JP3320375B2 - 冷媒管およびドレン管の保護カバー - Google Patents

冷媒管およびドレン管の保護カバー

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JP3320375B2
JP3320375B2 JP06484199A JP6484199A JP3320375B2 JP 3320375 B2 JP3320375 B2 JP 3320375B2 JP 06484199 A JP06484199 A JP 06484199A JP 6484199 A JP6484199 A JP 6484199A JP 3320375 B2 JP3320375 B2 JP 3320375B2
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drain pipe
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芳治 金森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の壁面に沿
って配管されるエアコン用の冷媒管およびドレン管の
護カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の壁面に沿って配管されるエ
アコン用の冷媒管およびドレン管を保護する保護カバー
として、例えば、実開昭57−179082号に示され
る保護カバー21があった。かかる保護カバー21は、
図20に示されるように、冷媒管22、22を収容する
ための筒状のダクト本体23が、半割り筒状部材24、
25に二分割されて構成されていた。そして、一方の半
割り筒状部材24には、冷媒管22、22とドレン管2
6とが互いに干渉し合ってドレン管26が冷媒管22、
22によって押し潰されることがないよう、ドレン管2
6を収容するための、断面ほぼ三角形状の筒からなるド
レン通路形成用筒部27が、この一方の半割り筒状部材
24と一体成形されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
保護カバー21にあっては、ドレン管26の配管の際、
そのドレン管26を、一方の半割り筒状部材24のドレ
ン通路形成用筒部27内に、その軸方向から挿通させな
ければならなかった。従って、そのドレン管26の配管
作業は、困難であり、特に、ドレン管26の配管経路
に、屈曲部(出隅、入隅、曲がり等)がある場合には、
一層困難となった。また、逆に、ドレン管26を交換す
べく、そのドレン管26をドレン通路形成用筒部27か
ら除去する場合においても、ドレン管26をドレン通路
形成用筒部27内を通過させて除去しなければならず、
そのドレン管26の除去作業もまた、困難であった。
【0004】また、ドレン通路形成用筒部27内に挿通
されたドレン管26は、目視できず、このドレン管26
を確認することができないので、ドレン通路形成用筒部
27内にドレン管26を挿通し忘れる虞があった。さら
に、ドレン通路形成用筒部27内に挿通されたドレン管
26は、目視したり手で触れたりすることができないた
め、例えば、ドレン管26に潰れ部分があり、ドレン排
出が滞る場合であっても、その潰れ部分を捜すことがで
きず、従って、修理することもできなかった。
【0005】この発明は、上記した従来の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、ドレン管が冷媒管によって押し潰される虞がなく、
かつ、冷媒管やドレン管の、配管作業や交換作業を容易
に行うことができる、冷媒管およびドレン管の保護カバ
を提供することにある。
【0006】また、他の目的は、ドレン管の配管の有無
の確認や、ドレン管の潰れ部分の有無および位置の確認
を容易に行うことができる、冷媒管およびドレン管の保
護カバーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る冷媒管お
よびドレン管の保護カバーは、前記目的を達成するため
に、次の構成からなる。すなわち、請求項1に記載の発
明に係る冷媒管およびドレン管の保護カバーは、建物の
壁面に沿って配管されるエアコン用の冷媒管およびドレ
ン管を収容して保護する保護カバーであって、前記壁面
側に位置する基台と、その基台に着脱可能または開閉可
能に組み付けられて前記冷媒管および前記ドレン管を覆
う蓋体と、からなる。ここで、前記基台は、底壁と、そ
の底壁の両側に立設する側壁と、前記底壁の、一の側壁
寄りの位置から立設する、一つの仕切部とを備えて、前
記一の側壁と前記仕切部との間が、前記ドレン管が収容
されるドレン管収容部となり、他の側壁と前記仕切部と
の間が、前記冷媒管が収容される冷媒管収容部となる。
そして、前記仕切部は、前記冷媒管収容部と、前記ドレ
ン管収容部とを、前記蓋体側に開口するようにして仕切
とともに、前記基台と一体成形されており、前記ドレ
ン管収容部および前記冷媒管収容部に、前記ドレン管お
よび前記冷媒管の一本一本が横に並んで収容される。
【0008】こうして、冷媒管が収容される冷媒管収容
部と、ドレン管が収容されるドレン管収容部とは、仕切
部によって仕切られており、これら冷媒管とドレン管と
が互いに干渉し合うことを防ぐことができる。しかも、
仕切部は、冷媒管収容部とドレン管収容部とを、蓋体側
に開口するようにして仕切るものであり、基台から蓋体
の覆いを除けば、その蓋体側から、つまり冷媒管収容部
およびドレン管収容部の延びる方向と直交する方向とな
る蓋体側から、冷媒管収容部およびドレン管収容部に、
冷媒管およびドレン管を出し入れすることができる。さ
らには、冷媒管収容部およびドレン管収容部が、蓋体側
に開口することから、基台から蓋体の覆いを除くこと
で、冷媒管収容部およびドレン管収容部に収容された冷
媒管およびドレン管を、目視したり、手で触れたりする
ことができる。また、仕切部は、基台と一体成形されて
