JP3316135B2 - 2次元cadシステムにおける部品干渉チェック方法 - Google Patents

2次元cadシステムにおける部品干渉チェック方法

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JP3316135B2 JP16347396A JP16347396A JP3316135B2 JP 3316135 B2 JP3316135 B2 JP 3316135B2 JP 16347396 A JP16347396 A JP 16347396A JP 16347396 A JP16347396 A JP 16347396A JP 3316135 B2 JP3316135 B2 JP 3316135B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次元CADシス
テムにおいて、3角法3面図の作画手法(平面ビュー、
正面ビュー、及び側面ビューなど設計対象の機器を見る
方向を作画象限に分けて形状定義する手法)で作成され
た組立図、構造図など複数の部品データから構成される
図面データに対して、部品データ同士が干渉しているか
否かをチェックする部品干渉チェック方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の2次元CADシステムの
ハードウェア外観図である。
【0003】図3(a)〜(c)は、図2中の組立図図
面データを示す図である。
【0004】従来の2次元CADシステム1は、機械製
図法で定められた2角方3面図で設計機器の組立図図面
データ1−2を表示ディスプレイ1−1に表現する。設
計者は、2次元CADシステム1と対話形式で設計条件
を入力することでその設計結果を組立図図面データ1−
2として表示させている。
【0005】しかし、2次元CADシステム1は、3次
元CADシステムと異なりデータベースにZ座標を持た
ない(X,Y座標で構成する)ため、組立図図面データ
1−2を表示ディスプレイ1−1に表現するためには、
図3(a)〜(c)に示すように平面ビュー、正面ビュ
ー、側面ビューと設計対象機器を見る方向を作画象限に
分けて各部品の形状を線画入力している。
【0006】よって、各作画象限に描かれた線画データ
は作画象限間でなんら従属関係がないため、2次元CA
Dシステム1では、部品を形成している要素といった認
識はない。
【0007】従って、表示ディスプレイ1−1上に表現
された設計対象機器の図面データから各部品同士が干渉
しているか否かは、2次元CADシステム1では、判断
することができず、人間系の判断(各作画象限に描かれ
た部品の組立図図面データ1−2から、部品を立体イメ
ージし、他の部品との前後、左右関係を考慮して干渉問
題を判断)に頼らざるを得なかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
2次元CADシステムにおける部品干渉チェック方法
では、以下のような課題があった。
【0009】上述したように、従来の2次元CADシス
テムでは、部品干渉問題のチェックが人間系の判断に
頼らざるを得ないため、適格かつ、正確に干渉問題を判
断することができず、多々部品同士が干渉しあい、結果
として再設計、再制作となって多くの仕損費計上を余儀
なくされていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、2次元CADシステムにおける部品干渉
チェック方法において、入力手段により部品を構成する
図形要素の座標列を入力し、該当する表示ディスプレイ
の領域に前記図形要素を表示して図形データを3角法3
図面の作図手法を用いて作成する図形生成処理と、1つ
の部品を構成する全ての前記図形要素を1つのグループ
として設定するグループ設定処理と、前記3図面を構成
する平面ビュー、正面ビュー、及び側面ビューの作図象
限を区切る仕切り線の座標位置を定義して、該仕切り線
を前記表示ディスプレイに表示する象限分割処理と、部
品干渉チェック処理と、を行う。 前記部品干渉チェック
処理では、部品干渉チェックを行うために2つの部品の
様々な配置パターンについて、前記2つの部品の配置パ
ターンに関する情報を複数の2つの部品について予めパ
ターンデータベースに登録しておき、前記グルー プ設定
処理により設定された2つのグループについて、前記仕
切り線の座標位置に基づき、前記平面ビュー、前記正面
ビュー、及び前記側面ビューのそれぞれにおいて、前記
パターンデータベースに登録された配置パターンに関す
る情報と照合して、前記2つのグループに対応する部品
が干渉するか否かを判別し、該判別結果を前記表示ディ
スプレイ又はファイルに出力する。
【0011】特に、前記部品干渉チェック処理では、前
記2つの部品の配置パターンに関する情報として、前記
2つの部品パターンの前記平面ビュー、前記正面ビュ
ー、及び前記側面ビューのそれぞれにおける交点の有無
及び交点の数と、前記平面ビュー、前記正面ビュー、又
は前記側面ビューの何れかにおいて一方の部品パターン
が他方の部品パターンに包含されるか否かを示す包含の
有無と、前記部品干渉チェックパターンの3図面とを前
記パターンデータベースに予め登録しておく。そして、
前記交点の有無の情報だけでは部品干渉の判別ができな
い場合は、前記交点の数により部品干渉の判別を行い、
前記交点の有無及び前記交点の数の情報だけでは部品干
渉の判別ができない場合は、前記包含の有無により部品
干渉の有無を判別する。
【0012】以上のように本発明を構成したので、表示
ディスプレイ上で象限を分割する仕切り線を設け、1つ
の部品の3面図の要素を1つのグループに設定して、2
つの部品の要素間の交点を象限毎に算出し、予めパター
ンデータベースに登録しておいた部品干渉チェックパタ
ーンと照合されて部品干渉の有無が判定される。特に、
部品干渉チェック処理については、2つの部品の配置パ
ターンについて、2つの部品パターンの交点の有無、交
点の数、包含の有無、及び部品干渉チェックパターンの
3図面を、予めパターンデータベースに登録しておく。
そして、先ず、交点の有無により部品干渉の判別が行わ
れ、判別不可のときには、交点の数により部品干渉の判
別が行われ、判別不可のときには、包含の有無から部品
干渉の有無が判別される。この判別結果は、表示ディス
プレイ又はファイルに出力される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
2次元CADシステムの構成図である。
【0014】この2次元CADシステムは、図形生成ツ
ール11、グループ設定ツール12、象限分割ツール1
3、部品干渉チェックツール14、図形データベース1
5、及びパターンデータベース16により構成されてい
る。
【0015】図4は、図1の2次元CADシステムのハ
ードウェア外観図である。
【0016】図4に示すように、図1の2次元CADシ
ステム10は、表示ディスプレイ10−1に作画象限
(平面ビュー、正面ビュー、側面ビュー)を区切る仕切
り線10−2を設け、表示ディスプレイ10−1に線画
入力された複数の部品データで構成された機器の組立図
図面データ10−3の平面ビュー、正面ビュー、側面ビ
ューが区別されて認識される。
【0017】図形生成ツール11は、タブレット、マウ
ス、キーボードなどの入力手段により線画データを入力
して、表示ディスプレイ10−1に組立図図面データ1
0−3を表示し、図形データベース15に組立図図面デ
ータ10−3の図形要素を記録するソフトウェアツール
である。
【0018】グループ設定ツール12は、表示ディスプ
レイ10−1に表示された組立図図面データ10−3の
1つの部品を構成する複数個の図形要素を1グループと
して設定し、このグループにグループ設定情報(例え
ば、部品番号や部品名称など)をオペレータの指示に従
って付与して、付与したグループ設定情報及びグループ
を構成する要素図形(例えば、グループ設定情報から図
形要素にリンクポインタを張る)を図形データベース1
5に登録するソフトウェアツールである。
【0019】象限分割ツール13は、表示ディスプレイ
10−1内の平面ビュー、正面ビュー、側面ビューの各
象限を区切るための仕切り線10−2をシステム独自あ
るいはオペレータの線図入力により定義して、表示ディ
スプレイ10−1内に組立図図面データ10−3を構成
する線画要素と区別するために、線色と線種とを組み合
わせて、オペレータ及びCADシステム10が識別でき
るように設定し、仕切り線10−2を図面データベース
15に登録するソフトウェアツールである。
【0020】部品干渉チェックツール14は、部品間が
干渉しているか否かを判別して、干渉していれば、該当
する箇所をハイライトしてオペレータに警告するソフト
ウェアツールである。
【0021】図形データベース15は、組立図図面デー
タ10−3の要素の座標列や要素の種別(例えば、ライ
ンやアークなど)、グループ設定情報、及び切り線1
0−2の座標位置を記憶するファイルである。
【0022】パターンデータベース16は、2つの部品
の様々な配置パターンについて、配置パターンで2つの
部品が干渉するか否かを示す情報を様々な2つの部品に
ついて登録しておいたファイルである。
【0023】図5及び図6は、パターンデータベース
(その1及びその2)を示す図であり、干渉チェックパ
ターンの一例を示している。
【0024】図5及び図6に示すように、パターンデー
タベース16には、2つの部品の配置パターンについ
て、2つの部品パターンが平面ビュー、正面ビュー、及
び側面ビューのそれぞれにおける交点の有無、交点の
、平面ビュー、正面ビュー、側面ビューのいずれか
において、一方の部品パターンが他方の部品パターンに
包含されるか否かを示す包含の有無と、干渉チェックパ
ターンの3面図(平面ビュー、正面ビュー、側面ビュ
ー)と、干渉の有無の判定結果とが登録されている。
【0025】ケース1は、下の部品により小さな部品が
上方に離間して配置された干渉チェックパターンであ
り、平面ビュー、正面ビュー、及び側面ビューには、交
点(無,無,無)、交点の数が(0,0,0)、包含有
(平面図で下の部品が上の部品を包含するため)、干渉
無しと登録されている。
【0026】ケース3は、下の部品上に小さい部品が接
触している干渉チェックパターンであり、ケースは、
下の部品の左の辺の上方に離間してもう1つの部品の右
の辺が配置され干渉しない干渉チェックパターンであ
