JP2551660B2 - 画像信号伝送装置 - Google Patents

画像信号伝送装置

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JP2551660B2 JP15213389A JP15213389A JP2551660B2 JP 2551660 B2 JP2551660 B2 JP 2551660B2 JP 15213389 A JP15213389 A JP 15213389A JP 15213389 A JP15213389 A JP 15213389A JP 2551660 B2 JP2551660 B2 JP 2551660B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、画像信号をデータ圧縮符号化して伝送する
画像信号伝送装置に係り、特に、局部復号化を用いた予
測誤差信号による画像伝送におけるデータ誤りの訂正方
式に関する。
[従来の技術] 画像信号をデータ圧縮符号化して伝送する画像信号伝
送装置としては、従来、特開昭57−63978号公報に記載
のものが知られている。この画像信号伝送装置では、送
信装置において、入力された画像と画像メモリに記憶さ
れている1フイールドまたは1フレーム前の画像(以
下、1つ前の画像という)との予測誤差信号を求め、こ
れを符号化して伝送し、受信装置では、この受信された
予測誤差信号と既に受信して画像メモリに記憶されてい
る画像とを加算して元の画像を再生する。この場合、送
信装置で入力された画像と受信装置で再生される画像と
は同一でなければならず、従つて、送信側と受信側とで
は、常に同じ画像がメモリに記憶されなければならな
い。これは、これらメモリに記憶された画像の内容が同
一ならば、送信側で入力画像からメモリに記憶されてい
る画像を減算して得られる予測誤差信号に、受信側でメ
モリに記憶されている画像を加算すると、元の入力画像
が正しく復元されることになり、画像伝送が正しく行な
われたことになるからである。
このように、送,受信側でメモリに記憶される画像を
等しくするためには、送信側において、受信側に伝送す
る予測誤差信号とメモリに記憶している1つ前の画像と
を加算し、予測誤差信号から入力画像を復元する局部復
号化が行なわれ、この局部復号化された入力画像をメモ
リに記憶することにより、受信側のメモリに記憶されて
いる画像と同一内容の画像が送信側のメモリに記憶され
ることになる。
しかし、何らかの原因により、送信側と受信側とのメ
モリの内容が一致しなくなると、伝送された予測誤差信
号から元の画像を正しく再生できなくなる。その対策と
して、従来では、予測誤差信号に含まれる送信符号の誤
りが受信装置で検出されると、送信側では、受信側から
この誤りが通知され、次の画像を伝送する時に、予測誤
差信号ではなく、誤つた部分だけ局部復号化した画像デ
ータを伝送し、受信側では、メモリの誤つた内容をこの
画像データで訂正していた。
以下、かかる従来の画像信号伝送装置をより具体的に
説明する。
第8図は従来の画像信号伝送装置の一般的な構成を示
すブロツク図であつて、1は送信装置、2は受信装置、
3は伝送路、4は画像入力端子、5は画像出力端子、6
は符号化部、7は信号入力部、8は局部復号化部、9は
復号化部、10は信号出力部である。
同図において、画像入力端子4から送信装置1に入力
された画像信号は信号入力部7で入力デイジタルデータ
に変換され、符号化部6でデータ圧縮,符号化処理がな
されて予測誤差信号が形成されて、伝送路3を介し受信
装置2へ伝送される。受信装置2では、受信された予測
誤差信号が復号化部9で復号化されて出力デイジタルデ
ータに変換された後、信号出力部10で画像信号に変換さ
れて画像出力端子5から出力される。また、送信装置1
では、符号化された予測誤差信号が局部復号化部8で復
号化され、符号化部6のメモリに記憶される。
そこで、伝送した予測誤差信号に誤りが生じたときに
は、これが受信装置2で検出され、伝送路3を介して送
信装置1の符号化部6に伝えられる。これにより、送信
装置1では、次の画像伝送のとき、符号化部6でのメモ
リに記憶されている画像のこの誤りが生じた部分の画像
データを受信装置2に送る。
第9図は第8図における符号化部6,復号化部9の具体
的な構成例を示すブロツク図であつて、11は入力端子、
12は減算器、13は量子化器、14は逆量子化器、15は加算
器、16は局部復号データ用メモリ、17はセレクタ、18は
データ符号化器、19はデータ送受信器、20は訂正制御回
路、21はデータ送受信器、22は訂正要求信号発生回路、
23は復号化器、24は逆量子化器、25は加算器、26はゲー
ト回路、27は復号データ用メモリ、28は出力端子であ
る。
以下、フレーム間の予測誤差信号を符号化して伝送す
るフレーム間符号化を例として、この従来例の動作を説
明する。
まず、データ誤りのない場合の画像伝送は次のように
行なわれる。
信号入力部7(第8図)から入力端子11を介して符号
化部6に入力された入力デイジタルデータAはブロツク
(たとえば、水平期間)分割され、減算器12に供給され
る。減算器12では、この入力デイジタルデータAから局
部復号データ用メモリ16に記憶されている1フレーム前
の画像データBが引算されて予測誤差信号に変換される
(なお、最初に入力デイジタルデータAが入力されると
きには、局部符号化データ用メモリ16の出力がゼロなの
で、予測誤差信号は入力デイジタルデータAと等しくな
る)。得られた予測誤差信号は量子化器13で量子化され
てセレクタ17のa側と逆量子化器14とに供給される。
ここで、セレクタ17では通常a側が選択されているの
で、量子化器13の出力データがセレクタ17を介してデー
タ符号化器18に供給され、ブロツクを区別する情報が付
加されて符号データに変換された後、データ送受信器19
から伝送路3を介して受信装置2の復号化部9に伝送さ
れる。
一方、量子化器13から逆量子化器14に供給されたデー
タは逆量子化されて予測誤差信号に戻された後、、加算
器15に供給される。加算器15では予測誤差信号が局部復
号データ用メモリ16の出力画像データBと加算されて局
部復号化され、この局部復号データ用メモリ16に記憶さ
れる。従つて、次の画像信号が入力されると、局部復号
データ用メモリ16に記憶されたこの局部復号画像データ
(つまり、1フレーム前の画像)との差分データが伝送
されることになる。
伝送路3を介して伝送された符号データCは復号化部
9のデータ送受信器21で受信され、復号化器23と逆量子
化器24とによつて、予測誤差信号に復元され、加算器25
に供給される。ここで、ゲート回路26はオン状態にあ
