JP2019116832A - 作業機械の管理装置 - Google Patents
作業機械の管理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019116832A JP2019116832A JP2019075631A JP2019075631A JP2019116832A JP 2019116832 A JP2019116832 A JP 2019116832A JP 2019075631 A JP2019075631 A JP 2019075631A JP 2019075631 A JP2019075631 A JP 2019075631A JP 2019116832 A JP2019116832 A JP 2019116832A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work machine
- attachment
- work
- machine element
- operation information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
Description
このようなアタッチメントの装着可能な作業機械において、装着されたアタッチメントの種類、アタッチメントが使われる位置等の情報を、衛星通信を利用して、外部に出力する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特に、アタッチメントは種類が多く、アタッチメントを駆動する作動油の流量、圧力等によっては、作業機械本体に無理な負荷をかけてしまう可能性がある。
走行体を含む作業機械本体と、前記作業機械本体に動作可能に接続される複数の作業機要素で構成され、前記作業機要素の少なくとも1つを交換可能とする作業機とを備える作業機械の管理を行う作業機械の管理装置であって、
前記作業機要素の交換を識別する作業機要素識別情報を取得する作業機要素識別情報取得部と、
前記作業機要素の作動油の設定流量を取得する設定流量取得部と、
前記作業機要素の作動油の設定圧力を取得する設定圧力取得部と、
取得された前記設定流量および前記設定圧力と、前記作業機要素の稼働情報を取得する作業機要素稼働情報取得部と、
前記作業機要素識別情報取得部、前記設定流量取得部、前記設定圧力取得部、および前記作業機要素稼働情報取得部により取得された各種情報に基づいて、前記作業機要素の実稼働時間を含む実稼働情報を演算する作業機要素実稼働情報演算部と、
を備えていることを特徴とする。
[第1実施形態]
[1]全体構成
図1には、本発明の実施形態に係る油圧ショベル1が示されている。油圧ショベル1は、下部走行体2、上部旋回体3、および作業機5を備える。なお、各図においては、油圧ショベル1の運転姿勢にあるオペレータを基準として、車体前後方向を単に前後方向といい、車体幅方向を左右方向といい、車体上下方向を単に上下方向という。
作業機械本体としての下部走行体2は、図視を略したが、トラックフレームと、トラックフレームの車幅方向に設けられる一対の走行装置2Aとを備える。走行装置2Aは、トラックフレームに設けられた駆動輪および遊動輪に巻装される履帯2Bを備え、油圧モータにより駆動輪を駆動させると、履帯2Bの延出方向に前後進する。
キャブ4は、内部にオペレータが乗車して油圧ショベル1を操縦する。図示を略したが、キャブ4内には、オペレータシートが設けられ、オペレータシートの両脇には、左右の操作レバー12R、12L(図2参照)が設けられ、キャブ4の床面には、走行ペダルが設けられている。
ブーム6は、上部旋回体3に動作可能となるように接続される。ブームシリンダ6Aは、上部旋回体3およびブーム6に接続され、ブームシリンダ6Aの伸長、縮退により、ブーム6が上部旋回体3に対し、上げ、下げするように動作可能とする。
アーム7は、基端がブーム6の先端に動作可能となるように接続される。アームシリンダ7Aは、ブーム6の中央に接続され、アームシリンダ7Aの伸長、縮退により、アーム7がブーム6に対し、上げ、下げするように動作可能とする。
通常は、アーム7の先端には、図示しないバケットが動作可能となるように接続される。アーム7の基端には、バケットシリンダ8Aが接続される。バケットシリンダ8Aの伸長、縮退することにより、バケットは、アーム7に対し、掘削、ダンプするように動作可能とする。アーム7の先端には、バケット以外のアタッチメントが交換可能とされ、本実施形態では、ブレーカ8が装着されている。
ブレーカ8は、バケットシリンダ8Aに接続される一対のブラケット8Bと、図1では図示を略したが、一対のブラケット8Bの間に設けられるアタッチメントシリンダ8C(図2参照)と、アタッチメントシリンダ8Cの先端から突出するチゼル8Dとを備える。ブレーカ8のアタッチメントシリンダ8Cには、ブーム6およびアーム7に沿って設けられる配管(図示略)を介して、作動油が供給される。
