JP3319917B2 - ディスククランプ装置 - Google Patents

ディスククランプ装置

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JP3319917B2
JP3319917B2 JP22380895A JP22380895A JP3319917B2 JP 3319917 B2 JP3319917 B2 JP 3319917B2 JP 22380895 A JP22380895 A JP 22380895A JP 22380895 A JP22380895 A JP 22380895A JP 3319917 B2 JP3319917 B2 JP 3319917B2
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスククランプ装
置に係り、特に、CD−ROMドライブ装置のターンテ
ーブル上にCD−ROMをクランプするディスククラン
プ装置に関する。CD−ROMドライブ装置は小型のコ
ンピュータ装置本体内に組み込まれるものであり、薄型
化が求められている。ディスククランプ装置は、CD−
ROMドライブ装置の薄型化に適するように、ターンテ
ーブルの中心のハブ部の内部に組み込んだ構成がとられ
ている。このディスククランプ装置は、組立易い構造で
あることが必要である。
【0002】
【従来の技術】図25は、本出願人が先に出願(特願平
6−150014号)したディスククランプ装置10を
示す。このディスククランプ装置10は、ターンテーブ
ル11の中心のハブ部12の内部に、クランプ部材とし
てのボール13と、付勢部材としてのコイルばね14と
が組み込まれた構成である。コイルばね14のばね力に
よってボール13がハブ部12より突き出す方向に付勢
してある。ディスク20は、ハブ部12に嵌合し、上面
のうち中心孔20aに臨む淵20bをボール13に係止
されてターンテーブル11上に押しつけられてクランプ
される。
【0003】このディスククランプ装置10は、図2
6、図27に示すように、表裏反転したハブ部材15内
の3箇所に、ボール13及びコイルばね14を組み込
み、ボール13とコイルばね14とを組み込んだハブ部
材15を、図27に示すように、反転させてターンテー
ブル11と嵌合させることによって組立られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ボール13と
コイルばね14との関係は、コイルばね14がボール1
3の表面に単に当接しているだけの関係であるため、予
め、ボール13とコイルばね14とを組み合わせておく
と言うわけにはいかず、ハブ部材15内にボール13を
落とし込み、次いで、コイルばね14を指先でハブ部材
15内に押し込む作業を、3箇所について別々に行って
いた。このため、表裏反転したハブ部材15内の3箇所
に、ボール13とコイルばね14とを組み込む作業が面
倒であった。また、ボール13が転がったり、コイルば
ね14がはじけ飛んだりするおそれがあるため、この点
でも組立作業が面倒であった。
【0005】そこで、本発明は、上記課題を解決したデ
ィスククランプ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ディ
スクが載置されるディスク載置部を有するターンテーブ
ルと、該ターンテーブルの中心に固定してあり、載置さ
れるディスクの中心孔が嵌合するハブ部材と、該ハブ部
材の周方向上分散して、該ハブ部材内に、該ハブ部材の
径方向に変位可能に設けてあり、外側に位置したとき
に、一部が上記ハブ部材の周面より突き出して、該ハブ
部材に嵌合しているディスクの上面のうち中心孔に臨む
を係止して該ディスクを上記ディスク載置部に押しつ
ける複数のクランプ部材と、該ハブ部材内に設けてあっ
て、該複数のクランプ部材を該ハブ部材の外方向に付勢
する付勢部材とを有するディスククランプ装置におい
て、上記付勢部材は、円周の一部が破断した形状を有
し、弾性変形する一つの円弧形状の部材であり、上記複
数のクランプ部材は、上記一つの円弧形状の部材の異な
る位置に係合してある構成としたものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1のディスクク
ランプ装置において、該クランプ部材は、平面である上
面を有し、回転せずに上記ハブ部材の径方向に移動する
構成であり、 上記ハブ部材は、上記クランプ部材が設け
られる場所に、筒部の下端から天板部の一部にわたる切
