JP3329399B2 - データリンクシステム - Google Patents

データリンクシステム

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JP3329399B2
JP3329399B2 JP14236793A JP14236793A JP3329399B2 JP 3329399 B2 JP3329399 B2 JP 3329399B2 JP 14236793 A JP14236793 A JP 14236793A JP 14236793 A JP14236793 A JP 14236793A JP 3329399 B2 JP3329399 B2 JP 3329399B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のノード間でリン
クデータを交換して、各ノードが当該リンクデータをユ
ーザメモリに記憶するようにしたデータリンクシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、FAの分野では、複数のプログラ
マブルコントローラ(以下、PLCという)を通信ケー
ブルを介して接続し、各PLC、すなわち各ノード間で
大量のデータの交換を行うようにしたデータリンクシス
テムが構築されている。
【0003】図8に、このようなデータリンクシステム
の一例を示す。
【0004】このデータリンクシステムは、ネットワー
クFを構成する5台のノード90〜94で構成されてお
り、データリンクのデータ、すなわちリンクデータを1
ノード単位で取り扱ってノード毎に他のノードとそのリ
ンクデータを交換している。例えば、ノード90が他ノ
ード91〜94へリンクデータD90を送信した場合、他
ノード91〜94では、不要な部分(図中、リンクデー
タD90の内、斜線以外の部分が各ノード91〜94で不
要の部分である)の有る無しにもかかわらずそのままそ
のリンクデータD90を受信して、ユーザメモリに格納し
ている。他ノード91〜94が送信ノードとなる場合も
同様である。
【0005】また、このようなデータリンクシステムに
おいて、ネットワーク間のデータリンクシステム、すな
わち多階層のデータリンクシステムを実現するために
は、ネットワークに中継局となるノードを設けて行って
いる。
【0006】図9に、多階層データリンクシステムの構
成の一例を示す。
【0007】この多階層データリンクシステムは2つの
ネットワークG,Hで構成されており、ネットワークG
はノード95とノード96とにより、ネットワークHは
ノード96とノード97とにより各々構成され、ノード
96をネットワークG,H間の中継局としており、ネッ
トワークGではリンクデータD95,D96、ネットワーク
HではリンクデータD96' ,D97が各々データリンクさ
れている。なお、ノード95,97は、各々、CPUユ
ニット95a,97aおよび通信ユニット95b,97
bで構成されており、ノード96はCPUユニット96
aおよび2台の通信ユニット96b,96cで構成され
ている。
【0008】このような多階層データリンクシステムに
おいて、ネットワークGのノード95とネットワークH
のノード97との間でデータリンク通信を実行する場合
には、中継ノード96において通信ユニット96bと通
信ユニット96cとの間でリンクデータを交換する必要
がある。この通信ユニット96b,96c間でのリンク
データの交換は、例えば、CPUユニット96aのユー
ザメモリ上でリンクデータD96およびリンクデータD9
6' のデータリンクエリアを重ねて使用したり、あるい
はCPUユニット96のユーザプログラムでリンクデー
タD96からリンクデータD96' へ変換するようにして、
ネットワークG,H間でデータリンクを実行している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなP
LCのデータリンクシステムでは、データリンクの際、
各ノードが他ノードからのデータを全て取り込んでいる
ため、自ノードにとって必要のないデータまで取り込む
ことになり、データリンクのためにユーザメモリ上の記
憶領域を大量に占有してしまう、という問題がある。
【0010】また、多階層データリンクシステムを構築
する場合には、中継ノードにおいてデータリンクエリア
を重ねたり、ユーザプログラムを介在させる必要がある
ため、中継ノードにおいてデータの受け渡しエリアの設
計等のメモリ設計の際に不便であったり、またユーザプ
