JP3662996B2 - 脚式移動ロボットの歩行制御装置 - Google Patents

脚式移動ロボットの歩行制御装置 Download PDF

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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D57/00Vehicles characterised by having other propulsion or other ground- engaging means than wheels or endless track, alone or in addition to wheels or endless track
    • B62D57/02Vehicles characterised by having other propulsion or other ground- engaging means than wheels or endless track, alone or in addition to wheels or endless track with ground-engaging propulsion means, e.g. walking members

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は脚式移動ロボットの歩行制御装置に関し、より詳しくは階段を安定した歩容で昇降できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、脚式移動ロボットが種々提案され、人と共通な環境で作業することを期待されている。その作業環境には階段も予定されるが、階段は着地位置が限定されるため、脚式移動ロボット、特に2足歩行の脚式移動ロボットにとって安定した歩容で歩行することは困難である。
【0003】
脚式移動ロボットが階段を昇降する際の歩行制御に関しては、本出願人も特開平5−318342号、あるいは特開平6−63876号で提案している。例えば、特開平6−63876号公報においては、階段を昇降するときに着地位置の誤差の集積が許容範囲を超えないように歩行制御する技術を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
人が階段を降りる場合を考えると、つま先から着地すると共に、足のかかとを着地直前の支持脚についても離床直前の次に遊脚となる足についても上げている。このような歩容をとることによって、人は着地するときの衝撃を吸収し、関節負荷の小さい、楽な姿勢で階段を降りることができる。試みに、かかとから着地するように階段を降りてみれば、大きな着地衝撃を受けて歩き難いことを容易に体験できよう。
【0005】
2足歩行ロボットは人と同じ環境で作業することを期待されているが、実用的な2足歩行ロボットの大きさを考えると、その足平は人の足平より長くなることが予想される。2足歩行ロボットの足平が、人を基準に設計されている階段の奥行き(階段面の前後方向長さ)より長いか、同等であるとき、上に述べたような人と同じ歩容をとると、着地位置が後ろにずれると上の段と干渉し、前にずれると踏み外す恐れがある。
【0006】
即ち、このような場合には着地位置のずれに対する余裕が殆どないが、脚式移動ロボットの歩行制御で階段を昇降するときなどは着地位置のずれは必然的に生じる。
【0007】
従って、この発明の目的は、上記した課題を解決し、脚式移動ロボット、特に2足歩行ロボットが階段の奥行きよりも長い足平を持つような場合でも安定した歩容で階段を降りることを可能とする脚式移動ロボットの歩行制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1項にあっては、少なくとも上体と、前記上体に関節を介して連結される本の脚部リンクとを備え、前記本の脚部リンクがそれぞれ関節を介して回転自在に連結される足を先端に有してなると共に、階段を昇降自在に構成されてなる脚式移動ロボットの歩行制御装置において、前記足部の先端部を前記階段のエッジから突出させつつ遊脚を着地させて階段を降りるとき、前記足のかかと部から着地させるように歩行制御する如く構成した。
【0009】
【作用】