欠を有し、 上記クランプ部材が上記切欠内に収容してあ
る構成としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例のディ
スククランプ装置30を分解して示す。ディスククラン
プ装置30は、図2に示すCD−ROMドライブ装置3
1内に組み込まれている。CD−ROMドライブ装置3
1は、大略、シャーシ32と、L1,L2方向に出入り
可能であるメカトレイ33と、シャーシ32の上面を覆
う二点鎖線で示す天板34とを有する。メカトレイ33
は、光ピックアップ35、ターンテーブル回転用モータ
36、このモータ36の回転軸37に固定してあるディ
スククランプ装置30等を有する。
【0009】ディスククランプ装置30は、図1、図3
乃至図6に示すように、ターンテーブル40と、ハブ部
材41と、3つのクランプ部材42−1,42−2,4
2−3と、付勢部材としての一の略リング状のばね部材
43とよりなる。後述するように、ターンテーブル40
及びハブ部材41は、3つのクランプ部材42−1,4
2−2,42−3と、一の略リング状のばね部材43と
が組み込まれる構造を有する。
【0010】ターンテーブル40は、図1、図7(A)
乃至(C)に示すように、円板形状を有し、中心にボス
部40aを有し、周辺の上面に環状のゴムシート部40
bを有する。この環状のゴムシート部40bが、ディス
ク載置部を構成する。ボス部40aは、中心孔40a−
1を有する。また、中央部分には、周方向上三等分した
位置に、ガイド部40c、貫通孔40d、段部40eを
有し、且つ、周方向状隣合うガイド部40cの間に凸部
40fを有する。
【0011】ガイド部40cは、クランプ部材42−1
をターンテーブル40の径方向に案内するためのもので
あり、放射状に延在している一対のリブ40c−1,4
0c−2と、この間の放射状に延在している溝40c−
3とよりなる。一対のリブ40c−1,40c−2は、
上面40c−1a,40c−2aを有し、且つ、上面4
0c−1a,40c−2aのうちターンテーブル40の
中心側に凸部40c−1b,40c−2bを有する。リ
ブ40c−1,40c−2の上面40c−1a,40c
−2aは、略リング状のばね部材43を支持する。凸部
40c−1b,40c−2bは、悪戯によっても略リン
グ状のばね部材43が過度に撓まないように規制するス
トッパとしての役割を有する。
【0012】凸部40fは、ハブ部材41の位置決めと
しての役割を有する。段部40eは、ハブ部材41を固
定する役割を有する。ハブ部材41は、図1、図8
(A)乃至(C)に示すように、環状の天板部41a
と、環状の天板部41aの外周側の筒部41bと、環状
の天板部41aの内周側の筒部41cとよりなる略円筒
形状を有し、CD−ROM等のディスク20の中心孔2
0aの径D1より若干小さい径D2を有する。内周側の
筒部41cは、ターンテーブル40のボス部40aの径
D3と等しい径D3を有する。外周側の筒部41bは、
内径D4を有する。ハブ部材41は、周方向上三等分し
た位置に、切欠41dを有する。各切欠41dは、筒部
41bの下端から天板部41aの一部ににわたって形成
してある。この切欠41dのうち、筒部41bの切欠部
41d−1は、クランプ部材42−1が突き出す窓とし
ての役割、及び、リブ40c−1,40c−2の外側と
嵌合する役割を有する。また、切欠41dのうち、天板
部の切欠部41d−2は、クランプ部材42−1の一部
を収容する役割を有する。
【0013】また、内周側の筒部41cは、周方向上三
等分した位置に、切欠41eを有する。また、内周側の
筒部41cは、切欠41eによって相対的に形成された
3つの脚41fを有する。各脚41fは、下端に、爪部
41gを有する。切欠41eは、ターンテーブル40の
凸部40fと係合して、ハブ部材41の固定位置を決め
る役割を有する。爪部41gは、ターンテーブル40の
段部40eを係止する。
【0014】クランプ部材42−1は、図1、図9、図
10、図11(A)乃至(D)に示すように、クランプ
部42aと、一対の摺動脚部42b,42cと、頭部4
2dと、被係合部42eとを有する。Y1,Y2は、ク
ランプ部材42−1の幅方向を示し、X1,X2は、長
さ方向を示し、Z1,Z2は、高さ方向を示す。クラン
プ部材42−1がターンテーブル40に組み込まれた状
態において、Y1,Y2は周方向、X1,X2は径方
向、Z1,Z2は高さ方向となる。
【0015】クランプ部42aは、凸状の曲面42fを
有する。この凸状の曲面42fは、Y1,Y2方向は、
点O1を中心とする半径R1が3mmの円弧42gによ
り定まり、Z1,Z2は、点O2を中心とする半径R2
が1.4mmの円弧42hにより定まる曲面である。Y
1,Y2方向、即ち、ターンテーブル40の周方向の曲
面の半径R1は、Z1,Z2方向、即ち、ターンテーブ
ル40の高さ方向の曲面の半径R2の略二倍である。
【0016】摺動脚部42b,42cは、クランプ部4
2aのY1,Y2端の位置よりX1方向に延在してい
る。頭部42dは、クランプ部42aのZ1端の位置よ
りX1方向に延在している。頭部42dは、平面図上、
摺動脚部42bと摺動脚部42cとの間を延在してい
る。故に、Y1,Y2上、摺動脚部42b、頭部42
d、摺動脚部42cの順に並んでいる。
【0017】また、摺動脚部42b,42cは、上面側
に凹部42i,42jを有する。凹部42i,42j
は、傾斜面42k,42lを有する。頭部42dは、下
面42mと、これに続く傾斜面42nを有する。凹部4
2i,42j、下面42m、傾斜面42k,42l、傾
斜面42nが、被係合部42eを構成する。側方から見
たときの(図11(B)中)、凹部42iと下面42m
との間の寸法C1は、ばね部材43の線材の径d1と等
しい。傾斜面42kと傾斜面42nとの間の寸法C2、
即ち、被係合部42eの入口部42oの幅寸法C2は、
ばね部材43の線材の径d1より少し小さい。被係合部
42eは、クランプ部材42−1の高さ方向上中心より
少し上方に位置している。
【0018】頭部42dは、平らな頂面42pを有す
る。図11(D)に示すように、クランプ部材42−1
は、高さ寸法h1を有する。クランプ部材42−1は、
側方から見たとき、半径R2の円の頂部が平らにカット
された形状を有しており、高さ寸法h1は、カットしな
かった場合(図11(D)中、二点鎖線で示す)に比べ
て、寸法h2だけ小さい。
【0019】また、頭部42dの厚さt1は、図8
(B)に示すハブ部材41の天板部41aの厚さt2よ
り少し小さい。略リング状のばね部材43は、図12
(A),(B)に示すように、径d1のステンレス線材
43cを、径D5の円に成形してなるものであり、、両
端にフック43a,43bを有する。径D5は、図8
(B)に示すハブ部材41の筒部41bの内径D4より
少し大きい。
【0020】次に、上記の部材よりなるディスククラン
プ装置30の構造について説明する。理解し易くするた
めに、組立手順を説明する。組立は、図13に示すよう
に、次の手順でなされる。 (1)クランプ部材組立体の組立工程50 図14に示すように、略リング状のばね部材43の線材
43cを、図9中、矢印Aで示すように、クランプ部材
42−1に押しつけて、図15に示すように、被係合部
42eに係合させる。線材43cは、図15に示すよう
に、頭部42dを二点鎖線で示すように弾性変形させ
て、入口部42oを押し広げて、入口部42o内に入り
込み、入口部42oを通り抜けて、被係合部42e内に
到り、被係合部42eと係合する。
【0021】線材43cが入口部42oを通り抜ける
と、頭部42dは弾性復元し、入口部42oは狭まり、
線材43cは被係合部42eから外れないようになる。
同様にして、別のクランプ部材42−2,42−3を、
略リング状のばね部材43の線材43cと係合させる。
【0022】これにより、図14に示すように、3つの
クランプ部材42−1,42−2,42−3が略等間隔
で略リング状のばね部材43に取り付けられたクランプ
部材組立体60を得る。なお、この組立工程50は、次
のハブ組立体の組立工程51とは独立に行われ、組立工
程51には影響を及ぼさない。 (2)ハブ組立体の組立工程51 図16に示すように、クランプ部材組立体60を、表裏
反転させたハブ部材41の内部に、上方より組み込む。
組み込みは、3つのクランプ部材42−1,42−2,
42−3を対応する切欠41dに対向させ、略リング状
のばね部材43を径が小さくなるように押し縮め、縮径
させて、ハブ部材41の内部に押し込むことにより行
う。このように、組み込む作業は、一回の操作で済む。
よって、ハブ組立体61を組み立てる作業は、作業性良
く行われる。
【0023】(3)ハブ組立体の組み付け工程52 図17に示すように、ハブ組立体61を逆さにし、ター
ンテーブル40に対して位置合わせして押しつけること
によって、ハブ組立体61をターンテーブル40に組み
付ける。
【0024】略リング状のばね部材43が筒部41bの
内周面に弾性的に押し当たっているため、ハブ組立体6
