JP2995253B2 - 道床の防振装置 - Google Patents
道床の防振装置Info
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- JP2995253B2 JP2995253B2 JP2045693A JP4569390A JP2995253B2 JP 2995253 B2 JP2995253 B2 JP 2995253B2 JP 2045693 A JP2045693 A JP 2045693A JP 4569390 A JP4569390 A JP 4569390A JP 2995253 B2 JP2995253 B2 JP 2995253B2
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- Japan
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- roadbed
- slab
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、鉄道や自動車道路等の道床の防振装置に関
する。
する。
［従来の技術］ 一般に、鉄道や自動車道路等のような交通振動の発生
源の付近に構築された住宅・マンション・ホテル・劇場
・病院等の建物や、精密機械工場・コンピュータ施設等
の構築物は、交通振動による被害を被ることのないよう
に、対策を講ずる必要がある。
源の付近に構築された住宅・マンション・ホテル・劇場
・病院等の建物や、精密機械工場・コンピュータ施設等
の構築物は、交通振動による被害を被ることのないよう
に、対策を講ずる必要がある。
従来の鉄道における防振対策としては、第４図に示す
ように、レールと枕木との間やバラストとコンクリート
路盤との間にバッドやバラストマットを介在させて、レ
ールからコンクリート路盤を通して建物等へ振動が伝わ
らないように制御するものがあった。
ように、レールと枕木との間やバラストとコンクリート
路盤との間にバッドやバラストマットを介在させて、レ
ールからコンクリート路盤を通して建物等へ振動が伝わ
らないように制御するものがあった。
［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記従来のバラスト軌道は、列車荷重
の繰り返しによって発生する変形を絶えず修復しなけれ
ばならず、そのための経費、特に人件費が多くかかるば
かりでなく、夜間の修復時の騒音や粉塵等の問題点があ
り、更に、上記防振用のマットを柔らかくすると列車が
走行する時に水平方向に移動してしまい、これを防止す
るために水平振れ止め手段を特別に講じなければなら
ず、また、ゴムマットやバラストマットがクリープを生
じる等の問題点があった。
の繰り返しによって発生する変形を絶えず修復しなけれ
ばならず、そのための経費、特に人件費が多くかかるば
かりでなく、夜間の修復時の騒音や粉塵等の問題点があ
り、更に、上記防振用のマットを柔らかくすると列車が
走行する時に水平方向に移動してしまい、これを防止す
るために水平振れ止め手段を特別に講じなければなら
ず、また、ゴムマットやバラストマットがクリープを生
じる等の問題点があった。
このため、十分に柔らかくすること出来ず、列車走行
時に発生する低い振動（60Hz）に対して殆ど防振効果が
なかった。
時に発生する低い振動（60Hz）に対して殆ど防振効果が
なかった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、上下微小な振動、
すなわち交通振動などに対して十分な防振効果を発揮す
ることができるばかりでなく、列車等の走行時の水平横
揺れに対して抵抗し得る道床の防振装置を提供すること
にある。
たもので、その目的とするところは、上下微小な振動、
すなわち交通振動などに対して十分な防振効果を発揮す
ることができるばかりでなく、列車等の走行時の水平横
揺れに対して抵抗し得る道床の防振装置を提供すること
にある。
［課題を解決するための手段］ 本発明の道床の防振装置は、道床スラブと支持構造体
との間に積層ゴムを横向きあるいは所望の傾斜角を持た
せて介在せしめた道床の防振装置において、該道床スラ
ブの両側部に凹部を形成して、該凹部の側面のうち相互
にほぼ直交する２つの側面と上記支持構造体との間に各
々積層ゴムを介在せしめたことを特徴とする。
との間に積層ゴムを横向きあるいは所望の傾斜角を持た
せて介在せしめた道床の防振装置において、該道床スラ
ブの両側部に凹部を形成して、該凹部の側面のうち相互
にほぼ直交する２つの側面と上記支持構造体との間に各
々積層ゴムを介在せしめたことを特徴とする。
［実施例］ 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
説明する。
第１図において、１は道床スラブであって、その上面
にはレール（図示せず）が敷設される。該道床スラブ１
上のレールは単線、複線、複々線等いずれでもよく、ま
た、自動車用道路であってもよい。
にはレール（図示せず）が敷設される。該道床スラブ１
上のレールは単線、複線、複々線等いずれでもよく、ま
た、自動車用道路であってもよい。
上記道床スラブ１の両側部には凹部1aが形成されてい
る。該凹部1aは道床スラブ１の長手（路線）方向に平行
な面1a′とこれに直交する面1a″を有する。
る。該凹部1aは道床スラブ１の長手（路線）方向に平行
な面1a′とこれに直交する面1a″を有する。
各凹部1aには各々２個の積層ゴム2,3が設置されてい
る。該積層ゴム２は上記面1a′に向けて支持構造体４と
の間に設置されている。また、上記積層ゴム３は上記面
1a″に向けて支持構造体４との間に設置にされている。
これらの積層ゴム2,3は、ゴム素材中にカーボンを混入
させて積層ゴム自体に減衰性能を持たせており、第２図
からも明らかなように、道床スラブ１に対して上下方向
（矢印Ａ）に柔らかく、水平方向（矢印Ｂ）に対して硬
くなるように、横に向けて積層されている。
る。該積層ゴム２は上記面1a′に向けて支持構造体４と
の間に設置されている。また、上記積層ゴム３は上記面
1a″に向けて支持構造体４との間に設置にされている。
これらの積層ゴム2,3は、ゴム素材中にカーボンを混入
させて積層ゴム自体に減衰性能を持たせており、第２図
からも明らかなように、道床スラブ１に対して上下方向
（矢印Ａ）に柔らかく、水平方向（矢印Ｂ）に対して硬
