 前記小規模デコーダの前記判定手段での判定信号に基づ
    いて、前記第1の切り替え手段が前記小規模デコーダか
    らの出力データから前記大規模デコーダからの出力デー
    タに切り替わった際に生じる不定データを検出する不定
    タイミング検出手段と、 前記不定タイミング検出手段からの信号に基づいて前記
    所定のタイミング信号を前記第2の切り替え手段へ出力
    するタイミング信号出力手段とを備えることを特徴とす
    る画像伸張装置
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