JP3324070B2 - グリル装置 - Google Patents

グリル装置

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JP3324070B2
JP3324070B2 JP16722697A JP16722697A JP3324070B2 JP 3324070 B2 JP3324070 B2 JP 3324070B2 JP 16722697 A JP16722697 A JP 16722697A JP 16722697 A JP16722697 A JP 16722697A JP 3324070 B2 JP3324070 B2 JP 3324070B2
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timer
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忠夫 山下
厚仁 蒲
友三郎 山崎
真宏 芳村
実 広瀬
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Tokyo Gas Co Ltd
Rinnai Corp
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Tokyo Gas Co Ltd
Rinnai Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動的に魚を加熱
調理するグリル装置において、加熱時間をオートモード
からタイマーカットモードに切り替えるようにした装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動的に魚を調理するグリル装置におい
て、加熱時間をオートモードからタイマーカットモード
に切り替えできるようにしたものとしては、例えば本出
願人が先に出願した特願平7−343712号の発明が
ある。この先願発明は、タイマーとして例えば15分タ
イマーを用い、調理開始後、魚の温度上昇度を測定する
ことによってって魚の種類が開き魚、切身魚、丸身魚な
どのいずれであるかを判別し、該判別に基付いて焼き上
がり時間をタイマーに自動的に設定してオートモードで
該タイマーを作動させるが、途中で焼け具合を観察した
結果、オートモードからタイマーカットモードに切り替
える必要を感じてタイマー設定スイッチを押すと、タイ
マーは8分に自動設定され、表示面に分単位の数値が表
示される。
【0003】しかし、焼き魚の調理時間は、通常8分以
内であり、調理の途中で8分のタイマーカットモードに
切り替えたまま設定時間を変更し忘れると、切り替え後
8分間の加熱が行なわれるため焼き過ぎになりやすい。
また、設定時間を変更するとき設定スイッチを押す回数
が多くなる場合が多い。例えば、オートモードで調理中
に、使用者があと3分の加熱でよいと判断してタイマー
カットモードに切り換えると、タイマーカットモードに
切り替える操作で出た表示面の数値8が所望の数値3に
なるまで、7,6,5,4,3と順次変更する5回の押
圧操作をしなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、オートモー
ドからタイマーカットモードに切り替えた際に、タイマ
ーの設定時間を変更し忘れても焼き過ぎの程度が少なく
てすみ、また、タイマーカットの時間を変更する場合
に、設定スイッチを押す回数が少なくてすむグリル装置
を得ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は、請求項1に記載したとおり、魚を載置する焼
き網と、魚を加熱する熱源と、調理開始後の魚の温度変
化を測定して魚の種類を判定し、該判定に基付いて調理
終了の温度又は時間を決めてオートモードの調理をする
制御器と、該オートモードの調理を解除してタイマーカ
ットモードの調理をするタイマーとを備えるグリル装置
において、前記タイマーカットモードのタイマーとし
て、調理開始と同時に8分タイマーとしてスタートし、
タイマーカットモードに切り換えたとき8分からの残り
時間が表示され且つ該残り時間を所望の時間に変更でき
るタイマーを用いたことを特徴とする。
【0006】前記の手段によれば、オートモードからタ
イマーカットモードに切り替えた際に、タイマーの設定
時間を変更し忘れても、8分から経過時間を差し引いた
残り時間でタイマーが切れるから、焼き過ぎが生じても
その程度が少なくてすむ。また、タイマーカットの時間
を変更する場合に、タイマーに表示された数値に対して
増加または減少させる分の数だけ設定スイッチを押せば
よいから、押す回数が少なくてすむ。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1において、1はガステーブル
で、これにガスこんろ2,3とグリル装置4が組み込ま
れており、前面に各ガスこんろ2,3のガス調節レバー
2a,3aが設けられ、これを左右に動かしてガス量を
調節する。2b,3bは同じくガスこんろ2,3の点火
ボタンである。
【0008】グリル装置4は、内部に上火バーナ−と下
火バーナーとを有し、ガステーブル1の前面右上に上火
バーナ−用のガス調節レバー4aと下火バーナー用のガ
ス調節レバー4bが設けられ、その下に両バーナーに対
する点火ボタン4cが設けられる。そして左側には両バ
ーナーを消火するためのタイマー4dが設けてある。各
点火ボタン2b,3b,4cは、これを押すことによっ
て電磁安全弁が開き、点火スパークが発生してその系統
のバーナーに点火するが、グリル装置4の点火ボタン4
cを押すと、この作用のほかに後記の制御器が作動を開
始するようになっている。
【0009】タイマー4dには、2桁の時間(分)を表
示できる表示面5と、+−の設定ボタン5a,5bが設
けられ、該設定ボタン5a,5bで最大15分のタイマ
ーカットモードを設定できる。しかし、点火ボタン4c
を押すとオートモードの調理が開始すると共にタイマー
4dでは8分からのカウントダウンが始まるようになっ
ており、調理を終了する条件になったと判断されると、
カウントに関係なく制御器で自動的にガスが止められ
る。このようなオートモードの調理の途中で設定ボタン
5a,5bのどちらかを押すと、タイマーカットモード
