JP3318041B2 - 手術用顕微鏡 - Google Patents

手術用顕微鏡

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JP3318041B2 JP11495393A JP11495393A JP3318041B2 JP 3318041 B2 JP3318041 B2 JP 3318041B2 JP 11495393 A JP11495393 A JP 11495393A JP 11495393 A JP11495393 A JP 11495393A JP 3318041 B2 JP3318041 B2 JP 3318041B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、術部を拡大観察する
ために用いられる手術用顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、手術手法・手術用具の発達に伴い
微細な手術、いわゆるマイクロサージャリーが頻繁に行
われるようになってきた。マイクロサージャリーには眼
科や脳神経外科に例を見るように、術部を拡大観察する
ために手術用顕微鏡が用いられる。
【0003】一般に手術用顕微鏡は、術部を拡大観察す
るための顕微鏡からなる鏡体部と、この鏡体部を所望の
位置・角度に移動し、保持するためのアーム及び架台か
らなる架台部とで構成され、これら鏡体部及び架台部は
手術内容に合わせて多種多様である。
【0004】従来の手術用顕微鏡の架台では水平方向や
垂直方向への鏡体部の移動は容易に行うことができる
が、手術用顕微鏡を使用中に注視点を動かすことなく、
観察方向を変えるには鏡体部の俯仰・傾斜運動とともに
水平面内での移動と垂直方向での移動を同時に行わなけ
ればならなかったため、その操作は非常に不便であり、
また迅速に行うことができなかった。
【0005】脳神経外科手術において、例えば脳深部の
手術中、急激に注視点を中心として観察角度、すなわち
鏡体部の向きを変えて処理しなければならないことが度
々起こるが、従来の手術用顕微鏡の架台では、このよう
な要望に対しては、きわめて不便である。
【0006】そこで、前記のような要望に応え、手術中
でも随時注視点を中心として鏡体部を移動し、注視点を
注視しながら容易に観察角度を変更できるものとして、
スイス特許第482,439号に示されるような架台が
ある。この架台は平行四辺形リンク機構を利用して、か
つ電気的な制御によるものである。
【0007】その他にも平行四辺形リンク機構を利用し
て、前記平行四辺形リンクの対向する2つのリンクと同
じ動きを顕微鏡固定部分がすることによって、同様な効
果が得られるものとして特公昭49−9378号公報に
示されるような架台がある。
【0008】また、図7に示すように、顕微鏡100の
焦点Pが平行四辺形リンク機構101の両基端部を結ぶ
延長線102上に位置決め設置されていることを特徴と
して、同様な効果が得られるものとして特公平3−18
891号公報に示されるような架台がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記注
視点を注視したまま観察角度を変更する操作は、手術中
には度々行われることがあるが、手術中の手術用顕微鏡
の周囲には各種の手術用機器が設置されており、また主
術者の他にも助手を含めて数人が手術室の中にいる。
【0010】さらに、鏡体部に副術者の側視鏡や、T
Vモニタ用の撮影装置等の付属ユニットを取り付けて使
用することが多く、手術用顕微鏡の周囲には十分なスペ
ースがあるとは言えない場合が多々ある。
【0011】そのため前記注視点を注視したまま観察角
度を変更する操作を従来例に挙げた特公昭49−937
8号公報や特公平3−18891号公報のごとき構成に
おいて行う場合には、大きくて複雑な装置を動かすた
め、前記のスペースの大きさにより、鏡体部の動きが制
限を受け、前記鏡体部の可動範囲が十分な大きさでなく
なってしまう。
【0012】また、別の従来例のスイス特許第482,
439号のごとき電気的な制御を利用した装置は複雑な
ものとなり前記装置を製作するには当然ながら費用が多
くかかってしまう。