おり、その取り扱いが容易となっている。また、請求項
2に記載の発明に係る冷媒管およびドレン管の保護カバ
ーは、建物の壁面に沿って配管されるエアコン用の冷媒
管およびドレン管を収容して保護する保護カバーであっ
て、前記壁面側に位置する基台と、その基台に着脱可能
または開閉可能に組み付けられて前記冷媒管および前記
ドレン管を覆う蓋体と、からなる。ここで、前記基台
は、底壁と、その底壁の両側に立設する側壁と、左右に
2本並ぶ仕切部とを備えることで、前記冷媒管が収容さ
れる冷媒管収容部が、前記両仕切部間に設けられ、そし
て、前記ドレン管が収容されるドレン管収容部が、それ
ぞれの仕切部と前記側壁との間の2箇所に設けられる。
そして、前記仕 切部は、前記冷媒管収容部と、前記ドレ
ン管収容部とを、前記蓋体側に開口するようにして仕切
るとともに、前記基台と一体成形されている。こうし
て、冷媒管が収容される冷媒管収容部と、ドレン管が収
容されるドレン管収容部とは、仕切部によって仕切られ
ており、これら冷媒管とドレン管とが互いに干渉し合う
ことを防ぐことができる。しかも、仕切部は、冷媒管収
容部とドレン管収容部とを、蓋体側に開口するようにし
て仕切るものであり、基台から蓋体の覆いを除けば、そ
の蓋体側から、つまり冷媒管収容部およびドレン管収容
部の延びる方向と直交する方向となる蓋体側から、冷媒
管収容部およびドレン管収容部に、冷媒管およびドレン
管を出し入れすることができる。さらには、冷媒管収容
部およびドレン管収容部が、蓋体側に開口することか
ら、基台から蓋体の覆いを除くことで、冷媒管収容部お
よびドレン管収容部に収容された冷媒管およびドレン管
を、目視したり、手で触れたりすることができる。ま
た、仕切部は、基台と一体成形されており、その取り扱
いが容易となっている。また、請求項3に記載の発明に
係る冷媒管およびドレン管の保護カバーのように、前記
仕切り部は、前記基台の底壁からほぼ垂直に延びて、そ
の先端部が、前記冷媒管収容部側でかつ前記底壁側に向
かって延びるように折れ曲がっていてもよい。
【0009】また、請求項に記載の発明に係る冷媒管
およびドレン管の保護カバーのように、前記仕切部は、
前記冷媒管収容部および前記ドレン管収容部の全長に渡
って、連続して形成されてもよい。こうして、冷媒管収
容部およびドレン管収容部の全長に渡って連続して形成
される仕切部により、冷媒管とドレン管との互いの干渉
を確実に防ぐことができる。また、基台と一体成形され
るとともに冷媒管収容部およびドレン管収容部の全長に
渡って連続して形成される仕切部は、基台を、冷媒管収
容部およびドレン管収容部の延びる方向に、押出成形し
たり引抜成形したりすれば、容易に形成される。
【0010】また、請求項に記載の発明に係る冷媒管
およびドレン管の保護カバーのように、前記基台および
/または前記蓋体の側壁には、前記ドレン管収容部に収
容される前記ドレン管を外部に導く透孔を形成するため
の透孔形成手段が設けられてもよい。こうして、基台お
よび/または蓋体の側壁に設けられる透孔形成手段によ
り、状況に応じて、側壁に透孔を形成することで、その
透孔を通して、ドレン管収容部に収容されるドレン管が
外部に導かれる。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る冷媒管およ
びドレン管の保護カバーの実施の形態を図面に基づいて
説明する。
【0014】図1ないし図18は、本発明に係る冷媒管
およびドレン管の保護カバーの一実施の形態を示す。図
1および図2に示すように、符号1は、建物の壁面とし
ての外壁面であり、1aは、その外壁面1に穿設される
ようにして形成されて、建物の内外に連通する壁孔であ
る。2は、エアコンの室外機である。3は、エアコン用
の冷媒管であり、エアコンの室内機(図示せず)と室外
機2とを結ぶように、壁孔1aを通って外壁面1に沿っ
て、鉛直下方に延び、次いで、水平から若干下方に傾斜
して延びるように外壁面1の一つの平面上において曲が
って配管されている。こうして、冷媒管3は、壁孔1a
から外壁面1に移る屈曲配管部3aと、外壁面1に沿う
主配管部3bとを備えており、さらに、主配管部3bに
おいては、外壁面1の一つの平面上において曲がって配
管される曲がり配管部3cを備えている。4は、エアコ
ン用のドレン管であり、前記冷媒管3に併設されるよう
にして、エアコンの室内機から壁孔1aを通って外壁面
1に沿って配管されている。従って、このドレン管4
は、前記冷媒管3と同様に、壁孔1aから外壁面1に移
る屈曲配管部4aと、外壁面1に沿う主配管部4bとを
備えており、さらに、主配管部4bにおいては、外壁面
1の一つの平面上において曲がって配管される曲がり配
管部4cを備えている。
【0015】符号5は、屈曲配管部保護カバーであり、
冷媒管3、3およびドレン管4の、屈曲配管部3a、3
a、4aを収容して保護する。6X、6Yは、第1、第
2の直状保護カバーであり、冷媒管3、3およびドレン
管4の、主配管部3b、3b、4bの鉛直下方に延びる
直線部分を収容して保護する。6Zは、第3の直状保護
カバーであり、冷媒管3、3およびドレン管4の、主配
管部3b、3b、4bの水平から若干下方に傾斜して延
びる直線部分を収容して保護する。7は、接続用保護カ
バーであり、第1の直状保護カバー6Xと第2の直状保
護カバー6Yとを真っ直ぐつなぐとともに、その部分に
おける冷媒管3、3およびドレン管4を収容して保護す
る。8は、曲がり配管部保護カバーであり、第2の直状
保護カバー6Yと第3の直状保護カバー6Zとを曲がっ
てつなぐようにして、冷媒管3、3およびドレン管4の
曲がり配管部3c、3c、4cを収容して保護する。そ
して、これら、屈曲配管部保護カバー5、第1の直状保
護カバー6X、接続用保護カバー7、第2の直状保護カ
バー6Y、曲がり配管部保護カバー8および第3の直状
保護カバー6Zは、この順につながって、冷媒管3、3
およびドレン管4の、建物の壁孔1aから外壁面1に移
る屈曲配管部3a、3a、4aと、外壁面1に沿う主配
管部3b、3b、4bとを収容して保護する保護カバー
装置9を構成している。
【0016】ここで、屈曲配管部保護カバー5は、図3
ないし図10に示すように、カバー体C1を備え、この
カバー体C1は、建物の外壁面1側に位置してその外壁
面1に固定される基台10と、その基台10に着脱可能
に組み付けられて冷媒管3およびドレン管4を覆う蓋体
11と、からなる。さらに、屈曲配管部保護カバー5
は、基台10に取り付けられる、基台10および蓋体1
1とは別体成形の仕切部材12を備える。そして、これ
ら基台10、蓋体11および仕切部材12は、例えば、
合成樹脂材料を射出成形して得られる。
【0017】屈曲配管部保護カバー5の基台10は、図
4、図6および図7に示すように、建物の外壁面1に当
接するよう、上下に長手となる略長方形平板状に形成さ
れた底壁10aと、その底壁10aの、下部部分を除く
周縁付近に若干の高さで立設する側壁10bとからな
る。そして底壁10aには、上部に、建物の壁孔1aと
ほぼ同一径となる貫通孔10cが設けられ、さらに、そ
の貫通孔10cがこの底壁10aの下端10dと連通す
るように、貫通孔10cから下端10dに達する連通部
10eが設けられている。このように、基台10は、貫
通孔10cおよび連通部10eを通して、冷媒管3およ
びドレン管4が、外壁面1側からこの基台10の表側に
通過可能となっている。底壁10aの中央部の左右両側
には、表側に突出し次いで上方に折れ曲がって形成され
た仕切部材取付部10f、10fが設けられている。ま
た、底壁10aの、上端付近および、下部の左右両側に
は、この基台10を、ネジ等の固定具Kにより、外壁面
1に固定するための被固定孔10g、10gが設けられ
ている。そして、この基台10は、下部部分が、第1の
直状保護カバー6Xの後述する基台13の上部部分より
も幅広となって重なるように配備される。
【0018】屈曲配管部保護カバー5の蓋体11は、図
4に示すように、冷媒管3、3およびドレン管4の屈曲
配管部3a、3a、4aを覆うように、凹状に形成され
ており、そして、下部部分は、第1の直状保護カバー6
Xの後述する蓋体14の上部部分を覆うように、下方側
に開口している。そして、この蓋体11には、係合凸部
(図示せず)が設けられており、この係合凸部と基台1
0に設けられる係合凹部(図示せず)とが互いに係合す
ることで、基台10に蓋体11が、着脱可能に組み付け
られる構造となっている。さらに、蓋体11の端部とな
る上端部分は、薄肉に形成された薄肉部11aとなって
おり、収容されたドレン管4を外部に導く透孔を形成す
るための透孔形成手段となっている。すなわち、薄肉部
11aを、割り取る等することで、その部分に、透孔が
形成される。
【0019】屈曲配管部保護カバー5の仕切部材12
は、図4並びに、図8ないし図10に示すように、冷媒
管3、3の屈曲配管部3a、3aが収容される冷媒管収
容部5aとドレン管4の屈曲配管部4aが収容されるド
レン管収容部5bとを仕切る仕切部12aと、基台10
の仕切部材取付部10f、10fに取り付けられる被取
付部12b、12bとからなる。こうして、この仕切部
12aは、仕切部材12に設けられることとなり、ま
た、仕切部材12は基台10に取り付けられることか
ら、この仕切部12aは、基台10に備えられることと
なる。ここで、仕切部12aは、ドレン管4の屈曲配管
部4aを建物の外壁面1側に向かって開口した状態で覆
うべく、その屈曲配管部4aの、屈曲する外周側つまり
手前側および上側、そして左右の両側を覆うように、断
面略コの字状に形成されて、ドレン管4の屈曲配管部4
aに沿うとともに一方端12cが建物の壁孔1aに入り
込むように、手前側から奥方に屈曲して延びている(図
4、図10参照)。そして、仕切部12aの前面の上部
付近には、建物の壁孔1aにコーキング材を充填するた
めの充填孔12dが設けられている。一方、被取付部1
2b、12bは、仕切部12aの、両側面から互いに離
れるようにして、方形平板状となるように延びている。
そして、被取付部12bには、上下に長手の長孔となる
被取付孔12eが設けられている。こうして、この仕切
部材12は、被取付孔12eが、基台10の仕切部材取
付部10fに嵌められて、次いで下方に移動されて、被
取付部12bが基台10の仕切部材取付部10fの先端
に係合することで、基台10に着脱可能に取り付けられ
る(図5参照)。
【0020】また、第1ないし第3の直状保護カバー6
X、6Y、6Zは、図11ないし図13に示すように、
建物の外壁面1側に位置してその外壁面1に固定される
基台13と、その基台13に着脱可能に組み付けられて
冷媒管3およびドレン管4を覆う蓋体14とから構成さ
れており、それら基台13および蓋体14は、それぞ
れ、例えば、合成樹脂材料を押出成形して得られる。
【0021】第1ないし第3の直状保護カバー6X、6
Y、6Zの基台13は、建物の外壁面1に面する底壁1
3aと、その底壁13aの両側に立設する側壁13b、
13bとからなる。そして、基台13は、底壁13a
の、一方の側壁13b寄り(図においては左寄り)の位
置から立設する仕切部13cを備えている。また、この
仕切部13cは、押出成形により、基台13と一体成形
されて、これら底壁13a、側壁13b、13bおよび
仕切部13cは、押出方向である長手方向に直線状に延
びている。こうして、一方の側壁13bと仕切部13c
との間が、冷媒管3、3が収容される冷媒管収容部6a
となり、もう一方の側壁13bと仕切部13cとの間
が、ドレン管4が収容されドレン管収容部6bとなっ
て、仕切部13cは、冷媒管収容部6aとドレン管収容
部6bとを、蓋体14側に開口するようにして仕切るこ
ととなる。そして、基台13の底壁13aには、長手方
向の適宜位置に、この基台13をネジ等の固定具により
外壁面1に固定するための被固定孔(図示せず)が穿設
されている。また、それぞれの側壁13b、13bは、
先端に向かうにしたがって内側を向くよう湾曲して延び
て、特に冷媒管収容部6a側の側壁13bにおいては、
その先端部13dが、底壁13a側に向かって延びるよ
うに折れ曲がっている。そして、それぞれの側壁13
b、13bには、その中間部分に、外側に開口する係合
凹部13eが長手方向に連続して設けられている。さら
に、ドレン管収容部6b側の側壁13bの基端部の内側
には、切欠き13fが長手方向に連続して設けられてい
る(図13参照)。また、仕切部13cは、底壁13a
からほぼ垂直に延びて、その先端部13gが、冷媒管収
容部6a側でかつ底壁13a側に向かって延びるように
折れ曲がっている。そして、仕切部13cの基端部およ
び中間部には、切欠き13h、13hが長手方向に連続
して設けられている。
【0022】第1ないし第3の直状保護カバー6X、6
Y、6Zの蓋体14は、冷媒管3およびドレン管4を覆
うように、上壁14aから側壁14b、14bに渡っ
て、断面略円弧状に形成されている。そして、この蓋体
14には、それぞれの側壁14b、14bの先端部に、
それぞれ内側に折り返されるようにして突出する係合凸
部14cが、長手方向に連続して設けられており、これ
ら係合凸部14c、14cと、前記基台13の係合凹部
13e、13eとが互いに係合することで、基台13に
蓋体14が、着脱可能に組み付けられる構造となってい
る。さらに、蓋体14の、側壁14bの内側には、切欠
き14dが長手方向に連続して設けられている。そし
て、この蓋体14の側壁14bに設けられた切欠き14
dと、前記基台13の側壁13bに設けられた切欠き1
3fとが、ドレン管収容部6bに収容されるドレン管4
を外部に導く透孔を形成するための透孔形成手段となっ
ている。すなわち、側壁13b、14bの一部を、切欠
き13f、14dを利用して、折り取るまたは切り取る
等すると、その部分に、透孔が形成される。つまり、側
壁13b、14bの先端から切欠き13f、14dに向
かって切り込んで、次いで、その透孔を必要とする部分
を切欠き13f、14d部分で折り取るまたは切り取る
等すると、その部分が透孔となる。そして第3の直状保
護カバー6Zにおいては、実際に、透孔形成手段(切欠
き13f、14d)によって側壁13b、14bに透孔
6cが形成されている。
【0023】また、接続用保護カバー7は、図11およ
び図14に示すように、建物の外壁面1側に位置してそ
の外壁面1に固定される基台15と、その基台15に着
脱可能に組み付けられて冷媒管3、3およびドレン管4
を覆う蓋体16とから構成されており、それら基台15
および蓋体16は、それぞれ、例えば、合成樹脂材料を
射出成形して得られる。
【0024】接続用保護カバー7の基台15は、建物の
外壁面1に当接する底壁15aと、その底壁15aの両
側に若干の高さで立設する側壁15b、15bとからな
る。そして、基台15は、底壁15aの、一方の側壁1
5b寄り(図14においては左寄り)の位置でかつ上下
の中央部分(図11参照)から立設する仕切部15cを
備え、この仕切部15cは、射出成形により、基台15
と一体成形されている。そして、この基台15は、一方
側(図示実施の形態においては上部部分)が、第1の直
状保護カバー6Xの基台13の下部部分よりも幅広とな
って重なるように配備され、そして、他方側(図示実施
の形態においては下部部分)が、第2の直状保護カバー
6Yの基台13の上部部分よりも幅広となって重なるよ
うに配備される。このとき、接続用保護カバー7の仕切
部15cは、第1の直状保護カバー6Xの仕切部13c
と、第2の直状保護カバー6Yの仕切部13cとを結ぶ
位置に位置する。こうして、接続用保護カバー7は、第
1および第2の直状保護カバー6X、6Yと同様に、一
方の側壁15bと仕切部15cとの間が、冷媒管3が収
容される冷媒管収容部7aとなり、もう一方の側壁15
bと仕切部15cとの間が、ドレン管4が収容されるド
レン管収容部7bとなって、仕切部15cは、冷媒管収
容部7aとドレン管収容部7bとを、蓋体16側に開口
するようにして仕切ることとなる。そして、基台15の
底壁15aには、この基台15をネジ等の固定具により
外壁面1に固定するための被固定孔15d、15dが設
けられている。さらに、それぞれの側壁15b、15b
には、内側に開口する係合凹部15e、15e(図11
参照)が設けられている。
【0025】接続用保護カバー7の蓋体16は、冷媒管
3およびドレン管4を覆うように、そして、第1の直状
保護カバー6Xの蓋体14の下部部分および第2の直状
保護カバー6Yの蓋体14の上部部分を覆うように、上
壁16aから側壁16b、16bに渡って、断面略円弧
状に形成されている。そして、この蓋体16には、それ
ぞれの側壁16b、16bの先端部分に、外側に突出す
る係合凸部16c、16cが設けられており、これら係
合凸部16c、16cと、前記基台15の係合凹部15
e、15eとが互いに係合することで、基台15に蓋体
16が、着脱可能に組み付けられる構造となっている。
【0026】また、曲がり配管部保護カバー8は、図1
5ないし図18に示すように、カバー体C2を備え、こ
のカバー体C2は、建物の外壁面1側に位置してその外
壁面1に固定される基台17と、その基台17に着脱可
能に組み付けられて冷媒管3、3およびドレン管4を覆
う蓋体18とからなる。さらに、曲がり配管部保護カバ
ー8は、基台17および蓋体18とは別体成形の仕切部
材19を備え、この仕切部材19は、基台17に着脱可
能に取り付けられて、冷媒管3、3が収容される冷媒管
収容部8aとドレン管4が収容されるドレン管収容部8
bとを仕切っている。そして、これら基台17、蓋体1
8および仕切部材19は、それぞれ、例えば、合成樹脂
材料を射出成形して得られる。
【0027】曲がり配管部保護カバー8の基台17は、
図16および図17に示すように、建物の外壁面1に当
接して、冷媒管3、3およびドレン管4の曲がり配管部
3c、3c、4cを収容するよう曲がって形成される底
壁17aと、その底壁17aの、曲がる内側および外側
に若干の高さで立設する側壁17b、17bとからな
る。そして、この基台17は、一方側(図示実施の形態
においては上部部分)が、第2の直状保護カバー6Yの
基台13の下部部分よりも幅広となって重なるように配
備され、そして、他方側(図示実施の形態においては右
部部分)が、第3の直状保護カバー6Zの基台13の左
部部分よりも幅広となって重なるように配備される。そ
して、基台17には、底壁17aの、曲がる内側のコー
ナーおよび外側のコーナーを結ぶラインL上にあって、
左右のほぼ対称となる位置に二つ並ぶようにして、第1
の取付部17c、17cが設けられている。この第1の
取付部17cは、仕切部材19の後述する第1の被取付
部19eを取り付けるためのものであって、底壁17a
から円筒状に突出するように形成されており、その円筒
内は、取付孔17dとなっている。また、基台17に
は、内側および外側の側壁17b、17bの、前記ライ
ンL上にあって左右のほぼ対称となる位置に、仕切部材
19の後述する第2の被取付部19fを掛止できるよう
に窪む、第2の取付部17eが設けられている。こうし
て、第1および第2の取付部17c、17eは、仕切部
材19を基台17に取り付けるための仕切部材取付部1
7fとなっている。さらに、第1の取付部17c、17
cおよび第2の取付部17e、17eは、それぞれ、基
台17の、配管方向に直交する両側となる、左右のほぼ
対称となる位置に一対設けられており、仕切部材19
を、冷媒管収容部8aとドレン管収容部8bとの左右の
並びを逆にするように、基台17の左右のほぼ対称とな
る位置のいずれにも取付可能にしている。そして、基台
17の底壁17aには、この基台17をネジ等の固定具
により外壁面1に固定するための被固定孔17gが設け
られている。また、基台17の、前記曲がり配管部4c
の曲がる外周側に対応する側壁外周側コーナー部とな
る、外側の側壁17bのコーナー部には、2本の切欠き
17h、17hが、第2の取付部17eを挟むようにし
て、縦方向に設けられている。
【0028】曲がり配管部保護カバー8の蓋体18は、
図1および図16に示すように、冷媒管3、3およびド
レン管4の曲がり配管部3c、3c、4cを覆うよう
に、そして、第2の直状保護カバー6Yの蓋体14の下
部部分および第3の直状保護カバー6Zの蓋体14の左
部部分を覆うように、基台17と同様に曲がって形成さ
れて、上壁18aから側壁18b、18bに渡って、断
面略円弧状に形成されている。そして、この蓋体18に
は、接続用保護カバー7の蓋体16と同様に、それぞれ
の側壁18b、18bの先端部分に、外側に突出する係
合凸部(図示せず)が設けられており、これら係合凸部
と、前記基台17の側壁17b、17bに内側に開口し
て設けられる係合凹部(図示せず)とが互いに係合する
ことで、基台17に蓋体18が、着脱可能に組み付けら
れる構造となっている。さらに、蓋体18の、前記曲が
り配管部4cの曲がる外周側に対応する側壁外周側コー
ナー部となる外側の側壁18bのコーナー部には、基台
17の切欠き17h、17hと対応するように縦方向に
2本の切欠き18c、18cが、そして、それら切欠き
18c、18cの基端をつなぐように横方向に1本の切
欠き18dが設けられている(図16参照)。そして、
この蓋体18の外側の側壁18bのコーナー部に設けら
れた切欠き18c、18c、18dと、前記基台17の
外側の側壁17bのコーナー部に設けられた切欠き17
h、17hとが、ドレン管収容部8bに収容されるドレ
ン管4を外部に導く透孔を形成するための透孔形成手段
となっている。すなわち、外側の側壁17b、18bの
一部を、切欠き17h、17h、18c、18c、18
dを利用して、折り取るまたは切り取ることで、その部
分に透孔が形成される。
【0029】曲がり配管部保護カバー8の仕切部材19
は、図15および図16に示すように、全体が帯状に形
成されて、冷媒管3、3が収容される冷媒管収容部8a
とドレン管4が収容されるドレン管収容部8bとを仕切
る仕切部19aと、基台17の仕切部材取付部17fに
取り付けられる被取付部19bとからなる。ここで、仕
切部19aは、第1および第2の仕切部19c、19d
からなる。第1の仕切部19cは、冷媒管3、3の上面
および側面を覆うように湾曲して形成されており、冷媒
管3、3を冷媒管収容部8a内に保持する保持部となっ
ている。また、第2の仕切部19dは、ドレン管4の、
冷媒管3側の側面のみを覆うように円弧状に形成されて
おり、その結果、基台17と、この第2の仕切部19d
の先端との間は、ドレン管4をドレン管収容部8bに蓋
体18側から出し入れ可能とする開口部8cとなってい
る。被取付部19bは、第1および第2の被取付部19
e、19fからなり、第1の被取付部19eは、第1お
よび第2の仕切部19c、19dの向かい合う一端を結
ぶように形成されており、その中央には、基台17の取
付孔17dと連なるように被取付孔19gが設けられて
いる。第2の被取付部19fは、基台17の第2の取付
部17eに掛止されるように、第1の仕切部19cの他
端から外側に折り返されるようにして延びている。こう
して、この仕切部材19は、図16に示すように、第2
の被取付部19fが基台17の一方の第2の取付部17
eに掛止されて、第1の被取付部19eが、被取付孔1
9gに挿入されて基台17の一方の第1の取付部17c
の取付孔17dにねじ込まれる等するネジ等の取付具T
により止められることで、基台17に着脱可能に取り付
けられる。また、冷媒管収容部8aとドレン管収容部8
bとの左右の並びを逆にする場合には、図18に示すよ
うに、仕切部材19の左右を反転して、第2の被取付部
19fを基台17の他方の第2の取付部17eに掛止
し、第1の被取付部19eを基台17の他方の第1の取
付部17cに止めるようにして、この仕切部材19を基
台17に取り付ければ、対応することができる。このよ
うに、図示実施の形態においては、基台17に対する仕
切部材19の取り付け位置を変えるだけで、冷媒管収容
部8aとドレン管収容部8bとの並びを、左右逆にする
ことができるようになっている。
【0030】以上のようにして、屈曲配管部保護カバー
5、第1ないし第3の直状保護カバー6X、6Y、6
Z、接続用保護カバー7および曲がり配管部保護カバー
8からなる保護カバー装置9にあっては、屈曲配管部保
護カバー5の仕切部12a、第1ないし第3の直状保護
カバー6X、6Y、6Zの仕切部13c、接続用保護カ
バー7の仕切部15cおよび曲がり配管部保護カバー8
の仕切部19aが、冷媒管3、3の屈曲配管部3aおよ
び主配管部3bが収容される冷媒管収容部5a、6a、
6a、7a、8aと、ドレン管4の屈曲配管部4aおよ
び主配管部4bが収容されるドレン管収容部5b、6
b、6b、7b、8bとを、その全長に渡って、第1な
いし第3の直状保護カバー6X、6Y、6Zおよび接続
用保護カバー7においては連続して、屈曲配管部保護カ
バー5および曲がり配管部保護カバー8においては断続
して仕切る、仕切部となっている。
【0031】次に、以上の構成からなる、第1ないし第
3の直状保護カバー6X、6Y、6Zおよび接続用保護
カバー7を含む、保護カバー装置9の作用効果について
説明する。
【0032】第1ないし第3の直状保護カバー6X、6
Y、6Zおよび接続用保護カバー7においていは、冷媒
管3、3が収容される冷媒管収容部6a(7a)と、ド
レン管4が収容されるドレン管収容部6b(7b)と
は、仕切部13c(15c)によって仕切られており、
これら冷媒管3とドレン管4とが互いに干渉し合うこと
を防ぐことができる。従って、ドレン管4が冷媒管3に
よって押し潰される虞がない。しかも、仕切部13c
(15c)は、冷媒管収容部6a(7a)とドレン管収
容部6b(7b)とを、蓋体14(16)側に開口する
ようにして仕切るものであり、基台13(15)から蓋
体14(16)の覆いを除けば、その蓋体14(16)
側から、つまり冷媒管収容部6a(7a)およびドレン
管収容部6b(7b)の延びる方向と直交する方向とな
る蓋体14(16)側から、冷媒管収容部6a(7a)
およびドレン管収容部6b(7b)に、冷媒管3、3お
よびドレン管4を出し入れすることができ、冷媒管3、
3やドレン管4の、配管作業や交換作業を容易に行うこ
とができる。さらには、冷媒管収容部6a(7a)およ
びドレン管収容部6b(7b)が、蓋体14(16)側
に開口することから、基台13(15)から蓋体14
(16)の覆いを除くことで、冷媒管収容部6a(7
a)およびドレン管収容部6b(7b)に収容された冷
媒管3およびドレン管4を、目視したり、手で触れたり
することができ、冷媒管3およびドレン管4の配管の有
無の確認や、ドレン管4の潰れ部分の有無およびその位
置の確認を容易に行うことができる。また、仕切部13
c(15c)は、基台13(15)と一体成形されてお
り、運搬、施工等における取り扱いが容易となってい
る。
【0033】また、第1ないし第3の直状保護カバー6
X、6Y、6Zにおいては、冷媒管収容部6aおよびド
レン管収容部6bの全長に渡って連続して形成される仕
切部13cにより、冷媒管3とドレン管4との互いの干
渉を確実に防ぐことができる。また、基台13と一体成
形されるとともに冷媒管収容部6aおよびドレン管収容
部6bの全長に渡って連続して形成される仕切部13c
は、基台13を、冷媒管収容部6aおよびドレン管収容
部6bの延びる方向に押出成形するだけで、容易に形成
される。
【0034】さらに、第1ないし第3の直状保護カバー
6X、6Y、6Zにおいては、基台13および蓋体14
の側壁13b、14bに設けられる切欠き13f、14
dからなる透孔形成手段により、状況に応じて、ドレン
管収容部6bの延びる方向の所要の位置において、側壁
13b、14bに透孔を形成することで、その透孔を通
して、ドレン管収容部6bに収容されるドレン管4を外
部に導くことができる。特に、第3の直状保護カバー6
Zにおいては、実際に、透孔6cが形成されて、その透
孔6cを通して、ドレン管収容部6bに収容されるドレ
ン管4が外部に導かれている(図1参照)。
【0035】また、屈曲配管部保護カバー5において
は、仕切部材12の仕切部12aは、ドレン管4の屈曲
配管部4aを、建物の外壁面1側に向かって開口した状
態で覆うものであり、その外壁面1側から、つまりドレ
ン管収容部5bの延びる方向と直交する方向となる外壁
面1側から、ドレン管収容部5bに、ドレン管4を入れ
ることができる。さらに、仕切部材12は、基台10に
着脱可能に取り付けられるものであり、基台10から蓋
体11の覆いを除き、仕切部材12を基台10から取り
外すことで、蓋体11側から、つまり冷媒管収容部5a
およびドレン管収容部5bの延びる方向と直交する方向
となる蓋体11側から、冷媒管収容部5aおよびドレン
管収容部5bに、冷媒管3、3およびドレン管4を出し
入れすることができる。
【0036】また、曲がり配管部保護カバー8において
は、仕切部材19は、基台17に取り付けられるもので
あり、基台17から蓋体18の覆いを除き、基台17に
仕切部材19が取り付けられる前においては、蓋体18
側から、つまり冷媒管収容部8aおよびドレン管収容部
8bの延びる方向と直交する方向となる蓋体18側か
ら、冷媒管収容部8aおよびドレン管収容部8bに、冷
媒管3およびドレン管4を入れることができる。特に、
ドレン管4にあっては、仕切部材19を基台17に取り
付けた後においても、開口部8cを通して、蓋体18側
から、ドレン管収容部8bに、ドレン管4を出し入れす
ることができる。さらに、仕切部材19は、基台17に
着脱可能に取り付けられるものであり、基台17から蓋
体18の覆いを除き、仕切部材19を基台17から取り
外すことで、蓋体18側から、冷媒管収容部8aおよび
ドレン管収容部8bに、冷媒管3、3およびドレン管4
を出し入れすることができる。
【0037】また、屈曲配管部保護カバー5、第1ない
し第3の直状保護カバー6X、6Y、6Z、接続用保護
カバー7および曲がり配管部保護カバー8からなる保護
カバー装置9においては、冷媒管3、3の屈曲配管部3
aおよび主配管部3bが収容される冷媒管収容部5a、
6a、7a、8aと、ドレン管4の屈曲配管部4aおよ
び主配管部4bが収容されるドレン管収容部5b、6
b、7b、8bとは、その全長に渡って、仕切部12
a、13c、15c、19aにより、連続してまたは断
続して仕切られており、これら冷媒管3、3とドレン管
4とが互いに干渉し合うことを、建物の壁孔1aから外
壁面1に移る屈曲配管部3a、4aと外壁面1に沿う主
配管部3b、4bとの全長に渡って防ぐことができる。
従って、ドレン管4は、その屈曲配管部4aと主配管部
4bとの全長に渡って、冷媒管3によって押し潰される
虞がない。しかも、冷媒管収容部5a、6a、7a、8
aおよびドレン管収容部5b、6b、7b、8bは、そ
の全長に渡って、それら冷媒管収容部5a、6a、7
a、8aおよびドレン管収容部5b、6b、7b、8b
の延びる方向と直交する方向から、冷媒管3およびドレ
ン管4を出し入れ可能となるよう形成されており、冷媒
管3やドレン管4の、配管作業や交換作業を、全長に渡
って容易に行うことができる。
【0038】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるわけではなく、その他種々の変更が可能であ
る。例えば、冷媒管3およびドレン管4は、建物の壁孔
1aを通って外壁面1に沿って配管されるものでなくと
も、壁孔を通って内壁面に沿って配管されるものであっ
てもよい。
【0039】また、直状保護カバー6X、6Y、6Zお
よび接続用保護カバー7において、仕切部13c(15
c)が、基台13(15)と一体成形されているが、こ
の構造は、直状保護カバー6X、6Y、6Zや接続用保
護カバー7に適用されるだけでなく、屈曲配管部保護カ
バー、曲がり配管部保護カバー、その他の保護カバーに
適用されてもよい。ここで、屈曲配管部保護カバーに適
用する場合には、冷媒管3およびドレン管4の、屈曲配
管部3a、4aから延びたところの、外壁面1に沿って
配管される部分において、前記仕切部13c(15c)
と同様の構造の仕切部が、基台10に一体的に設けられ
る。この場合、基台10に設けられた、貫通孔10cか
ら下端10dに達する、連通部10eを省略するように
してもよい。
【0040】また、屈曲配管部保護カバー5、直状保護
カバー6X、6Y、6Z、接続用保護カバー7、曲がり
配管部保護カバー8において、蓋体11(14、16、
18)は、基台10(13、15、17)に着脱可能に
組み付けられるが、ヒンジ等により開閉可能に組み付け
られてもよい。
【0041】また、直状保護カバー6X、6Y、6Zに
おいて、冷媒管収容部6aおよびドレン管収容部6b
は、それぞれ1箇所となっているが、図19に示すよう
に、仕切部13cを左右に2本並ぶように設けること
で、冷媒管収容部6aが両仕切部13c、13c間に、
ドレン管収容部6bがそれぞれの仕切部13c、13c
と側壁13b、13b、14b、14bとの間の2箇所
に設けられてもよい。この構造は、接続用保護カバー7
においても適用することができ、また、曲がり配管部保
護カバー8においても、第2の仕切部19dを第1の仕
切部19cを挟むように2箇所に設けることで、同様に
機能させることができる。
【0042】また、直状保護カバー6X、6Y、6Zに
おいて、仕切部13cが、冷媒管収容部6aおよびドレ
ン管収容部6bの全長に渡って、連続して形成されなく
とも、断続して形成されても、また、部分的に形成され
てもよい。
【0043】また、直状保護カバー6X、6Y、6Zお
よび曲がり配管部保護カバー8において、透孔形成手段
となる切欠き13f、14d(17h、18c、18
d)は、透孔を形成することができるものであれば、基
台13(17)と蓋体14(18)の両者に設けられな
くとも、基台13(17)または蓋体14(18)のい
ずれか一方のみに設けられてもよい。
【0044】また、屈曲配管部保護カバー5、直状保護
カバー6X、6Y、6Z、曲がり配管部保護カバー8に
おいて、透孔形成手段は、薄肉部11aや切欠き13
f、14d(17h、18c、18d)でなくとも、切
り込み等、その他の構造であってもよい。
【0045】
【発明の効果】以上、詳述したところから明らかなよう
に、この発明に係る冷媒管およびドレン管の保護カバー
によれば、次の効果がある。
【0046】請求項1ないし3のいずれか1項に記載さ
れた冷媒管およびドレン管の保護カバーによれば、仕切
部によって、冷媒管とドレン管との互いの干渉を防ぐこ
とができ、ドレン管が冷媒管によって押し潰される虞が
ない。そして、基台から蓋体の覆いを除けば、冷媒管お
よびドレン管を、冷媒管収容部およびドレン管収容部の
延びる方向と直交する方向となる蓋体側から、冷媒管収
容部およびドレン管収容部に出し入れすることができる
ので、冷媒管やドレン管の、配管作業や交換作業を容易
に行うことができる。さらに、基台から蓋体の覆いを除
くことで、冷媒管収容部およびドレン管収容部に収容さ
れた冷媒管およびドレン管を、目視したり、手で触れた
りすることができるので、冷媒管およびドレン管の配管
の有無の確認や、ドレン管の潰れ部分の有無およびその
位置の確認を容易に行うことができる。
【0047】また、請求項に記載された冷媒管および
ドレン管の保護カバーによれば、加えて、冷媒管収容部
およびドレン管収容部の全長に渡って連続して形成され
る仕切部により、冷媒管とドレン管との互いの干渉を確
実に防ぐことができる。
【0048】また、請求項に記載された冷媒管および
ドレン管の保護カバーによれば、加えて、基台および/
または蓋体の側壁に設けられる透孔形成手段により、状
況に応じて、側壁に透孔を形成することで、その透孔を
通して、ドレン管収容部に収容されるドレン管を外部に
導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る冷媒管およびドレン管の保護カ
バーの一実施の形態の、平面図である。
【図2】同じく、蓋体を取り外した要部平面図である。
【図3】同じく、図2におけるA部詳細図である。
【図4】同じく、図1におけるB−B線による断面図で
ある。
【図5】同じく、図3におけるC−C線による拡大断面
図である。
【図6】同じく、屈曲配管部保護カバーの基台の平面図
である。
【図7】同じく、図6におけるD−D線による断面図で
ある。
【図8】同じく、屈曲配管部保護カバーの仕切部材の平
面図である。
【図9】同じく、屈曲配管部保護カバーの仕切部材の正
面図である。
【図10】同じく、図8におけるE−E線による断面図
である。
【図11】同じく、直状保護カバーおよび接続用保護カ
バーの分解斜視図である。
【図12】同じく、図1におけるF−F線による拡大断
面図である。
【図13】同じく、図12における要部詳細図である。
【図14】同じく、図1におけるG−G線による拡大断
面図である。
【図15】同じく、図2におけるH部詳細図である。
【図16】同じく、図1におけるJ−J線による拡大断
面図である。
【図17】同じく、曲がり配管部保護カバーの基台の平
面図である。
【図18】同じく、曲がり配管部保護カバーの仕切部材
を反転した図16相当図である。
【図19】直状保護カバーの他の実施の形態を示す、図
12相当図である。
【図20】従来の保護カバーを示す断面図である。
【符号の説明】
1 外壁面(壁面) 1a 壁孔 3 冷媒管 4 ドレン管 6X 第1の直状保護カバー(保護カバー) 6Y 第2の直状保護カバー(保護カバー) 6Z 第3の直状保護カバー(保護カバー) 6a 冷媒管収容部 6b ドレン管収
容部 6c 透孔 7 接続用保護カ
バー(保護カバー) 7a 冷媒管収容部 7b ドレン管収
容部 13 基台 13a 底壁 13b 側壁 13c 仕切部 13f 切欠き(透孔形成手段) 13g 先端部 14 蓋体 14b 側壁 14d 切欠き(透孔形成手段) 15 基台15a 底壁 15b 側壁 15c 仕切部 16 蓋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−203536(JP,A) 特開 平5−157285(JP,A) 特開 平9−317983(JP,A) 実開 平1−63924(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 5/00 F16L 57/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の壁面に沿って配管されるエアコン
    用の冷媒管およびドレン管を収容して保護する保護カバ
    ーであって、 前記壁面側に位置する基台と、その基台に着脱可能また
    は開閉可能に組み付けられて前記冷媒管および前記ドレ
    ン管を覆う蓋体と、からなり、 前記基台は、底壁と、その底壁の両側に立設する側壁
    と、前記底壁の、一の側壁寄りの位置から立設する、一
    つの仕切部とを備えて、前記一の側壁と前記仕切部との
    間が、前記ドレン管が収容されるドレン管収容部とな
    り、他の側壁と前記仕切部との間が、前記冷媒管が収容
    される冷媒管収容部となり、かつ、 前記仕切部は、前記 冷媒管収容部と、前記ドレン管収容
    部とを、前記蓋体側に開口するようにして仕切るととも
    に、前記基台と一体成形されており、 前記ドレン管収容部および前記冷媒管収容部に、前記ド
    レン管および前記冷媒管の一本一本が横に並んで収容さ
    れる ことを特徴とする、冷媒管およびドレン管の保護カ
    バー。
  2. 【請求項2】 建物の壁面に沿って配管されるエアコン
    用の冷媒管およびドレン管を収容して保護する保護カバ
    ーであって、 前記壁面側に位置する基台と、その基台に着脱可能また
    は開閉可能に組み付けられて前記冷媒管および前記ドレ
    ン管を覆う蓋体と、からなり、 前記基台は、底壁と、その底壁の両側に立設する側壁
    と、左右に2本並ぶ仕切部とを備えることで、前記冷媒
    管が収容される冷媒管収容部が、前記両仕切部間に設け
    られ、そして、前記ドレン管が収容されるドレン管収容
    部が、それぞれの仕切部と前記側壁との間の2箇所に設
    けられ、かつ、 前記仕切部は、前記冷媒管収容部と、前記ドレン管収容
    部とを、前記蓋体側に開口するようにして仕切るととも
    に、前記基台と一体成形されていることを特徴とする、
    冷媒管およびドレン管の保護カバー。
  3. 【請求項3】 前記仕切り部は、前記基台の底壁からほ
    ぼ垂直に延びて、その先端部が、前記冷媒管収容部側で
    かつ前記底壁側に向かって延びるように折れ 曲がってい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の、冷媒管
    およびドレン管の保護カバー。
  4. 【請求項4】 前記仕切部は、前記冷媒管収容部および
    前記ドレン管収容部の全長に渡って、連続して形成され
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に
    記載の、冷媒管およびドレン管の保護カバー。
  5. 【請求項5】 前記基台および/または前記蓋体の側壁
    には、前記ドレン管収容部に収容される前記ドレン管を
    外部に導く透孔を形成するための透孔形成手段が設けら
    れることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項
    に記載の、冷媒管およびドレン管の保護カバー。
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