JP3330783B2 - ガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents

ガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物

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JP3330783B2
JP3330783B2 JP16958995A JP16958995A JP3330783B2 JP 3330783 B2 JP3330783 B2 JP 3330783B2 JP 16958995 A JP16958995 A JP 16958995A JP 16958995 A JP16958995 A JP 16958995A JP 3330783 B2 JP3330783 B2 JP 3330783B2
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徹 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス繊維強化ポ
リカーボネート樹脂組成物に関する。更に詳しくは、薄
肉成形品における成形性、外観特性、剛性および耐衝撃
性に優れたガラス繊維強化芳香族ポリカーボネート樹脂
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリカーボネート樹脂は、機械的
強度、耐衝撃強度、耐熱性、寸法安定性、外観性におい
て優れた樹脂として広く用いられている。しかしなが
ら、芳香族ポリカーボネート樹脂は、流動性が十分とは
言えず、携帯端末機器のハウジングやカバー類のような
薄肉成形品に用いる場合には、成形外観等に問題があ
り、また、薄肉化にともない成形材料には強度、剛性の
向上が求められている。
【0003】剛性を付与する手段としてはガラス繊維を
使用する方法が知られているが、流動性が更に悪化する
とともに外観特性が著しく悪化するなどの欠点があっ
た。流動性を改善する方法としては、比較的低分子量の
芳香族ポリカーボネート樹脂の使用、或いは、滑剤の使
用等が知られているが、外観の改良が不十分であるう
え、機械的特性が低下し特に携帯端末機器のハウジング
やカバー類における重要な特性である製品落下時の破損
を防止のための耐衝撃性を大きく低下させるという欠点
があった。
【0004】耐衝撃性を改良する手段としては、エラス
トマーに代表される、耐衝撃改良剤を使用する方法が知
られているが、射出成形時にゲート近傍や偏肉部等で芳
香族ポリカーボネート樹脂と層分離を起こしたり、分散
不良を起こしフローマーク、シルバー等の外観不良の原
因となり、さらに、ガラス繊維強化芳香族ポリカーボネ
ート樹脂の射出成形で一般に使用される高温成形におい
て、熱劣化を起こし、十分な耐衝撃性が得られず、黄変
等の色斑やシルバー等の外観不良が生じさせるという欠
点があった。
【0005】従って、外観特性が特に要求される携帯端
末機器のハウジングやカバー類のような薄肉成形品にお
いて、強度、剛性、耐衝撃性を同時に満足させ、且つ流
動性に優れたガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂を得
ることは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、薄肉
成形品において、外観特性、機械的特性および耐衝撃性
に優れ、且つ流動性と成形性に優れたガラス繊維強化芳
香族ポリカーボネート樹脂組成物を提供することにあ
る。
【0007】
【発明を解決するための手段】本発明は、上述の問題を
解決するためになされたものであり、その要旨は、
(A)芳香族ポリカーボネート樹脂70〜92重量%、
(B)芳香族ポリカーボネートオリゴマー1〜20重量
%、(C)ガラス繊維3〜20重量%及び(D)ポリオ
ルガノシロキサンゴム成分とポリアルキル(メタ)アク
リレートゴム成分とからなる複合ゴムに芳香族アルケニ
ル化合物とシアン化ビニル化合物とがグラフト重合され
てなる複合ゴム系グラフト共重合体0.5〜15重量%
からなり、該ガラス繊維が、繊維長140μm以下の短
繊維と繊維長140μmを超える長繊維とからなり、短
繊維と長繊維との重量比が
【0008】
【数3】 45/55≦(短繊維)/(長繊維)≦85/15
【0009】であって、且つ繊維長が500μmを超え
るガラス繊維がガラス繊維全体に対し1〜15重量%で
あるガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物に存す
る。以下、本発明につき詳細に説明する。本発明におけ
る(A)芳香族ポリカーボネート樹脂としては、芳香族
ジヒドロキシまたはこれと少量のポリヒドロキシ化合物
をホスゲンまたは炭酸のジエステルとを反応させること
によって作られる分岐してもよい熱可塑性ポリカーボネ
ート重合体である。芳香族ジヒドロキシ化合物として
は、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
(=ビスフェノールA)、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン(=テトラメ
チルビスフェノールA)、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン(=テトタブ
ロモビスフェノールA)、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジクロロフェニル)プロパン(=テトラク
ロロビスフェノールA)、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−P−ジイソプロピルベンゼン、ハイドロキノ
ン、レゾルシノール、4、4−ジヒドロキシジフェニル
などであり、特にビスフェノールAが好ましい。
【0010】分岐した芳香族ポリカーボネート樹脂を得
るには、フロログルシン、4,6−ジメチル−2,4,
6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ヘプテン−2、
4,6−ジメチル−2、4、6−トリ(4−ヒドロキシ
フェニル)ヘプタン、2,6−ジメチル−2,4,6−
トリ(4−ヒドロキシフェニルヘプテン−3、1,3,
5−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,
1,1−トリ(4−ヒドロキシフェニル)エタンなどで
示されるポリヒドロキシ化合物、および3,3−ビス
(4−ヒドロキシアリール)オキシインドール(=イサ
チンビスフェノール)、5−クロルイサチンビスフェノ
ール、5,7−ジクロルイサチンビスフェノール、5−
ブロムイサチンビスフェノールなどのポリヒドロキシ化
合物を前記ヒドロキシ化合物の一部、例えば0.1〜2
モル%を使用する。反応における末端停止剤または分子
量調節剤としては、一価のフェノール製水酸基を有する
化合物や芳香族カルボン酸基を有する化合物等が挙げら
れ、通常のフェノール、p−t−ブチルフェノール、ト
リブロモフェノール等の他に、長鎖アルキルフェノー
ル、脂肪族カルボン酸クロライド、脂肪族カルボン酸、
ヒドロキシ安息香酸等が例示される。本発明で使用され
る芳香族ポリカーボネート樹脂は一種でも、または二種
類以上を混合して使用してよい。
【0011】芳香族ポリカーボネート樹脂の分子量は、
25℃におけるメチレンクロライド溶液粘度より換算し
た粘度平均分子量で15000〜28000である。粘
度平均分子量が15000未満では機械的特性が著しく
低下し、28000を超える場合は満足する流動性が得
られ難くい。粘度平均分子量は、好ましくは16000
〜25000であり、より好ましくは17000〜23
000である。芳香族ポリカーボネートの配合量は、本
発明の樹脂組成物の70〜92重量%である。70重量
%未満では、十分な外観が得られ難く、92重量%を超
えると機械的特性、耐衝撃性が低下する。好ましい配合
量は70〜85重量%である。
【0012】本発明における(B)芳香族ポリカーボネ
ートオリゴマーとしては、ビスフェノールA(PBA)
をホスゲンまたは炭酸のジエステルとを適当な分子量調
節剤を用いて反応させることによって得られるものであ
る。また、ビスフェノールAの一部を他の二価フェノー
ルで置き換えた共重合型のものであってもよく、他の二
価フェノールとしては上記芳香族ポリカーボネート樹脂
で説明した二価フェノールが用いられる。
【0013】末端停止剤または分子量調節剤としては、
一価のフェノール製水酸基を有する化合物や芳香族カル
ボン酸基を有する化合物等が挙げられ、通常のフェノー
ル、p−t−ブチルフェノール、2,4,6−トリブロ
モフェノール等の他に、長鎖アルキルフェノール、脂肪
族カルボン酸クロライド、脂肪族カルボン酸、ヒドロキ
シ安息香酸等が挙げられる。本発明で使用される芳香族