ログラムを設計する必要がある、という問題がある。
【0011】そこで、本発明は、このように問題に着目
してなされたもので、リンクデータを記憶するユーザメ
モリの記憶領域を有効に利用できると共に、中継ノード
におけるメモリ設計およびプログラムの負担等を軽減で
きるデータリンクシステムを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、複数のノードによりネッ
トワークを構築し、異なるネットワークのノード間でリ
ンクデータを交換して、各ノードが当該リンクデータを
ユーザメモリに記憶するようにしたデータリンクシステ
ムにおいて、各ノードが、リンクデータを受信しようと
する他ノード毎に、そのネットワークアドレスおよびノ
ードアドレスと、そのリンクデータの内自ノードが必要
とする部分のみを指定する領域指定情報とがテーブルと
して登録されたデータリンクテーブル登録手段と、他ノ
ードからリンクデータが送信されてきたとき、上記デー
タリンクテーブル登録手段にネットワークアドレスおよ
びノードアドレスが登録されている他ノードからのリン
クデータのみを受信するリンクデータ受信手段と、上記
リンクデータ受信手段によってリンクデータが受信され
たとき、上記データリンクテーブル登録手段に登録され
た当該リンクデータを送信してきた他ノードの領域指定
情報に基づいて、当該リンクデータの内、自ノードが必
要とする部分のみをユーザメモリに書き込むリンクデー
タ書込み手段と、を具備することを特徴とする。
【0013】また、請求項2記載の発明では、複数のノ
ード間でリンクデータを交換して、各ノードが当該リン
クデータをユーザメモリに記憶するようにしたデータリ
ンクシステムにおいて、各ノードが、リンクデータを受
信しようとする他ノード毎に、そのノードアドレス、そ
のリンクデータの内自ノードが必要とする部分のみを指
定する領域指定情報がテーブルとして登録されたデータ
リンクテーブル登録手段と、他ノードからリンクデータ
が送信されてきたとき、上記データリンクテーブル登録
手段にノードアドレスが登録されている他ノードからの
リンクデータのみを受信するリンクデータ受信手段と、
上記リンクデータ受信手段によってリンクデータが受信
されたとき、上記データリンクテーブル登録手段に登録
された当該リンクデータを送信してきた他ノードの領域
指定情報に基づいて、当該リンクデータの内、自ノード
が必要とする部分のみをユーザメモリに書き込むリンク
データ書込み手段と、を具備することを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、各ノードで、他ノー
ドからリンクデータが送信されてきたとき、データリン
クテーブルに基づいてネットワークアドレスおよびノー
ドアドレスが登録されている他ノードからのリンクデー
タのみを受信し、リンクデータが受信されたときには、
続いてデータリンクテーブルに登録された当該リンクデ
ータを送信してきた他ノードの領域指定情報に基づい
て、当該リンクデータから自ノードが必要とする部分の
みをユーザメモリに書き込むようにする。
【0015】請求項2記載の発明では、各ノードで、他
ノードからリンクデータが送信されてきたとき、データ
リンクテーブルに基づいてノードアドレスが登録されて
いる他ノードからのリンクデータのみを受信して、請求
項1記載の発明と同様に、続いてデータリンクテーブル
の当該他ノードの領域指定情報に基づいて、当該リンク
データから自ノードが必要とする部分のみをユーザメモ
リに書き込むようにする。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係るデータリンクシステムの
一実施例を図面に基づいて説明する。
【0017】図1は、本発明に係るデータリンクシステ
ムの一実施例の構成を示しており、多階層のデータリン
クシステムを示している。
【0018】この多階層データリンクシステムは、ネッ
トワークA,B,C,D,Eからなる5階層のデータリ
ンクシステムを構築している。
【0019】この図では、PLC2、PLC3、PLC
6、PLC8がネットワーク間の中継ノードとして機能
しており、ネットワークAはPLC1およびPLC2、
ネットワークBはPLC2およびPLC3、ネットワー
クCはPLC3およびPLC4、ネットワークDはPL
C5およびPLC6、ネットワークEはPLC6、PL
C7、PLC8で構成されている。
【0020】通常ノードであるPLC1、PLC4、P
LC5、PLC7は、各々、CPUユニット11,4
