JP2581420B2 - 動画像符号化伝送における復号化装置 - Google Patents

動画像符号化伝送における復号化装置

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JP2581420B2 JP29398393A JP29398393A JP2581420B2 JP 2581420 B2 JP2581420 B2 JP 2581420B2 JP 29398393 A JP29398393 A JP 29398393A JP 29398393 A JP29398393 A JP 29398393A JP 2581420 B2 JP2581420 B2 JP 2581420B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動画像符号化伝送におけ
る復号化装置に係り、特にフレーム間符号化を用いた片
方向伝送を行う動画像伝送において符号化データを復号
する復号化装置に関する。
【0002】動画像に対する直交変換を用いた符号化伝
送においては、通常ブロック単位でフィールド間又は動
き適応型のフレーム間の差分画像データに対して離散コ
サイン変換(DCT)方式で符号化した符号化データを
伝送する第1のモードと、入力画像そのものに対して符
号化した符号化データを伝送する第2のモードとを、入
力画像の内容に従ってある規則によって適応的に切り換
える。
【0003】しかし、データエラーなどの回線上の問題
によって、復号化装置が正常に復号化動作ができない状
態になることがある。このような状態から正常動作に復
帰するために、所定周期に一度1フレームの画像を強制
的に上記第2のモードで伝送することにより、正常動作
に復帰させる方法がとられている。この場合、突発的な
情報量の発生を防ぐために、1フレームの画像データを
複数に分割して間欠的に伝送する方法が取られる。
【0004】この方法を採用した場合、正常動作に復帰
後にこの方法で伝送された分割画像データが、回線上の
問題によって正常動作できないときに記憶されていた前
フレームの破壊データにより破壊されることを防止する
ことが必要とされる。
【0005】
【従来の技術】図3は従来の復号化装置の一例のブロッ
ク図を示す。同図において、復号化装置は、復号化部
1、逆量子化部2、逆直交変換部3、セレクタ4、加算
部5、フィールドメモリ6及び7、並びにアドレス制御
部8よりなる。復号化部1は送信装置より伝送路を介し
て送られてくる符号化データD1を入力信号として受
け、符号化する前の元のデータに戻す。逆量子化部2
は、復号化部1により復号された画像インデックスデー
タD2を、復号化部1よりの量子化パラメータS1に応
じて逆量子化を行う。逆直交変換部3は逆量子化部2に
より逆量子化された画像インデックスデータに対して逆
直交変換を施す。
【0006】セレクタ4は復号化部1により復号化され
たブロックタイプ情報S3がセレクト信号として入力さ
れ、これにより前フレームデータ、前フィールドデータ
及びディジタル的ゼロデータの3種類のデータのうちの
いずれか一のデータを選択出力する。加算部5は逆直交
変換部3の出力画像データとセレクタ4の出力データと
をそれぞれ加算する。フィールドメモリ6は、加算部5
の出力画像データを1フィールド分蓄積する。フィール
ドメモリ7はフィールドメモリ6の出力画像データを更
に1フィールド分蓄積する。また、アドレス制御部8は
復号化部1により復号されたベクトルデータS2から、
フィールドメモリ7に対するアドレスを制御する。
【0007】次に、この従来の復号化装置の動作につい
て説明する。送信装置(図示せず)より伝送路を介して
送られてきた符号化データD1は復号化部1に入力され
る。符号化データD1は通常、Mライン×N画素のブロ
ック単位で符号化処理されている画像データと、その他
それに付随するヘッダ関係のデータからなる、可変長符
号化データである。この符号化データD1は復号化部1
において、画像インデックスデータD2、量子化パラメ
ータS1、ベクトルデータS2、ブロックタイプ情報S
3にそれぞれ復号化される。
【0008】画像インデックスデータD2は逆量子化部
2に量子化パラメータS1と共に入力され、ここで量子
化パラメータS1に従って量子化される前のデータに変
換された後、逆直交変換部3により元の画像データに変
換される。この画像データは加算部5でセレクタ4の出
力データと加算されて画像データとされた後、後段の回
路(図示せず)へ出力される一方、フィールドメモリ6
に入力されて1フィールド分蓄積される。更に、フィー
ルドメモリ6の出力画像データはフィールドメモリ7に
入力されて1フィールド分蓄積される。
【0009】これにより、加算部5の出力画像データに
対して1フィールド前の画像データがフィールドメモリ
6から取り出され、また1フレーム前の画像データがフ
ィールドメモリ7から取り出される。セレクタ4は復号