り、このために、加算器25に復号データ用メモリ27に記
憶されている画像データも供給されて、逆量子化器24か
らの予測誤差信号と加算されて出力デイジタルデータと
なり、画像が再生されて出力端子28から信号出力部10
(第8図)に出力され、また、復号データ用メモリ27に
供給されて記憶される。
データ誤りが生じたときの画像伝送は次のように行な
われる。
符号化部6から符号データが伝送路3を介して復号化
部10へ伝送されたとき誤りがあると、これがデータ送受
信器21で検出され、その誤りを含むブロツクに対する訂
正要求信号Eが訂正要求信号発生回路22で発生されて、
データ送受信器21,伝送路3を介して符号化部6へ伝送
される。符号化部6では、この訂正要求信号Eがデータ
送受信器19で受信され、訂正制御回路20に供給される。
そして、次のフレーム画像Aが入力端子11から入力され
ると、訂正制御回路20は、供給された訂正要求信号Fに
より、1つ前のフレームに対して誤りが生じたブロツク
と同一ブロツク番号の入力画像のブロツクのとき、セレ
クタ17に端子Bを選択させ、局部復号化された加算器15
からのデータをセレクタ17,データ符号化器18,データ送
受信器19,伝送路3を通して復号化部19に伝送する。
そこで、復号化部9では、加算器15から送られたブロ
ツクのとき、復号化器23がゲート信号Hを発生してゲー
ト回路26をオフにし、加算器25を等価的にスルーにし、
局部復号化したデータを出力デイジタルデータとして出
力端子28から出力させとともに、復号データ用メモリ27
に記憶させる。誤りのないブロツクでは、ゲート回路26
はオンし、逆量子化器24からの予測誤差信号と復号デー
タ用メモリ27からのデータとが加算器25で加算される。
これにより、誤りが取り除かれた画像が再生されるし、
また、復号データ用メモリ27でも、誤りを含んだブロツ
クが加算器15からのデータで書き換えられ、このメモリ
27と局部復号データ用メモリ16との画像が一致する。
第10図は上記のデータ誤りが生じたときの動作の様子
を示すタイミング図である。ここでは、1フレームがn
ライン(水平期間)で構成され、1ラインを1ブロツク
とし、第1フレームの伝送が終了した直後からを示して
いる。
同図において、まず、時刻T1のとき、符号化部6から
入力された第2フレームの入力デイジタルデータAの第
1ブロツクD21から局部復号データ用メモリ16から出力
される第1フレームのデイジタルデータBの第1ブロツ
クD11が減算されて符号化された予測誤差信号Cの第1
ブロツク(D21−D11)が送出され、伝送時間TSだけ遅れ
て復号化部9で受信される。
次に、同様にして、時刻T2のとき送出された予測誤差
信号Cの第2ブロツク(D22−D12)に伝送路3などで誤
りが生じたとする(図ではアスタリスク*で示してい
る)と、訂正要求信号発生回路22がデータ送受信器21の
出力Dからこの第2ブロツクでの誤りを検出し、この第
2ブロツクを表わす訂正要求信号Eを発生して、伝送路
3を介し、符号化部6へ伝送する。符号化部6では、こ
れを伝送時間TSだけ遅れてデータ送受信器19が受信し、
訂正要求信号Fとして訂正制御回路20に送る。
そこで、この訂正制御回路20は、この訂正要求信号F
を受信すると、入力画像Aの次の第3フレームの時刻T
n+2から始まる同じ順番(2番目)のブロツクD32に対す
る予測誤差信号(D32−D22)を量子化器13が出力すると
き、制御信号Gを発生し、セレクタ17をb端子に切換
え、予測誤差信号(D32−D22)を局部復号換部8で局部
復号化したデイジタルデータD32を訂正データして伝送
する。
復号化部9では、復号化器23が受信したデータが訂正
データD32であることを検出すると、ゲート回路26をオ
フにし、伝送されてきた訂正データD32をそのまま加算
器25を通して復号データ用メモリ27と出力端子28とに供
給する。
このようにして、復号データ用メモリ27の画像が局部
復号データ用メモリ16の画像と等しくなり、また、誤り
が取り除かれた画面が再生される。
[発明が解決しようとする課題] 以上のように、上記従来技術では、伝送中に符号デー
タに誤りが生じても、送信側のメモリに記憶される画像
内容と受信側のメモリに記憶される画像内容とを一致さ
せることができる。
しかし、符号データに誤りが生ずると、この誤りを含
むブロツク全体について受信側のメモリの修正が行なわ
れ、したがつて、このブロツク中の誤りがないデータも
自動的に破棄されて誤りをもつデータと一緒に修正され
てしまい、無駄な修正が行なわれることになるし、ま
た、誤りによつて受信側のメモリの画像内容を修正する
ために、送信側から、予測誤差信号の符号データではな
く、送信側で復号されるデータ量が大きい画像データが
送信されることになり、受信側のメモリでは、これまで
に伝送されたデータを含めてブロツクのデータが破棄さ
れ、代りにこの伝送されてきた1ブロツクの画像データ
を記憶するようにしている。
このために、誤りが生じたブロツク数が多くなると、
送信するデータ量が増大し、伝送時間が長くなるという
問題があつた。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、伝送される
符号データに誤りが生じても、伝送データ量を増大させ
ることなく、送信側のメモリと受信側のメモリとの画像
内容を一致させることができるようにした画像信号伝送
装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、受信側に、受
信された符号データのブロツク毎に誤りの有無を検出す
る手段と、誤りを含むブロツクのブロツク番号を送信す
る手段と、該符号データを復号した差分データと加算さ
れて元の画像データを生成するための1画像前の画像デ
ータを記憶したメモリへの誤りを含むブロツクの書込み
を禁止する手段とを設けるとともに、送信側に、次の画
像の画像データとの差分データを生成するための画像デ
ータを記憶したメモリへの該ブロツク番号で指定される
ブロツクの書込みを禁止する手段を設ける。
[作用] 受信された符号データに誤りがなければ、上記従来技
術と同様に、送信装置,受信装置での上記メモリの記憶
内容は等しい。
この符号データに誤りがあると、この誤りを含むブロ
ツクに対しては、受信側のメモリで書込みが行なわれ
ず、前回の画像の画像データがこのメモリにそのまま残
る。一方、送信側でも、このブロツク番号が受信され、
これで指定されるブロツクに対し、メモリでの画像デー
タの書込みが禁止され、前回の画像の画像データがその
まま残る。
したがつて、誤りがあつても、送信側,受信側のメモ
