JP3325588B2 - インクジェットノズルの製造方法 - Google Patents

インクジェットノズルの製造方法

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JP3325588B2 JP00094891A JP94891A JP3325588B2 JP 3325588 B2 JP3325588 B2 JP 3325588B2 JP 00094891 A JP00094891 A JP 00094891A JP 94891 A JP94891 A JP 94891A JP 3325588 B2 JP3325588 B2 JP 3325588B2
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  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクを吐出させて記録
を行なうインクジェットプリンターに関し、特にはイン
クを吐出するインクジェットノズルの新規かつ改良され
た製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットノズルを製造する
方法としてエレクトロフォーミング(電鋳)法により微
細孔(以下、ノズルと称す)を形成する方法が知られて
いる。この方法により製作されたノズルは、図6に示す
断面形状を有している。ヘッドとして構成する際には図
7に示すようにこの金属プレート1を流路2及び圧力室
3が形成され圧電素子4が積層された基板5に接着剤6
を用いて接合する方法が知られている。
【0003】また図8に示すように基板5に高分子材よ
りなるノズルプレート8を接合し、このプレートにレー
ザー光を照射しノズルをアブレーション加工により形成
する方法が知られている。レーザーとしてはエキシマレ
ーザーが用いられる。アブレーション加工とは、レーザ
ーエネルギーにより分子間の結合を切ることにより固体
から瞬時に気体分子へと状態変化を生じさせることによ
り除去加工を行なうことを言う。レーザー光発生装置1
2より発せられたレーザー光Lをマスク9のマスク穴1
0で絞り込み、これを集光レンズ11で集光後に加工面
に照射することによってアブレーション加工を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1の従来例
の図6に示すノズル形状では圧力室3の内部で発生した
圧力波をインク滴吐出後に減衰させるための流路抵抗を
有するストレート部イを形成することが難しく、仮に厚
みtを増してこれを確保しようとすると穴径dが大きく
ばらつき均一な飛行特性が得られないという問題点があ
った。またこの金属プレート1を接着剤6を用いて基板
5に接合する際には、ノズル7の内部に接着剤6が侵入
し正常なインク吐出状態が得られないという問題点も有
していた。また第2の従来例では記録媒体と対向するノ
ズル面口が高分子よりなるため耐擦性が低くノズル面に
容易に傷がつき飛行不良が発生するという問題点があっ
た。
【0005】そこで本発明はこのような問題点を解決す
るもので、その目的とするところは、減衰特性が得られ
るノズル形状を確保すると共に、ノズルプレートを接合
する際のノズルの目詰まりの問題を解決したインクジェ
ットノズルの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために本発明においては、微細孔が形成された金属プ
レートにアブレーション加工可能な接着剤を、前記微細
の内部を満たすように全面に塗布して均一な接着層を
形成する工程と、前記金属プレートを、流路の形成され
た基板に前記接着層を介して接合する工程と、前記微細
孔に対応する位置にレーザー光を照射して前記接着層を
アブレーション加工し、前記基板の流路と前記金属プレ
ートの微細孔とを連通させ、前記微細孔の接着剤を用い
てノズル孔を形成する工程と、を含むようにした。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は本発明の第一の実施例のノズル部拡大図
であり、インクジェットノズルのプレートとして電鋳法
で製造した金属プレート1を用いた場合の実施例であ
る。6は接着層であり、ノズル内まで接着剤が満ちてい
る。5は流路の形成されている基板である。本実施例で
はレーザー光Lは、金属プレート1側より基板5側に照
射されている。この場合図8に示したようなマスク9を
このアブレーション加工されない金属プレート1が兼ね
る事が可能でありマスク9とノズル7の位置合わせが不
要であり大幅に加工効率を上げることが可能である。ま
たノズル7内に接着剤が侵入しても問題無いため金属プ
レート1面に均一な厚みの接着層をスクリーン印刷等の
方法により容易に塗布可能である。
【0008】図2は、本発明の第二の実施例であり構成
要素は第1図と同様であるがレーザー光Lが基板5側か
ら金属プレート1側へ照射されている実施例である。こ
の場合レーザー光Lが金属プレート1と交わる点におけ
る孔径d2は、ノズルの出口側の径d1より大きい事が
必要である。なぜならばノズル出口に接着層の一部が残
った場合これが剥げて目ずまりを起こし易いからであ
る。また本実施例のようにレーザー光に平行光を用いず
