JP3323791B2 - 建設機械の制御装置及び制御方法 - Google Patents

建設機械の制御装置及び制御方法

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JP3323791B2
JP3323791B2 JP32344497A JP32344497A JP3323791B2 JP 3323791 B2 JP3323791 B2 JP 3323791B2 JP 32344497 A JP32344497 A JP 32344497A JP 32344497 A JP32344497 A JP 32344497A JP 3323791 B2 JP3323791 B2 JP 3323791B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバケット,
ブレーカ(ハンマー)等の複数の作業用アタッチメント
を取り付けうる油圧ショベル等の建設機械の制御装置及
び制御方法に関し、特に、建設機械本体に装着されたア
タッチメントの種別等を表示できるものに用いて好適
の、建設機械の制御装置及び制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、作業機械の一種である油圧シ
ョベルのような建設機械においては、ブレーカ(油圧ハ
ンマ),バケット等の種々の作業用アタッチメントが比
較的容易に着脱できるように装着され、種々の作業を行
なえるようになっている。ここで、作業用アタッチメン
トとしてブレーカ2を装着した油圧ショベル等の建設機
械について、図18を参照しながら説明する。
【0003】図18に示すように、油圧ショベル等の建
設機械1では、下部走行体100上に上部旋回体(建設
機械本体)101が水平面内で旋回可能に設けられてい
る。この上部旋回体101は、メインフレーム102
と、このメインフレーム102上に備えられた運転操作
室103,エンジンルーム104等から構成されてい
る。
【0004】また、この上部旋回体101には、図示し
ないピンによりブーム105が回動可能に接続され、ブ
ーム105の先端部にはピン105Aによりスティック
106が回動可能に接続されている。さらに、このステ
ィック106の先端部には、ブレーカ(油圧ハンマ)な
どの作業用アタッチメント(以下、単にアタッチメント
という)2がピン106Aにより回動可能に接続されて
いる。このアタッチメント2は、スティック106の先
端部に着脱自在に取り付けられる。なお、図18では、
アタッチメント2としてブレーカを取り付けたものを示
している。
【0005】また、上部旋回体101とブーム105と
の間には、端部間の距離が伸縮することによりブーム1
05を上部旋回体101に対して回転駆動させるブーム
駆動用油圧シリンダ(ブーム駆動用アクチュエータ)1
07が介装されている。さらに、ブーム105とスティ
ック106との間には、端部間の距離が伸縮することに
よりスティック106をブーム105に対して回転駆動
させるスティック駆動用油圧シリンダ(スティック駆動
用アクチュエータ)108が介装されている。
【0006】また、スティック106とアタッチメント
2との間には、端部間の距離が伸縮することによりアタ
ッチメント2をスティック106に対して回転駆動させ
るアタッチメント駆動用油圧シリンダ109が介装され
ている。このアタッチメント駆動用油圧シリンダ109
は、ロッド110,111を介してスティック106及
びアタッチメント2に枢着されている。
【0007】ところで、アタッチメント2は、一種の油
圧アクチュエータであり、それぞれ特有の稼働条件(定
格供給油圧力および流量)を有するものである。例え
ば、同種のアタッチメント2であっても、そのメーカや
能力が異なると必要とされる定格供給油圧力や流量も異
なり、最適な稼働条件も異なるものとなる。このため、
油圧ポンプ5,6から供給される作動油は、各アタッチ
メントに特有の稼働条件に対応するように制御する必要
がある。
【0008】そこで、建設機械の制御装置に、アタッチ
メント(ここでは、ブレーカ)2の定格圧力及び流量の
多様性に対応するレジスタを設け、このレジスタをバッ
テリに接続し、この電気信号(ここでは電流)を、手動
の切換スイッチを介して電磁比例弁に入力し、電磁比例
弁により油圧力に変換してポンプレギュレータに入力す
るようにした技術がある。
【0009】しかし、このような建設機械の制御装置で
は、アタッチメント2を操作する際に、その都度、手動
の切換スイッチを予め必要な供給油圧力及び流量が得ら
れるレジスタ側に切り換える必要があり、その操作は面
倒であり、ひいては作業効率を悪化させることにもな
る。このため、建設機械本体101にアタッチメント2
を取り付ける際に、取り付けられるアタッチメント2の
固有情報(アタッチメント2の種別やアタッチメント2
の稼働条件に関する情報)を建設機械の制御装置に入力
し、この固有情報に基づいて、アタッチメント2の種別
を自動的に判別し、この種別に応じて各アタッチメント
2毎に要求される特有の稼働条件(ポンプ吐出圧力及び
流量等)を自動的に設定できるようにしたものが提案さ
れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、制御系
に接触不良等が生じている場合は、アタッチメント2の
種別が誤って判別されたり、アタッチメント2の稼働条
件が誤って設定されたりすることがあり、この場合、建
設機械本体101に取り付けたアタッチメント2が必要
とする稼働条件は設定されないため、取り付けたアタッ
チメント2の本来の機能を発揮させることができない。
【0011】また、制御系に断線等が生じている場合
は、取り付けられたアタッチメント2の固有情報を制御
装置に入力できない場合もあり、この場合も、制御装置
でアタッチメント2の種別の判別やアタッチメント2の
稼働条件の設定を自動的に行なうことができず、取り付
けたアタッチメント2の本来の機能を発揮させることが
できないことになる。
【0012】このため、建設機械本体101の運転操作
室103内に表示装置を設け、この表示装置にアタッチ
メント2の種別を表示し、オペレータが自動判別の結果
を確認できるようにするとともに、アタッチメント2の
固有情報が入力されなかった場合は、表示装置で判別不
能表示を行なうようにすることが考えられる。しかし、
単に表示装置で判別不能表示を行なうだけでは、アタッ
チメント2の種別の判別やアタッチメント2の稼働条件
の設定が行なえず、本質的な解決にならない。
【0013】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、建設機械本体に取り付けた作業用アタッチメ
ントの固有情報を入力できなかった場合であっても、取
り付けた作業用アタッチメントに適した稼働条件を簡単
な操作で、確実に設定できるようにした、建設機械の制
御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の建設機械の制御装置は、建設機械本体に対し
て作業用アタッチメントが着脱自在に取り付けられる建
設機械において、該作業用アタッチメントの種別を判別
し、この種別に応じ、該作業用アタッチメントが必要と
する稼働条件を設定するための固有情報に基づいて、該
作業用アタッチメントに作動油を供給する油圧源を制御
する制御部と、該制御部で判別された該作業用アタッチ
メントの種別を表示するとともに、該制御部で該作業用
アタッチメントの種別を判別できなかった場合は判別不
能表示を行なう表示部と、該表示部で該判別不能表示が
行なわれた場合に、該作業用アタッチメントの種別及び
該作業用アタッチメントの稼働条件に関する標準設定値
を設定する標準設定値設定部とをそなえ、該制御部が、
該作業用アタッチメントの固有情報に基づいて設定され
た該稼働条件又は該標準設定値設定部で設定された該標
準設定値の情報に基づいて、該油圧源を制御しうるよう
に構成されたことを特徴としている。
【0015】請求項2記載の本発明の建設機械の制御装
置は、請求項1記載の装置において、該制御部による制
御開始の前提となる操作を行なう確認スイッチが設けら
れ、該制御部が、該確認スイッチによるスイッチ操作を
確認して該油圧源の制御を開始することを特徴としてい
る。請求項3記載の本発明の建設機械の制御装置は、請
求項1記載の装置において、該標準設定値の変更手段を
有していることを特徴としている。
【0016】請求項4記載の本発明の建設機械の制御装
置は、請求項1記載の装置において、該標準設定値設定
部が、優先順位をつけた複数の標準設定値を備え、該制
御部が、該作業用アタッチメントの固有情報に基づいて
設定された該稼働条件又は上記の優先順位に従って選択
された該標準設定値設定部からの標準設定値の情報に基
づいて、該油圧源を制御しうるように構成されたことを
特徴としている。
【0017】請求項5記載の本発明の建設機械の制御方
法は、建設機械本体に対して作業用アタッチメントが着
脱自在に取り付けられる建設機械において、該作業用ア
タッチメントの種別を判別し、この種別に応じ、該作業
用アタッチメントが必要とする稼働条件を設定するため
の固有情報に基づいて、該作業用アタッチメントに作動
油を供給する油圧源を制御する建設機械の制御方法であ
って、判別された該作業用アタッチメントの種別を表示
部にて表示する種別表示モードと、該作業用アタッチメ
ントの種別を判別できなかった場合に該表示部にて判別
不能表示を行なう判別不能表示モードとを選択的にとり
うる表示ステップと、該表示ステップにて、該判別不能
表示が行なわれた場合に、該作業用アタッチメントの種
別及び該作業用アタッチメントの稼働条件に関する標準
設定値を設定する標準設定値設定ステップと、該作業用
アタッチメントの固有情報に基づいて設定された該稼働
条件又は該標準設定値設定ステップで設定された標準設
定値の情報に基づいて、該油圧源を制御する制御ステッ
プとをそなえて構成されたことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明する。 (A)第1実施形態の説明 まず、本発明の第1実施形態にかかる建設機械の制御装
置及び制御方法について、図1〜図9を参照しながら説
明する。
【0019】本実施形態にかかる建設機械の制御装置
は、油圧ショベル等の建設機械に備えられるため、ま
ず、この油圧ショベル等の建設機械について説明する。
油圧ショベル等の建設機械1は、従来技術(図18参
照)で既に説明したように、下部走行体100上に上部
旋回体(建設機械本体)101が水平面内で旋回可能に
設けられている。この上部旋回体101は、メインフレ
ーム102と、このメインフレーム102上に備えられ
た運転操作室103,エンジンルーム104等から構成
されている。
【0020】また、この上部旋回体101には、図示し
ないピンによりブーム105が回動可能に接続され、ブ
ーム105の先端部にはピン105Aによりスティック
106が回動可能に接続されている。さらに、このステ
ィック106の先端部には、ブレーカ(油圧ハンマ)な
どのアタッチメント(作業用アタッチメント)2がピン
106Aにより回動可能に接続されている。このアタッ
チメント2は、スティック106の先端部に着脱自在に
取り付けられている。なお、図18では、アタッチメン
ト2としてブレーカを接続したものを示している。
【0021】また、上部旋回体101とブーム105と
の間には、端部間の距離が伸縮することによりブーム1
05を上部旋回体101に対して回転駆動させるブーム
駆動用油圧シリンダ(ブーム駆動用アクチュエータ)1
07が介装されている。さらに、ブーム105とスティ
ック106との間には、端部間の距離が伸縮することに
よりスティック106をブーム105に対して回転駆動
させるスティック駆動用油圧シリンダ(スティック駆動
用アクチュエータ)108が介装されている。
【0022】また、スティック106とアタッチメント
2との間には、端部間の距離が伸縮することによりアタ
ッチメント2をスティック106に対して回転駆動させ
るアタッチメント駆動用油圧シリンダ109が介装され
ている。このアタッチメント駆動用油圧シリンダ109
は、ロッド110,111を介してスティック106及
びアタッチメント2に枢着されている。
【0023】また、このような各油圧シリンダ107,
108,109やアタッチメント2を駆動するための作
動油を供給すべく、図1(A)に示すように、上部旋回
体101には油圧ポンプ5,6が設けられている。な
お、図1(A)では、各油圧シリンダ107,108,
109のうちブーム駆動用油圧シリンダ107のみ示し
ている。
【0024】この油圧ポンプ5,6からの作動油は、油
路20a,20bを介してアタッチメント2に供給され
るようになっている。また、これらの油路20a,20
bには、コントロールバルブ3が介装されており、アタ
ッチメント2への作動油の給排を制御できるようになっ
ている。このコントロールバルブ3は、例えばペダル式
操作器21によりパイロット油路29a,29bを介し
てパイロット操作されるようになっている。
【0025】また、油圧ポンプ5,6からの作動油は、
油路28a,28bを介してブーム駆動用油圧シリンダ
107に供給されるようになっている。また、これらの
油路28a,28bには、コントロールバルブ4が介装
されており、ブーム駆動用油圧シリンダ107への作動
油の給排を制御できるようになっている。このコントロ
ールバルブ4は、例えばレバー式操作器22によりパイ
ロット油路29c,29dを介してパイロット操作され
るようになっている。
【0026】このような建設機械では、アクセルアクチ
ュエータ8によってアクセル位置を動かすことによって
調整されるポンプ駆動用ディーゼルエンジン7のエンジ
ン回転数やポンプレギュレータ9,10を、制御部とし
てのコントローラ12によって制御することによって、
油圧ポンプ5,6の吐出流量を調整している。このた
め、本建設機械には、種々のセンサ等が設けられてお
り、これらのセンサ等からの信号が、制御部としてのコ
ントローラ12に入力されるようになっている。
【0027】つまり、ポンプ駆動用ディーゼルエンジン
7のエンジン回転数を設定するアクセルダイヤル15が
設けられており、オペレータが手動でエンジン回転数を
設定できるようになっており、このアクセルダイヤル1
5からの信号はコントローラ12に入力されるようにな
っている。また、ポンプ駆動用ディーゼルエンジン7に
は、エンジン回転数センサ16も設けられており、ポン
プ駆動用ディーゼルエンジン7の実際のエンジン回転数
を検出できるようになっており、このエンジン回転数セ
ンサ16からの信号はコントローラ12へ入力されるよ
うになっている。
【0028】そして、コントローラ12では、アクセル
ダイヤル15によって設定された目標回転数とエンジン
回転数センサ16により検出された実際のエンジン回転
数とを比較し、これらが一致するようにアクセルアクチ
ュエータ8を駆動するための制御量を演算して、この制
御量に相当する信号がアクセルアクチュエータ8に出力
されるようになっている。これにより、エンジン回転数
が目標回転数になるように制御されて油圧ポンプ5,6
の吐出流量が制御されるようになっている。
【0029】また、エンジン回転数と作業負荷とに対応
して効率良く作業が行なえるようにポンプ出力を制御す
べく、コントローラ12では、エンジン回転数やアクセ
ルダイヤル位置に基づいて、油圧ポンプ5,6の出力制
御のための信号を電磁比例弁13,14に出力するよう
になっている。そして、このコントローラ12からの信
号は、電磁比例弁13,14によって油圧力に変換さ