リでの記憶内容は同一となる。しかも、受信側から送信
側のメモリの記憶内容の修正が行なわれるのであるが、
この修正のための信号としてはデータ量が非常に小さい
ブロツク番号が伝送されるだけとなる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面によつて説明する。
第1図は本発明による画像信号伝送装置の一実施例を
示す要部ブロツク図であつて、29は入力画像を記憶する
フレームメモリ、30は入力データを直交変換処理や量子
化処理などをするデータ変換器、31はデータ変換器30で
変換されたデータを元に戻すデータ逆変換器、32は局部
復号化したデータを記憶する局部復号データ用メモリ、
33はゲート、34はデータ送受信制御器、35はブロツク番
号復号化器、36は誤りが生じたブロツクのブロツク番号
を記憶するブロツク番号受信バツフア、37はゲート制御
器、38はアドレスカウンタ、39はデータ誤り検出器、40
は入力データを復号化し、誤りが生じるとそのブロツク
内のデータをすべてゼロにして出力するデータ復号化
器、41は送信側のデータ変換器30で変換されたデータを
元に戻すデータ逆変換器、42はデータ送受信制御器、43
はブロツク番号符号化器、44は誤りが生じたブロツクの
ブロツク番号を記憶するブロツク番号送信バツフアであ
り、第9図に対応する部分は同一の符号をつけている。
以下、第9図の場合と同様に、フレーム間の予測誤差
信号を符号化して伝送するフレーム間符号化を用いるも
のとして、この実施例の動作を説明する。
第1図において、まず、データに誤りがない場合の画
像伝送は次のように行なわれる。
入力端子11から符号化部6に入力された入力デイジタ
ルデータはフレームメモリ29に1フレーム分記憶され、
ブロツク分割されて読み出される。この読出されたデイ
ジタルデータAは減算器12に供給され、局部復号データ
用メモリ32から読み出される1フレーム前の画像データ
Bで引算されて予測誤差信号に変換される。この予測誤
差信号は、データ変換器30で直交変換や量子化など処理
がなされた後、データ符号化器18とデータ逆変換器31に
供給される。
データ符号化器18では、供給されたデータが符号デー
タFに変換され、データ送受信器19,伝送路3を介して
復号化部9へ伝送される。
また、データ逆変換器31に供給されたデータは逆変換
されて予測誤差信号に復元され、加算器15で局部復号デ
ータ用メモリ32の出力データBと加算されて局部復号化
された後、局部復号データ用メモリ16に記憶される。こ
のとき、局部復号データ用メモリ32の情報内容は、ま
だ、1フレーム前の画像データになつている。
符号化部6から伝送路3を介して復号化部9に伝送さ
れた符号データはデータ送受信器21で受信され、データ
誤り検出器39に供給されてこの符号データに誤りが有る
か否かのチエツクがなされる。この場合には誤りがない
から、この符号データはデータ復号化器40で復号化さ
れ、データ逆変換器41で予測誤差信号に復元されて加算
器25に供給される。この加算器25では、供給された予測
誤差信号と復号データ用メモリ27に記憶されている1つ
前の画像データとが加算され、デイジタルデータとして
出力端子28から出力されるとともに、復号データ用メモ
リ27に記憶される。
以上の動作がブロツク毎に繰り返され、フレームメモ
リ29に格納されている1フレーム分の処理が終ると、デ
ータ符号器18が符号化終了信号S1を発生し、また、デー
タ復号化器40が復号化終了信号S2を発生する。これによ
り、データ送受信制御回路34が動作してデータ送受信器
19が受信モードに切換えられ、また、データ送受信制御
回路42が動作してデータ送受信器21が送信モードに切換
えられる。そして、ブロツク番号送信バツフア44に記憶
されている情報がブロツク番号符号化器43とデータ送受
信器21とを介して伝送路3に出力され、符号化部6へ伝
送される。
なお、この場合には、復号化部9で受信された符号デ
ータGには誤りがないので、ブロツク番号送信バツフア
44からはEOF(END OF FILE。このバツフア44が空にな
つていることを示す符号)だけが出力される。
しかる後、データ送受信器21は、ブロツク番号符号化
器43から出力される送受信制御信号S3によつて受信モー
ドに戻る。
一方、符号化部6では、受信された上記EOFの符号デ
ータがブロツク番号復号化器35に供給されて復号化さ
れ、この場合、EOFが復号化されるが、これによる送受
信制御信号S4がデータ送受信制御器34,アドレスカウン
タ38およびブロツク番号受信バツフア36に供給され、こ
れにより、データ送受信器19が送信モードに戻る。
また、この送受信制御信号S4によつてアドレスカウン
タ38がリセツトされ、しかる後、クロツク(図示せず)
をカウントしてアドレス信号を出力する。局部復号デー
タ用メモリ16では、このアドレスカウンタ38からのアド
レス信号によつて順次のアドレスからブロツクデータが
読み出される。このとき、ブロツク番号受信バツフア36
が空なので、ゲート制御器37はゲート33をスルー状態に
しており、これにより、局部復号データ用メモリ16から
読み出された各ブロツクデータはゲート33を通り、局部
復号データ用メモリ32に供給されてアドレスカウンタ38
からのアドレス信号で指定されるアドレスに書き込まれ
る。ここで、局部復号データ用メモリ16に記憶された画
像データは復号データ用メモリ27に記憶されている画像
データと同一内容であるから、局部復号データ用メモリ
32の画像内容は復号データ用メモリ27の画像内容と同じ
になる。
以上が誤りのないときの1フレーム分の画像伝送であ
る。
伝送符号データに誤りが生じたときの画像伝送は次の
ように行なわれる。
まず、誤りが生じなかつた場合と同様に、ブロツク毎
の符号データは伝送路3を介して復号化部9へ伝送さ
れ、各ブロツク毎にデータ誤り検出器39で誤りの有無が
チエツクされる。誤りが検出されると、この誤りを含む
ブロツクの番号がブロツク番号送信バツフア44とデータ
復号化器40に供給される。データ復号化器40では、この
ブロツク番号が供給されると、そのブロツク内のデータ
をすべてゼロにして出力する。従つて、値がゼロの予測
誤差信号が加算器25に供給されることになり、加算器25
からは復号データ用メモリ27から出力される1フレーム
前のデータと等しい。つまり、再生された画像は、誤り
があつたブロツクの部分だけ1フレーム前の同じ番号の
ブロツクの画像になつている。
以上の動作がフレームメモリ29に格納された1フレー
ム分のブロツク毎に繰り返されると、誤りを含む全ての
ブロツク番号がブロツク番号送信バツフア44に格納さ
