JP3316799B2 - 発券機の券体方向変換装置 - Google Patents

発券機の券体方向変換装置

Info

Publication number
JP3316799B2
JP3316799B2 JP23722798A JP23722798A JP3316799B2 JP 3316799 B2 JP3316799 B2 JP 3316799B2 JP 23722798 A JP23722798 A JP 23722798A JP 23722798 A JP23722798 A JP 23722798A JP 3316799 B2 JP3316799 B2 JP 3316799B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bill
ticket
regulating
nip roller
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23722798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000067282A (ja
Inventor
朋文 原
茂久 大野
和彦 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagano Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Nagano Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagano Japan Radio Co Ltd filed Critical Nagano Japan Radio Co Ltd
Priority to JP23722798A priority Critical patent/JP3316799B2/ja
Publication of JP2000067282A publication Critical patent/JP2000067282A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3316799B2 publication Critical patent/JP3316799B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は搬送される券体を9
0゜方向変換する発券機の券体方向変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、乗車券等を発売する発券機で
は、ロール紙を所定間隔でカッティングした券体を発行
するため、ロール紙の紙幅よりも短い間隔でカッティン
グした小型の券体は、搬送途中で90゜方向変換し、発
券口から券体を縦方向に露出させる必要があり、通常、
発券機には小型の券体のみを90゜方向変換する券体方
向変換装置を備えている。
【0003】従来、この種の券体方向変換装置として
は、特許第2569747号公報で開示される方向変換
装置が知られている。この方向変換装置は、券体を搬送
する送りローラ機構と、この送りローラ機構により搬送
される券体の端部に当接して当該券体の搬送を規制する
ストップレバーを備えており、搬送される券体は、その
端部がストップレバーに当接して搬送が規制されるとと
もに、券体の他の部分が送りローラ機構により前方に搬
送され、これにより、券体はストップレバーを支点に9
0゜回動変位して方向が変換される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の券体方向変換装置は次のような問題点があった。
【0005】第一に、全体を複数の送りローラ機構の組
合わせにより構成するため、回動変位する券体を送りロ
ーラ機構相互間で搬送授受する際の確実性及び安定性に
欠けるなど、信頼性に難がある。
【0006】第二に、原理上、券体を回動変位させる送
りローラ機構の位置は、券体がストップレバーに当接す
る当接位置よりも搬送方向後方に設定する必要があると
ともに、券体の端部がストップレバーに当接して回動変
位するため、券体を方向変換させる際に必要なスペース
がかなり広く取られることになり、装置全体の大型化を
招く。
【0007】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、処理の確実性及び安定性の
確保により信頼性を高めるとともに、装置全体の小型化
を図ることができる発券機の券体方向変換装置の提供を
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、搬送される券体Tを90゜方向変換する発券機Mの