化部1よりのブロックタイプ情報S3が逆直交変換部3
の出力画像データがフィールド間差分画像データである
ことを示しているときは、フィールドメモリ6の出力画
像データを選択して加算器5へ出力し、フレーム間差分
画像データであることを示しているときは、ベクトルデ
ータS2に従ってアドレス制御部8によりアドレスを補
正したフィールドメモリ7の出力画像データを選択して
加算器5へ出力する。これにより、加算器5からは最終
的な画像データが出力される。
【0010】このような片方向の動画像伝送システムの
復号化装置において、回線(伝送路)上でエラー(デー
タ誤り等)が発生した時のエラーリカバリー処理とし
て、ある一定時間に一度1フレーム分の画像データを強
制的に符号化側(送り側)でフィールド内モードで伝送
することにより、復号化装置内のフィールドメモリ6及
び7を更新することが従来より知られている(例えば、
特開昭63−236489号公報)。
【0011】これを通常、リフレッシュといい、よく用
いられている方法として1フレームをいくつかのブロッ
クに分割してそれらを複数フレームに分けて伝送する方
法が用いられる。これを図4を用いて説明する。図4
(A)〜(D)に示すように、1画面を領域A〜Dの4
つに分割してそれを30フレーム(約1秒)に一度等間
隔に1分割ずつリフレッシュする場合について説明す
る。
【0012】まず、第Nフレームにおいては図4(A)
に斜線を付して示すように1番上の領域Aの部分の画像
データをフィールド内モードで伝送し、第N+7フレー
ムにおいては同図(B)に斜線を付して示すように上か
ら2番目の領域Bの部分の画像データをフィールド内モ
ードで伝送し、以下同様にして同図(C)、(D)に示
すように領域C、Dの部分の画像データを第N+14フ
レーム、第N+21フレームにおいて伝送し、第N+3
0フレームで再び領域Aの部分の画像データを伝送する
というように、30フレーム内でリフレッシュのための
1画面分の画像データを分割して伝送する。
【0013】ここで、上記のリフレッシュのための画像
データはエラーリカバリーのために用いられるため、フ
レーム間相関あるいはフィールド間相関を利用した差分
画像データではなく、通常の画像データとされている。
このため、図3に示した従来の復号化装置では、ブロッ
クタイプ情報S3に基づき逆直交変換部3の出力画像デ
ータがリフレッシュのための画像データであるときは、
セレクタ4はディジタル的ゼロデータを選択して加算部
5へ出力し、加算動作を実質的に禁止する。これによ
り、加算部5に入力されたリフレッシュのための画像デ
ータは、そのまま加算部5から出力され、フィールドメ
モリ6及び7を更新する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の複合化装置ではエラー復帰の際に破壊されたデータが
モニタ上に表示されることがある。すなわち、このこと
について説明するに、エラーが起こった時点で図3の符
号化データD1として、全く不明のデータが復号化部1
に入力されて出力されるため、フィールドメモリ6及び
7のデータが破壊される。その後復帰し、正しい符号化
データD1が復号化部1に入力され、第Nフレームから
正常な処理が始まったとする。そして、図4(E)に示
すように、第N+1フレームで、領域Aと領域Bとの境
目のブロックXが下向きの垂直ベクトル情報をもち、か
つ、ブロックタイプがフレーム間であったものとする
と、フィールドメモリ7からは、アドレス制御部8によ
るアドレス補正の結果、ベクトルの大きさに応じて領域
BよりブロックXのデータが読み出されることになる。
【0015】ということは、この時点でフィールドメモ
リ7に格納されている領域Bのデータは第Nフレームの
データであり、この領域Bのデータは第N+7フレーム
まで待たないとリフレッシュされないから、破壊された
状態のままである。この破壊された第Nフレームの領域
Bのデータはフィールドメモリ7から読み出され、セレ
クタ4を通って加算器5で領域AのブロックXのデータ
と加算された後、フィールドメモリ6を通してフィール
ドメモリ7に第N+1フレームの領域AのブロックXの
データとして再び書き込まれる。従って、この時点で第
Nフレームにてリフレッシュされた領域Aの正しいデー
タは、このブロックXにおいては破壊されてしまう。
【0016】このようにして、この後ブロックXのデー
タは正常に戻るためにはブロックタイプがフィールド内
となるか、第N+30フレームで再び領域Aのデータが
リフレッシュされるまで破壊された状態が続くことにな
る。このため、復号化されたデータをモニタ画面で見た
場合、画面上にその破壊されたデータが見えてしまうと
いう問題がある。
【0017】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
復帰する際にリフレッシュされたデータ部分がその他の
破壊されたデータによって再び破壊されることのない、
