JP3321005B2 - 合体コネクタの合体構造 - Google Patents

合体コネクタの合体構造

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JP3321005B2 JP35124396A JP35124396A JP3321005B2 JP 3321005 B2 JP3321005 B2 JP 3321005B2 JP 35124396 A JP35124396 A JP 35124396A JP 35124396 A JP35124396 A JP 35124396A JP 3321005 B2 JP3321005 B2 JP 3321005B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコネクタハ
ウジングを合体させてなる合体コネクタにおける合体構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に図示されている合体コネクタの合
体構造は、実開昭48−577号公報に記載されている
ものであって、一方のコネクタハウジングaの接合面b
に、均一な高さを有する2個の雫状のボスcが突設さ
れ、このボスc用の十字形の嵌合穴dが他方のコネクタ
ハウジングaの被接合面eに貫設されており、接合面b
のボスcを被接合面eの嵌合穴dに圧入して嵌合させる
ことにより複数のコネクタハウジングaが順次合体させ
られるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、合体コネク
タにおいては、多極化あるいは車両用の場合には耐振性
の向上等の目的で、合体強度を強化する必要がある。
【0004】しかしながら、従来の合体コネクタの合体
構造には、合体コネクタの合体強度を強化するためにボ
スc及び嵌合穴dの数を多くすれば多くする程、その数
に単純に比例して、コネクタハウジングaの合体時に必
要な合体荷重が大きくなり、合体作業の作業性が低下す
るという問題があった。
【0005】従来技術の前記問題点に鑑み、本発明で
は、ボス及び嵌合穴の数を多くして合体コネクタの合体
強度を強化した場合であっても、従来技術と比べて、コ
ネクタハウジングの合体時に必要な押圧力を小さくする
ことができ、その結果、合体作業の作業性を向上させる
ことができる合体コネクタの合体構造を提供することを
課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、請求項1の発明では、一方のコネクタハ
ウジングの接合面にボスが突設され、該ボス用の嵌合穴
が他方のコネクタハウジングの被接合面に形成されてお
り、前記ボスを前記嵌合穴に圧入して嵌合させることに
より複数のコネクタハウジングが順次合体させられる合
体コネクタの合体構造において、前記接合面にボスの高
さが不均一な少なくとも個のボスが突設され、全ての
ボスのうちの少なくとも2個のボスの高さが均一かつ最
大とされ、かつ、該高さが均一かつ最大とされている少
なくとも2個のボスは、前記接合面のコーナー部に分散
されて配置されている、という構成を採用している。
【0007】この発明では、一方のコネクタハウジング
の接合面にボスの高さが不均一な少なくとも個のボス
が突設され、かつ、全てのボスのうちの少なくとも2個
ボスの高さが均一かつ最大とされているため、一方の
コネクタハウジングのボスを他方のコネクタハウジング
の嵌合穴に圧入し嵌合させてコネクタハウジング同士を
合体させる際に、嵌合穴へのボスの圧入開始時期をずら
すことができる。
【0008】ところで、ボスを嵌合穴へ圧入させる際に
必要な圧入荷重は、ボスが嵌合穴への圧入を開始する直
前に最大となり、嵌合穴への圧入を開始すると減少す
る。
【0009】従って、の発明では、嵌合穴へのボスの
圧入開始時期をずらすことによって、嵌合穴へボスを圧
入させる際に必要な圧入荷重の最大値の集中を避けるこ
とができ、その結果、コネクタハウジングの合体時に必
要な合体荷重を従来技術と比べて小さくすることができ
る。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】特に、高さが均一かつ最大とされている少
なくとも2個のボスは、接合面のコーナー部に分散させ
て配置されているので、コーナー部に分散されて配置さ
れている2個のボスを対応する嵌合穴との圧入位置に配
置する際の視認が容易であり、前記2個のボスを対応す
る嵌合穴との圧入位置に配置した際に決定されるところ
の、全てのボスとの嵌合穴との位置決めの精度を上げる
こともでき、その結果、コネクタハウジングの合体作業
の作業性を向上させることができる。
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】発明を施した実施の形態の一
例を図1〜図5に基づいて以下に説明する。
【0020】図1は合体コネクタの合体前の状態を示し
ている。この合体コネクタは、下側のコネクタ10と上
側のコネクタ50とを積み重ねて合体させることにより
構成される。
【0021】下側のコネクタ10のコネクタハウジング
11は、その内部に、左右方向に配列された多数の端子
収容室12を具備し、各端子収容室12には端子13が
組み付けられており、各端子13には電線14が圧接接
続されている。
【0022】このコネクタハウジング11の上壁15
は、電線14を端子13に圧接接続するため電線13側
が開放されており、この開放部分は、下側のコネクタ1
0と上側のコネクタ50とを合体させることにより、上
側のコネクタ50のコネクタハウジング51の下壁59
によって閉鎖されるようになっている。
【0023】下側のコネクタハウジング11の上壁15
は表面が平坦な接合面16とされ、この接合面16には
10個のボス17,18が突設されており、接合面16
のコーナー部に分散配置されている2個のボス17は、
高さが均一かつ最大とされている。そして、この2個以
外の8個のボス18は、均一の高さを有し、その高さが
前記2個のボス17より低く設定されている。
【0024】下側のコネクタハウジング11の両側面に
はフック19が突設されており、このフック19は、下
側のコネクタ10と上側のコネクタ50との合体時に
は、上側のコネクタハウジング51の下壁59に垂設さ
れている係合部57の係止穴58と係合する。
【0025】上側のコネクタハウジング51は、下側の
コネクタハウジング11と同様、内部に、左右方向に配
列された多数の端子収容室52を具備し、各端子収容室
52には端子53が組み付けられ、各端子53には電線
54が圧接接続されており、電線54を端子53に圧接
接続するため上壁55は電線54側が開放されている。
なお、この開放部分を閉鎖させるため、前記上壁55に
はカバー70がヒンジ部71を介して結合されており、
このカバー70には、コネクタハウジング51の両側面
に突設されたフック56と係合する係合部72が垂設さ
れている。
【0026】上側のコネクタハウジング51の下壁59
は表面が平坦な被接合面60とされ、この被接合面60
には、下側のコネクタハウジング11が具備する10個
のボス17,18に対応する位置に、後述する嵌合穴6
1,62(図3参照)が形成されている。
【0027】図2は下側のコネクタハウジング11の接
合面16に突設されたボス17,18の縦断面を示して
いる。全てのボス17,18は円柱状の基部17a,1
8aと、その基部17a,18aに連続しその基部17
a,18aより大径の頂部17b,18bとよりなり、
頂部17b,18bの先端部分は、後述する嵌合穴6
1,62への圧入を容易にするため面取りされている。
【0028】図3は上側のコネクタハウジング51の被
接合面60に形成されている嵌合穴61,62の縦断面
を示している。各嵌合穴61,62は導入部61a,6
2aと、その導入部61a,62aに連続する奥部61
b,62bとよりなり、導入部61a,62aの直径は
ボス17,18の基部17a,18aの直径と同径とさ
れ、奥部61b,62bの直径はボス17,18の頂部
17b,18bの最大外径と同径とされている。
【0029】そして、導入部61a,62aの深さは、
対応するボス17,18の基部17a,18aの高さと
同じに設定され、各嵌合穴61,62の深さは、対応す
るボス17,18の高さより深く設定されており、各嵌
合穴61,62の導入部の開口部分は、ボス17,18
の圧入を容易にするため、内周面が被接合面に向かって
徐々に拡径されたテーパ面61c,62cとされてい
る。
【0030】ここで、図1〜図3を使って、上下の両コ
ネクタ10,50を合体させる合体作業を説明する。上
下の両コネクタ10,50を合体させる際には、最初
に、下側のコネクタハウジング11の接合面16と上側
のコネクタハウジング51の被接合面60とを対向さ
せ、接合面16の両コーナー部に位置する最大高さの2
個のボス17を、被接合面60の対応する嵌合穴61の
開口部分のテーパ面61cに接触させて、上下の両コネ
クタ10,50を保持する。
【0031】このとき、最大高さの2個のボス17は接
合面16の両コーナーに分散配置されているので、前記
2個のボス17を対応する嵌合穴61との圧入位置に配
置する際の視認が容易であり、前記2個のボス17を対
応する嵌合穴61との圧入位置に配置した際に決定され
るところの、全てのボス17,18と嵌合穴61,62
との位置決めが精度良く行われる。
【0032】次に、全てのボス17,18を対応する嵌
合穴61,62に圧入して嵌合させる。このとき、接合
面16の両コーナー部に位置する最大高さの2個のボス
17と他の8個のボス18とは、高さが異なっているの
で、対応する嵌合穴61,62への圧入開始時期が異な
る。このため、圧入開始に必要な圧入荷重の最大値を分
散させることができ、10個のボス17,18の高さが
均一とされている場合と比べて、合体時に必要な合体荷
重を減少させることができる。
【0033】図4は合体コネクタの合体後の状態を示
し、図5は合体コネクタにおけるボス17,18と嵌合
穴61,62との嵌合状態を示している。図5に示すよ
うに、全てのボス17,18が対応する嵌合穴61,6
2に嵌合されると上下の両コネクタハウジング11,5
1の合体が完了する。なお、このとき、図4に示すよう
に、下側のコネクタハウジング11の両側面に突設され
ているフック19は、上側のコネクタハウジング51に
垂設されている係合部57の係止穴58と係合して、両
コネクタハウジング11,51の合体を補強している。
【0034】ところで、以上説明した合体コネクタで
は、上下2個のコネクタハウジング11,51しか合体
されていないが、上側のコネクタハウジング51の上壁
55の表面を接合面となし、その接合面に複数のボスを
突設することにより、3個以上のコネクタハウジングを
順次合体させることは勿論可能である。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明では、コネクタハウジン
グを合体させる際に必要な合体荷重を従来技術と比べて
小さくすることができるので、ボス及び嵌合穴の数を多
くして合体コネクタの合体強度を強化した場合であって
も、合体作業の作業性を従来技術と比べて向上させるこ
とができる。特に、コーナー部に分散されて配置されて
いる2個のボスを対応する嵌合穴との圧入位置に配置す
る際の視認が容易であり、全てのボスとの嵌合穴との位
置決めの精度を上げることもできるので、コネクタハウ
ジングの合体作業の作業性を向上させることができる。
【0036】
【0037】
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜4の各発明を併せて実施した実施形
態の一例を示す斜視図である。
【図2】図1中の下側のコネクタハウジングのX−X線
断面の要部拡大図である。
【図3】図1中の上側のコネクタハウジングの嵌合穴を
示す断面図である。
【図4】図1に示すものを合体させた状態を示す斜視図
である。
【図5】図4に示されるもののY−Y線断面の要部拡大
図である。
【図6】従来品の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
11,51 コネクタハウジング 16 接合面 17,18 ボス 60 被接合面 61,62 嵌合穴
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/514 F16B 21/08 A44B 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のコネクタハウジングの接合面にボ
    スが突設され、該ボス用の嵌合穴が他方のコネクタハウ
    ジングの被接合面に形成されており、前記ボスを前記嵌
    合穴に圧入して嵌合させることにより複数のコネクタハ
    ウジングが順次合体させられる合体コネクタの合体構造
    において、前記接合面にボスの高さが不均一な少なくと
    個のボスが突設され、全てのボスのうちの少なくと
    も2個のボスの高さが均一かつ最大とされ、かつ、該高
    さが均一かつ最大とされている少なくとも2個のボス
    は、前記接合面のコーナー部に分散されて配置されてい
    ることを特徴とする合体コネクタの合体構造。
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