れ、かつ、上記の誤りがない場合と同様に、符号化部6
と復号化部9の送受信モードが入れ替わり、ブロツク番
号送信バツフア44に格納されたブロツク番号が順番に伝
送路3を介して符号化部6へ送られる。ブロツク番号送
信バツフア44から全てのブロツク番号が読み出される
と、最後に、ブロツク番号送信バツフア44からEOFが出
力され、同様にして、伝送路3を介して符号化部6に送
られる。そして、復号化部9では、ブロツク番号符号化
器43から送受信制御信号S3が出力され、これによりデー
タ送受信器21が受信モードに戻る。
一方、符号化部6では、受信されたブロツク番号が順
次ブロツク番号復号化器35で復号され、ブロツク番号受
信バツフア36に供給される。また、アドレスカウンタ38
はクロツクをカウントして順次アドレス信号を出力して
おり、局部復号データ用メモリ16内の局部復号データが
アドレスカウンタ38から出力されるアドレス信号で示さ
れるアドレスから読み出される。
このとき、ゲート制御器37では、ブロツク番号受信バ
ツフア36から供給されたブロツク番号とアドレスカウン
タ38から出力されるアドレス信号とが比較され、そのア
ドレスがこのブロツク番号に含まれている間はゲート33
をオフにし、含まれていないときオンにする。
このため、ブロツク番号受信バツフア36に供給された
ブロツク番号に含まれない局部復号データ用メモリ16の
アドレスから読み出されたデータEは、ゲート33を通
り、局部復号データ用メモリ32に供給されてアドレスカ
ウンタ38から出力されるアドレス信号で指定されるアド
レスに書き込まれるが、ブロツク番号受信バツフア36に
供給されたブロツク番号に含まれる局部復号データ用メ
モリ16のアドレスから読み出されたデータは、ゲート33
によつて遮断される。局部復号データ用メモリ32では、
ゲート33がオフになるブロツク番号受信バツフア36に供
給されたブロツク番号に含まれるアドレスの部分だけ1
フレーム前のまま残ることになり、それ以外のアドレス
でのデータは局部復号データ用メモリ16での同じアドレ
スのデータと等しくなる。この結果、局部復号データ用
メモリ32の内容と復号データ用メモリ27の内容が等しく
なる。
ブロツク番号復号化器35は、最後にEOFを受信する
と、送受信制御信号S4を出力し、これにより、データ送
受信制御器34がデータ送受信器19を送信モードとし、ま
た、アドレスカウンタ38をリセツトする。
以上のように、符号データに誤りが生ずると、復号化
部9での復号データ用メモリ27では、この誤りを含むブ
ロツク以外のブロツクの書き換えが行なわれるが、これ
とともに、局部復号化部8での局部復号データ用メモリ
32でも、同じ誤りを含むブロツク以外のブロツクの書き
換えが行なわれ、復号データ用メモリ27と同じ内容にす
る。次のフレームからは、局部復号データ用メモリ32と
復号データ用メモリ27との内容が等しい状態で符号デー
タの伝送が行なわれ、正しい伝送が可能となる。
このように、この実施例では、誤りが起きても、従来
例のように1フレーム前までに伝送したデータを放棄し
ないで、誤りの訂正をすることができ、したがつて、誤
り訂正のために、データ量が大きい画像データを伝送す
る必要はない。
第2図にこの実施例でデータ誤りが生じたときの動作
の様子を示す。なお、第1図に対応する信号には同一符
号をつけている。また、ここでは、第10図と同じ誤りが
生じたものとしている。
同図において、第10図と同様に、時刻T2に送出された
符号データGの第2フレームの第2番目のブロツクのデ
ータ(D22−D12)が誤りを起こしたとする(この誤りを
*(アスタリスク)で示している)と、データ誤り検出
器31が値2のブロツク番号をブロツク番号送信バツフア
44に出力し、データ復号化器40はこのブロツクをゼロに
して出力する。
時刻TXで予測誤差信号による符号データの伝送が終了
すると、時刻TXからTYまで復号化部9から符号化部6に
誤りを含むブロツクのブロツク番号が伝送される(第2
図GからFへ)。そして、時刻TYからTmまで局部復号デ
ータEが局部復号データ用メモリ16から局部復号データ
用メモリ32へ転送されるが、値2のブロツクでは、第2
図Cに示すように、ゲート33がオフになる(第2図
I)。これにより、局部復号データ用メモリ32と復号デ
ータ用メモリ27との内容が等しくなるので、第2図Fの
ように、第3フレームの画像を伝送するときに、第2番
目のブロツクのブロツク番号のデータとして符号データ
(D32−D12)を伝送することによつて誤りを訂正した画
像が再生される。従つて、誤りが生じた部分の画像は次
の画像の予測誤差信号を伝送することによつて訂正され
ることになる。
以上詳細に説明したこの実施例の特徴は、フレーム間
の差分つまり予測誤差信号による画像伝送において、符
号化部6に1フレーム前の局部復号データを保持するこ
とにより、現フレームの局部復号データの修正を行な
い、送信側の局部復号データ用メモリ32の内容を受信側
の局部復号データ用メモリ27の内容と一致させることで
ある。
第3図は本発明による画像信号伝送装置の他の実施例
の符号化部を示すブロツク図であつて、45は差分データ
用メモリであり、第1図に対応する部分には同一符号を
つけている。
この実施例が第1図に示した実施例と異なる点は、局
部復号化部8でのメモリの配置である。
第3図において、誤りがない場合には、第1図に示し
た実施例と同様に、ゲート33がスルーになり、差分デー
タ用メモリ45の出力データがそのまま加算器15に供給さ
れることにより、局部復号データ用メモリ32の内容が書
き換えられる。従つて、局部復号データ用メモリ32と復
号化部9での復号データ用メモリとの内容が同じにな
る。
また、誤りが生じた場合には、誤りが生じたブロツク
に対してゲート33が、第1図に示した実施例と同様に、
オフとなるので、そのブロツクの予測誤差信号が加算器
15に供給されなくなる。このため、局部復号データ用メ
モリ32の内容はこのブロツクだけ1フレーム前のままに
なる。従つて、第1図に示した実施例と同様に、局部復
号データ用メモリ32の内容が修正されて復号化部9での
復号データ用メモリの内容と等しくなるので、次の画像
の予測誤差信号により誤りが訂正される。
ところで、以上の第1図及び第3図に示した実施例は
動画像の符号化伝送に関するものであるが、次に、静止
画の符号化伝送に適用した本発明の実施例を第4図によ
り説明する。
但し、第4図(a)は送信側の符号化部を示すブロツ
ク図、同図(b)は受信側の復号化部を示すブロツク図
であつて、第4図(a)において、46はフレームメモリ
29からの画像データを段階番号に従つて予め決めた割合
で間引く間引きフイルタ(但し、段階番号がゼロのとき