れ、変換された油圧力がポンプレギュレータ9,10に
出力されて油圧ポンプ5,6の吐出流量が制御されるよ
うになっている。
【0030】例えば、アクセルダイヤル位置が最大であ
り、エンジン回転数が定格以上ならば、ポンプ出力を上
げる信号がコントローラ12から電磁比例弁13,14
へ出力され、これらの電磁比例弁13,14で変換され
た油圧力がポンプレギュレータ9,10に送られて油圧
ポンプ5,6からの流量が多くなるように制御される一
方、エンジン回転数が定格以下ならば、逆にポンプ出力
を下げる信号がコントローラ12から電磁比例弁13,
14へ出力され、これらの電磁比例弁13,14で変換
された油圧力がポンプレギュレータ9,10に送られ
て、エンジン出力を超えないように油圧ポンプ5,6か
らの流量が少なくなるように制御されることになる。
【0031】また、コントロールバルブ3のセンターバ
イパスラインの下流側には、フローコントロール弁11
が設置されており、その上流側の圧力信号がポンプレギ
ュレータ9,10に接続され、ポンプレギュレータ9,
10によって、圧力が大きいときにはポンプ流量が少な
くなり、圧力が小さいときにはポンプ流量が大きくなる
よう所謂ネガティブフィードバック流量制御が行なわれ
るようになっている。なお、図1(A)では、これらの
接続は省略している。
【0032】また、パイロット油路29a,29bに
は、圧力スイッチ(PSW)24,25が設けられてお
り、コントロールバルブ3の操作状態を操作の有無で検
知できるようになっており、この圧力スイッチ24,2
5からの信号はコントローラ12に入力されるようにな
っている。そして、コントローラ12は、圧力スイッチ
24,25からの信号が操作有りの信号の場合に、アタ
ッチメント2が必要とする稼働条件に応じた信号を、ポ
ンプ用ドライバ44を介して電磁比例弁13,14に出
力するとともに、エンジン用ドライバ45を介してアク
セルアクチュエータ8へ出力するようになっている。
【0033】また、パイロット油路29c,29dに
は、圧力センサ(P)26が設けられており、コントロ
ールバルブ4の操作状態を比例的に検知できるようにな
っており、この圧力センサ26からの信号はコントロー
ラ12に入力されるようになっている。そして、コント
ローラ12は、例えばアタッチメント2と同時に、他の
アクチュエータ(ここでは、ブーム駆動用油圧シリン
ダ)を同時操作する場合であって、ブーム駆動用油圧シ
リンダ107を収縮動作(ブーム105を下げ動作)さ
せたとき、圧力センサ26の信号に応じたブーム駆動用
油圧シリンダ107の駆動速度が得られるようにポンプ
吐出流量を増加させるように、ポンプ用ドライバ44を
介して電磁比例弁13,14に出力するとともに、エン
ジン用ドライバ45を介してアクセルアクチュエータ8
へ出力するようになっている。
【0034】ところで、本実施形態にかかる建設機械の
制御装置では、コントローラ12によって建設機械本体
101に取り付けられたアタッチメント2の種別を自動
的に判別するとともに、取り付けられたアタッチメント
2を適切に動作させるために必要な固有の稼働条件(供
給油圧力や流量等)を自動的に設定して、油圧ポンプ
5,6を制御するようになっている。
【0035】このため、図1(A)に示すように、本建
設機械1のアタッチメント2には、ICメモリ31を保
持する鍵型ICメモリホルダ30が着脱自在に装備され
ている。つまり、アタッチメント2には箱23が設けら
れており、この箱23の中に鍵型ICメモリホルダ30
が装備されている。この鍵型ICメモリホルダ30に
は、その表面にICメモリ31の内容を取り出しうる接
点部(図2の符号36a参照)が形成されている。
【0036】この鍵型ICメモリホルダ30に保持され
るICメモリ(固有情報記憶部材)31は、アタッチメ
ント2の種別を判別するとともに、アタッチメント2が
必要とする稼働条件を設定するための固有情報を記憶す
るものである。一方、本建設機械1のコントローラ12
には、アタッチメント2の箱23から取り出された鍵型
ICメモリホルダ30を挿入することにより、鍵型IC
メモリホルダ30に保持されるICメモリ31に記憶さ
れているアタッチメント2の固有情報を取り出すための
キーシリンダ型コネクト部27が設けられている。
【0037】すなわち、このキーシリンダ型コネクト部
27にアタッチメント2の箱23から取り出された鍵型
ICメモリホルダ30をコネクト部27にあたかも鍵を
鍵穴に差し込むようにして挿入することにより、図2に
示すように、鍵型ICメモリホルダ30の接点部36a
とコントローラ12側のコネクト部27内の接点部36
bとが接触し、これらの接点部36a,36bを通じ
て、鍵型ICメモリホルダ30に保持されたICメモリ
31からアタッチメント2の固有情報がコントローラ1
2側に取り出されるようになっている。
【0038】次に、ICメモリ31及びコントローラ1
2のハードウエア構成について、図2を参照しながら説
明する。まず、ICメモリ31のハードウエア構成は、
図2に示すように、アタッチメント2の固有情報を記憶
するデータ記憶装置としてのメモリ33(このメモリ3
3としてはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリが使用
される)と、このメモリ33からの固有情報の取出処理
などを行なう中央処理装置(以下、CPUという)32
と、建設機械本体101側のコントローラ12からCP
U32への取出命令信号を受信するとともに、CPU3
2によってメモリ33から取り出された固有情報を建設
機械本体101側のコントローラ12へ送信する伝送手
段としての入出力装置(I/O,インタフェース;以
下、I/Oという)34と、建設機械本体101側のコ
ントローラ12のパワーユニット46から電力供給を受
ける電源ユニット(以下、パワーユニットという)35
とを備えたものとなっている。
【0039】そして、鍵型ICメモリホルダ30が、後
述する建設機械本体101側のコネクト部27に装着さ
れると、鍵型ICメモリホルダ30に保持されるICメ
モリ31の入出力装置34が、鍵型ICメモリホルダ3
0の接点部36aとコントローラ12側の接点部36b
とを介して、建設機械本体101側のコントローラ12
の入出力装置41に接続されるようになっている。
【0040】また、鍵型ICメモリホルダ30が、後述
する建設機械本体101側のコネクト部27に装着され
ると、鍵型ICメモリホルダ30に備えられるICメモ
リ31のパワーユニット35が、鍵型ICメモリホルダ
30の接点部36cとコントローラ12側の接点部36
dとを介して、建設機械本体101側のコントローラ1
2のパワーユニット46と接続されるようになってい
る。
【0041】ここで、メモリ33に記憶されている固有
情報は、識別に関する情報、アタッチメント2の種別に
関する情報、定格流量及び圧力等のアタッチメント2の
稼働条件に関する情報であり、具体的には、識別に関す
るデータ、アタッチメント2の種別を示すデータ、油圧
ポンプ5,6を駆動するエンジン7のエンジン回転数を
制御するアクセルアクチュエータ8の位置(アクセル位
置)、ポンプレギュレータ9,10により制御されるポ
ンプ設定馬力,増加係数等の油圧源駆動データである。
なお、増加係数とは、図9に示されたアクセル位置補正
係数Aまたはポンプ馬力補正係数Bである。
【0042】このアタッチメント2の稼働条件に関する
情報の一例を挙げると、例えばエンジン7のアクセル位
置はエンジン回転数=1600r.p.m.のように、
ポンプ設定馬力はポンプトルク=60%のように設定さ
れている。このキーシリンダ型コネクト部27によって
取り出されたアタッチメント2の固有情報を使用して油
圧ポンプ5,6を制御すべく、コントローラ12のハー
ドウエア構成は、以下に示すようになっている。
【0043】つまり、コントローラ12のハードウエア
構成は、CPU40と、ICメモリ31との間で送受信
を行なうための伝送手段としてのI/O41と、処理プ
ログラムを格納したリードオンリメモリ(以下、ROM
という)42と、ICメモリ31から送信されたアタッ
チメント2の固有情報を格納するランダムアクセスメモ
リ(以下、RAMという)43と、油圧源のポンプレギ
ュレータ9,10を電磁比例弁13,14を介し駆動し
てポンプ設定馬力を制御するポンプ用ドライバ44と、
油圧源のアクセルアクチュエータ8を駆動してエンジン
7の回転数を制御するエンジン用ドライバ45と、コン
トローラ12を作動するパワーユニット46とを備えた
ものとなっている。
【0044】なお、ROM42には、建設機械本体10
1に取付けられたアタッチメント2の種別を自動的に判
別処理するためのプログラムも格納されている。そし
て、CPU40は、バスラインを介して、ROM42,
RAM43等との間でデータの授受を行ない、アタッチ
メント2の固有情報に基づいて、アタッチメント2の種
別を判別し、取り付けられたアタッチメント2が必要と
する稼働条件(供給油圧力や流量)を設定するようにな
っている。
【0045】ここで、図1(B)は、油圧ポンプ5,6
の吐出圧力と吐出流量との関係を表したポンプ馬力特性
線図を示している。この図1(B)に示すような種々の
定ポンプ馬力PS1=b1,b2,・・・,bNの曲線
データが、コントローラ12のROM42に格納されて
いる。そして、CPU40は、図1(B)に示すような
複数の定馬力曲線の中から現在使用しているアタッチメ
ントの固有情報で特定された曲線を読み込み、その曲線
に基づきアタッチメント2ごとの圧力,流量などの設定
値を選択して、アタッチメント2が必要とする稼働条件
を設定するようになっている。
【0046】このようにして設定されたアタッチメント
2の稼働条件は、圧力スイッチ24,25からの信号が
操作有りの信号の場合に、ポンプ用ドライバ44を介し
て電磁比例弁13,14に出力されるとともに、エンジ
ン用ドライバ45を介してアクセルアクチュエータ8へ
出力されるようになっている。また、コントローラ12
は、レバー式操作器22がブーム下げ側に操作されたこ
とが圧力センサ26により検知された場合には、ブーム
駆動用油圧シリンダ107への作動油の給排を制御する
コントロールバルブ4の操作状態に応じて演算された補
正制御条件を、上述のようにして設定されたアタッチメ
ント2が必要とする稼働条件に加算する機能をも有す
る。
【0047】ところで、このコントローラ12には、図
1に示すように、ICメモリ31からコントローラ12
側へアタッチメント2の固有情報が取り出されたか否か
を確認することができるように、例えば液晶表示器等の
ディスプレイ65を備える表示装置(表示部)60が接
続されている。この表示装置60は、種別表示モードと
判別不能表示モードとを有し、これらのモードを選択的
に取りうるようになっている。
【0048】ここで、種別表示モードは、アタッチメン
ト2の固有情報がICメモリ31からコントローラ12
へ入力され、コントローラ12でアタッチメント2の種
別を判別できた場合に、判別されたアタッチメント2の
種別をディスプレイ65に表示するモードである。判別
不能表示モードは、アタッチメント2の固有情報をIC
メモリ31からコントローラ12へ入力することができ
ず、コントローラ12でアタッチメント2の種別を判別
できなかった場合に、ディスプレイ65に判別不能表示
を行なうモードである。
【0049】また、表示装置60には、確認スイッチ
(確認SW)66が設けられており、オペレータがディ
スプレイ65に表示されたアタッチメント2の種別やア
タッチメント2の稼働条件に関するデフォルト値(標準
設定値)が正しいかどうかを確認して、この確認スイッ
チ66をオンに操作した場合は表示装置60からコント
ローラ12へ確認スイッチ信号が出力されるようになっ
ている。そして、コントローラ12では、この確認信号
が入力されてから、油圧ポンプ5,6の制御を開始する
ようになっている。
【0050】なお、図1中、符号67,68a,68
b,69a,69bは、いずれも表示装置60のディス
プレイ65に判別不能表示が行なわれた場合に、オペレ
ータがアタッチメント2の種別及びアタッチメント2の
稼働条件に関するデフォルト値(標準設定値)を設定す
るために必要なスイッチであるが、その説明については
後述する。
【0051】次に、表示装置60のハードウエア構成に
ついて、図2を参照しながら説明する。この表示装置6
0のハードウエア構成は、図2に示すように、CPU6
1と、コントローラ12との間で送受信を行なうための
伝送手段としてのI/O62と、処理プログラムを格納
したプログラムメモリとしてのROM63と、コントロ
ーラ12から送信されたアタッチメント2の種別やアタ
ッチメント2が必要とする稼働条件に関するデータを格
納するデータメモリとしてのRAM64とを備えたもの
となっている。また、この表示装置60は、コントロー
ラ12との間で双方向のシリアル通信を行なえるように
なっている。なお、この表示装置60には、これを作動
するパワーユニット52も備えられている。
【0052】そして、CPU61は、バスラインを介し
て、ROM63,RAM64との間でデータの授受を行
なうようになっており、これにより、コントローラ12
から送信されるアタッチメント2の種別やアタッチメン
ト2が必要とする稼働条件を入出力装置62を介して受
信して、ディスプレイ65で表示するようになってい
る。
【0053】ところで、本実施形態では、表示装置60
のディスプレイ65で判別不能表示が行なわれた場合に
は、オペレータが、コントローラ12に予め設定されて
いるアタッチメント2の稼働条件に関するデフォルト値
(標準設定値)を設定できるようになっている。このた
め、コントローラ12は、以下に示すように、アタッチ
メント2の稼働条件に関するデフォルト値を設定する機
能(デフォルト値設定部,標準設定値設定部)を有する
ものとして構成される。
【0054】まず、コントローラ12は、ICメモリ3
1からアタッチメント2の固有情報(識別情報、アタッ
チメント2に関する種別情報やアタッチメント2が必要
とする稼働条件に関する情報)が入力されると、この固
有情報が正常か否かをチェックするようになっている。
なお、ここでは、コントローラ12に接触不良等が生じ
ており、正確にチェックできない場合もあることから、
チェックは所定回数(N回)繰り返して行なわれるよう
になっており、アタッチメント2の固有情報が正常でな
かったと所定回数(N回)判断された場合に、アタッチ
メント2の固有情報が正常でないと判断するようになっ
ている。
【0055】このチェックの結果、固有情報が正常でな
いと判断された場合は、コントローラ12は表示装置6
0へ判別不能表示のための信号を出力するようになって
いる。これにより、表示装置60は判別不能表示モード
となり、そのディスプレイ65に判別不能表示が行なわ
れる。そして、この状態で所定時間(T秒)待機した後
に、コントローラ12は表示装置60へデフォルトセッ
ト表示のための信号を出力するようになっている。これ
により、表示装置60のディスプレイ65にデフォルト
セット表示が行なわれる。
【0056】上述のようにして表示装置60のディスプ
レイ65に判別不能表示が行なわれた場合、即ち、アタ
ッチメント2の固有情報が正常でないと判断された場合
には、コントローラ12のCPU40は、優先順位が設
定されているか否かを判断し、優先順位が設定されてい
ると判断した場合には、ROM42に記憶されているア
タッチメント2の種別を示すデータのうち優先順位に従
って選択されたデータを順に読み込み、表示装置60へ
出力する一方、優先順位が設定されていないと判断した