1,51,71と、各々のネットワークを通信ケーブル
と接続される1台の通信ユニット12,42,52,7
2とを有している。
【0021】中継ノードであるPLC2、PLC3、P
LC6、PLC8は、各々、CPUユニット21,3
1,61,81と、2台の通信ユニット22,23、3
2,33、62,63、82,83とを有している。
【0022】図2は、各PLC1〜8の構成を代表して
PLC1の構成を示している。
【0023】このPLC1は、図1でも示したように、
CPUユニット11と通信ユニット12とから構成され
ている。
【0024】CPUユニット11は、通信ユニット12
を介した他ノードへ、および他ノードからの送受信リン
クデータを格納するユーザメモリ11aと、送信リンク
データを通信ユニット12へ渡したり、受信リンクデー
タを用いて各種ユーザアプリケーションを実行するMP
U11bとを有し、図示はしないがこの他に、プログラ
ムメモリや、ワークメモリ、I/Oデータメモリ、I/
Oインタフェース等を有している。
【0025】通信ユニット12は、ネットワークAと接
続される通信インタフェース(I/F)12aと、ネッ
トワークAから取り込んだリンクデータを格納するRA
M等からなるリンクデータメモリ12bと、リンクデー
タの送受信処理を行うMPU12cと、後述するデータ
リンクテーブルが格納されたEEPROM等からなるテ
ーブルメモリ12dと、MPU12cがテーブルメモリ
12dに格納されたデータリンクテーブルにしたがって
リンクデータメモリ12bからPLC1のユーザメモリ
11aへあるいはその逆にリンクデータを渡す際のワー
クエリアとするRAM等からなるワークメモリ12eと
を有する。
【0026】なお、他の通常ノードであるPLC4、P
LC5およびPLC7は、このPLC1と同様に構成さ
れており、中継ノードであるPLC2、PLC3、PL
C6およびPLC8は、通信ユニットを各々2台有する
だけの違いで、その構成やCPUの構成はPLC1と同
様である。
【0027】次に、データリンクテーブルを図面に基づ
いて説明する。
【0028】ここでは、一例として、図1においてネッ
トワークAの通常ノードであるPLC1が、異なるネッ
トワークのPLC2、PLC3、PLC4およびPLC
5とリンクデータの送受信、すなわち多階層のデータリ
ンクを行う場合のデータリンクテーブルについて説明す
る。
【0029】図3は、PLC1のテーブルメモリ12d
に格納されたデータリンクテーブルT1を示している。
【0030】このデータリンクテーブルT1には、PL
C1の自ノード送信エリア指定情報T1aと、他ノード
受信エリア指定情報T1bとが設定されている。
【0031】自ノード送信エリア指定情報T1aは、自
ノード、すなわちPLC1のネットワークアドレス
“A”およびノードアドレス“A1”と、ユーザメモリ
11a上において他ノードに送信すべきリンクデータの
書き込み先である自ノード送信エリアを指定する領域指
定情報とから構成されており、本実施例では、領域指定
情報が、他ノードへ送信すべきリンクデータをライトす
る際のオフセットアドレスx1(=0)と、当該リンク
データのデータサイズ“y1”とから構成されている。
【0032】このため、PLC1の自ノード送信エリア
指定情報T1aには、 “ A A1 x1 y1 ” というようにデータが設定される。
【0033】他ノード受信エリア指定情報T1bは、リ
ンクデータを送信してくる他ノード毎に、当該他ノード
のネットワークアドレスおよびノードアドレスと、ユー
ザメモリ11a上において他ノードが送信してきたリン
クデータの読み込み先となる他ノード受信エリアを指定
する領域指定情報とから構成されており、本実施例で
は、領域指定情報が、リンクデータをリードする際のオ
フセットアドレスと、当該リンクデータのデータサイズ
とから構成されている。
【0034】ここで、PLC1は、PLC2、PLC
3、PLC4およびPLC5からリンクデータを受信す
るため、他ノード受信エリア指定情報T1bには、デー
タリンクを行うべき相手ノード毎、すなわちPLC2、
PLC3、PLC4およびPLC5毎に、ネットワーク
アドレス、ノードアドレス、オフセットアドレス、およ
びデータサイズが、 PLC2について“ A A2 x2 y2 ” PLC3について“ C C1 x3 y3 ” PLC4について“ C C2 x4 y4 ” PLC5について“ D D1 x5 y5 ” というように設定されている。
【0035】次に、このように設定されたデータリンク
