JP3317625B2 - シート排出装置 - Google Patents

シート排出装置

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JP3317625B2
JP3317625B2 JP05505096A JP5505096A JP3317625B2 JP 3317625 B2 JP3317625 B2 JP 3317625B2 JP 05505096 A JP05505096 A JP 05505096A JP 5505096 A JP5505096 A JP 5505096A JP 3317625 B2 JP3317625 B2 JP 3317625B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機やフ
ァクシミリ装置などの画像形成装置に用いられ、転写用
紙などのシートを排出するシート排出装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシート排出装置は、例え
ば複写機やファクシミリ装置などの画像形成装置の用紙
排出部などに用いられている。
【0003】図5は従来の画像形成装置の用紙排出部の
構成を示す側断面図である。図5において、この用紙排
出部上流側の用紙搬送経路には、加熱ローラ1および加
圧ローラ2などからなる定着部3が配設されており、こ
の定着部3において、転写用紙4上に転写された転写ト
ナー像を定着させるものである。この上側の加熱ローラ
1の内部には加熱源としてのヒータが備えられている。
また、下側の加圧ローラ2は、表面が上側の加熱ローラ
1の表面より若干軟らかい材質で形成されており、加熱
ローラ1の対向表面に対して所要の付勢力で押し付ける
ように構成されている。さらに、加熱ローラ1の用紙排
出側には用紙分離爪5がその先端部を加熱ローラ1の表
面部に当接するように設けられており、この用紙分離爪
5の先端で転写用紙4の先端部を剥がして転写用紙4を
加熱ローラ1の表面から分離させるようにしている。
【0004】また、この定着部3に対して用紙搬送経路
下流側には、排出上ローラ6と排出下ローラ7よりなる
排出ローラ対8が、用紙搬送方向と直交する方向に2個
配設されており、加熱ローラ1と加圧ローラ2間を通過
して定着処理された転写用紙4を排出上ローラ6と排出
下ローラ7で挾み込んで排出トレー9上に排出させるも
のである。また、このように、平行に2個配設された排
出ローラ対8の間には、転写用紙4の排出を検出する用
紙排出用検知スイッチ10が配設されている。
【0005】この用紙排出用検知スイッチ10は、図6
に示すようにほぼ十字形状に構成される十字形状部と、
その十字形状部の下方位置に配設された光センサ11と
を有している。この十字形状部は、両端部に軸受(図示
せず)が設けられた水平方向の回動軸12と、上側アク
チュエータ13および下側アクチュエータ14よりなる
垂直方向のアクチュエータ部とを有しており、このアク
チュエータ部を回動軸11を回動中心として垂直方向に
回動自在に構成している。この上側アクチュエータ13
は用紙搬送方向に傾斜しており、その先端部が搬送され
てきた転写用紙4の先端部で押圧されることで、下側ア
クチュエータ14の先端部が光センサ11のセンシング
位置から外れることになって、転写用紙4の排出が検出
されることになる。
【0006】上記構成により、画像転写部を経て定着部
3に搬送されてきた転写用紙4上に転写された転写トナ
ー像をこの定着部3で定着させる。このとき、転写用紙
4は、この定着部3の加熱ローラ1の表面に貼り付く
が、用紙分離爪5の先端で転写用紙4の先端部が加熱ロ
ーラ1の表面から剥がされて分離される。その後、転写
用紙4は、排出ローラ対8を経て排出トレー9上に排出
されると共に、用紙排出用検知スイッチ10の上側アク
チュエータ13を押圧して下側アクチュエータ14の先
端部および光センサ11で転写用紙4の排出が検出され
ることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の用紙排出部
の構成では、転写用紙4は、加熱ローラ1と加圧ローラ
2間を通過するときに、加熱ローラ1で加熱されて加熱
ローラ1の表面に貼り付くが、このときに、転写用紙4
は上側に曲がってカールされることになる。この上側に
