JP2000311021A - クリック装置 - Google Patents
クリック装置Info
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- JP2000311021A JP2000311021A JP11123093A JP12309399A JP2000311021A JP 2000311021 A JP2000311021 A JP 2000311021A JP 11123093 A JP11123093 A JP 11123093A JP 12309399 A JP12309399 A JP 12309399A JP 2000311021 A JP2000311021 A JP 2000311021A
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- coil
- coil spring
- click
- ball
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Abstract
(57)【要約】
【課題】構造が簡単であって、耐久性能が向上し、しか
も、より細かな分割を可能とするクリック装置を提供す
る。 【解決手段】本発明のクリック装置が組み込まれたファ
インダ装置は、接眼レンズ12を回動操作によって進退
駆動する視度調整ツマミ13を有しており、該ツマミ1
3には、ボール15が埋め込まれており、そのボール
は、ファインダ本体11の円弧状溝11fに密着状態で
挿入されたコイルバネ16のコイル外周のバネ線材の凹
凸部に当接し、摺動可能な状態で支持されている。視度
調整時にツマミ13が回動駆動された場合、その回動位
置でボール13が上記コイル外周の各凹部に嵌入し、所
定のクリック保持力で保持される。
も、より細かな分割を可能とするクリック装置を提供す
る。 【解決手段】本発明のクリック装置が組み込まれたファ
インダ装置は、接眼レンズ12を回動操作によって進退
駆動する視度調整ツマミ13を有しており、該ツマミ1
3には、ボール15が埋め込まれており、そのボール
は、ファインダ本体11の円弧状溝11fに密着状態で
挿入されたコイルバネ16のコイル外周のバネ線材の凹
凸部に当接し、摺動可能な状態で支持されている。視度
調整時にツマミ13が回動駆動された場合、その回動位
置でボール13が上記コイル外周の各凹部に嵌入し、所
定のクリック保持力で保持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリック装置の構
造に関する。
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクリック装置が組み込まれたもの
として特開平1−291227号公報に開示の視度調整
機構がある。この視度調整機構は、視度調整を行う調整
ダイヤルと一体である回転可能な円筒カムリングを有し
ているが、そのカムリングの外周には細分割されたクリ
ック用の溝が設けられ、そのクリック溝に常時当接,摺
動するクリックボールが配設されている。上記調整ダイ
ヤルを回転させた場合、上記クリック溝とボールによっ
て上記ダイヤルの回転位置の割り出しが可能となってい
る。
として特開平1−291227号公報に開示の視度調整
機構がある。この視度調整機構は、視度調整を行う調整
ダイヤルと一体である回転可能な円筒カムリングを有し
ているが、そのカムリングの外周には細分割されたクリ
ック用の溝が設けられ、そのクリック溝に常時当接,摺
動するクリックボールが配設されている。上記調整ダイ
ヤルを回転させた場合、上記クリック溝とボールによっ
て上記ダイヤルの回転位置の割り出しが可能となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
特開平1−291227号公報に開示の視度調整機構に
組み込まれたクリック装置において、調整ダイヤルの割
り出しをより細かくするためには、カムリングに配設さ
れるクリック溝をより細分割する必要がある。カムリン
グが合成樹脂製であった場合、上記クリック溝の細分割
によりクリック感の安定性や耐久性上の問題が生じる。
また、カムリングを金属製にしてクリック溝の細分割を
