JP3316347B2 - 転写媒体を用いた包装システム - Google Patents

転写媒体を用いた包装システム

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JP3316347B2 JP21350795A JP21350795A JP3316347B2 JP 3316347 B2 JP3316347 B2 JP 3316347B2 JP 21350795 A JP21350795 A JP 21350795A JP 21350795 A JP21350795 A JP 21350795A JP 3316347 B2 JP3316347 B2 JP 3316347B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、特定の転写媒体、よ
り詳しくは第2のフイルム包装材がヒートシール又はイ
ンパルスシールによりラミネート状態に密着される商品
の第1のフイルム包装材上に文字やパターンを転写する
転写媒体を使用して、転写した箇所で第2のフイルム包
装材が第1のフイルム包装材と密着を防止し、包装材の
除去などを容易にする包装システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】従来より、食品包装などの分野では商品を
ポリエチレンなどのフィルムで一度包装した後、再度ポ
リエチレンなどのフィルムで包装することが行われてい
る。この場合、二重に包装した包装材を加熱などするこ
とにより二つのフィルムを接着する、いわゆるラミネー
トが行われている。また、ポリエチレンなどのフィルム
で一度包装した後、このフィルムをはがすためにリボン
状のフィルムを所定の位置にラミネート状態に密着され
ることも行われている。
【0003】このように、二つのフィルムをラミネート
状態に密着させるためには、通常ヒートシールやインパ
ルスシールなどの方法が用いられている。ラミネート状
態に密着させる二つのフイルム包装材としては、第1及
び第2のフイルム包装材としてポリエチレンからなるフ
ィルムやリボンが通常用いられている。また、上記第1
及び第2のフイルム包装材は、同種の材料である必要が
あり、同種の材料でない場合にはラミネート状態におけ
る密着性が悪くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
にヒートシールやインパルスシールなどの方法により、
二つのフィルムをラミネート状態に密着させる場合、あ
る部分のみを密着させたり、あるいは逆に特定の部分の
みを密着させないようにすることは困難であった。この
ようなことを実現するために、所望の部分のみを加熱し
ないことも考えられるが、この場合にはラミネートする
機械を変更するなどの措置をとらなければならない。し
かし、このような機械において、加熱しない場所を任意
の所望の場所に変更することは極めて困難であった。
【0005】また、第2のフイルム包装材が密着する第
1のフイルム包装材の表面に、感熱転写材などにより文
字とかパターンを転写することも行われている。この場
合、被転写材である第1のフイルム包装材と転写される
文字とかパターンとの接着性を高めるため、感熱転写材
のインク層や接着層のバインダーなどとして第1のフイ
ルム包装材と接着性を有する材料、特に、第1のフイル
ム包装材と同種の材料を用いることがよく行われてい
る。さらに、第1のフイルム包装材と第2のフイルム包
装材とは、同種の材料であるので、転写された文字など
は、第1のフイルム包装材ばかりでなく、第2のフイル
ム包装材に対しても接着性、特に感熱接着性を有してい
る。そこで、第2のフイルム包装材をラミネート状態に
密着させる際の熱などにより、転写された文字なども第
1のフイルム包装材のほかの部分と同様に第2のフイル
ム包装材とラミネート状態に密着する。文字などを形成
する転写材が接着層を有するものであり、この文字など
が接着層により第1のフイルム包装材に接着されている
とはいえ、文字などを転写する際の熱とかラミネート状
態に密着させる際の熱などより、第1のフイルム包装材
に対して接着性を有する成分が転写された文字などの全
体に分散し、結果として文字などが第2のフイルム包装
材に対しても接着性、特に感熱接着性を有することにな
る。
【0006】本願発明は、このような課題に鑑みてなさ
れたものであって、商品を包装している第1のフイルム