脚式移動ロボットが階段の奥行きよりも長い足平を持つような場合でも安定した歩容で階段を降りることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る脚式移動ロボットの歩行制御装置の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0011】
図1はそのロボット1を全体的に示す説明スケルトン図であり、左右それぞれの脚部リンク2に6個の関節を備える(理解の便宜のために各関節をそれを駆動する電動モータで示す)。
【0012】
6個の関節は上から順に、股の脚部回旋用の関節10R,10L(右側をR、左側をLとする。以下同じ)、股のロール方向(y軸まわり。矢状面sagittal plane内の運動)の関節12R,12L、同ピッチ方向(x軸まわり。左右面frontal plane 内の運動)の関節14R,14L、膝部のロール方向の関節16R,16L、足部のロール方向の関節18R,18L、同ピッチ方向の関節20R,20Lから構成される。
【0013】
足部には足平22R,22Lが取着されると共に、最上位には上体(基体)24が設けられ、その内部に後述するマイクロコンピュータからなる制御ユニット26などが格納される。
【0014】
上記において股関節は関節10R(L),12R(L),14R(L)から、足関節は関節18R(L),20R(L)から構成される。また股関節と膝関節とは大腿リンク28R,28L、膝関節と足関節とは下腿リンク30R,30Lで連結される。
【0015】
上記の構成により、脚部リンク2は左右の足についてそれぞれ6つの自由度を与えられ、歩行中にこれらの6×2=12個の関節を適宜な角度で駆動することで、足全体に所望の動きを与えることができ、任意に3次元空間を歩行する。
【0016】
図2は足部の断面図(矢状面で切断)である。前記した足関節18を駆動する電動モータ(図2で図示省略)の出力はハーモニック減速機(商品名。図2で図示省略)の入力端に入力され、周知の如く適宜な倍率で減速して増力され、下腿リンク30に取着される固定部材32とその下部の回転部材34とを軸線36(足関節18R(L)の軸線に同じ)を中心として歩行進行方向(sagittal plane内)に相対回転(回動)させ、足平22R(L)をその方向に傾動させる。
【0017】
その軸線36と直交する位置には、前記した足関節20を駆動する電動モータ20Mが配置され、その出力は第2のハーモニック減速機40に入力され、前記固定部材32と回転部材34とを第2の軸線42(足関節20R(L)の軸線に同じ)を中心として進行方向に直交する左右方向(frontal plane 内)に相対回転させ、足平22R(L)をその方向に傾動させる。
【0018】
尚、足関節を含む上記したロボットの構成の詳細は本出願人が先に提案した出願(特開平3−184,782号)などに述べられているので、これ以上の説明は省略する。
【0019】
回転部材34の下方には公知の6軸力センサ44が取着され、力の3方向成分Fx,Fy,Fzとモーメントの3方向成分Mx,My,Mzとを測定し、足部の着地の有無ないしは接地荷重などを検出する。6軸力センサ44の下部には、前記した足平22R(L)を構成する、平板状のフレーム46が固定される。フレーム46の下面(足底)は大略平坦に形成され、つま先部46aとかかと部46bには、着地時の衝撃を吸収する弾性体50,52が張りつけられる。
【0020】
また、図1に示すロボットにおいて、上体24には傾斜センサ60が設置され、左右面内のz軸(重力方向)に対する傾きとその角速度、同様に矢状面内のz軸に対する傾きとその角速度を検出する。また各関節の電動モータには、その回転量を検出するロータリエンコーダが設けられる。
【0021】
また、足平22R(L)の裏面には非接触型の反射式光センサが装着され、着地位置を検出するが(図1および図2で図示省略)、それについて後述する。
【0022】
更に、図1で図示を省略するが、ロボット1の適宜な位置には傾斜センサ60の出力を補正するための原点スイッチ62と、フェール対策用のリミットスイッチ64が設けられる。これらの出力は前記した上体24内の制御ユニット26に送られる。
【0023】
図3は制御ユニット26の詳細を示すブロック図であり、制御ユニット26はマイクロ・コンピュータから構成される。そこにおいて傾斜センサ60などの出力はA/D変換器70でデジタル値に変換され、その出力はバス72を介してRAM74に送られる。また各電動モータに隣接して配置されるエンコーダの出力はカウンタ76を介してRAM74内に入力されると共に、原点スイッチなどの出力は波形整形回路78を経て同様にRAM74内に格納される。
【0024】
制御ユニット26内にはCPUからなる第1、第2の演算装置80,82が設けられており、第1の演算装置80は後述の如く生成されROM84に格納されている歩容パラメータを読み出して目標関節角度を算出し、RAM74に送出する。また第2の演算装置82は後述の如くRAM74からその目標値と検出された実測値とを読み出し、各関節の駆動に必要な制御値を算出してD/A変換器86とサーボアンプを介して各関節を駆動する電動モータに出力する。
【0025】
ここで、図4および図5を参照して先に触れた光センサについて説明すると、光センサ90は検出部90aとセンサ本体90bとから構成されると共に、検出部90aは足平22R(L)の両側にそれぞれ5個づつ1列にアレイ状に配置し、発光部から床面に発せられた光の反射光量を検出する。
【0026】
検出部90aは光ファイバケーブル92でセンサ本体90bと接続され、光ファイバ92を介して光信号(反射光)が伝達される。センサ本体90bは、下腿リンク30R(L)の内部に収納され、光信号を電気信号(デジタル)に変換する。
【0027】
更に、左右の下腿リンク30R(L)の内部にはそれぞれ、センサ本体群の付近にD/A変換器94を1個配置し、計10個の検出部出力を5個分づつ1つのアナログ信号に変換し、多芯ケーブル96を介して制御ユニット26内のA/D変換器70に送出し、そこでアナログ信号を数値処理可能なデジタル信号に変換する。
【0028】
前記した第1の演算装置80はバス72を介してA/D変換器70から必要なデータを読み出し、適当な処理を行って足平22R(L)の外側、内側それぞれ5個、左右の脚部を合わせて合計20個の検出部90aの出力状態(オン/オフ)を検知する。
【0029】
ここで、各列5個の検出部90aの中心間の間隔は、5mmとする。尚、足平22R(L)の幅は、図6に示すように、200mmとする。片側の5個のセンサアレイで検出できる範囲を考えると、全部のセンサがオンまたはオフの状態では相対位置が分からないので、例えば階段100などエッジを検出する場合には同図に示す如く、全ての出力がオンまたはオフであると検出できないため、オンの数が1〜4個に対応する15mmの範囲となる。
【0030】
検出範囲が15mmとすると、ロボット1の階段100に対する相対位置誤差はそれ以下にしなければならないが、実際問題として検出範囲が15mmでは小さすぎることから、ランドマーカ80を利用して検出範囲を拡大する。即ち、図7に示すように、ランドマーカ80の幅をセンサアレイの幅とほぼ等しい値とし(図面では理解の便宜のため誇張して示す)、検出範囲の幅を±20mm(40mm)と2倍以上に拡大する。
【0031】
ランドマーカ80は黒色ペイントなど光を良く吸収する塗料で描いた直線からなる所定幅の面領域で構成する。また、階段100の面は白色など光を反射するように彩色される。光センサ90の出力状態は、検出部90aに反射光があるときをオンとなるように構成するので、ランドマーカ80上にあるとき、および離床しているときオフとなり、階段100の面に接触するときオンとなる。
【0032】
次いで、図8を参照してこの発明に係る脚式移動ロボットの歩行制御装置の動作を階段を昇降する場合を例にとって説明する。
【0033】
まず、S10で装置各部をイニシャライズしてS12に進み、そこで歩容パラメータを前記したROM84からロードする。ここで、ロボットの歩容は力学的(動的な)安定条件を考慮して予め設計され、歩容パラメータとしてROM84に記憶されているものとする。
【0034】
この歩容パラメータは、上体の位置と姿勢、および着地位置を含む両足平の軌跡などで表現されるが、以下これについて先に述べた階段昇降に関して詳述する。
【0035】
初めに、図9を参照して着地位置について説明する。同図に示す如く、足平22R(L)の水平面の長さlfは、階段100の奥行き(前後方向長さ)lsよりもわずかに短いものとする。
【0036】