行った場合は、加工費が上昇してコスト上の不利とな
る。
特開平1−291227号公報に開示の視度調整機構に
組み込まれたクリック装置において、調整ダイヤルの割
り出しをより細かくするためには、カムリングに配設さ
れるクリック溝をより細分割する必要がある。カムリン
グが合成樹脂製であった場合、上記クリック溝の細分割
によりクリック感の安定性や耐久性上の問題が生じる。
また、カムリングを金属製にしてクリック溝の細分割を
行った場合は、加工費が上昇してコスト上の不利とな
る。
【0004】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであり、構造が簡単であって、耐久性も向
上し、しかも、細かな分割を可能とするクリック装置を
提供することを目的とする。
なされたものであり、構造が簡単であって、耐久性も向
上し、しかも、細かな分割を可能とするクリック装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
クリック装置は、コイルバネと、上記コイルバネのコイ
ル周面に摺接する当接部材とを有しており、上記当接部
材とコイルバネとが摺接しながらクリック動作が行われ
る。
クリック装置は、コイルバネと、上記コイルバネのコイ
ル周面に摺接する当接部材とを有しており、上記当接部
材とコイルバネとが摺接しながらクリック動作が行われ
る。
【0006】本発明の請求項2記載のクリック装置は、
コイルを有するコイルバネと、上記コイルバネのコイル
を円弧状に保持する枠部材と、上記コイルバネのコイル
周面をコイル軸方向に沿って摺接する当接部材とを有し
ており、上記当接部材とコイルバネとが摺接することに
よってクリック動作が行われる。
コイルを有するコイルバネと、上記コイルバネのコイル
を円弧状に保持する枠部材と、上記コイルバネのコイル
周面をコイル軸方向に沿って摺接する当接部材とを有し
ており、上記当接部材とコイルバネとが摺接することに
よってクリック動作が行われる。
【0007】本発明の請求項3記載のクリック装置は、
手動によって操作される操作部材と、コイルバネと、上
記コイルバネのコイル周面をコイル軸方向に沿って摺接
する当接部材とを有しており、上記操作部材の動作に応
じて上記当接部材とコイルバネとが摺接しながらクリッ
ク動作が行われる。
手動によって操作される操作部材と、コイルバネと、上
記コイルバネのコイル周面をコイル軸方向に沿って摺接
する当接部材とを有しており、上記操作部材の動作に応
じて上記当接部材とコイルバネとが摺接しながらクリッ
ク動作が行われる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の
クリック装置部を内蔵するファインダ装置の分解斜視図
である。図2は、上記図1のA−A断面図であって、視
度調整ツマミ周りの部分縦断面図を示す。
基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の
クリック装置部を内蔵するファインダ装置の分解斜視図
である。図2は、上記図1のA−A断面図であって、視
度調整ツマミ周りの部分縦断面図を示す。
【0009】本実施形態のファインダ装置は、スクリー
ン部1と、ダハプリズム部2と、ファインダ接眼部3と
で構成され、上記ファインダ接眼部3にクリック装置部
が組み込まれている。
ン部1と、ダハプリズム部2と、ファインダ接眼部3と
で構成され、上記ファインダ接眼部3にクリック装置部
が組み込まれている。
【0010】上記ファインダ接眼部3は、枠部材である
本体11と、ファインダ光軸Ofをもつ接眼レンズ12
と、操作部材である視度調整ツマミ13と、上記接眼レ
ンズ12を押圧付勢する付勢バネ14と、上記調整ツマ
ミ13に取り付けられる当接部材の球状のボール15
と、上記本体11に装着され、ボール15が摺接するコ
イルバネ16とからなる。
本体11と、ファインダ光軸Ofをもつ接眼レンズ12
と、操作部材である視度調整ツマミ13と、上記接眼レ
ンズ12を押圧付勢する付勢バネ14と、上記調整ツマ
ミ13に取り付けられる当接部材の球状のボール15
と、上記本体11に装着され、ボール15が摺接するコ