包装材の任意の面上に特定の層構成を有する感熱転写媒
体を使用して文字やパターンを形成し、その商品を第2
のフイルム包装材で包装するか、あるいは文字やパター
を跨ぐように第2のフイルムリボン状物を商品に接着す
ることにより、その部分で両者のラミネート状態での密
着を防止することにより、上記問題を解決する手段を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明で使用する転写媒体は、基材上に剥離層、
中間層及び接着層がこの順に積層されており、前記剥離
層は、第2のフイルム包装材に対して接着性を持たない
層であり、前記中間層は、接着層の成分が剥離層に移行
するのを防止する層であり、前記接着層は、第1のフイ
ルム包装材に対して接着性を有する層であることを特徴
とするものである。すなわち、本願発明は、第1のフィ
ルム包装材で包装された商品にその任意の表面に以下で
規定する転写媒体を用いてパターンを転写し、該パター
ンは転写媒体の接着層によりその商品に接着して転写さ
れるとともに基材より剥離されて形成されるものであ
り、さらに、商品を第1のフィルム包装材と接着性を有
する第2のフィルム包装材で包装して、ついでヒートシ
ールまたはインパルスシールにより両フィルム包装材を
ラミネート状態に密着する包装システムにおいて、前記
転写媒体が、基材上に剥離層,中間層および接着層の順
に積層されたものであり、かつ、前記剥離層は第2のフ
ィルム包装材に対して接着性を持たない層、前記中間層
は接着層の成分が剥離層に移行するのを防止する層、お
よび前記接着層は第1のフィルム包装材に対して接着性
を有する層であることを特徴とする上記包装システムに
関するものであり、また第1のフィルム包装材で包装さ
れた商品にその任意の表面に以下で規定する転写媒体を
用いてパターンを転写し、該パターンは転写媒体の接着
層によりその商品に接着して転写されるとともに基材よ
り剥離されて形成されるものであり、さらに、商品の1
部分を第1のフィルム包装材と接着性を有するフィルム
リボン状物により前記パターンを跨ぐようにヒートシー
ルまたはインパルスシールの手段により密着する包装シ
ステムにおいて、前記転写媒体が、基材上に剥離層,中
間層および接着層の順に積層されたものであり、かつ、
前記剥離層はフィルムリボン状物に対して接着性を持た
ない層、前記中間層は接着層の成分が剥離層に移行する
のを防止する層、および前記接着層は第1のフィルム包
装材に対して接着性を有する層であることを特徴とする
上記包装システムに関するものである。ここで、前記剥
離層は、カルナバワックスを含むことが好ましい。ま
た、前記中間層は、ポリイソシアネートを含むことが好
ましい。さらに、前記接着層は、エチレンアクリル共重
合体及び着色剤を含むことが好ましい。
【0008】また、本願発明で使用する転写媒体は、感
熱転写、感圧転写など従来公知の種々の方法により文字
やパターンを被転写媒体である商品を包装している第1
のフイルム包装材上に形成することができる。特に、感
熱転写媒体として用いるのが好ましい。これは、第1の
フイルム包装材上に確実に文字などを転写することがで
きるとともに、第2のフイルム包装材を第1のフイルム
包装材上にラミネート状態に密着させる際に転写された
文字やパターンが欠けたりすることがないからである。
本願発明でパターンという場合文字、記号などを含むも
のである。
【0009】
【作用】上述の構成をとることにより本願発明で使用す
る転写媒体は、第1のフイルム包装材と接触する接着層
がこのフイルム包装材に対する接着性を有するととも
に、剥離層が第2のフイルム包装材あるいはフイルムリ
ボン状物に対して接着性を有していない。このため、第
1のフイルム包装材に対する接着性と第2のフイルム包
装材やフイルムリボン状物に対する非接着性を両立する
ことができる。すなわち、第1のフイルム包装材上にヒ
ートシールやインパルスシールにより第2のフイルム包
装材やフイルムリボン状物を密着させる場合に、上記文
字やパターンを形成した部分では第1のフイルム包装材
と第2のフイルム包装材などが密着することを防止する
ことができる。
【0010】また、本願発明での転写媒体から被転写体
である第1のフイルム包装材に転写される文字やパター
ンは、接着層により第1のフイルム包装材に確実に接着
すると共に剥離層により基材から確実に分離する。した
がって、鮮明性などの品位に優れた文字やパターンを形
