JP3321727B2 - 椅子の座の回動機構 - Google Patents
椅子の座の回動機構Info
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
- A47C7/56—Parts or details of tipping-up chairs, e.g. of theatre chairs
- A47C7/60—Use of locks or ledges for limiting the seat movement
-
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Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子の座の回動機
構の改良に関する。
構の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の椅子の座の回動機構として例え
ば、実公昭６４−１２８号公報記載のものがあり、座の
起倒範囲を規制するストッパーとストッパー受けが座に
内蔵されており外観、耐久性の面からの利点があった。
ば、実公昭６４−１２８号公報記載のものがあり、座の
起倒範囲を規制するストッパーとストッパー受けが座に
内蔵されており外観、耐久性の面からの利点があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の椅
子の座の回動機構は断面山型のストッパー受けの片側で
荷重を受ける構造であり、軸芯からストッパー受けの荷
重を受ける面までの寸法がやや大きく、ストッパー受け
が歪みを生じ易いという課題があった。更に、部品点数
が多く多数の椅子を組立てるのに多くの手間を要してい
た。本発明は、軸芯からストッパー受けの荷重を受ける
面までの寸法を小さくして軽量小型化にし、ストッパー
受けの歪を少なくすることが出来、極力組立ての手間を
減少することのできるコンパクトな椅子の座の回動機構
を得ることを目的とする。
子の座の回動機構は断面山型のストッパー受けの片側で
荷重を受ける構造であり、軸芯からストッパー受けの荷
重を受ける面までの寸法がやや大きく、ストッパー受け
が歪みを生じ易いという課題があった。更に、部品点数
が多く多数の椅子を組立てるのに多くの手間を要してい
た。本発明は、軸芯からストッパー受けの荷重を受ける
面までの寸法を小さくして軽量小型化にし、ストッパー
受けの歪を少なくすることが出来、極力組立ての手間を
減少することのできるコンパクトな椅子の座の回動機構
を得ることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記目的を得るため、請
求項１の発明にあっては、椅子の脚１に固定した軸３に
スプリング１０を設け、スプリング１０の一端を軸３に
係止し、他端を椅子の座２の回動に連動可能に係合させ
た椅子の座の回動機構において、軸３の断面を多角形に
形成して第１ブッシュ５、ストッパー６及び第２ブッシ
ュ７に軸３の断面形状と同じ形状の孔５ｂ、６ｂ、７ｂ
をあけ、それらの孔５ｂ、６ｂ、７ｂに軸３を通した状
態にして３者を密着させ、しかもストッパー６に凹部６
ｃを設けて第１ブッシュ５及び第２ブッシュ７に凹部６
ｃに嵌合する突起５ｃ、７ｃを形成し、突起５ｃ、７ｃ
を凹部６ｃに嵌合させた状態にしたものを座２に固定し
たアーム４に取り付けたストッパー受け８の中に内蔵さ
せ、ストッパー受け８に形成した当接部８ｃをストッパ
ー６に形成した突出部６ｄに当接可能に配置してなるこ
とを特徴とする椅子の座の回動機構により解決した。請
求項２の発明にあっては、第２ブッシュ７は弾性を有す
る材料製とし、ストッパー受け８に係着できるブレ止め
用つば部７ｄを形成してそのブレ止め用つば部７ｄをス