場合は、ROM42に記憶されているアタッチメント2
の種別を示すデータのうち所定のアドレス(例えば、最
初のアドレス)に記憶されているデータを読み込み、表
示装置60へ出力するようになっている。
【0057】これにより、表示装置60では、このコー
ド情報としてのデータがアタッチメント2の種別を示す
キャラクタに変換されて、ディスプレイ65に表示され
ることになる。この場合、優先順位は、例えばアタッチ
メント2を取り付けるたびに、取り付けられたアタッチ
メント2を記憶しておき、取り付けられた回数の多いア
タッチメント2の優先順位が高くなるように設定すれば
良い。なお、優先順位の設定の方法はこれに限られるも
のではない。
【0058】ここで、図3は、ROM42に格納されて
いる識別に関するデータ、アタッチメント2の種別に関
するデータ、アタッチメント2の稼働条件に関する複数
のデフォルト値のデータ構造を示す図である。なお、図
3中、デフォルトA,デフォルトB,デフォルトC等の
識別に関するデータを示しており、また、コード1,コ
ード2,・・・,コードMはアタッチメント2の種別に
関するデータを示しており、さらに、データ1,データ
2,・・・,データNはアタッチメント2の稼働条件に
関するデフォルト値に関するデータを示している。な
お、アタッチメント2の種別を示すデータをコードと称
し、アタッチメント2の稼働条件に関するデータをデー
タと称することとする。
【0059】このROM42には、図3に示すように、
デフォルトA,デフォルトB,デフォルトC等の識別に
関するデータが、例えばA000,A100,A200
等のアドレス毎に記憶されている。また、コード1,コ
ード2,・・・,コードMで示されるアタッチメント2
の種別に関するコードは、例えば「ハンマーABC99
0D」であり、図4に示すように、指定されたアドレス
(例えばA000,A001,・・・,A00B)にコ
ード情報(ここでは、ASCIIコードを使用している
ため、16進コードCA=ハのようなコード情報とな
る)として記憶されている。
【0060】なお、このアタッチメント2の種別を示す
コードは、英語圏向けに「HAMMER990D」のよ
うにしてもよい。また、コード情報はASCIIコード
に限られるものではない。また、このROM42には、
図3に示すように、アタッチメント2の種別毎に、アタ
ッチメント2の稼働条件に関する複数のデフォルト値
(ここでは、N個:データ1,データ2,・・・,デー
タN)が、数値化されたコード情報として記憶されてい
る。なお、この数値化されたコード情報は表示装置60
で変換・表示されるようになっている。
【0061】このようにして、アタッチメント2の種別
がディスプレイ65に表示された状態で、オペレータに
よって確認スイッチ66がオンに操作されたら、CPU
40は、ディスプレイ65に表示されているアタッチメ
ント2に関する稼働条件の複数のデフォルト値のデータ
のうち、所定のアドレスに記憶されているデフォルト値
のデータをRAM43に記憶させることによって、アタ
ッチメント2の稼働条件に関するデフォルト値を設定す
るようになっている。
【0062】一方、コントローラ12のCPU40で固
有情報をチェックした結果、固有情報が正常であると判
断された場合は、この固有情報に基づいて、コントロー
ラ12のRAM43に記憶されているアタッチメント2
の種別に関するコードのアドレス(データ開始アドレス
及びデータ終了アドレス)が設定され、これらのアドレ
スに基づいてRAM43からアタッチメント2の種別を
示すコードを読み込み、これを表示装置60に出力する
ようになっている。
【0063】この場合、表示装置60は種別表示モード
となり、判別されたアタッチメント2の種別を示すコー
ドがキャラクタに変換されて、例えば「ハンマーABC
990D」のようにディスプレイ65に表示されること
になる。このようにして、アタッチメント2の種別がデ
ィスプレイ65に表示された状態で、オペレータによっ
て確認スイッチ66がオンに操作されたら、CPU40
は、コントローラ12のCPU40に読み込まれたアタ
ッチメント2の固有情報に基づいて、アタッチメント2
の稼働条件を設定するようになっている。
【0064】そして、コントローラ12は、上述のデフ
ォルト値設定部で設定されたアタッチメント2の稼働条
件に関するデフォルト値、又はアタッチメント2の固有
情報に基づいて設定されたアタッチメント2の稼働条件
に基づいて、油圧ポンプ5,6を制御するようになって
いる。ところで、本装置は、さらに、上述のようにして
自動的に設定されるアタッチメント2の稼働条件に関す
るデフォルト値を変更する機能(標準設定値の変更手
段)も有する。
【0065】このため、表示装置60には、図1及び図
2に示すように、UPスイッチ(UP SW)68a
と、DOWNスイッチ(DOWN SW)68bとが設
けられており、これらのスイッチを操作することによっ
て、自動的に設定されるアタッチメント2の稼働条件に
関するデフォルト値を変更できるようになっている。つ
まり、表示装置60のディスプレイ65にアタッチメン
ト2の種別が表示された状態で、オペレータがUPスイ
ッチ68a又はDOWNスイッチ68bを操作すると、
コントローラ12のCPU40は、別のアタッチメント
2の種別を示すコードを読み込み、表示装置60に出力
するようになっている。この場合、表示装置60では、
変更された別のアタッチメント2の種別が表示されるこ
とになる。
【0066】例えば、UPスイッチ68aが1回操作さ
れた場合は、ひとつ前のアドレスに記憶されているアタ
ッチメント2の種別を示すコードを読み込み、DOWN
スイッチ68bが1回操作された場合は、ひとつ後のア
ドレスに記憶されているアタッチメント2の種別を示す
コードを読み込むようになっている。ここでは、UPス
イッチ68a及びDOWNスイッチ68bは、ディスプ
レイ66に表示されているアタッチメント2の種別を変
更するためのスイッチとして機能する。
【0067】このようにして選択されたアタッチメント
2の種別がディスプレイ65に表示された状態で、オペ
レータによって確認スイッチ66がオンに操作された
ら、コントローラ12のCPU40は、読み込まれたア
タッチメント2の種別に関するコードをRAM43に記
憶させることによって、アタッチメント2の種別を設定
するようになっている。
【0068】この場合、CPU40は、アタッチメント
2の稼働条件に関する複数のデフォルト値のデータのう
ち、所定のアドレスに記憶されているデフォルト値のデ
ータもRAM43に記憶させることによって、アタッチ
メント2の稼働条件に関するデフォルト値を設定するよ
うになっている。そして、コントローラ12は、このよ
うにして設定されたアタッチメント2の稼働条件に関す
るデフォルト値に基づいて、エンジン7,油圧ポンプ
5,6を制御するようになっている。
【0069】また、表示装置60には、図1及び図2に
示すように、UPスイッチ68a,DOWNスイッチ6
8bのほかに、修正スイッチ67,+スイッチ(+S
W)69a,−スイッチ(−SW)69bも設けられて
おり、これらのスイッチを操作することによって、上述
のようにして選択されるアタッチメント2の種別に応じ
て、自動的に設定されるアタッチメント2の稼働条件に
関するデフォルト値のデータを変更できるようになって
いる。
【0070】ここで、修正スイッチ67は、アタッチメ
ント2の稼働条件に関するデフォルト値の修正指示を行
なうためのものである。なお、修正スイッチ67として
は保持型スイッチが用いられており、スイッチ操作され
るとON状態となって、この状態が保持され、もう一度
スイッチ操作されるとON状態が解除されるようになっ
ている。
【0071】UPスイッチ68a及びDOWNスイッチ
68bは、ディスプレイ65に表示されているアタッチ
メント2の稼働条件に関するデフォルト値を選択するた
めのものである。+スイッチ(+SW)69a及び−ス
イッチ(−SW)69bは、ディスプレイ65に表示さ
れているアタッチメント2の稼働条件に関するデフォル
ト値を修正するためのものである。
【0072】つまり、アタッチメント2の種別がディス
プレイ65に表示された状態で、オペレータが修正スイ
ッチ67を操作すると、オペレータがアタッチメント2
の稼働条件に関するデフォルト値の変更を行なえるよう
に、コントローラ12のCPU40は、ROM42に記
憶されているアタッチメント2の稼働条件に関する複数
のデフォルト値のデータのうち、所定のアドレスに記憶
されているデータを読み込み、表示装置60へ出力する
ようになっている。
【0073】この場合、表示装置60のディスプレイ6
5には、所定のアドレスに記憶されているアタッチメン
ト2の稼働条件に関するデフォルト値が表示されること
になる。なお、この場合も、上述のアタッチメント2の
種別に関するコードを読み込む場合と同様に、優先順位
に基づいてデータを読み込むようにしても良い。
【0074】この状態で、オペレータが、UPスイッチ
68a,DOWNスイッチ68b,+スイッチ69a,
−スイッチ69bを操作すると、コントローラ12のC
PU40は、ROM42に記憶されているアタッチメン
ト2の稼働条件に関する複数のデフォルト値のデータの
うち、別のアドレスに記憶されているデフォルト値のデ
ータを読み込むようになっている。
【0075】例えば、UPスイッチ68aが1回操作さ
れた場合は、ひとつ前のアドレス(アドレス=アドレス
−1)に記憶されているデータを読み込み、DOWNス
イッチ68bが1回操作された場合は、ひとつ後のアド
レス(アドレス=アドレス+1)に記憶されているデー
タを読み込むようになっている。このようにして選択さ
れたアタッチメント2の稼働条件に関するデフォルト値
がディスプレイ65に表示された状態で、オペレータに
よって確認スイッチ66がオンに操作されたら、CPU
40は、選択されたアタッチメント2の稼働条件に関す
るデフォルト値のデータをRAM43に記憶することに
よって、アタッチメント2の稼働条件に関するデフォル
ト値を設定するようになっている。
【0076】さらに、選択されたアタッチメント2の稼
働条件に関するデフォルト値が、コントローラ12のC
PU40によって読み込まれ、表示装置60のディスプ
レイ65に表示された状態で、オペレータが+スイッチ
69a,−スイッチ69bを操作すると、コントローラ
12のCPU40は、読み込まれているアタッチメント
2の稼働条件に関するデフォルト値のデータを修正し、
この修正されたアタッチメント2のデフォルト値に関す
るデータを表示装置60に出力するようになっている。
【0077】この場合、表示装置60では、そのディス
プレイ65に修正されたアタッチメント2のデフォルト
値に関するデータが表示されることになる。例えば、オ
ペレータが+スイッチ69aを1回操作した場合、現在
読み込まれているデフォルト値のデータに予め設定され
た所定量αをプラスすることにより、読み込まれている
アタッチメント2の稼働条件に関するデフォルト値のデ
ータを修正し、これを表示装置60に出力するようにな
っている。
【0078】一方、オペレータが−スイッチ69bを1
回操作した場合、現在読み込まれているデフォルト値の
データから予め設定された所定量αをマイナスすること
により、読み込まれているアタッチメント2の稼働条件
に関するデフォルト値のデータを修正し、これを表示装
置60に出力するようになっている。このようにして修
正されたアタッチメント2のデフォルト値に関するデー
タがディスプレイ65に表示された状態で、オペレータ
によって確認スイッチ66がオンに操作されたら、CP
U40は、修正されたアタッチメント2の稼働条件に関
するデフォルト値のデータをRAM43に記憶すること
によって、アタッチメント2の稼働条件に関するデフォ
ルト値を設定するようになっている。
【0079】なお、本実施形態では、表示装置60への
データ伝送の都合上、データの開始,終了が分かるよう
に、それぞれデータ開始コード,データ終了コードをコ
ントローラ12から表示装置60へ出力するようになっ
ている。本実施形態にかかるデフォルト値設定部として
のコントローラ12は、上述のように構成されるため、
以下に示すようにして処理が行なわれる。
【0080】まず、デフォルト値設定部としてのコント
ローラ12におけるアタッチメント2の稼働条件を設定
するためのメインルーチンにおける処理について、図5
を参照しながら説明する。このコントローラ12におけ
るデフォルト値の設定のためのメインルーチンの処理
は、建設機械本体101にアタッチメント2が装着さ
れ、コントローラ12の電源が入ったときにスタートす
る。
【0081】図5に示すように、まずステップA10
で、判別不能回数判定値I,固有情報正常フラグJ,初
期入力判定値Kを0にセットしてステップA20に進
み、ステップA20で固有情報正常フラグJが1以上か
否か(J≧1)が判断される。このステップA20で
は、最初、固有情報正常フラグJは0であるため、固有
情報正常フラグJが1以上でないと判断されて、ステッ
プA30に進み、ステップA30でアタッチメント2の
固有情報が入力される。
【0082】次いで、ステップA40で、ステップA3
0で入力されたアタッチメント2の固有情報がチェック
され、ステップA50でアタッチメント2の固有情報が
正常か否かが判断される。この判断の結果、アタッチメ
ント2の固有情報が正常である場合は、この固有情報と
してのアタッチメント2の種別を表示装置60のディス
プレイ65に表示すべく、ステップA60〜ステップA
100の処理が行なわれる。
【0083】つまり、ステップA60でコントローラ1
2のRAM43に記憶されているアタッチメント2の種
別に関するコードのアドレス(データ開始・終了アドレ
ス)が設定され、CPU40にアタッチメント2の種別
に関するコードが読み込まれる。そして、ステップA7
0でデータ開始コードが表示装置60に出力され、ステ
ップA80でアタッチメント2の種別に関するコードが
表示装置60に出力され、さらに、ステップA90でデ
ータ終了コードが表示装置60に出力される。なお、表
示装置60側の処理については後述する。
【0084】次いで、ステップA100で固有情報正常
フラグJが1にセットされて、ステップA20に戻り、
ステップA20で、再び、固有情報正常フラグJが1以
上であるか否かが判断される。この場合、固有情報正常
フラグJは1に設定されているため、固有情報正常フラ
グJは1以上であると判断され、ステップA110に進
み、オペレータが表示内容を確認して確認スイッチ66
を操作している場合には確認スイッチ66からの信号が
入力される。
【0085】そして、ステップA120で、確認スイッ
チ66からの信号があったか否かが判断され、確認スイ
ッチ66からの信号があったと判断された場合はステッ
プA130に進む。ステップA130で、データセット
が行われる。つまり、読み込まれたアタッチメント2の
種別に関するコードがRAM43に記憶されて、アタッ
チメント2の種別が設定されるとともに、このアタッチ
メント2の種別に対応する所定のデフォルト値もRAM
43に記憶されて、アタッチメント2の稼働条件に関す
るデフォルト値も自動的に設定された後、本建設機械を
制御するための制御プログラムを処理するメインルーチ
ンへ進む。
【0086】一方、ステップA120で、確認スイッチ
66からの信号がなかったと判断された場合は、再びス
テップA20に戻り、以後、確認スイッチ66からの信
号があるまで、ステップA20,ステップA110,ス
テップA120の処理が繰り返される。ところで、ステ
ップA50で、ステップA30で入力された固有情報が
正常でないと判断された場合はステップA140に進
