JP3330710B2 - 移動ロボットの位置検知および制御装置 - Google Patents

移動ロボットの位置検知および制御装置

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JP3330710B2 JP35115093A JP35115093A JP3330710B2 JP 3330710 B2 JP3330710 B2 JP 3330710B2 JP 35115093 A JP35115093 A JP 35115093A JP 35115093 A JP35115093 A JP 35115093A JP 3330710 B2 JP3330710 B2 JP 3330710B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は移動ロボットの位置検
知および制御装置に関し、より具体的には移動体の作業
空間における相対的な位置ないし方角を簡易に検知する
ことができる様にしたものに関する。また、移動ロボッ
トのうち脚式移動ロボットについて、階段など着地位置
に制約を受ける環境においても安定かつ高速に移動でき
る様に制御するものに関する。
【0002】
【従来の技術】今までに移動ロボットとしては車輪式、
クローラ式、脚式など種々の形態のものが提案されてい
るが、その様な移動ロボットが作業空間で、あるタスク
を実行するときは、作業空間上に作業対象があって、そ
の対象に向かって作業することが求められる。しかしな
がら、移動ロボットは、移動中に自己位置の計測誤差や
移動機構と路面との間の滑りなど、不確実な要素が介在
するために、移動した後に作業対象に正しく相対してい
るかどうか定かではない。こうした理由のために、移動
ロボットは、移動終了後に自己が作業対象に対してどの
位置にいてどの方向を向いているのかを正しく認識する
必要がある。
【0003】無論、移動中に、接近しつつある作業対象
と自己の位置関係を実時間で計測し続けることができれ
ば問題はないが、このような手法は膨大な情報処理を必
要とし、少なくとも現時点では現実的ではない。情報処
理の量を減少させる目的で、移動空間に人工的な補助手
段(例えばテープ)を移動経路に沿って敷設すること
は、特開昭59−32009号、特開昭59−1215
06号、特開昭55−97609号などで提案されてい
る。また、電磁誘導線などを埋設することも公知であ
る。
【0004】しかし、これら手法によるときは、作業空
間側に必要な施設を設ける必要があって煩瑣であると共
に、電磁誘導線などを埋設するには多大なコストを必要
とする。更に、作業空間が例えば原子力施設である様な
場合は、大規模な環境の変更が事実上できないことが多
い。
【0005】また、作業対象に対する自己の位置・方角
を認識するには、カメラなどの視覚情報を用いて、撮像
した画像と予め記憶した画像との間でパターンマッチン
グ手法などを利用して行うことも知られている。この手
法では通常、処理すべき情報量を低減するために、画像
の一部をウィンドウ処理して探索時間を短縮している。
移動ロボットの作業が機器の点検であるような場合に
は、点検対象である機器、例えば圧力計などを撮像した
画像を自己位置同定に用いるならば、まだしも作業時間
を短縮できるが、通常は圧力計などより一層明瞭な特徴
を備える他の機器、あるいは建築構造物が自己位置同定
に用いられ、自己位置が同定できてから更に点検対象物
を探索するのが普通であるから、作業速度は遅い。作業
速度は、搭載するコンピュータの性能を増すことで、ア
ップすることができるが、コスト面では低性能のコンピ
ュータを使用するのが望ましく、また自型のロボット
の場合、コンピュータの性能は、重量、消費エネルギな
どから自ずと制約される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこの様な事
情に鑑みてなされたもので、作業空間にわずかのランド
マーカを付すのみで、移動を伴う作業ロボットが作業位
置に正しく到達したかどうかを、比較的低性能のコンピ
ュータを用いて実時間で精度良く検知することができる
移動ロボットの位置検知装置を提案することにある。
【0007】更に、移動ロボットの中で、脚式移動ロボ
ットの様に着地位置が離散的なものが、着地位置に制約
を受ける環境を移動するとき、例えば階段などを昇降す
るときは、着地位置を細心に制御する必要がある。即
ち、図33に示す様に脚式移動ロボットが階段を昇る際
に、ロボットと階段との相対位置が後ろ過ぎると安定性
を保つために活用できる接地面積が小さくなって姿勢が
不安定となり、逆に相対位置が前過ぎると、次の段に移
動するとき遊脚が干渉して同様に姿勢の安定を崩す。こ
の様に、階段など着地位置が制約を受ける環境を移動す
るときは、ロボットと階段との相対位置を制御する必要
がある。
【0008】そこで、本願出願人は先に特願平4−24
1,351号において、脚式移動ロボットが階段など移
動に制約を受ける環境を安定した姿勢で高速に移動でき
る様にした脚式移動ロボットの制御装置を提案してい
る。しかしながら、その提案においては位置検出手段と
して接触式センサを足裏に装着していたため、耐久性が
必ずしも十分ではなかった。
【0009】従って、この発明の第2の目的は、その先
に提案した発明の改良にあり、より具体的には、作業空
間内にわずかのランドマーカを付すのみで、移動を伴う
作業ロボットが作業位置に正しく到達したかどうかを、
比較的低性能のコンピュータを用いて実時間で精度良く
検知することができると共に、非接触式センサを用いて
耐久性を向上させ更に自己位置同定精度を向上させる
ようにした脚式移動ロボットの制御装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ためにこの発明は例えば請求項1項に示す如く構成し
た。後述する実施例の表現を付記して説明すると、請求
項1項にあっては、移動ロボット1、100が移動する