集束光を用いればテーパ形状のノズルが形成でき電鋳の
円弧部とスムーズに交わる形状が形成できる。このため
インク滴の曲がりが発生し難く安定した吐出が可能とな
る。
【0009】図3は、本発明の他の実施例であり金属プ
レート1がプレス法やエッチングにより形成され、スト
レートに近い断面形状を有している。また接着剤6は、
アブレーション加工可能なホットメルトタイプの接着シ
ートより構成されている。この他には感光性ドライフィ
ルム(東京応化製、オーディル)を用いることも可能で
あり、本発明では特にこのシート材の材料を限定するも
のでなく、アブレーション加工可能で金属プレート1と
基板5を接合できる材料であればよい。本実施例では、
レーザー光Lは金属プレート1側より照射されている。
この場合接着シート6と金属プレート1の間の繋ぎ目に
は段差が形成されずノズル7内でのインクの流れが乱さ
れることが無いため安定した飛行特性を得ることが可能
である。図4は本発明の他の実施例であり図3の発明と
レーザー光Lの照射方向が反対になった場合であり構成
要素は同じである。この場合接着シート6と金属プレー
ト1との間には段差ができる。本発明者の実験によれば
この段差が100μmを越えた場合ノズル内の流れが乱
れ安定した飛行特性得られないことが確認された。それ
故この段差は100μm以下にする事が必要である。こ
のためにはレーザー光Lとノズルの位置を正確に合わせ
る必要がある。本発明では、これを解決するために金属
プレート1側より強い光を照射する事によりノズル7の
形状を接着シート面に投影することによりその位置を確
認する方法がとられている。さらにはこの投影像をCC
Dカメラ等により取り込みコンピューターにより画像処
理しその中心座標を求める。そしてその座標をもとにレ
ーザー光発生装置12及びマスク9、集光レンズ11の
位置を制御しているNC送り機構を作動させ位置出しを
行なう。この動作を各ノズルごとに行なっても良いし、
リファレンス用のノズルを決めて位置出しを行なっても
よい。また図5に示す様に金属プレート面に位置出し専
用の孔13またはマークを形成しておいてもよい。また
本発明は、圧電素子を用いたヘッドだけでなく熱エネル
ギーにより気泡を発生させ、これにより圧力波を発生さ
せるタイプのヘッドにも応用でき、本発明ではこのエネ
ルギー発生源を特定するものではない。
【0010】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
微細孔への接着剤の侵入を気にすることなく接着剤の塗
布という簡単の工程で、金属プレートに均一な厚みの接
着層を形成できて、微細孔に対応する部分とそれ以外の
部分とでバラツキがなく、金属プレートと流路形成基板
とを精度良く接合することができる。 また、接着層を形
成する接着剤の選択範囲を拡げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインクジェットノズルの第1実施
例の断面図である。
【図2】本発明によるインクジェットノズルの第2実施
例の断面図である。
【図3】本発明によるインクジェットノズルの第3実施
例の断面図である。
【図4】本発明によるインクジェットノズルの第4実施
例の断面図である。
【図5】本発明によるノズルプレートの平面図である。
【図6】従来の製法によるノズルプレートの断面図であ
る。
【図7】従来のヘッドの断面図である。
【図8】従来の製法による加工構成図及びヘッド断面図
である。
【符号の説明】
1 金属プレート 2 流路 3 圧力室 4 圧電素子 5 基板 6 接着層 7 ノズル 8 ノズルプレート 12 レーザー光発生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−187342(JP,A) 特開 平2−188257(JP,A) 特開 平2−187356(JP,A) 特開 平2−78560(JP,A) 特開 平2−198857(JP,A) 特開 平2−187345(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細孔が形成された金属プレートにアブ
    レーション加工可能な接着剤を、前記微細孔の内部を満
    たすように全面に塗布して均一な接着層を形成する工程
    と、 前記金属プレートを、流路の形成された基板に前記接着
    層を介して接合する工程と、 前記微細孔に対応する位置にレーザー光を照射して前記
    接着層をアブレーション加工し、前記基板の流路と前記
    金属プレートの微細孔とを連通させ、前記微細孔の接着
    剤を用いてノズル孔を形成する工程と、 を含むことを特徴とするインクジェットノズルの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記接着剤が、スクリーン印刷により塗
    布される請求項1に記載のインクジェットノズルの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記アブレーション加工は、前記接着剤
    の側からのレーザー光の照射により行われる請求項1に
    記載のインクジェットノズルの製造方法。
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