曲がってカールした転写用紙4は、排出時に、排出トレ
ー9上から脱落したり、排出順に排出トレー9上に積層
されるはずの積層順がもぐり込みなどで入れ替わったり
するというストック不良を起こしていた。
【0008】このような転写用紙4の定着部3によるカ
ールに対しては、用紙分離爪5の当て方や、定着部3と
排出ローラ対8との用紙搬送速度に差を持たせて転写用
紙4に搬送方向の張力を加える方法などで、ある程度の
カール矯正をしていた。
【0009】ところが、このような転写用紙4のカール
矯正方法では、特に、加熱ローラ1が小径の場合にカー
ルが強く付いて矯正しきれず転写用紙4がカールしたま
ま排出トレー9上に排出されることになって、上記した
ような用紙の脱落や積層順狂いなどのストック不良を起
こすという問題を有していた。
【0010】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、加熱ローラが小径の場合にもカールを矯正して、転
写用紙などのシートの脱落やシート積層順狂いなどのス
トック不良を防止することができるシート排出装置を提
供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のシート排出装置
は、加熱ローラと加圧ローラよりなるローラ対のシート
搬送下流側に、シートを排出する排出ローラ対が配設さ
れていると共に、前記排出ローラ対の排出側に前記加熱
ローラでカールしたカール方向と反対方向に規制するよ
うに前記シートを案内するガイド部材が配設されている
シート排出装置であって、前記シート面に垂直な方向に
おいて前記排出ローラ対の互いの接触位置が前記ガイド
部材の先端位置よりも前記ガイド部材側に位置し、か
つ、シート搬送方向と直角なシート幅方向に前記ガイド
部材が複数に分割されて配設されていると共に、互いに
隣設したガイド部材の間の開口部のうち少なくとも何れ
かの開口部に対向するように前記排出ローラ対が配設さ
れ、前記互いに隣設したガイド部材の間の開口部の何れ
かに対向するようにシート排出用検知スイッチのアクチ
ュエータ先端部が配設されていると共に、前記シート面
に垂直な方向においてシート排出用検知スイッチのアク
チュエータ先端部の位置が前記ガイド部材の先端位置よ
りも前記ガイド部材側に位置するように配設されている
ことを特徴とするものである。
【0012】上記構成により、加熱ローラでカールした
シートのカール方向とは直交するシート幅方向に波打た
せてシートにこしを付けることでカールを解除してシー
ト排出するので、加熱ローラが小径で強くカールした場
合にもそのカールを確実に矯正して、シート排出側にお
いてシートの脱落やシート積層順狂いなどのストック不
良が防止されて良好なストック状態となる。
【0013】さらに、上記構成により、シート排出用検
知スイッチのアクチュエータ先端部の位置においても、
加熱ローラでカールしたシートのカール方向とは直交す
るシート幅方向に波打たせてシートにこしを付けること
が可能となるので、加熱ローラが小径の場合にもシート
のカールを矯正して、シート排出側においてシートの脱
落や積層順狂いなどのストック不良が防止されて良好な
ストック状態となる。また、シート幅方向にシートに波
打たせた波の極大位置または極小位置にシート排出用検
知スイッチのアクチュエータ先端部の位置を設定すれ
ば、シート排出用検知スイッチは十分なストロークで動
作可能となってチャタリングが防止可能となる。
【0014】また、好ましくは、本発明のシート排出装
置において、排出ローラ対は、一方のローラ幅を他方の
ローラ幅よりも小さく構成すると共に、一方のローラが
押圧する他方のローラの外周表面部の外径を、他方のロ
ーラの両端部の外径よりも小さく構成したことを特徴と
するものである。
【0015】上記構成により、一方のローラが押圧する
他方のローラの外周表面部でその両端部よりもシート面
が沈むように構成したので、他方のローラの両端部でシ
ート面がより大きく浮き上がって、シート幅方向に波打
つ振幅がより大きくなると共にローラ挾持部でもシート
にこしが付けられて、カール矯正効果がより発揮される
ことになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。図1は本発明が適用され
る画像形成装置の内部構成の一実施形態を示す断面図で