くなるように、横に向けて積層されている。
上記支持構造体４は住宅・マンション・ホテル等の建
物や、精密機械等を設置した建造物などの構造物と一体
的に構成されている。
物や、精密機械等を設置した建造物などの構造物と一体
的に構成されている。
本実施例の防振装置は以上のように構成されているの
で、上記道床スラブ１に交通振動による上下方向（矢印
Ａ）の微少振動が働いた場合には、第３図に示すよう
に、その微少振動は積層ゴム２および３により十分な減
衰性能を発揮し支持構造体４への伝達は阻止される。
で、上記道床スラブ１に交通振動による上下方向（矢印
Ａ）の微少振動が働いた場合には、第３図に示すよう
に、その微少振動は積層ゴム２および３により十分な減
衰性能を発揮し支持構造体４への伝達は阻止される。
一方、道床スラブ１の水平方向の振動は積層ゴム2,3
により阻止される。特に、道床スラブ１の幅方向の水平
振動に対しては積層ゴム２が防振機能を発揮し、道床ス
ラブ１の長手方向の水平振動に対しては積層ゴム３が防
振機能を発揮する。
により阻止される。特に、道床スラブ１の幅方向の水平
振動に対しては積層ゴム２が防振機能を発揮し、道床ス
ラブ１の長手方向の水平振動に対しては積層ゴム３が防
振機能を発揮する。
［発明の効果］ （１）交通振動などの上下の微少な振動に対して十分な
防振性能を発揮することができると共に、水平移動を効
果的に阻止することができる。
防振性能を発揮することができると共に、水平移動を効
果的に阻止することができる。
（２）軌道や道路等のような交通振動の発生源付近の空
間に構築された住宅・マンション・ホテル・劇場・病院
等の建物や、精密機械工場・コンピュータ施設等の建造
物等の構築物に対して、交通振動による被害を被ること
のないように、対策を講ずることができる。
間に構築された住宅・マンション・ホテル・劇場・病院
等の建物や、精密機械工場・コンピュータ施設等の建造
物等の構築物に対して、交通振動による被害を被ること
のないように、対策を講ずることができる。
第１図は本発明の防振装置の一実施例を示す斜視図、第
２図はその要部の拡大斜視図、第３図は作用の説明図、
第４図は従来のバラスト道床における防振装置の断面図
である。 １……道床スラブ、1a……凹部、1a′,1a″……面、２
……積層ゴム、３……積層ゴム、3a……支持板、3b……
取付板、3b′……受板、3b″……ナット、3c……取付基
板、3c′……ナット、４……支持構造体。
２図はその要部の拡大斜視図、第３図は作用の説明図、
第４図は従来のバラスト道床における防振装置の断面図
である。 １……道床スラブ、1a……凹部、1a′,1a″……面、２
……積層ゴム、３……積層ゴム、3a……支持板、3b……
取付板、3b′……受板、3b″……ナット、3c……取付基
板、3c′……ナット、４……支持構造体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−68901（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−18001（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E01B 1/00 E01B 19/00
Claims (1)
- 【請求項１】道床スラブと支持構造体との間に積層ゴム
を横向きあるいは所望の傾斜角を持たせて介在せしめた
道床の防振装置において、該道床スラブの両側部に凹部
を形成して、該凹部の側面のうち相互にほぼ直交する２
つの側面と上記支持構造体との間に各々積層ゴムを介在
せしめたことを特徴とする道床の防振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2045693A JP2995253B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 道床の防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2045693A JP2995253B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 道床の防振装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03250101A JPH03250101A (ja) | 1991-11-07 |
| JP2995253B2 true JP2995253B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=12726465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2045693A Expired - Fee Related JP2995253B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 道床の防振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2995253B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104594138A (zh) * | 2014-12-03 | 2015-05-06 | 陈焕祥 | 一种轨道交通用缓冲支座结构 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113216279B (zh) * | 2021-05-26 | 2022-12-13 | 华东交通大学 | 一种水平空心管填埋隔振屏障及其施工工艺 |
-
1990
- 1990-02-28 JP JP2045693A patent/JP2995253B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104594138A (zh) * | 2014-12-03 | 2015-05-06 | 陈焕祥 | 一种轨道交通用缓冲支座结构 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03250101A (ja) | 1991-11-07 |
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