空間を、円弧および直線の少なくともいずれかによって
属性の異なる少なくとも2つの面領域に区分する区分手
段(ランドマーカ80)、および前記属性の相違に応じ
て異なる信号を出力するアレイ状に連続して配置された
n(n>1)個のセンサ素子からなり、前記移動ロボッ
ト1、100の接地部位付近に配列されたセンサアレイ
382、とを備え、前記区分手段(ランドマーカ80)
の幅を前記n個のセンサ素子によって規定される前記セ
ンサアレイ382の幅と同一あるいはほぼ同一の値に設
定すると共に、前記センサアレイ382を構成するn個
のセンサ素子のうちの連続するm(m<n)個の出力信
号(例えばオン信号)と、残りのn−m個の出力信号
(例えばオフ信号)の相違に基づいて前記移動ロボット
1、100と前記区分手段(ランドマーカ80)との相
対位置を検知するように構成した
【0011】
【作用】分手段に対する相対位置ないし角度易に
検知することができ、よって移動空間における移動ロボ
ット(作業ロボット)の位置を容易に検知することがで
る。また構成として簡易であるので、比較的低レベル
のコンピュータをもって実現することができる。
【0012】
【実施例】以下、移動ロボットとして2足歩行の脚式移
動ロボットと車輪式の移動ロボットとを例にとってこの
発明の実施例を説明する。
【0013】図1は脚式移動ロボットのロボット1を全
体的に示す説明スケルトン図であり、左右それぞれの脚
部リンク2に6個の関節を備える(理解の便宜のために
各関節をそれを駆動する電動モータで示す)。該6個の
関節は上から順に、腰の脚部回旋用の関節10R,10
L(右側をR、左側をLとする。以下同じ)、腰のピッ
チ方向(x軸まわりに回転)の関節12R,12L、同
ロール方向(y軸まわりに回転)の関節14R,14
L、膝部のロール方向の関節16R,16L、足首部の
ロール方向の関節18R,18L、同ピッチ方向の関節
20R,20Lとなっており、その下部には足平(足
部)22R,22Lが取着されると共に、最上位には筐
体(基体)24が設けられ、その内部には制御ユニット
26が格納される。
【0014】上記において腰関節は関節10R(L),
12R(L),14R(L)から構成され、また足関節
は、関節18R(L),20R(L)から構成される。
また、腰関節と膝関節との間は大腿リンク32R,32
Lで、膝関節と足関節との間は下腿リンク34R,34
Lで連結される。ここで、脚部リンク2は左右の足につ
いてそれぞれ6つの自由度を与えられ、歩行中にこれら
の6×2=12個の関節(軸)をそれぞれ適宜な角度に
駆動することで、足全体に所望の動きを与えることがで
き、任意に3次元空間を歩行することができる様に構成
される。先に述べた様に、上記した関節は電動モータか
らなり、さらにはその出力を倍力する減速機などを備え
るが、その詳細は先に本出願人が提案した出願(特願平
1−324218号(特開平3−184782号))な
どに述べられており、それ自体はこの発明の要旨とする
ところではないので、これ以上の説明は省略する。
【0015】図1に示すロボット1において、足首部に
は公知の6軸力センサ36が設けられ、足平を介してロ
ボットに伝達されるx,y,z方向の力成分Fx,F
y,Fzとその方向まわりのモーメント成分Mx,M
y,Mzとを測定し、足部の着地の有無と支持脚に加わ
る力の大きさと方向とを検出する。また、足平22R
(L)の裏面には位置検出手段として、先に提案した技
術で使用した接触式の分布加重センサに代えて、非接触
型の反射式光センサ38が装着される(図1で図示省
略)。
【0016】さらに、筐体24には傾斜センサ40が設
置され、x−z平面内のz軸に対する傾きとその角速
度、同様にy−z平面内のz軸に対する傾きとその角速
度を検出する。また各関節の電動モータには、その回転
量を検出するロータリエンコーダが設けられる。さら
に、図1では省略するが、ロボット1の適宜な位置には
傾斜センサ40の出力を補正するための原点スイッチ4
2が設けられる。これらの出力は前記した筐体24内の
制御ユニット26に送られる。
【0017】図2は制御ユニット26の詳細を示すブロ
ック図であり、マイクロ・コンピュータから構成され
る。そこにおいて傾斜センサ40などの出力はA/D変
換器50でデジタル値に変換され、その出力はバス52
を介してRAM54に送られる。また各電動モータに隣
接して配置されるエンコーダの出力はカウンタ56を介
してRAM54内に入力されると共に、原点スイッチな
どの出力は波形整形回路58を経て同様にRAM54内
に格納される。制御ユニット内にはCPUからなる第
1、第2の演算装置60,62が設けられており、第1
の演算装置60は後述の如くROM64に格納されてい
る歩容パラメータを読み出して目標関節角度を算出して
RAM54に送出する。また第2の演算装置62は後述
の如くRAM54からその目標値と検出された実測値と
を読み出し、各関節の駆動に必要な制御値を算出してD
/A変換器66とサーボアンプを介して各関節を駆動す
る電動モータに出力する。また、ROM64には作業空
間についての環境地図情報が格納される。
【0018】ここで、図3および図4を参照して先に述
べた光センサ38について説明すると、光センサ38を
検出部382とセンサ本体384とから構成すると共
に、検出部382を足平22R(L)の両側にそれぞれ
5個づつ1列にアレイ状に配置し、発光部から床面に発
せられた光の反射光量を検出する。そして検出部382
を光ファイバケーブル386でセンサ本体384と接続
し、それを介して光信号(反射光)を伝達させる。セン
サ本体384は、光信号を電気信号(デジタル)に変換
する。光センサ38は片足で10個使用しているので、
多数の光ファイバケーブルや電気信号用ケーブルを可動
部分の多い脚部リンク2を経由して筐体24に収納した
制御ユニット26まで配線することは、配線の取回しが
困難で配線重量も増加する。そこで、光センサ本体38
