JP2012246369A - ポリカーボネート樹脂組成物及び成形体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】芳香族ポリカーボネート樹脂(A)40〜95質量%と平均アスペクト比が5〜300のガラス繊維(B)5〜60質量%の(A)および(B)の合計100質量部に対し、モース硬度が1〜6.5である白色顔料(C)を0.1〜10質量部含有することを特徴とするポリカーボネート樹脂組成物による。
【選択図】なし
Description
このため、本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、強度、剛性、耐衝撃性、さらに多くのカラーバリエーションが要求される、携帯電話、携帯オーディオプレーヤー、PDA、デジタルカメラ、ノートブックパソコン、タブレット型コンピューター、電子ブック、電子辞書等の筐体等に好適に使用することができる。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、芳香族ポリカーボネート樹脂(A)40〜95質量%と平均アスペクト比が5〜300のガラス繊維(B)5〜60質量%の(A)および(B)の合計100質量部に対し、モース硬度が1〜6.5である白色顔料(C)を0.1〜10質量部含有することを特徴とする。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様や具体例に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施態様や具体例に限定して解釈されるものではない。
なお、本願明細書において「〜」とはその前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む意味で使用される。
本発明に使用される芳香族ポリカーボネート樹脂(A)は、芳香族ジヒドロキシ化合物又はこれと少量のポリヒドロキシ化合物を、ホスゲン又は炭酸ジエステルと反応させることによって得られる、分岐していてもよい熱可塑性重合体又は共重合体である。
芳香族ポリカーボネート樹脂の製造方法は、特に限定されるものではなく、従来公知のホスゲン法(界面重合法)や溶融法(エステル交換法)により製造したものを使用することができる。また、溶融法を用いた場合には、末端基のOH基量を調整したポリカーボネート樹脂を使用することができる。
粘度平均分子量は中でも、10,000〜25,000、更には15,000〜24,000、特に17,000〜23,000であることが好ましい。また粘度平均分子量の異なる2種類以上の芳香族ポリカーボネート樹脂を混合してもよく、この際には、粘度平均分子量が上記好適範囲外である芳香族ポリカーボネート樹脂を混合してもよい。この場合、混合物の粘度平均分子量は上記範囲となるのが望ましい。
ただし、再生されたポリカーボネート樹脂は、本発明のポリカーボネート樹脂組成物に含まれるポリカーボネート樹脂のうち80質量%以下であることが好ましく、中でも50質量%以下であることがより好ましい。再生されたポリカーボネート樹脂は、熱劣化や経年劣化等の劣化を受けている可能性が高いため、このようなポリカーボネート樹脂を前記の範囲よりも多く用いた場合、フィルター性能を低下させる可能性があるためである。
本発明の樹脂組成物に使用するガラス繊維(B)は、Aガラス、Cガラス、Eガラス等のガラス組成からなり、特に、Eガラス(無アルカリガラス)がポリカーボネート樹脂に悪影響を及ぼさない点で好ましい。
ガラス繊維の断面形状は、一般的な真円状の他に、異形断面形状のものを使用しても良い。
1.組成物を600〜700℃で燃焼、またはメチレンクロライドに溶解させ樹脂分を取り除き、ガラス繊維を単離する。
2.取り出したガラス繊維をガラス上に極力重ならない様に広げ、光学顕微鏡にて10〜100倍で観察、撮影を行う。
3.得られた写真から、ガラス繊維の長さ(L)と直径(D)をノギスにて測定しアスペクト比を求める。本発明では、1,000個の測定を行い、加算平均を求める。
このようなガラス繊維は、連続的に巻き取ったガラスロービングを切り揃えたもの、長さ1〜10mmに切りそろえたチョップドストランド等を用いることができる。
本発明の樹脂組成物に使用する白色顔料(C)は、モース硬度が1〜6.5の白色顔料であり、好ましくは無機の白色顔料である。このような白色顔料(C)としては、硫化亜鉛(モース硬度:3)、酸化亜鉛(同:4〜5)、硫酸バリウム(同:3.3)、炭酸カルシウム(同:3)、焼成カオリン(同:6)、炭酸マグネシウム(同:3.5〜4.5)、白雲母(同:2.8)、硫酸カルシウム(同:2)、アナターゼ型酸化チタン(モース硬度:5.5〜6)等を好ましく例示することができる。