み、判別不能回数判定値IがN回以上であるか否かが判
断される。
【0087】この判断の結果、判別不能回数判定値Iが
N回以上でないと判断された場合は、ステップA150
に進み、判別不能回数判定値Iをインクリメントして、
即ち、Iに1を加算した値を新たに判別不能回数判定値
Iとして設定して、ステップA20に戻り、以後、判別
不能回数判定値IがN回になるまで、ステップA20〜
ステップA50及びステップA140の処理が繰り返さ
れる。これにより、いわゆる固有情報入力のリトライが
N回行なわれることになる。
【0088】一方、ステップA140で、判別不能回数
判定値IがN回以上であると判断された場合、即ち、固
有情報入力をN回リトライしても、固有情報が正常とな
らない場合は、表示装置60のディスプレイ65に「判
別不能」を表示すべく、ステップA160〜ステップA
180の処理が行なわれる。つまり、ステップA160
で、データ開始コードが表示装置60に出力され、ステ
ップA170で「判別不能」信号が表示装置60に出力
され、さらに、ステップA180でデータ終了コードが
表示装置60に出力される。なお、表示装置60側の処
理については後述する。
【0089】次いで、所定時間(T秒)待機した後(ス
テップA190)、表示装置60のディスプレイ65に
「デフォルトセット」を表示すべく、ステップA200
〜ステップA220の処理が行なわれる。つまり、ステ
ップA200で、データ開始コードが表示装置60に出
力され、ステップA210で「デフォルトセット」信号
が表示装置60に出力され、さらに、ステップA220
でデータ終了コードが表示装置60に出力される。な
お、表示装置60側の処理については後述する。
【0090】そして、コントローラ12のデフォルト値
設定部によってデフォルト値を設定すべく、ステップA
230へ進み、後述するデフォルト値設定ルーチンでの
処理が行なわれた後、コントローラ12のデフォルト値
設定部によって設定されたアタッチメント2の稼働条件
に関するデフォルト値のデータをアタッチメント2の稼
働条件として設定すべく(データセット)、ステップA
130に戻る。
【0091】ステップA130で、デフォルト設定ルー
チンでCPU40に読み込まれたアタッチメント2の種
別に関するコード及びアタッチメントの稼働条件に関す
るデフォルト値のデータがRAM43に記憶されて、ア
タッチメント2の種別及びアタッチメントの稼働条件に
関するデフォルト値が設定され、本建設機械を制御する
ための制御プログラムを処理するメインルーチンへ進
む。
【0092】次に、アタッチメント2の種別及びアタッ
チメント2の稼働条件に関するデフォルト値の設定のた
めのデフォルト値設定ルーチンでの処理について、図6
を参照しながら説明する。図6に示すように、まずステ
ップB10で、初期入力判定値Kが1以上であるか否か
が判断される。この初期入力判定値Kが1以上でないと
判断される場合は、このルーチンが最初に実行される場
合だけであり、これにより、ステップB20〜ステップ
B80の処理、即ち、アタッチメント2の稼働条件に関
するデフォルト値を設定するためのアタッチメント2の
種別に関するコードの入力が1回だけ行なわれるように
している。
【0093】このステップB10では、最初の段階では
初期入力判定値Kは0にセットされているため、初期入
力判定値Kは1以上でないと判断され、ステップB20
に進み、優先順位が設定されているか否かが判断され
る。この判断の結果、優先順位が設定されていると判断
された場合は、ステップB30に進んで、最も優先順位
の高いアタッチメント2の種別に関するコードがコント
ローラ12のCPU40に入力される。
【0094】一方、優先順位が設定されていないと判断
された場合は、ステップB40に進んで、最初のアドレ
スに記憶されたアタッチメント2の種別に関するコード
がコントローラ12のCPU40に入力される。次い
で、ステップB50で初期入力判定値Kに1を加算した
値を初期入力判定値Kとして設定して、ステップB60
〜ステップB80の処理を行なう。
【0095】つまり、ステップB60で、データ開始コ
ードが表示装置60に出力され、ステップB70でアタ
ッチメント2の種別に関するコードが表示装置60に出
力され、さらに、ステップB80でデータ終了コードが
表示装置60に出力される。なお、表示装置60におけ
る処理については後述する。そして、ステップB90
で、表示装置60のUPスイッチ68a又はDOWNス
イッチ68bからの信号が入力され、ステップB100
に進み、ステップB100で、DOWNスイッチ68b
からの信号がなかったか否かが判断される。
【0096】この判断の結果、DOWNスイッチ68b
からの信号があったと判断された場合は、ステップB1
10に進み、アタッチメント2の種別に関するコードの
アドレスが最後のアドレスであるか否かが判断される。
この判断の結果、ステップB110で、アタッチメント
2の種別に関するコードのアドレスが最後のアドレスで
ないと判断された場合は、ステップB150に進んで、
現在コントローラ12のCPU40に入力されているア
タッチメント2の種別に関するコードの後のアドレスの
データがコントローラ12のCPU40に入力され、こ
の後のアドレスに記憶されたアタッチメント2の種別に
関するコードを表示装置60のディスプレイ65に表示
すべく、ステップB190〜ステップB210の処理が
行なわれる。
【0097】つまり、ステップB190で、データ開始
コードが表示装置60に出力され、ステップB200で
後のアドレスのアタッチメント2の種別に関するコード
が表示装置60に出力され、さらに、ステップB210
でデータ終了コードが表示装置60に出力される。な
お、表示装置60における処理については後述する。そ
して、ステップB110で、最後のアドレスであると判
断された場合は、表示装置60のディスプレイ65に
「END」を表示すべく、ステップB120〜ステップ
B140の処理が行なわれる。
【0098】つまり、ステップB120で、データ開始
コードが表示装置60に出力され、ステップB130で
「END」信号が表示装置60に出力され、さらに、ス
テップB140でデータ終了コードが表示装置60に出
力される。なお、表示装置60における処理については
後述する。そして、表示装置60のディスプレイ65に
「END」を表示した後はステップB90に戻り、表示
装置60のUPスイッチ68a又はDOWNスイッチ6
8bからの信号の入力が行なわれる。
【0099】ところで、ステップB100で、DOWN
スイッチ68bからの信号がなかったと判断された場合
は、ステップB160に進み、UPスイッチ68aから
の信号がなかったか否かが判断される。この判断の結
果、UPスイッチ68aからの信号もなかったと判断さ
れた場合は、アタッチメント2の種別の変更指示はない
ため、ステップB161へ進む。
【0100】そして、ステップS161で、修正スイッ
チ67からの信号がコントローラ12に入力されて、ス
テップB162へ進み、修正スイッチ67がONである
か否かが判断される。この判断の結果、修正スイッチ6
7がONでないと判断された場合はステップB164へ
進み、確認スイッチ66からの信号がコントローラ12
に入力されて、ステップB165へ進む。
【0101】ステップB165で、確認スイッチ66が
ONであるか否かが判断され、この判断の結果、確認ス
イッチ66がONでないと判断された場合はステップB
90に戻り、処理が繰り返される。一方、確認スイッチ
66がONであると判断された場合はデフォルト値設定
ルーチンを終了し、図5に示すメインルーチンへメイン
ルーチンへ進む。
【0102】一方、ステップB162で、修正スイッチ
67がONであると判断された場合はステップB163
へ進み、後述する修正ルーチンでの処理が行なわれた
後、ステップB161に戻り、ステップB162及びス
テップB165で修正スイッチ67からの信号がなく、
かつ確認スイッチ66からの信号があったと判断された
ら、デフォルト値設定ルーチンを終了し、図5に示すメ
インルーチンへ進む。
【0103】ところで、ステップB160で、UPスイ
ッチ68aからの信号があったと判断された場合は、ス
テップB170に進む。ステップB170では、アタッ
チメント2の種別に関するコードのアドレスが最初のア
ドレスであるか否かが判断される。この判断の結果、ス
テップB170で、アタッチメント2の種別に関するコ
ードのアドレスが最初のアドレスでないと判断された場
合は、ステップB180に進み、現在コントローラ12
のCPU40に入力されているアタッチメント2の種別
に関するコードの前のアドレスのデータがコントローラ
12のCPU40に入力され、この前のアドレスに記憶
されたアタッチメント2の種別に関するコードを表示装
置60のディスプレイ65に表示すべく、ステップB1
90〜ステップB210の処理が行なわれる。
【0104】つまり、ステップB190で、データ開始
コードが表示装置60に出力され、ステップB200で
前のアドレスに記憶されたアタッチメント2の種別に関
するコードが表示装置60に出力され、さらに、ステッ
プB210でデータ終了コードが表示装置60に出力さ
れる。なお、表示装置60における処理については後述
する。
【0105】そして、ステップB170で、最初のアド
レスであると判断された場合は、表示装置60のディス
プレイ65に「END」を表示すべく、上述したよう
に、ステップB120〜ステップB140の処理が行な
われる。つまり、ステップB120で、データ開始コー
ドが表示装置60に出力され、ステップB130で「E
ND」信号が表示装置60に出力され、さらに、ステッ
プB140でデータ終了コードが表示装置60に出力さ
れる。なお、表示装置60側の処理については後述す
る。
【0106】そして、表示装置60のディスプレイ65
に「END」を表示した後は、上述したように、ステッ
プB90に戻り、UPスイッチ68a又はDOWNスイ
ッチ68bからの信号の入力が行なわれる。その後、ス
テップB240で、修正スイッチ67からの信号がコン
トローラ12に入力されて、ステップB250へ進み、
修正スイッチ67がONであるか否かが判断され、この
判断の結果、修正スイッチ67がONでないと判断され
た場合は、ステップB90に戻り、ステップB100及
びステップB110でUPスイッチ68a及びDOWN
スイッチ68bからの信号がないと判断され、さらに、
ステップB162及びステップB165で修正スイッチ
67からの信号がなく、かつ確認スイッチ66からの信
号があったと判断されたら、デフォルト値設定ルーチン
を終了し、図5に示すメインルーチンへリターンする。
【0107】一方、修正スイッチ67がONであると判
断された場合は、ステップB260に進み、後述する修
正ルーチンでの処理が行なわれた後、ステップB90に
戻り、ステップB100及びステップB110でUPス
イッチ68a及びDOWNスイッチ68bからの信号が
ないと判断され、さらに、ステップB162及びステッ
プB165で修正スイッチ67からの信号がなく、かつ
確認スイッチ66からの信号があったと判断されたら、
デフォルト値設定ルーチンを終了し、図5に示すメイン
ルーチンへリターンする。
【0108】次に、修正ルーチンでの処理について、図
7を参照しながら説明する。なお、この修正ルーチンで
の処理が行なわれる場合、修正スイッチ67からの信号
がコントローラ12のCPU40に入力され、CPU4
0によって、ROM42に記憶されているアタッチメン
ト2の稼働条件に関する複数のデフォルト値のデータの
うち、所定のアドレスに記憶されているデフォルト値の
データが読み込まれ、表示装置60へ出力されている。
そして、表示装置60のディスプレイ65には、所定の
アドレスに記憶されているアタッチメント2の稼働条件
に関するデフォルト値が表示されている。
【0109】まず、ステップC10で、表示装置60の
UPスイッチ68a又はDOWNスイッチ68bからの
信号が入力され、ステップC20に進み、このステップ
C20でDOWNスイッチ68bからの信号がなかった
か否かが判断される。この判断の結果、DOWNスイッ
チ68bからの信号があったと判断された場合は、ステ
ップC30に進み、コントローラ12のCPU40に入
力されているアタッチメント2の稼働条件に関するデフ
ォルト値のデータの後のアドレス(アドレス=アドレス
+1)のデータがコントローラ12のCPU40に入力
され、この後のアドレスに記憶されたアタッチメント2
の稼働条件に関するデフォルト値のデータを表示装置6
0のディスプレイ65に表示すべく、ステップC60で
このデータをアスキーコードに変換した後、ステップC
70〜ステップC90の処理が行なわれる。
【0110】つまり、ステップC70で、データ開始コ
ードが表示装置60に出力され、ステップC80で後の
アドレスに記憶されたアタッチメント2の稼働条件に関
するデフォルト値のデータが表示装置60に出力され、
さらに、ステップC90でデータ終了コードが表示装置
60に出力される。なお、表示装置60における処理に
ついては後述する。
【0111】一方、DOWNスイッチ68bからの信号
がなかったと判断された場合は、ステップC40に進
み、UPスイッチ68aからの信号がなかったか否かが
判断される。この判断の結果、UPスイッチ68aから
の信号があったと判断された場合は、ステップC50に
進み、コントローラ12のCPU40に入力されている
アタッチメント2の稼働条件に関するデフォルト値のデ
ータの前のアドレス(アドレス=アドレス−1)のデフ
ォルト値のデータがコントローラ12のCPU40に入
力され、この前のアドレスに記憶されたアタッチメント
2の稼働条件に関するデフォルト値のデータを表示装置
60のディスプレイ65に表示すべく、ステップC60
でこのデータをアスキーコードに変換した後、ステップ
C70〜ステップC90の処理が行なわれる。
【0112】つまり、ステップC70で、データ開始コ
ードが表示装置60に出力され、ステップC80で前の
アドレスに記憶されたアタッチメント2の稼働条件に関
するデフォルト値のデータが表示装置60に出力され、
さらに、ステップC90でデータ終了コードが表示装置
60に出力される。なお、表示装置60における処理に
ついては後述する。
【0113】一方、ステップC40で、UPスイッチ6
8aからの信号もなかったと判断された場合は、ステッ
プC100に進み、表示装置60の+スイッチ69a又
は−スイッチ69bからの信号がコントローラ12のC
PU40に入力されて、ステップC110に進む。ステ
ップC110で、+スイッチ69aからの信号がなかっ
たか否かが判断され、この判断の結果、+スイッチ69
aからの信号があったと判断された場合はステップC1
20に進み、上述のようにして選択されたアタッチメン
ト2の稼働条件に関するデフォルト値のデータに所定量
αをプラスすることによってデフォルト値のデータを修
正し、これを記憶して、ステップC150に進む。
【0114】そして、修正されたデフォルト値を表示装
置60のディスプレイ65に表示すべく、ステップC1
50で数値化情報としてのデフォルト値のデータをキャ
ラクタ表示のためにアスキーコードに変換した後、ステ
ップC160〜ステップC180の処理が行なわれる。
つまり、ステップC160で、データ開始コードが表示
装置60に出力され、ステップC170で、修正された
アタッチメント2の稼働条件に関するデフォルト値のデ
ータが表示装置60に出力され、さらに、ステップB8
0でデータ終了コードが表示装置60に出力される。な
お、表示装置60における処理については後述する。