イルバネ16とからなる。
【0011】上記本体11には接眼レンズ挿入用のレン
ズ開口部11aと、光軸Of方向に沿って平行に延びる
ガイド溝11bおよび半円筒面状の突状部11cと、上
記突状部11cの下側に設けられるフランジ11e付き
の軸部11dと、上記軸部11dの下部に該軸を軸心と
した円弧状のコイルバネ装着用の溝部11fとが設けら
れている。
ズ開口部11aと、光軸Of方向に沿って平行に延びる
ガイド溝11bおよび半円筒面状の突状部11cと、上
記突状部11cの下側に設けられるフランジ11e付き
の軸部11dと、上記軸部11dの下部に該軸を軸心と
した円弧状のコイルバネ装着用の溝部11fとが設けら
れている。
【0012】上記接眼レンズ12にはガイドピン12a
と、ガイドピンと反対側に光軸Ofと平行な方向に設け
られるU溝12bと、上記U溝側であって光軸Ofに直
交する上下方向のピン摺動溝12cとが一体的に設けら
れている。
と、ガイドピンと反対側に光軸Ofと平行な方向に設け
られるU溝12bと、上記U溝側であって光軸Ofに直
交する上下方向のピン摺動溝12cとが一体的に設けら
れている。
【0013】上記視度調整ツマミ13には外周面のロー
レット部13aと、その嵌合穴より狭い開口部13cを
有する嵌合穴13bと、円柱状の突起13dと、ボール
を定位置に保持する支持穴13fとが設けられている。
レット部13aと、その嵌合穴より狭い開口部13cを
有する嵌合穴13bと、円柱状の突起13dと、ボール
を定位置に保持する支持穴13fとが設けられている。
【0014】上記コイルバネ16は、円弧状の溝11f
に組み込み前の自由状態において、コイル部が真直の円
筒形状のものでもよく、または、コイル部の軸が所定の
曲率で円弧状に屈曲した状態のものでもよい。
に組み込み前の自由状態において、コイル部が真直の円
筒形状のものでもよく、または、コイル部の軸が所定の
曲率で円弧状に屈曲した状態のものでもよい。
【0015】上記ファインダ接眼部3の組み立ては、ま
ず、接眼レンズ12を本体11のレンズ開口部11aに
挿入し、同時に接眼レンズの突起12aを本体のガイド
溝11bに、また、U溝12bを本体の突状部11cに
それぞれ摺動自在に挿入する。
ず、接眼レンズ12を本体11のレンズ開口部11aに
挿入し、同時に接眼レンズの突起12aを本体のガイド
溝11bに、また、U溝12bを本体の突状部11cに
それぞれ摺動自在に挿入する。
【0016】そして、コイルバネ16を密着状態(厳密
には、円弧内周側が密着状態)で本体11の円弧状の溝
11fに挿入する。ボール15を支持穴13fに、ま
た、付勢バネ14を突起13dに装着した状態の視度調
整ツマミ13を、開口部13cを押し広げながらその嵌
合穴13bを本体の軸部11dに嵌め込み、同時に突起
13dを接眼レンズのピン摺動溝12cに摺動自在に嵌
入させて取り付ける。
には、円弧内周側が密着状態)で本体11の円弧状の溝
11fに挿入する。ボール15を支持穴13fに、ま
た、付勢バネ14を突起13dに装着した状態の視度調
整ツマミ13を、開口部13cを押し広げながらその嵌
合穴13bを本体の軸部11dに嵌め込み、同時に突起
13dを接眼レンズのピン摺動溝12cに摺動自在に嵌
入させて取り付ける。
【0017】上述の取り付け状態では、ボール15は、
コイルバネ16の外周部と当接した状態となる。図3
は、上記ボール15とコイルバネ16との当接状態を示
しており、図3(A)は、図2のB−B断面図で、図3
(B)は、図3(A)のC−C断面図である。図3
(A),(B)の断面図に示すようにボール15は、コ
イルバネ16の密着状態のコイル外周のバネ線材のピッ
チ毎の凹凸部を伝って当接、摺動し、ボール15が各凹
部に位置した状態で視度調整ツマミ13は、所定のクリ
ック力で保持される。
コイルバネ16の外周部と当接した状態となる。図3
は、上記ボール15とコイルバネ16との当接状態を示
しており、図3(A)は、図2のB−B断面図で、図3
(B)は、図3(A)のC−C断面図である。図3
(A),(B)の断面図に示すようにボール15は、コ
イルバネ16の密着状態のコイル外周のバネ線材のピッ
チ毎の凹凸部を伝って当接、摺動し、ボール15が各凹