ここで、つま先部から着地させるとすると、Xの位置に着地させれば幾何学的な関係から見て問題はなく、力学的にも安定に歩行することができる。しかし、誤差d(ロボット1の階段100に対する相対位置の)が発生し、着地位置がY(後方)にずれると、かかと部46bは一段上の段に接触してしまい、Z(前方)にずれるときには階段を踏み外してしまう。更に、足平R(L)の水平面の長さlfが階段の奥行きlsよりも長くなると、幾何学的な関係から見て着地できない。
【0037】
そこで、この発明に係る装置においては、歩行パラメータの中の足平の軌跡は、以下のように設定する。
1.遊脚の足平22R(L)は、階段100の面にかかと部46bから着地する。あるいは少なくとも実質的に水平に着地する。換言すれば、つま先部46aから着地しない。
2.片足支持期間中、支持脚足平は階段面に面接触し続けるか、少なくとも3点以上で点接触し続ける。換言すれば、その間は支持脚足平をy軸回り(軸線36回り。)に回転させない、即ち、かかと部46を上げないようにする。
3.両足支持期間中も同様とする。即ち、次に遊脚となる脚部の足平が離床するまで、支持脚足平は階段面に面接触させたままとするか、少なくとも3点以上で点接触させ続け、支持脚足平をy軸回り(軸線36回り)に回転させない。
【0038】
尚、上記で『面接触』ないし『3点以上で点接触』とは、ロボット1の姿勢が不安定になったときに、姿勢を回復するに十分な床反力を起こすに足りるように、足平が階段に支持されることを意味する。また『実質的に水平に着地』とは少なくともつま先部からではない着地を意味する。
【0039】
図10ないし図12に上記を示す(図10は片足支持期を、図11は着地の瞬間を、図12は離床の瞬間を示す)。また、図13に次に遊脚となる脚部の足平の軌跡を示す。
【0040】
図示の如く、遊脚となる側の足平は階段100の面アを垂直に(上の段と干渉しないように)上昇させられた後、上記1に述べるように、かかと部46bから、支持脚足平が着地されている階段面イの次の段ロに着地させられる。このとき、想像線で示す如く、足裏の平坦面が実質的に水平に(階段面と平行するように)着地させても良い。
【0041】
このような足平の軌跡を上体の位置、姿勢も含めて歩容パラメータとして予め設定し、制御ユニット26のROM84中に格納しておく。また、かかる歩容パラメータはZMPの軌跡を満足するように設定する。尚、ZMP(Zero Moment Point )は、「その点回りのピッチ軸(左右面frontal plane 内の軸)回り、およびロール軸(矢状面sagittal plane内の軸)回りのモーメントが零となる任意の点で、歩行のあらゆる瞬間において足底接地点と路面とが形成する支持多角形の辺上あるいはその内側にある点」を意味する。
【0042】
上記を図14を参照して敷衍すると、前記した第1の特徴より、ロボットの遊脚はかかと部46b側から着地するので、幾何学的に考えると、Aの位置にもBの位置に着地することができる(足平の水平面の長さlfは階段の奥行きlsよりもわずかに短いものとする)。
【0043】
従って、かかと部46bが着地できる範囲は、a(=奥行きls)となる。しかし、Bの位置のように、足平が前方に大きくはみ出すと、次の片足支持期に安定に歩行することができなくなるので、必要な接地面積bを確保しつつ、Cより後方、即ち、cの範囲内に着地すれば、安定に歩行することができる。
【0044】
更に、歩行中に発生する相対位置誤差のために、安定に歩行するのに必要な接地面積bを確保することができなければならず、尚且つ、上の段に干渉しないようしなければならない。
【0045】
そこで、相対位置誤差の最大許容量dの分だけ余裕を見て、着地位置をD〜Eの間、即ち、eの範囲内に着地するようにすれば、相対位置誤差が発生しても接地面積bを確保することができ、上の段に干渉することもない。換言すれば、着地可能な範囲に余裕をもって安定に歩行させることができ、eが零になるまで安定に歩行し続けることができる。
【0046】
次に前記した第2および第3の特徴の意味について述べる。
【0047】
図10ないし図12に示したように、片足支持期間中の支持脚と、両足支持期間中の、次に遊脚となる脚部の足平が回転(y軸回りに)しない歩容とすれば、図15および図16に示すように着地位置が前後方向に多少ずれたとしても、足平が階段から離れたり、干渉するという問題を生じないので、相対位置誤差を許容することができる(図15は着地の瞬間を、図16は離床の瞬間を示す)。
【0048】