これらのうち、好ましい白色顔料は、硫化亜鉛、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、焼成カオリンであり、特には、硫化亜鉛、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウムが好ましい。
本発明に規定する白色顔料(C)は、ガラス繊維(B)の破砕を起こしにくく、樹脂組成物の強度低下、特に弾性率の低下を引き起こすことなく白度に優れた着色を可能にすることができる。
白色顔料は1種単独で使用してもよく、また2種以上を併用してもよい。
本発明の樹脂組成物は、ポリシロキサン(D)を含有することが好ましい。ポリシロキサンを含有することで、白色顔料(C)の表面にポリシロキサンが付着することで、ポリカーボネート樹脂組成物中での均一分散性および分散状態の安定性を向上させる。
ポリシロキサン(D)としては、なかでも白色顔料の表面と反応する反応性の官能基を持つ反応性官能基含有有機珪素化合物が好ましい。反応性の官能基としては、Si−H基、Si−OH基、Si−NH基、Si−OR基が挙げられるが、Si−H基、Si−OH基、Si−OR基を持つものがより好ましく、Si−H基をもつSi−H基含有有機珪素化合物が、特に好ましい。
本発明の樹脂組成物は、ポリカーボネートオリゴマー(E)を含有することが好ましく、ポリカーボネートオリゴマー(E)を含有することでガラス繊維(B)の浮きによる外観不良の発生を防止することができる。
ポリカーボネートオリゴマー(E)としては、粘度平均分子量が1,000〜10,000のものが好ましく、2,000〜8,000のものがより好ましい。分子量が1,000未満では機械的強度が低下し、10,000を越えると外観の改良効果が小さい。
ポリカーボネートオリゴマーの重合度の調整は、ホスゲンを用いる界面重合法では、フェノール及び/又はアルキル置換フェノールを重合系に添加して、末端封止すれば良い。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、カプロラクトン系重合体(F)を含有することも好ましい。カプロラクトン系重合体を含有することで、ガラス繊維(B)の浮きによる外観不良の発生を防止することができる。
カプロラクトン系重合体とは、重合体中にε−カプロラクトン由来の構成単位を、通常70質量%以上含有する重合体又は共重合体である。ε−カプロラクトンと共重合するモノマーとしては、β−プロピオラクトン、ピバロラクトン、ブチロラクトンなどのラクトンモノマー、エチレンオキシド、1,2−プロピオンオキシド、1,3−プロピレンオキシド、テトラヒドロフラン等のアルキレンオキシド、スチレン、メチルメタクリレート、ブタジエン等の不飽和モノマー及びテレフタル酸ジメチル、ジフェニルカーボネート等のカップリング剤等が挙げられる。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、更に種々の添加剤を含有していても良い。このような添加剤としては、離型剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、染顔料、蛍光増白剤、滴下防止剤、帯電防止剤、防曇剤、滑剤、アンチブロッキング剤、流動性改良剤、可塑剤、分散剤、抗菌剤などが挙げられる。
離型剤としては、例えば、脂肪族カルボン酸、脂肪族カルボン酸とアルコールとのエステル、数平均分子量200〜15,000の脂肪族炭化水素化合物、ポリシロキサン系シリコーンオイルなどが挙げられる。
これらの中では、パラフィンワックス、ポリエチレンワックスまたはポリエチレンワックスの部分酸化物が好ましく、パラフィンワックス、ポリエチレンワックスがさらに好ましい。
熱安定剤としては、例えばリン系化合物が挙げられる。リン系化合物としては、公知の任意のものを使用できる。具体例を挙げると、リン酸、ホスホン酸、亜燐酸、ホスフィン酸、ポリリン酸などのリンのオキソ酸;酸性ピロリン酸ナトリウム、酸性ピロリン酸カリウム、酸性ピロリン酸カルシウムなどの酸性ピロリン酸金属塩;リン酸カリウム、リン酸ナトリウム、リン酸セシウム、リン酸亜鉛など第1族または第10族金属のリン酸塩;有機ホスフェート化合物、有機ホスファイト化合物、有機ホスホナイト化合物などが挙げられる。
なお、熱安定剤は、1種が含有されていてもよく、2種以上が任意の組み合わせ及び比率で含有されていても良い。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、白色顔料(C)以外の他の染顔料を配合して着色することができる。本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、他の染顔料を含有することにより、色映え良く、各種の色に着色でき、意匠性も高めることができる。
無機顔料としては、例えば、カーボンブラック;カドミウムレッド、カドミウムイエロー等の硫化物系顔料;群青などの珪酸塩系顔料;弁柄、酸化クロム、鉄黒、チタンイエロー、亜鉛−鉄系ブラウン、チタンコバルト系グリーン、コバルトグリーン、コバルトブルー、銅−クロム系ブラック、銅−鉄系ブラック等の酸化物系顔料;黄鉛、モリブデートオレンジ等のクロム酸系顔料;紺青などのフェロシアン系顔料などが挙げられる。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物の製造方法としては、任意の方法が採用される。
例えば、芳香族ポリカーボネート樹脂(A)、ガラス繊維(B)、白色顔料(C)及び適宜その他の添加剤等をV型ブレンダー等の混合手段を用いて混合し、一括ブレンド品を調整した後、ベント付き押出機で溶融混練してペレット化する方法が挙げられる。あるいは、二段階練込法として、予め、芳香族ポリカーボネート樹脂(A)、白色顔料(C)及び適宜その他の添加剤等を、十分混合後、ベント付き押出機で溶融混練りしてペレットを製造した後、そのペレットとガラス繊維(B)を混合後、ベント付き押出機で溶融混練りする方法が挙げられる。
更に、芳香族ポリカーボネート樹脂(A)、白色顔料(C)及び適宜その他の添加剤等を、V型ブレンダー等で十分混合したものを予め調整しておき、それをベント付き二軸押出機の第一シュートより供給し、ガラス繊維(B)は押出機途中の第二シュートより供給して溶融混練、ペレット化する方法が挙げられる。
混練を促進するエレメントとしては、順送りニーディングディスクエレメント、直交ニーディングディスクエレメント、幅広ニーディングディスクエレメント、および順送りミキシングスクリューエレメント等が挙げられる。
例えば、楕円形状のニーディングディスクの5枚を用いて順送りのディスク構成とした場合について説明すると、図1に示すように、一方のスクリューの各ニーディングディスクをスクリューの送り方向に、図2に示すような楕円形状のニーディングディスクをねじれ角度θ(樹脂流れ方向の上流側から下流側に見て、時計回りの角度)ずつずらせて、5枚を重列させ、他方のスクリューの各ニーディングディスクを同じく送り方向に、一方のスクリューに対して位相をずらせて5枚を重列させる。
なお、本願明細書において、ニィーディングディスクの一枚当たりの羽根の幅La/Dとは、ニィーディングディスクの長さLをスクリュー径Dで割り、更に羽根枚数で割った値である。
スクリューエレメント長さL/Dは、0.3〜2であることが好ましい。2より長いと強いせん断力が発生し、樹脂の劣化を引き起こし、0.3より短いとせん断力が小さく、樹脂を充分溶融混練するころが出来なくなる。
スクリューエレメント長さL/Dは、0.3〜2であることが好ましい。2より長いと強いせん断力が発生し、樹脂の劣化を引き起こし、0.3より短いとせん断力が小さく、樹脂を充分溶融混練するころが出来なくなる。
スクリューエレメント長さL/Dは、0.3〜2であることが好ましい。2より長いと強いせん断力が発生し、樹脂の劣化を引き起こし、0.3より短いとせん断力が小さく、樹脂を充分溶融混練するころが出来なくなる。
スクリューエレメント長さL/Dは、2より長いと強いせん断力が発生し、樹脂の劣化を引き起こし、0.3より短いとせん断力が小さく、樹脂を充分溶融混練するころが出来なくなる。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、通常、任意の形状に成形して成形体として用いる。この成形体の形状、模様、色、寸法などに制限はなく、その成形体の用途に応じて任意に設定すればよい。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、強度に優れ、着色時の色映えに優れ、さらに成形品の外観特性にも優れるポリカーボネート樹脂材料であるので、各種用途における成形体として使用できる。
電気電子機器、情報端末機器、家電製品、OA機器としては、例えば、パソコン、ゲーム機、テレビ、電子ペーパーなどのディスプレイ装置、プリンター、コピー機、スキャナー、ファックス、電子手帳やPDA(個人用携帯情報端末)、電子式卓上計算機、電子辞書、カメラ、ビデオカメラ、携帯電話、電池パック、記録媒体のドライブや読み取り装置、マウス、テンキー、CDプレーヤー、MDプレーヤー、携帯ラジオ・オーディオプレーヤー等が挙げられる。
なかでも、携帯電話、携帯オーディオプレーヤー、PDA、デジタルカメラ、ビデオカメラ、ノートブックパソコン、タブレット型コンピューター、電子ブック、電子辞書、携帯型ゲーム機等の携帯型電子機器の筐体等に好適に用いることができる。
なお、以下の説明において[部]とは、特に断りのない限り、質量基準に基づく「質量部」を表す。
<樹脂ペレット製造>
