JP2006022563A - 作業機械とアタッチメント判別方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブレーカを使用することにより寿命の縮まる作動油や作動油フィルタエレメントの適正な交換時期を知らせ、またブレーカ使用時の油圧回路等の設定をチェックすることができる作業機械の提供。
【解決手段】作業用アタッチメント2の動力源である予備回路中に、圧力センサ19、20を設置し、コントローラ21が、圧力センサ19、20からの圧力信号を読み取ることにより装着しているアタッチメントを判別し、ブレーカ使用時に供給流量と油圧回路の設定が間違っているか否か判断して警告を発する。また、バケット、ブレーカ、その他のアタッチメントの稼働時間をそれぞれ積算することによって、ブレーカ稼働率を計算し、作動油や作動油フィルタエレメントの適正な交換時期を計算して、表示装置22に表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】作業用アタッチメント2の動力源である予備回路中に、圧力センサ19、20を設置し、コントローラ21が、圧力センサ19、20からの圧力信号を読み取ることにより装着しているアタッチメントを判別し、ブレーカ使用時に供給流量と油圧回路の設定が間違っているか否か判断して警告を発する。また、バケット、ブレーカ、その他のアタッチメントの稼働時間をそれぞれ積算することによって、ブレーカ稼働率を計算し、作動油や作動油フィルタエレメントの適正な交換時期を計算して、表示装置22に表示する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、機体に対し作業用アタッチメントが交換可能に装着された作業機械に関し、特に装着されたアタッチメントの種類に応じて、各種設定やメンテナンス時間の把握を可能にする作業機械に関するものである。
既存建築物の破砕作業や、道路などの掘削作業に油圧ショベルをベースマシンとした作業機械が用いられる。この作業機械は、図7に示すように、機体1を構成する下部走行体1a、上部旋回体1b、キャブ1c、ブーム1dおよびアーム1eからなるフロント作業機からなり、機体1のアーム1eの先端に掘削作業用のバケットや、破砕作業用のブレーカなどの種々の作業用アタッチメント2(図ではブレーカ)がピン1f、1gによって容易に交換できるように装着される。
この作業用アタッチメント2は油圧アクチュエータであり、その使用される作業環境あるいは動作特徴により、それぞれ特有の稼動条件(油圧回路および定格供給流量)が必要とされ、これらを装着する作業機械は、装着されるアタッチメントに適応可能なように、稼働条件が変更可能になっている。この稼働条件として、特にブレーカはチゼルの隙間から埃、被破砕物の微粉などの異物(コンタミネーション)が浸入しやすいので、作動油や作動油フィルタエレメントの交換インターバルをバケットやその他の作業用アタッチメント2と比べて短く設定している。
また、ブレーカはバケットやその他の作業用アタッチメント2に比べて定格供給流量が少ないので1ポンプ分の圧油で作動させ、またサージ圧力が立ちやすいので戻り圧油をコントロールバルブを通さずに、直接オイルタンクに戻すという点で他の作業用アタッチメントにない特徴を有しており、ブレーカを使用する際には、手動で定格供給流量や油圧回路の切換えを行なうか、特許文献1に記載のように作業用アタッチメント2のコネクタと制御装置のコネクタをケーブルで接続することによって、制御装置に作業用アタッチメント2の種別を判別させて定格供給流量を自動的に切換えるようにしていた。
現状、作動油や作動油フィルタエレメントの交換は、作業用アタッチメントの種類に関わらず機体が動作している時間を累積し、その稼働時間から一律に行なっている。