券体方向変換装置1を構成するに際して、券体Tを上下
のベルト2Bと3B間に挟んで搬送する上下一対のベル
ト搬送機構2,3と、ベルト2Bと3B間に挟まれた券
体Tが通過する搬送路Rの途中に配し、かつベルト2B
と3B間から露出した券体Tに当接して当該券体Tの搬
送を規制する券体規制部4と、一方のベルト3Bの内面
に圧接するニップローラ5とを備えるとともに、このニ
ップローラ5の幅Wrを、ベルト3Bの幅Wbよりも狭
くし、かつ搬送方向Fにおけるニップローラ5がベルト
3Bに圧接する圧接位置Xaを、券体Tが券体規制部4
に当接する当接位置Xb又はこの当接位置Xbよりも若
干前方に設定してなることを特徴とする。
【0009】この場合、好適な実施の形態により、圧接
位置Xaは当接位置Xbに対して搬送方向Fの前方にお
ける0〜1ミリメートルの範囲に設定する。また、券体
規制部4は、所定の曲率で湾曲させた折曲部11rを有
するL形の規制プレート11を備えるとともに、この規
制プレート11を券体Tに当接する規制位置Ps又は券
体Tに当接しない非規制位置Prへ選択的に変位させる
規制プレート変位機構12を備える。さらに、規制プレ
ート変位機構12は、ニップローラ5を支持し、ニップ
ローラ5と規制プレート11を一体に変位させることが
望ましい。
【0010】これにより、券体Tは上下一対のベルト搬
送機構2,3における上下のベルト2Bと3B間に挟ま
れて、確実かつ安定に搬送される。そして、券体Tが券
体規制部4まで搬送されれば、ベルト2Bと3B間から
露出した券体Tは券体規制部4(規制プレート11)に
当接して券体Tの搬送が規制させるとともに、ベルト2
Bと3B間に挟まれた券体Tの部分は、ベルト搬送機構
2,3により前方に搬送されるため、当該券体Tが券体
規制部4に当接する当接位置Xbを支点に90゜回動変
位して方向が変換される。この際、一方のベルト3Bの
内面にはニップローラ5が圧接するとともに、このニッ
プローラ5がベルト3Bに圧接する圧接位置Xaは、上
記当接位置Xb又はこの当接位置Xbよりも若干前方に
設定されるため、券体Tの回動開始位置から回動終了位
置までの距離は短くなり、券体Tを方向変換させるスペ
ースは大幅に縮小される。また、ニップローラ5の幅W
rは、ベルト3Bの幅Wbよりも狭くしたため、券体T
を円滑に回動させることができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0012】まず、本発明を明確にするため、本実施例
に係る券体方向変換装置1を備える発券機Mの概要につ
いて、図6を参照して説明する。
【0013】60は本体シャーシであり、この本体シャ
ーシ60の後上部と前下部にはそれぞれ着脱式のロール
紙61,62を装填する。ロール紙61と62は種類を
同一にすれば一方が予備ロールとなり、種類を異ならせ
れば券体の種類に応じて選択的に使用できる。また、ロ
ール紙61と62間における本体シャーシ60の後下部
から前上部に至る空間には券体の処理機構63を配設す
る。64は本体シャーシ60の後下部に配した印字機構
であり、この印字機構64にはロール紙61,62から
繰り出される券体用紙61t,62tが供給される。印
字機構64では券体用紙61t,62tの表面に印字が
行われるとともに、印字された券体用紙61t,62t
は印字機構64内で設定寸法にカッティングされる。
【0014】カッティングされた券体は本実施例に係る
券体方向変換装置1に供給される。この券体方向変換装
置1では、券体用紙61t…の紙幅より短い間隔でカッ
ティングされる小型の券体は90゜方向変換されるとと
もに、券体用紙61t…の紙幅より長い間隔でカッティ
ングされる大型の券体は方向変換されることなくそのま
ま通過する。
【0015】券体方向変換装置1内を搬送された券体は
磁気書込機構65に供給される。磁気書込機構65では
券体の裏面に情報が磁気的に書き込まれる。この磁気書
込機構65は、搬送方向後側に書込ヘッド65wを備え
るとともに、搬送方向前側に読取ヘッド65rを備え
る。読取ヘッド65rは書込ヘッド65wにより券体に
書込まれた情報を読取ることにより、誤りがないか否か
を確認する。この際、誤りを検出した場合には券体を逆
送し、書込ヘッド65wにより再書込みを行う。一方、
磁気書込機構65を通過した券体は、発券処理機構66
を通って発券口67に至り、券体の先端一部は発券口6
7から外部に露出する。なお、発券処理機構66には、
券体に穴を明けるパンチ処理部や異常券体を回収する券
体回収部等が含まれる。
【0016】次に、本実施例に係る券体方向変換装置1
の構成について、図1〜図3を参照して具体的に説明す
る。