トッパー受け８に係着した請求項１に記載の椅子の座の
回動機構とするのが好ましい。請求項３の発明にあって
は、突出部６ｄ及び当接部８ｃを軸３に対して対称位置
に一対ずつ配設した請求項１又は２に記載の椅子の座の
回動機構とするのが好ましい。
求項１の発明にあっては、椅子の脚１に固定した軸３に
スプリング１０を設け、スプリング１０の一端を軸３に
係止し、他端を椅子の座２の回動に連動可能に係合させ
た椅子の座の回動機構において、軸３の断面を多角形に
形成して第１ブッシュ５、ストッパー６及び第２ブッシ
ュ７に軸３の断面形状と同じ形状の孔５ｂ、６ｂ、７ｂ
をあけ、それらの孔５ｂ、６ｂ、７ｂに軸３を通した状
態にして３者を密着させ、しかもストッパー６に凹部６
ｃを設けて第１ブッシュ５及び第２ブッシュ７に凹部６
ｃに嵌合する突起５ｃ、７ｃを形成し、突起５ｃ、７ｃ
を凹部６ｃに嵌合させた状態にしたものを座２に固定し
たアーム４に取り付けたストッパー受け８の中に内蔵さ
せ、ストッパー受け８に形成した当接部８ｃをストッパ
ー６に形成した突出部６ｄに当接可能に配置してなるこ
とを特徴とする椅子の座の回動機構により解決した。請
求項２の発明にあっては、第２ブッシュ７は弾性を有す
る材料製とし、ストッパー受け８に係着できるブレ止め
用つば部７ｄを形成してそのブレ止め用つば部７ｄをス
トッパー受け８に係着した請求項１に記載の椅子の座の
回動機構とするのが好ましい。請求項３の発明にあって
は、突出部６ｄ及び当接部８ｃを軸３に対して対称位置
に一対ずつ配設した請求項１又は２に記載の椅子の座の
回動機構とするのが好ましい。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図１〜６を
参照して説明する。以下において、椅子の着座時の前後
をそれぞれ前側、後側とし、前側より見て左を外側、右
を内側として説明する。図１、６において会議場、ホー
ルなどの連結椅子の各単位の椅子が設置される位置の両
側に、例えばダイキャストなどにより成形された脚１、
１が後部下端の取付片１ａ、１ａにボルト（図示省略）
の螺挿により立設され、脚１、１の各内側面に突設され
ている軸止め体１ｂ、１ｂには例えばブロー成形品など
による座２の切欠２ａ、２ａを貫通した通常断面方形の
軸３が各単位の側毎の端部を別部材を介在せしめて固着
されて、固定の軸３を支体として座２が座起立位置、着
座位置に回動可能とされている。
参照して説明する。以下において、椅子の着座時の前後
をそれぞれ前側、後側とし、前側より見て左を外側、右
を内側として説明する。図１、６において会議場、ホー
ルなどの連結椅子の各単位の椅子が設置される位置の両
側に、例えばダイキャストなどにより成形された脚１、
１が後部下端の取付片１ａ、１ａにボルト（図示省略）
の螺挿により立設され、脚１、１の各内側面に突設され
ている軸止め体１ｂ、１ｂには例えばブロー成形品など
による座２の切欠２ａ、２ａを貫通した通常断面方形の
軸３が各単位の側毎の端部を別部材を介在せしめて固着
されて、固定の軸３を支体として座２が座起立位置、着
座位置に回動可能とされている。
【０００６】本発明の実施の形態椅子の座の回動機構の
構成要素を逐次説明する。軸３を貫通した座２の両側後
部位置に両側後部外周を覆った形状の例えばダイキャス
ト製などのアーム４、４が取付孔４ｂ、４ｂへのねじ
（図示省略）の螺挿によって固着されている。以下の説
明では簡略化のため両側アーム４、４の片側についての
み行うこととする。アーム４は、座２の両側後部外周と
略同一面になるよう厚みを選択した板面により形成さ
れ、その後部内側縦面に円筒形のブッシュ孔４ａ、４ａ
が対向して穿設されている。ストッパー受け８は、軸３
と直交し中心部に円形のブッシュ孔８ｂが穿設され周囲
が対向する円弧部よりなる側板８ａと軸３と平行し対称
位置の当接部８ｃ、８ｃとにより形成され、当接部８