成することができ、第1と第2のフイルム包装材などを
ラミネート状態に密着させたくない所望の部分に確実に
文字やパターンを形成することができる。このように、
第1のフイルム包装材により包装された商品にその任意
の表面に上記の特定の層構成を有する転写媒体により文
字やパターンを転写すると、第2のフイルム包装材でさ
らに包装したり、あるいは文字やパターンを跨ぐように
フイルムリボン状物を接着させた場合に、第2のフイル
ム包装材やフイルムリボン状物と文字やパターンとが密
着していないので、容易に商品の包装材をこの部分から
除去することができるという作用を有する。
【0011】上記剥離層は、基材から確実に剥離し、良
好な文字やパターンを転写可能にすると同時に、転写さ
れた文字やパターンの第2のフイルム包装材やフイルム
リボン状物に対する非接着性を担保する。
【0012】上記中間層は、感熱転写を行った場合や二
つのフイルム包装材を密着させる際の熱などにより、接
着層中の第1のフイルム包装材に対する接着性を有する
物質が第2のフイルム包装材と接触する剥離層に混入な
いし移行し、剥離層の非接着性が劣化するのを確実に防
止する。
【0013】上記接着層は、文字やパターンを転写する
場合に、その文字やパターンが被転写体である第1のフ
イルム包装材に確実に転写され、かつ、二つのフイルム
包装材を密着させる際の熱などによって文字やパターン
が第1のフイルム包装材から剥離することを防止する。
【0014】本願発明で使用する転写媒体に用いられる
基材としては、従来公知の種々の材料を使用することが
でき、例えば、グラシン紙、トレーシングペーパー、コ
ンデンサーペーパー等の薄葉紙、ポリエステルフィル
ム、ポリイミドフィルム、ポリカーボネートフィルムな
どの合成樹脂フィルムなどを使用することができる。特
に、ポリエステルフィルムを好適に使用することができ
る。基材の厚みはポリエチレンテレフタレートフィルム
を用いた場合3〜50μmが好ましく、特に、3〜20
μmであることが好ましい。また、基材は、一つの層よ
りなっていても、あるいは二層以上となっていてもよ
く、この場合、異なる材料により構成されたものであっ
てもよい。さらに、基材のサーマルヘッドにさらされる
側は、特に耐熱処理などの処理をしておくことが望まし
い。
【0015】剥離層の材料としては、従来より剥離性を
有する従来公知の種々の材料を使用することができる。
例えば、カルナバワックス、マイクロワックス等の天然
あるいは合成のワックス類などの滑材、ステアリン酸な
どの高級脂肪酸、ステアリルアルコールなどの高級アル
コール、脂肪酸の低級アルコールエステルなどのエステ
ル類、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミドなどの
脂肪酸アミド類、塩素化パラフィン、ポリエステルやポ
リスチレン、ポリアミド等の樹脂、各種エラストマー等
があげられ、これらを単独または2種以上を混合したも
のも使用できる。特に、滑剤として、カルナバワックス
を添加することが好ましい。この剥離層にはさらに必要
に応じてシリカ、炭酸カルシウム等の添加剤を添加して
もよい。
【0016】中間層の材料としては、転写時の熱や衝
撃、第1と第2のフイルム包装材をラミネート状態に密
着させるとこの熱や衝撃により接着層の材料が剥離層中
に移行することを妨げるものであり、第2のフイルム包
装材あるいはフイルムリボン状物に接着性を有さないも
のであれば、特に制限なく使用することができる。例え
ば、ポリイソシアネート、ポリエステル樹脂、アクリル
樹脂などを単独、あるいは2種類以上混合して使用する
ことができる。特に、ポリイソシアネートを添加するこ
とが好ましい。その他、必要に応じて充填剤などを添加
してもよい。
【0017】接着層の材料としては、感熱転写材や感圧
転写材で被転写物に対する接着材料として従来公知の材
料を使用することができる。例えば、感熱転写材におい
て接着材料として用いられるエチレンビニルアルコー
ル、ロジン、エポキシ樹脂、エチレンアクリル共重合
体、スチレンアクリル共重合体等を単独または2種類以
上混合して用いることができる。第1のフイルム包装材
がポリエチレンである場合、ポリエチレンと熱接着性、
接着性が良好なエチレンアクリル共重合体、ポリエチレ
ン系樹脂などを用いることが好ましい。特に、エチレン
アクリル共重合体を用いることが好ましい。また、その
他、必要に応じて可塑剤、充填剤、着色剤等を添加して
もよい。着色剤は、剥離層、中間層及び接着層のいずれ
にも添加してもよいが、特に接着層に添加することが好
ましい。
【0018】本願発明を図面を使用して以下に説明す
る。図1は、本願発明の転写媒体を示す断面図である。
この転写媒体は、感熱転写媒体(A)であり、基材
(1)上に、剥離層(2)、中間層(3)、接着層
(4)がこの順に積層されている。図2は、容器(D)
を包むフィルム(B)上に、転写媒体(A)を用いて、
パターン(A1)を形成し、そのフィルム(B)上に上
記パターン(A1)より幅の狭いリボン状のフィルム
(C)を、パターン(A1)を横切るようにヒートシー
ルした状態を示す斜視図である。図3は、その要部であ
る。パターン(A1)が形成された部分においては、リ
ボン状のフィルム(C)はそのパターン(A1)に密着
しない。これは、リボン状のフィルム(C)と向き合う
パターン(A1)の表面は剥離層(2)であり、剥離層
(2)は第2のフイルム包装材であるリボン状のフィル
ム(C)に接着性を有していないためである。フィルム
(B)に感熱接着する接着層(4)は、リボン状のフィ
ルム(C)に対しても接着性を有する。これは、フィル
ム(B)とリボン状のフィルム(C)が同種の材料によ
り形成されているからである。パターン(A1)を感熱
転写するときの熱、およびリボン状のフィルム(C)を
ヒートシールするときの熱などによっても、接着層
(4)に含まれる材料は、中間層(3)の存在により、
剥離層(2)に混入することがない。したがって、上記
剥離層(2)とリボン状のフィルム(C)が密着するお
それはない。
【0019】以上のように、図2に示すように容器
(D)を包装するフィルム(B)上にパターン(A1)
が形成された所定部分を除いてリボン状のフィルム
(C)をヒートシールなどの方法によりラミネート状態
に密着させることができる。この場合、パターン(A
1)が形成された所定部分以外の場所ではリボン状のフ
ィルム(C)が上記フィルム(B)に密着しているの
で、上記パターン(A1)の部分で、上記リボン状のフ
ィルム(C)をつかんで引っ張ることにより、容器
(D)を包装しているフィルム(B)を容器(D)から
簡単にはがすことができる。
【0020】以下に、塗布液の製造、転写媒体の製造お
よび評価試験を示す。 [塗布液の製造] 転写媒体を製造するにあたり、剥離層用の塗布液、中間
層用の塗布液および接着層用の塗布液の3種類の塗布液
を製造した。 1.剥離層用の塗布液 カルナバワックス18重量部とポリアミド樹脂3重量部
を、トルエン160重量部およびIPA60重量部の混
合溶媒に溶解した後、分散して剥離層用の塗布液を製造
した。 2.中間層用の塗布液 芳香族イソシアネート30重量部を酢酸エチル100重
量部に溶解して中間層用の塗布液を製造した。 3.接着層用の塗布液 スチレン・アクリル共重合体の30wt.%エマルジョ
ン100重量部、赤色顔料20重量部、カルナバワック
スの40wt.%エマルジョン30重量部、スチレンブ
タジエンゴムの20wt.%エマルジョン6重量部を、
水70重量部とIPA100重量部との混合溶媒に分散
して接着層用の塗布液を製造した。
【0021】[転写媒体の製造] 基材として10μmのポリエチレンテレフタレート(P
ET)フィルムを使用して、この基材上に剥離層用の塗
布液を3.0g/m の割合で塗布し、乾燥させてフ
ィルム上にまず剥離層を形成した。ついで、中間層用の
塗布液を形成した剥離層上に、1.0g/m の割合
で塗布し、乾燥させて中間層を形成した。そして、この
中間層上にさらに接着層用の塗布液を1.5g/m
の割合で塗布し、乾燥させて接着層を形成して目的とす
る転写媒体を製造した。
【0022】[評価試験] 上述のようにして製造した転写媒体を用いて、ポリエチ
レンフィルム上に縦横それぞれ2cmとなるような面積
に感熱転写を施した。ついで、幅1cmのポリエチレン
リボンを上記転写部分を横切るようにポリエチレンフィ
ルムにヒートシールによりラミネートした。
【0023】その結果、ポリエチレンリボンのラミネー
トされている状態を解析したところ、感熱転写部分を横
切る部分では、フィルムとリボンとは完全に分離した状
態であったが、それ以外の部分ではリボンはポリエチレ
ンフィルムにラミネート状態に密着されて、一体となっ
ていた。
【0024】
【効果】以上のように、本願発明によれば、第1のフイ
ルム包装材で包装された商品の包装材上に特定の層構成