1を逆さにしても、クランプ部材組立体60はハブ部材
41より抜け落ちず、ハブ組立体61のターンテーブル
40への組み付けは、作業性良く行われる。
【0025】ハブ組立体61は、筒部41cがボス部4
0aに嵌合してターンテーブル40の中心に位置決めさ
れて、且つ、切欠41cが凸部40fと嵌合して周方向
上位置決めされて、図3に示すように、爪部41gを段
部40eと係合されて、ターンテーブル40のボス部4
0aに固定される。
【0026】3つのクランプ部材42−1,42−2,
42−3は、対応するガイド部40cに嵌合する。以上
の作業により、ディスククランプ装置30が完成する。
次に、上記のように組立られたディスククランプ装置3
0の構造について、図1、図3、図4、図5、図6を参
照して説明する。
【0027】3つのクランプ部材42−1,42−2,
42−3は、対応するガイド部40cに嵌合しており、
周方向については、リブ40c−1,40c−2により
規制され、Z2方向については、ターンテーブル40の
上面により規制され、Z1方向については、ハブ部材4
1の天板部41aにより規制されており、ターンテーブ
ル40の径方向にだけ移動可能である。
【0028】クランプ部材42−1のクランプ部42a
は、切欠部41d−1より外側に突き出ている。クラン
プ部材42−1の頭部42dが、切欠部41d−2に嵌
合している。略リング状のばね部材43は、リブ40c
−1,40c−2の上面40c−1a,40c−2aに
載っており、且つ、ハブ部材41の天板部41aによっ
て押さえられて支持されている。また、略リング状のば
ね部材43は、少し縮径され、筒部41bの内周面に弾
性的に押し当たっている。また、略リング状のばね部材
43は、フック43a,43bをリブ40c−1,40
c−2の凸部40c−1b,40c−2bの外側に係合
させて、周方向にずれることが制限されている。
【0029】3つのクランプ部材42−1,42−2,
42−3は、上記のように支持されている略リング状の
ばね部材43に支持されており、クランプ部42aが略
リング状のばね部材43のばね力によってハブ部材41
より外側に突き出る方向にばね付勢されている。
【0030】ディスク20は、従来と同じく、操作者
が、ディスク20の中心孔20aをハブ部材41に嵌合
させ、ディスク20をターンテーブル40上に載置する
ことによって、自動的にクランプされる。即ち、ディス
ク20の中心孔20aがハブ部材41に嵌合すると、略
リング状のばね部材43が少し縮径するように変形し、
一旦クランプ部42aがハブ部材41内に押し込まれ、
ディスク20がターンテーブル40上に載置されると、
略リング状のばね部材43が拡がるように変形し、クラ
ンプ部42aがハブ部材41より再び突き出して、ディ
スク20の上面のうち中心孔20aに臨む20bを押
す。これにより、ディスク20は、図18に示ようにタ
ーンテーブル11上に押しつけられてクランプされる。
このとき、略リング状のばね部材43は、筒部41bの
内周面より若干浮いており、生きており、3つのクラン
プ部材42−1,42−2,42−3にばね力を付勢し
ている。次に、ディスククランプ装置30の他の特徴に
ついて説明する。
【0031】ディスクがクランプされていない状態にお
ける3つのクランプ部材42−1,42−2,42−3
の位置は、クランプ部材42−1が直接ハブ部材41の
一部に係止されて決定されているのではなく、筒部41
bの内周面に当たっている略リング状のばね部材43に
よって決まっている。また、クランプ部材42−1は球
体でなく、回転せず、専ら摺動するものであるため、ク
ランプ部42aの形状は自由に決められている。よっ
て、図3及び図5に示すように、ディスクがクランプさ
れていない状態における、クランプ部42aのハブ部材
41の周面よりの突き出し寸法e1は、図25の従来の
ディスククランプ装置における突き出し寸法e2より大
きい。このため、中心部分の厚さが0.8mmであり、
通常の1.2mmより薄いディスク(通常のディスクよ
りクランプしにくい)も、確実にクランプ出来る。
【0032】また、頭部42dの頂部が平らな頂面42
pと成っていることにより、クランプ部材42−1の高
さ寸法h1は小さい。このことによって、ディスククラ
ンプ装置30のうち、ターンテーブル11より突き出て
いる部分の高さ寸法g1は、従来より小さい。したがっ
て、ディスククランプ装置30の高さ寸法g2は、従来
より小さく、ディスククランプ装置30は従来に比べて