部に位置した状態で視度調整ツマミ13は、所定のクリ
ック力で保持される。
【0018】なお、そのクリック動作中、ボール15は
押圧方向に上記凹凸部に対応して僅かに変位する必要が
あるが、それはコイルバネ16のコイル、または、視度
調整ツマミ13、本体11の壁部などのボール当接方向
の僅かな弾性変形により吸収される。
押圧方向に上記凹凸部に対応して僅かに変位する必要が
あるが、それはコイルバネ16のコイル、または、視度
調整ツマミ13、本体11の壁部などのボール当接方向
の僅かな弾性変形により吸収される。
【0019】また、上記組み立て状態にて接眼レンズ1
2は、付勢バネ14で押圧されていることから、U溝1
2bが突状部11cに当て付いた状態で光軸Of方向に
進退可能に支持され、その進退移動中のがたつきや傾き
等がなくなる。
2は、付勢バネ14で押圧されていることから、U溝1
2bが突状部11cに当て付いた状態で光軸Of方向に
進退可能に支持され、その進退移動中のがたつきや傾き
等がなくなる。
【0020】以上のように構成された第1の実施形態の
ファインダ装置において、視度調整ツマミ13を回動操
作すると、接眼レンズ12が光軸Of方向に進退し、接
眼レンズ12の視度が調整される。そのとき、ボール1
5がコイルバネ16の円弧状のコイル外周のバネ線材間
の各凹部を伝って移動し、視度調整ツマミ13は、ボー
ル15が上記凹部に嵌入した回動位置でクリック保持さ
れる。
ファインダ装置において、視度調整ツマミ13を回動操
作すると、接眼レンズ12が光軸Of方向に進退し、接
眼レンズ12の視度が調整される。そのとき、ボール1
5がコイルバネ16の円弧状のコイル外周のバネ線材間
の各凹部を伝って移動し、視度調整ツマミ13は、ボー
ル15が上記凹部に嵌入した回動位置でクリック保持さ
れる。
【0021】上述した第1の実施形態のファインダ装置
によれば、視度調整ツマミ13をクリック保持するため
のクリック装置として、ボール15とコイルバネ16の
コイル外周を摺接させたクリック構造を採用しているこ
とから、構造が簡単であって、耐久性能が向上し、しか
も、細かな回動角での分割とクリック保持が可能とな
る。
によれば、視度調整ツマミ13をクリック保持するため
のクリック装置として、ボール15とコイルバネ16の
コイル外周を摺接させたクリック構造を採用しているこ
とから、構造が簡単であって、耐久性能が向上し、しか
も、細かな回動角での分割とクリック保持が可能とな
る。
【0022】次に、本発明の第2の実施形態のクリック
装置部内蔵のファインダ装置について説明する。本実施
の形態のファインダ装置は、前記第1の実施形態のファ
インダ装置に対して内蔵されるクリック装置部のボール
とコイルバネの配設状態のみ異なっており、その他の構
造は同一である。したがって、異なる構造部分について
のみ、以下に説明する。なお、第1の実施形態と同一の
構成部材については、同一符号を付して説明する。
装置部内蔵のファインダ装置について説明する。本実施
の形態のファインダ装置は、前記第1の実施形態のファ
インダ装置に対して内蔵されるクリック装置部のボール
とコイルバネの配設状態のみ異なっており、その他の構
造は同一である。したがって、異なる構造部分について
のみ、以下に説明する。なお、第1の実施形態と同一の
構成部材については、同一符号を付して説明する。
【0023】図4は、上記第2の実施形態のクリック装
置部内蔵のファインダ装置の分解斜視図であり、図5
は、当接部材であるボール15の本体11への取り付け
状態を示す拡大図であって、図5(A)が斜視図、図5
(B)が図5(A)のE−E断面図である。また、図6
は、図4のD−D断面図であって、視度調整ツマミ周り
の断面図を示す。
置部内蔵のファインダ装置の分解斜視図であり、図5
は、当接部材であるボール15の本体11への取り付け
状態を示す拡大図であって、図5(A)が斜視図、図5
(B)が図5(A)のE−E断面図である。また、図6
は、図4のD−D断面図であって、視度調整ツマミ周り
の断面図を示す。
【0024】本実施の形態のクリック装置部において
は、当接部材であるボール15が図5(A),(B)に
示すように枠部材である本体11の凹部11gにガタの
ない状態で嵌入し、保持される。また、ボール15が摺