即ち、上記した第2の特徴によらない歩容で歩行したと仮定すると、着地直前では支持脚足平が回転して図17ないし図19に示す姿勢となる。このときの問題点の一つは支持脚が線接触(2点で接触)状態となるため、転倒しそうになったときに足平で踏み止めることができない。そのため、歩行安定性を高めようとすると、動的な安定問題を解かなかればならず、高性能の演算装置(コンピュータ)が必要となる。
【0049】
更に、階段歩行では着地位置に強い制約があるので、着地位置を修正することで歩行安定化を図るような歩行制御も制約されてしまう。図17などでは足平先端が階段からはみ出しているために、階段のエッジが回転中心(力の作用点)となっている。これは足平全体が階段面の上に乗っており、つま先が回転中心になるときも同様である。
【0050】
問題点の二つ目は、ロボットの足平が階段のエッジからはみ出した状態で階段を降りるときの問題であり、上記した第2、第3の特徴に共に関係する。
【0051】
上記した第3の特徴によらない歩容で階段を降りるときの離床タイミング(即ち、両足支持期の末期)を考える。図20ないし図22にそれを示す。
【0052】
着地位置がずれて回転中心が、図20に示す如く、階段面のエッジになったとする。このとき、図21に示す如く、階段に対するロボットの相対位置が前方にずれたとすると、後ろ側の足で前に蹴る力を発生できないので、ロボットは後ろに倒れる。逆に、図22に示す如く、相対位置が後ろにずれたときは、前に蹴る力が強くなりすぎてロボットは前に倒れる。
【0053】
同様に、2番目の特徴によらない歩容で、着地の直前のタイミング(即ち、片足支持期の末期)を考えると、図17に示したように支持脚足平が階段面のエッジを中心に回転すると仮定するとき、図18に示す如く、相対位置が前方にずれると床反力作用点が後ろにずれるので、そのモーメントによってロボットは前に倒れる。
【0054】
逆に、相対位置が図19に示すように後ろにずれたときは床反力作用点が前にずれるので、そのモーメントによりロボットは後ろに倒れる、という問題が生じる。
【0055】
このように、上記した第1ないし第3の特徴を持たない歩容では、ロボットの足平の水平面の長さが階段の奥行きより大きいときは、ロボットが階段を降りることが困難になると共に、階段に対するロボットの相対位置の誤差の大きさによっては、階段を降りることが不可能となる。
【0056】
ロボットの足平の水平面の長さが階段の奥行きより大きいために階段を降りることが困難な場合を除くと、相対位置誤差については、足平と階段のエッジとの接触位置が前記した光センサ90でリアルタイムに検出されることから、そこを回転中心とする歩容を歩行中にリアルタイムに生成する手法も考えられる。更には、足平と階段面とが線接触状態でも、ロボットの動的安定性を保つ安定化制御を行う手法も考えられる。
【0057】
しかし、これらの手法では動的な安定問題を解き、歩容をリアルタイムに生成するための複雑なアルゴリズムや、演算装置(コンピュータ)の演算処理能力などを別に解決しなければならない。このような複雑なアルゴリズムや高性能の演算装置を必要としないこともこの発明の利点の一つである。
【0058】
以上のように、上記した特徴を備えた足平の軌跡を歩容パラメータとして予め設定しておくことにより、階段の奥行きよりも長い足平を有するロボットにおいても階段を降りることができ、同時に階段に対するロボットの相対位置誤差を許容することができる。
【0059】
また、階段の寸法に影響を受けることなく、足平の大きさを決定することができるため、階段以外の場所を歩行するのに有利なときは、足平の大きさを任意に大きくすることも可能となる。
【0060】
図8の説明に戻ると、続いてS14に進んでスタート信号を待機し、スタート信号が生じるとS16に進んでカウンタをインクリメントし、S18に進んで歩容修正タイミングか否か判断する。これについては後述する。
【0061】
続いてS20に進んで姿勢パラメータを計算する。これは前記した歩容パラメータの中に補間演算を必要とするものがあるため、ここでそれを求め、S16のカウンタで指定される時刻の姿勢パラメータを計算する。
【0062】
続いてS22に進んでそれから12個の関節の角度を計算し、S24に進んで同期信号を待機し、同期が取れたところでS26に進んで算出した関節角度を出力し、S28に進んで歩行終了と判断されない限り、S16に戻って同様の作業を繰り返すと共に、終了と判断されるときはS30に進んでカウンタをリセットして終わる。