【0013】この発明は前記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、手術中に焦点位置をほ
とんど移動させることなく観察方向を変化させることが
できる手術用顕微鏡を簡単、安価にして提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は前
記目的を達成するために、請求項1は、水平方向及び垂
直方向に移動可能なアームと、このアームに枢支点を離
間して上端が揺動自在に枢支された複数のリンクと、こ
れらリンクの下端に枢支点を離間して揺動自在に支持さ
れ観察光軸が鉛直下向きになるように設けられた光学機
器とからなり、前記リンクは、その上端の枢支点を結ぶ
直線を下底、下端の枢支点を結ぶ直線を上底とする台形
状で、前記光学機器の焦点位置に近い点を回転中心とし
て回動する台形リンク機構を構成していることを特徴と
する。
【0015】使用中に観察者が注視点を角度を変えて観
察しようとしたとき、光学機器を移動させることによ
り、台形リンク機構によって支持された光学機器が焦点
位置に近い点を回転中心として回動する。
【0016】請求項2は、水平方向及び垂直方向に移動
可能なアームと、このアームに可変可能な枢支点を介し
て上端が揺動自在に枢支され下端が回動自在に連結され
た複数のリンクと、前記一方のリンクの下端に支持さ
れ、観察光軸が同リンクと同一直線上になるように設け
られた光学機器とからなり、前記リンクは、その上端の
枢支点の間隔を可変することにより、前記光学機器の焦
点位置に近い点を回転中心として回動する二等辺三角形
リンク機構を構成していることを特徴とする。
【0017】使用中に観察者が注視点を角度を変えて観
察しようとしたとき、光学機器を移動させることによ
り、二等辺三角形リンク機構によって支持された光学機
器が焦点位置に近い点を回転中心として回動する。
【0018】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面に基づいて
説明する。図1〜図3は第1の実施例を示す。図中1は
水平方向及び垂直方向に移動可能なアームであり、この
アーム1の先端部には第1の回転軸2と第2の回転軸3
がその軸心を直交する方向に設けられている。第1の回
転軸2の両端部には第1のジョイント4と第2のジョイ
ント5が回転自在に支持され、第2の回転軸3の端部に
は第3のジョイント6が回転自在に支持されている。
れらジョイント4,5,6にはそれぞれピン7,8,9
が枢支されている。
【0019】前記ピン7には第1のリンク10、ピン8
には第2のリンク11、ピン9には第3のリンク12の
それぞれ上端部が連結されている。第1,第2および第
3のリンク10,11,12は等しい長さであり、ピン
7,8,9を支点として回動自在である。
【0020】一方、22は鏡体支持部材19に支持され
た光学機器としての鏡体であり、鏡体支持部材19には
第3の回転軸20と第4の回転軸21がその軸心を直交
する方向に設けられている。第3の回転軸20の両端部
には第4のジョイント13と第5のジョイント14が、
第4の回転軸21の端部には第6のジョイント15が設
けられ、これらジョイント13,14,15にはそれぞ
れピン16,17,18が枢支されている。
【0021】さらに、第1のリンク10の下端部は第4
のジョイント13のピン16に、第2のリンク11の下
端部は第5のジョイント14のピン17に,第3のリン
ク12の下端部は第6のジョイント15のピン18に回
動自在に連結されている。
【0022】そして、第1のジョイント4と第2のジョ
イント5との間隔をL1 とし、第4のジョイント13と
第5のジョイント14との間隔をL2 とすると、L1
2の関係にある。
【0023】また、第1のジョイント4と第2のジョイ
ント5とを結ぶ直線と第3のジョイント6との間隔をL
3 とし、第4のジョイント13と第5のジョイント14
とを結ぶ直線と第6のジョイント15との間隔をL4
すると、L3 >L4 の関係にあり、第1〜第3のリンク
10,11,12は上端部から下端部に向かって互いに
間隔が狭く構成されている。
【0024】さらに、鏡体支持部材19に対して支持さ
れた鏡体22は観察光軸24が鉛直下向きになるように
固定されており、鏡体22の側部には鏡体22を操作す