にはデータを出力しない)、47は符号化/修正切替えス
イツチ、48は次が何段階目のデータ伝送であるかを示す
段階カウンタ(カウントは1から1つずつカウントされ
る)、49はデータ処理終了信号S5が入力されると段階カ
ウンタ48と終了段階記憶メモリ50の出力をカウントした
値とを比較し、これが等しくないときにはデータ処理要
求信号S7を出力し、等しいときには修正終了信号S6を出
力するデータ処理制御器、50は各ブロツクがどの段階ま
で伝送されているかを示す終了段階記憶メモリ(最初は
ゼロで誤りが生じなければ1つずつカウントされ、誤り
が生じたときにはカウントされない)、51は入力データ
から次段階の画像と同じ画素数の画像データを形成する
補間フイルタ、52は復号化/修正切替えスイツチ、53は
制御データ切替えスイツチ、54は終了段階書換え器であ
り、また、第4図(b)において、55は次が第何段階目
のデータ伝送であるかを示す段階カウンタ、56は段階カ
ウンタ55に記憶されている段階番号に従つて供給される
画像データを入力端子8(第4図(a))からのデイジ
タルデータと同じ画素数に戻す画素数復元フイルタ、57
はフレームメモリ、58は加算器25からの画像から次の段
階の画像と同じ画素数の画像データを生成する補間フイ
ルタである。なお、第4図において、第1図に対応する
部分には同一符号をつけている。
この実施例は、1枚の静止画像を粗く間引いた状態か
ら細かく間引いた状態へ段階的に変化させて伝送する多
段階符号化を使用している。これによつて再生される静
止画像は、最初粗い画像として表示されるが、時間とと
もに鮮明な静止画となつていく。この実施例と先に述べ
た2つの実施例との違いは、(1)局部復号データ用メ
モリが1つになつたこと、(2)誤りが起きた時に、誤
りが起きる前の段階までのデータを作り直すこと、
(3)誤りの訂正をするために各ブロツクが第何段階ま
で伝送を終了しているのかを記憶するメモリを備えたこ
とである。
同図において、符号化/修正切替えスイツチ47、復号
化/修正切替えスイツチ52、制御データ切替えスイツチ
53はスイツチ制御信号SCによつて連動しており、送受信
制御信号S4が入力されたときにブロツク番号受信バツフ
ア36が空ならば端子aが選択され、そうでない時(つま
り、誤りがあつた時)には端子bが選択される(但し、
初期状態では端子aが選択されている)。
次に、この実施例の動作を説明する。
まず、データ誤りがない場合の画像送受信では、第4
図(a)において、3つのスイツチ47,52,53はいずれも
端子aを選択している。フレームメモリ29からブロツク
分割されて読み出された画像データは、間引きフイルタ
46によつて画素が間引かれ、符号化/修正スイツチ47の
端子aを通して減算器12に供給される。減算器12では、
この画像データから局部復号データ用メモリ16の出力が
減算されて予測誤差信号が生成される。予測誤差信号
は、データ変換器30で処理された後、データ符号化器18
とデータ逆変換器31とに供給される。
データ符号化器18に供給されたデータは、第1図に示
した実施例と同じように、符号データに変換され、デー
タ送受信器19と伝送路3とを介して第4図(b)の復号
化部9へ伝送される。
また、データ逆変換器31に供給されたデータも、第1
図に示した実施例と同じように、逆変換されて予測誤差
信号に戻された後、加算器15で局部復号データ用メモリ
16からのデータと加算されて局部復号化される。局部復
号化されたこのデータは、補間フイルタ51に供給されて
次段階と同じ画素数に補間をされた後、局部復号データ
用メモリ16に記憶される。
符号化部6から伝送路3を介して伝送された符号デー
タは、第4図(b)において、データ送受信器21で受信
された後、データ誤り検出器39で誤りの有無をチエツク
されてデータ復号化器40に供給される。データ復号化器
40で復号化されたデータはデータ逆変換器41に供給さ
れ、逆変換されて予測誤差信号に戻された後、加算器25
に供給される。加算器33に入力された予測誤差信号は復
号データ用メモリ27の出力(つまり、前段階を補間した
データ)が加算されて画像データとされ、さらに、補間
フイルタ58によつて次段階の画像と同じ画素数に補間さ
れた後、復号データ用メモリ27と画素数復元フイルタ56
とに供給される。画素数復元フイルタ56では、画像デー
タが補間処理されて第4図(a)における入力端子11の
入力デイジタルデータ8と同じ画素数の画像にされ、フ
レームメモリ57に供給されて画像が再生される。
以上の動作を1段階分繰り返すと、第1図に示した実
施例と同じように、符号化終了信号S1,復号化終了信号S
2によつて符号化部6が受信モードに、復号化部9が送
信モードに夫々入れ替わり、これと同時に、符号化終了
信号S1によつて段階カウンタ48が、復号化終了信号S2
よつて段階カウンタ55が夫々1つずつカウントアツプす
る。かかる状態では、誤りがない場合であるので、ブロ
ツク番号送信バツフア44からブロツク番号符号化器43,
データ送受信器21,伝送路3およびデータ送受信器19を
介してブロツク番号復号化器35にEOFだけが伝送され
る。従つて、ブロツク番号復号化器35から送受信制御信
号S4が出力され、これにより、データ送受信器19が送信
モードに戻されるとともに、ブロツク番号受信バツフア
36は各スイツチ47,52,53が端子aを選択するためのスイ
ツチ制御信号SCを出力し、次の間引き段階の画像の伝送
を開始させる。
なお、ブロツク番号符号化器43は、ブロツク番号送信
バツフア44からEOFを受けると、送受信制御信号S3を出
力し、これによりデータ送受信器21は受信モードとな
る。
誤りが生じた時の画像送受信では、まず、誤りが生じ
なかつた場合と同様に、第4図(a)において、間引き
データの予測誤差信号が伝送路3を介して伝送される。
そして、第4図(b)において、誤りが生じたブロツク
のブロツク番号がブロツク番号送信バツフア44に記憶さ
れ、かつそのブロツクのデータがデータ復号化器40でゼ
ロにされる。従つて、加算器25に供給される予測誤差信
号がゼロとなるので、補間フイルタ58の出力は復号デー
タ用メモリ27の出力を補間したもの、つまり、前間引き
段階の補間データをさらに補間したものになる。この補
間されたデータは、誤りのないときと同様に、画素数を
復元された後、フレームメモリ57に供給されて、画像が
再生される。
以上の動作が1段階分繰り返されると、誤りのないと
きと同様に、ブロツク番号送信バツフア44のブロツク番
号が符号化部6に伝送される。このブロツク番号の伝送
が終了すると、ブロツク番号受信バツフア36から各スイ
ツチ47,52,53が端子bを選択するためのスイツチ制御信
号SCが出力され、さらに、ブロツク番号復号化器35から
ブロツク番号受信バツフア36を介してフレームメモリ2
9,局部復号データ用メモリ16および終了段階書換え器54
にブロツク番号が供給され、データの修正が次のように
行なわれる。
すなわち、いま、2段階目のデータ伝送が終了し、こ
のときに第4図(b)におけるデータ誤り検出器39で或
るブロツクに誤りがあることが検出されたものとする。
このときには、次のデータ伝送が3段階目となるので、
段階カウンタ48に3の値が保持される。また、1段階目
ではデータ伝送に誤りがなく、2段階目で誤りが検出さ
れたので、2段階目のデータ伝送が終了された後、ブロ
ツク番号受信バツフア36からブロツク番号が終了段階書
替え器54に供給されることから、この終了段階書替え器
54は終了段階記憶メモリ50の書替えを行なわず、終了段
階記憶メモリ50にはデータ伝送の誤りが生じなかつた段
階を表わす数値(この場合には、1の値)が保持されて
いる。
かかる状態において、フレームメモリ29からブロツク
番号受信バツフア36のブロツク番号で指定されたブロツ
クのデータが読み出され、間引きフイルタ46により、終
了段階記憶メモリ50に記憶している段階番号(第1段階
を表わす値1)に対応した割合で間引かれ、符号化/修
正切替えスイツチ47の端子bを通して補間フイルタ51で
画素データが2倍となるように補間され、局部復号デー
タ用メモリ16に記憶される。1ブロツク分のデータが局
部復号データ用メモリ16に記憶されると、このメモリ16
からデータ処理終了信号S5がデータ処理制御器49に供給
される。
この局部復号データ用メモリ16に書き込まれたブロツ
クは2段階目のデータ伝送で使用される間引き比率で間
引かれたものであり、これでは修正が完了しておらず、
段階カウンタ48に記憶されている数値3に等しい3段階
目のデータ伝送に使用されるように修正されなければな
らない。
そこで、データ処理制御器49にはカウンタと比較手段
とが設けられており、上記の修正動作前にこのカウンタ
に終了段階記憶メモリ50に格納されている値1がプリセ
ツトされ、局部復号データ用メモリ16からの上記データ
処理終了信号S5によつて値1だけカウントアツプする。
これにより、カウンタのカウント値は2となるが(これ
が、局部復号データ用メモリ16で何段階目のデータ書替
えが行なわれたかを表わしている)、このカウント値と
段階カウンタ48のカウント値3とが比較される。
この場合、両者のカウント値は一致しないから、デー
タ処理制御器49はデータ処理要求信号S7を局部復号デー
タ用メモリ16に送る。これにより、局部復号データ用メ
モリ16は、いま補間したデータを読み出し、復号化/修
正切替えスイツチ52の端子bを通して補間フイルタ51に
供給し、再度画素補間して局部復号データ用メモリ16に
書き込む。そして、この書込みが終ると、局部復号デー
タ用メモリ16はデータ処理制御器49にデータ処理終了信
号S5を送り、これにより、データ処理制御器49のカウン
タが値1だけカウントアツプする。したがつて、このカ
ウンタのカウント値は3となつて段階カウンタ48のカウ
ント値と一致する。このことは、局部復号データ用メモ
リ16で修正されたブロツクが第3段階目のデータ伝送に
使用できるものとなつたことを表わしている。
以上の処理動作はブロツク番号受信バツフア36に供給
される全てのブロツク番号について行なわれ、全てのブ
ロツク番号についての処理が終ると、データ処理制御器
49は修正終了信号S6をブロツク番号受信バツフア36に送
る。そして、最後にブロツク番号受信バツフア36にEOF
が供給されると、ブロツク番号受信バツフア36は、終了
段階書替え器54を動作させて終了段階記憶メモリ50での
値を1だけアツプして2とするとともに、各スイツチ4
7,52,53が端子aに切替えるスイツチ制御信号SCを出力
し、次の段階の伝送を開始する。
このように、局部復号データ用メモリ16の内容が復号
データ用メモリ27の内容と同じになるように修正される
ので、誤りは次の段階の画像データを伝送することによ
り訂正されることになる。
この実施例では、以上のようにして、誤りが生じたブ
ロツクに対して符号化部6のデータを作り直すことによ
り、符号化部と復号化部に記憶されているデータを一致
させて誤りを訂正する。
第5図にこの実施例でのデータ誤りが生じたときのデ
ータ修正の手順を示す。但し、ここでは、1ブロツクの
データサイズは10×10画素で表わされている。しかし、
これに限られるものではない。修正は同図に示した番号
の順に行なわれる。
同図において、入力データ イはフレームメモリ29か
ら読み出された1ブロツク分のデータである。ここで
は、この入力データ イが間引きフイルタ46で間引きさ
れ、第1段階目の間引きされたデータ ロとして伝送
路3での伝送と補間フイルタ58での補間が行なわれて
補間されたデータ ハ(●印が補間データ)が正常に得
られ、また、符号化部6での局部復号化部8でもデータ
ロが局部復号化、補間されて補間されたデータ ホ
が得られる。これにより、符号化部6の局部復号データ
用メモリ16の内容 ホと復号化9の復号データ用メモリ
27の内容 ハとが一致している。
そして、次の入力データ イを間引きフイルタ46で間
引いた第2段階のデータ ヘと局部復号データ用メモ
リ16からのデータ ホとの減算器6での減算による差
分(予測誤差信号)を伝送したときに誤りが生じている
とすると、加算器25には値ゼロの予測誤差信号が入力
されるので、加算器25の加算による出力は間引きの前
段階のデータのままとなり、これが補間フイルム58で補
間されたブロツクのデータ トが得られる(なお、×印
が補間データである)。
一方、符号化部6にある同一番号のブロツクもこれと
同じ内容にする必要があるが、これは、誤りが生じたブ
ロツクのブロツク番号によつてフレームメモリ29から
このブロツク番号のブロツク イのデータを読み出し
、第1段階目と同じ割合で間引いてデータ イに2
回補間を繰り返し(,),入力データ イに等しい
画素数のブロツクのデータ リを得る。このデータ リ
は復号化部9の復号データ用メモリ27での同一番号のブ
ロツクと同じ内容になる。
このようにして、誤りが生じたブロツクに対して符号
化部6のメモリの内容を各段階に合わせて修正すること
により、このメモリと復号化部でのメモリとの内容が同
じとなる。
なお、第5図の○で囲んだ符号の処理が第4図のどの
回路で行なわれるかを示すために、該当する回路のわき
に、第5図の○印で囲んだ符号をつけている。
以上、3個の実施例について詳しく述べた。なお、こ