ｃ、８ｃは側板８ａの対向する円弧部に一端部が固着さ
れ軸３の軸芯方向に延び他端部はブッシュ孔４ａの前後
対向位置のアーム４に固着されている。側板８ａの一方
（図１、２では左側）のみに受板８ｃの内側に断面方形
で軸３の軸芯と平行に棒状揺動片９が突設されている。
構成要素を逐次説明する。軸３を貫通した座２の両側後
部位置に両側後部外周を覆った形状の例えばダイキャス
ト製などのアーム４、４が取付孔４ｂ、４ｂへのねじ
（図示省略）の螺挿によって固着されている。以下の説
明では簡略化のため両側アーム４、４の片側についての
み行うこととする。アーム４は、座２の両側後部外周と
略同一面になるよう厚みを選択した板面により形成さ
れ、その後部内側縦面に円筒形のブッシュ孔４ａ、４ａ
が対向して穿設されている。ストッパー受け８は、軸３
と直交し中心部に円形のブッシュ孔８ｂが穿設され周囲
が対向する円弧部よりなる側板８ａと軸３と平行し対称
位置の当接部８ｃ、８ｃとにより形成され、当接部８
ｃ、８ｃは側板８ａの対向する円弧部に一端部が固着さ
れ軸３の軸芯方向に延び他端部はブッシュ孔４ａの前後
対向位置のアーム４に固着されている。側板８ａの一方
（図１、２では左側）のみに受板８ｃの内側に断面方形
で軸３の軸芯と平行に棒状揺動片９が突設されている。
【０００７】ストッパー６は、金属板状体製で中心部に
軸３に嵌合可能な方形の孔６ｂが穿設され、周囲の対称
位置には突出部６ｄ、６ｄ及び弧部６ａ、６ａと、側面
外縁対向位置に貫通された円弧状の凹部６ｃ、６ｃを備
えている。第１ブッシュ５は、弾性を有する例えば合成
樹脂製で中心部に軸３に嵌合可能な方形の孔５ｂが穿設
され、内側側面の対向位置に凹部６ｃ、６ｃに嵌合可能
な断面半円形の突起５ｃ、５ｃと、外側側面にブッシュ
孔４ａに摺動可能な外径を有する円筒状部５ａとを備え
ている。第２ブッシュ７は、弾性を有する例えば合成樹
脂製で中心部に軸３に嵌合可能な方形の孔７ｂが穿設さ
れ、内側端縁にブッシュ孔８ｂより大径の円筒状である
ブレ止め用つば部７ｄと、外側にブッシュ孔８ｂに摺動
可能な外径を有する筒部７ａと、筒部７ａの外側側面外
縁の対向位置に突起５ｃ、５ｃと合わせて凹部６ｃ、６
ｃに嵌合可能な断面半円形の突起７ｃ、７ｃとを備えて
いる。内側側面は表面曲面状の湾曲部とするのが好まし
い。もし平面であると表面曲面状の別体のワッシャーを
用意する必要があり、部品点数が増加することとなる。
スプリングガイドブッシュ１２は、例えば合成樹脂製で
中心部に軸３に嵌合可能な方形の孔１２ｂが穿設され、
外周にはスプリング１０が嵌合可能な円筒状部１２ａ
と、外側端縁には円筒状のつば部１２ｃとを備えてい
る。
軸３に嵌合可能な方形の孔６ｂが穿設され、周囲の対称
位置には突出部６ｄ、６ｄ及び弧部６ａ、６ａと、側面
外縁対向位置に貫通された円弧状の凹部６ｃ、６ｃを備
えている。第１ブッシュ５は、弾性を有する例えば合成
樹脂製で中心部に軸３に嵌合可能な方形の孔５ｂが穿設
され、内側側面の対向位置に凹部６ｃ、６ｃに嵌合可能
な断面半円形の突起５ｃ、５ｃと、外側側面にブッシュ
孔４ａに摺動可能な外径を有する円筒状部５ａとを備え
ている。第２ブッシュ７は、弾性を有する例えば合成樹
脂製で中心部に軸３に嵌合可能な方形の孔７ｂが穿設さ
れ、内側端縁にブッシュ孔８ｂより大径の円筒状である
ブレ止め用つば部７ｄと、外側にブッシュ孔８ｂに摺動
可能な外径を有する筒部７ａと、筒部７ａの外側側面外
縁の対向位置に突起５ｃ、５ｃと合わせて凹部６ｃ、６
ｃに嵌合可能な断面半円形の突起７ｃ、７ｃとを備えて
いる。内側側面は表面曲面状の湾曲部とするのが好まし
い。もし平面であると表面曲面状の別体のワッシャーを
用意する必要があり、部品点数が増加することとなる。
スプリングガイドブッシュ１２は、例えば合成樹脂製で
中心部に軸３に嵌合可能な方形の孔１２ｂが穿設され、