【0115】一方、ステップC110で、+スイッチ6
9aからの信号がなかったと判断された場合は、ステッ
プC130に進み、−スイッチ69bからの信号がなか
ったか否かが判断される。この判断の結果、−スイッチ
69bからの信号があったと判断された場合は、ステッ
プC140に進み、上述のようにして選択されたアタッ
チメント2の稼働条件に関するデフォルト値のデータに
所定量αをマイナスすることによってデフォルト値のデ
ータを修正し、これを記憶して、ステップC150に進
む。
【0116】そして、修正されたデフォルト値を表示装
置60のディスプレイ65に表示すべく、ステップC1
50で数値化情報としてのデフォルト値のデータをキャ
ラクタ表示のためにアスキーコードに変換した後、ステ
ップC160〜ステップC180の処理が行なわれる。
つまり、ステップC160で、データ開始コードが表示
装置60に出力され、ステップC170で、修正された
アタッチメント2の稼働条件に関するデフォルト値のデ
ータが表示装置60に出力され、さらに、ステップB8
0でデータ終了コードが表示装置60に出力される。な
お、表示装置60における処理については後述する。
【0117】一方、ステップC130で、−スイッチ6
9bからの信号がなかったと判断された場合は、図6に
示すデフォルト値設定ルーチンへリターンする。次に、
このような標準設定値設定部としてのコントローラ12
との関係における表示装置60での処理について、図8
を参照しながら説明する。図8に示すように、まずステ
ップD10で、オペレータによって確認スイッチ66が
操作されて、確認スイッチ66がONになっているか否
かが判断され、確認スイッチ66がONになっている場
合は、ステップD20に進み、確認スイッチ66からの
信号をコントローラ12へ出力して、ステップD50へ
進む。一方、確認スイッチ66がONになっていない場
合は、そのままステップD50に進む。
【0118】そして、ステップD50で、修正スイッチ
67がONになっているか否かが判断される。この判断
の結果、修正スイッチ67がONになっている場合は、
ステップD60に進み、修正スイッチ67からの信号を
コントローラ12に出力して、ステップD70へ進む。
一方、修正スイッチ67がONになっていない場合は、
そのままステップD70に進む。
【0119】そして、ステップD70で、UPスイッチ
68aがONになっているか否かが判断される。この判
断の結果、UPスイッチ68aがONになっている場合
は、ステップD80に進み、UPスイッチ68aからの
信号をコントローラ12に出力して、ステップD90へ
進む。一方、UPスイッチ68aがONになっていない
場合は、そのままステップD90へ進む。
【0120】そして、ステップD90で、DOWNスイ
ッチ68bがONであるか否かが判断される。この判断
の結果、DOWNスイッチ68bがONである場合は、
ステップD100に進み、DOWNスイッチ68bから
の信号をコントローラ12に出力して、ステップD11
0へ進む。一方、DOWNスイッチ68bがONでない
場合は、そのままステップD110へ進む。
【0121】そして、ステップD110で、+スイッチ
69aがONであるか否かが判断される。この判断の結
果、+スイッチ69aがONである場合は、ステップD
120に進み、+スイッチ69aからの信号をコントロ
ーラ12に出力して、ステップD130へ進む。一方、
+スイッチ69aがONでない場合は、そのままステッ
プD130へ進む。
【0122】そして、ステップD130で、−スイッチ
69bがONであるか否かが判断される。この判断の結
果、−スイッチ69bがONである場合は、ステップD
140に進み、−スイッチ69bからの信号をコントロ
ーラ12に出力して、ステップD150へ進む。一方、
−スイッチ69bがONでない場合は、ステップD15
0に進む。
【0123】なお、各スイッチのON判定順序は、上記
以外の順序でも可能である。次に、ステップD150
で、データ開始コードが表示装置60のCPU61に入
力されたか否かが判断され、データ開始コードが表示装
置60のCPU61に入力されていないと判断された場
合はリターンする。一方、データ開始コードが表示装置
60のCPU61に入力されたと判断された場合は、ス
テップD160に進み、データ終了コードが表示装置6
0のCPU61に入力されたか否かが判断される。
【0124】この判断の結果、データ終了コードが表示
装置60のCPU61に入力されていないと判断された
場合は、ステップD170に進み、コントローラ12か
ら各種データ(例えば、アタッチメント2の種別に関す
るコードやアタッチメント2の稼働条件に関するデフォ
ルト値のデータ等)が入力され、ステップD180で、
入力された各種データが、一旦、表示装置60のRAM
64に記憶されて、再び、ステップD160に戻り、処
理が繰り返される。
【0125】一方、ステップD160で、データ終了コ
ードが表示装置60のCPU61に入力されたと判断さ
れた場合は、ステップD190に進み、表示装置60の
CPU61はRAM64に記憶されたデータを順に取り
出す。そして、ステップD210で、データをディスプ
レイ65に出力し、処理を終了する。本実施形態にかか
る建設機械の制御装置は、上述のようにしてアタッチメ
ント2の種別やアタッチメント2の稼働条件に関するデ
フォルト値が設定されるため、以下に示すような作用な
いし効果がある。
【0126】つまり、施工現場では、建設機械本体10
1にアタッチメント2を取り付ける際に、アタッチメン
ト(例えばブレーカ)2に設けられた箱23に装備され
た鍵型ICメモリホルダ30をアタッチメント2から取
り外す。次に、アタッチメント2から取り外した鍵型I
Cメモリホルダ30を、建設機械本体101側のコント
ローラ12に設けられたキーシリンダ型コネクト部27
に挿入すると、このキーシリンダ型コネクト部27を通
じて鍵型ICメモリホルダ30に保持されるICメモリ
31に記憶されたアタッチメント2の固有情報がコント
ローラ12側に取り出され、コントローラ12によっ
て、取り出されたアタッチメント2の固有情報を使用し
て、アタッチメント2の稼働条件が設定され、この設定
値に基づいて、油圧源を構成する油圧ポンプ5,6が制
御される。
【0127】このように、本実施形態では、アタッチメ
ント2に装備された鍵型ICメモリホルダ30を取り外
し、鍵型ICメモリホルダ30を建設機械本体101側
のキーシリンダ型コネクト部27に挿入するという簡単
な操作を行なうだけで、鍵型ICメモリホルダ30に保
持されるICメモリ31に記憶されたアタッチメント2
の固有情報が取り出され、このアタッチメント2の固有
情報に基づいてコントローラ12によって、アタッチメ
ント2が必要とする稼働条件が設定され、これにより、
エンジン7,油圧ポンプ5,6が制御される(制御ステ
ップ)。
【0128】この場合、表示装置60は種別表示モード
となり、コントローラ12で判別されたアタッチメント
2の種別が表示装置60のディスプレイ65にて表示さ
れる。一方、ICメモリ31に記憶されたアタッチメン
ト2の固有情報をコントローラ12側に取り出すことが
できず、コントローラ12でアタッチメント2の種別を
判別できなかった場合には、表示装置60は判別不能表
示モードとなり、表示装置60のディスプレイ65にて
判別不能表示が行なわれる(表示ステップ)。
【0129】このように、表示装置60のディスプレイ
65にて判別不能表示が行なわれた場合、オペレータが
修正スイッチ67,UPスイッチ68a,DOWNスイ
ッチ68b,+スイッチ69a,−スイッチ69bから
構成される標準設定値設定スイッチを操作することによ
って、コントロータ12で、取り付けられたアタッチメ
ント2に対応するデフォルト値(標準設定値)が設定さ
れる(標準設定値設定ステップ)。
【0130】そして、コントローラ12で、標準設定値
設定ステップで設定された標準設定値の情報に基づい
て、エンジン7,油圧ポンプ5,6が制御される(制御
ステップ)。ここで、図9は、コントローラ12が、ア
タッチメント2を作動させるために鍵型ICメモリホル
ダ30に保持されるICメモリ31から取り出された固
有情報(アクセル位置ACC1,ポンプ馬力PS1)又
は標準設定値設定部で設定された標準設定値の情報をそ
のまま利用する場合と、または例えばアタッチメント2
を対象物に押し付けるために、アタッチメント2以外の
他のアクチュエータをアタッチメント2と同時に作動さ
せる際に、アクセル位置ACC又はポンプ馬力PSを演
算処理する場合との動作を説明するためのフローチャー
トである。
【0131】ここでは、同時作動の場合、コントローラ
12はアタッチメント2のみを作動させる場合のアクセ
ル位置ACC1又はポンプ馬力PS1に、ブーム駆動用
油圧シリンダ107のコントロールバルブ4をパイロッ
ト操作するレバー操作器22のブーム下げ側への操作量
に係る関数f(BM)に一定のアクセル位置補正係数A
又はポンプ馬力補正係数Bを乗じて得た補正値A・f
(BM)又はB・f(BM)をそれぞれ加算して修正値
ACC又はPSを求め、これらを出力するようになって
いる。
【0132】次に、この図9に示されたコントローラ1
1の演算処理方法を図1(A)を参照しながら説明す
る。図9に示すように、鍵型ICメモリホルダ30に保
持されるICメモリ31に記憶されている固有情報(ア
クセル位置ACC1及びポンプ馬力PS1等)又は標準
設定値設定部で設定された標準設定値の情報がコントロ
ーラ12側に取り出されたときは(ステップS1でYE
S)、その固有情報又は標準設定値設定部で設定された
標準設定値の情報を記憶し(ステップS2)、ブーム駆
動用油圧シリンダ107が停止している場合(ステップ
S3でNO)は、そのアクセル位置ACC1およびポン
プ馬力PS1がコントローラ12より出力される。
【0133】これを、図1(A)に基づいて説明する
と、アタッチメント2の操作は、ペダル式操作器21に
より行なわれ、このペダル式操作器21を踏込むことに
より、パイロット油路29a,29bを介して、踏込操
作量に対応したパイロット油圧が出力され、これにより
コントロールバルブ3がパイロット操作され、ポンプ
5,6の吐出圧油がその操作量に応じてアタチメント2
に供給される。
【0134】このとき、ペダル式操作器21のパイロッ
ト油路29a,29bから圧力スイッチ24,25によ
り検出された操作有り信号がコントローラ12に入力さ
れ、コントローラ12はペダル式操作器21が操作され
たことを検知し、アタッチメント2が必要とする稼働条
件として予め選択された設定値(例えば、ACC1,P
S1)が出力される。
【0135】コントローラ12により出力されたアクセ
ル信号は、アクセルアクチュエータ8に入力され、エン
ジン7のアクセル位置が制御される。一方、コントロー
ラ12により出力されたポンプ駆動信号は、電磁比例弁
13,14に入力されて油圧力に変換されてポンプレギ
ュレータ9,10に入力され、油圧ポンプ5,6の馬力
が制御される。
【0136】次に、アタッチメント2と同時に、他のア
クチュエータ、ここではブームシリンダ107を同時操
作する場合を説明する。アタッチメント2を使用すると
き、ブーム105を下方に動かし、アタッチメント(こ
こでは、ブレーカ)2を対象物に押付けながら作業する
と効率的であり、このような作業の要求が高い。
【0137】このような場合、ブーム駆動用油圧シリン
ダ107を駆動する手動レバー式操作器22のブーム下
げ側パイロット油路29dに設置した圧力センサ26か
らの信号がコントローラ12に入力される。レバー式操
作器22のパイロット油路29dはコントロールバルブ
4に接続され、このコントロールバルブ4を駆動し、そ
の操作量に応じて油圧ポンプ5,6の吐出圧油をブーム
駆動用油圧シリンダ107に供給する。
【0138】そして、ブーム駆動用油圧シリンダ107
を収縮動作(ブーム105を下げ動作)させたとき、圧
力センサ26の信号に応じたブーム駆動用油圧シリンダ
107の駆動速度が得られるようにポンプ吐出流量を増
加させる。すなわち、図9に示すように、アタッチメン
ト2と同時にブーム駆動用油圧シリンダ107を操作し
たときは(ステップS3でYES)、ステップS2で選
択されたアクセル位置ACC1にアクセル位置増加分の
A・f(BM)を加算することにより、修正されたアク
セル位置ACCを算出するとともに、ステップS2で選
択されたポンプ馬力PS1にポンプ馬力増加分のB・f
(BM)を加算することにより、修正されたポンプ馬力
PSを算出する(ステップS4)。なお、AおよびBは
増加係数、f(BM)はレバー式操作器22の操作量の
関数である。
【0139】このように補正演算して求めた修正値(A
CC,PS)をコントローラ12から出力することで、
ポンプ吐出流量は増加し、アタッチメント2とブーム駆
動用油圧シリンダ107との同時操作に対応できる。し
たがって、本実施形態にかかる建設機械の制御装置及び
制御方法によれば、建設機械本体101に取り付けたア
タッチメント2の固有情報をコントローラ12に入力で
きず、コントローラ12でアタッチメント2の種別を判
別できなかった場合は表示装置60のディスプレイ65
で判別不能表示が行なわれるが、この場合であっても、
標準設定値設定部として機能するコントローラ12によ
って、取り付けたアタッチメント2に適した稼働条件に
関するデフォルト値が簡単な操作で、かつ確実に設定で
きるという利点がある。
【0140】これにより、このデフォルト値の情報に基
づいて油圧ポンプ5,6を制御でき、アタッチメント2
を適切な稼働条件で稼働することができることになる。
また、正しいアタッチメント2の稼働条件が設定された
ことを確認スイッチ66の操作により確認でき、この確
認スイッチ66によるスイッチ操作をコントローラ12
が確認してから油圧ポンプ5,6の制御を開始すること
から、コントローラ12が断線等によってアタッチメン
ト2の種別を誤って判別した場合であっても不適切な油
圧ポンプ5,6の制御が行なわれるのを防止することが
できるという利点もある。
【0141】さらに、デフォルト値の変更手段を構成す
る修正スイッチ67,UPスイッチ68a,DOWNス
イッチ68b,+スイッチ69a,−スイッチ69bに
よって、デフォルト値を変更することができるため、建
設機械本体101に取り付けられたアタッチメント2に
より適した稼働条件を設定することができるという利点
もある。
【0142】また、デフォルト値が優先順位に従って選
択されるため、オペレータによるデフォルト値の設定を
円滑に行なうことができるという利点もある。また、ア
タッチメント2に装備された鍵型ICメモリホルダ30
を取り外し、この鍵型ICメモリホルダ30を建設機械
本体101側のキーシリンダ型コネクト部27に挿入す
るという簡単な操作を行なうだけで、鍵型ICメモリホ
ルダ30のICメモリ31に記憶されたアタッチメント
2の固有情報を取り出すことができるため、アタッチメ
ント2が必要とする稼働条件にかかる固有情報を、容易
に、かつ対応関係を誤ることなく、確実にコントローラ
12に入力することができるという利点もある。
【0143】なお、上述の第1実施形態にかかる建設機
械の制御装置及び制御方法では、ICメモリを保持する
ものを鍵型ICメモリホルダとしているが、これに限ら
れるものではなく、カード型ICメモリホルダであって
も良い。この場合、当然のことながら建設機械本体10
1側のコネクト部は、カード型ICメモリホルダを挿入
できるように構成する必要がある。 (B)第2実施形態の説明 次に、第2実施形態にかかる建設機械の制御装置及び制
御方法について、図10及び図11を参照しながら説明