【0017】2は上側のベルト搬送機構であり、本体シ
ャーシ60に固定したシャフト21により回動自在に支
持された空転ローラ22と、この空転ローラ22の搬送
方向Fの前方における本体シャーシ60に回動自在に支
持されたシャフト23に固定した駆動ローラ24と、こ
の駆動ローラ24と空転ローラ22間に架け渡したベル
ト(無端ベルト)2Bを有する。一方、3は下側のベル
ト搬送機構であり、本体シャーシ60に固定したシャフ
ト25に回動自在に支持された空転ローラ26と、この
空転ローラ26の搬送方向Fの前方における本体シャー
シ60に回動自在に支持されたシャフト27に固定した
駆動ローラ28と、この駆動ローラ28寄りであってこ
の駆動ローラ28の下方における本体シャーシ60に固
定したシャフト29に回動自在に支持された空転ローラ
30と、この駆動ローラ28,空転ローラ26及び30
間に架け渡したベルト(無端ベルト)3Bを有する。そ
して、上側のベルト2Bと下側のベルト3Bは、図2に
示すように相接触する。
【0018】この場合、空転ローラ26の外周面は図1
に示すように、中央に形成したベルト3Bの幅の1/3
程度の幅となる軸に対する平行面26aと、この平行面
26aから両端へ行くに従って漸次小径に形成したテー
パ面26b,26cを有する。他の各ローラ22,2
4,28及び30の外周面も当該空転ローラ26の外周
面と同様に形成する。このように形成することにより、
ベルト2B,3Bは各ローラ22…,26…に対して安
定に架け渡すことができるとともに、ベルト2Bと3B
の幅方向両側は、図3に示すように非接触となるため、
前述した印字機構64側から供給される券体Tがベルト
2Bと3B間に進入しやすくなる。
【0019】また、各シャフト21,25及び29の先
端はサブシャーシ31に固定する。このサブシャーシ3
1は搬送される券体Tをガイドするガイドプレート32
を兼用する。一方、各シャフト23及び27の先端はサ
ブシャーシ31により回動自在に支持される。他方、3
3はガイドプレート32に対向する他側のガイドプレー
トであり、このガイドプレート33の中間部には三角形
に折曲して外方に広げたリリース部33eを有する。ガ
イドプレート32と33間には搬送路Rが形成され、こ
の搬送路Rの片側半部に、上述した各ベルト2Bと3B
が配される。なお、34はシャフト27に固定した被駆
動プーリであり、不図示の回転駆動部から回転が伝達さ
れる。このような被駆動プーリ34はシャフト23側に
も同様に備えている。
【0020】そして、券体Tが通過する搬送路Rの途中
には、券体規制部4を配設する。券体規制部4は所定の
曲率で湾曲させた折曲部11rを有するL形の規制プレ
ート11を備える。この規制プレート11は搬送方向F
に平行となる一方の垂直面11aと搬送方向Fに対して
直角となる他方の垂直面11bを有し、垂直面11bは
券体Tが当接する当接面となる。券体規制部4は、さら
に規制プレート変位機構12を備える。規制プレート変
位機構12は本体シャーシ60の裏側に配したソレノイ
ドプランジャ35と、固定ブラケット36に取付けたシ
ャフト37により端部が回動自在に支持されたプレート
基部38を備え、このプレート基部38は本体シャーシ
60に設けた開口を通して表側に延出し、このプレート
基部38の先端を直角に折曲して上述した規制プレート
11を形成する。また、ソレノイドプランジャ35の可
動アーマチュア35mとプレート基部38は、リンク3
9を介して連結する。これにより、ソレノイドプランジ
ャ35を作動させれば、図3のように、規制プレート1
1を券体Tに当接する実線で示す規制位置Ps又は券体
Tに当接しない仮想線で示す非規制位置Prへ選択的に
変位させることができる。
【0021】さらに、プレート基部38には図3に示す
ように、その一部を折曲してシャフト40を取付け、こ
のシャフト40によりニップローラ5を回動自在に支持
する。ニップローラ5は、図1及び図2に示すように、
規制プレート11を前記規制位置Psに変位させれば、
ベルト2Bに接触する位置におけるベルト3Bの内面に
圧接する。したがって、相接触するベルト2Bと3Bは
図3に示すように、若干上方に押し上げられる。他方、
規制プレート11を前記非規制位置Prに変位させれ
ば、ニップローラ5も規制プレート11と一体に変位
し、ベルト3Bの内面から離れる。このニップローラ5
は空転ローラを用いる。また、ニップローラ5の幅Wr
は、ベルト3Bの幅Wbよりも狭いものを用いる。具体
的には、ニップローラ5の軸方向位置及び幅Wrを前記
平行面26aの軸方向位置及び幅に一致させることが望
ましい。
【0022】一方、規制プレート11とニップローラ5
の位置関係は次のように設定する。まず、規制プレート