上記表1に記したガラス繊維(B)を除く各成分を、後記の表に記した割合(質量比)で配合し、タンブラーにて20分混合した後、1ベントを備えた日本製鋼所社製二軸押出機(TEX30HSST)に供給し、ガラス繊維(B)を押出機途中より溶融樹脂中へサイドフィードで供給した。スクリュー回転数200rpm、吐出量15kg/時間、バレル温度280℃の条件で混練し、ストランド状に押出された溶融樹脂を水槽にて急冷し、ペレタイザーを用いてペレット化し、ポリカーボネート樹脂組成物のペレットを得た。
上記の製造方法で得られたペレットを80℃で5時間乾燥させた後、住友重機械工業社製射出成形機(サイキャップM−2、型締め力75T)を用いて、シリンダー温度300℃、金型温度110℃の条件で、ISO多目的試験片(3mm厚、4mm厚)、および長さ80mm、幅40mm、厚さ1mm厚みおよび3.2mm厚みの平板状試験片を射出成形した。
各評価方法は、以下のとおりである。
[アスペクト比]
ポリカーボネート樹脂組成物中のガラス繊維(B)のアスペクト比の測定方法は、前述したとおりである。
ISO178に準拠して、上記ISO多目的試験片(4mm厚)を用いて、23℃の温度で曲げ強度(単位:MPa)及び、曲げ弾性率(単位:MPa)を測定した。
上述の方法で得られたISO多目的試験片(3mm厚)を用い、ISO179に準拠し、23℃の条件で、それぞれノッチ無しシャルピー耐衝撃強度(単位:kJ/m2)を測定した。
JIS K−7105に準じ、上述の平板状試験片を試験片とし、日本電色工業社製のNDH−2000型濁度計を用い、1mm厚みの全光線透過率(単位「%」)を測定した。
各芳香族ポリカーボネート樹脂組成物の全光線透過率の評価は、上述した3.2mm厚の平板状試験片を用い、JIS K−7105に準拠して、日本電色工業社製のSE2000型分光式色差計で、反射法により、L、a、b値を測定し、ハンターLab白色度W(Lab)を以下の定義式より求めた。
W(%)=100−[(100−L)2+(a2+b2)]0.5
式中、L、a及びbは、それぞれLab系色座標における明度(L)、及び知覚色度指数(a,b)を示す。
ウベローデ粘度計を用いて、芳香族ポリカーボネート(熱安定剤、紫外線吸収剤未添加)の塩化メチレン中、20℃における極限粘度[η]を測定し、以下の式より求めた。
[η]=1.23×10−4×(Mv)0.83
住友重機械工業製、サイキャップM−2、型締め力75Tを用いて、シリンダー温度:300℃、金型温度110℃の条件で、80mm×40mm×3.2mm厚のプレートを成形し、プレートを目視にて観察し、下記基準に基づき、判定を行った。
○:良好
△:若干ガラス繊維の浮きが見られる
×:ガラス繊維の浮きが激しい
ISO多目的試験片(4mm厚)を用い、ISO75−1及びISO75−2に準拠して荷重1.80MPaの条件で荷重たわみ温度を測定した。結果を表に示す。なお、表中「DTUL」と表記する。
上述した3.2mm厚の平板状試験片を、23℃、50%RHにて48時間調湿した後の成形収縮率を測定した。測定は、ゲートから樹脂の流動方向(平行)と垂直方向について行った。
以上の評価結果を以下の表2〜表6に示す。
一方、上記表6の比較例に示されるように、本発明で規定する要件を満たさない比較例のポリカーボネート樹脂組成物は、強度(曲げ弾性、曲げ強度、シャルピー衝撃)、白色度、光線透過率、外観特性と収縮率のバランスを全て満たすことはできず、いずれかの性質が劣ることがわかる。
したがって、上記の実施例及び比較例から、強度(曲げ弾性、曲げ強度、シャルピー衝撃)に優れ、白色度に優れ、光線透過率、さらに成形品の外観特性と収縮率を同時に満たすという効果は、本発明の構成によりはじめて得られるものであることが確認された。
Claims (5)
- 芳香族ポリカーボネート樹脂(A)40〜95質量%と平均アスペクト比が5〜300のガラス繊維(B)5〜60質量%の(A)および(B)の合計100質量部に対し、モース硬度が1〜6.5である白色顔料(C)を0.1〜10質量部含有することを特徴とするポリカーボネート樹脂組成物。
- 芳香族ポリカーボネート樹脂(A)20〜90質量%と平均アスペクト比が5〜300のガラス繊維(B)5〜60質量%とポリカーボネートオリゴマー(E)5〜20質量%の(A)と(B)と(E)の合計100質量部に対し、モース硬度が1〜6.5である白色顔料(C)を0.1〜10質量部含有することを特徴とするポリカーボネート樹脂組成物。
- さらに、ポリシロキサン(D)を、白色顔料(C)100質量部に対し、0.3〜10質量部含有する請求項1または2に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のポリカーボネート樹脂組成物を成形してなることを特徴とする成形体。
- 成形体が、携帯電子機器の筐体であることを特徴とする請求項4に記載の成形体。
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