動画像符号化伝送における復号化装置を提供することを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、少なくともフレーム間の差分画像データを
ブロック単位で直交変換及び符号化したデータ及びそれ
に付随するデータよりなる第1の符号化データが入力さ
れると共に、1フレームの入力画像そのものを符号化し
たデータを分割した第2の符号化データが所定期間内で
1フレーム分入力されるように間欠的に入力される復号
化部と、復号化して取り出されたデータを逆量子化及び
逆直交変換してもとの画像データに変換する変換部と、
最終的な画像データを出力する加算部と、少なくとも1
フレーム前の画像データを出力するメモリ回路と、復号
より取り出されるベクトルデータに基づきメモリ回
路のアドレスを制御するアドレス制御部と、メモリ回路
の出力画像データ又はディジタル的ゼロデータを復号化
部より取り出されるブロックタイプ情報に従って選択し
て加算部へ入力して変換部の出力画像データと加算させ
る第1のセレクタとよりなる復号化装置において、判定
部と選択回路とを設けたものである。
【0019】ここで、上記の判定部は、復号化部より取
り出されたブロックタイプ情報、ベクトルデータ、画面
上の位置情報及びエラー復帰タイミング情報から、エラ
ー復帰後復号化部から第2の符号化データが1フレーム
分取り出されるまでの期間内に復号化部に入力された前
記第1の符号化データが、第2の符号化データにより書
き換えられた画面位置で、かつ、第2の符号化データに
より書き換えられていない画面位置の画像データと加算
される特定の差分画像データであるか否か判定する。
【0020】また、上記の選択回路は、特定の差分画像
データ入力が判定された時、変換部より加算部へ出力さ
れる画像データをディジタル的ゼロデータとし、かつ、
メモリ回路より特定の差分画像データと同じ画面位置の
1フレーム前の第2の符号化データの変換画像データを
加算部へ入力する。
【0021】この選択回路は、それぞれ判定部の判定出
力により選択動作を行う第2及び第3のセレクタよりな
る。第2のセレクタは前記変換部の出力画像データとデ
ィジタル的ゼロデータの一方を選択して前記加算部へ出
力する。第3のセレクタは前記復号化部よりの前記ベク
トルデータとディジタル的ゼロデータの一方を選択して
前記アドレス制御部へ供給する。
【0022】
【作用】本発明では、判定部によりエラー復帰後復号化
部から第2の符号化データが1フレーム分取り出される
までの期間内に復号化部に入力された前記第1の符号化
データが、第2の符号化データにより書き換えられた画
面位置で、かつ、第2の符号化データにより書き換えら
れていない画面位置の画像データと加算される特定の差
分画像データであると判定されたときには、選択回路に
より変換部から加算部にはディジタル的ゼロデータが供
給されてメモリ回路の出力データと加算されるため、加
算部からはメモリ回路の出力データがそのまま取り出さ
れることとなる。
【0023】ここで、上記の特定の差分画像データと加
算されるはずのメモリ回路に格納されている画像データ
は、上記第2の符号化データにより書き換えられていな
い画面位置の、エラー復帰前の破壊されたデータである
が、本発明ではこの場合にはメモリ回路の出力データは
上記特定の差分画像データと同じ画面位置の1フレーム
前の第2の符号化データの変換画像データであるため、
破壊されたデータは用いられず、リフレッシュされた正
しい画像データのみが加算回路より取り出され、再びメ
モリ回路に記憶されることとなる。従って、本発明で
は、第2の符号化データによりリフレッシュされたデー
タがその他の破壊されたデータによって、メモリ回路内
で破壊されてしまうことを防止することができる。
【0024】
【実施例】次に、本発明の一実施例について説明する。
図1は本発明の一実施例のブロック図、図2は図1の動
作説明用の概略のタイムチャートを示す。図1中、図3
と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。図1において、復号化装置は、復号化部10、逆量
子化部2、逆直交変換部3、第1のセレクタ4、加算部
5、フィールドメモリ6及び7、並びにアドレス制御部
8よりなる従来の構成に、判定部11、第2のセレクタ
12及び第3のセレクタ13を付加した構成である。
【0025】復号化部10は送信装置より伝送路(いず
れも図示せず)を介して送られてくる符号化データD1
を入力信号として受け、符号化する前の元のデータに戻
す点は従来と同じであるが、従来と異なり、画面上の位
置情報S4とエラー復帰タイミング情報S5も復号して
出力する。ここで、画面上の位置情報S4は復号化部1
0の入力符号化データD1が、図4のブロックXのよう
な領域A、B、C又はDの一番下のブロックであること
を識別する情報であり、また、エラー復帰タイミング情
報S5はエラー復帰後復号化部10から正しい復号化デ
ータが出力されてから1画面分のデータがリフレッシュ
されるまでの時間(1フレーム分のリフレッシュ用画像
データが入力完了するまでの時間)アクティブとされる
信号である。
【0026】また、判定部11は復号化部10により復
号化された、ベクトルデータS2、ブロックタイプ情報
S3、画面上の位置情報S4及びエラー復帰タイミング
情報S5から所定条件を満足する場合にのみ、前フレー
ム画像を出力させるための制御信号を出力する。第2の
セレクタ12は、逆直交変換部3より出力された画像デ
ータとディジタル的ゼロデータの一方を判定部11の出
力制御信号により選択して加算部5へ出力する。更に、
第3のセレクタ13は、復号化部10により復号化され
たベクトルデータS2とディジタル的ゼロデータとを判
定部11より出力された制御信号によって切り換えてア
ドレス制御部8へ出力する。
【0027】次に、本実施例の動作について説明する。
送信装置(図示せず)より伝送路を介して送られてきた
符号化データD1は復号化部10に入力され、ここで符
号化されて画像インデックスデータD2、量子化パラメ
ータS1、ベクトルデータS2、ブロックタイプ情報S
3、画面上の位置情報S4及びエラー復帰タイミング情
報S5にそれぞれ復号化される。
【0028】上記の符号化データD1はブロック単位で
フィールド間又は動き適応型のフレーム間の差分画像デ
ータを直交変換及び符号化したデータ及びそれに付随す
るデータよりなる第1の符号化データと、1フレームの
入力画像そのものを符号化したデータを分割して所定期
間内で1フレーム分伝送される第2の符号化データとか
らなる。
【0029】画像インデックスデータD2は逆量子化部
2に量子化パラメータS1と共に入力され、ここで量子
化パラメータS1に従って量子化される前のデータに変
換された後、逆直交変換部3により図2(A)に示す元
の画像データに変換される。この画像データは後述のセ
レクタ12を通して加算部5でセレクタ4の出力データ
と加算されて画像データとされた後、後段の回路(図示
せず)へ出力される一方、フィールドメモリ6に入力さ
れて1フィールド分蓄積される。更に、フィールドメモ
リ6の出力画像データはフィールドメモリ7に入力され
て1フィールド分蓄積される。
【0030】また、復号化部10より取り出されたベク
トルデータS2(図2(D))、ブロックタイプ情報S
3(図2(B))、画面上の位置情報S4(図2
(E))及びエラー復帰タイミング情報S5(図2
(C))はそれぞれ判定部11に入力され、ここでエラ
ー復帰後復号化部10から上記第2の符号化データが1
フレーム分取り出されるまでの期間内に復号化部10に
入力された第1の符号化データが、第2の符号化データ
により書き換えられた画面位置で、かつ、第2の符号化
データにより書き換えられていない画面位置の画像デー
タと加算される特定の差分画像データであるか否か判定
する。
【0031】すなわち、図4(A)〜(D)に示したよ
うに、リフレッシュのための1フレーム分の画像データ
を領域A〜Dの4つに分割して30フレーム内で伝送す
る場合は、第Nフレームでエラー復帰したときは第Nフ
レームから第N+21フレームまでの期間、上記のエラ
ー復帰タイミング情報S5がアクティブとなる。また、
図4(E)に示したように、下向きの垂直ベクトル情報
をもち、かつ、ブロックタイプがフレーム間である、第
N+1フレームの領域Aと領域Bとの境目のブロックX
のデータは、リフレッシュのための第1の符号化データ
により書き換えられた第Nフレームの領域Aの位置にあ
り、かつ、第1の符号化データにより書き換えられてい
ない第Nフレームの領域Bの画像データと加算される特
定の差分画像データである。
【0032】従って、ブロックXが画像インデックスデ
ータD2として復号化部10より出力されるとき、判定
部11は特定の差分画像データ入力と判定し、セレクタ
12及び13にそれぞれ図2(F)に示す如く例えばロ
ーレベルの制御信号を出力する。これにより、セレクタ
12は逆直交変換部3の出力画像データに代えて図2
(J)に示す如くディジタル的ゼロデータを加算部5へ
出力し、これと同時にセレクタ13はベクトルデータの
代わりに図2(G)に示す如くディジタル的ゼロデータ
を選択してアドレス制御部8に供給する。
【0033】これにより、フィールドメモリ7からはア
ドレス制御部8のアドレス制御に従って、第Nフレーム
の領域Bのデータでなく、図2(H)にh1で模式的に
示すように第Nフレームの領域AのブロックXの部分の
リフレッシュされているデータが読み出され、セレクタ
4を通して加算部5に供給される。加算器5はセレクタ
1よりディジタル的ゼロデータが入力されているため、
加算動作を実質的には行わず、セレクタ4よりの第Nフ
レームの領域AのブロックXの部分のリフレッシュされ
ているデータ(図2(I)にi1で模式的に示す。これ
は前記h1と同一)をそのまま出力する。
【0034】この加算部5より取り出された第Nフレー