接するコイルバネ16は、視度調整ツマミ13′に設け
られた溝であって、軸部11dを軸心とする円弧状の溝
部13gに密着状態(厳密には円弧の内周側が密着状
態)で挿入される。
は、当接部材であるボール15が図5(A),(B)に
示すように枠部材である本体11の凹部11gにガタの
ない状態で嵌入し、保持される。また、ボール15が摺
接するコイルバネ16は、視度調整ツマミ13′に設け
られた溝であって、軸部11dを軸心とする円弧状の溝
部13gに密着状態(厳密には円弧の内周側が密着状
態)で挿入される。
【0025】上述のように構成された第2の実施形態の
ファインダ装置においては、前記第1の実施形態のファ
インダ装置と同様に視度調整ツマミ13′を回動操作す
ると、上記ボール15がコイルバネ16の円弧状のコイ
ル外周のバネ線材間の各凹部を伝って移動し、接眼レン
ズ12が光軸Of方向に進退し、接眼レンズ12の視度
が調整される。視度調整ツマミ13′は、ボール15が
コイル外周の凹部に嵌入した状態でクリック保持され
る。
ファインダ装置においては、前記第1の実施形態のファ
インダ装置と同様に視度調整ツマミ13′を回動操作す
ると、上記ボール15がコイルバネ16の円弧状のコイ
ル外周のバネ線材間の各凹部を伝って移動し、接眼レン
ズ12が光軸Of方向に進退し、接眼レンズ12の視度
が調整される。視度調整ツマミ13′は、ボール15が
コイル外周の凹部に嵌入した状態でクリック保持され
る。
【0026】上述した第2の実施形態のファインダ装置
によれば、前記第1の実施形態のファインダ装置と同様
の効果が得られる。
によれば、前記第1の実施形態のファインダ装置と同様
の効果が得られる。
【0027】次に、第3の実施形態のクリック装置部内
蔵のファインダ接眼部について説明する。図7は、本発
明の第3の実施形態のクリック装置部を内蔵するファイ
ンダ接眼部の分解斜視図である。図8は、上記図7のF
−F断面図であって、クリック装置部の部分縦断面図を
示す。
蔵のファインダ接眼部について説明する。図7は、本発
明の第3の実施形態のクリック装置部を内蔵するファイ
ンダ接眼部の分解斜視図である。図8は、上記図7のF
−F断面図であって、クリック装置部の部分縦断面図を
示す。
【0028】本実施形態のファインダ接眼部は、枠部材
であるファインダ本体部21と、ファインダ光軸Ofを
もつファインダ接眼レンズ22と、コイルバネ23とか
らなる。
であるファインダ本体部21と、ファインダ光軸Ofを
もつファインダ接眼レンズ22と、コイルバネ23とか
らなる。
【0029】ファインダ本体21には、接眼レンズ22
がスライド移動する開口部21aと、コイルバネ23が
密着状態で挿入される真直状のバネ溝21bと、図示し
ないが上記接眼レンズ22のガイドピン22cをスライ
ド移動可能に支持する直進ガイド溝が設けられている。
がスライド移動する開口部21aと、コイルバネ23が
密着状態で挿入される真直状のバネ溝21bと、図示し
ないが上記接眼レンズ22のガイドピン22cをスライ
ド移動可能に支持する直進ガイド溝が設けられている。
【0030】上記ファインダ接眼レンズ22には一体的
に操作部材を形成する視度調整ツマミ部22aと、当接
眼レンズを光軸Ofと平行なX方向にスライド移動自在
に支持するための上下2つずつのガイドピン22cと、
当接部材を形成する突起部22dとが設けられている。
に操作部材を形成する視度調整ツマミ部22aと、当接
眼レンズを光軸Ofと平行なX方向にスライド移動自在
に支持するための上下2つずつのガイドピン22cと、
当接部材を形成する突起部22dとが設けられている。
【0031】上記ファインダ接眼レンズ22を本体21
に組み付けた状態では、上記突起部22dは、本体のバ
ネ溝21bに挿入されたコイルバネ23のコイル外周の
バネ線材のピッチ毎の凹凸部を当接、摺動する。そし
て、上記突起22dが上記凹部に嵌入したX方向の各割
り出し位置でクリック保持される。
に組み付けた状態では、上記突起部22dは、本体のバ
ネ溝21bに挿入されたコイルバネ23のコイル外周の
バネ線材のピッチ毎の凹凸部を当接、摺動する。そし
て、上記突起22dが上記凹部に嵌入したX方向の各割
り出し位置でクリック保持される。