4をできるだけ検出部位に近い位置に装着することと
し、より具体的には下腿リンク34R(L)の内部に装
着した。
【0019】更に、左右の下腿リンク34R(L)の内
部にはそれぞれ、センサ本体群の付近にD/A変換器3
9を1個配置し、計10個のセンサ出力を5個分づつ1
つのアナログ信号に変換し、多芯ケーブル72を介して
制御ユニット26内のA/D変換器50に送出し、そこ
でアナログ信号を数値処理可能なデジタル信号に変換す
る。第1の演算装置60はバス52を介してA/D変換
器50から必要なデータを読み出し、適当な処理を行っ
て足平22R(L)の外側、内側それぞれ5個、左右の
脚部を合わせて合計20個の光センサ380の出力状態
(オン/オフ)を検知する。この出力状態は、光センサ
に反射光があるときをオンとする。
【0020】ここで、各列5個のセンサ検出部382の
中心間の間隔は、5mmとする。尚、足平22R(L)
の幅は、図5に示す様に、200mmとする。片側の5
個のセンサアレイで検出できる範囲を考えると、全部の
センサがオンまたはオフの状態では相対位置が分からな
いので、図5に示す如く、例えば階段などのエッジを検
出する場合には同図に示す如く、全ての出力がオンまた
はオフであると検出できないため、オンの数が1〜4個
に対応する15mmの範囲となる。検出範囲が15mm
とすると、着地制御などの相対位置誤差はそれ以下にし
なければならないが、実際問題として検出範囲が15m
mでは小さすぎることから、ランドマーカを利用して検
出範囲を拡大する。即ち、図6に示す様に、ランドマー
カ80の幅をセンサアレイの幅とほぼ等しい値、即ち、
検出部間隔を前述の如く5mmとすると、センサアレイ
の幅は実質的に約20mmとなるので、ランドマーカ8
0の幅もそれと同等の20mmとする(図面では理解の
便宜のため誇張して示す)。これによって、最も効果的
に検出範囲の幅を拡大、実施例の場合には±20mm
(40mm)と2倍以上に拡大することができる。
【0021】このランドマーカ80について更に説明す
ると、ランドマーカ80は図7に示す様に、作業空間8
2において点検対象(実施例の場合は配管のフランジ
部)84の前方の床面の適宜位置に黒色ペイントなど光
を良く吸収する塗料で描いた直線からなる所定幅の面領
域で構成する。この様に、ランドマーカ80を設けて作
業空間82の床面を明度において属性の異なる2つの面
領域に区分する。光センサ出力は、ランドマーカ80上
にあるとき、および離床しているとき、オフとなる。
【0022】ここで、ロボット1は図3(および図1)
に示す様に、筐体24の上部に点検システム90が設け
られる。点検システム90は、水平方向(x−y平面)
に回転自在なテーブル92(雲台)と、その上面から突
設するポスト94に上下方向(x−z平面)に回動自在
に取り付けられたカメラ96とからなる。テーブル92
とカメラ96とは適宜な手段(図示せず)を介して駆動
される。即ち、ロボット1は、点検対象付近まで歩行
し、点検対象を撮像できる様にテーブル92とカメラ9
6とを移動し、画像認識処理を通じて異常の有無を確認
する。尚、この発明の目的は位置の検知ないしは歩行制
御にあるので、テーブルなどの駆動制御および画像処理
による点検作業については図2で図示を省略すると共
に、その説明を省略する。
【0023】上記の構成において、ロボット1が点検対
象84に向かって歩行し、足平22R(L)がランドマ
ーカ80上に着地することで、この作業空間内における
ランドマーカ80に対する相対的な現在位置を同定する
ことができる。更に、光センサ38が左右の足平22
(L)に一対ずつ設けられていることから、対になって
いるセンサ出力を比較することで、ランドマーカ80に
対する足平22R(L)の角度、即ち、脚部リンク2の
角度を検出することができ、ランドマーカ80に対する
相対的な方角を検知することができる。従って、それか
ら環境地図情報およびカメラ96を通じて得られる視覚
情報に基づいて確実に点検対象に接近してテーブル92
上のカメラ96を駆動して点検作業を行うことができ
る。
【0024】ここで、前後の相対位置ずれ(偏差)は足
平22R(L)の外側と内側のずれの平均とする。足平
22R(L)の角度ずれは、図8に示す様に、足平の外
側のセンサ検出部と内側のセンサ検出部で検出されたず
れの差を足平の幅で除算して逆正接を求めて算出する。
本実施例では角度ずれを得るために、センサを2列に配
置したが、これを足平の両端に配置して間隔を可能な限
り大きくして角度ずれ検出の分解能を向上させた。
【0025】この実施例は上記の様に検出したので、作
業空間におけるランドマーカに対する相対的な位置およ
び方角を容易に認識することができ、それから環境地図
情報を利用するなどして点検対象に容易に到達すること
ができる。しかも、構成として簡易であって、制御ユニ
ット26を構成するマイクロコンピュータとして比較的
低レベルのもので足りる。
【0026】図9はこの発明の第2の実施例を示してお
り、ランドマーカ80を複数本設けた場合を示す。この
場合は、検出したランドマーカ80のいずれかから、環
境地図情報を基に、点検対象84に対する相対的な方角
および位置を検知することができる。
【0027】上記の第1、第2実施例において、ランド
マーカ80に対する足平22R(L)の角度は、一方の
足平でも検出することはできるが、実施例では双方の足
平にセンサアレイが装着されているので、ランドマーカ
80付近で着地するときに、両脚を揃えて着地するので
はなく、少しずらして着地すると、ランドマーカ80に
着地する確率が高くなる。
【0028】即ち、上記第1、第2実施例において、ロ
ボットがランドマーカ80付近に到達したとき、静止ま
たはその直前における歩幅がランドマーカ80の進行方
向長さの実質的に2倍ないしそれ以下の値となる様に、
脚部を駆動制御するものとする。その結果、光センサア
レイがランドマーカ80上に確実に位置することとなっ