テーブルを参照してPLC1が、他ノードであるPLC
2〜5との間でデータリンクを行う際の処理を図面に基
づいて説明する。
【0036】まず、データリンクを行う各PLC1〜P
LC5が送信するリンクデータ、およびユーザメモリに
おけるリンクデータ記憶エリアについて説明する。
【0037】図4は、データリンクを行う各PLC1〜
PLC5において、PLC1から、あるいはPLC1へ
送信されるリンクデータ、およびPLC1のユーザメモ
リ11aにおけるリンクデータ記憶エリアの一例を示し
ている。
【0038】図中、D1は、PLC1が送信したリンク
データを示しており、データサイズがy1でオフセット
アドレスがx1(=0)であり、D2は、PLC2が送
信したリンクデータを示しており、データサイズがY2
でその内PLC1の必要とする部分がオフセットアドレ
スx2からデータサイズy1までであり、D3は、PL
C3が送信したリンクデータを示しており、データサイ
ズがY3でその内PLC1の必要とする部分がオフセッ
トアドレスx3からデータサイズy3までであり、D4
は、PLC4が送信したリンクデータを示しており、デ
ータサイズがY4でその内PLC1の必要とする部分が
オフセットアドレスx4(=0)からデータサイズy4
までであり、D5は、PLC5が送信したリンクデータ
を示しており、データサイズがY5でその内PLC1の
必要とする部分がオフセットアドレスx5からデータサ
イズy5までである。
【0039】ユーザメモリ11a上のリンクデータ記憶
エリアM1は、PLC1が他ノードであるPLC2〜5
へ送信すべきリンクデータD1を書き込む自ノード送信
エリアM1aと、PLC1がPLC2〜5からのリンク
データD2〜D5を受信する他ノード受信エリアM1b
とから構成されており、他ノード受信エリアM1bは、
さらにPLC2〜5のノード毎に、各々のリンクデータ
D2〜D5を格納する領域が設けられている。なお、x
0は、リンクデータ記憶エリアM1の先頭アドレスを示
している。
【0040】次に、PLC1におけるリンクデータD1
の送信処理を、上述の図2、図3などを参照して、図5
に示すフローチャートに基づき説明する。
【0041】図5は、PLC1がデータリンク稼働時に
リンクデータD1を送信する際の処理手順を示してい
る。
【0042】この場合、PLC1では、通信ユニット1
2のMPU12cが、テーブルメモリ12dに格納され
た図3に示すデータリンクテーブルT1を参照して、ま
ず自ノード送信エリア指定情報T1aが設定されている
か否か、すなわちユーザメモリ11a上に自ノード送信
エリアM1aが設けられているか否かを検出する(ステ
ップ100)。
【0043】データリンクテーブルT1に自ノード送信
エリア指定情報T1aが設定されている場合には(ステ
ップ100“Yes”)、PLC1から他ノードへ送信す
べきリンクデータがあるということであるため、続いて
自ノード送信エリア指定情報T1aの内データサイズy
1を検出して、そのデータサイズy1が“0”以外であ
るか否かを判断する(ステップ110)。
【0044】ここで、当該データサイズy1の指定が
“0”である場合には(ステップ110“No”)、こ
の送信処理を終了する一方、当該データサイズy1の指
定が“0”以外である場合には(ステップ110“Ye
s”)、当該自ノード送信エリア指定情報T1aのオフ
セットアドレスx1(=0)およびデータサイズy1に
基づいてリンクデータをユーザメモリ11aから取り出
し、ワークメモリ12e、リンクデータメモリ12e、
および通信インタフェース12aを介して各ネットワー
クの各ノードへ送信する(ステップ120)。そして、
送信先となるノード全てに送信が完了した時点で(ステ
ップ130“Yes”)、この送信処理を終了する。
【0045】このような送信処理をPLC1のMPU1
2cがデータリンク稼働時に行うと、図4に示すよう
に、ユーザメモリ11a上のリンクデータ記憶エリアM
1において、リンクデータ記憶エリアM1の先頭アドレ
スx0からデータサイズy1までの自ノード送信エリア
M1aに書き込まれているデータが、リンクデータD1
として、PLC2、PLC3、PLC4およびPLC5
へと送信される。
【0046】次に、PLC1におけるPLC2〜5から
のリンクデータD2〜5の受信処理を、図2、図3など
を参照して、図6に示すフローチャートに基づき説明す
る。
【0047】図6は、PLC1がデータリンク稼働時
に、データリンクを行っている他ノードのPLC2、P
LC3、PLC4およびPLC5から各々リンクデータ