する。なお、図10及び図11中、図1及び図2と同じ
符号は同様の部材である。
【0144】本実施形態にかかる建設機械の制御装置及
び制御方法は、図10に示すように、第1実施形態のも
のと固有情報記憶部材が異なる。つまり、本実施形態に
かかるアタッチメント2には、固有情報記憶部材として
の雄又は雌型のコネクタ50Aが着脱自在に装備されて
いる。つまり、アタッチメント2には雌又は雄型のコネ
クタ50B′が設けられていて、このコネクタ50B′
にコネクタ50Aが着脱自在に設けられている。
【0145】なお、このコネクタ50B′には、コネク
タ50Aと接合した状態でこれらの部材をカバーできる
ようカバー部材51が設けられている。また、コネクタ
50Aには、複数本のビット端子50aが備えられてお
り、これらの複数本のビット端子50aを接地するかし
ないかによって、各アタッチメント2に固有のビットパ
ターンが設定されるようになっている。
【0146】このように、複数本のビット端子50aの
接地の有無(1,0)によって設定される各アタッチメ
ント2に固有のビットパターンに基づいて、アタッチメ
ント2が必要とする固有の稼働条件が設定されるため、
これらの複数本のビット端子50aとコネクタ50Aと
によって固有情報記憶手段が構成される。以下、これら
の複数本のビット端子50aを備えるコネクタ50A
を、単にコネクタ50Aという。
【0147】なお、図4中では、ビット端子50aは4
本のみ示しているが、このビット端子50aの本数は取
り付けうるアタッチメント2の総数の情報を十分に満た
す本数に設定される。一方、建設機械本体101側のコ
ントローラ12には、コネクタ50Aをコントローラ1
2に接続するハーネス50b付きの雌又は雄型のコネク
タ(コネクト部)50Bが設けられている。
【0148】そして、このハーネス50b付きコネクタ
50Bに、コネクタ50Aが接続されると、コネクタ5
0Aの複数本のビット端子50aの接地の有無(1,
0)によって、アタッチメント2毎に固有のビットパタ
ーンが設定されるようになっている。このようにして設
定されたビットパターンに基づいて、コントローラ12
によって、アタッチメント2の種別などが判別され、各
アタッチメント2毎にコントローラ12に記憶されてい
る圧力、流量などの設定値の中から使用するアタッチメ
ント2に応じた圧力,流量などの設定値が選択されてア
タッチメント2が必要とする固有の稼働条件(供給油圧
力や流量など)が設定されて油圧ポンプ5,6が制御さ
れるようになっている。
【0149】また、本実施形態のコントローラ12に
は、上述の第1実施形態と同様に、表示装置60で判別
不能表示が行なわれた場合に、アタッチメント2の種別
及びアタッチメント2の稼働条件に関する標準設定値
(デフォルト値)を設定する機能(デフォルト値設定
部,標準設定値設定部)も備えられている。そして、コ
ントローラ12が、表示装置60で判別不能表示が行な
われた場合に、このデフォルト値設定部で設定されたデ
フォルト値の情報に基づいて、油圧ポンプ(油圧源)
5,6を制御するようになっている。
【0150】なお、その他の構成は、上述の第1実施形
態のものと同様であるため、ここではその説明を省略す
る。本実施形態にかかる建設機械の制御装置は、上述の
ように構成されるため、以下のような作用ないし効果が
ある。つまり、施工現場では、建設機械本体101にア
タッチメント2を取り付ける際に、アタッチメント(例
えばブレーカ)2側のコネクタ50B′に接合されてい
るコネクタ50Aをアタッチメント2から取り外す。
【0151】次に、アタッチメント2側から取り外した
コネクタ50Aを、建設機械本体101側のコントロー
ラ12に設けられたハーネス50b付きコネクタ50B
に接続すると、複数本のビット端子50aの接地の有無
(1,0)によって、アタッチメント2毎に固有情報と
してのビットパターンが設定される。そして、コントロ
ーラ12によってビットパターンに基づいて設定値(エ
ンジンのアクセル位置やポンプ設定馬力)が選択され
て、アタッチメント2の必要とする稼働条件が設定され
る。
【0152】一方、建設機械本体101に取り付けたア
タッチメント2の固有情報をコントローラ12に入力で
きず、コントローラ12でアタッチメント2の種別を判
別できなかった場合は、表示装置60のディスプレイ6
5で判別不能表示が行なわれるが、この場合であって
も、上述の第1実施形態で詳細に説明したものと同様の
要領で、標準設定値設定部として機能するコントローラ
12によって、アタッチメント2の種別及びアタッチメ
ント2の稼働条件に関する標準設定値(デフォルト値)
が設定される。
【0153】したがって、上述の第1実施形態と同様
に、取り付けたアタッチメント2に適した稼働条件に関
するデフォルト値を簡単な操作で、かつ確実に設定でき
るという利点がある。これにより、このデフォルト値の
情報に基づいてエンジン7,油圧ポンプ5,6を制御で
き、アタッチメント2を適切な稼働条件で稼働すること
ができることになる。
【0154】また、アタッチメント2に装備されたコネ
クタ50Aを取り外し、このコネクタ50Aを建設機械
本体101側のハーネス50b付きコネクタ50Bに接
続するという簡単な操作を行なうだけで、複数本のビッ
ト端子50aの接地の有無(1,0)によって、アタッ
チメント2毎に固有情報としてのビットパターンが設定
され、このビットパターンに基づいてアタッチメント2
の種別などが判別され、使用するアタッチメント2が必
要とする稼働条件が設定されるため、上述の第1実施形
態の場合と同様に、アタッチメント2が必要とする稼働
条件を、容易に、かつ対応関係を誤ることなく、確実に
コントローラ12に設定することができるという利点も
ある。
【0155】なお、上述の第1及び第2実施形態におい
て、固有情報記憶部材としての鍵型ICメモリホルダや
カード型ICメモリホルダあるいは複数本のビット端子
50aを備えるコネクタ50Aは、いずれもアタッチメ
ント2に対し着脱自在であり、これらを紛失するおそれ
があるので、何れの場合も同型の予備の鍵型ICメモリ
ホルダやカード型ICメモリホルダあるいは複数本のビ
ット端子50aを備えるコネクタ50Aを別の保管場所
に保管しておいて、アタッチメント2側のICメモリホ
ルダやコネクタを紛失した場合は予備用のものを使用す
るようにしても良い。 (C)第3実施形態の説明 次に、第3実施形態にかかる建設機械の制御装置及び制
御方法について、図12及び図13を参照しながら説明
する。なお、図12及び図13中、図1及び図2と同じ
符号は同様の部材である。
【0156】本実施形態にかかる建設機械の制御装置及
び制御方法は、図12に示すように、第1実施形態のも
のと固有情報記憶部材が異なる。つまり、本実施形態に
かかるアタッチメント2には、固有情報記憶部材として
のバーコード70が装備されている。このバーコード7
0には、アタッチメント2が必要とする稼働条件を設定
するための固有情報が二値化情報として記憶されてい
る。つまり、バーコード70は、通常、複数の黒色のバ
ー(以下、黒バーという)及び白色のバー(以下、白バ
ーという)を交互に配置してなるもので、各黒バー及び
各白バーの幅に基づいて所定のデータを表すようになっ
ている。
【0157】一方、本建設機械1には、その運転操作室
103内に、バーコード読み取り器としてのバーコード
リーダ71が備えられており、このバーコードリーダ7
1によって、マニュアル操作によりアタッチメント2に
装備されるバーコード70の二値化情報を読み取ること
ができるようになっている。このバーコードリーダ71
は、バーコード70に走査光を照射して、バーコード7
0で反射してきた二値化情報を有する光を受信すること
により、バーコード70の二値化情報を読み取り、この
二値化情報をコントローラ12に無線で送信するもので
ある。
【0158】このバーコードリーダ71のハードウエア
構成は、例えば、図13に示すように、光学系72と、
A/D変換部76と、トランスミッタレシーバ77とを
備えたものとなっている。光学系72は、バーコード7
0に対してレーザビームL2を照射するとともにバーコ
ード70から反射されてきたレーザビームL2の反射光
R1を受光するものであり、この光学系72は、レーザ
発光部73,走査機構74及び光電変換部75から構成
されている。
【0159】ここで、レーザ発光部73は、レーザビー
ムL1を発光する半導体レーザを有して構成されるもの
である。また、走査機構74は、例えばモータにより回
転駆動されるポリゴンミラーから構成されるもので、レ
ーザ発光部73からのレーザビームL1を反射すること
により、このレーザビームL1を、レーザビームL2と
してバーコード70をなす複数の黒バー及び白バーへ向
けて照射し、バーコード70の黒バー,白バーと交差す
る方向に一定の速度で移動,走査させる機能を有してい
る。
【0160】この走査機構74は、バーコード70から
のレーザビームL2の反射光R1を反射することによ
り、レーザビームL2の走査に伴って移動する反射光R
1を反射光R2として光電変換部75へ入射させる機能
も有している。さらに、光電変換部75は、例えばフォ
トダイオード等の光電変換素子を有して構成されるもの
で、走査機構74を介して受光した反射光R2(光入力
信号)をその光量に応じた電気信号(アナログ値)に変
換して出力するものである。
【0161】A/D変換部76は、光電変換部75から
の電気信号をディジタル化するものであり、このA/D
変換部76は、光電変換部75からの電気信号をディジ
タル化することにより、バーコード70をなす各黒バー
の部分に対応する黒レベル信号と、バーコード70をな
す各白バーの部分に対応する白レベル信号との二値化信
号に変換するものである。
【0162】この二値化信号としては、通常、各白バー
の部分からの反射光R2の光量の方が各黒バー部分から
の反射光R2の光量よりも大きくなるため、白レベル信
号をHighレベルとし、黒レベル信号をLowレベル
信号として信号が得られる。トランスミッタレシーバ7
7は、コントローラ12側のトランスミッタレシーバ7
8との間で無線で送受信を行なうための伝送手段として
の無線送受信器である。なお、このトランスミッタレシ
ーバ77には送受信アンテナ71aが備えられている。
【0163】このように構成されるバーコードリーダ7
1との間で送受信を行なって、バーコードリーダ71に
よって読み取られるバーコード70の二値化信号から所
定データを抽出・復調し、アタッチメント2の種別など
を自動的に判別し、アタッチメント2が必要とする稼働
条件(供給油圧力や流量)を設定できるように、コント
ローラ12は、図13に示すようなハードウエア構成に
なっている。
【0164】つまり、本コントローラ12は、CPU4
0と、バーコードリーダ71のトランスミッタ・レシー
バ77との間で無線により送受信を行なうための伝送手
段としてのトランスミッタ・レシーバ78および送受信
アンテナ12aと、トランスミッタ・レシーバ78に接
続されたI/O41と、バー幅カウンタ79と、クロッ
クジェネレータ79aと、処理プログラムを格納したR
OM42と、バーコード70から得られた個々のアタッ
チメント2に固有な種別、定格流量および圧力などの情
報(固有情報という)を格納するRAM43と、油圧源
のポンプレギュレータ9,10を電磁比例弁13,14
を介し駆動してポンプ設定馬力を制御するポンプ用ドラ
イバ44と、油圧源のアクセルアクチュエータ8を駆動
してエンジン7の回転数を制御するエンジン用ドライバ
45とを備えたものとなっている。なお、このコントロ
ーラ12には、コントローラ12を作動するパワーユニ
ット46も備えられている。
【0165】このうち、バー幅カウンタ79は、クロッ
クジェネレータ79aからのクロック信号をカウントす
るものである。このバー幅カウンタ79は、バーコード
70の二値化信号の黒レベル信号部分及び白レベル信号
部分の時間幅、即ち、実際のバーコード70の各黒バー
及び各白バーの幅に対応する値をクロック信号のカウン
ト値として出力するものである。このため、バー幅カウ
ンタ79には、送受信アンテナ12a及びトランスミッ
タレシーバ78を介して受信されたバーコード70の二
値化信号がI/O41及びバスラインを介して入力され
るようになっている。
【0166】このバー幅カウンタ79によるバー幅カウ
ント値は、RAM43に格納されるようになっている。
そして、CPU40が、RAM43に格納されたバー幅
カウント値(各黒バー及び各白バーの幅に対応する値)
に基づいて、バーコード70のもつアタッチメント2の
固有情報を抽出・復調するようになっている。また、C
PU40は、バスラインを介して、ROM42,RAM
43との間でデータの授受を行ない、抽出・復調された
アタッチメント2の固有情報に基づいて、アタッチメン
ト2の種別などを判別し、使用するアタッチメント2が
必要とする稼働条件(供給油圧力や流量)を設定するよ
うになっている。
【0167】また、本実施形態のコントローラ12に
は、上述の第1実施形態と同様に、表示装置60で判別
不能表示が行なわれた場合に、アタッチメント2の種別
及びアタッチメント2の稼働条件に関する標準設定値
(デフォルト値)を設定する機能(デフォルト値設定
部,標準設定値設定部)が備えられている。そして、コ
ントローラ12が、表示装置60で判別不能表示が行な
われた場合に、このデフォルト値設定部で設定されたデ
フォルト値の情報に基づいて、エンジン7,油圧ポンプ
(油圧源)5,6を制御するようになっている。
【0168】なお、その他の構成については、上述の第
1実施形態のものと同様であるため、ここではその説明
を省略する。本実施形態にかかる建設機械の制御装置
は、上述のように構成されるため、以下のような作用な
いし効果がある。つまり、施工現場では、建設機械本体
101にアタッチメント2を取り付ける際に、バーコー
ドリーダ30を用いて、アタッチメント(例えばブレー
カ)2に装備されたバーコード23に走査光を照射し
て、バーコード23で反射してきた二値化情報を有する
光を受信することにより、バーコード23の二値化情報
が読み取られる。
【0169】このようにしてバーコードリーダ30によ
って読み取られたバーコード23の二値化情報は、コン
トローラ12に無線によって送られ、コントローラ12
では、この二値化情報としてのアタッチメントの固有情
報に基づいて、アタッチメント2が必要とする稼働条件
が設定値(エンジンのアクセル位置やポンプ設定馬力)
を選択することによって設定され、この設定値に基づい
て、エンジン7や油圧源を構成する油圧ポンプ5,6が
制御される。
【0170】このように、本実施形態では、バーコード
リーダ3によってアタッチメント2に装備されたバーコ
ード23に二値化情報として記憶されたアタッチメント
2の固有情報を読み取るという簡単な操作を行なうだけ
で、コントローラ12にアタッチメントが必要とする稼
働条件が設定される。そして、建設機械本体101に取
り付けたアタッチメント2の固有情報をコントローラ1
2に入力できず、コントローラ12でアタッチメント2
の種別を判別できなかった場合は、表示装置60のディ
スプレイ65で判別不能表示が行なわれるが、この場合
であっても、上述の第1実施形態で詳細に説明したもの
と同様の要領で、標準設定値設定部として機能するコン
トローラ12によって、アタッチメント2の種別及びア
タッチメント2の稼働条件に関する標準設定値(デフォ
ルト値)が設定される。
【0171】したがって、上述の第1実施形態と同様
に、取り付けたアタッチメント2に適した稼働条件に関
するデフォルト値を簡単な操作で、かつ確実に設定でき
