JP3320036B2 - 砂分離装置 - Google Patents

砂分離装置

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JP3320036B2
JP3320036B2 JP19682399A JP19682399A JP3320036B2 JP 3320036 B2 JP3320036 B2 JP 3320036B2 JP 19682399 A JP19682399 A JP 19682399A JP 19682399 A JP19682399 A JP 19682399A JP 3320036 B2 JP3320036 B2 JP 3320036B2
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sand
water
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sand separation
overflow
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栄一 武藤
輝一 新阜
久志 小野
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日立機電工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、砂分離装置に関
し、特に、越流砂を少なくして効率的に砂と水とを分離
できるようにした砂分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、沈砂池等より回収した多量の水を
含んだ砂を、さらに水と分離するため、砂分離装置を用
いている。この砂分離装置は、図3に示すように、重力
沈降により砂分を分離する円筒状の砂分離槽1の底部に
分離砂掻き揚げ装置3を配設し、砂分離槽1内に砂含有
水をポンプにて圧送し、砂分離槽1内の旋回流にて砂と
水とを重力分離するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
砂分離装置は、圧送される砂含有水の砂を重力沈降によ
る分離をより効果的に行うため、砂分離槽内での滞留時
間を長くするように円筒状砂分離槽1の容量を大きくし
ているが、実用上限界があり、さらに、砂含有水が砂分
離槽1内へポンプにて圧送されてくるため、砂分離槽1
内で乱流が生じ、この乱流にて砂分離槽1内に圧送され
た大きな粒子の砂も舞い上がることになり、砂分離槽1
上部に形成された越流桝6内へ越流して効率的な砂分離
ができないという問題点があった。
【0004】本発明は、従来の砂分離装置の有する問題
点を解決し、砂分離槽内での砂含有水の水面位置での不
必要な旋回流を阻止しつつ滞留時間を長くし、かつ圧送
される砂含有水に含む気泡を排除して砂の越流を防止し
て効率的に砂を分離することができる砂分離装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の砂分離装置は、底部に砂掻き揚げ装置を配
設し、かつ接線方向に砂含有水を供給し、上部外周より
越流して排水するようにした砂分離槽と、該砂分離槽の
水面位置に旋回流を阻止するように配設した越流水トラ
フと、砂分離槽内の上部に旋回流が越流部に影響を与え
ないようにして配置したロート状の気泡浮上阻止板と、
砂分離槽の外周壁の気泡浮上阻止板の配設位置に設けて
空気を大気中へ放出するようにした空気抜管とより構成
したことを特徴とする。
【0006】上記の構成からなる本発明の砂分離装置
は、気泡浮上阻止板を、砂分離槽内の上部に旋回流が越
流部に影響を与えないようにして配置し、かつ砂含有水
の供給により砂分離槽内で生じる気泡を水面位置に浮上
しないようにしているので、供給された砂含有水の旋回
水流としての滞留時間を長くすることができるととも
に、水面位置においては越流水トラフにて水面位置での
旋回流速を弱めることができるので、砂の粒子を巻き上
げて越流するのを防止することができる。
【0007】また、この場合、越流水トラフを、砂分離
槽の水面位置でこれを横切るように配設することができ
る。
【0008】これにより、簡単な装置で水面に浮上する
気泡を含めて、周囲の越流枡より排水されにくい水面中
央位置の水を速やかに排水することができるとともに、
水面位置での旋回流速を弱めることができ、砂粒子の越
流を防ぐことができる。
【0009】また、この場合、気泡浮上阻止板をロート
状とし、その開口下端縁を、砂分離槽内へ砂含有水を旋
回するようにして供給するために接続した砂含有水供給
管の接続口より下方位置とすることができる。
【0010】これにより、旋回流速を弱めることなく、
かつ重力分離される砂を中央部の開口部へ集めて速やか
に底部側へ確実に沈澱させることができるので、越流に
よる流失を防ぎ、砂除去効率を向上することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の砂分離装置の実施
の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】図1〜図2は、本発明の砂分離装置の一実
施例を示し、図において1は、円筒状をした砂分離槽
で、その下部はロート状に形成して、沈降する砂が、砂
分離槽1の底部に沈降集砂し易いようにするとともに、
砂分離槽1の外周部に接線方向に砂含有水供給管2を接
続し、砂含有水供給管2よりポンプなどにて砂含有水を
圧送して砂分離槽1内に旋回流を発生するように供給す
るようにする。
【0013】また、砂分離槽1の底部には砂掻き揚げ装
置3を配設する。この砂掻き揚げ装置3は、スクリュー
コンベア式としたが、これに限定されるものではない。
本実施例においては、砂掻き揚げ装置3は、内部にスク
リュー32をモータ3Mにて回転可能にして配設して構
成する筒状のケーシング31を傾斜して配設し、これに
より砂分離槽1の底部に沈澱する砂を砂分離槽1外へ、
かつ砂分離槽1の水位より上方位置まで搬送して、水切
りをしつつ排出することができるようにしている。
【0014】砂分離槽1の上部には、中央部が開口した
ロート状の気泡浮上阻止板4を配設する。この気泡浮上
阻止板4は、その上端外周縁を砂分離槽1の上部内周面
に接するようにし、この砂分離槽1の上部内周面と気泡
浮上阻止板4とにより囲まれた部分の砂分離槽1の外周
壁に空気抜管5を接続する。この空気抜管5は、先端が
大気に開口し、かつ砂分離槽の水位位置よりも高位にな
るようにして配設され、これにより砂含有水供給管2よ
り砂含有水を砂分離槽内に供給する際、砂含有水に含ま
れる気泡分、あるいは旋回流にて発生する気泡等が砂分
離槽1の内周面に沿う旋回流に乗って砂分離槽1の底部
方向に沈み、その浮力により砂分離槽1の内周面に沿っ
て浮上し、水面位置で拡散されないようして空気抜管5
より大気中へ放出するようにする。
【0015】また、砂分離槽1の上端外周部には、越流
枡6を配設し、砂を重力沈澱して除去した後の水を排水
するようにする。また、水面位置には越流水トラフ7を
配設する。この越流水トラフ7は、水面に発生する旋回
流を阻止するためのもので、望ましくは、砂分離槽1の
水面を横切るようにして配設し、上面が開口しており、
この開口部より水面位置の水をオーバフローさせ、かつ
旋回流に抵抗を与えて旋回流を阻止するものである。
【0016】次に、このように構成する砂分離装置にお
ける作用について説明する。ポンプ等にて砂含有水を砂
含有水供給管2より砂分離槽1内に供給すると、その供
給圧にて砂分離槽1内にて旋回流が発生し、この旋回流
にて重力分離を行うようにし、砂分を砂分離槽1の底部
に沈澱させ、回転駆動される砂掻き揚げ装置3のスクリ
ュー32にてケーシング31内を掻き揚げて搬送し砂分
離槽1外へ搬出する。一方、砂を分離除去した水は、旋
回流となって砂分離槽1内を周回する。この時、砂含有
水とともに気泡が混入することがある。この気泡は、旋
回下降流に乗って砂分離槽内周面に沿い降下し、やがて
旋回下降流の流速よりも気泡の浮上力が勝るようになっ
て砂分離槽1の内周面に沿って旋回しつつ浮上するよう
なる。この砂分離槽1の上部に配設したロート状をした
気泡浮上阻止板4にて集泡されて、空気抜管5より大気
中へ放出される。
【0017】なお、旋回流は水面位置に配設された越流
水トラフ7にて水面位置で阻止され、少なくとも水面位
置での旋回流は遅速となり、砂の粒子が越流枡6及び越
流水トラフ7から水と共に排出されるのを防止する。ま
た、砂含有水は連続して供給されるようにすることが望
ましい。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、気泡
浮上阻止板を、砂分離槽内の上部に旋回流が越流部に影
響を与えないようにして配置し、かつ砂含有水の供給に
より砂分離槽内で生じる気泡を水面位置に浮上しないよ
うにしているので、供給された砂含有水の旋回水流とし
ての滞留時間を長くすることができるとともに、水面位
置においては越流水トラフにて水面位置での旋回流速を
弱めることができるので、砂の粒子を巻き上げて越流す
るのを防止することができる。
【0019】また、請求項2に記載した発明によれば、
越流水トラフを、砂分離槽の水面位置でこれを横切るよ
うに配設することができるため、簡単な装置で水面に浮
上する気泡を含めて、周囲の越流枡より排水されにくい
水面中央位置の水を速やかに排水することができるとと
もに、水面位置での旋回流速を弱めることができ、砂粒
子の越流を防ぐことができる。
【0020】また、請求項3に記載した発明によれば、
気泡浮上阻止板をロート状とし、その開口下端縁を、砂
分離槽内へ砂含有水を旋回するようにして供給するため
に接続した砂含有水供給管の接続口より下方位置として
いるため、旋回流速を弱めることなく、かつ重力分離さ
れる砂を中央部の開口部へ集めて速やかに底部側へ確実
に沈澱させることができるので、越流による流失を防
ぎ、砂除去効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の砂分離装置の一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】同平面図である。
【図3】従来の砂分離装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 砂分離槽 2 砂含有水供給管 3 砂掻き揚げ装置 4 気泡浮上阻止板 5 空気抜管 6 越流枡 7 越流水トラフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−141006(JP,A) 特開 平8−151125(JP,A) 特開 昭59−115784(JP,A) 特開 昭57−184406(JP,A) 特開 昭53−47153(JP,A) 特開 昭53−33466(JP,A) 特開 昭52−109662(JP,A) 特公 昭37−2427(JP,B1) 実公 昭49−17345(JP,Y1) 実公 昭49−17344(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 21/00 - 21/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に砂掻き揚げ装置を配設し、かつ接
    線方向に砂含有水を供給し、上部外周より越流して排水
    するようにした砂分離槽と、該砂分離槽の水面位置に旋
    回流を弱めるようにして配設した越流水トラフと、砂分
    離槽内の上部に旋回流が越流部に影響を与えないように
    して配置したロート状の気泡浮上阻止板と、砂分離槽の
    外周壁の気泡浮上阻止板の配設位置に設けて空気を大気
    中へ放出するようにした空気抜管とより構成したことを
    特徴とする砂分離装置。
  2. 【請求項2】 越流水トラフを、砂分離槽の水面位置で
    これを横切るように配設したことを特徴とする請求項1
    記載の砂分離装置。
  3. 【請求項3】 気泡浮上阻止板をロート状とし、その開
    口下端縁を、砂分離槽内へ砂含有水を旋回するようにし
    て供給するために接続した砂含有水供給管の接続口より
    下方位置としたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    砂分離装置。
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