て、誤りなく検出することが可能となる。
【0029】従って、遠方から内界センサ(歩容パラメ
ータの歩幅×歩数で求められる情報など)によるデッド
レコニングで最終の点検位置まで移動でき、デッドレコ
ニングの適用距離を拡大することができる。デッドレコ
ニングの距離を延ばすことは、カメラ96などの外界セ
ンサを使う頻度を減少させるから、外界センサにありが
ちな情報処理の複雑さに起因する処理時間の増大を防止
でき、一層移動速度が高まってより実用的になる。
【0030】図10はこの発明の第3の実施例を示す説
明図であり、この第3実施例の場合には車輪式の移動ロ
ボット100を用い、車体の両側に床面に近接して、光
センサ38の検出部382をアレイ状に装着した(図1
0では片側のみ示す)。また同図および図11に示す様
に、第3実施例の場合、ランドマーカ80は点検対象8
4の鉛直線上に位置する点Cを中心とする円弧からなる
面領域で表現される。前記した第1、第2実施例の場合
にはランドマーカ80が直線であったため、ロボットが
ランドマーカ80のどこに位置するのか検知することが
できず、点検システムのカメラ96を空間上のある仮想
線に沿ってスキャンしなければならない不都合があった
が、第3実施例の場合、ランドマーカ80が円弧である
ことから、図11に示す様に、両側のセンサアレイを結
ぶ線の中点から垂線を延ばすことで円弧の中心C(点検
対象)に対するロボットの絶対的な位置と方角とを一度
に正しく認識することができる。尚、第3実施例でもラ
ンドマーカ80を複数本設けても良い。
【0031】第1から第3実施例のいずれの場合も、点
検対象付近に到達した後に自己の位置を迅速に同定でき
るから、計算された点検対象の方向に点検システム90
を正確に向けることができ、点検対象84を探索するの
にロボットの位置と向きとを試行錯誤的に変える必要が
なく、自立ロボットの最重要関心事たるエネルギ消費を
著しく低減することができる。
【0032】尚、第1から第3実施例において、ロボッ
トがランドマーカ上に着地することを前提に説明した
が、デッドレコニングの精度ミスで位置しない場合もあ
り得る。しかし、その様なケースは稀であり、万一生じ
たら、カメラ96を使用して自己の位置とランドマーカ
に対するズレを確認すれば良い。その場合でもランドマ
ーカが特徴点として機能するから、環境の中の構造物か
らある特徴を抽出して自己位置を同定する従来手法より
容易であり、コンピュータの負担も少ない。
【0033】図12はこの発明の第4実施例を示すフロ
ー・チャートであり、この発明に係る移動制御装置の動
作を示すフロー・チャートである。第4実施例は第1実
施例で示した脚式移動ロボットが階段を昇降する場合の
歩行制御に関する。図13に示す如く、階段の手前およ
び各段にはランドマーカ80が敷設される。
【0034】尚、第4実施例は、本出願人が先に提案し
た出願(特願平4−241,351号)の改良である。
改良点の1つは位置検出手段で、先に用いた接触式の分
布荷重センサでは歩行時に大きな荷重や着地衝撃足裏
に作用するため、耐久性が悪化する不都合があったこと
から、光センサ38を使用したことにある。それについ
ては、先に述べた。改良点の2つは、階段昇降時の位置
検知の精度向上である。以下、説明するが、詳細は先に
提案した出願に述べられているので、説明は簡単に止め
る。
【0035】この制御は前提として、ロボットと階段の
相対位置の制御をしなくても数段の昇降が可能な場合、
言い換えれば、ロボットと階段の相対位置に歩行可能な
範囲が存在し、1段の昇降で発生する相対位置ずれが小
さい場合を考える。現実的にはこの様な場合が多いと考
えられるので、この制御では遊脚を目標位置に正確に着
地させるための制御は行わず、任意の1段で相対位置ず
れが発生することは許容するが、この相対位置ずれが累
積することを防止する制御を行ない、ロボットと階段の
相対位置を前記した歩行可能な範囲内に制御することに
よって、階段を連続的に昇降できる様にした。
【0036】図14は、この制御の詳細を示す制御ブロ
ック図である。図で、S(z)は目標着地位置(目標
値)、U(z)は歩幅指令値(操作量)、Y(z)は実
着地位置(制御量)、E(z)は相対位置ずれ(制御偏
差)、Δ(z)は外乱、I(z)は積分要素、(1/
z)は1サンプリング遅れ要素、K(z)は制御装置、
G(z)はロボット(制御対象)の歩幅指令値から実歩
幅までのパルス伝達関数を表している。これらの関係
は、数1、数2に示す様になる。
【0037】
【数1】
【0038】
【数2】
【0039】仮に、簡略化のために、G(z)をゲイン
g、制御装置K(z)をゲインkとすれば、安定条件は
数3に示す様になる。
【0040】
【数3】
【0041】また、階段の長さがL(図15に示す)で
一定ならば、目標位置はステップ状に変化するので、こ
れに対する定常偏差は、数4に示す様になり、k,g,
Lに応じて一定値に収束する。
【0042】
【数4】
【0043】同様に、大きさDのインパルス状の外乱お
よびステップ状の外乱に対する定常偏差は数5、数6に
示す様になり、0またはk,g,Dに応じて一定値に収
束する。
【0044】
【数5】
【0045】
【数6】
【0046】ゲインkは外乱などによって発生した相対
位置ずれが速やかに収束し、かつ、定常偏差が許容範囲
内に収まる様に決定すれば良い。更に、制御装置K
(z)を積分要素を含む様に構成すれば、ステップ状目
標値、ステップ状外乱に対する定常偏差を0にすること
ができる。
【0047】ここで、まずG(z)をゲインgとして同
定した。図16はx(n)/u(n)をヒストグラムに
表したものである。本来は、外乱の影響を含まないG
(z)、即ち、gを同定したいところであるが、w
(n)の検出が困難であるために、x(n)/u(n)
から同定した。裾が広くなっていることの要因は、外乱
によるものが大きいと推定されるので、G(z)をゲイ
ンとしても大きな問題にはならない。分布の中心が1.
02であるので、g=1.02としても良いと思われる
が、安全側に評価するため、g=1.06とした。制御
装置K(z)をゲインkとする。このときの制御系が安
定になるための条件は数3式より、0<k<1.89
(≒2/g)となる。数4式などよりkが大きい方が定
常偏差は小さくなるが、制御系の特性が振動的になるの
を回避し、ゲインに余裕を持たせるために、k=0.5
ないしは0.75とした。
【0048】また、比較のために、この制御を行わなか
った場合の結果を図17に示す。図18および図19は
この制御を行った場合の結果であり、うち図18はk=
0.5の場合、図19はk=0.75の場合である。ど
れも昇降した階段の長さは、280mmである。図17
から明らかな様に、この制御を行わない場合は、ほぼ直
線的に相対位置ずれが増加し、3から4段目で20mm
を超えてしまう。これに対してこの制御を行った結果
は、図18および図19に示した様に相対位置ずれは発
散せず、ほぼ一定値に収束していることが分かる。相対
位置ずれはk=0.5の場合が10mm程度に、k=
0.75の場合が7.5mm程度に収束している。g=
1.02として数4式によれば、k=0.5のときには
11mm,k=0.75のときには7mmとなるので、
この制御の結果が理論的に見て妥当であることが分か
る。
【0049】以上を前提として、図12フロー・チャー
トを参照してこの制御装置の動作を説明する。
【0050】まず、S10で装置各部をイニシャライズ
してS12に進み、そこで歩容パラメータを前記したR
OM64からロードする。ここで、ロボットの歩容は力
学的安定条件を考慮して予め設計され、歩容パラメータ
としてROM64に記憶されているものとする。この歩
容パラメータは遊脚目標着地位置などで表現される。続
いてS14に進んでスタート信号を待機し、スタート信
号が生じるとS16に進んでカウンタをインクリメント
し、S18に進んで歩容修正タイミングか否か判断す
る。これについては後述する。
【0051】S18で否定されるとき、次いでS20に
進んで姿勢パラメータを計算する。これは前記した歩容
パラメータの中に補間演算を必要とするものがあるた
め、ここでそれを求め、S16のカウンタで指定される
時刻の姿勢パラメータを計算する。続いてS22に進ん
でそれから12個の関節の角度を計算し、S24に進ん
で同期信号を待機し、同期が取れたところでS26に進
んで算出した関節角度を出力し、S28に進んで歩行終
了と判断されない限り、S16に戻って同様の作業を繰
り返すと共に、終了と判断されるときはS30に進んで
カウンタをリセットして終わる。即ち、S16のカウン
タの単位時間(例えば20ms)ごとにS16からS2
8をループする。またS26で出力された関節角度に基
づき、その関節角度となる様に前記した第2の演算装置
62においては図20に示すフロー・チャートに従って
サーボ制御が並行的に行われるが、この作業は公知であ
るので、説明は省略する。
【0052】ここまでの手順で、ロボットは予め設計さ
れた力学的に安定な歩容を再現し、歩行する。また、外
乱に対抗して歩行の安定性を維持するための制御も同時
に行われている。しかし、ここでは安定化制御について
の説明は省略する。以上までに述べた従来手法で、ロボ
ットは相対位置ずれが累積され、相対位置が歩行可能な
範囲から外れるまでは階段を昇降することができる。こ
の制御では、長さが280mmの一般的な階段を昇降し
た場合、前記した相対位置ずれの歩行可能な範囲は±6
0mm、また環境や外乱に左右されるが、平均的には、
階段1段の昇降当たりに発生する相対位置ずれは5から
10mm程度なので、10段前後まで連続して昇降でき
た。
【0053】ここで、図12フロー・チャートにおいて
はS18で歩容修正タイミングであるか否か判断される
が、この制御においては脚が離床した時点を歩容修正タ
イミングとした。相対位置ずれを検知するタイミングを
離床のときとしたのは、離床以前に相対位置ずれを検知
し、目標着地位置にフィードバックすれば遊脚軌道を遊
脚期間全体を使って修正できるので、急激ではなく、滑
らかな変更が可能となり、歩容の安定性の低下を最小限
に抑えることができると共に、時間的に最新の相対位置
ずれを制御に使用できるからである。
【0054】そしてS18で離床時と判断されるときは
S32に進み、ロボットが階段を昇降しているときには
1段ごとに、足平22R(L)に配置された光センサ3
8で階段のエッジを検出し、歩容パラメータ中に記載さ
れているエッジの目標位置と比較して階段との相対位置
ずれを検知する。続いてS34に進み、検出した相対位
置および角度のずれに応じてそれが累積しない様に適当
な目標歩幅修正量を決定し、続いてS36に進んで歩容
パラメータ中に記載されている目標着地位置を書き換え
る。
【0055】目標着地位置が更新されると、ロボットの
歩容は予め設計された歩容から、具体的には歩幅が変更
される。例えば、任意の段での相対位置ずれが+20m
mでゲインkが0.5とすると、図15から明らかな如
く、次の1歩の歩幅は、280mm(階段の長さ)−
(20mm×0.5)=270mmとする。そして足平
22R(L)の着地位置はx,y,z方向とそれらの軸
まわりの回転で決定されるので、変更した歩幅となる様
に、それらの全てまたは一部を修正する。以上の手順を
階段昇降中に1歩ごとに繰り返せば、相対位置ずれの累
積を防止することができ、連続して何段でも昇降するこ
とができる。
【0056】この実施例は上記の様に構成したので、階
段など着地位置に制約を受ける環境においても安定かつ
高速に移動することができる。更に、図13に示した如
く、階段の手前のエッジのない平坦な場所でも相対位置
を検出することができるため、最初の一歩から修正動作
が可能となると共に、図21に示す様に、ロボットの足
裏の荷重分布に偏りがあっても相対位置を検出すること
ができる。また、光センサ38は非接触式なので、耐久
性も向上する。
【0057】図22はこの発明の第5実施例を示す説明
図である。この場合には、光センサ38の検出部382
を足平22R(L)の前後端にアレイ状に配置すると共
に、ランドマーカ80をロボット進行方向と平行になる
様に設置した。これにより、同一の原理で左右方向の位
置と角度を検出することができる。更に、当然の如く、
センサ検出部を足平の前後、左右に配置すれば、ロボッ
トの前後方向の位置、左右方向の位置、回転角度の全て
を検出することができる。尚、その他の構成および効果
は、先に示した内容と異ならない。
【0058】図23はこの発明の第6実施例を示す説明
図である。この例の場合、階段の左右エッジ付近に位置
するランドマーカ80の両端に切り欠き部80aを形成
した。その結果、図24に示す様に、明度において属性
の異なる3つの面領域が連続的に構成されてセンサ出力
が切り欠き部80aで相違するので、足平22Rがそこ
に位置した、即ち、階段の左右エッジ付近に着地したこ
とを検出することができ、安全な階段の中央位置付近に
進路を変更することができる。
【0059】図25はこの発明の第7実施例を示す説明
図であり、らせん階段を昇降するときの制御を示す。ら