D2〜D5を受信する際の処理手順を示している。
【0048】この処理は、PLC1がデータリンク稼働
時で、他ノードからのリンクデータを受信した際に実行
され、このような場合、PLC1では、通信ユニット1
2のMPU12cが、テーブルメモリ12dに格納され
た図3に示すデータリンクテーブルT1を参照して、ま
ずはリンクデータを送信してきたノードがデータリンク
テーブルに登録されているか否か、すなわち当該リンク
データを送信してきたノードのネットワークアドレスお
よびノードアドレスが、データリンクテーブルT1の他
ノード受信エリア指定情報T1bに登録されているか否
かを判断する(ステップ200)。
【0049】リンクデータを送信してきたノードがデー
タリンクテーブルT1に登録されていない場合には(ス
テップ200“No”)、その受信したリンクデータを
リンクデータメモリ12bに取り込まず、廃棄してこの
受信処理を終了する。
【0050】一方、リンクデータを送信してきたノード
がデータリンクテーブルT1に登録されている場合には
(ステップ200“Yes”)、そのリンクデータをリン
クデータメモリ12bに取り込み(ステップ210)、
続いてデータリンクテーブルT1の他ノード受信エリア
指定情報T1b中の当該ノードのところに、当該ノード
のデータサイズとして“0”以外の値が設定されている
か否かを判断して(ステップ220)、当該ノードのデ
ータサイズとして“0”が設定されている場合、すなわ
ち当該リンクデータの格納エリアがCPUユニット1の
ユーザメモリ11aに確保されていない場合には(ステ
ップ220“No”)、当該リンクデータのリフレッシ
ュが不可能であるため、MPU12cは、ユーザメモリ
11aへリンクデータを書き込まない。
【0051】これに対し、当該ノードのデータサイズと
して“0”以外の値が設定されている場合、すなわち当
該リンクデータの格納エリアがCPUユニット1のユー
ザメモリ11aに確保されている場合には(ステップ2
20“Yes”)、当該リンクデータがリフレッシュ可能
であるため、リンクデータメモリ12bからいったんワ
ークメモリ12eにその受信リンクデータを書き込み、
その当該ノードのデータサイズおよびオフセットアドレ
スに基づき、受信リンクデータから必要な分だけのリン
クデータを取り出してユーザメモリ11aに書き込む
(ステップ230)。
【0052】このような受信処理を、PLC1がPLC
2〜5からのリンクデータD2〜D5を受信する度にデ
ータリンクテーブルに基づいて行うことにより、各PL
C2〜5からのリンクデータD2〜D5の内、このPL
C1で必要とする部分のみをユーザメモリ11aに取り
込むことが可能になる一方、このPLC1で不要とする
部分をユーザメモリ11aに取り込まないようにするこ
とができる。
【0053】ここで、各PLC2〜5からのリンクデー
タD2〜D5が上述した図4に示すようなものである場
合には、受信したリンクデータD2の内、オフセットア
ドレスx2からデータサイズy1までの斜線で示された
部分のみをユーザメモリ11aの他ノード受信エリアM
1bのアドレスx1' へ書き込み、同様にして、リンク
データD3の場合にはオフセットアドレスx3からデー
タサイズy3までの斜線で示された部分のみを他ノード
受信エリアM1bのアドレスx2' へ、リンクデータD
4の場合にはオフセットアドレスx4(=0)からデー
タサイズy4までの斜線で示された部分のみを他ノード
受信エリアM1bのアドレスx3' へ、リンクデータD
5の場合にはオフセットアドレスx5からデータサイズ
y5までの斜線で示された部分のみを他ノード受信エリ
アM1bのアドレスx4' へ書き込む。そして、受信し
たリンクデータD2〜D5の内、各々、斜線で示された
部分以外の部分はユーザメモリ11aへ書き込まないよ
うにする。
【0054】従って、本実施例によれば、PLC1がデ
ータリンク稼働時に他ノードからリンクデータを受信し
た場合、PLC1では、データリンクテーブルに基づい
て、ネットワークアドレスおよびノードアドレスの登録
されていないノードからの受信リンクデータは受信しな
いようにし、ノードアドレス等が登録されていて受信し
たリンクデータについては、各ノードのオフセットアド
レスおよびデータサイズに基づき、受信リンクデータの
内、当該PLC1で必要とする部分のみをユーザメモリ
11aに書き込む。
【0055】このため、PLC1では、データリンクテ
ーブルの設定により、他ノードから送信されてきたリン
クデータの内、PLC1で不要とする部分はユーザメモ