るという利点がある。これにより、このデフォルト値の
情報に基づいてエンジン7,油圧ポンプ5,6を制御で
き、アタッチメント2を適切な稼働条件で稼働すること
ができることになる。
【0172】また、アタッチメント2に装備されたバー
コード23の二値化情報をバーコードリーダ30により
読み取るという簡単な操作を行なうだけで、固有情報記
憶部材に記憶された作業用アタッチメントの固有情報を
取り出すことができるため、アタッチメント2が必要と
する稼働条件にかかる固有情報を、容易に、かつ対応関
係を誤ることなく、確実にコントローラ12に入力する
ことができるという利点もある。
【0173】なお、本実施形態の建設機械の制御装置及
び制御方法では、バーコードリーダ30を運転操作室1
03内に備えておき、マニュアル操作でバーコード23
の情報を読み取り、バーコードリーダ30とコントロー
ラ12との間の送受信を無線により行なうようにしてい
るが、有線によってバーコードリーダ30とコントロー
ラ12との間の送受信を行なっても良く、また、防塵,
防水を確実に行なえるのであれば、バーコードリーダ3
0をアタッチメント2内に備えておき、バーコードリー
ダ30とコントローラ12との間の送受信を有線又は無
線により行なうようにしても良い。
【0174】また、本実施形態の建設機械の制御装置及
び制御方法では、コントローラ12にバー幅カウンタ4
3,クロック44を備えさせ、CPU40によってバー
コード23の二値化情報を抽出・復調するようにしてい
るが、バーコードレシーバ30をCPU,バー幅カウン
タ,クロックを備えるものとして構成し、バーコードレ
シーバ30側でバーコード23の二値化情報を抽出・復
調するようにしても良い。
【0175】また、本実施形態の建設機械の制御装置及
び制御方法では、バーコードレシーバ30からコントロ
ーラ12にバーコード23の二値化情報を送信する前
に、A/D変換部35によって、光学系31からの電気
信号をディジタル化した後に、ディジタルで送信するよ
うにしているが、バーコードレシーバ30からコントロ
ーラ12へはアナログで送信し、コントローラ12側で
ディジタル化しても良い。 (D)第4実施形態の説明 次に、第4実施形態にかかる建設機械の制御装置及び制
御方法について、図14及び図15を参照しながら説明
する。なお、図14及び図15中、図1及び図2と同じ
符号は同様の部材である。
【0176】本実施形態にかかる建設機械の制御装置及
び制御方法は、図14及び図15に示すように、第1実
施形態のものと固有情報記憶部材が異なる。つまり、本
実施形態では、アタッチメント2に固有情報記憶部材と
して発信器80が装備されている。この発信器80のハ
ードウエア構成は、図15に示すように、アタッチメン
ト2の固有情報を記憶するデータ記憶装置としてのRO
M82と、このROM82からの固有情報の取出処理な
どを行なうCPU81と、建設機械本体101側のコン
トローラ12からCPU81への取出命令信号を有線で
受信するとともに、CPU81によってROM82から
取り出された固有情報を建設機械本体101側のコント
ローラ12へ有線で送信する伝送手段としてのデータ通
信インタフェース(以下、COMという)83と、建設
機械本体101側のコントローラ12のパワーユニット
46から電力供給を受けるパワーユニット84とを備え
たものとなっている。
【0177】一方、建設機械本体101のコントローラ
12は、アタッチメント2の発信器80とシリアル通信
を行なうための伝送手段としてのCOM85を備えて構
成される。なお、その他の構成については、上述の第1
実施形態のものと同様である。そして、建設機械本体1
01にアタッチメント2を取り付けたときに、建設機械
本体101のコントローラ12のパワーユニット46と
アタッチメント2の発信器80のパワーユニット84と
が電源ケーブル89及びコネクタ88a,88bにより
接続されるとともに、コントローラ12のCOM85と
発信器80のCOM83とが通信ケーブル87及びコネ
クタ86a,86bからなる有線接続手段により接続さ
れるようになっている。
【0178】また、本実施形態のコントローラ12に
は、上述の第1実施形態と同様に、表示装置60で判別
不能表示が行なわれた場合に、アタッチメント2の種別
及びアタッチメント2の稼働条件に関する標準設定値
(デフォルト値)を設定する機能(デフォルト値設定
部,標準設定値設定部)が備えられている。そして、コ
ントローラ12が、表示装置60で判別不能表示が行な
われた場合には、このデフォルト値設定部で設定された
デフォルト値の情報に基づいて、エンジン7や油圧ポン
プ(油圧源)5,6を制御するようになっている。
【0179】なお、その他の構成については、上述の第
1実施形態のものと同様であるため、ここではその説明
を省略する。本実施形態にかかる建設機械の制御装置
は、上述のように構成されるため、以下のような作用な
いし効果がある。つまり、施工現場では、建設機械本体
101にアタッチメント2を取り付ける際に、発信器8
0が電源ケーブル89及び通信ケーブル87を介して建
設機械本体101のコントローラ12に接続され、これ
により、コントローラ12のパワーユニット46からア
タッチメント2の発信器80のパワーユニット84に電
源が供給されて、発信器80が作動状態となる。
【0180】そして、コントローラ12は、ROM42
に入っている命令をCPU40で逐次処理していくプロ
グラム処理により、発信器80へのデータ取出命令をC
OM85より出力する。一方、発信器80は、その命令
をCOM83で読取ってCPU81に送り、ROM82
に記憶されているデータ(アタッチメント2の固有情
報)を逐次CPU81のプログラム処理により取出し
て、COM83よりコントローラ12のCOM85に伝
送する。
【0181】なお、この際、1本の通信ケーブル87に
より双方向のシリアル通信が行なわれ、コントローラ1
2から発信器80へのデータ取出命令の伝送と、発信器
80からコントローラ12への固有情報の伝送とが有線
にて行なわれる。そして、伝送されたアタッチメント2
の固有情報に関するデータは、コントローラ12のCP
U40のプログラム処理によりコントローラ12のRA
M43に格納される。
【0182】一方、建設機械本体101に取り付けたア
タッチメント2の固有情報をコントローラ12に入力で
きず、コントローラ12でアタッチメント2の種別を判
別できなかった場合は、表示装置60のディスプレイ6
5で判別不能表示が行なわれるが、この場合であって
も、上述の第1実施形態で詳細に説明したものと同様の
要領で、標準設定値設定部として機能するコントローラ
12によって、アタッチメント2の種別及びアタッチメ
ント2の稼働条件に関する標準設定値(デフォルト値)
が設定される。
【0183】したがって、上述の第1実施形態と同様
に、取り付けたアタッチメント2に適した稼働条件に関
するデフォルト値を簡単な操作で、かつ確実に設定でき
るという利点がある。これにより、このデフォルト値の
情報に基づいてエンジン7,油圧ポンプ5,6を制御で
き、アタッチメント2を適切な稼働条件で稼働すること
ができることになる。
【0184】(D1)第4実施形態の第1変形例 次に、第4実施形態の第1変形例について、図16を参
照しながら説明する。なお、図16中、図15と同じ符
号は同様の部材である。本第1変形例にかかる建設機械
の制御装置及び制御方法は、図16に示すように、上述
の第4実施形態のものと発信器の構成が異なる。
【0185】つまり、本第1変形例では、アタッチメン
ト2に固有情報記憶部材として発信器80がデータの送
受信を無線で行なうものとして構成されている。この発
信器80のハードウエア構成は、図16に示すように、
アタッチメント2の固有情報を記憶するデータ記憶装置
としてのROM92と、このROM92からの固有情報
の取出処理などを行なうCPU91と、建設機械本体1
01側のコントローラ12との間で無線でデータ通信を
行なうための伝送手段としてのトランスミッタレシーバ
94及び送受信アンテナ94aと、トランスミッタ・レ
シーバ94に接続されたI/O93と、建設機械本体1
01側のコントローラ12のパワーユニット46から電
力供給を受けるパワーユニット96とを備えたものとな
っている。
【0186】一方、建設機械本体101のコントローラ
12は、アタッチメント2の発信器80との間で無線で
データ通信を行なうための伝送手段としてのトランスミ
ッタレシーバ95及び送受信アンテナ95aを備えて構
成される。なお、その他の構成については、上述の第4
実施形態のものと同様である。そして、建設機械本体1
01にアタッチメント2を取り付けたときに、建設機械
本体101のコントローラ12のパワーユニット46と
アタッチメント2の発信器80のパワーユニット96と
が電源ケーブル89及びコネクタ88a,88bにより
接続されるようになっている。
【0187】また、本実施形態のコントローラ12に
は、上述の第4実施形態と同様に、表示装置60で判別
不能表示が行なわれた場合に、アタッチメント2の種別
及びアタッチメント2の稼働条件に関する標準設定値
(デフォルト値)を設定する機能(デフォルト値設定
部,標準設定値設定部)が備えられている。そして、コ
ントローラ12が、表示装置60で判別不能表示が行な
われた場合には、このデフォルト値設定部で設定された
デフォルト値の情報に基づいて、油圧ポンプ(油圧源)
5,6を制御するようになっている。
【0188】なお、その他の構成については、上述の第
4実施形態のものと同様であるため、ここではその説明
を省略する。本第1変形例にかかる建設機械の制御装置
は、上述のように構成されるため、以下のような作用な
いし効果がある。つまり、施工現場では、建設機械本体
101にアタッチメント2を取り付ける際に、発信器8
0が電源ケーブル89を介して建設機械本体101のコ
ントローラ12に接続され、これにより、コントローラ
12のパワーユニット46からアタッチメント2の発信
器80のパワーユニット96に電源が供給されて、発信
器80が作動状態となる。
【0189】そして、コントローラ12は、ROM42
に入っている命令をCPU40で逐次処理していくプロ
グラム処理により、トランスミッタレシーバ95及び送
受信アンテナ95aを介して発信器80へデータ取出命
令を無線で伝送する。一方、発信器80では、その命令
を送受信アンテナ94a及びトランスミッタレシーバ9
4を介して受信して、これをCPU91に送り、ROM
92に記憶されているデータ(アタッチメント2の固有
情報)を逐次CPU91のプログラム処理により取出し
て、トランスミッタレシーバ94及び送受信アンテナ9
4aを介してコントローラ12へ無線で伝送する。
【0190】そして、伝送されたアタッチメント2の固
有情報に関するデータは、コントローラ12のCPU4
0のプログラム処理によりコントローラ12のRAM4
3に格納される。一方、建設機械本体101に取り付け
たアタッチメント2の固有情報をコントローラ12に入
力できず、コントローラ12でアタッチメント2の種別
を判別できなかった場合は、表示装置60のディスプレ
イ65で判別不能表示が行なわれるが、この場合であっ
ても、上述の第1実施形態で詳細に説明したものと同様
の要領で、標準設定値設定部として機能するコントロー
ラ12によって、アタッチメント2の種別及びアタッチ
メント2の稼働条件に関する標準設定値(デフォルト
値)が設定される。
【0191】したがって、上述の第1実施形態と同様
に、取り付けたアタッチメント2に適した稼働条件に関
するデフォルト値を簡単な操作で、かつ確実に設定でき
るという利点がある。これにより、このデフォルト値の
情報に基づいてエンジン7や油圧ポンプ5,6を制御で
き、アタッチメント2を適切な稼働条件で稼働すること
ができることになる。 (D2)第4実施形態の第2変形例 次に、第4実施形態の第2変形例について、図17を参
照しながら説明する。なお、図17中、図15と同じ符
号は同様の部材である。
【0192】本第2変形例にかかる建設機械の制御装置
及び制御方法は、図17に示すように、第4実施形態の
ものと発信器の構成が異なる。つまり、本実施形態で
は、発信器80のハードウエア構成は、図17に示すよ
うに、アタッチメント2の固有情報を記憶するデータ記
憶装置としてのROM97と、建設機械本体101のコ
ントローラ12からのクロックパルス信号を受信する伝
送手段としてのバッファ98と、ROM97内の固有情
報をコントローラ12へ送信する伝送手段としてのバッ
ファ99と、建設機械本体101側のコントローラ12
のパワーユニット46から電力供給を受けるパワーユニ
ット96aとを備えたものとなっている。
【0193】なお、図17では、固有情報を伝送する回
路を1回路しか表示していないが、この固有情報を伝送
する回路は情報量に応じて必要な数だけ設ければ良い。
一方、建設機械本体101のコントローラ12は、アタ
ッチメント2の発信器80にクロックパルス信号を発信
するための伝送手段としてのバッファ98aと、発信器
80から送信された固有情報を受信するための伝送手段
としてのバッファ99bとを備えて構成される。なお、
その他の構成については、上述の第4実施形態のものと
同様である。
【0194】そして、建設機械本体101にアタッチメ
ント2を取り付けたときに、建設機械本体101のコン
トローラ12のバッファ98a,99aと、アタッチメ
ント2側の発信器80のバッファ98,99とを通信ケ
ーブル87及びコネクタ86a,86bにより接続する
とともに、建設機械本体101のコントローラ12のパ
ワーユニット46とアタッチメント2の発信器80のパ
ワーユニット96aとが電源ケーブル89及びコネクタ
88a,88bにより接続されるようになっている。
【0195】また、本実施形態のコントローラ12に
は、上述の第4実施形態と同様に、表示装置60で判別
不能表示が行なわれた場合に、アタッチメント2の種別
及びアタッチメント2の稼働条件に関する標準設定値
(デフォルト値)を設定する機能(デフォルト値設定
部,標準設定値設定部)が備えられている。そして、コ
ントローラ12が、表示装置60で判別不能表示が行な
われた場合には、このデフォルト値設定部で設定された
デフォルト値の情報に基づいて、油圧ポンプ(油圧源)
5,6を制御するようになっている。
【0196】なお、その他の構成については、上述の第
4実施形態のものと同様であるため、ここではその説明
を省略する。本第2変形例にかかる建設機械の制御装置
は、上述のように構成されるため、以下のような作用な
いし効果がある。つまり、施工現場では、建設機械本体
101にアタッチメント2を取り付ける際に、発信器8
0が電源ケーブル89を介して建設機械本体101のコ
ントローラ12に接続され、これにより、コントローラ
12のパワーユニット46からアタッチメント2の発信
器80のパワーユニット96aに電源が供給されて、発
信器80が作動状態となる。
【0197】そして、コントローラ12のバッファ98
aから発信器80のバッファ98にクロックパルス信号
が発信され、このクロックパルス信号が発信されるたび
に、発信器80内のROM97から一対のデータ(アタ
ッチメントの固有情報)が取り出されて、バッファ99
及びバッファ99aを介してコントローラ12へ入力さ
れる。
【0198】このようなデータの取り出しを繰り返すこ
とによって、全てのデータがコントローラ12に取り込
まれて、そのRAM43に格納される。一方、建設機械
本体101に取り付けたアタッチメント2の固有情報を
コントローラ12に入力できず、コントローラ12でア
タッチメント2の種別を判別できなかった場合は、表示
装置60のディスプレイ65で判別不能表示が行なわれ