せん階段が図26に示す如く、中心Csに対して同一の
曲率を有する場合、その歩行コースは中心Csに対する
距離が大きくなるにつれて増加する筈である。この実施
例はその点に着目してなされた。
【0060】以下、図25フロー・チャートに沿って説
明すると、S10からスタートしてS18まで進み、歩
容修正タイミングと判断されてS32に進んでずれを検
出する。ここまでは第4実施例と同様である。
【0061】第7実施例においては続いてS320に進
み、目標歩幅Lo(図26に示す。前記歩幅Wnと同
じ)と実際の歩幅とのずれΔLを所定値LTHと比較す
る。所定値LTHは、これを超えればらせん階段の計画歩
行コースから外れた確率が高く、コース修正を必要とす
る判断基準である。図26において計画コース(破線)
で予定される距離である。S320で、ずれΔLが所定
値LTHを超えないと判断されるときはS322,S32
4に進み、必要に応じて修正量を決定して歩容パラメー
タを修正し歩幅を補正する。
【0062】S320で、ずれΔLが所定値LTHを超え
たと判断されるときはS326に進み、ずれΔLが同一
符号であることを確認してカウンタの値をインクリメン
トし、S328に進んでカウンタ値が2以上になったか
否か判断し、否定されるときはS322に進む。他方、
S328でカウンタ値が2以上になったと判断されると
きは、例えば図26に示す様にコースが実際には計画の
ものから逸れていると推定できるので、S330におい
て歩容パラメータを修正してコースを補正する。続いて
S332に進んでカウンタ値をリセットし、S20以下
に進んで第4実施例と同様の処理を行う。尚、本実施例
においても第4実施例と同様、らせん階段の手前および
各段にランドマーカを敷設することは言うまでもない。
【0063】第7実施例は上記の如く構成したので、ら
せん階段を昇降するときも常に所期の軌跡に従って安定
して歩行することができる。
【0064】図27はこの発明の第8実施例を示す説明
図で、図12フロー・チャートのS34の修正量の決定
に際し、図14ブロック図に示したP制御則に代えて、
PID制御則を用いて目標値を修正する例を示す。残余
の構成は、先に示した内容ないし第4、第7実施例と異
ならない。
【0065】図28はこの発明の第9実施例を示す説明
図で、PID制御則に適応制御則を組み合わせた例を示
す。
【0066】図29はこの発明の第10実施例を示す説
明図で、ニューラルネットを用い、路面と足平の滑り、
経年変化、リンクの撓みなどをその学習機能によって感
知する。また、そのとき、階段の長さを吸収できる不感
帯を設ける。尚、図29において○印で示すニューロン
間の結合の強さは、BP則により更新される。
【0067】上記した第1ないし第10実施例において
は、平坦路面でもランドマーカを設置すれば相対位置の
検出が可能になるため、階段以外にも正確に自己位置を
検出する必要がある場所にも応用することができる。例
えば、図30に示す様に障害物を跨いで越えるとき(か
かる場合には前後方向の位置が重要となる)、図31に
示す様に狭い通路を通過するとき(左右方向の位置が重
要となる)、図32に示す様に角を曲がるとき(前後、
左右方向の位置、回転角度、共に重要となる)などであ
る。更に、枕木ないしはレールの上を歩行する場合、目
標地点ないし通過地点に定められた時刻に到着ないし通
過する場合など、制御したいパラメータが離散的であれ
ば、位置であると角度であるとを問わず、広く適用する
ことができる。
【0068】図30は例えば移動経路の途中で進路を変
更すべき場合にも応用可能であり、その方向転換の場所
にランドマーカを描いておくだけで、安定かつ高速に移
動することができる。この手法で所望の移動経路を案内
すれば、経路全体にわたって誘導線を塗布する場合に比
べてペイントの塗布作業が著しく減少し、かつその従来
技術では知り得なかった方角まで正確に認識することが
できる。
【0069】上記第1ないし第10実施例において、移
動ロボットの例として脚式と車輪式の2種類を挙げた
が、両者の間には移動メカニズムにより次の様な差があ
る。車輪式のものにおいては、センサ自体が連続的に路
面を移動するので、デッドレコニングの精度が多少悪く
てもセンサアレイの最初のセンサの出力だけ注目してい
れば、出力信号が変わった時点をもって所望地点に到達
したことを推定し得る。この意味で本発明は車輪式の移
動ロボットに使用する方が、実用性は高い。
【0070】一方で脚式移動ロボットでは、原理的に着
地位置が離散的であり、ランドマーカを跨いでしまう恐
れがない訳ではない。しかし、ランドマーカの幅を広く
することと、ないしは前述の如く、その付近に接近した
とき歩幅を狭くするなど歩容の改善で対応することがで
きる。また、それとは別に、基本的な歩容においても遊
脚の軌道は可能な限り路面に近くなる様に設定するのが
望ましい。尚、脚式移動ロボットは第4、第7実施例に
示した様な階段歩行では圧倒的に優位にあるので、移動
経路に階段が含まれているときは、本発明は脚式移動ロ
ボットに使用するのが有用である。
【0071】尚、上記第1ないし第10実施例におい
て、脚式および車輪式の移動ロボットの例を示したが、
その他クローラ式のロボットにも妥当することは言うま
でもない。
【0072】
【発明の効果】請求項1項にあっては、分手段に対す
る相対位置ないし角度を容易に検知することができ、よ
って移動空間における移動ロボット(作業ロボット)と
対象物との相対位置を容易に検知することができる。ま
た構成として簡易であるので、比較的低レベルのコンピ
ュータをもって実現することができる。
【0073】請求項2項にあっては、請求項1項と同様
に区分手段に対する相対位置ないし角度を容易に検知す
ることができ、よって移動空間における移動ロボット
(作業ロボット)と対象物との相対の位置および相対角
度を容易に検知することができる。また比較的低レベル
のコンピュータをもって実現することができる。
【0074】請求項3項にあっては、分手段に対する
絶対的な位置ないし角度を容易に検知することができ
よって移動空間における移動ロボット(作業ロボット)
と対象物との相対の位置および相対角度を位置をより容
易に検知することができる。また比較的低レベルのコン
ピュータをもって実現することができる。
【0075】請求項4項にあっては、作業対象に対する
相対的な方角を容易に検知することができる。
【0076】請求項5項にあっては、作業対象に対する
進行方向の位置、方角を容易に検知することができる。
【0077】請求項6項にあっては、移動空間における
位置および角度を検知することができると共に、脚部先
端の裏面で分布荷重が小さい領域についても検出できて
検知精度を向上させることができる。更に、装置の耐久
性を向上させることができる。
【0078】請求項7項にあっては、請求項6項と同様
に、移動空間における位置および角度を検知することが
できると共に、足平の裏面で分布荷重が小さい領域につ
いても検出できて検知精度を向上させることができる。
更に、装置の耐久性を向上させることができる。
【0079】請求項8項にあっては、階段を昇降する手
前のエッジのない平坦な位置でも位置および角度を検知
することができ、階段昇降時の最初の一歩から、修正動
作が可能となる。また、階段の昇降以外にも、正確な位
置ないしは角度を検知する必要がある場所を歩行する際
にも応用することができる。
【0080】請求項9項にあっては、最も効果的に検知
範囲を拡大することができる。
【0081】請求項10項にあっては、検出角度の分解
能を向上させることができ、検出精度を向上させること
ができる。
【0082】請求項11項にあっては、耐久性を向上さ
せることができる。
【0083】請求項12項にあっては、階段を安全に昇
降することができる。
【0084】請求項13項にあっては、らせん階段を昇
降するときも常に所期の軌跡に従って安定して歩行する
ことができる。
【0085】請求項14項にあっては、ランドマーカの
位置を確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動ロボットの位置検知および制御装置を2足
歩行の脚式移動ロボットを例にとって全体的に示す概略
図である。
【図2】図1に示す制御ユニットの説明ブロック図であ
る。
【図3】図1の脚式移動ロボットを位置検出手段(光セ
ンサ)の配置を中心に示す説明側面図である。
【図4】図3の脚式移動ロボットの足平への光センサの
取り付け状態を示す説明図である。
【図5】図3の構成で環境側にランドマーカを設けない
場合の光センサの検出範囲を示す説明図である。
【図6】図3の構成でランドマーカを設けた場合の光セ
ンサの検出範囲を示す説明図である。
【図7】この発明の第1実施例を示す、作業空間におけ
る点検対象付近とランドマーカを示す説明図である。
【図8】図3の構成でずれ(方角)を検出する例を示す
説明図である。
【図9】この発明の第2実施例を示す、作業空間におけ
る点検対象付近とランドマーカを示す説明図である。
【図10】この発明の第3実施例で、移動ロボットとし
て車輪式を用い、またランドマーカとして円弧を用いる
と共に、その中心を点検対象の鉛直線上においた場合を
示す説明図である。
【図11】第3実施例における円弧の中心(点検対象)
の検出を示す説明図である。
【図12】この発明の第4実施例を示すフロー・チャー
トである。
【図13】第4実施例における移動空間(階段)および
ランドマーカを示す説明図である。
【図14】図12フロー・チャートの制御のうちの着地
位置補正制御を示すブロック図である。
【図15】図14で予定する階段の昇降動作を示す説明
図である。
【図16】ロボットの階段昇降時の目標着地位置に対す
る実際着地位置のずれ特性を示すヒストグラムである。
【図17】図16に示す特性を持つロボットがこの制御
を行わずに階段を昇降したときの目標着地位置と実際着
地位置とのずれを示す実験データ図である。
【図18】図16に示す特性を持つロボットがこの制御
を行って階段を昇降したときの目標着地位置と実際着地
位置とのずれを示す実験データ図である。
【図19】図16に示す特性を持つロボットがこの制御
を行って階段を昇降したときの目標着地位置と実際着地
位置とのずれを示す別の実験データ図である。
【図20】図12フロー・チャートで決定され、出力さ
れる関節角度を目標値にサーボ制御する作業を示すフロ
ー・チャートである。
【図21】図3の構成で分布荷重が小さい領域で検出で
きる状態を示す説明図である。
【図22】この発明の第5実施例を示す、階段にロボッ
ト進行方向に平行となる様に設けて左右方向の位置およ
び角度を検出できる様にした例を示す説明図である。
【図23】この発明の第6実施例を示す説明図である。
【図24】第6実施例での検出動作を示す説明図であ
る。
【図25】この発明の第7実施例を示すフロー・チャー
トである。
【図26】第7実施例での検出動作を示す説明図であ
る。
【図27】この発明の第8実施例を示す制御ブロック図
である。
【図28】この発明の第9実施例を示す制御ブロック図
である。
【図29】この発明の第10実施例を示す制御ブロック
図である。
【図30】脚式移動ロボットが障害物を跨ぐ状態を示す
説明図である。
【図31】脚式移動ロボットが狭い通路を通過する状態
を示す説明図である。
【図32】脚式移動ロボットが角を曲がる状態を示す説
明図である。
【図33】脚式移動ロボットが階段を昇る状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 脚式移動ロボット(2足歩行ロボ
ット) 2 脚部リンク 10R,10L 脚部回旋用の関節 12R,12L 腰部のピッチ方向の関節 14R,14L 腰部のロール方向の関節 16R,16L 膝部のロール方向の関節 18R,18L 足首部のロール方向の関節 20R,20L 足首部のピッチ方向の関節 22R,22L 足平(足部) 24 筐体(基体) 26 制御ユニット 38 光センサ 80 ランドマーカ 82 作業空間 84 点検対象 90 点検システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−100126(JP,A) 特開 平4−250990(JP,A) 特開 昭55−129808(JP,A) 特開 平5−318340(JP,A) 特開 昭63−186304(JP,A) 特開 平4−40508(JP,A) 実開 平5−93778(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 19/02 B25J 5/00 G01B 11/00 G05D 1/02

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a.移動ロボットが移動する空間を、円弧
    および直線の少なくともいずれかによって属性の異なる
    少なくとも2つの面領域に区分する区分手段、 および b.前記属性の相違に応じて異なる信号を出力するアレ
    イ状に連続して配置され たn(n>1)個のセンサ素子
    からなり、前記移動ロボットの接地部位付近に配列され
    たセンサアレイ、 とを備え、前記区分手段の幅を前記n個のセンサ素子に
    よって規定される前記センサアレイの幅と同一あるいは
    ほぼ同一の値に設定すると共に、前記センサアレイを構
    成するn個のセンサ素子のうちの連続するm(m<n)
    個の出力信号と、残りのn−m個の出力信号の相違に基
    づいて前記移動ロボットと前記区分手段との相対位置を
    検知することを特徴とする移動ロボットの位置検知装
    置。
  2. 【請求項2】a.移動ロボットが移動する空間を、円弧
    および直線の少なくともいずれかによって属性の異なる
    少なくとも2つの面領域に区分する区分手段、 および b.前記属性の相違に応じて異なる信号を出力するアレ
    イ状に連続して配置され た複数個のセンサ素子からな
    り、前記移動ロボットの接地部位付近の両端に配列され
    2列のセンサアレイ、 とを備え、前記区分手段の幅を前記複数個のセンサ素子
    によって規定される前記センサアレイの幅と同一あるい