【0032】上述のように構成された第3の実施形態の
ファインダ接眼部においては、上記視度調整ツマミ部2
2aをX方向にスライド操作すると、接眼レンズ22が
光軸Of方向に進退し、ファインダ光学系の視度が調整
される。そのとき、上記突起部22dがコイルバネ23
のコイル外周部のバネ線材間ピッチ毎の凹部に嵌入した
状態で接眼レンズ22の位置決めがなされ、細かく分割
された調整位置で所定のクリック力で保持される。
ファインダ接眼部においては、上記視度調整ツマミ部2
2aをX方向にスライド操作すると、接眼レンズ22が
光軸Of方向に進退し、ファインダ光学系の視度が調整
される。そのとき、上記突起部22dがコイルバネ23
のコイル外周部のバネ線材間ピッチ毎の凹部に嵌入した
状態で接眼レンズ22の位置決めがなされ、細かく分割
された調整位置で所定のクリック力で保持される。
【0033】上述した第3の実施形態のファインダ接眼
部によれば、接眼レンズ22をクリック保持するクリッ
ク装置部として、突起部22dを円筒状コイルバネ16
のコイル外周を摺接させて割り出しするクリック構造を
採用しており、構造が簡単であって、耐久性能も向上
し、しかも、細かな調整位置でのクリック保持が可能と
なる。
部によれば、接眼レンズ22をクリック保持するクリッ
ク装置部として、突起部22dを円筒状コイルバネ16
のコイル外周を摺接させて割り出しするクリック構造を
採用しており、構造が簡単であって、耐久性能も向上
し、しかも、細かな調整位置でのクリック保持が可能と
なる。
【0034】上述の各実施の形態により、 (1) コイルバネと、上記コイルバネを円弧状に保持
する枠部材と、上記コイルバネのコイル周面に摺接する
当接部材と、を有することを特徴とするクリック装置を
提案することができる。
する枠部材と、上記コイルバネのコイル周面に摺接する
当接部材と、を有することを特徴とするクリック装置を
提案することができる。
【0035】(2) 手動によって操作される操作部材
と、コイルバネと、上記コイルバネのコイル周面に摺接
する当接部材と、を有し、上記操作部材の動作に応じて
上記当接部材とコイルバネとが摺接しながらクリック動
作を行うことを特徴とするクリック装置を提案すること
ができる。
と、コイルバネと、上記コイルバネのコイル周面に摺接
する当接部材と、を有し、上記操作部材の動作に応じて
上記当接部材とコイルバネとが摺接しながらクリック動
作を行うことを特徴とするクリック装置を提案すること
ができる。
【0036】(3) コイルバネと、上記コイルバネを
真直状、または、所定の自由曲線状に保持する枠部材
と、上記コイルバネのコイル周面に摺接する当接部材
と、を有し、上記操作部材の動作に応じて上記当接部材
とコイルバネとが摺接しながらクリック動作を行うこと
を特徴とするクリック装置を提案することができる。
真直状、または、所定の自由曲線状に保持する枠部材
と、上記コイルバネのコイル周面に摺接する当接部材
と、を有し、上記操作部材の動作に応じて上記当接部材
とコイルバネとが摺接しながらクリック動作を行うこと
を特徴とするクリック装置を提案することができる。
【0037】
【発明の効果】上述のように本発明のクリック装置によ
れば、構造が簡単であって、耐久性が向上し、しかも、
より細かな分割が可能となる。
れば、構造が簡単であって、耐久性が向上し、しかも、
より細かな分割が可能となる。
【図1】本発明の第1の実施形態のクリック装置部を内
蔵するファインダ装置の分解斜視図である。
蔵するファインダ装置の分解斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図であって、視度調整ツマミ
周りの部分縦断面を示す。
周りの部分縦断面を示す。
【図3】上記第1の実施形態のファインダ装置における
ボールとコイルバネの摺接状態を示す図であり、図3
(A)は、図2のB−B断面図で、図3(B)は、図3
(A)のC−C断面図。
ボールとコイルバネの摺接状態を示す図であり、図3
(A)は、図2のB−B断面図で、図3(B)は、図3
(A)のC−C断面図。
【図4】本発明の第2の実施形態のクリック装置部内蔵
のファインダ装置の分解斜視図。
のファインダ装置の分解斜視図。