ブレーカ8は、バケットシリンダ8Aによりブレーカ8自体が駆動し、アタッチメントバルブ13(図2参照)を使用することにより、チゼル8Dによる打突方向の駆動軸が増加する。なお、本実施形態では、ブレーカ8を使用しているが、ブレーカ8以外にも、アタッチメントとしては、物体を把持するグラッパーや、バケットより駆動軸を1つ増やすチルトバケット、物体を切断するカッター等も使用することとして定義することができる。
図2には、油圧ショベル1の油圧システム10が示されている。油圧システム10における油圧回路は、油圧シリンダ6A、7A、8A、アタッチメントシリンダ8C、油圧ポンプ11、メインバルブ12、パイロット油圧ポンプ12A、パイロットライン12B、圧力センサ12C、アタッチメントバルブ13、ポンプ流量制御部14、および電磁式可変リリーフバルブ15を備える。また、油圧システム10は、エンジン11A、操作レバー12R、12L、アタッチメント操作レバー13A、ポンプコントローラ16、エンジンコントローラ17(図3参照)およびマルチモニタ18を備える。
油圧ポンプ11は、可変容量型の油圧ポンプであり、たとえば、斜板式油圧ポンプが採用される。油圧ポンプ11は、作動油の供給源としてメインバルブ12およびアタッチメントバルブ13に作動油を供給する。
油圧ポンプ11は、エンジン11Aによって駆動され、ポンプコントローラ16からの制御指令に基づいて動作する。
メインバルブ12は、ポンプ12Aを含むパイロットライン12Bの油圧により駆動する。すなわち、キャブ4内に設けられる右操作レバー12R、左操作レバー12Lを操作することにより、メインバルブ12のスプールに駆動指令が出力され、ポジションを変更する。
パイロットライン12B中には、圧力センサ12Cが設けられ、圧力センサ12Cは、検出した圧力検出値を、ポンプコントローラ16に出力する。
アタッチメントバルブ13は、ブレーカ8に作動油を供給排出する方向切換弁であり、メインバルブ12とは別に独立して作動油の供給排出を行う。
アタッチメントバルブ13は、電気式のアタッチメント操作レバー13Aを操作することにより、ポンプコントローラ16を介して、アタッチメントバルブ13のスプールに駆動指令が出力され、ポジションを変更する。
電磁式可変リリーフバルブ15は、アタッチメントバルブ13およびブレーカ8のアタッチメントシリンダ8Cの配管途中から分岐して設けられている。電磁式可変リリーフバルブ15は、開度を調整することにより、ブレーカ8に供給される作動油の一部を排出し、ブレーカ8への作動油の圧力を調整する。本実施形態ではブレーカ8を操作する油圧回路を1系統として説明するが、アタッチメントの種類によっては油圧を2系統以上必要とする場合もあり、このようなアタッチメントに備え複数の油圧回路を設けてもよい。
図3には、本実施形態の油圧ショベル1の管理システムの構成が示されている。油圧ショベル1の管理システムは、ポンプコントローラ16、エンジンコントローラ17、マルチモニタ18、および通信端末装置19を備え、ネットワークN1によって互いに通信可能に接続されている。また、ポンプコントローラ16、エンジンコントローラ17、およびマルチモニタ18は、ネットワークN2によって互いに通信可能に接続されている。ネットワークN1およびネットワークN2は、Controller Area Network(CAN)として構成されている。
ポンプコントローラ16の処理部16Aは、油圧システム10に設けられる温度センサ、圧力センサ等から出力される検出データを取得し、記憶部16Bに記憶する。
また、処理部16Aは、作業機5の操作レバー状態、走行操作レバー状態、およびアタッチメント操作レバー状態を、マルチモニタ18に出力する。
エンジンコントローラ17の処理部17Aは、取得した燃料噴射量より瞬時燃費を算出し、エンジン11Aに設けられた温度センサ等から出力される検出データを取得し、これらを記憶部17Bに記憶する。
また、処理部17Aは、エンジン11Aの瞬時燃費、燃料残量をマルチモニタ18に出力する。
マルチモニタ18は、画面18A、ボタン18B、CPUで構成される処理部18C、およびハードディスク若しくは不揮発性メモリーで構成される記憶部18Dを備える。
図4には、オペレータからの入力に基づき設定する設定情報が示されている。画像G1で設定される設定情報としては、パワーモード、エコノミーモード、吊り荷モード、アタッチメントコントロールモード等の作業モードの入力を行う領域G11と、アタッチメント毎の設定番号に対応する作業モード登録番号を規定する領域G12と、アタッチメント名称の入力を行う領域G13と、設定圧力および設定流量の入力を行う領域G14、G15がある。複数の領域G14、G15の入力により、複数のアタッチメントの駆動を行う油圧回路に対して独立して設定することが可能になる。作業モード登録番号、アタッチメント名称はアタッチメント識別情報に対応する。設定情報における登録が可能な情報は複数個設けられる。複数の登録情報は、作業モード登録番号を変えることで識別され、アタッチメントの交換に応じて切り替えるように使用される。