    はほぼ同一の値に設定すると共に、前記2列の一方に配
    列されたセンサアレイを構成する複数個のセンサ素子の
    出力信号群と、他方に配列されたセンサアレイを構成す
    る複数個のセンサ素子の出力信号群の相違に基づいて前
    記移動ロボットと前記区分手段との相対位置および相対
    角度の少なくともいずれかを検知することを特徴とする
    移動ロボットの位置検知装置。
  3. 【請求項3】a.移動ロボットが移動する空間を、円弧
    によって属性の異なる少なくとも2つの面領域に区分す
    る区分手段、 および b.前記属性の相違に応じて異なる信号を出力するアレ
    イ状に連続して配置され た複数個のセンサ素子からな
    り、前記移動ロボットの接地部位付近の両端に配列され
    2列のセンサアレイ、 とを備え、前記区分手段の幅を前記複数個のセンサ素子
    によって規定される前記センサアレイの幅と同一あるい
    はほぼ同一の値に設定すると共に、前記2列の一方に配
    列されたセンサアレイを構成する複数個のセンサ素子の
    出力信号群と、他方に配列されたセンサアレイを構成す
    る複数個のセンサ素子の出力信号群の相違に基づいて前
    記移動ロボットと前記区分手段を構成する円弧の中心点
    との相対位置および相対角度の少なくともいずれかを検
    知することを特徴とする移動ロボットの位置検知装置。
  4. 【請求項4】 前記移動ロボットが作業ロボットであっ
    て、作業対象ないしはその鉛直線上に前記円弧の中心点
    を位置させたことを特徴とする請求項3項記載の移動ロ
    ボットの位置検知装置。
  5. 【請求項5】 前記センサアレイがロボットの進行方向
    に平行して配列されることを特徴とする請求項1項から
    4項のいずれかに記載の移動ロボットの位置検知装置。
  6. 【請求項6】a.移動空間における脚式移動ロボットの
    位置および角度の少なくともいずれかを検出する検出手
    段、 および b.前記検出された位置および角度と目標位置との偏差
    を求め、それに応じて歩容または歩容に関する目標値の
    少なくともいずれかを修正する修正手段、 とを有する脚式移動ロボットの制御装置であって、前記
    検出手段としてアレイ状に連続して配置された複数個の
    非接触式センサ素子からなり、前記移動ロボットの足部
    の両端に配列された少なくとも2列のセンサアレイを備
    えると共に、前記2列の一方に配列されたセンサアレイ
    を構成する複数個のセンサ素子の出力信号群と、他方に
    配列されたセンサアレイを構成する複数個のセンサ素子
    の出力信号群の相違に基づいて前記移動ロボットの位置
    および角度の少なくともいずれかを 検出することを特徴
    とする脚式移動ロボットの制御装置。
  7. 【請求項7】a.移動空間における脚式移動ロボットの
    位置および角度の少なくともいずれかを検出する検出手
    段、 および b.前記検出された位置および角度と目標位置との偏差
    を求め、前記偏差が累積しないように歩容または歩容に
    関する目標値の少なくともいずれかを修正する修正手
    段、 とを有する脚式移動ロボットの制御装置であって、前記
    検出手段としてアレイ状に連続して配置された複数個の
    非接触式センサ素子からなり、前記移動ロボットの足部
    の両端に配列された少なくとも2列のセンサアレイを備
    えると共に、前記2列の一方に配列されたセンサアレイ
    を構成する複数個のセンサ素子の出力信号群と、他方に
    配列されたセンサアレイを構成する複数個のセンサ素子
    の出力信号群の相違に基づいて前記移動ロボットの位置
    および角度の少なくともいずれかを検出することを特徴
    とする脚式移動ロボットの制御装置。
  8. 【請求項8】 前記移動空間にそれを属性の異なる少な
    くとも2つの面領域に区分する区分手段を設けると共
    に、前記センサ素子が前記属性の相違によって異なる信
    号を出力するものであることを特徴とする請求項6項ま
    たは7項記載の脚式移動ロボットの制御装置。
  9. 【請求項9】 前記区分手段の幅を前記複数個のセンサ
    素子によって規定される前記センサアレイの幅と同一あ
    るいはほぼ同一の値に設定することを特徴とする請求項
    6項から8項のいずれかに記載の脚式移動ロボットの制
    御装置。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも2列のセンサアレイ
    が、前記ロボットの進行方向に平行する足部の左右両
    および進行方向に直交する足部の前後両の少なくとも
    いずれかに配置されることを特徴とする請求項6項から
    9項のいずれかに記載の脚式移動ロボットの制御装置。
  11. 【請求項11】 前記非接触式センサ素子が、光学式セ
    ンサ素子であることを特徴とする請求項6項から10項
    のいずれかに記載の脚式移動ロボットの制御装置。
  12. 【請求項12】 前記脚式移動ロボットが移動する空間
    が階段であり、前記区分手段に階段面の左右端部付近に
    おいて、前記端部を代表する属性が設けられていること
    を特徴とする請求項8項から1項のいずれかに記載の
    脚式移動ロボットの制御装置。
  13. 【請求項13】 脚式移動ロボットの制御装置におい
    て、 a.らせん階段における前記ロボットの任意の歩行コー
    スに関する目標値を決定または修正する第1の手段、 および b.前記ロボットとらせん階段との相対位置および相対
    角度を検出する第2の手段、 を備え、前記第2の手段は、アレイ状に連続して配置さ
    れた複数個の非接触式センサ素子からなり、前記移動ロ
    ボットの足部の両端に配列された少なくとも2列のセン
    サアレイを備えると共に、前記2列の一方に配列された
    センサアレイを構成する複数個のセンサ素子の出力信号
    群と、他方に配列されたセンサアレイを構成する複数個
    のセンサ素子の出力信号群の相違に基づいて前記移動ロ
    ボットと前記らせん階段との相対位置および相対角度の
    少なくともいずれかを検出し、前記第1の手段は、前記
    第2の手段が任意のn回目までの前記目標値に対応して
    検出した前記相対位置および相対角度に基づいて次のn
    +1回目の前記目標値を決定または修正するものである
    ことを特徴とする脚式移動ロボットの制御装置。
  14. 【請求項14】 少なくとも前記区分手段の付近におい
    て、前記脚式移動ロボットの脚部を、その歩幅が前記区
    分手段の進行方向長さの実質的に2倍以下の長さとなる
    ように、駆動制御することを特徴とする請求項8項から
    12項のいずれかに記載の脚式移動ロボットの制御装
    置。
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