外周にはスプリング１０が嵌合可能な円筒状部１２ａ
と、外側端縁には円筒状のつば部１２ｃとを備えてい
る。
【０００８】スプリング１０は、両端末部１０ａ、１０
ｂ及び本体１０ｃよりなり、両端末部１０ａ、１０ｂは
位相をずらして円筒状部１２ａ上に嵌合可能とされてい
る。固定板１１は、軸３の軸芯方向長手の表面に沿って
固着された基部１１ｂと、基部１１ｂから軸３表面より
下面高さｍを保って連設された断面方形で棒状揺動片９
と略同幅の先端部１１ａとよりなり、後記する座起立位
置においてはスプリング１０の両末端部１０ａ、１０ｂ
間の中立位置に介在して配設されている。固定板１１、
第１ブッシュ５、ストッパー６、第２ブッシュ７、スプ
リングガイドブッシュ１２は椅子の座２の回動に無関係
の軸３に固定されている。軸３は断面方形でなく、他の
多角形であってもよいが、この場合各孔５ｂ、６ｂ、７
ｂ、１２ｂもこの多角形に合わせる必要があり、加工上
から方形が最も好ましい。一方ストッパー受け８、揺動
片９は椅子の座２の回動によるアーム４の回動に対応し
て回動可能とされている。通常スプリング１０、固定板
１１、スプリングガイドブッシュ１２はそれぞれ棒状揺
動片９のある一方（図１、２では左側）のみに設けら
れ、第１ブッシュ５、ストッパー６、第２ブッシュ７、
ストッパー受け８はそれぞれ両側に設けられているが、
右側の第１ブッシュ５、ストッパー６、第２ブッシュ
７、ストッパー受け８は前記左側と対称位置に配置され
ている。
ｂ及び本体１０ｃよりなり、両端末部１０ａ、１０ｂは
位相をずらして円筒状部１２ａ上に嵌合可能とされてい
る。固定板１１は、軸３の軸芯方向長手の表面に沿って
固着された基部１１ｂと、基部１１ｂから軸３表面より
下面高さｍを保って連設された断面方形で棒状揺動片９
と略同幅の先端部１１ａとよりなり、後記する座起立位
置においてはスプリング１０の両末端部１０ａ、１０ｂ
間の中立位置に介在して配設されている。固定板１１、
第１ブッシュ５、ストッパー６、第２ブッシュ７、スプ
リングガイドブッシュ１２は椅子の座２の回動に無関係
の軸３に固定されている。軸３は断面方形でなく、他の
多角形であってもよいが、この場合各孔５ｂ、６ｂ、７
ｂ、１２ｂもこの多角形に合わせる必要があり、加工上
から方形が最も好ましい。一方ストッパー受け８、揺動
片９は椅子の座２の回動によるアーム４の回動に対応し
て回動可能とされている。通常スプリング１０、固定板
１１、スプリングガイドブッシュ１２はそれぞれ棒状揺
動片９のある一方（図１、２では左側）のみに設けら
れ、第１ブッシュ５、ストッパー６、第２ブッシュ７、
ストッパー受け８はそれぞれ両側に設けられているが、
右側の第１ブッシュ５、ストッパー６、第２ブッシュ
７、ストッパー受け８は前記左側と対称位置に配置され
ている。
【０００９】図１〜４により椅子の座の回動機構の組立
て状態について説明する。左側より、第１ブッシュ５の
円筒状部５ａに突起５ｃ、５ｃにストッパー６の凹部６
ｃ、６ｃを嵌着し、ブッシュ孔４ａに形成した突壁４ｂ
に第１ブッシュ５を嵌着し、ストッパー受け８の当接部
８ｃ、８ｃと側板８ａで形成された間隙からストッパー
６の突出部６ｄ、６ｄが対称位置外側に突出するように
ストッパー６を配置して、ストッパー受け８のブッシュ
孔８ｂに第２ブッシュ７の筒部７ａを内側より嵌着し、
凹部６ｃ、６ｃの残りの間隙に第２ブッシュ７の突起７
ｃ、７ｃを嵌着する。前記したように、突起５ｃ、５ｃ
及び７ｃ、７ｃとは合わせて凹部６ｃ、６ｃに嵌合可能
なそれぞれ断面半円形とされているので、第１ブッシュ
５、ストッパー６及び第２ブッシュ７は容易にセット可
能である。
て状態について説明する。左側より、第１ブッシュ５の
円筒状部５ａに突起５ｃ、５ｃにストッパー６の凹部６
ｃ、６ｃを嵌着し、ブッシュ孔４ａに形成した突壁４ｂ
に第１ブッシュ５を嵌着し、ストッパー受け８の当接部
８ｃ、８ｃと側板８ａで形成された間隙からストッパー
６の突出部６ｄ、６ｄが対称位置外側に突出するように
ストッパー６を配置して、ストッパー受け８のブッシュ
孔８ｂに第２ブッシュ７の筒部７ａを内側より嵌着し、
凹部６ｃ、６ｃの残りの間隙に第２ブッシュ７の突起７
ｃ、７ｃを嵌着する。前記したように、突起５ｃ、５ｃ
及び７ｃ、７ｃとは合わせて凹部６ｃ、６ｃに嵌合可能
なそれぞれ断面半円形とされているので、第１ブッシュ
５、ストッパー６及び第２ブッシュ７は容易にセット可
能である。
【００１０】スプリングガイドブッシュ１２の円筒状部
１２ａ上にスプリング１０の本体１０ｃを嵌合し、孔１
２ｂに軸３を固定板１１の先端部１１ａ内側端末まで軸
嵌挿方向ｚに嵌挿し、軸３の外側先端部を方形が揃った
第１ブッシュ５、ストッパー６、第２ブッシュ７の各孔
５ｂ、６ｂ、７ｂに軸嵌挿方向Ｚに嵌挿してセットす
る。この時、スプリング１０の両末端部１０ａ、１０ｂ
間に先端部１１ａの下方に棒状揺動片９が介在するよう
に調整されている。揺動片９は軸３表面より前記した先
端部１１ａ下面の高さｍより低い上面高さｎを保って保
持され、軸３、第１ブッシュ５、ストッパー６、第２ブ
ッシュ７、スプリングガイドブッシュ１２は椅子の座２
の回動に無関係に固定され、ストッパー受け８、揺動片
９は椅子の座２の回動に連動して移動可能とされてい
る。前記したように、孔５ｂ、６ｂ、７ｂ、１２ｂは方
形の軸３が嵌合可能な同一形状とされているので、これ
らの各孔と軸３とは容易にセット可能である。
１２ａ上にスプリング１０の本体１０ｃを嵌合し、孔１
２ｂに軸３を固定板１１の先端部１１ａ内側端末まで軸
嵌挿方向ｚに嵌挿し、軸３の外側先端部を方形が揃った
第１ブッシュ５、ストッパー６、第２ブッシュ７の各孔
５ｂ、６ｂ、７ｂに軸嵌挿方向Ｚに嵌挿してセットす
る。この時、スプリング１０の両末端部１０ａ、１０ｂ
間に先端部１１ａの下方に棒状揺動片９が介在するよう
に調整されている。揺動片９は軸３表面より前記した先
端部１１ａ下面の高さｍより低い上面高さｎを保って保
持され、軸３、第１ブッシュ５、ストッパー６、第２ブ
ッシュ７、スプリングガイドブッシュ１２は椅子の座２
の回動に無関係に固定され、ストッパー受け８、揺動片
９は椅子の座２の回動に連動して移動可能とされてい
る。前記したように、孔５ｂ、６ｂ、７ｂ、１２ｂは方
形の軸３が嵌合可能な同一形状とされているので、これ
らの各孔と軸３とは容易にセット可能である。
【００１１】次に前記した椅子の座の回動機構の作動に
ついて逐次説明する。図５（ａ）には座起立位置の場合
が示され、この場合金属製のストッパー６の突出部６
ｄ、６ｄとストッパー受け８の当接部８ｃ、８ｃは接触
しない位置に調節されている。
ついて逐次説明する。図５（ａ）には座起立位置の場合
が示され、この場合金属製のストッパー６の突出部６
ｄ、６ｄとストッパー受け８の当接部８ｃ、８ｃは接触
しない位置に調節されている。
【００１２】図５（ｂ）には着座位置の場合が示され、
座２が前記座起立位置から座回動方向ｘに回動すると、
座２の回動に連動するストッパー受け８が軸３に固定さ
れている突出部６ｄ、６ｄに当接して停止し、この位置
を限度として、揺動片９が座回動方向に移動してスプリ
ング１０の一方の端末部１０ａに当接し、軸３に固着さ
れている固定板１１の先端部１１ａがコイルスプリング
１０の他方の端末部１０ｂに当接し、スプリング１０の
弾発力と着座者の重量がバランスし安定した状態で円滑
かつ容易に椅子に着座することができる。着座者が起立
するとスプリング１０の弾発力によって座２が着座位置
から座起立位置に座回動方向Ｙに自動的に起立復元する
ことができる。
座２が前記座起立位置から座回動方向ｘに回動すると、
座２の回動に連動するストッパー受け８が軸３に固定さ
れている突出部６ｄ、６ｄに当接して停止し、この位置
を限度として、揺動片９が座回動方向に移動してスプリ
ング１０の一方の端末部１０ａに当接し、軸３に固着さ
れている固定板１１の先端部１１ａがコイルスプリング
１０の他方の端末部１０ｂに当接し、スプリング１０の
弾発力と着座者の重量がバランスし安定した状態で円滑
かつ容易に椅子に着座することができる。着座者が起立
するとスプリング１０の弾発力によって座２が着座位置
から座起立位置に座回動方向Ｙに自動的に起立復元する
ことができる。
【００１３】前述した突出部６ｄ及び当接部８ｃは軸３
に対して対称位置でなく各１個ずつ設けることとしても
よいが、対称位置に一対ずつ配設するのが好ましい。そ
れは、ストッパー受け８とストッパー６の当設が２か所
でなされる場合は、軸芯からストッパー受け８の荷重を
受ける面までの寸法をより小さくして軽量小型化にする
ことができ、従来ストッパー受けとストッパーを内蔵で
きなかった薄型の座にも取付け可能である。また、スト
ッパー６にかかった荷重を第１ブッシュ５と第２ブッシ
ュ７の２か所に分散することができるので、ストッパー
６の歪みを減少できるので部品の軽量化が計れる。
に対して対称位置でなく各１個ずつ設けることとしても
よいが、対称位置に一対ずつ配設するのが好ましい。そ
れは、ストッパー受け８とストッパー６の当設が２か所
でなされる場合は、軸芯からストッパー受け８の荷重を
受ける面までの寸法をより小さくして軽量小型化にする
ことができ、従来ストッパー受けとストッパーを内蔵で
きなかった薄型の座にも取付け可能である。また、スト
ッパー６にかかった荷重を第１ブッシュ５と第２ブッシ
ュ７の２か所に分散することができるので、ストッパー
６の歪みを減少できるので部品の軽量化が計れる。
【００１４】
【発明の効果】本発明の椅子の座の回動機構によれば、
ストッパーにかかった荷重を第１ブッシュと第２ブッシ
ュの２か所に分散することができるので、ストッパーの
歪みを減少でき部品の軽量化が計れる。又、軸芯からス
トッパー受けの荷重を受ける面までの寸法を小さくして
軽量小型化し、従来ストッパー受けとストッパーを内蔵
できなかった薄型の座にも取付け可能である。更に、コ
ンパクトな機構なので、組立ての手間を減少することが
できる。
ストッパーにかかった荷重を第１ブッシュと第２ブッシ
ュの２か所に分散することができるので、ストッパーの
歪みを減少でき部品の軽量化が計れる。又、軸芯からス
トッパー受けの荷重を受ける面までの寸法を小さくして
軽量小型化し、従来ストッパー受けとストッパーを内蔵
できなかった薄型の座にも取付け可能である。更に、コ
ンパクトな機構なので、組立ての手間を減少することが
できる。
【図１】本発明の椅子の座の回動機構の一例を示す斜視
図である。
図である。
【図２】図１の椅子の座の回動機構の各構成要素を分解
した全体斜視図である。
した全体斜視図である。
【図３】図１の椅子の座の回動機構の第１ブッシュ、ス
トッパー、第２ブッシュの分解斜視図である。
トッパー、第２ブッシュの分解斜視図である。
【図４】図１の椅子の座の回動機構の座起立位置におけ
る要部組立概略断面図である。
る要部組立概略断面図である。
【図５】図１の椅子の座の回動機構のストッパー及びス
トッパー受けの関係を示す（ａ）座起立位置、（ｂ）着
座位置の一部概略側面図である。
トッパー受けの関係を示す（ａ）座起立位置、（ｂ）着
座位置の一部概略側面図である。
【図６】図１の椅子の座の回動機構を備える椅子の他の
パーツを示す一部分解斜視図である。
パーツを示す一部分解斜視図である。