ある。
【0017】図1において、この画像形成装置の装置本
体100は、その下部に配設された給紙部10と、この
給紙部10の上方に配設された用紙搬送部20と、この
用紙搬送部20の上方に配設された像形成部30と、こ
の像形成部30よりも排出側に配設された定着部40
と、これらの像形成部30および定着部40の上部に配
設された光学部50とを備えるとともに、上面中央部に
配設されたコンタクトガラス60と、コンタクトガラス
60上の原稿を押える原稿押え70とを備えている。
【0018】この給紙部10は、給紙カセット11およ
び給紙ローラ12などから構成されている。この給紙カ
セット11は、ばね13により上方に付勢される用紙載
置板14を備えており、この用紙載置板14上に積層載
置されたシートとしての最上段の転写用紙15が、給紙
カセット11の幅方向両端上部にそれぞれ設けられたさ
ばき爪16によって係止されている。
【0019】この給紙ローラ12の外周部は、給紙カセ
ット11内の転写用紙15の給紙方向前方側上方に転写
用紙15の上面と対向するように、図1の点線で示す駆
動モータ120により回転駆動される回転軸と共に回転
自在に軸支されて配設されている。その回転軸の軸芯方
向は給紙方向に直角な方向である。また、この給紙ロー
ラ12の形状は断面がほぼ半月形状の半月形状部12a
を有しており、この半月形状部12aの外周部は用紙表
面との摩擦を大きくするために凹凸状に構成されてい
る。
【0020】また、用紙搬送部20は、給紙部10の給
紙カセット11から給紙ローラ12により給紙された転
写用紙15を反転ガイド21を介して供給して、搬送方
向上流側から、像形成部30に向けて搬送する搬送ロー
ラ対22、光学部50の走査タイミングに同期して駆動
されるレジストローラ対23、および転写用紙15を排
出トレー24上に排出する排出ローラ対25を備えてい
る。
【0021】この排出ローラ対25は、排出上ローラ2
6と排出下ローラ27で構成されており、転写用紙15
がそれらの間を通過するようにその外周部が互いに対向
当接して設けられていると共に、それぞれの回転軸が用
紙搬送方向と直交する方向に互いに平行に設けられ、転
写用紙15を排出上ローラ26と排出下ローラ27で挾
み込んで排出トレー24上に順次排出させるものであ
る。また、この排出ローラ対25の搬送方向下流側に
は、排出される転写用紙15の先端部を下方側に案内す
るガイド28が設けられている。
【0022】さらに、像形成部30は、回転可能に軸支
された感光体ドラム31を有するとともに、感光体ドラ
ム31の周囲に回転方向上流側から、主帯電部32、現
像部33、転写分離部34、除電部およびクリーニング
部35を備えている。
【0023】この主帯電部32は感光体ドラム31の表
面を所定電位に均一帯電させるもので、その直ぐ下流に
は光学部50からの原稿の光像を露光する領域が設けら
れ、この光像により感光体ドラム31の表面に静電潜像
が形成されるようになっている。また、現像部33は上
記静電潜像に応じてトナーを付着させて現像を行うもの
である。さらに、転写分離部34は感光体ドラム31の
表面のトナー像を転写用紙15に転写するとともに、転
写後の転写用紙15を感光体ドラム31から分離させる
ものである。さらに、除電部およびクリーニング部35
は、感光体ドラム31の表面の残留電荷を消去し、転写
後の感光体ドラム31の表面に残留しているトナーを清
掃するものである。
【0024】さらに、定着部40は加熱ローラ41およ
び加圧ローラ42などからなっており、感光体ドラム3
1から分離された転写用紙15上の転写トナー像を定着
させるものである。この加熱ローラ41はローラ内部に
配設されたヒータを備えており、加圧ローラ42は、表
面が加熱ローラ41の表面より若干軟らかい材質で形成
され、加熱ローラ41に対して所要の付勢力で押し付け
ている。また、加熱ローラ41の表面上にその先端部が
当接するように、加熱ローラ41の用紙排出側近傍位置
に用紙分離爪43が設けられており、この用紙分離爪4
3の先端部によって、加熱ローラ41の表面に貼り付い
た転写用紙15の先端部が、用紙分離爪43の先端で加
熱ローラ41の表面から剥がされて分離されるように構
成されている。この転写用紙15の加熱ローラ41への
巻き付きによって、転写用紙15はその用紙搬送方向上
側に曲がってカールすることになる。
【0025】さらに、光学部50は、露光ランプ51、
この露光ランプ51からの光を原稿に向けて反射させる
反射板52、原稿から反射した光を所定位置まで導く反
射鏡53a,53b,53c,53d,53e,53f
およびレンズ部54を備えており、露光ランプ51、反
射板52および反射鏡53aと、反射鏡53b,53c
とは、それぞれ所定の速度で図1中の左右方向に往復駆
動されるようになっており、この往動時に原稿画像の走
査を行って、原稿の光像を生成するものである。また、
これらの反射鏡53d,53eはレンズ部54と共に移
動可能にされて、所望の像倍率を得るようにしている。
【0026】以下に、本実施形態のガイド28と排出ロ
ーラ対25の構成についてさらに詳しく説明する。
【0027】図2は図1の画像形成装置の用紙排出部を
用紙搬送方向上流側から見た場合の正面図、図3は図1
の画像形成装置の用紙排出部の構成を示す側断面図であ
る。
【0028】図2および図3において、このガイド28
は、その下方端の高さが、排出上ローラ26と排出下ロ
ーラ27の接触部の高さよりも低く構成されていると共
に、用紙搬送方向に直交する用紙幅方向に複数のガイド
28a〜28dに4分割され、かつ、排出ローラ対25
の用紙排出側前方はガイド28a〜28dを配置せずに
開口部としている。つまり、排出上ローラ26と排出下
ローラ27よりなる排出ローラ対25が、用紙搬送方向
と直交する方向に2個平行に配設されており、これらの
2個の排出ローラ対25,25のうち一方がガイド28
a,28b間の開口部に対向配設されており、また、他
方がガイド28c,28d間の開口部に対向配設されて
いる。
【0029】また、これらの排出上ローラ26と排出下
ローラ27のローラ幅は、排出上ローラ26が小さく、
かつ、排出下ローラ27が大きく構成されていると共
に、排出下ローラ27のローラ本体の両端部にはローラ
本体の外径よりも外径が大きい円形状のつば部27aが
それぞれ設けられており、ローラ本体とつば部27aの
外周表面に凹状の段差を設けている。
【0030】さらに、平行に2個配設された排出ローラ
対25の間にあって、ガイド28b,28cの間には、
転写用紙15の排出を検出するシート排出用検知スイッ
チとしての用紙排出用検知スイッチ81が配設されてい
る。この用紙排出用検知スイッチ81は、図6に示す用
紙排出用検知スイッチ10と同様に構成されており、上
側アクチュエータ先端部82が、搬送されてきた転写用
紙15の先端部で押されることで上側アクチュエータ先
端部82′の位置に移動して、転写用紙15の排出が検
出されることになっている。
【0031】このように、これらのガイド28a〜28
dと2個の排出ローラ対25および用紙排出用検知スイ
ッチ81の上側アクチュエータ82との位置関係を組み
合せることで、転写用紙15は、用紙幅方向に対して一
方端から、ガイド28aの位置で下方に、一方の排出ロ
ーラ対25の位置で上方に、ガイド28bの位置で下方
に、用紙排出用検知スイッチ81の上側アクチュエータ
82の位置で上方に、ガイド28cの位置で下方に、他
方の排出ローラ対25の位置で上方に、さらにガイド2
8dの位置で下方に波打つようになっている。
【0032】上記構成により、まず、コピー動作開始時
に、給紙ローラ12が1回転することで、給紙ローラ1
2の凹凸の付いた外周部で、カセット板14上に収納さ
れた転写用紙15の上面部を押圧しながら、その給紙方
向の摩擦力で最上段の転写用紙15を送り出すと共に、
転写用紙15はさばき爪16で捌かれて1枚づつ取り出
される。さらに、転写用紙15は、反転ガイド21で反
転されて搬送ローラ対22に供給され、さらにレジスト
ローラ対23に搬送されてくる。このとき、レジストロ
ーラ対23は、転写用紙15の先端部の搬送タイミング
を、光学部50の走査タイミングと同期させて転写用紙
15を像形成部30の転写分離部34に搬送する。
【0033】次に、この像形成部30の転写分離部34
では、転写用紙15は感光体ドラム31の表面の、原稿
光像によるトナー像が転写されるとともに、転写後の転
写用紙15が感光体ドラム31から分離される。その
後、分離された転写用紙15は定着部40の加熱ローラ
41および加圧ローラ42で、転写用紙15上の転写ト
ナー像が定着される。このとき、加熱ローラ41によっ