薄型である。これによって、CD−ROMドライブ装置
31は、従来に比べて薄型となっている。
【0033】また、図3中、ハブ部材41の上面は、ク
ランプ部材42−1の頂面42pより僅かの寸法iだけ
上方に位置している。このため、CD−ROMドライブ
装置31が衝撃を受け、シャーシに対してフローティン
グ状態に支持されているモータ36が振動し、Z1方向
に変位したときに、天板34にぶつかるのはハブ部材4
1となり、クランプ部材42−1は、天板34にぶつか
らない。よって、クランプ部材42−1が保護される。
【0034】次に、本発明の第2実施例のディスククラ
ンプ装置30Aについて、図19乃至図24を参照して
説明する。ディスククランプ装置30Aは、クランプ部
材がローラ形状を有する構成とした以外は、上記の第1
実施例のディスククランプ装置30と同じである。図1
9乃至図24中、図1乃至図18に示す構成部分と実質
上同一部分には、添字Aを付した同一符号を付す。
【0035】図19及び図20のディスククランプ装置
30Aは、図21(A)乃至(C)に示すターンテーブ
ル40Aと、図22(A)乃至(D)に示すハブ部材4
1Aと、図23(A)及び(B)に示すローラ形状を有
する3つのクランプ部材42−1A,42−2A,42
−3Aと、図24に示す付勢部材としての一の略リング
状のばね部材43Aとよりなる。
【0036】クランプ部材42Aは、樽形のローラ形状
を有する。周面42Aaの軸線方向の曲率半径はR3で
ある。R3は3mmであり、径D10よりも大きい。ク
ランプ部材42Aは、中心貫通孔42Abを有する。中
心貫通孔42Abは、両側がテーパ状をなしており、中
央部が最も細い形状を有する。この中心貫通孔42Ab
の中央部42Ab−1が被係合部を構成する。
【0037】3つのクランプ部材42−1A,42−2
A,42−3Aは、中心貫通孔42Abを略リング状の
ばね部材43Aに係合させて(通して)、ばね部材43
Aに支持してある。中心貫通孔42Abのうち最も細い
中央部42Ab−1だけがばね部材43Aに支持されて
いる。このため、ばね部材43Aの曲率が変化してもク
ランプ部材42−1A,42−2A,42−3Aは、ガ
タつかず、円滑に回転しうる状態で支持されている。3
つのクランプ部材42−1A,42−2A,42−3A
は、ばね部材43Aと共に、ハブ部材41A内に組み込
まれており、ハブ部材41Aより外に突き出ている。
【0038】ディスククランプ装置30Aは、上記のデ
ィスククランプ装置30と同様に組立られ、上記のディ
スククランプ装置30と同様にディスクをクランプす
る。ディスクが載置される過程において、クランプ部材
42−1A,42−2A,42−3Aは、ある角度回動
される。よって、ディスクの載置、即ち、ディスクのク
ランプは円滑になされる。
【0039】凸部42Ax,42Ayは、ばね部材43
Aの回り止めをする。凸部42Azは、悪戯によりクラ
ンプ部材42−3Aが押されたときに、ばね部材43A
の自由端側43Axを受けて、過度に中心方向に変形し
ないようにする。なお、本発明のディスククランプ装置
は、CD−ROMドライブ装置以外の装置、例えば、C
Dドライブ装置等にも適用出来る。
【0040】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
ハブ部材内に設けてあって、複数のクランプ部材を該ハ
ブ部材の外方向に付勢する付勢部材は、円周の一部が破
断した形状を有し、弾性変形する一つの円弧形状の部材
であり、複数のクランプ部材は、一つの円弧形状の部材
の異なる位置に係合してある構成であるため、複数のク
ランプ部材を一括してハブ部材内に組み込むことが出
来、クランプ部材と付勢部材とが単に当接しているだけ
であり、クランプ部材を一個づつ組み込む必要がある従
来の構成に比べて、ディスククランプ装置の組立を作業
性良く行うことが出来るという効果を有する。
【0041】請求項2の発明によれば、クランプ部材
は、平面である上面を有し、回転せずに上記ハブ部材の
径方向に移動する構成であり、ハブ部材は、クランプ部
材が設けられる場所に、筒部の下端から天板部の一部に
わたる切欠を有し、クランプ部材が切欠内に収容してあ
る構成であるため、クランプ部材の形状の自由度が上が
り、よって、クランプ部材が回転体である場合に比べ
て、クランプ部材の低背化を図ることが出来、また、ハ
ブ部材の天板部を低く出来、これにより、ディスククラ
ンプ装置の低背化を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のディスククランプ装置の
分解斜視図である。
【図2】図1のディスククランプ装置が組み込まれてい
るCD−ROMドライブ装置を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例のディスククランプ装置の
一部縦断正面図である。
【図4】本発明の第1実施例のディスククランプ装置の
正面図である。
【図5】図3のディスククランプ装置の中央部分の一部
切截平面図である。
【図6】図3のディスククランプ装置の中央部分の横断
平面図である。
【図7】ターンテーブルを示す図である。
【図8】ハブ部材を示す図である。
【図9】クランプ部材を示す斜視図である。
【図10】クランプ部材を示す斜視図である。
【図11】クランプ部材を示す図である。
【図12】略リング状のばね部材を示す図である。
【図13】図1のディスククランプ装置の組立工程図で
ある。
【図14】クランプ部材組立体の組立工程を説明する図
である。
【図15】クランプ部材にばね部材の線材を係合させる
動作を説明する図である。
【図16】ハブ組立体の組立工程を説明する図である。
【図17】ハブ組立体の組み付け工程を説明する図であ
る。
【図18】図3のディスククランプ装置がディスクをク
ランプした状態を示す図である。
【図19】本発明の第2実施例のディスククランプ装置
の縦断正面図である。
【図20】図19のディスククランプ装置の平面図であ
る。
【図21】ターンテーブルを示す図である。
【図22】ハブ部材を示す図である。
【図23】クランプ部材を示す図である。
【図24】略リング状のばね部材を示す図である。
【図25】従来のディスククランプ装置の縦断正面図で
ある。
【図26】図25のディスククランプ装置の組立を説明
する図である。
【図27】図25のディスククランプ装置のうち、ハブ
部材へのボールとコイルばねとの組み込みを説明する図
である。
【符号の説明】
30、30A ディスククランプ装置 31 CD−ROMドライブ装置 36 ターンテーブル回転用モータ 37 モータの回転軸 40、40A ターンテーブル 40b 環状のゴムシート部 41,41A ハブ部材 42−1〜42−3、42−1A〜42−3A クラン
プ部材 42a クランプ部 42e 被係合部 42Ab−1 中心貫通孔42Abの中央部 43,43A 略リング状のばね部材 50 クランプ部材組立体の組立工程 51 ハブ組立体の組立工程 52 ハブ組立体の組み付け工程 60 クランプ部材組立体 61 ハブ組立体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−192368(JP,A) 特公 昭49−16084(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクが載置されるディスク載置部を
    有するターンテーブルと、 該ターンテーブルの中心に固定してあり、載置されるデ
    ィスクの中心孔が嵌合するハブ部材と、 該ハブ部材の周方向上分散して、該ハブ部材内に、該ハ
    ブ部材の径方向に変位可能に設けてあり、外側に位置し
    たときに、一部が上記ハブ部材の周面より突き出して、
    該ハブ部材に嵌合しているディスクの上面のうち中心孔
    に臨むを係止して該ディスクを上記ディスク載置部に
    押しつける複数のクランプ部材と、 該ハブ部材内に設けてあって、該複数のクランプ部材を
    該ハブ部材の外方向に付勢する付勢部材とを有するディ
    スククランプ装置において、 上記付勢部材は、円周の一部が破断した形状を有し、
    性変形する一つの円弧形状の部材であり、 上記複数のクランプ部材は、上記一つの円弧形状の部材
    の異なる位置に係合してある構成としたことを特徴とす
    るディスククランプ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のディスククランプ装置におい
    て、 該クランプ部材は、平面である上面を有し、回転せずに
    上記ハブ部材の径方向に移動する構成であり、 上記ハブ部材は、上記クランプ部材が設けられる場所
    に、筒部の下端から天板部の一部にわたる切欠を有し、 上記クランプ部材が上記切欠内に収容してある構成とし
    たことを特徴とするディスククランプ装置。
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