るが、この場合であっても、上述の第1実施形態で詳細
に説明したものと同様の要領で、標準設定値設定部とし
て機能するコントローラ12によって、アタッチメント
2の種別及びアタッチメント2の稼働条件に関する標準
設定値(デフォルト値)が設定される。
【0199】したがって、上述の第1実施形態と同様
に、取り付けたアタッチメント2に適した稼働条件に関
するデフォルト値を簡単な操作で、かつ確実に設定でき
るという利点がある。これにより、このデフォルト値の
情報に基づいてエンジン7や油圧ポンプ5,6を制御で
き、アタッチメント2を適切な稼働条件で稼働すること
ができることになる。 (E)その他 なお、上述の各実施形態にかかる建設機械の制御装置及
び制御方法では、表示装置60をCPU61,ROM6
3,RAM64等を備えるものとして構成しているが、
これに限られるものではなく、これらのものが有する機
能を全てコントローラ12のCPU40,ROM42,
RAM43等に備えさせても良い。
【0200】また、上述の各実施形態では、制御部とし
てのコントローラ12にアタッチメント2の稼働条件に
関するデフォルト値を設定する機能(標準設定値設定
部)を備えさせているが、これに限られるものではな
く、例えば標準設定値設定部を表示装置60側の機能と
して備えさせても良い。また、上述の各実施形態では、
各アタッチメント2が必要とする稼働条件に関する複数
のデフォルト値は、予めコントローラ12のROM42
に備えさせているが、これに限られるものではなく、例
えば各アタッチメント2毎の稼働条件に関する複数のデ
フォルト値を記憶したICメモリを備えるマスタキーの
ようなものを用意しておき、表示装置60のディスプレ
イ65に判別不能表示が行なわれた場合に、このマスタ
キーによって各アタッチメント2毎の稼働条件に関する
複数のデフォルト値をコントローラ12に入力するよう
にしても良い。
【0201】また、上述の各実施形態にかかる建設機械
の制御装置及び制御方法では、判別不能表示は表示装置
60のディスプレイ65に表示するものとして説明した
が、判別不能表示として、例えばランプを点灯させるよ
うなものであっても良い。また、上述の各実施形態で
は、確認スイッチ66を設けているが、確実に誤った設
定での油圧源の制御を防止できるのであれば、確認スイ
ッチは設けなくても良い。
【0202】また、上述の各実施形態では、アタッチメ
ント2のデフォルト値として複数のデフォルト値を備え
させ、標準設定値の変更手段としてのUPスイッチ68
a及びDOWNスイッチ68bによって、複数のデフォ
ルト値の中から取り付けられたアタッチメント2に適し
たものを選択できるようにしているが、アタッチメント
2のデフォルト値として1つのデフォルト値を備えさ
せ、選択できないものであっても良い。
【0203】また、上述の各実施形態では、アタッチメ
ント2のデフォルト値を、標準設定の変更手段としての
+スイッチ69a及び−スイッチ69bによって、取り
付けられたアタッチメント2に適したものに修正できる
ようにしているが、修正できないものであっても良い。
また、上述の各実施形態では、アタッチメント2の種別
に関するコードやアタッチメント2の稼働条件に関する
デフォルト値のデータは、コントローラ12から表示装
置60へ1つずつ出力し、表示装置60のディスプレイ
65にアタッチメント2の種別又はアタッチメント2の
稼働条件に関するデフォルト値を1つずつ表示するよう
にしているが、アタッチメント2の種別に関するコード
やアタッチメント2の稼働条件に関するデフォルト値の
データの表示装置60への出力の仕方や表示装置60の
ディスプレイ65でのアタッチメント2の種別やアタッ
チメント2の稼働条件に関するデフォルト値の表示の仕
方はこれに限られるものではない。
【0204】また、上述の各実施形態では、確認スイッ
チ66や標準設定値の変更手段としての修正スイッチ6
7,UPスイッチ68a,DOWNスイッチ68b,+
スイッチ69a,−スイッチ69bを、押しボタン式の
スイッチとしているが、スイッチの形式はこれに限られ
るものではなく、例えばディスプレイの画面上に設けら
れるタッチ式のスイッチやレバー式のスイッチであって
も良い。
【0205】また、上述の各実施形態では、別に、判別
不能表示の場合に再度アタッチメント2の固有情報の入
力処理を行なうリセットスイッチを設け、コントローラ
12によってアタッチメント2の種別を判別できなかっ
た場合のディスプレイ65による「判別不能」表示に対
して、このリセットスイッチ49を操作することによっ
て、再度アタッチメント2の固有情報の入力処理を行な
えるようにしても良い。
【0206】また、上述の各実施形態では、アタッチメ
ント2の固有情報の入力方法として種々のものを示した
が、アタッチメント2の固有情報の入力方法はこれらの
ものに限られるものではない。また、上述の各実施形態
にかかる建設機械の制御装置及び制御方法は、上述の各
実施形態に示されるような構成の建設機械にのみ適用さ
れるものではなく、油圧源から作動油を供給することに
よって駆動する作業用アタッチメントを建設機械本体に
着脱自在に取り付けるものに広く適用できるものであ
る。
【0207】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の建設機械の制御装置によれば、建設機械本体に取
り付けた作業用アタッチメントの固有情報を制御部に入
力できず、制御部で作業用アタッチメントの種別を判別
できなかった場合は表示部で判別不能表示が行なわれる
が、この場合であっても、標準設定値設定部によって、
取り付けた作業用アタッチメントに適した稼働条件に関
する標準設定値が簡単な操作で、かつ確実に設定できる
という利点がある。これにより、この標準設定値の情報
に基づいて油圧源を制御でき、作業用アタッチメントを
適切な稼働条件で稼働することができることになる。
【0208】請求項2記載の本発明の建設機械の制御装
置によれば、正しい作業用アタッチメントの稼働条件が
設定されたことを確認スイッチの操作により確認でき、
この確認スイッチによるスイッチ操作を制御部が確認し
てから油圧源の制御を開始することから、制御部が断線
等によって作業用アタッチメントの種別を誤って判別し
た場合であっても不適切な油圧源制御が行なわれるのを
防止することができるという利点がある。
【0209】請求項3記載の本発明の建設機械の制御装
置によれば、標準設定値の変更手段によって標準設定値
を変更することができるため、取り付けられた作業用ア
タッチメントにより適した稼働条件を設定することがで
きるという利点がある。請求項4記載の本発明の建設機
械の制御装置によれば、標準設定値が優先順位に従って
選択されるため、オペレータによる標準設定値の設定を
円滑に行なうことができるという利点がある。
【0210】請求項5記載の本発明の建設機械の制御方
法によれば、建設機械本体に取り付けた作業用アタッチ
メントの固有情報を制御部に入力できず、制御部で作業
用アタッチメントの種別を判別できなかった場合は表示
部で判別不能表示が行なわれるが、この場合であって
も、標準設定値設定部によって、取り付けた作業用アタ
ッチメントに適した稼働条件に関する標準設定値が簡単
な操作で、かつ確実に設定できるという利点がある。こ
れにより、この標準設定値の情報に基づいて油圧源を制
御でき、作業用アタッチメントを適切な稼働条件で稼働
することができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる建設機械の制御
装置及び制御方法を説明するための図であり、(A)は
その全体構成を示す模式図であり、(B)はその油圧ポ
ンプの吐出圧力と吐出流量との関係を表したポンプ馬力
特性線図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる建設機械の制御
装置及び制御方法における制御ブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる建設機械の制御
装置及び制御方法におけるデータ構造を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態にかかる建設機械の制御
装置及び制御方法におけるアタッチメントの種別のコー
ド情報を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態にかかる建設機械の制御
装置及び制御方法におけるコントローラでのアタッチメ
ント2の稼働条件を設定するためのメインルーチンの処
理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1実施形態にかかる建設機械の制御
装置及び制御方法のコントローラでのデフォルト値設定
ルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1実施形態にかかる建設機械の制御
装置及び制御方法のコントローラでの修正ルーチンの処
理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1実施形態にかかる建設機械の制御
装置及び制御方法における表示装置での処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】本発明の第1実施形態にかかる建設機械の制御
装置及び制御方法における油圧ポンプの制御手順を示す
フローチャートである。
【図10】本発明の第2実施形態にかかる建設機械の制
御装置及び制御方法の全体構成を示す模式図である。
【図11】本発明の第2実施形態にかかる建設機械の制
御装置及び制御方法における制御ブロック図である。
【図12】本発明の第3実施形態にかかる建設機械の制
御装置及び制御方法の全体構成を示す模式図である。
【図13】本発明の第3実施形態にかかる建設機械の制
御装置及び制御方法における制御ブロック図である。
【図14】本発明の第4実施形態にかかる建設機械の制
御装置及び制御方法の全体構成を示す模式図である。
【図15】本発明の第4実施形態にかかる建設機械の制
御装置及び制御方法における制御ブロック図である。
【図16】本発明の第4実施形態の第1変形例にかかる
建設機械の制御装置及び制御方法における制御ブロック
図である。
【図17】本発明の第4実施形態の第2変形例にかかる
建設機械の制御装置及び制御方法における制御ブロック
図である。
【図18】従来の建設機械の制御装置を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 建設機械 2 作業用アタッチメント(ブレーカ) 5,6 油圧源を形成する油圧ポンプ 7 エンジン 8 アクセルアクチュエータ 9,10 ポンプレギュレータ 12 コントローラ(制御部,標準設定値設定部,標準
設定値の変更手段) 13,14 電磁比例弁 23 箱 27 キーシリンダ型コネクト部 30 鍵型ICメモリホルダ 31 ICメモリ(固有情報記憶部材) 40 コントローラのCPU 42 コントローラのROM 43 コントローラのRAM 50A コネクタ(固有情報記憶部材) 50B コントローラ側のコネクタ 60 表示装置(表示部) 61 表示装置のCPU 63 表示装置のROM 64 表示装置のRAM 65 ディスプレイ 66 確認スイッチ 67 修正スイッチ(標準設定値の変更手段) 68a UPスイッチ(標準設定値の変更手段) 68b DOWNスイッチ(標準設定値の変更手段) 69a +スイッチ(標準設定値の変更手段) 69b −スイッチ(標準設定値の変更手段) 70 バーコード(固有情報記憶部材) 71 バーコードリーダ 80 発信器(固有情報記憶部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−255009(JP,A) 特開 平6−116982(JP,A) 特開 平4−136327(JP,A) 特開 平7−259141(JP,A) 特開 平5−287782(JP,A) 特開 平6−57948(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/22 - 9/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械本体に対して作業用アタッチメ
    ントが着脱自在に取り付けられる建設機械において、 該作業用アタッチメントの種別を判別し、この種別に応
    じ、該作業用アタッチメントが必要とする稼働条件を設
    定するための固有情報に基づいて、該作業用アタッチメ
    ントに作動油を供給する油圧源を制御する制御部と、 該制御部で判別された該作業用アタッチメントの種別を
    表示するとともに、該制御部で該作業用アタッチメント
    の種別を判別できなかった場合は判別不能表示を行なう
    表示部と、 該表示部で該判別不能表示が行なわれた場合に、該作業
    用アタッチメントの種別及び該作業用アタッチメントの
    稼働条件に関する標準設定値を設定する標準設定値設定
    部とをそなえ、 該制御部が、該作業用アタッチメントの固有情報に基づ
    いて設定された該稼働条件又は該標準設定値設定部で設
    定された該標準設定値の情報に基づいて、該油圧源を制
    御しうるように構成されたことを特徴とする、建設機械
    の制御装置。
  2. 【請求項2】 該制御部による制御開始の前提となる操
    作を行なう確認スイッチが設けられ、該制御部が、該確
    認スイッチによるスイッチ操作を確認して該油圧源の制
    御を開始することを特徴とする、請求項1記載の建設機
    械の制御装置。
  3. 【請求項3】 該標準設定値の変更手段を有しているこ
    とを特徴とする、請求項1記載の建設機械の制御装置。
  4. 【請求項4】 該標準設定値設定部が、優先順位をつけ
    た複数の標準設定値を備え、 該制御部が、該作業用アタッチメントの固有情報に基づ
    いて設定された該稼働条件又は上記の優先順位に従って
    選択された該標準設定値設定部からの標準設定値の情報
    に基づいて、該油圧源を制御しうるように構成されたこ
    とを特徴とする、請求項1記載の建設機械の制御装置。
  5. 【請求項5】 建設機械本体に対して作業用アタッチメ
    ントが着脱自在に取り付けられる建設機械において、該
    作業用アタッチメントの種別を判別し、この種別に応
    じ、該作業用アタッチメントが必要とする稼働条件を設
    定するための固有情報に基づいて、該作業用アタッチメ
    ントに作動油を供給する油圧源を制御する建設機械の制
    御方法であって、 判別された該作業用アタッチメントの種別を表示部にて
    表示する種別表示モードと、該作業用アタッチメントの
    種別を判別できなかった場合に該表示部にて判別不能表
    示を行なう判別不能表示モードとを選択的にとりうる表
    示ステップと、該表示ステップにて、該判別不能表示が
    行なわれた場合に、該作業用アタッチメントの種別及び
    該作業用アタッチメントの稼働条件に関する標準設定値
    を設定する標準設定値設定ステップと、 該作業用アタッチメントの固有情報に基づいて設定され
    た該稼働条件又は該標準設定値設定ステップで設定され
    た標準設定値の情報に基づいて、該油圧源を制御する制
    御ステップとをそなえて構成されたことを特徴とする、
    建設機械の制御方法。
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