になり、表示面5に8分からの残り時間が表示される。
ここで+−の設定ボタン5a,5bのどちらかを押して
表示時間を変更すれば、変更された時間が満了した時点
で調理が終了する。
【0010】図2はグリル装置4の内部を示し、グリル
室7の上下に上火バーナ−8と下火バーナー9が設けら
れ、グリル室7の前面の開口を開閉する扉10の内側
に、ワイヤで作った支持枠11が前枠11aを介して取
り付けられている。支持枠11上には水皿12が該水皿
12上端のフランジ部12aによって載置され、該フラ
ンジ部12aに設けた穴に、焼き網13の脚板13aの
下端の突片部が挿入されて、焼き網13を中間高さの位
置に支持している。
【0011】温度センサー14は、焼き網13に取り付
けられており、その保護チューブ14aの先端部14b
にサーミスタが封入され、保護チューブ14aの後端部
が前枠11aの延長部11bに固定され、保護チューブ
14aの内部を通るサーミスタのリード線がプラグ15
aに接続されている。温度センサー14の前記先端部1
4bは、焼き網13の略中央部で載置面から少し突出し
て、魚Fを焼き網13に載せたとき、魚Fの重量でその
下面が圧接するようになっている。
【0012】プラグ15aはコネクタ15の半部を構成
するもので延長部11bに固定され、他の半部を構成す
るジャック15bは、グリル室の外側に取り付けられて
制御器16に接続されている。したがって扉10を閉じ
ると、これと一体のプラグ15aがジャック15bに挿
入され温度センサー14が制御器16に接続されるが、
扉10を開くと、プラグ15aはジャック15bから分
離する。
【0013】図3はグリル装置4のガス回路18を示
し、ガス管19に設けた電磁安全弁20の下流に、上火
オリフィス21をもつ上火バーナー8と下火オリフィス
22をもつ下火バーナー9が並列に接続され、各バーナ
ー8,9のパイロットバーナー8a,9aも並列に接続
されている。また、電磁安全弁20には前記押しボタン
4cが連動し、上火オリフィス21と下火オリフィス2
2は、前記ガス調節レバー4a,4bに連動する。そし
て、制御器16は、温度センサー14からの信号で、魚
種の判別及び調理終了の判別を行なって電磁安全弁20
を閉じるオートモードの制御を行ない、タイマー4dか
らの信号で電磁安全弁20を閉じるタイマーカットモー
ドの制御をする。
【0014】図4は制御器16の制御作用のフローチャ
ートを示し、ステップs1で点火ボタンを押すとステッ
プs2で点火されて調理が開始され、魚種の自動判別と
焼き上がりの自動判別をする工程に入り、同時に8分タ
イマーのカウントダウンが開始される。ステップs3で
タイマー設定をせずに自動調理が続けられてステップs
4で焼き上がりが自動判別されれば、ステップs5で残
り30秒の報知をすると共に30秒のタイマーカットを
開始し、ステップs6でタイマーが終了すれば、ステッ
プs7で消火、報知を行ない調理を終了する。
【0015】しかし、ステップs3でタイマー設定をす
れば、ステップs8で8分から経過時間を差し引いた残
りの時間のタイマーカットモードが開始される。そし
て、残り時間は、所望の終了時間に設定を変更でき、タ
イマー終了30秒前になるとステップs9でそれを報知
し、ステップs10でタイマーが終了すれば、ステップ
s11で消火、報知を行ない調理を終了する。ステップ
s3のタイマー設定は、魚の焼け具合を見て行なわれる
が、設定ボタン5a又は5bを少数回押すだけで所望の
分数にセットをすることができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、調理を開始するとオート
モードの調理が始まり、同時に8分タイマーのカウント
ダウンが行なわれるが、タイマー設定ボタンを押すと、
8分から経過時間を差し引いた残りの時間を表示しなが
らタイマーカットモードが開始されるから、タイマー設
定ボタンを少数回押すだけで所望の分数にセットするこ
とができる効果がある。また、オートモード調理の途中
でタイマー設定ボタンを押したのにタイマー設定を忘れ
たとしても、8分から経過時間を差し引いた残り時間の
加熱が続くだけであるから、過度の焼き過ぎを防止でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のグリル装置を備えたガステーブルの
正面図
【図2】 グリル装置の縦断面図
【図3】 グリル装置のガス回路
【図4】 制御器の作動を示すフローチャート
【符号の説明】
4…グリル装置 4c…グリル点火ボタン 4
d…タイマー 5…表示面 5a,5b…タイマー設定ボタン
7…グリル室 14…温度センサー 16…制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 友三郎 千葉県印旛郡酒々井町東酒々井4−4− 244 (72)発明者 芳村 真宏 千葉県船橋市丸山3−24−9 (72)発明者 広瀬 実 茨城県稲敷郡茎崎町富士見台33−145 (56)参考文献 特開 平6−154099(JP,A) 特開 平6−304077(JP,A) 特開 平3−236818(JP,A) 特開 平9−72548(JP,A) 特開 平9−182671(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 37/06 F24C 3/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚を載置する焼き網と、魚を加熱する熱
    源と、調理開始後の魚の温度変化を測定して魚の種類を
    判定し、該判定に基付いて調理終了の温度又は時間を決
    めてオートモードの調理をする制御器と、該オートモー
    ドの調理を解除してタイマーカットモードの調理をする
    タイマーとを備えるグリル装置において、前記タイマー
    カットモードのタイマーとして、調理開始と同時に8分
    タイマーとしてスタートし、タイマーカットモードに切
    り換えたとき8分からの残り時間が表示され且つ該残り
    時間を所望の時間に変更できるタイマーを用いたことを
    特徴とするグリル装置。
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