【0063】
即ち、S16のカウンタの単位時間(例えば20ms)ごとにS16からS28をループする。またS26で出力された関節角度に基づき、その関節角度となるように前記した第2の演算装置62においては図23に示すフロー・チャートのS100からS110に示すステップに従ってサーボ制御が並行的に行われるが、この作業は公知であるので、説明は省略する。
【0064】
ここで、S18について説明すると、そこでは歩容修正タイミングであるか否か判断されるが、この制御においては離床時点を歩容修正タイミングとした。相対位置誤差を検知するタイミングを離床のときとしたのは、離床以前に相対位置誤差を検知し、目標着地位置にフィードバックすれば遊脚軌道を遊脚期間全体を使って修正できるので、急激ではなく、滑らかな変更が可能となり、歩容の安定性の低下を最小限に抑えることができると共に、時間的に最新の相対位置誤差を制御に使用できるからである。
【0065】
そしてS18で離床時と判断されるときはS32に進み、足平22R(L)に配置された光センサ90で階段のエッジを検出し、歩容パラメータで設定されている目標着地位置と比較して階段との相対位置誤差を検知する。
【0066】
続いてS34に進み、検出した相対位置および角度のずれに応じてそれが累積しないように適当な目標歩幅修正量を決定し、続いてS36に進んで歩容パラメータ中に記載されている目標着地位置を書き換える。
【0067】
目標着地位置が更新されると、歩容は予め設計された値から、具体的には歩幅が変更される。足平22R(L)の着地位置はx,y,z方向とそれらの軸まわりの回転で決定されるので、変更した歩幅となるように、それらの全てまたは一部が修正される。以上の手順を階段昇降中に1歩ごとに繰り返せば、相対位置誤差の累積を防止することができ、連続して何段でも昇降することができる。
【0068】
この実施の形態は上記のように構成したので、脚式移動ロボット、特に2足歩行ロボットが階段の奥行きよりも長い足平を持つような場合でも安定した歩容で階段を降りることができる。
【0069】
また、階段に対するロボットの相対位置誤差を許容することができ、前述したように誤差が許容範囲を超えて集積しないように歩行制御することで、連続して何段でも降りることができる。
【0070】
また、階段の寸法に影響を受けることなく、足平の大きさを決定することができるため、足平の大きさを任意に大きくすることができる。
【0071】
上記の如く、この実施の形態では、少なくとも上体24と、前記上体に関節10,12,14R(L)を介して連結される複数本の脚部リンク2とを備え、前記複数本の脚部リンク2がそれぞれ関節18R(L)を介して回転自在に連結される足平22R(L)を先端に有してなると共に、階段100を昇降自在に構成されてなる脚式移動ロボット1の歩行制御装置において、階段を降りる際に遊脚を着地させるとき、前記足平22R(L)のかかと部46bから着地させるか、あるいは少なくとも前記足平を階段面に実質的に水平に着地させるように歩行制御する(図8のS12以下)如く構成した。
【0072】
尚、ここで『実質的に水平に着地』とは足平22R(L)を、つま先部46aから着地しないことを意味する。
【0073】
更には、前記脚式移動ロボット1が片足支持期の間は、支持脚足平が少なくとも3点以上で階段面と点接触し続けるように歩行制御する(図8のS12以下)如く構成した。
【0074】
更には、前記脚式移動ロボット1が両足支持期の間は、次に遊脚となる脚部の足平が離床するまで、その足平が少なくとも3点以上で階段面と接触し続けるように歩行制御する(図8のS12以下)如く構成した。
【0075】
尚、実施の形態では脚式移動ロボットが階段を降りるときを例にとったが、上記は脚式移動ロボットが後ろ向きのまま階段を昇るときにも同様に妥当する。
【0076】
更に、上記において歩容パラメータを予め設定しておくようにしたが、歩行中にリアルタイムに決定するようにしても良い。
【0077】
更に、上記において2足歩行脚式移動ロボットの例のみ示したが、上記した構成は3足以上の脚式移動ロボットにおいても原理的には妥当する。
【0078】
【発明の効果】