リ11aに書き込まないようにすることが可能になるた
め、ユーザメモリ11a上のリンクデータ格納エリアに
おける他ノード受信エリアのサイズを減少することがで
き、ユーザメモリ11aを有効かつ効率的に利用でき
る。
【0056】なお、図1においてPLC1以外のPLC
2〜8も、図3に示すような独自のデータリンクテーブ
ルを有し、各々がデータリンク稼働時に図5および図6
に示すリンクデータの送受信処理を実行することによ
り、各PLC2〜8でもユーザメモリ上のリンクデータ
格納エリアにおける他ノード受信エリアのサイズを減少
することができ、ユーザメモリを有効かつ効率的に利用
できる。また、ネットワーク間の中継ノードであるPL
C2、PLC3、PLC6およびPLC8では、データ
リンクの稼働時、非稼働時に関係なく、このようなリン
クデータの送受信処理を行って、受信したリンクデータ
が自ノード宛てでない場合にも、そのままリンクデータ
を他ノードに渡すようにしている。
【0057】次に、本発明の第2実施例を説明する。
【0058】第2実施例のデータリンクシステムでは、
ネットワーク間のデータリンクを考慮せずに、同一ネッ
トワーク内のノード間でのみデータリンクを行うように
したものである。
【0059】このため、各ノードの通信ユニットのテー
ブルメモリには、ネットワークアドレスの登録されてな
いデータリンクテーブルが格納されている。
【0060】図7に、この第2実施例におけるデータリ
ンクテーブルの一例を示す。
【0061】このデータリンクテーブルT1' は、図3
に示す第1実施例のデータリンクテーブルT1と同様
に、自ノード送信エリア指定情報T1a' および他ノー
ド受信エリア指定情報T1b' が登録されているが、こ
の自ノード送信エリア指定情報T1a' および他ノード
受信エリア指定情報T1b' が、ノードアドレス、オフ
セットアドレスおよびデータサイズのみから構成されて
おり、ネットワーク間のデータリンクを行わないことか
らネットワークアドレスが設定されてない。
【0062】従って、この第2実施例によっても、各ノ
ードがデータリンク稼働時に他ノードからリンクデータ
を受信した場合には、データリンクテーブルに基づい
て、まずはノードアドレスの登録されていないノードか
らの受信リンクデータは受信しないようにし、ノードア
ドレスが登録されていて受信したリンクデータについて
は、続いて各ノードのオフセットアドレスおよびデータ
サイズに基づき、受信リンクデータの内、当該ノードで
必要とする部分のみをユーザメモリに書き込むようにす
る。
【0063】このため、各ノードでは、データリンクテ
ーブルの設定により、他ノードから送信されてきたリン
クデータの内、自ノードで不要とする部分はユーザメモ
リに書き込まないようにすることが可能になるため、ユ
ーザメモリ上のリンクデータ格納エリアにおける他ノー
ド受信エリアのサイズを減少することができ、ユーザメ
モリを効率的に利用できる。
【0064】なお、この第2実施例は、1ネットワーク
のみからなる通常のデータリンクシステムを対象にして
も良いし、複数のネットワークからなる多階層データリ
ンクシステムにおける同一ネットワーク内のデータリン
クを対象にしても良い。
【0065】また、上記各実施例では、データリンクテ
ーブルに設定される自ノード送信エリア指定情報および
他ノード受信エリア指定情報の領域指定情報を、オフセ
ットアドレスおよびデータサイズで構成して説明した
が、要は領域指定情報によってユーザメモリ上における
リンクデータの書込み先および読込み先の領域が指定で
きれば良いため、本発明では、例えばその領域のスター
トアドレス(オフセットアドレス)およびエンドアドレ
ス等で領域指定情報を構成するようにしても良い。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、各ノードがデータリンク稼働時に他ノードから
リンクデータを受信した場合、データリンクテーブルに
基づいて、まずはネットワークアドレスおよびノードア
ドレスの登録されていないノードからの受信リンクデー
タは受信しないようにし、続いてノードアドレス等が登
録されていて受信したリンクデータについては、各ノー
ドの領域指定情報に基づき、受信リンクデータの内、自
ノードで必要とする部分のみをユーザメモリに書き込
み、自ノードで不要な部分はユーザメモリに書き込まな
いようにする。
【0067】このため、各ノードでは、データリンクテ
ーブルの設定により、他ノードから送信されてきたリン