１脚 １ａ 取付片 １ｂ 軸止め体 ２ 座 ２ａ 切欠 ３ 軸 ４ アーム ４ａ、８ｂ ブッシュ孔 ４ｂ 突壁 ５ 第１ブッシュ ５ａ、１２ａ 円筒状部 ５ｂ、６ｂ、７ｂ、１２ｂ孔 ５ｃ、７ｃ 突起 ６ ストッパー ６ａ 弧部 ６ｃ 凹部 ６ｄ 突出部 ７ 第２ブッシュ ７ａ 筒部 ７ｄブレ止め用つば部 ８ ストッパー受け ８ａ 側板 ８ｃ 当接部 ９ 揺動片 １０ スプリング １０ａ、１０ｂ 端末部 １０ｃ 本体 １１ 固定板 １１ａ 先端部 １１ｂ 基部 １２ スプリングガイドブッシュ １２ｃ つば部 Ｘ、Ｙ 座回動方向 ｍ、ｎ 高さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A47C 7/58 - 7/60 A47C 1/121
Claims (3)
- 【請求項１】 椅子の脚（１）に固定した軸（３）にス
プリング（１０）を設け、スプリング（１０）の一端を
軸（３）に係止し、他端を椅子の座（２）の回動に連動
可能に係合させた椅子の座の回動機構において、軸
（３）の断面を多角形に形成して第１ブッシュ（５）、
ストッパー（６）及び第２ブッシュ（７）に軸（３）の
断面形状と同じ形状の孔（５ｂ、６ｂ、７ｂ）をあけ、
それらの孔（５ｂ、６ｂ、７ｂ）に軸（３）を通した状
態にして３者を密着させ、しかもストッパー（６）に凹
部（６ｃ）を設けて第１ブッシュ（５）及び第２ブッシ
ュ（７）に凹部（６ｃ）に嵌合する突起（５ｃ、７ｃ）
を形成し、突起（５ｃ、７ｃ）を凹部（６ｃ）に嵌合さ
せた状態にしたものを座（２）に固定したアーム（４）
に取り付けたストッパー受け（８）の中に内蔵させ、ス
トッパー受け（８）に形成した当接部（８ｃ）をストッ
パー（６）に形成した突出部（６ｄ）に当接可能に配置
してなることを特徴とする椅子の座の回動機構。 - 【請求項２】 第２ブッシュ（７）は弾性を有する材料
製とし、ストッパー受け（８）に係着できるブレ止め用
つば部（７ｄ）を形成してそのブレ止め用つば部（７
ｄ）をストッパー受け（８）に係着したことを特徴とす
る、請求項１に記載の椅子の座の回動機構。 - 【請求項３】 突出部（６ｄ）及び当接部（８ｃ）を軸
（３）に対して対称位置に一対ずつ配設したことを特徴
とする、請求項１又は２に記載の椅子の座の回動機構。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23575396A JP3321727B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 椅子の座の回動機構 |
| US08/779,561 US5803546A (en) | 1996-08-02 | 1997-01-07 | Turning mechanism for chair seat |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23575396A JP3321727B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 椅子の座の回動機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1043000A JPH1043000A (ja) | 1998-02-17 |
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Family
ID=16990729
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23575396A Expired - Lifetime JP3321727B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 椅子の座の回動機構 |
Country Status (2)
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