JP3326729B2 - 防振軌道 - Google Patents
防振軌道Info
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- JP3326729B2 JP3326729B2 JP05700594A JP5700594A JP3326729B2 JP 3326729 B2 JP3326729 B2 JP 3326729B2 JP 05700594 A JP05700594 A JP 05700594A JP 5700594 A JP5700594 A JP 5700594A JP 3326729 B2 JP3326729 B2 JP 3326729B2
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- Japan
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- vibration
- track
- stopper mechanism
- vibration isolating
- slab track
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、列車の上下振動を効果
的に遮断するための防振軌道に関する。
的に遮断するための防振軌道に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軌道には砕石を敷設したバラスト
軌道、砕石をコンクリートスラブに置き換えたスラブ軌
道がある。一方、社会の環境問題に対する関心も高いも
のになってきており、当然のこととして、鉄道振動・騒
音に対するクレームも多くなってきている。そこで、免
振ゴムを用いたフローティングスラブ軌道が開発されて
いる。
軌道、砕石をコンクリートスラブに置き換えたスラブ軌
道がある。一方、社会の環境問題に対する関心も高いも
のになってきており、当然のこととして、鉄道振動・騒
音に対するクレームも多くなってきている。そこで、免
振ゴムを用いたフローティングスラブ軌道が開発されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方式においては、ゴム系の材料を用いたものであ
り、列車の上下振動を十分に遮断するほどの柔らかさを
付与することができないとともに、メンテナンスのコス
トが増大するという問題を有している。
来の方式においては、ゴム系の材料を用いたものであ
り、列車の上下振動を十分に遮断するほどの柔らかさを
付与することができないとともに、メンテナンスのコス
トが増大するという問題を有している。
【0004】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、列車の上下振動を十分に遮断できるととも
に、メンテナンスを簡単に行うことができる防振軌道を
提供することを目的とする。
であって、列車の上下振動を十分に遮断できるととも
に、メンテナンスを簡単に行うことができる防振軌道を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の防振
軌道は、断面逆T字形に形成され、中央部に突出部2A
を、突出部2Aの両側に設置部2Bを有する軌道基礎部
2と、設置部2Bに配設される多数の防振ユニット3
と、防振ユニット3上に配設されるスラブ軌道4と、突
出部2A上に立設される複数の鉄筋6と、スラブ軌道4
の下面に形成される穴とからなり、鉄筋6を前記穴に嵌
合させることによりスットパー機構5を構成したことを
特徴とする。なお、上記構成に付加した番号は、図面と
対比させるものであり、これにより本発明の構成が何ら
限定されるものではない。
軌道は、断面逆T字形に形成され、中央部に突出部2A
を、突出部2Aの両側に設置部2Bを有する軌道基礎部
2と、設置部2Bに配設される多数の防振ユニット3
と、防振ユニット3上に配設されるスラブ軌道4と、突
出部2A上に立設される複数の鉄筋6と、スラブ軌道4
の下面に形成される穴とからなり、鉄筋6を前記穴に嵌
合させることによりスットパー機構5を構成したことを
特徴とする。なお、上記構成に付加した番号は、図面と
対比させるものであり、これにより本発明の構成が何ら
限定されるものではない。
【0006】
【作用】本発明においては、防振ユニットにより列車の
上下振動を遮断し、スットパー機構により水平力に対し
せん断抵抗を付与させる。
上下振動を遮断し、スットパー機構により水平力に対し
せん断抵抗を付与させる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明の防振軌道の1実施例を示し、図
1(A)は平面図、図1(B)は正面図である。
明する。図1は本発明の防振軌道の1実施例を示し、図
1(A)は平面図、図1(B)は正面図である。
【0008】図1(A)は、多数の防振軌道1が連結部
1Aにて連結された状態を示し、図1(B)に示すよう
に、防振軌道1は、軌道基礎部2と、軌道基礎部2に配
設される多数の防振ユニット3と、防振ユニット3上に
配設されるスラブ軌道4と、軌道基礎部2とスラブ軌道
4の間に設けられるスットパー機構5とから構成されて
いる。
1Aにて連結された状態を示し、図1(B)に示すよう
に、防振軌道1は、軌道基礎部2と、軌道基礎部2に配
設される多数の防振ユニット3と、防振ユニット3上に
配設されるスラブ軌道4と、軌道基礎部2とスラブ軌道
4の間に設けられるスットパー機構5とから構成されて
いる。
【0009】軌道基礎部2は、断面逆T字形に形成され
ており、中央部に突出部2A、突出部2Aの両側に設置
部2Bを有している。そして、突出部2A上に複数の鉄
筋6が立設され、設置部2B上にコイルバネ3Aからな
る防振ユニット3が配設されている。スラブ軌道4の下
面には、前記鉄筋6が嵌合する穴が形成されており、こ
の穴内に鉄筋6を嵌合させることにより、スットパー機
構5を構成している。このストッパー機構5は、列車の
停止、発進や地震時に作用する水平力に対し、せん断抵
抗を付与させるためのものである。
ており、中央部に突出部2A、突出部2Aの両側に設置
部2Bを有している。そして、突出部2A上に複数の鉄
筋6が立設され、設置部2B上にコイルバネ3Aからな
る防振ユニット3が配設されている。スラブ軌道4の下
面には、前記鉄筋6が嵌合する穴が形成されており、こ
の穴内に鉄筋6を嵌合させることにより、スットパー機
構5を構成している。このストッパー機構5は、列車の
停止、発進や地震時に作用する水平力に対し、せん断抵
抗を付与させるためのものである。
【0010】さらに、防振ユニット3のコイルバネ3A
およびスットパー機構5の剛性および減衰は以下のよう
に設定する。コイルバネ3Aの剛性は、列車通過に伴う