11は規制位置Psにおいて、ベルト2Bと3B間に挟
まれた券体Tが通過する搬送路Rの途中に位置させる。
これにより、規制プレート11の垂直面11bはベルト
2Bと3B間から露出した券体Tに当接可能となる。こ
の際、折曲部11rは券体Tの幅方向略中央に当接する
ように位置設定することが望ましい。また、搬送方向F
におけるニップローラ5がベルト3Bに圧接する圧接位
置Xaは、券体Tが規制プレート11に当接する当接位
置Xb又はこの当接位置Xbよりも若干前方に設定す
る。具体的には、圧接位置Xaと当接位置Xbの間隔L
は、搬送方向Fの前方における0〜1ミリメートルの範
囲に設定する。この間隔Lの設定は特に重要であり、次
に、この理由について図4及び図5を参照して説明す
る。
【0023】図4において、実線で示すニップローラ5
は、圧接位置Xaを当接位置Xbに対して搬送方向前方
へ0.5ミリメートルオフセットした場合,点線で示す
ニップローラ5fは、圧接位置Xafを当接位置Xbに
対して搬送方向前方へ10ミリメートルオフセットした
場合,点線で示すニップローラ5rは、圧接位置Xar
を当接位置Xbに対して搬送方向後方へ10ミリメート
ルオフセットした場合をそれぞれ示す。この場合、方向
変換時における券体Tの後端Toの軌跡は図5のように
なる。同図中、Uはニップローラ5の軌跡,Ufはニッ
プローラ5fの軌跡,Urはニップローラ5rの軌跡を
それぞれ示すとともに、理論値をUsで示す。この結
果、圧接位置Xaと当接位置Xbの間隔Lが上述した範
囲、即ち、搬送方向前方へ0〜1ミリメートルの範囲か
ら外れる場合には、いずれも券体Tの前端部がガイドプ
レート33において広げたリリース部33eに当たり、
方向変換不能或いは安定に方向変換させることができな
い。なお、図4中、券体Tfはニップローラ5fにより
方向変換した場合,券体Trはニップローラ5rにより
方向変換した場合をそれぞれ示す。これに対して、圧接
位置Xaと当接位置Xbの間隔Lを搬送方向前方へ0〜
1ミリメートルの範囲に設定した場合には図4中、券体
Tのように、リリース部33eに当たることなく回動変
位し、方向変換に必要となるスペースは幅方向及び搬送
方向F共に最小になるとともに、確実かつ安定に方向変
換される。
【0024】次に、本実施例に係る券体方向変換装置1
の動作について、各図を参照して説明する。
【0025】まず、大型の券体を搬送する場合は、方向
変換することなくそのまま通過させる。この場合、ソレ
ノイドプランジャ35を作動させ、可動アーマチュア3
5mを突出させることにより、規制プレート11を図3
に仮想線で示す非規制位置Prに変位させる。これによ
り、規制プレート11は券体が搬送される搬送面、即
ち、ベルト2Bと3Bの接触面よりも下方に位置すると
ともに、ニップローラ5もベルト3Bの内面から離れた
位置に変位する。このように、ニップローラ5を規制プ
レート11と一体に変位させることにより、大型の券体
は規制プレート11及びニップローラ5に影響されるこ
となく、ガイドプレート32と33にガイドされ、その
まま円滑に搬送路Rを通過する。また、このようにニッ
プローラ5を規制プレート11と一体に変位させる構造
により、ニップローラ5を別途変位させる機構が不要に
なり、構造の簡略化を図れる。
【0026】一方、小型の券体Tを搬送する場合は、9
0゜方向変換する。この場合、ソレノイドプランジャ3
5を作動させ、可動アーマチュア35mを引込ませるこ
とにより、規制プレート11を図3に実線で示す規制位
置Psに変位させる。これにより、規制プレート11は
券体Tに当接可能になるとともに、ニップローラ5はベ
ルト3Bの内面に圧接する。また、小型の券体Tは上下
のベルト2Bと3B間に挟まれて搬送され、一部がベル
ト2Bと3B間から側方に露出するため、券体Tが規制
プレート11の位置まで搬送されれば、露出した券体T
が当該規制プレート11に当接して券体Tの搬送が規制
されるとともに、ベルト2Bと3B間に挟まれた券体T
の部分はベルト搬送機構2,3により前方に搬送される
ため、券体Tは当接位置Xbを支点に90゜回動変位し
て方向が変換される。
【0027】この際、ベルト3Bの内面にはニップロー
ラ5が圧接するため、この圧接力の付加とニップローラ
5の幅Wrをベルト3Bの幅Wbよりも狭くしたことに
より、券体Tを円滑に回動させることができる。また、
ベルト3Bとニップローラ5の圧接位置Xaは、券体T
が券体規制部4に当接する当接位置Xb又はこの当接位
置Xbよりも若干前方に設定されるため、券体Tの回動
開始位置から回動終了位置までの距離は短くなり、券体
Tを方向変換させるスペースは大幅に縮小され、装置全
体の小型化を図ることができる。さらに、券体Tは、常
にベルト2Bと3B間に挟まれて搬送されるため、処理
の確実性及び安定性が確保されることにより信頼性が高
められる。
【0028】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状,数値,数量,位置関係等において、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削
除することができる。
【0029】例えば、ニップローラ5は下側のベルト3
Bの内面に圧接させた場合を例示したが、上側のベルト
2Bの内面に圧接させてもよい。また、ニップローラ5
は必ずしも規制プレート変位機構12により規制プレー
ト11と一体に変位させることを要せず、ニップローラ
5は、常時ベルト3B(2B)に圧接させる場合を排除
するものではない。
【0030】
【発明の効果】このように、本発明に係る発券機の券体
方向変換装置は、券体を上下のベルト間に挟んで搬送す
る上下一対のベルト搬送機構と、ベルト間に挟まれた券
体が通過する搬送路の途中に配し、かつベルト間から露
出した券体に当接して券体の搬送を規制する券体規制部
と、一方のベルトの内面に圧接するニップローラとを備
えるとともに、このニップローラの幅を、ベルトの幅よ
りも狭くし、かつ搬送方向におけるニップローラがベル
トに圧接する圧接位置を、券体が券体規制部に当接する
当接位置又はこの当接位置よりも若干前方に設定してな
るため、次のような顕著な効果を奏する。
【0031】 券体はベルト間に挟まれて搬送される
ため、処理の確実性及び安定性の確保により、信頼性を
高めることができる。
【0032】 ベルトとニップローラの圧接位置は、
券体が券体規制部に当接する当接位置又はこの当接位置
よりも若干前方に設定するため、券体の回動開始位置か
ら回動終了位置までの距離が短くなり、方向変換させる
スペースが大幅に縮小されることにより、装置全体の小
型化を図ることができる。
【0033】 ニップローラの幅をベルトの幅よりも
狭くしたため、券体を円滑に回動させることができる。
【0034】 好適な実施の形態により、ニップロー
ラを券体規制部に備える規制プレートと一体に変位させ
れば、大型の券体を規制プレート及びニップローラに影
響されることなく、円滑に通過させることができるとと
もに、ニップローラを別途変位させる機構が不要にな
り、構造の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る券体方向変換装置の図2
中A−A線断面図、
【図2】同券体方向変換装置の一部断面側面構成図、
【図3】同券体方向変換装置の図2中C−C線断面図、
【図4】同券体方向変換装置の機能説明図、
【図5】同券体方向変換装置による方向変換時における
券体の軌跡の説明図、
【図6】同券体方向変換装置を備える発券機の全体を示
す概要図、
【符号の説明】
1 券体方向変換装置 2 ベルト搬送機構 2B ベルト 3 ベルト搬送機構 3B ベルト 4 券体規制部 5 ニップローラ 11 規制プレート 11r 折曲部 12 規制プレート変位機構 T 券体 M 発券機 R 搬送路 F 搬送方向 Xa 圧接位置 Xb 当接位置 Wr ニップローラの幅 Wb ベルトの幅 Ps 規制位置 Pr 非規制位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平6−87350(JP,U) 実開 平7−73347(JP,U) 実開 昭58−90460(JP,U) 実開 昭58−58670(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07B 11/02 B65H 9/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される券体を90゜方向変換する発
    券機の券体方向変換装置において、券体を上下のベルト
    間に挟んで搬送する上下一対のベルト搬送機構と、前記
    ベルト間に挟まれた券体が通過する搬送路の途中に配
    し、かつ前記ベルト間から露出した券体に当接して当該
    券体の搬送を規制する券体規制部と、一方のベルトの内
    面に圧接するニップローラとを備えるとともに、このニ
    ップローラの幅を、前記ベルトの幅よりも狭くし、かつ
    搬送方向における前記ニップローラが前記ベルトに圧接
    する圧接位置を、券体が前記券体規制部に当接する当接
    位置又はこの当接位置よりも若干前方に設定してなるこ
    とを特徴とする発券機の券体方向変換装置。
  2. 【請求項2】 前記圧接位置は前記当接位置に対して搬
