JP3321418B2 - トレンチャ - Google Patents

トレンチャ

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JP3321418B2
JP3321418B2 JP25709598A JP25709598A JP3321418B2 JP 3321418 B2 JP3321418 B2 JP 3321418B2 JP 25709598 A JP25709598 A JP 25709598A JP 25709598 A JP25709598 A JP 25709598A JP 3321418 B2 JP3321418 B2 JP 3321418B2
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幸雄 垣内
友男 三村
成郎 北原
誠 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地盤を掘削してこ
れに溝を形成するためのトレンチャに関する。
【0002】
【従来の技術】トレンチャは、トラクタに支持された溝
掘削装置と、該溝掘削装置からその稼働により生じた掘
削片を受け取り、前記トラクタの側方に向けて運搬可能
であるように前記トラクタに搭載されたベルトコンベヤ
とを備える。前記ベルトコンベヤは、搬送した前記掘削
片の放出を許す開口が設けられたカバーで覆われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、山岳トンネ
ルの底部地盤である岩盤に溝を形成すべく、前記トレン
チャをトンネル内で稼働させると、前記溝掘削装置から
前記ベルトコンベヤに掘削片が移動するときに多量の粉
塵が発生する。粉塵は前記ベルトコンベヤを覆うカバー
内に充満し、前記カバーの開口を経てトンネル内に漏れ
出る。その結果、トンネル内の作業環境が悪化し、トン
ネル内における作業性または安全性の低下を余儀なくさ
れていた。
【0004】本発明の目的は、粉塵除去機能を有するト
レンチャを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るトレンチャ
は、トラクタと、前記トラクタに支持された溝掘削装置
と、前記トラクタに搭載されたベルトコンベヤであって
前記溝掘削装置からその稼働により生じた掘削片を受け
取り、前記トラクタの側方に向けて運搬可能であるベル
トコンベヤと、前記ベルトコンベヤを覆うカバーであっ
て前記トラクタの側方に向けて開放する開口を有するカ
バーと、前記カバーの内部の空気を吸引するための装置
とを含む。本発明は、さらに、前記カバーにその開口の
少なくとも一部を覆うように取り付けられたカーテンを
含むものとすることができる。
【0006】
【発明の作用および効果】本発明によれば、ベルトコン
ベヤを覆うカバーの内部の空気を吸引するための装置を
作動させることにより、掘削片が前記溝掘削装置から前
記ベルトコンベヤに移動するときに生じ、カバー内の空
気中に浮遊する粉塵を吸引し、除去することができる。
このことから、トンネル内におけるトレンチャの使用時
に発生する、前記カバーの開口からトンネル内への前記
粉塵の漏出量を著しく減少させ、トンネル内の作業環境
の悪化およびこれに伴うトンネル内の作業性、安全性等
の低下を回避することができる。
【0007】また、前記カバーにその開口を覆うように
カーテンを取り付けることにより、前記ベルトコンベヤ
から前記カバー外への掘削片の放出を確保しつつ、前記
開口からの前記粉塵の漏れを少なくすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、本発明に係る
トレンチャが全体に符号10で示されている。図示のト
レンチャ10は、岩盤からなるトンネルの底部地盤12
に溝14を形成すべく該底部地盤を掘削している状態に
ある。
【0009】トレンチャ10は、クローラ形のトラクタ
16と、トラクタ16の前部に取り付けられ、支持され
たラダー型の溝掘削装置18と、トラクタ16に搭載さ
れたベルトコンベヤ20と、空気吸引装置22とを備
え、溝14の掘削は、トラクタ16を後進させる間、溝
掘削装置18を作動させて行う。
【0010】トラクタ16は、図示の例のほか、ホイー
ル形のものであってもよい。
【0011】溝掘削装置18は、周面23を有する細長
いカッタブーム24と、カッタブーム24に支持されそ
の周面23に沿って伸びかつ該周面に沿って移動可能で
ある無端のチェーンカッタ26とを有する。
【0012】カッタブーム24はその端部を貫通する軸
28を介してトラクタ16に揺動可能に支持されてい
る。軸28はトラクタ16の進行方向に対して直角な横
方向へ伸びている。
【0013】カッタブーム24には軸28の周りに揺動
運動を生じさせるための駆動手段(図示せず)が接続さ
れており、前記駆動手段の作動下でカッタブーム24を
揺動させ、底部地盤12に対する溝掘削装置18の傾斜
角度を調整することにより、掘削される溝14の深さを
定めることができる。
【0014】図2に示すように、チェーンカッタ26
は、カッタブーム24の周面23に沿って伸びる無端の
チェーン30と、チェーン30の周面に固定された多数
のビット32とを有する。
【0015】チェーンカッタ26は、チェーン30を駆
動回転させるための駆動手段(図示せず)によりカッタ
ブーム24の周面23に沿って回転され、このとき、ビ
ット32が底部地盤12を切削する。これにより、底部
地盤12が掘り下げられる。
【0016】各ビット32はチェーンカッタ26の回転
方向34に向けて配置されているため、底部地盤12の
掘削により生じた掘削片がチェーン30とビット32と
の間に保持され、運搬される。前記掘削片は、その後、
ベルトコンベヤ20上に落下する。
【0017】さらに、チェーンカッタ26の一部、より
詳細には、軸28が貫通する端部側の半分がカバー36
で覆われている。
【0018】なお、ビット32が底部地盤12に切削力
を及ぼす箇所に向けて冷却水を放出し、これによりビッ
ト32を冷却するための散水装置(図示せず)が装置さ
れている。前記冷却水の放出は、また、ビット32の切
削作用が及ぼされる箇所における粉塵の発生の抑制に寄
与する。
【0019】ベルトコンベヤ20は溝掘削装置18の後
方に配置され、チェーンカッタ26が保持、運搬した前
記掘削片が落下するとき、これを受け止めることができ
る。ベルトコンベヤ20は軸28と平行に前記横方向へ
伸び、チェーンカッタ26から受け取った掘削片38を
トラクタ16の側方に向けて運搬することができる。
【0020】ベルトコンベヤ20はカバー40で覆われ
ており、カバー40はトラクタ16に固定されている。
カバー40は、前記掘削片がチェーンカッタ26からベ
ルトコンベヤ20上に落下するときに生じ、空気中に浮
遊する粉塵をその内部に閉じ込める作用をなす。
【0021】カバー40が規定する空間42には、溝掘
削装置18の一部、より詳細には軸28が貫通する前記
端部側の一部と、該一部を覆うカバー36の一部とが受
け入れられている。これにより、ベルトコンベヤ20上
への前記掘削片の落下が可能とされている。
【0022】また、カバー40は開口44を有する。開
口44は、ベルトコンベヤ20の伸長方向に関する一方
の端部に相対して設けられており、ベルトコンベヤ20
により運搬された掘削片38は、この開口44を通し
て、ベルトコンベヤ20からカバー40の外部に放出さ
れる。
【0023】また、カバー40には、開口44の少なく
とも一部を覆うカーテン46が取り付けられている。カ
ーテン46は、ベルトコンベヤ20からカバー40外へ
の前記掘削片の放出を確保し、また、カバー40内に浮
遊する前記粉塵が開口44から漏れ出る量を制限する。
【0024】図示のカーテン46はベルトコンベヤ20
の設置位置より高い位置に吊り下げられており、また、
カーテン46にはその下端からその上方へ向けて伸びる
複数のスリット48が設けられている。
【0025】スリット48を設けた結果、ベルトコンベ
ヤ20から放出される前記掘削片は、カバーの開口44
を通過するとき、カーテン46のスリット48相互間部
分を個々に折り曲げる。このことから、開口44は部分
的に開かれ、全開状態にはならない。このため、カバー
40内の前記粉塵の漏出が最小限に抑えられる。
【0026】カーテン46は、例えば、ゴム製の板材か
らなる。
【0027】カバー40に生じた前記粉塵は、空気吸引
装置22を作動させてこれに吸引し、カバー40内から
排除することができる。
【0028】空気吸引装置22は、例えばファン式吸引
装置からなり、フレキシブルホースのような管50を介
してカバー40に接続され、該カバーの内部空間に連通
している。
【0029】空気吸引装置22は、トラクタ16に搭載
し、あるいは、トラックのような台車52に搭載するこ
とができる。
【0030】空気吸引装置22を作動させることによ
り、カバー16内から該カバー内の空気中に浮遊する前
記粉塵を吸引し(吸引による粉塵の移動方向を矢印53
で示す。)、貯留することができる。これにより、溝掘
削装置18による溝の掘削時に発生する前記粉塵で前記
トンネル内の空気が汚染され、このために前記トンネル
内の作業環境が悪化し、作業上の能率、安全性が低下す
ることを防止することができる。
【0031】また、好ましくは、トレンチャ10の駆動
源であるエンジン54の排気ガスをも併せて吸引する。
前記排気ガスの吸引のため、エンジン54の排気管(図
示せず)が他の管56を介して管50に接続されてい
る。前記排気ガスの移動方向を矢印58で示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトレンチャの側面図である。
【図2】溝掘削装置、ベルトコンベヤおよびそのカバー
の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 トレンチャ 16 トラクタ 18 溝掘削装置 20 ベルトコンベヤ 22 空気吸引装置 40 ベルトコンベヤのカバー 44 カバーの開口 46 カーテン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北原 成郎 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会 社熊谷組東京本社内 (72)発明者 後藤 誠 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会 社熊谷組東京本社内 (56)参考文献 特開 平6−173295(JP,A) 特開 平7−317103(JP,A) 特開 昭49−129302(JP,A) 実公 平3−55649(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 5/06 E02F 7/02 E02F 7/04 E21F 13/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタと、前記トラクタに支持された溝
    掘削装置と、前記トラクタに搭載されたベルトコンベヤ
    であって前記溝掘削装置からその稼働により生じた掘削
    片を受け取り、前記トラクタの側方に向けて運搬可能で
    あるベルトコンベヤと、前記ベルトコンベヤを覆うカバ
    ーであって前記トラクタの側方に向けて開放する開口を
    有するカバーと、前記カバーの内部の空気を吸引するた
    めの装置とを含む、トレンチャ。
  2. 【請求項2】さらに、前記カバーにその開口の少なくと
    も一部を覆うように取り付けられたカーテンを含む、請
    求項1に記載のトレンチャ。
JP25709598A 1998-09-10 1998-09-10 トレンチャ Expired - Fee Related JP3321418B2 (ja)

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