脚式移動ロボットが階段の奥行きよりも長い足平を持つような場合でも安定した歩容で階段を降りることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る脚式移動ロボットの歩行制御装置を全体的に示すスケルトン図である。
【図2】図1に示す2足歩行ロボットの足部の構造を詳細に示す説明断面図である。
【図3】図1に示す2足歩行ロボットの制御ユニットの詳細を示すブロック図である。
【図4】図1に示す2足歩行ロボットに配置した光センサの構成を全体的に示す説明図である。
【図5】図4の光センサのロボットの足平での配置位置を示す足平の説明平面図である。
【図6】図4に示す光センサの階段を昇降するときの検出動作を示す説明図である。
【図7】図4に示す光センサの検出範囲と階段に設置したランドマーカとの関係を示す説明図である。
【図8】図1に示す脚式移動ロボットの歩行制御装置の動作を示すフロー・チャートである。
【図9】図1に示すロボットが階段を降りるときに、つま先部から着地した状態を示す説明図である。
【図10】図1に示すロボットがこの発明に係る装置で設定された歩容で階段を降りるときの片足支持期の状態を示す説明図である。
【図11】図1に示すロボットがこの発明に係る装置で設定された歩容で階段を降りるときの着地の瞬間を示す説明図である。
【図12】図1に示すロボットがこの発明に係る装置で設定された歩容で階段を降りるときの離床の瞬間を示す説明図である。
【図13】図1に示すロボットがこの発明に係る装置で設定された歩容で階段を降りるときの遊脚の軌跡を示す説明図である。
【図14】図1に示すロボットがこの発明に係る装置で設定された歩容で階段を降りるときの着地範囲を示す説明図である。
【図15】図1に示すロボットがこの発明に係る装置で設定された歩容で階段を降りるときの着地の瞬間を示す説明図である。
【図16】図1に示すロボットがこの発明に係る装置で設定された歩容で階段を降りるときの離床の瞬間を示す説明図である。
【図17】片足支持期間中に、図1に示すロボットの支持脚足平がかかと部を上げる歩容で階段を降りるときの着地の直前を示す説明図である。
【図18】片足支持期間中に、図1に示すロボットの支持脚足平がかかと部を上げる歩容で階段を降りるときの着地の直前を示す、図17と同様の説明図である。
【図19】片足支持期間中に、図1に示すロボットの支持脚足平がかかと部を上げる歩容で階段を降りるときの着地の直前を示す、図17と同様の説明図である。
【図20】両足支持期間中に、図1に示すロボットが足平をy軸回りに回転させる歩容で階段を降りるときの離床の直前を示す説明図である。
【図21】両足支持期間中に、図1に示すロボットが足平をy軸回りに回転させる歩容で階段を降りるときの離床の直前を示す、図20と同様の説明図である。
【図22】両足支持期間中に、図1に示すロボットが足平をy軸回りに回転させる歩容で階段を降りるときの離床の直前を示す、図20と同様の説明図である。
【図23】図8のフロー・チャートと並行的に行われる、関節角サーボ制御を示すフロー・チャートである。
【符号の説明】
1 ロボット
2 脚部リンク
10,12,14R,L 股関節
16R,L 膝関節
18,20R,L 足関節
22R,L 足平
24 上体
26 制御ユニット
46a つま先部
46b かかと部
90 光センサ
100 階段

Claims (3)

  1. 少なくとも上体と、前記上体に関節を介して連結される本の脚部リンクとを備え、前記本の脚部リンクがそれぞれ関節を介して回転自在に連結される足を先端に有してなると共に、階段を昇降自在に構成されてなる脚式移動ロボットの歩行制御装置において、前記足部の先端部を前記階段のエッジから突出させつつ遊脚を着地させて階段を降りるとき、前記足のかかと部から着地させるように歩行制御することを特徴とする脚式移動ロボットの歩行制御装置。
  2. 前記脚式移動ロボットが片足支持期の間は、支持脚足部が階段面と接触し続けるように歩行制御されることを特徴とする請求項1項記載の脚式移動ロボットの歩行制御装置。
  3. 前記脚式移動ロボットが両足支持期の間は、次に遊脚となる脚部の足が離床するまで、その足部が階段面と接触し続けるように歩行制御されることを特徴とする請求項1項または2項記載の脚式移動ロボットの歩行制御装置。
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