【図5】上記第2の実施形態のファインダ装置における
ボールの本体への取り付け状態を示す拡大図であって、
図5(A)が斜視図、図5(B)が図5(A)のE−E
断面図である。
ボールの本体への取り付け状態を示す拡大図であって、
図5(A)が斜視図、図5(B)が図5(A)のE−E
断面図である。
【図6】図4のD−D断面図であって、視度調整ツマミ
周りの部分縦断面を示す。
周りの部分縦断面を示す。
【図7】本発明の第3の実施形態のクリック装置部を内
蔵するファインダ接眼部の分解斜視図。
蔵するファインダ接眼部の分解斜視図。
【図8】図7のF−F断面図であって、クリック装置部
の部分断面を示す。
の部分断面を示す。
11,21……ファインダ本体(枠部材) 13 ……視度調整ツマミ(操作部材) 15 ……ボール(当接部材) 16,23……コイルバネ 22a……視度調整ツマミ部(操作部材) 22d……突起部(当接部材)
Claims (3)
- 【請求項1】 コイルバネと、 上記コイルバネのコイル周面に摺接する当接部材と、 を有することを特徴とするクリック装置。
- 【請求項2】 コイルを有するコイルバネと、 上記コイルバネのコイルを円弧状に保持する枠部材と、 上記コイルバネのコイル周面をコイル軸方向に沿って摺
接する当接部材と、 を有することを特徴とするクリック装置。 - 【請求項3】 手動によって操作される操作部材と、 コイルバネと、 上記コイルバネのコイル周面をコイル軸方向に沿って摺
接する当接部材と、 を有し、上記操作部材の動作に応じて上記当接部材とコ
イルバネとが摺接しながらクリック動作を行うことを特
徴とするクリック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11123093A JP2000311021A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | クリック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11123093A JP2000311021A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | クリック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000311021A true JP2000311021A (ja) | 2000-11-07 |
Family
ID=14852040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11123093A Withdrawn JP2000311021A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | クリック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000311021A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013064815A (ja) * | 2011-09-16 | 2013-04-11 | Nikon Corp | ファインダの視度補正機構及びカメラ |
JP2016029441A (ja) * | 2014-07-25 | 2016-03-03 | キヤノン株式会社 | レンズ位置調整装置、及び光学機器 |
-
1999
- 1999-04-28 JP JP11123093A patent/JP2000311021A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013064815A (ja) * | 2011-09-16 | 2013-04-11 | Nikon Corp | ファインダの視度補正機構及びカメラ |
JP2016029441A (ja) * | 2014-07-25 | 2016-03-03 | キヤノン株式会社 | レンズ位置調整装置、及び光学機器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060704 |