    送方向前方における0〜1ミリメートルの範囲に設定す
    ることを特徴とする請求項1記載の発券機の券体方向変
    換装置。
  3. 【請求項3】 前記券体規制部は、所定の曲率で湾曲さ
    せた折曲部を有するL形の規制プレートを備えることを
    特徴とする請求項1記載の発券機の券体方向変換装置。
  4. 【請求項4】 前記券体規制部は、前記規制プレートを
    券体に当接する規制位置又は券体に当接しない非規制位
    置へ選択的に変位させる規制プレート変位機構を備える
    ことを特徴とする請求項3記載の発券機の券体方向変換
    装置。
  5. 【請求項5】 前記規制プレート変位機構は、前記ニッ
    プローラを支持し、当該ニップローラと前記規制プレー
    トを一体に変位させることを特徴とする請求項4記載の
    発券機の券体方向変換装置。
JP23722798A 1998-08-24 1998-08-24 発券機の券体方向変換装置 Expired - Fee Related JP3316799B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23722798A JP3316799B2 (ja) 1998-08-24 1998-08-24 発券機の券体方向変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23722798A JP3316799B2 (ja) 1998-08-24 1998-08-24 発券機の券体方向変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000067282A JP2000067282A (ja) 2000-03-03
JP3316799B2 true JP3316799B2 (ja) 2002-08-19

Family

ID=17012274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23722798A Expired - Fee Related JP3316799B2 (ja) 1998-08-24 1998-08-24 発券機の券体方向変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3316799B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101018686B1 (ko) 2009-04-13 2011-03-04 주식회사시스테크놀로지 카드 발급기의 방향전환장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000067282A (ja) 2000-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1595710A2 (en) Printer with movable paper guiding element
JPS59165670A (ja) 印刷機
JPH09267952A (ja) 画像記録装置
JP3316799B2 (ja) 発券機の券体方向変換装置
US4722623A (en) Printer and paper insertion device suitable therefor
JPH10193710A (ja) プリンタ
JP3536522B2 (ja) ロール紙給送装置
JP2000086030A (ja) 感光材料搬送装置
JP2000331197A (ja) 発券装置
JP2580668Y2 (ja) カード印字部の送り装置
JPS63246266A (ja) プリンタ
JP3142147B2 (ja) プリンタの紙送り機構
JP2017178492A (ja) 媒体搬送装置及び自動取引装置
JP4754365B2 (ja) プリンタ
JP2816781B2 (ja) シート材積載装置
JPH0569981A (ja) 媒体搬送装置
JPH07237802A (ja) 用紙反転搬送装置の用紙整合装置
JP3778255B2 (ja) 給紙装置
JP2576559B2 (ja) 画像形成装置の用紙搬送装置
JPH1081006A (ja) プリンタ装置の紙送り機構
JPH0733294A (ja) 巻取装置
JP5044474B2 (ja) シート体の搬送機構
WO2017175429A1 (ja) 磁気読取装置及び小切手処理装置
JP2571761Y2 (ja) 連続紙用ガイド装置
JPH02268Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees