JP3981756B2 - 排紙装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機能付きファクシミリ装置(以下、複合機という)に代表される排紙装置に関し、より詳しくは、読み取り後の原稿又は記録済みの記録紙等の用紙を排出する排紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、複合機においては、電子写真方式を用いて画像を記録紙に記録する方式が多用されている。この電子写真方式を用いた複合機は、一般的には感光体の表面を一様に帯電させる帯電器、感光体の表面に光を照射して静電潜像を形成する露光器、その静電潜像にトナーケースから供給されるトナーを付着させてトナー画像を形成する現像器、そのトナー画像を記録紙に転写させる転写器、及び転写されたトナー画像を記録紙に定着させる定着器を備えている。そして、感光体への帯電、露光、現像、及び記録紙への転写、定着という一連のプロセスが、電子写真方式における一単位の記録プロセスである。このような記録プロセスを経た記録済みの記録紙は、排紙装置を構成する排紙ローラと加圧ローラとの間を、両ローラの接線方向に通過した後、排出口から排紙トレイ上に排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、トナー画像を記録紙に定着させる定着器は、トナー画像が形成された記録紙を記録側から加熱する加熱ローラと、その加熱ローラと対向し、記録紙の反記録側を加圧する加圧ローラとから構成されている。即ち、定着時には、記録紙の記録側のみが加熱ローラで加熱されるため、加熱ローラにより加熱される記録紙の記録側と、加熱されずに加圧ローラで加圧される記録紙の反記録側との間には大きな温度差が生じる。従って、記録紙に含まれる水分の蒸発量が記録側と反記録側とでは異なる。具体的には、加熱ローラで加熱される記録側の方が反記録側よりも水分の蒸発量が多い。また、記録紙とトナーとでは熱収縮率が異なり、具体的にはトナーの方が記録紙よりも熱収縮率が大きい。そのため、トナー画像が形成された記録側の方が、トナー画像が形成されない反記録側よりも熱収縮率が大きくなる。その結果、定着後の記録紙、つまり記録済みの記録紙が記録側を内側にしてカールする。
【0004】
特に、卓上型の小型複合機では、記録紙カセットから排紙トレイに至る記録紙の搬送通路が、記録紙の搬送方向に沿って小さな曲率半径で湾曲反転するように形成されている。そのため、記録紙が搬送通路を通過することに伴って、記録紙が搬送方向に湾曲され、定着後のカールが助長される要因となっていた。その結果、記録紙が搬送方向にカールしたままの状態で排出口付近の排紙トレイ上に排出される。そして、このようにカールされた記録紙が次々に排出されてカールしたままの状態で排出口付近に堆積すると、やがて後から排出されてきた記録紙のジャムが発生する可能性がある。
【0005】
そこで、排紙ローラと加圧ローラとの接線方向が斜め上方を向くように両ローラの位置を設定して、記録紙を排出口からできるだけ離間した位置の排紙トレイ上に堆積させる構成が考えられる。しかし、記録紙を読取部と記録部との間の空間に排出する構成の小型複合機の場合には、排出口から斜め上方に向かって排出された記録紙が幅方向の全体に亘って読取部の下面に接触する。そのため、記録紙が接触する部分の面積が広く、記録紙と読取部の下面との間に作用する摩擦力が大きくなってカールが助長される。その結果、排紙トレイ上における記録紙の堆積状態が悪化して、排紙トレイ上に多くの記録紙を堆積できなくなる。特に、排紙トレイ上に堆積可能な記録紙の枚数が元々少ない小型複合機にあっては、カールした記録紙の堆積に伴って、堆積可能な記録紙の枚数がさらに少なくなる。
【0006】
一方、記録紙がカールした場合であっても多くの記録紙を堆積可能とするために、排紙トレイ上の空間、つまり読取部と記録部との間の空間を広くとる構成は、複合機の大型化を招くため好ましくない。また、一度カールした記録紙のカールを除去して記録紙を排出口から排紙トレイ上に排出するために、記録紙の搬送通路を上記とは反対側にも湾曲反転させる構成が考えられる。しかし、このように記録紙の搬送通路を反対側にも湾曲反転させる構成は、記録紙の搬送通路が長くなって複合機の大型化を招くとともに、記録紙の搬送通路が長くなった分だけ搬送通路の途中で記録紙のジャムが発生する可能性が高くなるため好ましくない。
【0007】
また、原稿の画像を読み取った後、その読み取り後の原稿を排出する複合機の読取系においては、原稿に光を照射して画像を読み取る方式が多用されている。そのため、光の照射による原稿のカールの程度は、上記のように記録紙を加熱ローラで直接加熱する定着による記録紙のカールよりも小さい。しかし、原稿の搬送通路は、記録紙の搬送通路よりも小さな曲率半径で湾曲反転するように形成されている。そのため、原稿が搬送通路を通過することによるカールの程度は、記録紙が搬送通路を通過することによるカールよりも大きい。その結果、複合機の読取系においても、上記のような複合機の記録系と同様に、原稿の搬送方向に沿ったカールが起こり得る。
【0008】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、簡単な構成で用紙のカールを矯正することが可能な排紙装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、排紙ローラと加圧ローラとの間に搬送されてきた用紙を両ローラの接線方向に排出する排紙装置において、複数の排紙ローラを、用紙の搬送方向に対して直交する用紙の幅方向に沿って同一軸線上に設けるとともに、複数の加圧ローラを、用紙の幅方向に沿って設け、用紙の幅方向の両端部に位置する加圧ローラを、排紙ローラの直上に設けるとともに、用紙の幅方向の中央部に位置する加圧ローラを、排紙ローラの上側であって、用紙の幅方向の両端部に位置する加圧ローラよりも、用紙の搬送方向の上流側に設けることにより、用紙の排出される方向が、両端部では水平方向で、中央部では斜め上方向であり、幅方向に湾曲された状態で排紙ローラと加圧ローラとの間から排出された用紙の形状を維持する維持手段を備え、維持手段は、排出された用紙と接触して用紙を上方に凸の形状のまま維持する、一対の突出片から構成され、突出片の各々は、用紙の幅方向の中央部に位置する加圧ローラと、用紙の幅方向の両端部に位置する加圧ローラとの間に対応させて配置されていることを特徴とする。
【0012】
従って、請求項1に記載の発明によれば、排紙ローラと加圧ローラとの間に搬送されてきた用紙は、上に凸の形状で排紙ローラと加圧ローラとの接線方向に排出される。そのため、用紙が排紙ローラと加圧ローラとの間に達する前に、何らかの原因によって用紙の搬送方向に沿ってカールしている場合であっても、用紙が幅方向に湾曲されることに伴ってカールが矯正される。また、幅方向に湾曲された状態で排紙ローラと加圧ローラとの間から排出された用紙は、幅方向に湾曲された形状のまま維持手段で維持される。そのため、用紙が搬送方向に沿ってカールしている場合であっても、そのカールを確実に矯正することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る排紙装置を複合機に具体化した一実施形態を図面を用いて説明する。尚、図1(a)は複合機の斜視図であり、図1(b)は複合機の正面図である。また、図2は複合機上部の正断面図であり、図3は複合機下部の側断面図である。
【0016】
図1(a),(b)に示すように、複合機1には、原稿給送部10、読取部20、記録紙供給部30、記録部40及び記録紙排出部50が装設されている。また、読取部20手前のパネルPには、操作部60及び表示部70が配設されている。
【0017】
図2に示すように、原稿給送部10は、原稿Gを載置する原稿台11と、原稿台11上の原稿Gを最上から1枚ずつ分離して読取部20に供給する分離ローラ12と、分離された原稿Gを給送する複数の給送ローラ13とを備えている。また、原稿給送部10は、モータ等の駆動源によって回転駆動される排紙ローラ14と、その排紙ローラ14と対向し、読み取り後の原稿Gを加圧する加圧ローラ15と、排紙ローラ14と加圧ローラ15との接線方向に排出された原稿Gを堆積させる原稿排出台16とを備えている。さらに、原稿給送部10は、原稿給送部10の下方に配設された読取部20に対して開閉回動可能なカバー17を備えている。このカバー17の上部は、原稿排出台16として機能する。
【0018】
読取部20は、静止した状態の原稿Gを読み取るためにカバー17を開けた後で原稿Gを載置する透明な原稿載置板21と、原稿台11上に載置された原稿Gを給送しながら読み取るために原稿Gが上面を通過する透光板22とを備えている。尚、読取部20は、原稿Gに光を照射する光源、原稿Gからの反射光の光路を変更するミラー、光源及びミラーを移動させるための移動機構、ミラーからの光を収束させる集光レンズ、集光レンズを通して入射した光に基づき原稿Gの画像を読み取る撮像素子(CCD)等を備えている(いずれも図示略)。
【0019】
図3に示すように、記録紙供給部30は、所定サイズ、例えば最も使用頻度の多いA4縦サイズ(幅210mm×長さ297mm)の記録紙Kを積層状態で収容する記録紙カセット31を備えている。また、記録紙供給部30は、使用者の所望に応じたサイズの記録紙Kを載置する手差しトレイ32を備えている。さらに、記録紙供給部30は、記録紙カセット31内の記録紙K又は手差しトレイ32上に載置された記録紙Kを最上から1枚ずつ分離して記録部40に供給する給紙ローラ33を備えている。
【0020】
記録部40は、外周面に光導電膜を有する感光体ドラム41と、その感光体ドラム41の光導電膜を所定電位に一様帯電させる帯電器42と、感光体ドラム41上に静電潜像を形成する露光器43と、感光体ドラム41上の静電潜像にトナーを供給して、その静電潜像を現像する現像器44とを備えている。また、記録部40は、トナー画像を感光体ドラム41上から記録紙K上に転写させる転写器45と、記録紙K上のトナー画像を加熱定着させる定着器46とを備えている。そして、この定着器46は、トナー画像が形成された記録紙Kを記録側から加熱する加熱ローラ46aと、その加熱ローラ46aと対向し、記録紙Kの反記録側を加圧する加圧ローラ46bとから構成されている。
【0021】
記録紙排出部50は、モータ等の駆動源によって回転駆動される排紙ローラ51と、その排紙ローラ51と対向し、定着後の記録紙K、つまり記録済みの記録紙Kを加圧する加圧ローラ52とを備えている。また、記録紙排出部50は、排紙ローラ51と加圧ローラ52との接線方向に排出された記録紙Kの形状を維持する維持板53と、排出された記録紙Kを堆積させる排紙トレイ54とを備えている。
【0022】
次に、記録紙排出部50の特徴的な構成について説明する。尚、図4(a)は排紙ローラ51及び加圧ローラ52の配置関係を示す模式平面図であり、図4(b)は排紙ローラ51及び加圧ローラ52の配置関係を示す模式側面図であり、図5は維持板53の斜視図である。
【0023】
図4(a)に示すように、排紙ローラ51及び加圧ローラ52は、それぞれ記録紙Kの搬送方向に対して直交する記録紙Kの幅方向に沿って4個ずつ設けられている。以下、説明の便宜上、記録紙Kの幅方向の両端部に位置する排紙ローラ51には、51a,51bの符号を付し、それら排紙ローラ51a,51bと対向する両端部の加圧ローラ52には、52a,52bの符号を付してある。また、記録紙Kの幅方向の中央部に位置する2個の排紙ローラ51には、51c,51dの符号を付し、それら排紙ローラ51c,51dと対向する中央部の加圧ローラ52には、52c,52dの符号を付してある。
【0024】
図4(a),(b)に示すように、排紙ローラ51a〜51dは、記録紙Kの幅方向に沿って同一軸線上に設けられている。また、記録紙Kの幅方向の両端部に位置する加圧ローラ52a,52bは、排紙ローラ51a,51bの直上に設けられている。さらに、記録紙Kの幅方向の中央部に位置する加圧ローラ52c,52dは、排紙ローラ51c,51dの上側において、加圧ローラ52a,52bよりも記録紙Kの搬送方向の上流側に設けられている。そして、モータによって反時計回りに回転される排紙ローラ51と、その排紙ローラ51の回転に伴って従動されて時計回りに回転される加圧ローラ52との接線方向に記録紙Kが排出される。
【0025】
この記録紙Kが排出される方向は、記録紙Kの幅方向の両端部では水平方向であり、記録紙Kの幅方向の中央部では斜め上方向である。即ち、排紙ローラ51及び加圧ローラ52の回転に伴って記録紙Kが排出される接線方向(記録紙Kの搬送方向の上流側から下流側に向かう接線方向)である。そのため、排紙ローラ51(51a〜51d)と加圧ローラ52(52a〜52d)との間に搬送されてきた記録紙Kは、幅方向に湾曲された状態、具体的には幅方向の中央部が幅方向の両端部よりも上方位置となった状態で両ローラ51,52の接線方向に排出される。
【0026】
ここで、排紙ローラ51(51a〜51d)と加圧ローラ52(52a〜52d)との間に搬送されてきた記録紙Kは、幅方向のセンター基準で排出される。そのため、A4縦サイズ(幅210mm×長さ297mm)の記録紙Kが主に使用される複合機1の場合には、記録紙Kの幅方向に沿って隣り合う2つの加圧ローラ52(排紙ローラ51)の間隔S1〜S3を約70mmにする構成が好ましい。
【0027】
図5に示すように、維持板53は、読取部20の下面に着脱可能に取り付けられた取付部53aと、その取付部53aから垂下された一対の突出片53bとから構成されている。各突出片53bは、記録紙Kの排出方向に沿って延設され、互いに平行である。ここで、記録紙Kは、排紙ローラ51と加圧ローラ52との間から、幅方向の中央部が斜め上方に向かって排出されるとともに、幅方向の両端部が水平に排出される。その結果、このように幅方向に湾曲された状態で排出された記録紙Kの形状が維持板53で維持される。よって、記録紙Kの形状を維持板53で維持するためには、各突出片53bを加圧ローラ52aと加圧ローラ52cとの間及び加圧ローラ52dと加圧ローラ52bとの間に対応させる構成が好ましい。具体的には、A4縦サイズ(幅210mm×長さ297mm)の記録紙Kが主に使用される複合機1の場合には、両突出片53bの間隔S4を約140mmにする構成が好ましい。
【0028】
次に、複合機1において、記録紙カセット31内の記録紙K又は手差しトレイ32上に載置された記録紙Kに画データを記録して、その記録紙Kを排紙トレイ54に排出するときの作用について、図6(a)〜(c)を参照しながら図2及び図3を用いて説明する。
【0029】
さて、原稿台11又は原稿載置板21上に載置された原稿Gを読取部20で読み取って、その読み取った原稿Gの画データを記録紙Kにコピーする場合、又は受信画データを記録紙Kに記録する場合には、記録紙Kが給紙ローラ33で1枚ずつ分離される。そして、その分離された記録紙Kが感光体ドラム41と転写器45との間に達すると、記録紙Kにトナー画像が転写される。その後、記録紙Kが加熱ローラ46aと加圧ローラ46bとの間に達すると、記録紙Kにトナー画像が定着される。このとき、記録紙Kは、記録側のみが加熱される。そのため、記録紙Kに含まれる水分の蒸発量が記録側と反記録側とで異なるとともに、記録紙Kとトナーとで熱収縮率が異なるため、定着後の記録紙K、つまり記録済みの記録紙Kは、記録側を内側にしてカールする。そして、このようにカールされた記録紙Kは、湾曲反転された搬送通路を通過することに伴って、トナー画像が定着された記録側を内側にして搬送方向に沿ったカールが助長される(図6(a)参照)。
【0030】
やがて、このように搬送方向にカールされた記録紙Kが排紙ローラ51と加圧ローラ52との間に達すると、記録紙Kは、幅方向に湾曲された状態、具体的には上に凸の形状で両ローラ51,52の接線方向に排出される(図6(b)参照)。そして、記録紙Kは、このように上に凸の形状で、排紙ローラ51と加圧ローラ52との間から維持板53に向かって斜め上方に排出される。やがて、維持板53に達した記録紙Kは、両突出片53bに接触し、上に凸の形状のまま維持される(図6(c)参照)。その結果、記録紙Kの終端が排紙ローラ51と加圧ローラ52との間から排出されると、記録紙Kは、上記のように幅方向に湾曲されることに伴って、搬送方向に沿ったカールが矯正された良好な状態で排紙トレイ54上に堆積される。
【0031】
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)排紙ローラ51a〜51dを記録紙Kの幅方向に沿って同一軸線上に設け、記録紙Kの幅方向の中央部に位置する加圧ローラ52c,52dを、記録紙Kの幅方向の両端部に位置する加圧ローラ52a,52bよりも記録紙Kの搬送方向の上流側に設けている。換言すれば、排紙ローラ51と加圧ローラ52との接線方向を、記録紙Kの幅方向の中央部と記録紙Kの幅方向の両端部とで異ならせている。そのため、排紙ローラ51(51a〜51d)と加圧ローラ52(52a〜52d)との間に搬送されてきた記録紙Kは、幅方向の中央部と幅方向の両端部とで互いに異なる接線方向に排出される。即ち、記録紙Kは、幅方向に湾曲された状態、具体的には上に凸の形状で排紙ローラ51と加圧ローラ52との接線方向に排出される。従って、記録紙Kが排紙ローラ51と加圧ローラ52との間に達する前に、何らかの原因によって記録紙Kの搬送方向に沿ってカールしている場合であっても、記録紙Kが幅方向に湾曲されることに伴ってカールを矯正することができる。
【0032】
(2)上記(1)のように記録紙Kのカールを矯正することによって、記録紙Kが搬送方向にカールしたままの状態で排紙トレイ54上に堆積することがない。即ち、定着及び搬送通路の通過に伴って搬送方向にカールされた記録紙Kを、排紙ローラ51及び加圧ローラ52の配置関係に基づく作用によって搬送方向に対して直交する幅方向に、いわば強制的にカールさせることにより、搬送方向のカールを除去している。そのため、記録紙Kをフラットな状態で排紙トレイ54上に堆積させることができる。従って、後から排出されてくる記録紙Kのジャムが発生する可能性はない。
【0033】
(3)排紙ローラ51及び加圧ローラ52の配置関係を変更するのみで記録紙Kの搬送方向に沿ったカールを矯正する構成である。そのため、記録紙Kが搬送方向にカールした場合であっても多くの記録紙Kを堆積可能とするために、排紙トレイ54上の空間、つまり読取部20と記録紙供給部30との間の空間を広くとる構成にする必要がない。また、一度カールした記録紙Kのカールを除去して記録紙Kを排紙ローラ51と加圧ローラ52との間から排紙トレイ54上に排出するために、記録紙Kの搬送通路を反対側にも湾曲反転させる構成にする必要もない。従って、これら複合機1の大型化を招く構成と比較して、簡単な構成で記録紙Kの搬送方向のカールを矯正することができることは言うまでもない。換言すれば、記録紙Kの搬送方向のカールを矯正しながらにして、複合機1を小型化することができる。
【0034】
(4)記録紙Kが排出される排紙ローラ51と加圧ローラ52との接線方向は、記録紙Kの幅方向の中央部では斜め上方向であり、記録紙Kの幅方向の両端部では水平方向である。即ち、記録紙Kは、幅方向に湾曲された状態、具体的には幅方向の中央部が幅方向の両端部よりも上方位置となった上に凸の形状で排出される。そして、このように幅方向に湾曲された状態で排紙ローラ51と加圧ローラ52との間から排出された記録紙Kは、幅方向の中央部が幅方向の両端部よりも上方位置となった上に凸の形状のまま維持板53の両突出片53bで維持される。従って、記録紙Kが搬送方向に沿ってカールしている場合であっても、そのカールを確実に矯正することができる。
【0035】
(5)排紙ローラ51と加圧ローラ52との間から排出された記録紙Kは、排紙トレイ54に達する前に維持板53の両突出片53bのみに接触する。そのため、維持板53を備えていない従来構成と比較して、記録紙Kが接触する部分の面積が格段に狭いため、記録紙Kと維持板53との間に作用する摩擦力が小さくなる。従って、その摩擦力が原因となってカールが助長されることはなく、排紙トレイ54上における記録紙Kの堆積状態を良好にでき、排紙トレイ54上に多くの記録紙Kを堆積させることができる。
【0036】
尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・記録紙Kの幅方向の両端部に位置する加圧ローラ52a,52bを省略した構成としてもよい。このように構成すれば、排紙ローラ51と加圧ローラ52との接線方向は、記録紙Kの幅方向の中央部では斜め上方向であるため、排紙ローラ51と加圧ローラ52との間から記録紙Kが排出されるときには、記録紙Kの幅方向の中央部が斜め上方向に沿って排出される。一方、記録紙Kの幅方向の両端部には加圧ローラ52a,52bを設けていないため、排紙ローラ51と加圧ローラ52との間から記録紙Kが排出されるときには、記録紙Kの幅方向の両端部が自重によって垂れ下がる。換言すれば、排紙ローラ51と加圧ローラ52との間から記録紙Kが排出されるときには、幅方向に湾曲された状態、具体的には幅方向の中央部が幅方向の両端部よりも上方位置となった上に凸の形状で排出される。従って、記録紙Kが上に凸の形状で幅方向に湾曲されることに伴って、搬送方向に沿った記録紙Kのカールを矯正することができる。
【0037】
・図7(a),(b)に示すように、記録紙Kの幅方向の中央部に位置する加圧ローラ52c,52dを、記録紙Kの幅方向の両端部に位置する加圧ローラ52a,52bよりも記録紙Kの搬送方向の下流側に設けた構成としてもよい。そして、図8に示すように、維持板53の突出片53bを記録紙Kの幅方向の中央部のみに設ける構成としてもよい。このように構成すれば、排紙ローラ51と加圧ローラ52との接線方向は、記録紙Kの幅方向の両端部では水平方向であり、記録紙Kの幅方向の中央部では斜め下方向である。即ち、記録紙Kは、幅方向に湾曲された状態、具体的には幅方向の中央部が幅方向の両端部よりも下方位置となった下に凸の形状で排出される。そして、このように幅方向に湾曲された状態で排紙ローラ51と加圧ローラ52との間から排出された記録紙Kは、幅方向の中央部が幅方向の両端部よりも下方位置となった下に凸の形状のまま維持板53の突出片53bで維持される。従って、記録紙Kが搬送方向に沿ってカールしている場合であっても、そのカールを確実に矯正することができる。尚、下に凸の形状で幅方向に湾曲された記録紙Kを、その形状のまま排紙トレイ54上に堆積させるために、排紙トレイ54の上面を記録紙Kの幅方向に湾曲形成する構成としてもよい。
【0038】
・記録紙Kの幅方向の中央部に位置する加圧ローラ52c,52dを、排紙ローラ51c,51dの直上よりも記録紙Kの搬送方向の上流側に設けるとともに、記録紙Kの幅方向の両端部に位置する加圧ローラ52a,52bを、排紙ローラ51a,51bの直上よりも記録紙Kの搬送方向の下流側に設ける構成としてもよい。このように構成すれば、排紙ローラ51と加圧ローラ52との接線方向は、記録紙Kの幅方向の中央部では斜め上方向であり、記録紙Kの幅方向の両端部では斜め下方向である。そのため、記録紙Kは、上に凸の形状で幅方向に湾曲されて排出されるため、搬送方向に沿った記録紙Kのカールを矯正することができる。
【0039】
・記録紙Kの幅方向の中央部に位置する加圧ローラ52c,52dを、排紙ローラ51c,51dの直上よりも記録紙Kの搬送方向の下流側に設けるとともに、記録紙Kの幅方向の両端部に位置する加圧ローラ52a,52bを、排紙ローラ51a,51bの直上よりも記録紙Kの搬送方向の上流側に設ける構成としてもよい。このように構成すれば、排紙ローラ51と加圧ローラ52との接線方向は、記録紙Kの幅方向の中央部では斜め下方向であり、記録紙Kの幅方向の両端部では斜め上方向である。そのため、記録紙Kは、下に凸の形状で幅方向に湾曲されて排出されるため、搬送方向に沿った記録紙Kのカールを矯正することができる。
【0040】
・前記実施形態では、図3に示すように、記録紙Kを搬送通路で湾曲反転させる前に記録紙Kにトナー画像を形成する構成としたが、図9に示すように、記録紙Kを搬送通路で湾曲反転させた後で記録紙Kにトナー画像を形成する構成としてもよい。このように構成すれば、記録紙Kにトナー画像を形成する前では、記録紙Kは、搬送通路を通過することに伴って、後からトナー画像が形成される記録側を外側にして搬送方向に沿ってカールする。そして、このようにカールされた記録紙Kにトナー画像が形成された後、その記録紙Kが加熱ローラ46aと加圧ローラ46bとの間に達すると、記録紙Kにトナー画像が定着される。
【0041】
すると、予めトナー画像の形成前に記録側を外側にして搬送方向に沿ってカールされた記録紙Kには、定着後において記録側を内側にして搬送方向に沿ってカールさせる力が作用する。従って、定着後の記録紙K、つまり記録済みの記録紙Kの搬送方向に沿ったカールを矯正することができる。しかも、排紙ローラ51及び加圧ローラ52の配置関係(前記実施形態と同様)による記録紙Kの搬送方向に沿ったカールの矯正、維持板53によるカールの矯正維持との相乗効果によって、記録紙Kの搬送方向に沿ったカールを確実に矯正することができる。
【0042】
・排紙ローラ51及び加圧ローラ52の配置関係を上下逆にした構成としてもよい。即ち、排紙ローラ51a〜51dを記録紙Kの幅方向に沿って同一軸線上に設けた構成において、記録紙Kの幅方向の両端部に位置する加圧ローラ52a,52bと、記録紙Kの幅方向の中央部に位置する加圧ローラ52c,52dとを、記録紙Kの幅方向に沿って互いに異なる軸線上に設けた構成であればよい。
【0043】
・記録紙Kの幅方向の両端部に位置する排紙ローラ51a,51bと、記録紙Kの幅方向の中央部に位置する排紙ローラ51c,51とを、記録紙Kの幅方向に沿って互いに異なる軸線上に設けた構成としてもよい。この場合、記録紙Kの幅方向の両端部と記録紙Kの幅方向の中央部とで、排紙ローラ51と加圧ローラ52との接線方向が異なるように、加圧ローラ52a〜52dを排紙ローラ51a〜51dに対向配置させる。
【0044】
・読み取り後の原稿Gを排出する排紙装置、具体的には原稿給送部10の排紙ローラ14及び加圧ローラ15の配置関係に適用してもよい。この場合、図2に2点鎖線で示すように、原稿台11の下面に維持板53を設けた構成としてもよい。このように構成すれば、簡単な構成で原稿Gのカールを矯正することができる。
【0045】
・画像を記録紙Kに記録した後、その記録済みの記録紙Kを排出するプリンタ又は原稿Gの画像を読み取った後、その読み取り後の原稿Gを排出するスキャナに具体化してもよい。
【0046】
さらに、上記実施形態より把握される技術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載する。
〔1〕排紙ローラと加圧ローラとの間に搬送されてきた用紙を両ローラの接線方向に排出する排紙装置において、用紙の幅方向の中央部に位置する排紙ローラのみに対応して加圧ローラを設け、その加圧ローラを排紙ローラの直上よりも用紙の搬送方向の上流側に設けた排紙装置。このように構成すれば、排紙ローラと加圧ローラとの接線方向は、用紙の幅方向の中央部では斜め上方向であるため、排紙ローラと加圧ローラとの間から用紙が排出されるときには、用紙の幅方向の中央部が斜め上方向に沿って排出される。一方、用紙の幅方向の両端部には加圧ローラを設けていないため、排紙ローラと加圧ローラとの間から用紙が排出されるときには、用紙の幅方向の両端部が自重によって垂れ下がる。換言すれば、排紙ローラと加圧ローラとの間から用紙が排出されるときには、幅方向に湾曲された状態、具体的には幅方向の中央部が幅方向の両端部よりも上方位置となった上に凸の形状で排出される。従って、用紙が上に凸の形状で幅方向に湾曲されることに伴って、搬送方向に沿った用紙のカールを矯正することができる。
【0049】
〔2〕画像を記録紙に記録する記録手段と、その記録手段で画像を記録済みの記録紙を排出する請求項1、又は上記〔1〕に記載の排紙装置とを備えた画像形成装置。このように構成すれば、簡単な構成で記録紙のカールを矯正することができる。
【0050】
〔3〕原稿の画像を読み取る読取手段と、その読取手段で画像を読み取った後の原稿を排出する請求項1、又は上記〔1〕に記載の排紙装置とを備えた画像読取装置。このように構成すれば、簡単な構成で原稿のカールを矯正することができる。
【0051】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、簡単な構成で用紙のカールを確実に矯正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本実施形態の複合機の斜視図、(b)複合機の正面図。
【図2】複合機上部の正断面図。
【図3】複合機下部の側断面図。
【図4】(a)排紙ローラ及び加圧ローラの配置関係を示す模式平面図。
(b)排紙ローラ及び加圧ローラの配置関係を示す模式側面図。
【図5】維持板の斜視図。
【図6】(a)搬送方向にカールされた記録紙の形状を示す側面図。
(b)幅方向に湾曲された記録紙の形状を示す正面図。
(c)維持板で維持された記録紙の形状を示す正面図。
【図7】(a)別の実施形態の排紙ローラ及び加圧ローラの配置関係を示す模式平面図。
(b)別の実施形態の排紙ローラ及び加圧ローラの配置関係を示す模式側面図。
【図8】別の実施形態の維持板の斜視図。
【図9】別の実施形態の複合機下部の側断面図。
【符号の説明】
1…画像形成装置及び画像読取装置としての複合機、10…排紙装置としての原稿給送部、14…排紙ローラ、15…加圧ローラ、20…読取手段としての読取部、40…記録手段としての記録部、50…排紙装置としての記録紙排出部、51…排紙ローラ、52…加圧ローラ、53…維持手段としての維持板、G…用紙としての原稿、K…用紙としての記録紙。
Claims (1)
- 排紙ローラと加圧ローラとの間に搬送されてきた用紙を両ローラの接線方向に排出する排紙装置において、複数の排紙ローラを、用紙の搬送方向に対して直交する用紙の幅方向に沿って同一軸線上に設けるとともに、複数の加圧ローラを、前記用紙の幅方向に沿って設け、前記用紙の幅方向の両端部に位置する前記加圧ローラを、前記排紙ローラの直上に設けるとともに、前記用紙の幅方向の中央部に位置する前記加圧ローラを、前記排紙ローラの上側であって、前記用紙の幅方向の両端部に位置する前記加圧ローラよりも、用紙の搬送方向の上流側に設けることにより、前記用紙の排出される方向が、前記両端部では水平方向で、前記中央部では斜め上方向であり、幅方向に湾曲された状態で前記排紙ローラと前記加圧ローラとの間から排出された用紙の形状を維持する維持手段を備え、前記維持手段は、排出された前記用紙と接触して前記用紙を上方に凸の形状のまま維持する、一対の突出片から構成され、前記突出片の各々は、前記用紙の幅方向の中央部に位置する前記加圧ローラと、前記用紙の幅方向の両端部に位置する前記加圧ローラとの間に対応させて配置されている排紙装置。
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