こでは詳しく述べなかつたが、これら実施例では、デー
タ変換器30に直交変換(例えば、デイスクリートコサイ
ン変換、アダマール変換等)やDPCM、さらにデータに応
じて量子化のビツト数を変化させる等の手段を設けた場
合にも同様である。
また、各実施例では、説明の便宜上、伝送路3を半二
重としたが、全二重としてもよい。
ところで、以上に述べた夫々の実施例はいずれもハー
ドウエアによつても実現できるが、ソフトウエアを用い
た構成でも実現することができる。この一実施例を第6
図および第7図で説明する。但し、ここでは、フレーム
間符号化と半二重の伝送路を用いて説明する。なお、同
図(a)は符号化部、同図(b)は復号化部を示してお
り、符号化部6において、59はプログラムによつてデー
タの演算や符号/復号化及び条件判断やシステムの制御
を行なう演算処理装置(CPU)、60はシステムを動作さ
せるためのプログラムが記憶されているROM、61は誤り
が生じたブロツクの番号や演算に必要なデータを記憶す
るためのRAM、62はプログラムによつてデータの変換/
逆変換や積和演算を高速で実行するDSP(デイジタルシ
グナルプロセツサ)、63は局部復号化したデータを記憶
するためのローカルメモリ、64は画像信号を入力する入
力端子、65は入力端子64から入力された画像信号をR,G,
B信号や輝度/色差信号に変換するデコーダ、66はA/D変
換器、67は画像データを記憶するフレームメモリ、68は
伝送路3とシステムの間でデータをやり取りする通信I/
F(インタフエース)であり、また、復号化部9におい
て、69はD/A変換器、70はR,G,B信号や輝度/色差信号を
画像信号に変換するエンコーダ、71は画像信号を出力す
る出力端子であり、第6図(a)の各回路と同じ機能を
有する部分には、同一符号でダツシユをつけている。
また、第7図は第6図での処理の流れを示すフローチ
ヤートであり、同図(a)は符号化部に対するもの、同
図(b)は復号化部である。なお、以下の説明で、「フ
レームデータ」とは、第6図において、フレームメモリ
67に記憶されたデータのことであり、また、「ローカル
データ」とはローカルメモリ63に記憶されたデータのこ
とである。
以下、この実施例の動作を第7図を用いて説明する。
まず、第6図(a)に示す符号化部において、入力端
子64に入力された画像信号が、デコーダ65とA/D変換器6
6により、デイジタルデータ(画像データ)に変換さ
れ、フレームメモリ67に記憶される。次に、DSP62がフ
レームメモリ67とローカルメモリ63とからデータを読み
出し、これらデータの予測誤差を計算し、得られた予測
誤差データをデータ変換してRAM61に一時記憶させる
(以下、第7図(a)のステツプ100)。CPU59はRAM61
からこのデータを読み出し、符号化してから通信I/F68
により伝送路3に送出する(第7図(a)のステツプ10
2)。また、DSP62もこのデータを読み取り、逆変換とロ
ーカルメモリ63からのローカルデータの加算処理を行な
つて局部復号した後、これをローカルメモリ63に記憶す
る(以下、第7図(a)のステツプ101)。以上の処理
は、フレームメモリ67の全てのデータに対して行なわれ
る(第7図(a)のステツプ103)。
一方、第6図(b)に示す復号化部では、通信I/F6
3′によつて符号データが受信され(第7図(b)のス
テツプ201)、符号データの誤りがCPU59′でチエツクさ
れる(第7図(b)のステツプ202)。そして、誤りが
なければ(第7図(b)のステツプ203)、そのまま復
号化され(第7図(b)のステツプ204)、誤りがあれ
ばそのブロツクの番号をRAM61′に記憶し、そのブロツ
ク内のデータを全てゼロにする(第7図(b)のステツ
プ205)。しかし、上記のいずれの場合でも、復号化し
たデータはRAM61′に一時記憶される。
次に、DSP62′がRAM61′に記憶されたデータを逆変換
して元の予測誤差信号に戻し、フレームメモリ67′から
読み出したフレームデータを加算して画像データを再生
し、これをフレームメモリ67′に記憶する(第7図
(b)のステツプ206)。フレームメモリ67′に記憶さ
れた画像データはD/A変換器69とエンコーダ70によつて
画像信号となり、出力端子71から出力される。
以上の動作が1フレーム分繰り返されると(第7図
(b)のステツプ207)、CPU59′がRAM61′に記憶した
ブロツク番号を読み出して符号化し、通信I/F63′より
伝送路3に出力する(第7図(b)のステツプ208)。
また、符号化部では、伝送路3を介して受信されたブロ
ツク番号がCPU59で復号化され、RAM61に一時記憶される
(第7図(a)のステツプ104)。次に、CPU59はRAM61
に一時記憶したブロツク番号をもとにローカルメモリ63
のデータを修正し(第7図(a)のステツプ105)、符
号化部のローカルメモリ63と復号化部のフレームメモリ
67′との内容を一致させる。
なお、ここでは詳しく述べなかつたが、データの変換
や修正はCPUやDSPのプログラムによつて行なわれるの
で、プログラムを変えることにより、第1図,第3図お
よび第4図に示した実施例はいずれもこの第6図に示し
た実施例のように構成することができる。また、第6図
では、フレーム間符号化と半二重の伝送路を用いて説明
したが、その他に、フイールド間、画素間符号化や全二
重、片方向伝送路を用いることも可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、送信側の局部
復号化メモリの内容を修正し、受信側の局部復号化メモ
リの内容と同じになるようにするので、伝送するデータ
は常に予測誤差信号を用いることが可能となり、誤りが
多くても、その修正のために伝送するデータ量を少なく
することができ、したがつて、伝送時間を短くすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による画像信号伝送装置の一実施例を示
すブロツク図、第2図は第1図に示した実施例の動作を
示すタイミング図、第3図および第4図は夫々本発明に
よる画像信号伝送装置の他の実施例の要部を示すブロツ
ク図、第5図は第4図に示した実施例の動作の説明図、
第6図は本発明による画像信号伝送装置のさらに他の実
施例を示すブロツク図、第7図は第6図に示した実施例
の動作を示すフローチヤート、第8図は従来の画像信号
伝送装置の概略構成図、第9図はその要部を示すブロツ
ク図、第10図は第9図に示した従来技術の動作を示すタ
イミング図である。 6……符号化部、9……復号化部、15……加算器、16…
…局部復号データ用メモリ、27……復号データ用メモ