を有する転写媒体を用いて文字やパターンなどを確実に
転写することができ、第2のフイルム包装材やフイルム
リボン状物を上記第1のフイルム包装材上にヒートシー
ルやインパルスシールによりラミネート状に密着させた
場合でも上記文字やパターンなどが転写された部分で
は、第1のフイルム包装材と第2のフイルム包装材やフ
イルムリボン状物とは密着しない。このため、密着しな
い箇所をひっぱることにより包装材を商品から容易に取
り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の転写媒体を示す断面図であり、基
材(1)上に、剥離層(2)、中間層(3)、接着層
(4)がこの順に積層されている。
【図2】 容器(D)を包むフィルム(B)上に、転写
媒体(A)を用いて、パターン(A1)を形成し、その
フィルム(B)上に上記パターン(A1)より幅の狭い
リボン状のフィルム(C)を、パターン(A1)を横切
るようにヒートシールした状態を示す斜視図である。
【図3】 図2の要部断面図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−16547(JP,A) 特開 平7−68954(JP,A) 特開 平6−248495(JP,A) 特開 平6−312510(JP,A) 特表 平2−503415(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/40 B41M 5/03 B41M 5/124 B65D 65/02 B65D 75/68

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のフィルム包装材で包装された商品
    にその任意の表面に以下で規定する転写媒体を用いてパ
    ターンを転写し、該パターンは転写媒体の接着層により
    その商品に接着して転写されるとともに基材より剥離さ
    れて形成されるものであり、さらに、商品を第1のフィ
    ルム包装材と接着性を有する第2のフィルム包装材で包
    装して、ついでヒートシールまたはインパルスシールの
    手段により両フィルム包装材をラミネート状態に密着す
    る包装システムにおいて、 前記転写媒体が、基材上に剥離層,中間層および接着層
    の順に積層されたものであり、かつ、前記剥離層は第2
    のフィルム包装材に対して接着性を持たない層、前記中
    間層は接着層の成分が剥離層に移行するのを防止する
    層、および前記接着層は第1のフィルム包装材に対して
    接着性を有する層であることを特徴とする上記包装シス
    テム。
  2. 【請求項2】 第1のフィルム包装材で包装された商品
    にその任意の表面に以下で規定する転写媒体を用いてパ
    ターンを転写し、該パターンは転写媒体の接着層により
    その商品に接着して転写されるとともに基材より剥離さ
    れて形成されるものであり、さらに、商品の1部分を第
    1のフィルム包装材と接着性を有するフィルムリボン状
    物を前記パターンを跨ぐようにヒートシールまたはイン
    パルスシールの手段により密着する包装システムにおい
    て、 前記転写媒体が、基材上に剥離層,中間層および接着層
    の順に積層されたものであり、かつ、前記剥離層はフィ
    ルムリボン状物に対して接着性を持たない層、前記中間
    層は接着層の成分が剥離層に移行するのを防止する層、
    および前記接着層は第1のフィルム包装材に対して接着
    性を有する層であることを特徴とする上記包装システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記転写媒体の剥離層がカルナバワック
    スを含むものを使用することを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の包装システム。
  4. 【請求項4】 前記転写媒体の中間層がポリイソシアネ
    ートを含むものを使用することを特徴とする請求項1な
    いし3記載の包装システム。
  5. 【請求項5】 前記転写媒体の接着層がエチレンアクリ
    ル共重合体および着色剤を含むものを使用することを特
    徴とする請求項1ないし4記載の包装システム。
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