アタッチメント稼働のための設定情報は、アタッチメントコントロールモードがオンの場合に設定可能である。アタッチメントコントロールモードのオン/オフ状態が変更されると、操作結果は、処理部18Cに出力される。処理部18Cは、変更された設定情報を、ポンプコントローラ16、エンジンコントローラ17、および通信端末装置19に出力するとともに、操作結果を記憶部18Dに記憶する。アタッチメントコントロールモードは、サービスマンがパスワード等の入力を経由してアクセスするサービス画面において設定を行うことができる。アタッチメントコントロールモードでは、アタッチメントの駆動を行うため圧力と流量を設定することを可能とし、この設定を複数記憶する。アタッチメントコントロールモードがオンになることで、圧力、流量の設定が有効となる。
処理部18Cは、取得された作業機稼働状態、およびアタッチメント稼働状態とともに、エンジン11Aの瞬時燃費と作業モード登録番号を通信端末装置19に出力する。ここで、油圧ポンプ11の設定流量情報(設定流量値)は、油圧ポンプ11の斜板を制限することによる油圧ポンプ11が供給可能となるポンプ11の最大の流量を表す。電磁式可変リリーフバルブ15の設定圧力情報(設定圧力値)は、電磁式可変リリーフバルブ15の動作で設定される最大の圧力を表す。
本実施形態においては、サービスマンが予めアタッチメントコントロールモードがオンの状態の設定情報をアタッチメント設定番号毎に入力する。この設定情報は固定値としてもよい。また設定情報はアタッチメントを駆動するための別のパラメータを用いてもよい。
処理部19Aは、ポンプコントローラ16およびエンジンコントローラ17から出力された検出データ、およびマルチモニタ18から出力される作業機稼働状態、アタッチメント稼働状態、アタッチメントおよび作業機5が稼働しているときの燃費情報および設定情報を、油圧ショベル1の設定情報および稼働情報として生成し、記憶部19Bの所定の記憶領域に保存する。
情報出力部としての通信部19Cは、記憶部19Bに記憶された油圧ショベル1の設定情報および稼働情報を、衛星通信もしくは携帯通信等の通信を介して、基地局21に外部出力する。外部出力のタイミングは、油圧ショベル1の起動時または停止時の他、油圧ショベル1の設定情報に変化が生じた場合にも、適宜外部出力ができるようになっている。
管理サーバ20は、入出力部20A、処理部20B、および記憶部20Cを備え、油圧ショベル1の設定情報および稼働情報は、入出力部20Aに入力され、CPUで構成される処理部20Bで処理されて、ハードディスク若しくは不揮発性メモリーで構成される記憶部20Cに記憶される。
管理サーバ20は、複数の油圧ショベル1の設定情報および稼働情報を収集可能とされ、複数の油圧ショベル1の稼働情報を収集することにより、それぞれの油圧ショベル1の稼働の実態を把握することができる。
また、ネットワーク22には、端末装置24が接続可能とされ、メーカのサービスマン等が端末装置24を操作することにより、管理サーバ20に蓄積された油圧ショベル1の稼働情報を閲覧し、油圧ショベル1に必要なサービスを提供することが可能となっている。
処理部19Aは、アタッチメント識別情報取得部31、設定流量取得部32、設定圧力取得部33、作業モード取得部34、アタッチメント稼働情報取得部35、作業機稼働情報取得部36、燃費情報取得部37、アタッチメント交換時間取得部38、および、作業機要素実稼働情報演算部としてのアタッチメント実稼働情報演算部39を備える。
なお、アタッチメント毎の設定は、ブレーカ8等の破砕系のアタッチメントを使用する場合には、グラッパー等の物体を把持したり、チルトバケットのチルト動作をする等他のアタッチメントよりも高い圧力が設定される。アタッチメントの種類に応じた設定値がある。
設定圧力取得部33は、マルチモニタ18における領域G14から入力され、マルチモニタ18から出力された電磁式可変リリーフバルブ15の設定圧力情報を取得する。
なお、設定圧力取得部33は、マルチモニタ18から出力されたアタッチメントのコントロールの状態がオフ状態にあると判定された場合には、設定圧力情報を取得しない。
アタッチメント作業モード取得部としての作業モード取得部34は、マルチモニタ18から出力されたアタッチメントコントロールモードのオン/オフ状態、アタッチメントに設定された作業モードとなるアタッチメント作業モード情報を取得する。なお、本実施形態におけるアタッチメント作業モードは、マルチモニタ18における領域G11から入力され、アタッチメントを使用する状況での作業モードとしてパワーモード、エコノミーモードの2種類が設定されている。