リ、31……データ誤り検出器、32……局部復号データ用
メモリ、33……ゲート、36……ブロツク番号受信バツフ
ア、44……ブロツク番号送信バツフア。
フロントページの続き (72)発明者 岡本 貞二 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 池庄司 伸夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 日立ビデオエンジニアリング株式会社内

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1画像分の画像データの記憶容量を有する
    第1のメモリ手段を備え、入力画像データと該メモリ手
    段に記憶されている画像データとの差分データを符号化
    しその符号データを送信するとともに、該差分データと
    該第1のメモリ手段に記憶されている画像データとを加
    算し該加算データで該第1のメモリ手段を書き換えるよ
    うにした送信装置と、1画像分の画像データの記憶容量
    を有する第2のメモリ手段を備え、該送信装置からの該
    符号データを受信して該差分データに復号し、復号され
    た該差分データと該第2のメモリ手段に記憶されている
    画像データとを加算して前記入力画像データを復元する
    とともに、復元された該画像データで該第2のメモリ手
    段を書き換えるようにした受信装置とからなる画像信号
    伝送装置において、 該受信装置に、受信された該符号データのブロツク毎に
    誤りを検出する誤り検出手段と、該誤りを含む該ブロツ
    クのブロツク番号を送信する送信手段を設けるととも
    に、前記復号された符号データの誤りを含むブロツクを
    零の差分データに復号し、該零の差分データを前記第2
    のメモリ手段に記憶されている画像データと加算して前
    記復元された画像データとし、 前記送信装置に、前記受信装置から送信される前記ブロ
    ツク番号を受信する受信手段と、前記第1のメモリ手段
    での書き換えを受信された該ブロツク番号で指定される
    ブロツクに対しては禁止する制御手段とを設け、 前記第1のメモリ手段での記憶内容を前記第2のメモリ
    手段の記憶内容に一致させることができるように構成し
    たことを特徴とする画像信号伝送装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記第1のメモリ手段
    は、前記入力画像データと減算処理して前記差分データ
    を形成するための画像データを記憶する第1のメモリ
    と、該差分データと該第1のメモリに記憶されている画
    像データとの加算データとを一時記憶する第2のメモリ
    と、前記制御手段によつて制御され該第2のメモリから
    読み出される画像データのうち前記受信装置からの前記
    ブロツク番号で指定されないブロツクのデータのみ該第
    1のメモリで書き換えを行なわせるゲートとからなる画
    像信号伝送装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記第1のメモリ手段
    は、前記入力画像データと減算処理して前記差分データ
    を形成するための画像データを記憶する第1のメモリ
    と、該差分データを一時記憶する第2のメモリと、前記
    制御手段によつて制御され該第2のメモリから読み出さ
    れる差分データのうち前記受信装置からの前記ブロツク
    番号で指定されないブロツクの差分データのみを通すゲ
    ートと、該ゲートを通つた該差分データと該第1のメモ
    リに記憶されている画像データとを加算する加算器とか
    らなり、該加算器から出力される加算データで該第1の
    メモリの書き換えを行なうことを特徴とする画像信号伝
    送装置。
  4. 【請求項4】1画像分の画像データが記憶され該画像デ
    ータを複数回読み出す第1のメモリ手段と、該第1のメ
    モリ手段からブロツクに分割して読み出された該画像デ
    ータの画素データを間引きし該第1のメモリ手段の読出
    し回数に応じて順次画素データの間引き比率が減少する
    間引き手段と、1画像分の画像データの記憶容量を有す
    る第2のメモリ手段と、該間引き手段の出力画像データ
    と該第2のメモリ手段に記憶されている画像データとの
    差分データを符号化して送信する送信手段と、該差分デ
    ータと該第2のメモリ手段に記憶されている画像データ
    との加算データに画素データを補間し前記第1のメモリ
    手段の次回の読み出し時での前記間引き手段での間引き
    比率で画素データが間引かれた画像データとして該第1
    のメモリ手段に書き込む第1の補間手段と、ブロツク番
    号を指定して該ブロツク番号のブロツクの画像データを
    該第1のメモリ手段から読み出す制御手段と、該制御手
    段によつて該第1のメモリ手段から読み出されて該間引
    き手段によつて画素データが間引きされた画像データを
    該第1の補間手段に供給する修正手段とを有し、前記符
    号データの送信後、該第2のメモリ手段で指定される該
    ブロツク番号のブロツクの画像データが書き換えられる
    ようにした送信装置と、 該送信装置からの前記符号データを受信して誤りを検出
    する誤り検出手段と、該誤りを含むブロツクのブロツク
    番号を前記指定されるブロツク番号として該送信装置に
    送信する手段と、該受信された符号データを前記差分デ
    ータに復号し該誤りを含むブロツクに対しては零のデー
    タとして復号するデータ復号手段と、1画像分の画像デ
    ータを記憶する第3のメモリ手段と、該データ復号手段
    の出力データと該第3のメモリ手段の画像データとの加
    算データに次回受信される符号データでの間引き比率に
    等しくなるように画素データを補間して該第3のメモリ
    手段に書き込む第2の補間手段と、該第2の補間手段の
    出力データに前記第1のメモリ手段に記憶されている画
    像データと等しい画素数となるように画素データを補間
    する第3の補間手段とを有する受信装置とからなり、 前記第2のメモリ手段での記憶内容を前記第3のメモリ
    手段の記憶内容と一致させることができるように構成し
    たことを特徴とする画像信号伝送装置。
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