ポリカーボネートオリゴマーは一種でも、または二種類
以上を混合して使用してよい。かかる芳香族ポリカーボ
ネートオリゴマーは、重合度1では成形時に成形品から
ブリードアウトし易く、他方重合度が大きくなると満足
する流動性が得られ難くなる。好ましくは重合度2〜1
5である。芳香族ポリカーボネートオリゴマーの配合量
は、本発明の樹脂組成物の1〜20重量%である。1重
量%未満では、十分な流動性改良効果が得られ難く、2
0重量%を超えると機械的特性を低下させる。好ましい
配合量は2〜15重量%である。本発明における(C)
ガラス繊維としては、繊維長140μm以下の短繊維と
繊維長140μmを超える長繊維とからなり、短繊維と
長繊維との重量比が
【0014】
【数4】45/55≦(繊維長140μm以下の短繊
維)/(繊維長140μmを超える長繊維)≦85/1
【0015】であり、かつ500μm以上のガラス繊維
が1〜15重量%であるガラス繊維である。短繊維の配
合量が45重量%未満であると耐衝撃性が低下と外観特
性の悪化がみられ、また、短繊維の配合量が85重量%
より多くなると強度、剛性の低下が著しく、500μm
以上のガラス繊維が1重量%未満では強度、剛性の低下
がみられ、15重量%を越えると耐衝撃性が低下し外観
性が悪くなる。短繊維と長繊維との重量比は、好ましく
は、
【0016】
【数5】50/50≦(繊維長140μm以下の短繊
維)/(繊維長140μmを超える長繊維)≦80/2
【0017】であり、かつ500μm以上のガラス繊維
が2〜15重量%であるガラス繊維である。本組成物に
おけるガラス繊維の配合量は、本発明の樹脂組成物の3
〜20重量%である。3重量%未満では十分な強度、剛
性が得られず、また20重量%を超えると耐衝撃性と外
観性が損なわれる。配合量は、好ましくは5〜15重量
%である。繊維長140μmを超えるガラス繊維成分
は、ガラス繊維チョップドストランドから主に導かれる
ものであり、旭ファイバーグラス(株)よりチョップド
ストランドCS03MA409C、CS03DE409
C、日本電気硝子(株)よりチョップドストランドEC
S03T511、ECS03T511DE等として市販
されている。繊維長140μmを超えるガラス繊維成分
は、その目的に応じ、シラン系カップリング剤に代表さ
れる表面処理剤やウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂に代
表される集束剤、ホスファイト系に代表される熱安定剤
等で適宜、表面を処理されていてもよい。繊維長140
μm以下のガラス繊維成分は、ガラスパウダーから導か
れるものであり、旭ファイバーグラス(株)よりミルド
ファイバーMF06JB1−20、日本電気硝子(株)
よりガラス・パウダーEPG70M−01Nとして市販
されている。繊維長140μm以下のガラス繊維成分
は、その目的に応じ、シラン系カップリング剤に代表さ
れる表面処理剤やホスファイト系に代表される熱安定剤
等で適宜、表面を処理されていてもよい。
【0018】本発明における(D)ポリオルガノシロキ
サンゴム成分とポリアルキル(メタ)アクリレートゴム
成分とからなる複合ゴムに芳香族アルケニル化合物とシ
アン化ビニル化合物とがグラフト重合されてなる複合ゴ
ム系グラフト共重合体は、ポリオルガノシロキサンゴム
成分10〜90重量%とポリアルキル(メタ)アクリレ
ートゴム成分90〜10重量%(両ゴム成分の合計量は
100重量%)から構成され両ゴム成分が相互に絡み合
い事実上分離できない構造を有し、かつその平均径が
0.08〜0.6μmである複合ゴムに、芳香族アルケ
ニル化合物とシアン化ビニル化合物がグラフト重合され
てなる複合ゴム系グラフト共重合体である。
【0019】このような複合ゴムを製造するには、乳化
重合法が最適である。まずポリオルガノシロキサンゴム
のラテックスを調整し、次にアルキル(メタ)アクリレ
ートゴムの合成用単量体をポリオルガノシロキサンゴム
ラテックスのゴム粒子に含浸させてから、アルキル(メ
タ)アクリレートゴムの合成用単量体を重合させるのが
好ましい。
【0020】ポリオルガノシロキサンゴム成分は、例え
ば、以下に示すオルガノシロキサンおよび架橋剤(I)
を用いて乳化重合により調整することができ、その際、
更にグラフト交叉剤(I)を併用することができる。オ
ルガノシロキサンとしては、例えば、ジメチルシロキサ
ン等の鎖状オルガノシロキサンが挙げられる。また、3
員環以上、好ましくは3〜6員環の各種の環状オルガノ
シロキサンを用いることもできる。例えば、ヘキサメチ
ルシクロトリシロキサン、オクタメリツシクロテトラシ
ロキサン、デカメチルシクロペンタンシロキサン、ドデ
カメチルシクロヘキサシロキサン、トリメチルトリフェ
ニルシクロトリシロキサン、テトラメチルテトラフェニ
ルシクロテトラシロキサン、オクタフェニルシクロテト
ラシロキサン等が挙げられる。これらのオルガノシロキ
サンを単独でまたは2種以上混合して用いることができ
る。これれの使用量は、好ましくはポリオルガノシロキ
サンゴム成分中50重量%以上、更に好ましくは70重
量%以上である。
【0021】架橋剤(I)としては3官能性または4官
能性のシラン系架橋剤、例えばトリメトキシメチルシラ
ン、トリエトキシフェニルシラン、テトラメトキシシラ
ン、テトラエトキシシラン、テトラ−n−プロポキシシ
ラン、テトラブトキシシラン等を用いることができる。
特に4官能性の架橋剤が好ましく、この中でもテトラエ
トキシシランが特に好ましい。架橋剤は単独で用いても
よく、また2種以上併用してもよい。架橋剤の使用量は
ポリオルガノシロキサンゴム成分中0.1〜30重量%
が好ましい。 グラフト交叉剤(I)としては、次式:
【0022】
【化1】 CH2=C(R2)-COO-(CH2)p-SiR1 nO(3-n)/2 (I−1) CH2=CH-SiR1 nO(3-n)/2 (I−2) または HS-(CH2)p-SiR1 nO(3-n)/2 (I−3) (上記式中、R1 は低級アルキル基、例えばメチル基、
エチル基、プロピル基等またはフェニル基を表し、R2
は水素原子またはメチル基を表し、nは0、1または2
を表し、pは1〜6の整数を表す)で示される単位を形
成し得る化合物が用いられる。
【0023】上記式(I−1)の単位を形成し得る(メ
タ)アクリロイルオキシシロキサンはグラフト率が高い
ため、有効なグラフト鎖を形成することが可能であり、
高い耐衝撃性を発現するという点で有利である。なお、
式(I−1)の単位を形成し得るものとしてメタクリロ
イルオキシシロキサンが特に好ましい。メタクリロイル
オキシシロキサンの具体例としては、β−メタクリロイ
ルオキシエチルジメトキシメチルシラン、γ−メタクリ
ロイルオキシプロピルメトキシジメチルシラン、γ−メ
タクリロイルオキシプロピルジメトキシメチルシランγ
−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、
γ−メタクリロイルオキシプロピルエトキシジエチルシ
ラン、γ−メタクリロイルポロピルジエトキシメチルシ
ラン、δ−メタクリロイルオキシブチルジエトキシメチ
ルシラン等が挙げられる。これらは単独で用いてもよ
く、また2種以上併用してもよい。グラフト交叉剤の使
用量は、好ましくはポリオルガノシロキサンゴム成分中
0〜10重量%である。
【0024】このポリオルガノシロキサンゴム成分のラ
テックスの製造は、例えば米国特許第2891920号
明細書、同第3294725号明細書等に記載された方
法を用いることができる。本発明の実施では、例えばオ
リガノシロキサンと架橋剤(I)および所望によりグラ
フト交叉剤(I)の混合溶液とを、アルキルベンゼンス
ルホン酸、アルキルスルホン酸等のスルホン酸系乳化剤
の存在下で、例えばホモジナイザー等を用いて水とせん
断混合する方法により製造することが好ましい。アルキ
ルベンゼンスルホン酸はオルガノシロキサンの乳化剤と
して作用すると同時に重合開始剤ともなるので好適であ
る。この際、アルキルベンゼンスルホン酸の金属塩、ア
ルキルスルホン酸の金属塩等を併用すると、グラフト重
合を行う際にポリマーを安定に維持するのに効果がある
ので好ましい。
【0025】上記複合ゴムを構成するポリアルキル(メ
タ)アクリレートゴム成分は、以下に示すアルキル(メ
タ)アクリレート、架橋剤(II)およびグラフト交叉剤
(II)を用いて合成することができる。アルキル(メ
タ)アクリレートとしては、例えばメチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレートおよびヘキシルメタク
リレート、n−ラウリルメタクリレート等のアルキルメ
タクリレートが挙げられ、特にn−ブチルアクリルレー
トの使用が好ましい。架橋剤(II)としては、例えばエ
チレングリコールジメタクリレート、プロピレングリコ
ールジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジ
メタクリレート、1,4−ブチレングリコールジメタク
リレート等が挙げられる。
【0026】グラフト交叉剤としては、例えばアリルメ
タクリレート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイ
ソシアヌレート等が挙げられる。アリルメタクリレート
は架橋剤として用いることもできる。これら架橋剤およ
びグラフト交叉剤は単独で用いてもよく、また2種以上
併用してもよい。これら架橋剤およびグラフト交叉剤の
合計使用量は、好ましくはポリアルキル(メタ)アクリ
レートゴム成分中0.1〜20重量%である。
【0027】ポリアルキル(メタ)アクリレートゴム成
分の重量は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム等のアルカリの水溶液の添加により中和され
たポリオルガノシロキサンゴム成分のラテックス中へ上
記アルキ(メタ)アクリレート、架橋剤およびグラフト
交叉剤を添加し、ポリオルガノシロキサンゴム粒子へ含
浸させた後、通常のラジカル重合開始剤を作用させて行
う。重合の進行とともにポリオルガノシロキサンゴムの
架橋網目に相互に絡んだポリアルキル(メタ)アクリレ
ートゴムの架橋網目が形成され、実質上分離できない、
ポリオルガノシロキサンゴム成分とポリアルキル(メ
タ)アクリレートゴム成分との複合ゴムのラテックスが
得られる。なお、本発明の実施に際しては、この複合ゴ
ムとしてポリオルガノシロキサンゴム成分の主骨格がジ
メチルシロキサンの繰り返し単位を有し、ポリアルキル
(メタ)アクリレートゴム成分の主骨格がn−ブチルア
クリレートの繰り返し単位を有する複合ゴムが好ましく
用いられる。この複合ゴムをトルエンにより90℃で1
2時間抽出して測定したゲル含量は80重量%以上であ
ることが好ましい。
【0028】耐衝撃性、外観等のバランスを満足させる
ためには、上記複合ゴムにおけるポリオルガノシロキサ
ンゴム成分とポリアルキル(メタ)アクリレートゴム成
分の割合は、前者が10〜90重量%に対し、後者が9
0〜10重量%であるのが好ましく、また、複合ゴムの
平均粒子径は0.08〜0.6μmであるのが好まし
い。
【0029】上記の複合ゴムにグラフト重合させるビニ
ル系単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、
ビニルトルエン等の芳香族アルケニル化合物とアクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル化合
物とであり、少量のメチルメタクリレート、2−エチル
ヘキシルメタクリレート等のメタクリル酸エステル;メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリ
レート等のアクリル酸エステルを用いてもよい。本発明
の目的を達成するためには、スチレン単量体とアクリロ
ニトリル単量体の組み合わせが好ましい。芳香族アルケ
ニル化合物とシアン化ビニル化合物との合計量は複合ゴ
ム30〜95重量%に対して5〜70重量%である。ま
た、芳香族アルケニル化合物とシアン化ビニル化合物と
の比は、芳香族アルケニル化合物5〜95重量%対シア
ン化ビニル化合物95〜5重量%である。
【0030】複合ゴム系グラフト重合体は、上記ビニル
系単量体を上記の複合ゴムのラテックスに加え、ラジカ
ル重合技術によって一段または多段で重合させて得られ
る複合ゴム系グラフト共重合体ラテックスを、塩化カル
シウムまたは硫酸マグネシウム等の金属塩を溶解した熱
水中に投入し、塩析、凝固することにより分離、回収す
ることができる。このような複合ゴム系グラフト共重合
体は、例えば三菱レイヨン(株)より、メタブレンRK
−200として商業的に入手可能である。
【0031】(D)複合ゴム系グラフト共重合体の配合
量は、本発明の樹脂組成物の0.5〜15重量%であ
る。0.5重量%未満では外観特性の改良効果や耐衝撃
性改良効果が十分に得られなくなる。15重量%を超え
ると成形品表面のフローマーク、シルバー等の発生や染
顔料で着色した際に色ムラ発生の原因となったり、機械
的特性の低下をまねく。好ましい配合量は1〜10重量
%である。
【0032】上述したように、芳香族ポリカーボネート
樹脂に、芳香族ポリカーボネートオリゴマー、適正化さ
れた繊維長分布を有するガラス繊維、及びポリオルガノ
シロキサンゴム成分とポリアルキル(メタ)アクリレー
トゴム成分が相互に分離できないような構造を示す複合
ゴムにスチレン単量体およびアクリロニトリル単量体が
グラフト重合されてなる複合ゴム系グラフト共重合体
を、それぞれ、特定量配合してなるガラス繊維強化ポリ
カーボネート樹脂組成物は、厚さ5〜0.5mm程度の
薄肉成形品における流動性、成形品の外観、及び耐衝撃
性、強度、剛性等に代表される機械的特性に優れてい
る。
【0033】本発明の樹脂組成物には、上記の成分の他
にその特性を損なわない限りにおいて、必要に応じて任
意の添加剤、例えば離型剤、帯電防止剤、光安定剤、酸
化防止剤、補強剤、発砲剤、染顔料、無機充填剤、その
他の合成樹脂等を添加することができる。離型剤として
は、例えばペンタエリスリトールテトラステアレート、
ペンタエリスリトールテトラペラルゴネート、ステアリ
ルステアレート、ベヘニルベヘネート、ステアリル−モ
ノ,ジまたはトリグリセライド、ソルビタンモノステア
レート、パラフィンワックス、蜜蝋、ポリジメチルシロ
キサン、フェニル基含有ジメチルシロキサン等が挙げら
れる。帯電防止剤としては、例えばグリセリンモノステ
アレート、ドデシルベンゼンスルホンサンアンモニウム
塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ホスホニウム塩、無水
マレイン酸モノまたはジグリセライド、グラファイト、
金属粉末等が挙げられる。
【0034】光安定剤としては、例えば2−(2−ヒド
ロキシ−5−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(3−tert−ブチル−5−メチル−
2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ
ール、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキシ−3,5−ビ
ス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベ
ンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス(4−クミ
ル−6−ベンゾトリアゾールフェニル)、2,2’−p
−フェニレンビス(3,1−ベンゾオキサジン−4−オ
ン)、ポリアルキレンナフタレート等が挙げられる。酸
化防止剤としては、リン酸および例えばトリメチルフォ
スフェートのようなリン酸エステル、亜リン酸および例
えばトリス(2,4−ジ−tertブチルフェニル)ホ
スファイトような亜リン酸エステル、ペンタエリスリト
ールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)ペン
タエリスリトールテトラキス(3−ラウリルチオプロピ
ロネート)、グリセロール−3−ステアリルチオプロピ
オレート、オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、
テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)
−4,4’−ビフェニレンホスホナイト等が挙げられ
る。
【0035】補強剤としては、例えば金属繊維、窒化珪
素繊維、チタン酸カリウムウイスカー、ボロン繊維、全
芳香族ポリアミド繊維、全芳香族ポリエステル繊維、カ
ーボン繊維、ガラスビーズ、ガラスフレーク、酸化チタ
ン、アルミナ、シリカ、アスベスト、タルク、クレー、
マイカ、石英粉等が挙げられる。その他の合成樹脂とし
ては、例えばポリエチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)、ポリブチレンテレフタレート、(PB
T)、ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン(A
S)樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン
(ABS)樹脂等が挙げられる。
【0036】本発明の組成物を調整する調整方法は通常
の方法でよく特に限定されないが、例えば成分(A)、
成分(B)、成分(C)、成分(D)および適宜その他
の添加剤をVブレンダーやスーパーミキサーなどの混合
手法を用いて十分に混合した後、ベント式一軸または二
軸押出機で溶融混練しペレット化する方法、成分
(A)、成分(B)、成分(D)および適宜その他の添
加剤をVブレンダーやスーパーミキサーなどの混合手法
を用いて予め十分に混合したものベント式一軸または二
軸押出機で溶融混練し、かつこれら押出機の途中から成
分(C)を供給、混合しペレット化する方法、成分
(A)、成分(B)、成分(C)の短繊維、成分(D)
および適宜その他の添加剤をVブレンダーやスーパーミ
キサーなどの混合手法を用いて予め十分に混合したもの
ベント式一軸または二軸押出機で溶融混練し、かつ、こ
れら押出機の途中から成分(C)の長繊維を供給、混合
しペレット化する方法等が挙げられる。
【0037】ここに、上記した成形材料の調整の条件に
よって、製造された組成物中のガラス繊維は、短繊維側
が増加したものとなる。従って、本発明の所望のガラス
繊維の分布を得るためには、この変化を考慮して原料ガ
ラス繊維、通常、ガラス繊維チョップドストランドとガ
ラスパウダーとの量比を選択し、かつ、ペレット化に際
して押出機のスクリュー回転数、シリンダー温度、スク
リュー形状などを変えることによって、所望のガラス繊
維分布の成形材料とするものである。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施
例に限定されるものではない。なお、実施例における部
は、特に断らない限り重量部である。
【0039】各実施例にて使用した原材料は下記の通り
である。 (a)芳香族ポリカーボネート樹脂:ビスフェノール
A、p−tert−ブチルフェノール(分子量調節剤)
とホスゲンから常法により得られた粘度平均分子量22
000の粉粒状芳香族ポリカーボネート樹脂、ユーピロ
ンS−3000(三菱エンジニアリングプラスチックス
(株)製)、以下「PC」と記す。 (b)芳香族ポリカーボネートオリゴマー:ビスフェノ
ールAとホスゲンから常法により得られた平均重合度7
の粉粒状芳香族ポリカーボネートオリゴマー、ユーピロ
ンAL071(三菱エンジニアリングプラスチックス
(株)製)、以下「PCオリゴマー」と記す。
【0040】(c)ガラス繊維(長繊維):チョップド
ストランドCS03MA409C、平均長さ約3mm
(旭ファイバーグラス(株)製)、以下「L−GF」と
記す。 (d)ガラス繊維(短繊維):ガラス・パウダーEPG
70M−01N、平均長さ約70μm(日本電気硝子
(株)製)、以下「S−GF」と記す。 (e)複合ゴム系グラフト共重合体:メタブレンRK−
200(三菱レイヨン(株)製)、以下「複合ゴム1」
と記す。 (f)複合ゴム系グラフト共重合体:ビニル系単量体が
メチルメタクリレートである複合ゴム系グラフト共重合
体、メタブレンS−2001(三菱レイヨン(株)
製)、以下「複合ゴム2」と記す。
【0041】評価は以下の項目について行った。 (1)衝撃強度:厚さ3.2mmにて、ASTM−D2
56に準じ、ノッチ付き、およびノッチなしのアイゾッ
ト衝撃試験を実施し求めた。 (2)曲げ弾性率:ASTM−D790に準じ曲げ試験
を実施し求めた。 (3)繊維の長さとその分布率:アイゾット衝撃試験片
を650℃の電気炉に2時間放置し、灰分として残った
ガラス繊維を画像解析装置[(株)東芝製 画像処理R
&Dシステム(TOSPIX−i)]にて測定した。 (4)外観特性:射出成形した成形品(直径100m
m、厚さ3.2mmの円板、サイドゲート)の外観を目
視にて判定した。判定に際し、ガラス繊維による表面の
ざらつき、ゲート近傍のフローマーク、全体の色斑等の
状態を観察し良否を判断した。
【0042】〔実施例1〜5、比較例1〜5〕芳香族ポ
リカーボネート樹脂として「PC」、芳香族ポリカーボ
ネートオリゴマーとして「PCオリゴマー」、ガラス繊
維として「L−GF」と「S−GF」、複合ゴム系グラ
フト共重号体として「複合ゴム1」、「複合ゴム2」及
びカーボンブラックを表−1に記載のように配合し、タ
ンブラーにて約10分間混合し、40mmφの一軸のベ
ント式押出機で260−280℃にてペレット化した。
得られた各組成のペレットを120℃の熱風乾燥機にて
6時間乾燥後、射出成形機(東芝機械(株)製IS15
0EN)によりシリンダー温度290−310℃、金型
温度110℃の条件で先に示した各試験片を成形した。
評価結果は表−1に示した。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明のガラス繊維強化芳香族ポリカー
ボネート樹脂組成物は、薄肉の成形品において、成形
性、外観特性、曲げ弾性率および耐衝撃性に優れてい
る。従って、機械、電機、電子、OA分野等のハウジン
グやカバー用途、特に携帯電話や電子手帳に代表される
携帯端末機器のハウジングやカバーに有用である。
フロントページの続き (72)発明者 丸山 博義 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三菱エンジニアリングプラスチックス株 式会社 技術センター内 審査官 森川 聡 (56)参考文献 特開 平3−160052(JP,A) 特開 平1−79257(JP,A) 特開 昭60−4550(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 69/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)芳香族ポリカーボネート樹脂70〜
    92重量部、 (B)芳香族ポリカーボネートオリゴマー1〜20重量
    部、 (C)ガラス繊維3〜20重量部及び (D)ポリオルガノシロキサンゴム成分とポリアルキル
    (メタ)アクリレートゴム成分とからなる複合ゴムに芳
    香族アルケニル化合物とシアン化ビニル化合物とがグラ
    フト重合されてなる複合ゴム系グラフト共重合体0.5
    〜15重量部からなり、 該ガラス繊維が、繊維長140μm以下の短繊維と繊維
    長140μmを超える長繊維とからなり、短繊維と長繊
    維との重量比が 【数1】 45/55≦(短繊維)/(長繊維)≦85/15 であって、且つ繊維長が500μmを超えるガラス繊維
    がガラス繊維全体に対し1〜15重量%である薄肉成形
    品における成形性、外観特性、剛性および耐衝撃性に優
    れたガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (A)芳香族ポリカーボネート樹脂70
    〜85重量%、(B)芳香族ポリカーボネートオリゴマ
    ー2〜15重量%、(C)ガラス繊維5〜15重量%及
    び(D)ポリオルガノシロキサンゴム成分とポリアルキ
    ル(メタ)アクリレートゴム成分とからなる複合ゴムに
    芳香族アルケニル化合物とシアン化ビニル化合物とがグ
    ラフト重合されてなる複合ゴム系グラフト共重合体1〜
    10重量%からなることを特徴とする請求項1に記載の
    ガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (A)芳香族ポリカーボネート樹脂が、
    粘度平均分子量で15000〜28000の芳香族ポリ
    カーボネート樹脂であることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】 (B)芳香族ポリカーボネートオリゴマ
    ーが、平均重合度2〜15の芳香族ポリカーボネートオ
    リゴマーであることを特徴とする請求項1又は2に記載
    のガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 ポリオルガノシロキサンゴム成分とポリ
    アルキル(メタ)アクリレートゴム成分とからなる複合
    ゴムが、ポリオルガノシロキサンゴム成分とポリアルキ
    ル(メタ)アクリレートゴム成分が相互に分離できない
    ような構造を有する複合ゴムであることを特徴とする請
    求項1又は2に記載のガラス繊維強化ポリカーボネート
    樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 芳香族アルケニル化合物とシアン化ビニ
    ル化合物とが、スチレン単量体とアクリロニトリル単量
    体とであることを特徴とする請求項1又は2に記載のガ
    ラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 ガラス繊維が、繊維長140μm以下の
    短繊維と繊維長140μmを超える長繊維とからなり、
    該短繊維と長繊維との重量比が 【数2】 50/50≦(短繊維)/(長繊維)≦80/20 であり、且つ、繊維長が500μmを超えるガラス繊維
    がガラス繊維全体に対し、2〜15重量%であることを
    特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のガラス
    繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物。
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