作業機稼働情報取得部36は、マルチモニタ18から出力された作業機5の作業機稼働状態を取得する。作業機稼働情報としては、作業機稼働状態に基づくアタッチメント以外の作業機要素が実際に稼働した作業機5の実稼働時間、作業機5の実稼働燃費等がある。また、作業機稼働情報は、稼働情報として含まれる。
アタッチメント交換時間取得部38は、アタッチメントが交換された日時を取得する。具体的には、アタッチメント交換時間取得部38は、マルチモニタ18でアタッチメントの使用に対応する特定の作業モード登録番号が選択されたことを選択開始日時、および他のアタッチメントの使用に対応する他の作業モード登録番号が選択されたことを選択終了日時として取得する。
また、アタッチメント実稼働情報演算部39は、アタッチメントを除く作業機要素の実稼働、およびエンジン11Aの瞬時燃費に基づいて、作業機5が実際に稼働している場合の作業を行った作業機5の実稼働時間および実稼働燃費を演算する。
アタッチメント実稼働情報演算部39は、取得した設定情報と、稼働情報であるアタッチメント実稼働時間および実稼働燃費、および作業機5の実稼働時間および実稼働燃費を記憶部19Bに記憶する。
さらに、アタッチメント実稼働情報演算部39は、マルチモニタ18から入力される作業モード登録番号が変更されたかを判断する。作業モード登録番号が変更された場合、通信部19Cによる通信のタイミングとして判断し、アタッチメント交換時間取得部38よりアタッチメントの選択開始と選択終了の日時情報を稼働情報に含め記憶部19Bに記憶された情報を通信部19Cに出力する。通信部19Cは、設定情報と稼働情報を管理サーバ20に出力する。
次に、本実施形態の実施方法を図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
マルチモニタ18の処理部18Cは、選択中の作業モード登録番号を定期的に通信端末装置19に出力する(手順S1)。
オペレータがマルチモニタ18のボタン18Bを操作し、作業モード登録番号の設定を変更すると、処理部18Cは、作業モード登録番号設定変更の受付を行う(手順S2)。
処理部18Cは、選択された作業モード登録番号の設定に基づいて、設定変更の確定の処理を行う(手順S3)。
処理部19Aは、定期的に受信された作業モード登録番号が、前回の登録番号と同じか、異なるかを判定する(手順S5)。
前回の登録番号と異ならない場合(S5:No)、処理部19Aは、アタッチメント稼働情報および作業機稼働情報の更新を行う(手順S6)。
具体的には、アタッチメント稼働情報の更新は、アタッチメント実稼働時間、実稼働燃費について更新し、作業機稼働情報の更新は、作業機5の実稼働時間、実稼働燃費について更新する。なお、管理サーバ20への更新された稼働情報の送信は行わない。
通信部19Cは、変更された作業モード登録番号を含む更新情報を、通信回線、基地局21、ネットワーク22を介して、送信する(手順S8)。なお、この際、作業機稼働情報の累積がない場合、管理サーバ20に作業機稼働情報の送信は行わない。
管理サーバ20の入出力部20Aには、通信装置23を介して、通信端末装置19から出力された更新情報が入力される(手順S9)。処理部20Bで所定の処理を行った後、記憶部20Cに記憶する(手順S10)。
このような本実施形態によれば、アタッチメントであるブレーカ8を使用時の油圧ポンプ11の設定流量、電磁式可変リリーフバルブ15の設定圧力、アタッチメント実稼働時間、管理サーバ20側で取得できる。したがって、アタッチメント実稼働状態を把握することにより、ブレーカ8の稼働状態に応じて油圧ショベル1に作用する負荷の頻度を把握することができる。これによって油圧ショベル1のオーナーや、サービスマンはメンテナンス時期が把握できるようになる。
また、アタッチメントコントロールモードのオン/オフ状態、アタッチメントの識別情報を取得することでブレーカ8以外のアタッチメントが装着されたことを把握することができる。これによりアタッチメントの交換頻度と、アタッチメントの稼働頻度が把握できるようになる。
アタッチメントの識別情報と油圧ポンプ11の設定流量と電磁式可変リリーフバルブ15の設定圧力を把握することで、例えばブレーカ以外の電磁式可変リリーフバルブ15の設定圧力が大きくなくてもよいアタッチメントである場合に、電磁式可変リリーフバルブ15の設定圧力が大きく設定されていれば、適正なアタッチメントの使用がされていないことが把握できるようになる。
そして、メーカのサービスマン等は、端末装置24により、管理サーバ20内に記憶されたアタッチメントの稼働状態を把握して、アタッチメント使用時の適切な設定流量、設定圧力、アタッチメント作業モードをリコメンドすることができるようになる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分等については、同一符号を付してその説明を省略する。