るグリップ23が固定されている。
【0025】図2は、鏡体22の正面から見て紙面に平
行な面内においてのみ鏡体22を移動させる場合の第1
および第2リンク10,11、鏡体22及び観察光軸2
4、焦点位置25の関係を示す。
【0026】このとき、第1および第2リンク10,1
1はピン7,8,16,17を頂点としてピン16,1
7を結ぶ直線を上底、ピン7,8を結ぶ直線を下底とす
る台形リンク機構を形成している。
【0027】このように構成することによって、手術用
顕微鏡を使用中に観察者が注視点を角度を変えて観察し
ようとする時、グリップ23を握って鏡体22を好みの
観察角度になるように移動させる。
【0028】ここで、鏡体22を傾斜角度αだけ傾斜さ
せ、焦点位置近傍を中心に回転し焦点位置25をΔxだ
け移動する。図3は、鏡体22の側面から見たとき、第
1および第2リン10,11は同一直線上にあり、第
3のリンク12をその対辺とする台形リンクを形成すれ
ば、図2と同様に、鏡体22を俯仰角度α′だけ俯仰さ
せた時の回転中心は焦点位置25とは一致せずに、焦点
位置25はΔx′だけ移動することになる。
【0029】このとき、鏡体22の傾斜角度αまたは俯
仰角度α′が小さければ、焦点位置25の移動量Δxま
たはΔx′は小さいので注視点近傍を回転中心として観
察角度を簡単に変えることで、注視点の観察を行うこと
ができる。
【0030】この場合に、第1〜第3のジョイント4,
5,6または第4〜第6のジョイント13,14,15
に、第1〜第3のリンク10,11,12の回転を固定
と固定解除に切り替えのできる機構、例えば電磁ブレー
キを備えグリップ23にブレーキをON,OFFするス
イッチを設ければ、グリップ23から手を離しても観察
方向を固定した状態で観察が可能である。
【0031】したがって、コンパクトな構成であるため
観察角度を変える際に部材が移動するために必要となる
空間も小さくて済み、手術中の作業の妨げになることが
ないという効果がある。
【0032】なお、第1〜第3のリンク10,11,1
2または鏡体22の角度を例えば各回動部にロータリエ
ンコーダ等を付けることにより、鏡体22の位置及び傾
斜,俯仰角度を検知して鏡体22の位置及び傾斜,俯仰
角度に応じて焦点距離を変える可変対物光学系または鏡
体22の位置及び傾斜,俯仰角度に連動する焦準機構等
を備えれば、観察角度を変えても注視点に正確にピント
が合った状態で観察することができる。
【0033】図4および図5は第2の実施例を示す。手
術用顕微鏡のアーム1の先端部には回転軸27が垂直方
向に軸支され、この回転軸27には水平面内で回動自在
な旋回ガイド28が設けられている。そして、この旋回
ガイド28に対して水平面内の一方向に移動自在な摺動
ガイド29が設けられている。
【0034】摺動ガイド29にはジョイント30が設け
られ、このジョイント30には回転軸31を中心として
回動自在な第1のリンク32の上端部が接続されてい
る。一方、前記回転軸27を中心として回動自在に接続
されているジョイント33には回転軸34を中心として
回動自在な第2のリンク35の上端部が接続されてい
る。
【0035】第1と第2のリンク32,35の下端部に
はジョイント36が設けられ、このジョイント36は回
転軸37を中心として第1のリンク32と第2のリンク
35の平行な面内で回動自在に接続され、また回転軸3
7は回転軸31,34の両方から等距離になるように接
続されている。
【0036】さらに、第1のリンク32の延長線上には
鏡体38の観察光軸39が第1のリンク32と同一直線
上になるように、第1のリンク32の延長線上に固定さ
れていて、かつ焦点位置40が回転軸27の延長線上に
あるような焦点距離になっている。
【0037】図5は、鏡体38の正面から見て紙面に平
行な面内においてのみ鏡体を移動させる場合の第1のリ
ンク32、第2のリンク35、鏡体38及び観察光軸3
9、焦点位置40の関係を示す。観察光軸39が垂直の
ときは第1のリンク32が第2のリンク35と重なり、
回転軸31は回転軸34と重なる。
【0038】このように構成することによって、手術用
顕微鏡を使用中に観察者が注視点を角度を変えて観察し
ようとするとき、鏡体38を傾斜角度βだけ傾斜させる
と、回転軸31,34,37を頂点として第1のリンク
32と第2のリンク35を等辺とする二等辺三角形リン
ク機構を形成することになり、焦点位置40は回転軸2
7上でΔyだけ移動することになる。
【0039】このとき、鏡体38の傾斜角度βが小さけ
れば、焦点位置40の移動量Δyは小さく、注視点近傍
を回転中心として観察角度を簡単に変えて、注視点の観
察を行うことかできる。また、回転軸27を中心とし
て、この装置を回転させれば、一つの平面内だけでな
く、様々な角度からの観察が可能となる。
【0040】ここで、鏡体38の角度・位置の変化によ
る回転モーメント量を相殺する力が発生するように、摺
動ガイド29に旋回ガイド28を固定端としてばねを接
続すれば、鏡体38は任意の角度でハランスされている
ので、鏡体38の角度・位置を軽い力量で変えることが
できる。
【0041】なお、例えばロータリエンコーダ等を各回
動部に付けることにより、第1のリンク32または第2
のリンク35の角度または鏡体38の位置および傾斜・
俯仰角度または摺動ガイド29の位置を検知して、前記
第1のリンク32または第2のリンク35の角度または
鏡体38の位置および傾斜・俯仰角度または摺動ガイド
29の位置に応じて、例えばアーム1の先端部を垂直方
向に移動させるなどして、焦点位置40の位置を、ズレ
量Δy分だけ移動させれば、ある一点を注視点とし、そ
の点を回転中心として観察角度を変えて観察することが
できる。
【0042】図6は開示例を示す。手術用顕微鏡のアー
ム41の先端部に対してジョイント42により第1のリ
ンク43が転動自在に接続され、またジョイント42の
回転中心を通る垂直な回転軸44を中心として回動自在
で回転軸44と同軸上に第2のリンク45が接続されて
いる。
【0043】第1のリンク43の他端にはジョイント4
6により第3のリンク47が、第1のリンク43の中間
部にはジョイント48により第4のリンク49がそれぞ
れ回動自在に接続されており、第3のリンク47と第4
のリンク49は長さが等しく形成されている。
【0044】さらに、第3のリンク47の他端にはジョ
イント50により第5のリンク51が第1のリンク43
の回転面と同一面を動けるように回動自在に接続されて
いて、またジョイント50からの距離が、ジョイント4
6と48の距離を等しくなるようにジョイント52が第
4のリンク49と第5のリンク51とを回動自在に接続
している。したがって、第1〜第5のリンク43,4
7,49,51は平行四辺形リンクを形成している。
【0045】前記第2のリンク45の下端には第1のガ
イド53が固定され、この第1のガイド53には第2の
ガイド54が水平方向のみの移動ができるよう設けられ
ている。さらに、第2のガイド54に対して垂直方向の
みに移動ができるよう第4のリンク49に接続されてい
る。
【0046】また、第5のリンク51の延長線上にこの
第5のリンク51と観察光軸55が同一線上になるよう
に鏡体56が固定され、かつ焦準距離は、焦点位置57
が回転軸44上にあるように構成されている。
【0047】さらに、第1のリンク43の傾きに伴う鏡
体56の角度・位置の変化による回転モーメント量を相
殺する力が発生するように、第2のリンク45を固定端
として第1のリンク43にばね58を接続すれば、鏡体
56は任意の角度でバランスされているので、鏡体56
の角度・位置を軽い力量で変えることができる。
【0048】このように構成することによって、手術用
顕微鏡を使用中に観察者が注視点を角度を変えて観察し
ようとする時、ジョイント42,46,50と焦点位置
57はそれぞれを頂点としてジョイント42と焦点位置
57を結ぶ回転軸44が固定されている、平行四辺形リ
ンクを形成していると見なせるため、第1のガイド53
に沿って水平方向に移動する第2のガイド54と、この
第2のガイド54に沿って垂直方向に移動する第4のリ
ンク49により焦点位置57は全く動かず、焦点位置5
7を回転中心として観察角度を変えての観察を簡単に行
うことができる。
【0049】さらに、平行四辺形リンクの固定辺となる
第2のリンク45は回転軸44について回転可能である
ため、鏡体56を回転軸44について回転させれば、一
つの平面内だけでなく、様々な角度から注視点を回転中
心として観察することができる。
【0050】したがって、観察角度を変える際に平行四
辺形リンクが移動するのは主に垂直方向であるため、手
術用顕微鏡のまわりに置いてある他の手術機器との干渉
のおそれが少ない。
【0051】また、平行四辺形リンクの1つの支点とな
るジョイント42のみの動きを固定できる機構を設けれ
ば、平行四辺形リンクの動きも固定されるため簡単に観
察角度の固定ができる。
【0052】また、例えばジョイント42と48間の第
1のリンク43がおねじ部を持つ軸と内径がめねじであ
る筒体の接続により、見かけ上、1本の軸として接続さ
れていて、そのねじの回転により、前記ジョイント42
と48間の距離を可変にすることにより、鏡体56の移
動に伴い、焦点位置57を移動させ、注視点を回転中心
としない、観察角度の変更が可能となる。
【0053】このことは、例えば脳深部の観察において
開口部の空中の一点を鏡体56の回転中心として、観察
角度の変更をする場合に有効である。さらに、例えば同
様な構造で第3のリンク47を伸縮させれば、焦点位置
57を移動させての観察角度の変更もできる。また、第
ガイド54を第1のガイド53に沿う形で水平面内
に電動で移動させれば、電動による注視点を回転中心と
する観察角度の変更が可能となる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、手術中に焦点距離をほとんど変えずに、被観察部を
角度を変えて観察することができ、また従来のものと比
べて簡単で小形化できるため手術空間の確保ができ、ま
た安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す手術用顕微鏡の
斜視図。
【図2】同実施例の作用説明図。
【図3】同実施例の作用説明図。
【図4】この発明の第2の実施例を示す手術用顕微鏡の
側面図。
【図5】同実施例の作用説明図。
【図6】別の手術用顕微鏡の側面図。
【図7】従来の手術用顕微鏡の構成図。
【符号の説明】
1…アーム 10,11,12…リンク 22…鏡体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深谷 孝 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 絹川 正彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 石川 朝規 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−62845(JP,A) 特開 平3−18891(JP,A) 特公 昭49−9378(JP,B1) 特公 昭49−9379(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 21/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向及び垂直方向に移動可能なアー
    ムと、このアームに枢支点を離間して上端が揺動自在に
    枢支された複数のリンクと、これらリンクの下端に枢支
    点を離間して揺動自在に支持され観察光軸が鉛直下向き
    になるように設けられた光学機器とからなり、前記リン
    クは、その上端の枢支点を結ぶ直線を下底、下端の枢支
    点を結ぶ直線を上底とする台形状で、前記光学機器の焦
    点位置に近い点を回転中心として回動する台形リンク機
    構を構成していることを特徴とする手術用顕微鏡。
  2. 【請求項2】 水平方向及び垂直方向に移動可能なアー
    ムと、このアームに可変可能な枢支点を介して上端が揺
    動自在に枢支され下端が回動自在に連結された複数のリ
    ンクと、前記一方のリンクの下端に支持され、観察光軸
    が同リンクと同一直線上になるように設けられた光学機
    器とからなり、前記リンクは、その上端の枢支点の間隔
    を可変することにより、前記光学機器の焦点位置に近い
    点を回転中心として回動する二等辺三角形リンク機構を
    構成していることを特徴とする手術用顕微鏡。
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