ムの領域AのブロックXの部分のリフレッシュされてい
るデータ(図2(K)にk1で模式的に示す。これはi
1と同じ)は、フィールドメモリ6を通してフィールド
メモリ7に第N+1フレームのデータとして再び書き込
まれる。従って、本実施例によれば、リフレッシュされ
た第Nフレームの領域AのブロックXの部分のデータ
が、その他の破壊されたデータによって破壊されること
はなく、復号化されたデータをモニタ画面で見た場合、
第N+1フレームのブロックXの部分には、ミスブロッ
ク的に大きく壊れて見えることはなく、第Nフレームの
リフレッシュされた正常な画像が再び表示される。
【0035】なお、判定部11は特定の差分画像データ
が入力されないと判定したときは、セレクタ12を逆直
交変換部3の出力画像データを選択させ、セレクタ13
を復号化部10の出力ベクトルデータS2を選択させ、
従来と同様な動作を行わせる。
【0036】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えばフィールド間差分データは伝送し
ない動画像符号化伝送システムにも適用することができ
るものである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第2の符号化データによりリフレッシュされたデータが
その他の破壊されたデータによって、メモリ回路内で破
壊されてしまうことを防止するようにしたため、エラー
復帰の直後にモニタ画面上に破壊された画像データが表
示されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】図1の動作説明用タイムチャートである。
【図3】従来の一例のブロック図である。
【図4】リフレッシュ動作とデータ破壊が問題となる画
像の説明図である。
【符号の説明】
2 逆量子化部 3 逆直交変換部 4 第1のセレクタ 5 加算部 6、7 フィールドメモリ 8 アドレス制御部 10 復号化部 11 判定部 12 第2のセレクタ 13 第3のセレクタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともフレーム間の差分画像データ
    をブロック単位で直交変換及び符号化したデータ及びそ
    れに付随するデータよりなる第1の符号化データが入力
    されると共に、1フレームの入力画像そのものを符号化
    したデータを分割した第2の符号化データが所定期間内
    で1フレーム分入力されるように間欠的に入力される復
    号化部と、 該復号化部により復号化して取り出されたデータを逆量
    子化及び逆直交変換してもとの画像データに変換する変
    換部と、 最終的な画像データを出力する加算部と、 該加算部の出力画像データを記憶して少なくとも1フレ
    ーム前の画像データを出力するメモリ回路と、 該復号化より取り出されるベクトルデータに基づき該
    メモリ回路のアドレスを制御するアドレス制御部と、 該メモリ回路の出力画像データ又はディジタル的ゼロデ
    ータを前記復号化部より取り出されるブロックタイプ情
    報に従って選択して前記加算部へ入力して前記変換部の
    出力画像データと加算させる第1のセレクタと、 該復号化部より取り出されたブロックタイプ情報、ベク
    トルデータ、画面上の位置情報及びエラー復帰タイミン
    グ情報から、エラー復帰後該復号化部から前記第2の符
    号化データが1フレーム分取り出されるまでの期間内に
    該復号化部に入力された前記第1の符号化データが、前
    記第2の符号化データにより書き換えられた画面位置
    で、かつ、該第2の符号化データにより書き換えられて
    いない画面位置の画像データと加算される特定の差分画
    像データであるか否か判定する判定部と、 該判定部により該特定の差分画像データ入力が判定され
    た時、前記変換部より前記加算部へ出力される画像デー
    タをディジタル的ゼロデータとし、かつ、前記メモリ回
    路より該特定の差分画像データと同じ画面位置の1フレ
    ーム前の前記第2の符号化データの変換画像データを前
    記加算部へ入力する選択回路とを有することを特徴とす
    る動画像符号化伝送における復号化装置。
  2. 【請求項2】 前記選択回路は、前記変換部の出力画像
    データとディジタル的ゼロデータの一方を前記判定部の
    判定出力に基づいて選択して前記加算部へ出力する第2
    のセレクタと、前記復号化部よりの前記ベクトルデータ
    とディジタル的ゼロデータの一方を前記判定部の判定出
    力に基づいて選択して前記アドレス制御部へ供給する第
    3のセレクタとよりなることを特徴とする請求項1記載
    動画像符号化伝送における復号化装置。
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