加振振動数1Hz前後よりも堅く、軌道4Aを支持する
スラブ軌道桁の固有振動数9Hzよりも柔らかくし、防
振軌道が5Hz前後になるように設定する。スットパー
機構5の減衰は、樹脂系高分子材料を用いて10%程度
の減衰とし、振動を生じない過減衰を避けるものとす
る。このコイルバネ3Aとスットパー機構5を列車とス
ラブ軌道桁を介することによって、固体音に対応する5
0Hz前後の波動をスットパー機構5の減衰によって取
り除くものである。
およびスットパー機構5の剛性および減衰は以下のよう
に設定する。コイルバネ3Aの剛性は、列車通過に伴う
加振振動数1Hz前後よりも堅く、軌道4Aを支持する
スラブ軌道桁の固有振動数9Hzよりも柔らかくし、防
振軌道が5Hz前後になるように設定する。スットパー
機構5の減衰は、樹脂系高分子材料を用いて10%程度
の減衰とし、振動を生じない過減衰を避けるものとす
る。このコイルバネ3Aとスットパー機構5を列車とス
ラブ軌道桁を介することによって、固体音に対応する5
0Hz前後の波動をスットパー機構5の減衰によって取
り除くものである。
【0011】また、防振ユニット3の交換を容易にする
ために、軌道基礎部2を断面逆T字形とし、防振ユニッ
ト3をスットパー機構5の左右に配置し、荷重の分担を
行う構造としている。
ために、軌道基礎部2を断面逆T字形とし、防振ユニッ
ト3をスットパー機構5の左右に配置し、荷重の分担を
行う構造としている。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、列車の上下振動に対しゴム系材料による防振軌
道よりも、柔性の高い効果を得ることができ、また、水
平方向の振動に対して十分な安全性を有し、しかもメン
テナンスを簡単に行うことができる。
よれば、列車の上下振動に対しゴム系材料による防振軌
道よりも、柔性の高い効果を得ることができ、また、水
平方向の振動に対して十分な安全性を有し、しかもメン
テナンスを簡単に行うことができる。
【図1】本発明の防振軌道の1実施例を示し、図1
(A)は平面図、図1(B)は正面図である。
(A)は平面図、図1(B)は正面図である。
1…防振軌道、2…軌道基礎部、2A突出部、2B…設
置部 3…防振ユニット、3A…コイルバネ、4…スラブ軌
道、4A…軌道 5…スットパー機構、6…鉄筋
置部 3…防振ユニット、3A…コイルバネ、4…スラブ軌
道、4A…軌道 5…スットパー機構、6…鉄筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01B 19/00
Claims (1)
- 【請求項1】断面逆T字形に形成され、中央部に突出部
を、該突出部の両側に設置部を有する軌道基礎部と、前
記設置部に配設される多数の防振ユニットと、該防振ユ
ニット上に配設されるスラブ軌道と、前記突出部上に立
設される複数の鉄筋と、前記スラブ軌道の下面に形成さ
れる穴とからなり、前記鉄筋を前記穴に嵌合させること
によりスットパー機構を構成したことを特徴とする防振
軌道。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05700594A JP3326729B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 防振軌道 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05700594A JP3326729B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 防振軌道 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07259004A JPH07259004A (ja) | 1995-10-09 |
JP3326729B2 true JP3326729B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=13043354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05700594A Expired - Fee Related JP3326729B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 防振軌道 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3326729B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005054820A1 (de) * | 2005-11-15 | 2007-05-24 | Rail.One Gmbh | Feste Fahrbahn für Schienenfahrzeuge |
JP2008303567A (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-18 | Kyushu Railway Co | バラスト防振軌道 |
JP4858850B2 (ja) * | 2007-06-06 | 2012-01-18 | 清水建設株式会社 | 既存軌道の防振軌道化施工方法 |
CN101545518B (zh) * | 2008-03-29 | 2011-04-20 | 尹学军 | 一种隔振装置及其应用 |
CN108824108A (zh) * | 2018-07-16 | 2018-11-16 | 苏交科集团股份有限公司 | 一种评价钢弹簧浮置板道床减振措施的检测方法及系统 |
CN110029533A (zh) * | 2019-05-17 | 2019-07-19 | 西南交通大学 | 一种轨道隔振器及轨道隔振系统 |
CN111851168A (zh) * | 2020-06-03 | 2020-10-30 | 南京铁道职业技术学院 | 用于地铁轨道的缓冲器 |
CN111764200B (zh) * | 2020-07-10 | 2021-03-23 | 郑州铁路职业技术学院 | 一种减震式铁路轨道 |
CN114197254A (zh) * | 2021-11-03 | 2022-03-18 | 株洲时代新材料科技股份有限公司 | 一种轨道减振器 |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP05700594A patent/JP3326729B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07259004A (ja) | 1995-10-09 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |