JP2551466Y2 - 油分除去装置 - Google Patents
油分除去装置Info
- Publication number
- JP2551466Y2 JP2551466Y2 JP9851091U JP9851091U JP2551466Y2 JP 2551466 Y2 JP2551466 Y2 JP 2551466Y2 JP 9851091 U JP9851091 U JP 9851091U JP 9851091 U JP9851091 U JP 9851091U JP 2551466 Y2 JP2551466 Y2 JP 2551466Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- flow path
- zone
- floating
- core
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Physical Water Treatments (AREA)
- Removal Of Floating Material (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ホテル・レストランを
はじめ弁当製造業等の厨房排水やその他の油分・スカム
を含んだ排水中の油分・スカムを除去する油分除去装置
に関する。
はじめ弁当製造業等の厨房排水やその他の油分・スカム
を含んだ排水中の油分・スカムを除去する油分除去装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホテル・レストランをはじめ弁当
製造業等の厨房排水中から油分を除去する装置として
は、その構造のシンプルさ及び安価なことからグリース
トラップが広く用いられてきた。しかしながら、このグ
リーストラップは水と油の比重差を利用して油分を分離
し、他の排水径路へ流すというものであって、一般家庭
とは比較にならない程の大量な排水を発生する業者の場
合、このグリーストラップだけでは地方公共団体等の定
める基準値をクリアすることはできなかった。
製造業等の厨房排水中から油分を除去する装置として
は、その構造のシンプルさ及び安価なことからグリース
トラップが広く用いられてきた。しかしながら、このグ
リーストラップは水と油の比重差を利用して油分を分離
し、他の排水径路へ流すというものであって、一般家庭
とは比較にならない程の大量な排水を発生する業者の場
合、このグリーストラップだけでは地方公共団体等の定
める基準値をクリアすることはできなかった。
【0003】ところが、一般的な排水処理施設は設備が
大変大掛かりで付属機器類も多く大スペースを必要と
し、大変高価でもあった。その上、従来の排水処理施設
は、微細気泡を発生させ油脂等をその気泡に付着させて
浮上させ、凝集剤を用いて分離するという方法を用いて
いるものが多かった。そのため、薬剤を混入した大量の
汚泥が発生してしまい、その処理に多大な費用がかかっ
ていた。又、薬剤の管理や付属機器類の管理には専任の
技術者を必要とする場合もあり、設備費のみならず維持
管理費も高く、一般のレストランや中小の弁当製造業者
等にとっては、排水処理施設の設置は困難であった。
大変大掛かりで付属機器類も多く大スペースを必要と
し、大変高価でもあった。その上、従来の排水処理施設
は、微細気泡を発生させ油脂等をその気泡に付着させて
浮上させ、凝集剤を用いて分離するという方法を用いて
いるものが多かった。そのため、薬剤を混入した大量の
汚泥が発生してしまい、その処理に多大な費用がかかっ
ていた。又、薬剤の管理や付属機器類の管理には専任の
技術者を必要とする場合もあり、設備費のみならず維持
管理費も高く、一般のレストランや中小の弁当製造業者
等にとっては、排水処理施設の設置は困難であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題は、薬剤
を用いずに効率良く排水中の油分を除去でき、しかも発
生する汚泥を最小限に抑えることで、その汚泥処理費を
大幅に削減できる、コンパクト且つシンプルな油分除去
装置を提供することにある。
を用いずに効率良く排水中の油分を除去でき、しかも発
生する汚泥を最小限に抑えることで、その汚泥処理費を
大幅に削減できる、コンパクト且つシンプルな油分除去
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
考案の要旨は、 1) 装置本体内部を所定高さの堰板で区画し、上流側
区画を汚水原水を流入する流入ゾーンとし、又下流側区
画を汚水原水中の油分を浮上させ分離する浮上分離ゾー
ンとし、流入ゾーン内に流入した汚水原水が前記堰板を
越えて略水平方向に溢出流としてのみ浮上分離ゾーンへ
流入するよう堰板上端に整流ガイドを設け、浮上分離ゾ
ーン内には、最下流位置底部に設けた排水口に至る流路
上に着脱自在なコアを配してハニカム状の流路を形成す
るとともに、該ハニカム状の流路を逆流して気泡が上昇
するようコアの出口近くに散気口を設け、又水面付近に
浮上した油分を付着させて油貯溜槽へ搬出するオイルス
キマーを搬出方向に沿って緩やかに上方へ傾斜させた状
態で前記コア入口の下流側に近接させてしかも着脱自在
に取付けたことを特徴とする油分除去装置 2) 流入ゾーン底部近くに流入ゾーン内に上昇空気流
を発生させる散気口を設けたことを特徴とする請求項1
記載の油分除去装置 3) 着脱自在な放流管を流路の出口とする逆U字状の
屈曲流路を排水口に連通させたことを特徴とする請求項
1又は2記載の油分除去装置にある。
考案の要旨は、 1) 装置本体内部を所定高さの堰板で区画し、上流側
区画を汚水原水を流入する流入ゾーンとし、又下流側区
画を汚水原水中の油分を浮上させ分離する浮上分離ゾー
ンとし、流入ゾーン内に流入した汚水原水が前記堰板を
越えて略水平方向に溢出流としてのみ浮上分離ゾーンへ
流入するよう堰板上端に整流ガイドを設け、浮上分離ゾ
ーン内には、最下流位置底部に設けた排水口に至る流路
上に着脱自在なコアを配してハニカム状の流路を形成す
るとともに、該ハニカム状の流路を逆流して気泡が上昇
するようコアの出口近くに散気口を設け、又水面付近に
浮上した油分を付着させて油貯溜槽へ搬出するオイルス
キマーを搬出方向に沿って緩やかに上方へ傾斜させた状
態で前記コア入口の下流側に近接させてしかも着脱自在
に取付けたことを特徴とする油分除去装置 2) 流入ゾーン底部近くに流入ゾーン内に上昇空気流
を発生させる散気口を設けたことを特徴とする請求項1
記載の油分除去装置 3) 着脱自在な放流管を流路の出口とする逆U字状の
屈曲流路を排水口に連通させたことを特徴とする請求項
1又は2記載の油分除去装置にある。
【0006】
【作用】本考案の油分除去装置では、汚水原水はまず流
入ゾーンへ流入されるが、流入ゾーンとその下流にあた
る浮上分離ゾーンとの間は堰板で区画されており、流入
ゾーンに流入した汚泥原水は該堰板上を越えて溢出する
状態でのみ下流の浮上分離ゾーンへと流出していくこと
になる。従って、油滴は水よりも比重が小さいため浮上
し、確実に浮上分離ゾーンへ溢出していく。この時、堰
板上端には整流ガイドが設けてあるので、一旦水面付近
へ浮上した油滴はそのまま水面付近に浮上した状態で略
水平に静かに流れていくことになる。
入ゾーンへ流入されるが、流入ゾーンとその下流にあた
る浮上分離ゾーンとの間は堰板で区画されており、流入
ゾーンに流入した汚泥原水は該堰板上を越えて溢出する
状態でのみ下流の浮上分離ゾーンへと流出していくこと
になる。従って、油滴は水よりも比重が小さいため浮上
し、確実に浮上分離ゾーンへ溢出していく。この時、堰
板上端には整流ガイドが設けてあるので、一旦水面付近
へ浮上した油滴はそのまま水面付近に浮上した状態で略
水平に静かに流れていくことになる。
【0007】又、本考案ではこの流入ゾーン内底部近く
に散気口を配設して空気泡を発生させ、油滴の上昇率を
高めることができるよう構成することもできる。
に散気口を配設して空気泡を発生させ、油滴の上昇率を
高めることができるよう構成することもできる。
【0008】浮上分離ゾーンにおいては、排水口へ至る
流路上にコアが配してあってハニカム状の細長い流路を
形成している。そして、該コアの出口付近には散気口が
設けてあって微細気泡を発生している。この微細気泡は
前記コア内の流路を逆流して上昇していくことになるた
め、油滴を含んだ原水がコア内の流路を流れていく際
に、油滴はその気泡に付着して浮上してしまう。即ち、
油滴はコア内を通過できずに押し戻されるようにして水
面付近へ浮上する。又、この気泡によってコア内は常に
洗浄されることになるため長期使用が可能である。
流路上にコアが配してあってハニカム状の細長い流路を
形成している。そして、該コアの出口付近には散気口が
設けてあって微細気泡を発生している。この微細気泡は
前記コア内の流路を逆流して上昇していくことになるた
め、油滴を含んだ原水がコア内の流路を流れていく際
に、油滴はその気泡に付着して浮上してしまう。即ち、
油滴はコア内を通過できずに押し戻されるようにして水
面付近へ浮上する。又、この気泡によってコア内は常に
洗浄されることになるため長期使用が可能である。
【0009】コア入口の下流にあたる部分の水面付近に
はオイルスキマーが取付けてあり、浮上した油滴はオイ
ルスキマーに付着して油貯溜槽へ搬出されることにな
る。
はオイルスキマーが取付けてあり、浮上した油滴はオイ
ルスキマーに付着して油貯溜槽へ搬出されることにな
る。
【0010】又、本考案によれば、浮上分離ゾーンの下
流に逆U字状の屈曲流路を形成することでグリーストラ
ップを構成したものもある。これによって、さらに油分
の除去を進めるとともに、その出口となる放流管を着脱
自在とすることで油分が付着して管が詰まった場合等の
処理を容易ならしめることができる。
流に逆U字状の屈曲流路を形成することでグリーストラ
ップを構成したものもある。これによって、さらに油分
の除去を進めるとともに、その出口となる放流管を着脱
自在とすることで油分が付着して管が詰まった場合等の
処理を容易ならしめることができる。
【0011】
【実施例】実施例については、以下の図面に基づき説明
する。図1は実施例を示す断面説明図、図2は同平面
図、図3は同側面断面図、図4は同側面図、図5は同全
体斜視図である。
する。図1は実施例を示す断面説明図、図2は同平面
図、図3は同側面断面図、図4は同側面図、図5は同全
体斜視図である。
【0012】本実施例では、装置本体を大きく2分し、
2度に亘る油分除去を行うことで、更に微細な油滴を分
離できるよう構成した例を示す。前半の油分除去装置1
において、油滴径200μm以上程度の油分を除去した
後に、本考案に係る油分除去装置2でもってさらに微細
な油滴径60μm程度のものまで除去する。
2度に亘る油分除去を行うことで、更に微細な油滴を分
離できるよう構成した例を示す。前半の油分除去装置1
において、油滴径200μm以上程度の油分を除去した
後に、本考案に係る油分除去装置2でもってさらに微細
な油滴径60μm程度のものまで除去する。
【0013】油分除去装置1の装置本体3となる水槽内
は、前端部を堰板4で区画して沈澱分離ゾーン5とする
とともに中央部を浮上分離ゾーン6としており、更に浮
上分離ゾーン6の後方を斜板7で仕切って上部を油貯溜
槽8、油貯溜槽8の下方を流出口9としている。10は
汚水原水の吐出口、11は汚水原水中の大固形物を除去
するスクリーンである。
は、前端部を堰板4で区画して沈澱分離ゾーン5とする
とともに中央部を浮上分離ゾーン6としており、更に浮
上分離ゾーン6の後方を斜板7で仕切って上部を油貯溜
槽8、油貯溜槽8の下方を流出口9としている。10は
汚水原水の吐出口、11は汚水原水中の大固形物を除去
するスクリーンである。
【0014】堰板4の上端には円弧状の整流ガイド13
が設けてあり、流入した汚水原水は該整流ガイド13を
越えて溢出していく。従って、水よりも比重の小さい油
滴Aは確実に下流の浮上分離ゾーンへ流出していき、砂
その他の固形物Bは沈降することになる。又、堰板4の
下半部分4aは支軸12まわりに開放自在に取付けてあ
り、これによって、沈澱した固形物Bを除去しやすくし
ている。14は沈降した固形物Bの再浮上を防ぐととも
に、油滴Aの浮上を助長する突出板である。
が設けてあり、流入した汚水原水は該整流ガイド13を
越えて溢出していく。従って、水よりも比重の小さい油
滴Aは確実に下流の浮上分離ゾーンへ流出していき、砂
その他の固形物Bは沈降することになる。又、堰板4の
下半部分4aは支軸12まわりに開放自在に取付けてあ
り、これによって、沈澱した固形物Bを除去しやすくし
ている。14は沈降した固形物Bの再浮上を防ぐととも
に、油滴Aの浮上を助長する突出板である。
【0015】浮上分離ゾーン6内底部近くには散気管1
5が配設してあり、上昇空気泡16を発生している。こ
れによって、油滴Aの浮上率を高めている。浮上分離ゾ
ーン6の水面付近に浮上した油滴Aは下流へ流され、オ
イルスキマー17の無限ベルト18表面に付着して油貯
溜槽8へ搬出される。19はプーリー、20は油滴の掻
取板、36はベルト18の回転駆動用モーターである。
無限ベルト18は油種別に対応可能で交換も容易な着脱
式である。
5が配設してあり、上昇空気泡16を発生している。こ
れによって、油滴Aの浮上率を高めている。浮上分離ゾ
ーン6の水面付近に浮上した油滴Aは下流へ流され、オ
イルスキマー17の無限ベルト18表面に付着して油貯
溜槽8へ搬出される。19はプーリー、20は油滴の掻
取板、36はベルト18の回転駆動用モーターである。
無限ベルト18は油種別に対応可能で交換も容易な着脱
式である。
【0016】上述の油分除去装置1で、大体油滴径20
0μm以上のものを分離除去することができるが、更に
微小な油滴A′は原水に混入されたまま流出口9を経て
油分除去装置2へ流入していくことになる。
0μm以上のものを分離除去することができるが、更に
微小な油滴A′は原水に混入されたまま流出口9を経て
油分除去装置2へ流入していくことになる。
【0017】油分除去装置2の装置本体21は、前記油
分除去装置1の堰板4と同様に整流ガイド22を設けた
堰板23によって区画されており、上流側を流入ゾーン
24、下流側を浮上分離ゾーン25としている。流入ゾ
ーン24への原水の流入口26は、本実施例では流入ゾ
ーン24の底部近くに配された形となっている。流入ゾ
ーン24内へ流入した原水中の油滴A′は散気管27か
らの上昇空気泡28により浮上させられ、整流ガイド2
2を越えて浮上分離ゾーン25へと溢出していく。
分除去装置1の堰板4と同様に整流ガイド22を設けた
堰板23によって区画されており、上流側を流入ゾーン
24、下流側を浮上分離ゾーン25としている。流入ゾ
ーン24への原水の流入口26は、本実施例では流入ゾ
ーン24の底部近くに配された形となっている。流入ゾ
ーン24内へ流入した原水中の油滴A′は散気管27か
らの上昇空気泡28により浮上させられ、整流ガイド2
2を越えて浮上分離ゾーン25へと溢出していく。
【0018】浮上分離ゾーン25内には、下流へ向けて
傾斜したコア29を設置してあって、コア29によりハ
ニカム状の細長い流路を形成している。又、コア29の
出口付近には散気管30が配設され、コア29内の流路
を逆流する微細気泡を発生している。この気泡のため、
油滴A′はコア29内を通過できずに押し戻され、水面
付近へ浮上してオイルスキマー31によって油貯溜槽3
2へと搬出される。37はオイルスキマー31を回転駆
動するモーターである。又、気泡によってコア29内は
常に洗浄される状態となるため長期使用が可能となる。
傾斜したコア29を設置してあって、コア29によりハ
ニカム状の細長い流路を形成している。又、コア29の
出口付近には散気管30が配設され、コア29内の流路
を逆流する微細気泡を発生している。この気泡のため、
油滴A′はコア29内を通過できずに押し戻され、水面
付近へ浮上してオイルスキマー31によって油貯溜槽3
2へと搬出される。37はオイルスキマー31を回転駆
動するモーターである。又、気泡によってコア29内は
常に洗浄される状態となるため長期使用が可能となる。
【0019】浮上分離ゾーン25の下流には、逆U字状
の屈曲流路が形成されグリーストラップ33を構成して
いる。このグリーストラップ33でもって更に微細な油
滴A″を浮上分離させることにより、ほぼ油滴径60μ
m以上の油分を除去することができる。34は着脱自在
な放流管である。
の屈曲流路が形成されグリーストラップ33を構成して
いる。このグリーストラップ33でもって更に微細な油
滴A″を浮上分離させることにより、ほぼ油滴径60μ
m以上の油分を除去することができる。34は着脱自在
な放流管である。
【0020】又、本実施例では、装置本体3,21の上
面を水封式カバーでもって封止しているので、悪臭・害
虫を発生させることなく処理できる。又、本実施例で
は、油分除去装置1,2を2台水平方向に並設した例を
示したが、垂直方向に並設してもよく、その場合更に装
置をコンパクトにできる。もちろん各々単独設置も可能
である。
面を水封式カバーでもって封止しているので、悪臭・害
虫を発生させることなく処理できる。又、本実施例で
は、油分除去装置1,2を2台水平方向に並設した例を
示したが、垂直方向に並設してもよく、その場合更に装
置をコンパクトにできる。もちろん各々単独設置も可能
である。
【0021】
【考案の効果】本考案によれば、以上説明したようにオ
イルスキマーによって油分だけが確実に除去でき、しか
もその際に凝集剤等を使用しないので、汚泥発生量を従
来のものに比べ大幅に低減することができる。従って、
汚泥処理に係る費用を大幅に削減できる。脱水機,焼却
炉等を設備すれば汚泥の自家処理も可能である。
イルスキマーによって油分だけが確実に除去でき、しか
もその際に凝集剤等を使用しないので、汚泥発生量を従
来のものに比べ大幅に低減することができる。従って、
汚泥処理に係る費用を大幅に削減できる。脱水機,焼却
炉等を設備すれば汚泥の自家処理も可能である。
【0022】又、本考案の油分除去装置は、その構造も
大変シンプル且つコンパクトであるので、大きなスペー
スを必要とすることもない。又、付属機器も少ないので
耐用年数も長く、高度な管理技術も不要であり、設置費
用並びにランニングコストを低く抑えることができる。
大変シンプル且つコンパクトであるので、大きなスペー
スを必要とすることもない。又、付属機器も少ないので
耐用年数も長く、高度な管理技術も不要であり、設置費
用並びにランニングコストを低く抑えることができる。
【図1】実施例を示す断面説明図である。
【図2】実施例を示す平面図である。
【図3】実施例を示す側面断面図である。
【図4】実施例を示す側面図である。
【図5】実施例を示す全体斜視図である。
A 油滴 A′ 油滴 A″ 油滴 1 油分除去装置 2 油分除去装置 3 装置本体 4 堰板 5 沈澱分離ゾーン 6 浮上分離ゾーン 7 斜板 8 油貯溜槽 9 流出口 10 吐出口 11 スクリーン 12 支軸 13 整流ガイド 14 突出板 15 散気管 16 空気泡 17 オイルスキマー 18 無限ベルト 19 プーリー 20 掻取板 21 装置本体 22 整流ガイド 23 堰板 24 流入ゾーン 25 浮上分離ゾーン 26 流入口 27 散気管 28 気泡 29 コア 30 散気管 31 オイルスキマー 32 油貯溜槽 33 グリーストラップ 34 放流管 35 水封式カバー 36 モーター 37 モーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/40 C02F 1/40 H (72)考案者 中園 浩規 兵庫県尼崎市金楽寺町2丁目2番27号 田熊プラント株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−213189(JP,A) 実開 平3−90699(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】 装置本体内部を所定高さの堰板で区画
し、上流側区画を汚水原水を流入する流入ゾーンとし、
又下流側区画を汚水原水中の油分を浮上させ分離する浮
上分離ゾーンとし、流入ゾーン内に流入した汚水原水が
前記堰板を越えて略水平方向に溢出流としてのみ浮上分
離ゾーンへ流入するよう堰板上端に整流ガイドを設け、
浮上分離ゾーン内には、最下流位置底部に設けた排水口
に至る流路上に着脱自在なコアを配してハニカム状の流
路を形成するとともに、該ハニカム状の流路を逆流して
気泡が上昇するようコアの出口近くに散気口を設け、又
水面付近に浮上した油分を付着させて油貯溜槽へ搬出す
るオイルスキマーを搬出方向に沿って緩やかに上方へ傾
斜させた状態で前記コア入口の下流側に近接させてしか
も着脱自在に取付けたことを特徴とする油分除去装置。 - 【請求項2】 流入ゾーン底部近くに流入ゾーン内に上
昇空気流を発生させる散気口を設けたことを特徴とする
請求項1記載の油分除去装置。 - 【請求項3】 着脱自在な放流管を流路の出口とする逆
U字状の屈曲流路を排水口に連通させたことを特徴とす
る請求項1又は2記載の油分除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9851091U JP2551466Y2 (ja) | 1991-11-02 | 1991-11-02 | 油分除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9851091U JP2551466Y2 (ja) | 1991-11-02 | 1991-11-02 | 油分除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0539603U JPH0539603U (ja) | 1993-05-28 |
JP2551466Y2 true JP2551466Y2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=14221649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9851091U Expired - Lifetime JP2551466Y2 (ja) | 1991-11-02 | 1991-11-02 | 油分除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551466Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009262066A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Kimura Giken:Kk | 排水処理装置 |
JP5227679B2 (ja) * | 2008-07-01 | 2013-07-03 | 国立大学法人 筑波大学 | 汚濁物浮上分離回収装置 |
CN102655920B (zh) * | 2009-12-10 | 2015-03-18 | 株式会社Ihi | 油水分离装置和纯化装置 |
-
1991
- 1991-11-02 JP JP9851091U patent/JP2551466Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0539603U (ja) | 1993-05-28 |
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