クデータの内、自ノードで必要とする部分のみをユーザ
メモリを書き込み、自ノードで不要とする部分は書き込
まないようにすることが可能になるため、ユーザメモリ
の効率的な利用が可能になる。
【0068】また、請求項2記載の発明によれば、各ノ
ードがデータリンク稼働時に他ノードからリンクデータ
を受信した場合には、データリンクテーブルに基づい
て、まずはノードアドレスの登録されていないノードか
らの受信リンクデータは受信しないようにし、ノードア
ドレスが登録されていて受信したリンクデータについて
は、続いて各ノードの領域指定情報に基づき、受信リン
クデータの内、当該ノードで必要とする部分のみをユー
ザメモリに書き込むようにするため、請求項1記載の発
明と同様、データリンクテーブルの設定により、ユーザ
メモリの効率的な利用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータリンクシステムの構成を示
すブロック図。
【図2】データリンクシステムを構成するノードの構成
を示すブロック図。
【図3】データリンクテーブルの構成を示す説明図。
【図4】ユーザメモリにおけるリンクデータ記憶エリア
の一例を示す説明図。
【図5】リンクデータを送信する際の処理手順を示すフ
ローチャート。
【図6】リンクデータを受信する際の処理手順を示すフ
ローチャート。
【図7】第2実施例におけるデータリンクテーブルの構
成を示す説明図。
【図8】従来のデータリンクシステムの一例を示すブロ
ック図。
【図9】従来の多階層データリンクシステムの一例を示
すブロック図。
【符号の説明】
1〜8 ノード(PLC) 11a ユーザメモリ 12b リンクデータメモリ(リンクデータ受信手段) 12c MPU(リンクデータ書き込み手段) 12d テーブルメモリ(データリンクテーブル登録手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 400

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノードによりネットワークを構築
    し、異なるネットワークのノード間でリンクデータを交
    換して、各ノードが当該リンクデータをユーザメモリに
    記憶するようにしたデータリンクシステムにおいて、 各ノードが、 リンクデータを受信しようとする他ノード毎に、そのネ
    ットワークアドレスおよびノードアドレスと、そのリン
    クデータの内自ノードが必要とする部分のみを指定する
    領域指定情報とがテーブルとして登録されたデータリン
    クテーブル登録手段と、 他ノードからリンクデータが送信されてきたとき、上記
    データリンクテーブル登録手段にネットワークアドレス
    およびノードアドレスが登録されている他ノードからの
    リンクデータのみを受信するリンクデータ受信手段と、 上記リンクデータ受信手段によってリンクデータが受信
    されたとき、上記データリンクテーブル登録手段に登録
    された当該リンクデータを送信してきた他ノードの領域
    指定情報に基づいて、当該リンクデータの内、自ノード
    が必要とする部分のみをユーザメモリに書き込むリンク
    データ書込み手段と、 を具備することを特徴とするデータリンクシステム。
  2. 【請求項2】 複数のノード間でリンクデータを交換し
    て、各ノードが当該リンクデータをユーザメモリに記憶
    するようにしたデータリンクシステムにおいて、 各ノードが、 リンクデータを受信しようとする他ノード毎に、そのノ
    ードアドレス、そのリンクデータの内自ノードが必要と
    する部分のみを指定する領域指定情報がテーブルとして
    登録されたデータリンクテーブル登録手段と、 他ノードからリンクデータが送信されてきたとき、上記
    データリンクテーブル登録手段にノードアドレスが登録
    されている他ノードからのリンクデータのみを受信する
    リンクデータ受信手段と、 上記リンクデータ受信手段によってリンクデータが受信
    されたとき、上記データリンクテーブル登録手段に登録
    された当該リンクデータを送信してきた他ノードの領域
    指定情報に基づいて、当該リンクデータの内、自ノード
    が必要とする部分のみをユーザメモリに書き込むリンク
    データ書込み手段と、 を具備することを特徴とするデータリンクシステム。
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