そのため、ユーザが取扱説明書などを参照して交換時間を判断する必要があり、多種の作業アタッチメントを交換して使用する場合、例えば使用条件が厳しいブレーカの使用頻度(稼働率)を把握することが困難であり、そのため稼働時間に比べて劣化し過ぎた作動油およびエレメントをそのまま使用したり、未だ使用可能な作動油およびエレメントを交換してしまったりして、適正なタイミングでの作動油や作動油フィルタエレメントの交換ができないという問題があり、交換のタイミングが早すぎると不経済になってしまい、遅すぎると機器の損傷につながる可能性があった。
また、ブレーカ使用時の定格供給流量や油圧回路は手動で行ないまた、確認する手段がないため切換えを行なうため切換えミスに気づかない場合があり、過剰流量によりブレーカを壊してしまう事や、サージ圧力によりオイルクーラを損傷させてしまうという問題もある。
さらに、特許文献1のように作業用アタッチメントを判別するために各アタッチメント毎にそれぞれコネクタを設置する必要があり、汎用の作業用アタッチメントには適用が難しく、さらにコネクタ接続は人為的でミスが防げないという問題もあった。
本発明の作業機械は、上述した課題を解決し、作業アタッチメントの種類をアタッチメントの細工なしに判別でき、判別した作業アタッチメント毎の稼働率を把握することが出来る作業機械を提供することを目的とする。
本発明の作業機械は、上述した課題を解決するために、作業対象が異なる各種作業用アタッチメントをそれぞれ交換により機体に装着可能な作業機械に適用され、前記機体に装着された作業用アタッチメントの作動圧力を発生する油圧ポンプと、前記作業用アタッチメントの作動圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段の検出信号により、前記機体に装着された作業用アタッチメントの種類を判別する判別手段と、前記判別手段により判別された作業用アタッチメント毎の稼働時間をそれぞれ計時する稼働時間計時手段と、前記稼働時間計時手段による各作業用アタッチメント毎の稼働時間を表示する表示装置とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、前記圧力検出手段と前記判別手段により特定のアタッチメントの作動状態が適正か否かチェックする作動状態チェック手段をさらに備え、前記表示装置は、前記チェックされた作動状態のうち不適正な点を表示する、不適正ポイント表示手段を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、前記稼働時間計時手段による作業用アタッチメント毎の稼働時間に基づき、特定の作業用アタッチメントの稼働率を演算する稼働率演算手段をさらに備え、前記表示装置は、前記演算された稼働率から前記特定の作業用アタッチメント使用時おける部品のメンテナンス時期を演算するメンテナンス時期演算手段を備えたことを特徴する。
また、本発明のアタッチメント種類判別方法は、作業対象が異なる各種作業用アタッチメントをそれぞれ交換により機体に装着可能な可能な作業機械に適用され、請求項4に記載された発明は、油圧ポンプにより吐出される圧油によって発生する作業用アタッチメントの作動圧力を圧力検出手段により検出し、検出された前記作動圧力を判別手段に予め設定された特定の作業用アタッチメントの作動圧力値と比較することによって前記機体に装着されるアタッチメントの種別を判別することを特徴とする。
本発明によれば、適正なタイミングで作動油や作動油フィルタエレメントの交換をすることができ、経済性が向上し、機器の損傷を防止できる。また、作業用アタッチメントにおいて適切な稼動条件が設定されていない場合には警告を与えることができ、設定ミスによる機器の損傷も防止できる。
本発明におけるアタッチメント稼動モニタの実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。
図1は、本発明の作業機械の実施の形態を示す回路構成図、図2は、図1の表示装置の構成および表示内容を示す構成図、図4は、本発明の実施の形態におけるメンテナンス作業全体を説明する作業フローチャート、図5は、図4におけるステップWを説明する処理フローチャート、図6は、図4におけるステップZを説明する処理フローチャートである。なお、図7は、本発明が適用される作業機械の構成を示す全体側面図で、上述した構成と同一の構成のものには、同一の符号を付し説明を省略する。
図1において、10、11は作業用アタッチメント2の動力源となる圧油を吐出する油圧ポンプ、12は油圧ポンプ10,11から吐出された圧油の方向および流量を制御し、作業用アタッチメント2の動作方向、動作速度を制御するコントロールバルブで、コントロールバルブ12は、小割機などの開閉による破砕アタッチメントにあっては動作方向(開閉)と動作速度とを制御し、ブレーカなどの打撃による破砕アタッチメントにあっては、打撃速度を制御するものである。13はコントロールバルブ12を操作する操作ペダル、14、15は、コントロールバルブ12と作業アタッチメント2とを接続する管路で、管路14は、作業アタッチメント2としてブレーカを使用する場合、ポンプ10もしくはポンプ11からブレーカへの圧油の供給管路となり、管路15は、ブレーカからの排出管路となる。16は、管路15に設けられた切換弁で、作業アタッチメント2からの排出圧油をコントロールバルブ12を経てオイルクーラ17へ導く切換位置Aと、コントロールバルブ12およびオイルクーラ17を通さずにタンク18へ導く切換位置Bとを有するものである。なお、切換弁16は、ブレーカ使用時には切換位置Bに、ブレーカ以外のときは切換位置Aに切り換えられて使用される。19は、管路14に設けられる圧力センサ、20は、作業用アタッチメント2と切換弁16との間の管路15に設けられる圧力センサ、21は、圧力センサ19、20からの圧力信号を入力するとともに、後述する制御を行なうコントローラ、22は、コントローラ21に接続された表示装置である。23は、アーム1eの先端に装着される作業用アタッチメント2を選択してポンプ10、11から吐出される圧油の定格流量を切換えるスイッチで、スイッチ23はコントローラ21に接続され、小割機ではポンプ10、11の2ポンプ分の流量を、ブレーカでは、ポンプ10もしくは11の1ポンプ分の流量を定格流量として設定するようにコントロールバルブ12を制御する。
なお、24、25は管路14、15にそれぞれ設けられるアキュムレータで、作業アタッチメント2にブレーカを使用する場合、発生するサージ圧力を吸収して回路中の機器を保護するものである。
表示装置22は図2(a)に示すように、ブレーカ使用時に切換弁16が切換位置Bになっていないことを伝えるためのエラーランプ22aと、ブレーカを2ポンプ合流で作動させているか、またはアキュムレータ23,24が未装着であることを伝えるためのエラーランプ22b、作動油や作動油フィルタエレメントの交換時期までの残存時間やブレーカ稼働率、使用される作動油およびフィルタエレメントの種類等を表示するディスプレイ22c、ディスプレイ22cの表示内容を切換える表示切換えスイッチ22d、作動油や作動油フィルタエレメントの種類を入力するための選択スイッチ22eと決定スイッチ22fを備えている。なお、図2(b)はエンジンスタート後に表示される画面であり、エンジンスタート後にスイッチ22dを操作することで、作動油や作動油フィルタエレメントの交換時間までの残存時間、ブレーカ稼働率、稼働時間が選択表示される。また、図3(a)〜(c)の画面22c1、22c2、22c3は、ディスプレイ22cは、エンジンストップ時の作動油や作動油フィルタエレメント交換時に表示される画面であり、エンジンストップ時にスイッチ22dを操作することで選択表示される。詳細は後述する。
次に図4〜図6を用い、作動油および作動油フィルタエレメントの交換作業に基づいて、コントローラ21による制御について説明する。
作業ステップの全体の構成としては、図4に示すように作業開始前の初期設定としての作動油および作動油フィルタエレメントの種類の設定ステップV、作業開始後の作業アタッチメントの種類の判別および判別された作業アタッチメントの稼働時間積算ステップW、積算された稼働時間から作動油または作動油フィルタエレメントの交換時間までの残存時間を演算する残存時間演算ステップZ、作動油または作動油フィルタエレメントの交換時に今まで積算および演算された稼働時間および残存時間をリセットするリセットステップYからなる。
まず、設定ステップVは、図2(a)に示すように表示装置22の表示切換えスイッチ22dを操作し、ディスプレイ22cを使用する作動油の種類または作動油フィルタエレメントの種類を選択する画面(選択画面)22c1〜22c3に切換え(図3(a)〜(c))、選択スイッチ22eを操作して、作動油を交換したのか、作動油フィルタエレメントを交換したのかを選択し(図3(a))、使用する作動油または作動油フィルタエレメントを選択する(図3(b)、(c))ことで行なわれる。ここで作動油およびフィルタエレメントの種類とは、作動油にあっては寿命時間(耐久性)による種類であり、フィルタエレメントにあっては材質による種類であり、それぞれ複数設定される。そして設定情報として、作動油および作動油フィルタエレメントの稼働率と寿命時間(耐久性に基づく交換時間)との関係線図(実験等に基づく線図)を数式化するための定数A、Bを上記関係線図に基づき予め設定しておき、これが選択した作動油および作動油フィルタエレメントに応じてコントローラ21に入力される。
稼働時間積算ステップWは、実験などにより予め設定される基準値(定数)a、b、c、dによりアタッチメントの種別を判別するものであり、基準値aは作業用アタッチメントとしてバケットおよびブレーカを含むその他のアタッチメントを使用した場合の管路14に発生する作動圧力の中間値に基づく値であり、bは作業用アッタチメントとしてブレーカおよび破砕機を使用した場合管路14に発生する作動圧力の中間値でa<bの関係を有する。基準値c,dは、作業アタッチメントのとしてブレーカを使用した際、適切な定格流量、油圧回路、アキュムレータなどの付属部品が装着されていない場合に管路15に発生する異常な作動圧力に基づく値である。図5に示すようにエンジンの始動によりスタートした直後、ステップW1で稼働時間T0の計測を始め、ステップW2でアタッチメント2を使用することにより圧力センサ19、20に圧力が立つまでは待機する。ステップW3で圧力センサ19からの圧力信号P1が定数a以下であれば、ステップW8で作業アタッチメントとしてバケットが装着されていると判断し、ステップW9でエンジンストップと共にエンジン始動からストップまでの稼働時間T0をバケット積算時間T1に積算する。ステップW3で圧力センサ19からの圧力信号P1が定数aより大であればステップW4に進み、圧力センサ19からの圧力信号P1が定数b以上であればステップW10へ進み、定数bより小であればステップW5に進む。
ステップW5で圧力センサ20からの圧力信号P2が定数c未満であれば、ステップW6でブレーカを問題なく使用していると判断して、ステップW7でエンジンストップと共に、エンジン始動からストップまでの稼働時間T0をブレーカ積算時間T2に積算し、ステップW5で圧力センサ20からの圧力信号P2が定数c以上であればステップW19に進む。
ステップW19では圧力センサ20からの圧力信号P2が定数d未満であれば、ステップW20で切換弁16が切換位置Bになっていない状態でブレーカを使用していると判断して、ステップW21で切換弁16の警告(エラーランプ22aの点灯)をし、ステップW7に移りエンジンストップと共に、エンジン始動からストップまでの稼働時間T0をブレーカ積算時間T2に積算し、ステップW19で圧力センサ20からの圧力信号P2が定数d以上であれば、ステップW22でバケットおよびブレーカ以外のアタッチメントを使用していると判断して、ステップW18でエンジンストップと共に、エンジン始動からストップまでの稼働時間T0をバケットおよびブレーカ以外の他のアタッチメント積算時間T3に積算する。
