JP3320492B2 - サーマルヘッド - Google Patents
サーマルヘッドInfo
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- JP3320492B2 JP3320492B2 JP10055293A JP10055293A JP3320492B2 JP 3320492 B2 JP3320492 B2 JP 3320492B2 JP 10055293 A JP10055293 A JP 10055293A JP 10055293 A JP10055293 A JP 10055293A JP 3320492 B2 JP3320492 B2 JP 3320492B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録あるいは熱転
写記録に使用するサーマルヘッドに関する。
写記録に使用するサーマルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の平板型のサーマルヘッドには、図3に示す分離型のも
のと、図4に示す一体型のものとがある。まず図3の分
離型構造のものについて説明すると、図3(A)はその
側面図、同(B)は平面図であり、分離型構造のサ−マ
ルヘッドは、通電により発熱する電気抵抗体でなる発熱
体1をアルミナ等からなるセラミック製の発熱体列形成
基板3の表面に形成し、発熱体1に通電するための駆動
用IC2を該基板3とは別体の外部接続用の回路基板4
の表面に搭載し、該基板3及び該回路基板4とをアルミ
ニウム板等でなるヒートシンク5上に接着により、ある
いはビスもしくはリベット等の適宜の固定具を用いて取
付けた構造を有している。該発熱体1は紙送り方向に対
して垂直方向に直線状に配列されて発熱体列を形成して
おり、各発熱体1は通電されることにより発熱する。各
発熱体1への通電は前記駆動用IC2により制御されて
おり、通電された発熱体1が発熱することにより、発熱
体列の上を摺接通過するカ−ド、用紙等の記録媒体に感
熱記録または熱転写記録が行われる。従って、高密度記
録を行うためには、発熱体列を形成する発熱体1の密度
を高くする必要がある。
の平板型のサーマルヘッドには、図3に示す分離型のも
のと、図4に示す一体型のものとがある。まず図3の分
離型構造のものについて説明すると、図3(A)はその
側面図、同(B)は平面図であり、分離型構造のサ−マ
ルヘッドは、通電により発熱する電気抵抗体でなる発熱
体1をアルミナ等からなるセラミック製の発熱体列形成
基板3の表面に形成し、発熱体1に通電するための駆動
用IC2を該基板3とは別体の外部接続用の回路基板4
の表面に搭載し、該基板3及び該回路基板4とをアルミ
ニウム板等でなるヒートシンク5上に接着により、ある
いはビスもしくはリベット等の適宜の固定具を用いて取
付けた構造を有している。該発熱体1は紙送り方向に対
して垂直方向に直線状に配列されて発熱体列を形成して
おり、各発熱体1は通電されることにより発熱する。各
発熱体1への通電は前記駆動用IC2により制御されて
おり、通電された発熱体1が発熱することにより、発熱
体列の上を摺接通過するカ−ド、用紙等の記録媒体に感
熱記録または熱転写記録が行われる。従って、高密度記
録を行うためには、発熱体列を形成する発熱体1の密度
を高くする必要がある。
【0003】図3(B)に示すように、前記基板3の表
面には、前記発熱体1に通電するための配線用のリ−ド
電極6が形成されており、各リ−ド電極6の発熱体1と
反対側端部は前記駆動用IC2の出力端子2aとワイヤ
ボンド8で接続されている。また、駆動用IC2の入力
端子2bは前記回路基板4に形成された導体とワイヤボ
ンド8で接続され、コネクタ9を介して外部に接続され
る。
面には、前記発熱体1に通電するための配線用のリ−ド
電極6が形成されており、各リ−ド電極6の発熱体1と
反対側端部は前記駆動用IC2の出力端子2aとワイヤ
ボンド8で接続されている。また、駆動用IC2の入力
端子2bは前記回路基板4に形成された導体とワイヤボ
ンド8で接続され、コネクタ9を介して外部に接続され
る。
【0004】このような従来のサーマルヘッドにおい
て、駆動用IC2の回路基板4上への実装ピッチおよび
リ−ド電極6と駆動用IC2とを接続するワイヤボンド
8どうしのピッチに技術的な制限があり、ピッチを一定
値以下にする(例えばワイヤ間ピッチを75ミクロン以
下にすることは困難である)ため、規定幅のサ−マルヘ
ッドに搭載可能な駆動用IC2の数量および規定の大き
さの駆動用IC2に設けられる出力端子2aの数量、ピ
ッチが限られていた。従って、発熱体1の密度にも限界
があり、駆動用IC2を横置き(IC2の長手方向を発
熱体列方向にほぼ平行)に配置した場合、1インチ当た
り300ドット(300DPI)程度までは達成可能で
あるが、400DPIの高密度化を達成することは困難
であった。
て、駆動用IC2の回路基板4上への実装ピッチおよび
リ−ド電極6と駆動用IC2とを接続するワイヤボンド
8どうしのピッチに技術的な制限があり、ピッチを一定
値以下にする(例えばワイヤ間ピッチを75ミクロン以
下にすることは困難である)ため、規定幅のサ−マルヘ
ッドに搭載可能な駆動用IC2の数量および規定の大き
さの駆動用IC2に設けられる出力端子2aの数量、ピ
ッチが限られていた。従って、発熱体1の密度にも限界
があり、駆動用IC2を横置き(IC2の長手方向を発
熱体列方向にほぼ平行)に配置した場合、1インチ当た
り300ドット(300DPI)程度までは達成可能で
あるが、400DPIの高密度化を達成することは困難
であった。
【0005】一方、図4(A)の側面図、及び同(B)
は平面図に示す一体型構造のサ−マルヘッドは、上述の
分離型構造のサ−マルヘッドに対して、発熱体1と駆動
用IC2とを共に基板3上に設けた構造を有するもので
ある。本例のサ−マルヘッドにおいては、該基板3上面
に形成した発熱体側リ−ド電極6aおよび入力側リ−ド
電極6bの上に縦型の駆動用IC2を搭載し(IC2の
長手方向が発熱体列方向にほぼ直角になるように搭載す
る)、該駆動用IC2の出力端子2aおよび入力端子2
bをそれぞれ前記リ−ド電極6aおよびリ−ド電極6b
とワイヤボンド8で接続し、駆動用IC2の出力側の配
線および入力側の配線を行っている。
は平面図に示す一体型構造のサ−マルヘッドは、上述の
分離型構造のサ−マルヘッドに対して、発熱体1と駆動
用IC2とを共に基板3上に設けた構造を有するもので
ある。本例のサ−マルヘッドにおいては、該基板3上面
に形成した発熱体側リ−ド電極6aおよび入力側リ−ド
電極6bの上に縦型の駆動用IC2を搭載し(IC2の
長手方向が発熱体列方向にほぼ直角になるように搭載す
る)、該駆動用IC2の出力端子2aおよび入力端子2
bをそれぞれ前記リ−ド電極6aおよびリ−ド電極6b
とワイヤボンド8で接続し、駆動用IC2の出力側の配
線および入力側の配線を行っている。
【0006】このような一体型構造では、駆動用IC2
を縦置きに搭載することにより、基板3上への駆動用I
C2の実装ピッチを小さくできるので、規定幅のサ−マ
ルヘッドに搭載できる駆動用IC2の数量を増やすこと
ができ、また、ワイヤボンド8間のピッチによる発熱体
1のピッチ制限を受けないため、発熱体の高密度化に有
利になっている。しかし、より以上の高密度化を図るた
め駆動用IC2のサ−マルヘッドへの実装ピッチをさら
に小さくすると、前記発熱体側リ−ド電極6aと入力側
リ−ド電極6bとをオ−バ−ラップさせなければ配線で
きなくなり、発熱体側リ−ド電極6aと入力側リ−ド電
極6bとのショ−トを防止するため、該リ−ド電極6a
形成後、該リ−ド電極6aの一部を覆って絶縁層を形成
し、その後入力側リ−ド電極6bを形成するという多層
構造が必要になり、そのため製造工程が複雑になるとい
う問題点があった。
を縦置きに搭載することにより、基板3上への駆動用I
C2の実装ピッチを小さくできるので、規定幅のサ−マ
ルヘッドに搭載できる駆動用IC2の数量を増やすこと
ができ、また、ワイヤボンド8間のピッチによる発熱体
1のピッチ制限を受けないため、発熱体の高密度化に有
利になっている。しかし、より以上の高密度化を図るた
め駆動用IC2のサ−マルヘッドへの実装ピッチをさら
に小さくすると、前記発熱体側リ−ド電極6aと入力側
リ−ド電極6bとをオ−バ−ラップさせなければ配線で
きなくなり、発熱体側リ−ド電極6aと入力側リ−ド電
極6bとのショ−トを防止するため、該リ−ド電極6a
形成後、該リ−ド電極6aの一部を覆って絶縁層を形成
し、その後入力側リ−ド電極6bを形成するという多層
構造が必要になり、そのため製造工程が複雑になるとい
う問題点があった。
【0007】また、上記分離型および一体型構造のサ−
マルヘッドにおいて、駆動用ICの搭載を1列から複数
列にして規定幅のサ−マルヘッドに設ける駆動用ICを
増加させて高密度化を図ることが考えられるが、後列の
駆動用ICの配線用のリ−ド電極と前列の駆動用ICの
配線用のリ−ド電極とを多層構造にしなければならず、
リ−ド電極パタ−ンの形成やリ−ド電極間の絶縁層形成
等製造工程が複雑になるという問題点があった。
マルヘッドにおいて、駆動用ICの搭載を1列から複数
列にして規定幅のサ−マルヘッドに設ける駆動用ICを
増加させて高密度化を図ることが考えられるが、後列の
駆動用ICの配線用のリ−ド電極と前列の駆動用ICの
配線用のリ−ド電極とを多層構造にしなければならず、
リ−ド電極パタ−ンの形成やリ−ド電極間の絶縁層形成
等製造工程が複雑になるという問題点があった。
【0008】本発明は、上記の問題点に鑑み、発熱体の
密度を高密度化させることができ、しかも製造が容易な
構造のサーマルヘッドを実現することを目的とする。
密度を高密度化させることができ、しかも製造が容易な
構造のサーマルヘッドを実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、電気抵抗体でなる複数個の発熱体を列状に
形成した基板上に、該発熱体に通電する駆動用ICを搭
載した回路基板を固着し、該回路基板には、前記発熱体
に対して近接離反する方向に長い複数個の切り込み部又
は開口部を該発熱体の配列方向に配設してなり、前記回
路基板は、前記発熱体に一方の端部がそれぞれ接続され
た複数のリード電極の他端部を前記切り込み部または開
口部において露出させ、該回路基板上の前記切り込み部
又は開口部に近接した表面上に前記発熱体に対して近接
離反する方向に長い縦型の前記駆動用ICを搭載し、該
駆動用ICの表面に駆動用ICの長手方向に配設された
複数個の出力端子と、前記切り込み部または開口部にお
いて露出させた前記リ−ド電極の前記他端部とをワイヤ
ボンディングにより接続したことを特徴とする。
成するため、電気抵抗体でなる複数個の発熱体を列状に
形成した基板上に、該発熱体に通電する駆動用ICを搭
載した回路基板を固着し、該回路基板には、前記発熱体
に対して近接離反する方向に長い複数個の切り込み部又
は開口部を該発熱体の配列方向に配設してなり、前記回
路基板は、前記発熱体に一方の端部がそれぞれ接続され
た複数のリード電極の他端部を前記切り込み部または開
口部において露出させ、該回路基板上の前記切り込み部
又は開口部に近接した表面上に前記発熱体に対して近接
離反する方向に長い縦型の前記駆動用ICを搭載し、該
駆動用ICの表面に駆動用ICの長手方向に配設された
複数個の出力端子と、前記切り込み部または開口部にお
いて露出させた前記リ−ド電極の前記他端部とをワイヤ
ボンディングにより接続したことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明は、上述のように、駆動用ICを搭載し
た回路基板を、基板に形成したリ−ド電極の上面に固着
して、該回路基板に形成された切り込み部又は開口部で
該駆動用ICと該リ−ド電極とを電気的に接続すること
により、該リ−ド電極が駆動用ICの出力側配線とな
り、該回路基板が、該リ−ド電極と該回路基板に内蔵さ
れた導体パタ−ンによる入力側配線との間の絶縁層の役
目を果たす。
た回路基板を、基板に形成したリ−ド電極の上面に固着
して、該回路基板に形成された切り込み部又は開口部で
該駆動用ICと該リ−ド電極とを電気的に接続すること
により、該リ−ド電極が駆動用ICの出力側配線とな
り、該回路基板が、該リ−ド電極と該回路基板に内蔵さ
れた導体パタ−ンによる入力側配線との間の絶縁層の役
目を果たす。
【0011】
【実施例】図1(A)は本発明によるサ−マルヘッドの
一実施例の平面図、同(B)は側面図、同(C)は同
(A)の部分拡大図、同(D)は同(B)のE−E部分
拡大断面図である。図2(A)は外部接続用回路基板と
してのフレキシブルケ−ブル基板4を固着する前の基板
3の状態を示す平面図、同(B)は駆動用IC2を搭載
したフレキシブルケ−ブル基板4の平面図、同(C)は
(A)の部分拡大図、(D)は(B)のE−E部分拡大
断面図である。
一実施例の平面図、同(B)は側面図、同(C)は同
(A)の部分拡大図、同(D)は同(B)のE−E部分
拡大断面図である。図2(A)は外部接続用回路基板と
してのフレキシブルケ−ブル基板4を固着する前の基板
3の状態を示す平面図、同(B)は駆動用IC2を搭載
したフレキシブルケ−ブル基板4の平面図、同(C)は
(A)の部分拡大図、(D)は(B)のE−E部分拡大
断面図である。
【0012】図2(A)に示すように、発熱体列形成基
板3の上面には、発熱体1に通電するためのリ−ド電極
6が形成されており、該リ−ド電極6の発熱体1と反対
側の端部6cは、後の工程で固着されるフレキシブルケ
−ブル基板4の切り込み部4aから露出する位置に配列
形成されている。
板3の上面には、発熱体1に通電するためのリ−ド電極
6が形成されており、該リ−ド電極6の発熱体1と反対
側の端部6cは、後の工程で固着されるフレキシブルケ
−ブル基板4の切り込み部4aから露出する位置に配列
形成されている。
【0013】図2(C)に示すように、フレキシブルケ
−ブル基板4は、可撓性を有するフィルム11の上下面
に銅等でなる多数条の導体10を一体に形成すると共
に、上下面の導体10はスルーホール12で接続し、基
板の表裏面には接着剤13を介してポリイミド樹脂等の
可撓性樹脂でなる絶縁保護層14を設けてなる。図2
(B)に示すように、該基板4には前記発熱体1に対し
て近接離反する方向に長い複数の切り込み部(開口部で
もよい)4aを該発熱体1の配列方向に形成し、該切り
込み部4aの側部の表面上に1列または複数列の縦型の
(すなわち発熱体1に対して近接離反する方向に長い)
駆動用IC2を搭載している(図示は2列の場合を示
す)。図1(C)に示すように、駆動用IC2は出力端
子2aが前記切り込み部4a側になるようにフレキシブ
ルケ−ブル基板4に搭載されており、また、図2(D)
に示すように、該駆動用IC2の入力端子2bは、上部
絶縁層4bを除去して形成した露出(4dは導体露出部
を示す)させた前記導体10とワイヤボンド8により接
続されている。
−ブル基板4は、可撓性を有するフィルム11の上下面
に銅等でなる多数条の導体10を一体に形成すると共
に、上下面の導体10はスルーホール12で接続し、基
板の表裏面には接着剤13を介してポリイミド樹脂等の
可撓性樹脂でなる絶縁保護層14を設けてなる。図2
(B)に示すように、該基板4には前記発熱体1に対し
て近接離反する方向に長い複数の切り込み部(開口部で
もよい)4aを該発熱体1の配列方向に形成し、該切り
込み部4aの側部の表面上に1列または複数列の縦型の
(すなわち発熱体1に対して近接離反する方向に長い)
駆動用IC2を搭載している(図示は2列の場合を示
す)。図1(C)に示すように、駆動用IC2は出力端
子2aが前記切り込み部4a側になるようにフレキシブ
ルケ−ブル基板4に搭載されており、また、図2(D)
に示すように、該駆動用IC2の入力端子2bは、上部
絶縁層4bを除去して形成した露出(4dは導体露出部
を示す)させた前記導体10とワイヤボンド8により接
続されている。
【0014】このように基板3とフレキシブルケ−ブル
基板4とを作製しておき、図1(A)、(B)に示すよ
うに、前記リ−ド電極6の端部6cが該切り込み部4a
から露出するように、基板3とフレキシブルケ−ブル基
板4を接着剤7または両面テ−プ等により固着し、切り
込み部4aから露出させた前記端部6cと駆動用IC2
の出力端子2aを、図1(C)に示すようにワイヤボン
ド8で接続することにより、図1(A)に示すサ−マル
ヘッドが作製される。
基板4とを作製しておき、図1(A)、(B)に示すよ
うに、前記リ−ド電極6の端部6cが該切り込み部4a
から露出するように、基板3とフレキシブルケ−ブル基
板4を接着剤7または両面テ−プ等により固着し、切り
込み部4aから露出させた前記端部6cと駆動用IC2
の出力端子2aを、図1(C)に示すようにワイヤボン
ド8で接続することにより、図1(A)に示すサ−マル
ヘッドが作製される。
【0015】なお、上記実施例は、予め駆動用IC2を
フレキシブルケーブル基板4上に搭載し、該駆動用IC
2の入力端子2bを接続させた状態のフレキシブルケ−
ブル基板4を基板3に固着し、その後で駆動用IC2の
出力端子2aの接続を行う場合を示したが、フレキシブ
ルケ−ブル基板4を基板3に固着した後に、駆動用IC
2を搭載して、入力端子2bおよび出力端子2aの接続
を行うようにしてもよい。
フレキシブルケーブル基板4上に搭載し、該駆動用IC
2の入力端子2bを接続させた状態のフレキシブルケ−
ブル基板4を基板3に固着し、その後で駆動用IC2の
出力端子2aの接続を行う場合を示したが、フレキシブ
ルケ−ブル基板4を基板3に固着した後に、駆動用IC
2を搭載して、入力端子2bおよび出力端子2aの接続
を行うようにしてもよい。
【0016】このように、フレキシブルケ−ブル基板4
に入力側導体10を収容することにより、発熱体列形成
基板3に多層構造の導体パターンを形成することなく、
縦置きの駆動用ICを、2列に搭載できるので、発熱体
1の高密度化を図ることができる。また、フレキシブル
ケ−ブル基板4自体が絶縁層となり、入力端子2b側の
導体10と出力端子2a側のリ−ド電極6との間に専用
の絶縁層を形成する必要がなくなり、生産性が向上す
る。
に入力側導体10を収容することにより、発熱体列形成
基板3に多層構造の導体パターンを形成することなく、
縦置きの駆動用ICを、2列に搭載できるので、発熱体
1の高密度化を図ることができる。また、フレキシブル
ケ−ブル基板4自体が絶縁層となり、入力端子2b側の
導体10と出力端子2a側のリ−ド電極6との間に専用
の絶縁層を形成する必要がなくなり、生産性が向上す
る。
【0017】なお、上記実施例においては、駆動用IC
2を搭載する回路基板としてフレキシブルケ−ブル基板
4を用いたが、この回路基板としては、導体10とリ−
ド電極6との間の絶縁が可能な積層構造であればよく、
必ずしも可撓性を持つ必要はない。
2を搭載する回路基板としてフレキシブルケ−ブル基板
4を用いたが、この回路基板としては、導体10とリ−
ド電極6との間の絶縁が可能な積層構造であればよく、
必ずしも可撓性を持つ必要はない。
【0018】
【発明の効果】請求項1によれば、駆動用ICを搭載し
た回路基板が、駆動用ICの入力端子に接続される導体
と駆動用ICの出力端子に接続されるリ−ド電極との間
の絶縁層の役目を果たし、発熱体列形成基板に絶縁層を
形成する必要がなくなるので、製造工程が簡略化され、
生産性が向上する。
た回路基板が、駆動用ICの入力端子に接続される導体
と駆動用ICの出力端子に接続されるリ−ド電極との間
の絶縁層の役目を果たし、発熱体列形成基板に絶縁層を
形成する必要がなくなるので、製造工程が簡略化され、
生産性が向上する。
【0019】請求項2によれば、発熱体列方向の駆動用
IC搭載ピッチの制限を受けることなく駆動用ICの搭
載数量を増大させることができるので、高密度化が容易
に達成できる。
IC搭載ピッチの制限を受けることなく駆動用ICの搭
載数量を増大させることができるので、高密度化が容易
に達成できる。
【図1】(A)は本発明によるサ−マルヘッドの一実施
例の平面図、(B)はその側面図、(C)は(A)の部
分拡大図、(D)は(B)のE−E部分拡大断面図であ
る。
例の平面図、(B)はその側面図、(C)は(A)の部
分拡大図、(D)は(B)のE−E部分拡大断面図であ
る。
【図2】(A)は回路基板を固着する前の基板の状態を
示す平面図、(B)は駆動用ICを搭載した回路基板の
平面図、(C)は該回路基板の断面図、(D)はICと
基板内導体との接続構造を示す平面図である。
示す平面図、(B)は駆動用ICを搭載した回路基板の
平面図、(C)は該回路基板の断面図、(D)はICと
基板内導体との接続構造を示す平面図である。
【図3】(A)は従来の分離型構造のサ−マルヘッドの
一例を示す側面図、(B)はその平面図である。
一例を示す側面図、(B)はその平面図である。
【図4】(A)は従来の一体型構造のサ−マルヘッドの
一例を示す側面図、(B)はその平面図である。
一例を示す側面図、(B)はその平面図である。
1 発熱体 2 駆動用IC 3 発熱体列形成基板 4 回路基板 4a 切り込み部 4b、4c 絶縁層 4d 露出部 5 ヒ−トシンク 6 リ−ド電極 7 接着剤 8 ワイヤボンド 9 コネクタ 10 導体 11 接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/345
Claims (2)
- 【請求項1】電気抵抗体でなる複数個の発熱体を列状に
形成した基板上に、該発熱体に通電する駆動用ICを搭
載した回路基板を固着し、 該回路基板には、前記発熱体に対して近接離反する方向
に長い複数個の切り込み部又は開口部を該発熱体の配列
方向に配設してなり、前記回路基板は、前記発熱体に一方の端部がそれぞれ接
続された複数のリード電極の他端部を前記切り込み部ま
たは開口部において露出させ、 該回路基板上の前記切り込み部又は開口部に近接した表
面上に前記発熱体に対して近接離反する方向に長い縦型
の前記駆動用ICを搭載し、 該駆動用ICの表面に駆動用ICの長手方向に配設され
た複数個の出力端子と、前記切り込み部または開口部に
おいて露出させた前記リ−ド電極の前記他端部とをワイ
ヤボンディングにより接続したことを特徴とするサーマ
ルヘッド。 - 【請求項2】請求項1において、前記駆動用ICを複数
列搭載したことを特徴とするサーマルヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10055293A JP3320492B2 (ja) | 1993-04-03 | 1993-04-03 | サーマルヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10055293A JP3320492B2 (ja) | 1993-04-03 | 1993-04-03 | サーマルヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06286187A JPH06286187A (ja) | 1994-10-11 |
JP3320492B2 true JP3320492B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=14277112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10055293A Expired - Fee Related JP3320492B2 (ja) | 1993-04-03 | 1993-04-03 | サーマルヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3320492B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5788279B2 (ja) * | 2011-09-28 | 2015-09-30 | 東芝ホクト電子株式会社 | サーマルプリントヘッド |
-
1993
- 1993-04-03 JP JP10055293A patent/JP3320492B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06286187A (ja) | 1994-10-11 |
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