前述した第1実施形態では、選択中の作業モードの登録番号を定期的に通信端末装置19が受信し、登録番号が変更されたことを条件として、管理サーバ20に登録番号を含む更新情報を送信していた。
これに対して、本実施形態では、アタッチメントコントロールモードのオン/オフ状態、アタッチメント識別情報、アタッチメント設定番号のいずれかの設定が変更された場合、管理サーバ20に更新情報を送信する点が相違する。
具体的にはマルチモニタ18の処理部18Cは、設定情報に対応するシーケンスキーを付与し、記憶部18Dはシーケンスキーを記憶する。設定情報の更新が行われた場合、シーケンスキーは新たに更新される。
通信端末装置19は、マルチモニタ18からシーケンスキーを定期的に受信する。シーケンスキーが更新された場合、通信端末装置19は記憶部19Bに記憶される設定情報を、マルチモニタ18が新たに記憶した設定情報にアップデートする。また、通信端末装置19は、シーケンスキーが更新された場合、設定情報を管理サーバ20に送信する。
マルチモニタ18の処理部18Cは、現在設定されているシーケンスキーを定期的に通信端末装置19に出力する(手順S11)。
ここで、シーケンスキーは、アタッチメント名称、設定流量、設定圧力等の設定値を変更すると変更される。具体的には、図4に示すように、マルチモニタ18の画面18A上に画像G1が表示されている状態において、領域G12の作業モード登録番号を変更しなくても、領域G13から領域G15のいずれかの設定値を変更すると、シーケンスキーが変更される。
オペレータがマルチモニタ18のボタン18Bを操作し、領域G13から領域G15の設定値を変更すると、処理部18Cは、設定値の変更の受付を行う(手順S12)。
処理部18Cは、設定値の変更に応じて、設定変更の確定の処理を行うとともに(手順S13)、シーケンスキーの更新を行う(手順S14)。
処理部19Aは、定期的に受信されたシーケンスキーが、前回のシーケンスキーと同じか、異なるかを判定する(手順S16)。
前回のシーケンスキーと異ならない場合(S16:No)、手順S15に戻る。
前回のシーケンスキーと異なる場合(S16:Yes)、処理部19Aは、設定を同期するために、マルチモニタ18から設定値の要求を行う(手順S17)。マルチモニタ18は、通信端末装置19の要求に応じて設定値を応答出力する(手順S18)。
管理サーバ20の入出力部20Aには、通信装置23を介して、通信端末装置19から出力された設定情報が入力される(手順S20)。処理部20Bで所定の処理を行った後、記憶部20Cに新たな設定情報を記憶する(手順S21)。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
前述の第1実施形態では、オペレータがマルチモニタ18のボタン18Bを操作して選択された作業モードの登録番号に応じたポンプ流量制御部14の設定流量、電磁式可変リリーフバルブ15の設定圧力を取得して、アタッチメント稼働情報を生成していた。
そして、通信端末装置19の処理部19Aは、アタッチメントが使用開始された選択開始日時から、アタッチメントが使用終了した選択終了日時の間における斜板センサ11Cで検出される作動油の最大流量、圧力センサ13B、13Cで検出される最大圧力を取得している点が相違する。
図9に示すように、ポンプコントローラ16は、最大圧力判定部161と、斜板角度状態判定部162とを備える。
斜板角度状態判定部162には、斜板センサ11Cで検出された油圧ポンプ11の斜板角度の値が入力される。
最大圧力判定部161は、アタッチメントの使用が開始された選択開始日時からアタッチメントの使用が終了した選択終了日時の間における入力された圧力値を最大圧力としてマルチモニタ18に出力し、斜板角度状態判定部162は、アタッチメントが使用開始された選択開始日時から、アタッチメントが使用終了した選択終了日時の間における入力された斜板角度の値を最大流量としてマルチモニタ18に出力する。なお、最大圧力判定部161および斜板角度状態判定部162で取得された最大圧力および最大流量は、アタッチメントの使用が終了した時点でリセットされる。
最大流量の判定方法も、最大圧力の場合と同様の方法により、斜板センサ11Cで検出された斜板角度に基づいて、最大流量が検出される。
アタッチメント実稼働情報演算部39は、作業モード登録番号が変更されない場合、最大流量取得部32Aにより取得された油圧ポンプ11の最大流量、最大圧力取得部33Aにより取得された電磁式可変リリーフバルブ15の最大圧力の取得を行う。アタッチメント実稼働情報演算部39は、作業モード登録番号が変更された場合、最大流量取得部32Aにより取得された油圧ポンプ11の最大流量、最大圧力取得部33Aにより取得された電磁式可変リリーフバルブ15の最大圧力を決定する。決定した最大圧力および最大流量を用いて、アタッチメント実稼働情報を演算する。