ステップW10では圧力センサ20からの圧力信号P2が定数c未満であれば、ステップW11で過剰流量もしくはアキュムレータ未装着のブレーカを使用していると判断して、ステップW12で過剰流量もしくはアキュムレータ未装着の警告(エラーランプ22bの点灯)をし、ステップW7に移りエンジンストップと共に、エンジン始動からストップまでの稼働時間T0をブレーカ積算時間T2に積算し、ステップW10で圧力センサ20からの圧力信号P2が定数c以上であればステップW13に進む。
ステップW13では圧力センサ20からの圧力信号P2が定数d未満であれば、ステップW14で切換弁16が切換位置Bでなく、更に過剰流量もしくはアキュムレータ未装着のブレーカを使用していると判断して、ステップW15で切換弁16の警告(エラーランプ22aの点灯)をし、ステップW16で過剰流量もしくはアキュムレータ未装着の警告(エラーランプ22bの点灯)をし、ステップW7に移りエンジンストップと共に、エンジン始動からストップまでの稼働時間T0をブレーカ積算時間T2に積算する。ステップW13で圧力センサ20からの圧力信号P2が定数d以上であれば、ステップW17でバケットおよびブレーカ以外の他のアタッチメントを使用していると判断して、ステップW18でエンジンストップと共に、エンジン始動からストップまでの稼働時間T0を他のアタッチメント積算時間T3に積算する。
なお、上述した圧力信号P1,P2はエンジン始動後〜エンジンストップまでの間に圧力センサ19,20によって所定時間(例えば0.5秒)毎に検出値される圧力の平均値の最大値が用いられる。
残存時間演算ステップZは、図6に示すようにエンジンの始動によりスタートした直後、ステップZ1で前回エンジンを停止するまでのバケット積算時間T1、ブレーカ積算時間T2、バケットおよびブレーカ以外の他のアタッチメント積算時間T3を読み込み、ステップZ2で、上記T1,T2,T3からブレーカ稼働率Xを計算し、ステップZ3で、選択した作動油および作動油フィルタエレメントの種類に基づいて設定される定数A,Bおよび、ブレーカ稼働率Xにより現在のブレーカ稼働率Xでの作動油や作動油フィルタエレメントの最適交換時間TXを計算し、ステップZ4で、前回交換時からの総稼働時間TYおよび最適交換時間TXから現在のブレーカ稼働率Xでの作動油や作動油フィルタエレメントの交換までの残存時間TZを計算し、ステップZ5で残存時間TZを表示装置22のディスプレイ22cに表示する(図2(b)参照)。なお、稼働率X,最適交換時間TX,残存時間TZは、それぞれ、次式で計算される。
X=T2/(T1+T2+T3)・・・(1)
TX=AB/(A+(B−A)X)・・(2)(A,Bは、上記定数)
TZ=TY−TX・・・・・・・・・(3)
X=T2/(T1+T2+T3)・・・(1)
TX=AB/(A+(B−A)X)・・(2)(A,Bは、上記定数)
TZ=TY−TX・・・・・・・・・(3)
また、リセットステップYは、作動油や作動油フィルタエレメントを交換した際に、図2に示すように表示装置22の表示切換えスイッチ22dを操作し、画面22c1で作動油もしくは作動油フィルタエレメントのどちらかを選択した段階で、選択した方の各積算時間がリセットされて、設定ステップVに移行するものである。
上述した実施の形態による効果は、設定ステップVにより、作動油や作動油フィルタエレメントによって決まる定数A、Bが得られ、毎回のエンジン始動毎に、稼働時間積算ステップWを行なうことにより、ブレーカ使用時の供給流量や油圧回路を適正に保つことができ、残存時間演算ステップZを行なう事により、最終的に適正なタイミングで作動油や作動油フィルタエレメントの交換が可能になり、リセットステップYにより交換後の積算時間を消去して、設定ステップVに戻ることができる。
よって、装着される作業用アタッチメントの種類毎に稼働時間を計測でき、これに応じて対象となる作業用アタッチメントの稼働率を把握して作動油や作動油フィルタエレメントの交換時間を演算できるため、作業用アタッチメントに合った適切な交換を行なうことができ、交換遅延による機器の損傷や、早期交換による不経済を防ぐことができる。
また、油圧回路の設定(切り換え)のミスを防止することができ、作業用アタッチメントやオイルクーラなどを損傷させてしまうことがない。
また、作業用アタッチメントに種類判別用のコネクタ等を設ける必要がなく、種々の作業用アタッチメントに対応可能であり、さらに、コネクタの誤接続などの人為的なミスも防止できる。
なお、上述した残存時間演算ステップZは、ブレーカ稼動率Xを算出する場合について述べたが、ステップZ2で分子にT1,T3を用いることで、バケット稼働率、他のアタッチメントの稼働率を算出することができ、以下のステップでそれら算出した稼働率を使用して演算することで、対象とするアタチメントを使用した場合のTZを演算、表示することもできる。
1:機体 2:作業用アタッチメント
10:油圧ポンプ 11:油圧ポンプ
12:コントロールバルブ 13:操作ペダル
14:ブレーカ使用時の圧油の供給管路 15:ブレーカ使用時の圧油の排出管路
16:切換弁 17:オイルクーラ
18:オイルタンク 19:圧力センサ
20:圧力センサ 21:コントローラ
22:表示装置 23:流量切換スイッチ
24:アキュムレータ 25:アキュムレータ
22a:エラーランプ 22b:エラーランプ
22c:ディスプレイ 22d:表示切換スイッチ
22e:選択スイッチ 22f:決定スイッチ
10:油圧ポンプ 11:油圧ポンプ
12:コントロールバルブ 13:操作ペダル
14:ブレーカ使用時の圧油の供給管路 15:ブレーカ使用時の圧油の排出管路
16:切換弁 17:オイルクーラ
18:オイルタンク 19:圧力センサ
20:圧力センサ 21:コントローラ
22:表示装置 23:流量切換スイッチ
24:アキュムレータ 25:アキュムレータ
22a:エラーランプ 22b:エラーランプ
22c:ディスプレイ 22d:表示切換スイッチ
22e:選択スイッチ 22f:決定スイッチ
Claims (4)
- 作業対象が異なる各種作業用アタッチメントをそれぞれ交換により機体に装着可能な作業機械において、
前記機体に装着された作業用アタッチメントの作動圧力を発生する油圧ポンプと、
前記作業用アタッチメントの作動圧力を検出する圧力検出手段と、
前記圧力検出手段の検出信号により、前記機体に装着された作業用アタッチメントの種類を判別する判別手段と、
前記判別手段により判別された作業用アタッチメント毎の稼働時間をそれぞれ計時する稼働時間計時手段と、
前記稼働時間計時手段による各作業用アタッチメント毎の稼働時間を表示する表示装置とを備えたことを特徴とする作業機械。 - 請求項1に記載の作業機械において、
前記圧力検出手段と前記判別手段により特定のアタッチメントの作動状態が適正か否かチェックする作動状態チェック手段をさらに備え、
前記表示装置は、前記チェックされた作動状態のうち不適正な点を表示する、不適正ポイント表示手段を備えたことを特徴とする作業機械。 - 請求項1または2に記載の作業機械において、
前記稼働時間計時手段による作業用アタッチメント毎の稼働時間に基づき、特定の作業用アタッチメントの稼働率を演算する稼働率演算手段をさらに備え、
前記表示装置は、前記演算された稼働率から前記特定の作業用アタッチメント使用時における部品のメンテナンス時期を演算するメンテナンス時期演算手段を備えたことを特徴する作業機械。 - 作業対象が異なる各種作業用アタッチメントをそれぞれ交換により機体に装着可能な可能な作業機械のアタッチメント種類判別方法であって、
油圧ポンプにより吐出される圧油によって発生する作業用アタッチメントの作動圧力を圧力検出手段により検出し、
検出された前記作動圧力を判別手段に予め設定された特定の作業用アタッチメントの作動圧力値と比較することによって前記機体に装着されるアタッチメントの種別を判別するアタッチメントの種別判別方法。
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