て、転写用紙15はその用紙搬送方向上側に曲がってカ
ールする。このカールをできるだけ少なくするために、
加熱ローラ41の温度を制御すると共に、用紙分離爪4
3の加熱ローラ41の表面への当て方を調整している。
【0034】その後、転写用紙15は排出ローラ対25
さらに、分割されたガイド28a〜28dに搬送される
が、これらのガイド28a〜28dと2個の排出ローラ
対25および用紙排出用検知スイッチ81の上側アクチ
ュエータ82との位置関係によって、転写用紙15は、
排出ローラ対25および上側アクチュエータ82では上
方側に、ガイド28a〜28dでは下方側に、それぞれ
交互に案内される。これによって、転写用紙15の用紙
幅方向に波打たせて転写用紙15に用紙搬送方向のこし
を付けて転写用紙15を排出する。このとき、定着部4
0と排出ローラ対25の用紙搬送速度に差を持たせて転
写用紙15に搬送方向の張力を加えることで、用紙搬送
方向上側に曲がったカールをさらに矯正するようにして
いる。
【0035】さらに、排出下ローラ27のローラ本体と
その両端部のつば部27aとの外周表面に、その中央位
置(排出上ローラ26の押圧位置)で転写用紙15の紙
面が沈むように凹状の段差を付けているので、排出下ロ
ーラ27の両端部のつば部27aで転写用紙15の紙面
がより大きく浮き上がって、その波打った振幅をより大
きく取ることができると共に、排出ローラ対25の挾持
部分においても転写用紙15に波打たせてこしを付ける
ことができ、上記カール矯正効果をより発揮させること
ができるものである。
【0036】したがって、本実施形態においては、排出
ローラ対25の互いの接触位置がガイド28の先端位置
よりもガイド側に位置し、かつ、用紙搬送方向と直角な
用紙幅方向にガイド28が複数に分割されて配設されて
いると共に、互いに隣設したガイド間の開口部のうちガ
イド28a,28b間の開口部とガイド28c,28d
間の開口部にそれぞれ対向するように排出ローラ対2
5,25をそれぞれ配設しているために、用紙搬送方向
上側に曲がってカールした転写用紙15に対して、転写
用紙15が熱い状態で用紙搬送方向とは直交した用紙幅
方向に容易に波打たせてこしを付けることができて、加
熱ローラ41が小径で強くカールが付いた場合であって
もそのカールを確実に矯正して、従来生じていた用紙の
脱落や積層順狂いなどのストック不良を防止することが
できて良好なストック状態を得ることができる。
【0037】なお、本実施形態では、排出下ローラ27
のローラ本体とその両端部のつば部27aとの外周表面
に、ローラ本体の中央位置(排出上ローラ26の押圧位
置)で転写用紙15の紙面が沈むように凹状の段差を付
けたが、ローラ本体とその両端部のつば部27aとを分
離せずに一体的に構成してもよく、また、図4の排出下
ローラ91に示すように、排出下ローラ91の外周面の
幅方向中央部になるほどその外周面の外径が縮径するよ
うに構成してもよい。このとき、排出下ローラ91の外
周面に対向当接する排出上ローラ92の外周面は、排出
下ローラ91の外周面になじんで当接するようにその中
央部になるほど多少拡径するように構成している。ま
た、排出下ローラの材質をゴムなどの弾性のある材質で
構成し、かつ、排出上ローラの材質を排出下ローラの材
質よりも硬い材料で構成すれば、上記凹状の段差や、図
4のような中央部ほど縮径したローラ構成とする必要は
なく、排出上ローラの押圧位置である排出下ローラの中
央位置が凹状に沈んで、排出下ローラの外周面の幅方向
中央部でその外径を小さくすることができる。これらの
場合にも、上記実施形態と同様なカール矯正効果をより
強調することができるものである。
【0038】また、本実施形態では、ガイド28を4分
割に構成して、転写用紙15の用紙幅方向の波打ちを
3.5波分付けたが、この波の数や振幅については本実
施形態のものに限らず、転写用紙15の用紙搬送状態と
の兼ね合いで最も良い条件で調整して選択することがで
きる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、加熱ロー
ラでカールしたシートのカール方向と直交するシート幅
方向に波打たせてシートにこしを付けることでカールを
とってシートを排出するようにしため、加熱ローラが小
径で強くカールが付いた場合にもそのカールを確実に矯
正することができて、従来生じていたシートの脱落やシ
ート積層順狂いなどのストック不良を防止することがで
きて良好なストック状態を得ることができるものであ
る。
【0040】また、シート排出用検知スイッチのアクチ
ュエータ先端部の位置においても、加熱ローラでカール
したシートのカール方向とは直交するシート幅方向に波
打たせてシートにこしを付けることができるため、加熱
ローラが小径の場合にもシートのカールを確実に矯正し
て、シート排出側においてシートの脱落や積層順狂いな
どのストック不良を防止することができ、また、シート
幅方向にシートを波打たせた波の極大位置または極小位
置にシート排出用検知スイッチのアクチュエータ先端部
を位置させれば、シート排出用検知スイッチは十分なス
トロークで動作させることができてそのチャタリングを
防止することができるものである。
【0041】さらに、一方のローラが押圧する他方のロ
ーラの外周表面部でシート面が沈むように構成すれば、
他方のローラの両端部でシート面がより大きく浮き上が
って、シート幅方向に波打つ振幅がより大きくなると共
に、そのローラ挾持部分でもシートにこしを付けること
ができて、シートのカール矯正効果をより発揮させるこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の内部構成の
一実施形態を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置の用紙排出部を用紙搬送方
向上流側から見た場合の正面図である。
【図3】図1の画像形成装置の用紙排出部の構成を示す
側断面図である。
【図4】図1とは別の実施形態を示す用紙排出部を用紙
搬送方向上流側から見た場合の正面図である。
【図5】従来の画像形成装置の用紙排出部の構成を示す
側断面図である。
【図6】図5の用紙排出用検知スイッチの一構成例を示
す概略斜視図である。
【符号の説明】
15 転写用紙 25 排出ローラ対 26 排出上ローラ 27 排出下ローラ 27a つば部 28,28a〜28d ガイド 41 加熱ローラ 42 加圧ローラ 81 用紙排出用検知スイッチ 82 上側アクチュエータ先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/70 G03G 15/00 526 G03G 15/00 530 G03G 15/20 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱ローラと加圧ローラよりなるローラ
    対のシート搬送下流側に、シートを排出する排出ローラ
    対が配設されていると共に、前記排出ローラ対の排出側
    に前記加熱ローラでカールしたカール方向と反対方向に
    規制するように前記シートを案内するガイド部材が配設
    されているシート排出装置であって、 前記シート面に垂直な方向において前記排出ローラ対の
    互いの接触位置が前記ガイド部材の先端位置よりも前記
    ガイド部材側に位置し、 かつ、シート搬送方向と直角なシート幅方向に前記ガイ
    ド部材が複数に分割されて配設されていると共に、互い
    に隣設したガイド部材の間の開口部のうち少なくとも何
    れかの開口部に対向するように前記排出ローラ対が配設
    され 前記互いに隣設したガイド部材の間の開口部の何れかに
    対向するようにシート排出用検知スイッチのアクチュエ
    ータ先端部が配設されていると共に、前記シート面に垂
    直な方向においてシート排出用検知スイッチのアクチュ
    エータ先端部の位置が前記ガイド部材の先端位置よりも
    前記ガイド部材側に位置するように 配設されていること
    を特徴とするシート排出装置。
  2. 【請求項2】 前記排出ローラ対は、一方のローラ幅を
    他方のローラ幅よりも小さく構成すると共に、前記一方
    のローラが押圧する前記他方のローラの外周表面部の外
    径を、前記他方のローラの両端部の外径よりも小さく構
    成したことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装
    置。
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