また、本実施形態によれば、実際のポンプ11の最大流量、電磁式可変リリーフバルブ15の最大圧力に基づいて、アタッチメント実稼働情報の演算を行っているため、より実際の稼働に近い状態での車体への負荷を判定して、より高精度なアタッチメント実稼働情報を演算することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、アタッチメントとしてブレーカ8を採用していたが、本発明は、これに限られない。たとえば、油圧ショベル1にグラッパー、カッター等の他のアタッチメントを装着した場合であってもよい。
前記実施形態では、クローラ式の油圧ショベル1に本発明を適用していたが、これに限らず、ホイール式の油圧ショベル等に本発明を適用してもよい。
また、通信端末装置19の通信部19Cを情報出力部として機能させ、管理サーバ20に設定変更情報を出力していたが、これに限らず、マルチモニタ18の画面18A上に設定変更情報を表示出力するようにしてもよい。
表示装置としてマルチモニタ18を使用して説明しているが、ボタン等の入力機能を分離した単なる表示機能を備えるモニタを用いてもよい。
その他、本発明の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
Claims (8)
- 走行体を含む作業機械本体と、前記作業機械本体に接続される複数の作業機要素で構成され、前記作業機要素の少なくとも1つを交換可能とする作業機とを備える作業機械の管理を行う作業機械の管理装置であって、
前記作業機要素の交換を識別する作業機要素識別情報を取得する作業機要素識別情報取得部と、
前記作業機要素の作動油の設定流量、および前記作業機要素の作動油の設定圧力を、交換可能な作業機要素の種類ごとに記憶する記憶部と、
前記作業機要素識別情報により識別された前記作業機要素の作動油の設定流量を取得する設定流量取得部と、
前記作業機要素識別情報により識別された前記作業機要素の作動油の設定圧力を取得する設定圧力取得部と、
前記作業機要素識別情報により識別された前記作業機要素の稼働情報を取得する作業機要素稼働情報取得部と、
前記作業機要素識別情報取得部、前記設定流量取得部、前記設定圧力取得部、および前記作業機要素稼働情報取得部により取得された各種情報に基づいて、実稼働情報を演算する作業機要素実稼働情報演算部と、
を備えていることを特徴とする作業機械の管理装置。 - 走行体を含む作業機械本体と、前記作業機械本体に接続される複数の作業機要素で構成され、前記作業機要素の少なくとも1つを交換可能とする作業機とを備える作業機械の管理を行う作業機械の管理装置であって、
前記作業機要素の交換を識別する作業機要素識別情報を取得する作業機要素識別情報取得部と、
前記作業機要素の使用開始から使用終了までの作動油の最大流量を取得する最大流量取得部と、
前記作業機要素の使用開始から使用終了までの作動油の最大圧力を取得する最大圧力取得部と、
取得された前記最大流量および前記最大圧力と、前記作業機要素の稼働情報を取得する作業機要素稼働情報取得部と、
前記作業機要素識別情報取得部、前記最大流量取得部、前記最大圧力取得部、および前記作業機要素稼働情報取得部により取得された各種情報に基づいて、実稼働情報を演算する作業機要素実稼働情報演算部と、
を備えていることを特徴とする作業機械の管理装置。 - 請求項1または請求項2に記載の作業機械の管理装置において、
前記作業機要素実稼働情報演算部により演算された前記作業機要素の実稼働情報を出力する情報出力部を備えていることを特徴とする作業機械の管理装置。 - 走行体を含む作業機械本体と、前記作業機械本体に接続される複数の作業機要素で構成され、前記作業機要素の少なくとも1つを交換可能とする作業機とを備える作業機械の管理を行う作業機械の管理装置であって、
前記作業機要素の交換を識別する作業機要素識別情報を取得する作業機要素識別情報取得部と、
前記作業機要素の作動油の設定流量を取得する設定流量取得部と、
前記作業機要素の作動油の設定圧力を取得する設定圧力取得部と、
前記作業機要素の稼働情報を取得する作業機要素稼働情報取得部と、
前記作業機要素識別情報取得部、前記設定流量取得部、前記設定圧力取得部、および前記作業機要素稼働情報取得部により取得された各種情報に基づいて、実稼働情報を演算する作業機要素実稼働情報演算部と、
前記作業機要素実稼働情報演算部により演算された前記作業機要素の実稼働情報を出力する情報出力部と、を備え、
前記作業機要素実稼働情報演算部は、前記作業機要素の実稼働燃費の積算値を、前記作業機要素の実稼働情報として演算することを特徴とする作業機械の管理装置。 - 請求項3または請求項4に記載の作業機械の管理装置において、
前記作業機は、アタッチメントと、アタッチメント以外の作業機要素から構成され、
前記アタッチメント以外の作業機要素の稼働情報を取得する作業機稼働情報取得部を備え、
前記情報出力部は、前記アタッチメントの実稼働情報と、前記アタッチメント以外の作業機要素の実稼働情報を出力することを特徴とする作業機械の管理装置。 - 請求項5に記載の作業機械の管理装置において、
前記アタッチメントに設定されたアタッチメント作業モードを取得するアタッチメント作業モード取得部を備え、
前記情報出力部は、取得された前記アタッチメント作業モードを出力することを特徴とする作業機械の管理装置。 - 請求項5または請求項6に記載の作業機械の管理装置において、
前記情報出力部は、前記アタッチメントの実稼働情報および前記アタッチメント以外の前記作業機要素の実稼働情報を外部サーバに出力することを特徴とする作業機械の管理装置。 - 請求項3から請求項7のいずれか一項に記載の作業機械の管理装置において、
前記設定流量取得部および前記設定圧力取得部、または、前記最大流量取得部および前記最大圧力取得部は、定期的に、前記設定流量および前記設定圧力または前記最大流量および前記最大圧力を取得し、
前記設定流量および前記設定圧力のいずれかまたは前記最大流量および前記最大圧力のいずれかが更新されると、前記情報出力部は、前記作業機要素の実稼働情報を出力することを特徴とする作業機械の管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019075631A JP2019116832A (ja) | 2019-04-11 | 2019-04-11 | 作業機械の管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019075631A JP2019116832A (ja) | 2019-04-11 | 2019-04-11 | 作業機械の管理装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017538450A Division JP6514345B2 (ja) | 2017-03-29 | 2017-03-29 | 作業機械の管理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019116832A true JP2019116832A (ja) | 2019-07-18 |
JP2019116832A5 JP2019116832A5 (ja) | 2020-06-25 |
Family
ID=67304172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019075631A Pending JP2019116832A (ja) | 2019-04-11 | 2019-04-11 | 作業機械の管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019116832A (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10237904A (ja) * | 1997-02-25 | 1998-09-08 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 建設機械の制御方法およびその装置 |
JPH10237905A (ja) * | 1997-02-25 | 1998-09-08 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 建設機械 |
JPH11158940A (ja) * | 1997-11-25 | 1999-06-15 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 建設機械の制御装置及び制御方法 |
US5970436A (en) * | 1996-10-04 | 1999-10-19 | Berg; Eric A. | Equipment utilization detector |
JP2006022563A (ja) * | 2004-07-08 | 2006-01-26 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 作業機械とアタッチメント判別方法 |
WO2008132874A1 (ja) * | 2007-04-19 | 2008-11-06 | Caterpillar Japan Ltd. | 作業機械の制御装置 |
JP2013514893A (ja) * | 2009-12-21 | 2013-05-02 | サンドビク マイニング アンド コンストラクション オサケ ユキチュア | 破砕ハンマの使用率測定方法、破砕ハンマおよび測定装置 |
JP6085710B1 (ja) * | 2016-04-28 | 2017-02-22 | 東空販売株式会社 | アタッチメント監視システム |
-
2019
- 2019-04-11 JP JP2019075631A patent/JP2019116832A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5970436A (en) * | 1996-10-04 | 1999-10-19 | Berg; Eric A. | Equipment utilization detector |
JPH10237904A (ja) * | 1997-02-25 | 1998-09-08 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 建設機械の制御方法およびその装置 |
JPH10237905A (ja) * | 1997-02-25 | 1998-09-08 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 建設機械 |
JPH11158940A (ja) * | 1997-11-25 | 1999-06-15 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 建設機械の制御装置及び制御方法 |
JP2006022563A (ja) * | 2004-07-08 | 2006-01-26 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 作業機械とアタッチメント判別方法 |
WO2008132874A1 (ja) * | 2007-04-19 | 2008-11-06 | Caterpillar Japan Ltd. | 作業機械の制御装置 |
JP2013514893A (ja) * | 2009-12-21 | 2013-05-02 | サンドビク マイニング アンド コンストラクション オサケ ユキチュア | 破砕ハンマの使用率測定方法、破砕ハンマおよび測定装置 |
JP6085710B1 (ja) * | 2016-04-28 | 2017-02-22 | 東空販売株式会社 | アタッチメント監視システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6514345B2 (ja) | 作業機械の管理装置 | |
JP5214097B2 (ja) | 作業機械操作システム及び方法 | |
CN109790704B (zh) | 挖土机 | |
JP6676827B2 (ja) | 作業機械 | |
JP5031978B2 (ja) | 建設機械の表示装置 | |
JP6955524B2 (ja) | バッテリ式作業機械 | |
US8775035B2 (en) | Hydraulic management system and method based on auxiliary work tool usage | |
EP2472010A1 (en) | Remote management system for work machinery | |
CN108350680B (zh) | 作业机械的操作辅助装置 | |
KR20120013181A (ko) | 유압 셔블의 유압 회로 장치 | |
WO2007027330A1 (en) | System for controlling an earthworking implement | |
JP2014101695A (ja) | 作業機械および作業機械の作業量計測方法 | |
EP2634316B1 (en) | Work vehicle | |
JP2002275949A (ja) | 建設機械の情報表示装置及び表示制御装置 | |
WO2018199027A1 (ja) | 作業機 | |
JP7022018B2 (ja) | 作業機械 | |
JP6873808B2 (ja) | 作業機 | |
JP6862266B2 (ja) | 作業機 | |
JP2019116832A (ja) | 作業機械の管理装置 | |
JP6797523B2 (ja) | 作業機械 | |
JP4958567B2 (ja) | 建設機械の情報収集装置 | |
JP6873809B2 (ja) | 作業機 | |
JP2016223201A (ja) | 作業機械の操作支援装置 | |
JP6837909B2 (ja) | 作業機 | |
CN116897237A (zh) | 作业机械 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200327 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210511 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210709 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20211109 |