り、これらの2つのケース3,7は、平面ビュー、正面
ビュー、側面ビューにおける交点の有無が、(無,有,
有)となっている。
【0027】ケース3とケースは、交点の有無の情報
だけでは、部品干渉の有無の判別は出来ないので、交点
の数により干渉チェックパターンを区別することにな
る。ケース3は、交点の数が(0,2,2)であり、ケ
ース7は、(0,2,4)であり、交点の数により、干
渉の有無の判別が可能となる。
【0028】同様に、ケース4とケース13は、とも
に、交点が(有,有,有)であるが、交点の数は、ケー
ス4の場合が(2,2,2)、ケース13の場合が
(2,4,4)となっており、交点の数により干渉の有
無の判別が可能となっている。
【0029】さらに、ケース11とケース12は、交点
が(有,無,有)、交点の数が(2,0,2)となって
おり、交点の有無の情報及び交点の数の情報だけでは、
部品干渉の有無の判別は出来ないので、包含の有無によ
り干渉チェックパターンを区別することになる。ケース
11の場合は、包含有、ケース12の場合は、包含無で
あり、包含の有無により、干渉の有無の判別が可能とな
る。
【0030】以下、本発明の実施形態の2次元CADシ
ステム10における部品干渉チェック方法(a)〜
(d)について説明する。
【0031】(a) 図形生成処理 図形生成ツール11は、オペレータがタブレットなどの
入力手段により部品の要素図形の種別(例えば、ライン
やアークなど)及び図形の座標列を入力すると、表示デ
ィスプレイ10−1の該当する領域に図形要素を表示す
るとともに、図形データベース15に要素図形の種別及
び座標列を記憶し、組立図図面データ10−3を作成す
る。
【0032】(b) グループ設定処理 図7(a),(b)は、グループ設定処理を示す図であ
る。
【0033】表示ディスプレイ10−1に表示されたグ
ループ設定メニューをオペレータが選択すると、グルー
プ設定ツール12が起動される。グループ設定ツール1
2は、オペレータが1つの部品の平面ビュー、正面ビュ
ー、側面ビューに定義された図形要素を1グループとし
て選択すると、選択された各図形要素が1つのグループ
に属するものと認識してゆく。
【0034】1つの部品の図面データが図7(a)に示
すように定義されていたとすると、オペレータにより、
これらの平面ビュー、正面ビュー、側面ビューに定義さ
れた図形要素が1つずつ選択されて、1つのグループが
定義される。
【0035】そして、グループ設定ツール12は、オペ
レータが1つのグループに対して、グループ設定情報
(例えば、部品番号と部品名称)を指定すると、部品番
号、部品名称及びオペレータにより選択された図形要素
にリンクポインタを張っていき、図形データベース15
に記憶する。
【0036】図7(a)に示す部品が部品番号3PP1
032−1234、部品名称が取付板であれば、これら
のグループ設定情報が図形データベース15に書き込ま
れるともに、このグループを構成する要素図形がリン
クポインタにより表される。
【0037】(c) 象限分割処理 象限分割ツール13は、表示ディスプレイ10−1に平
面ビュー、正面ビュー、側面ビューの作画象限を区切る
ための仕切り線10−2を定義(オペレータの線画入力
又はシステム独自で決めておいて位置)して、表示ディ
スプレ10−1に線色と線種を組み合わせて2次元C
ADシステム10が識別できるように設定し、この仕切
り線10−2の位置情報を図面データベース15に記憶
する。
【0038】(d) 部品干渉チェック 図8は、部品干渉チェックを示すフローチャートであ
る。
【0039】以下、図8を参照しつつ、部品干渉チェッ
ク(d1)〜(d5)の説明をする。
【0040】(d1) 部品外形抽出処理 ステップS1において、図形データベース15から各グ
ループに属する図形の要素の座標値を読み出してゆき、
要素の種別、始点の座標、終点の座標、中心(アークな
どの場合)の座標をテンポラリデータ21としてファイ
ルに書き込んでゆく。
【0041】そして、複数の図形要素で図形が閉じる
と、閉じた図形の図形要素から最大外形の情報(最小の
X座標、最小のY座標、最大のX座標、最大のY座標)
をテンポラリデータ21としてファイルに書き込んでゆ
く。
【0042】(d2) 作画象限認識処理 ステップS2において、仕切り線10−2の座標を図形
データベース15から読み出して、仕切り線10−2の
座標値により、グループ毎にテンポラリデータ21が平
面ビュー、正面ビュー、及び側面ビューのいずれに属す
るかを判別して、テンポラリデータ21に作画象限の情
報を付加する。
【0043】さらに、最大外形の座標のテンポラリデー
タ21が平面ビュー、正面ビュー、及び側面ビューのい
ずれに属するかを判別して、テンラリデータ21の情
報に付加する。
【0044】図9(a),(b)は、部品外形抽出処理
及び作画象限認識処理の処理結果を示す図である。
【0045】図9(a)に示すように、例えば、図形要
素がLIN(ライン)であり、始点が(0,0)、終点
が(100,0)であるとすると、このラインの座標値
と仕切り線10−2の座標値との比較により、平面ビュ
ーに属すると判断され、作画象限が平面ビューと設定さ
れる。
【0046】図9(b)に示すように、グループに属す
る1つの部品の最大外形(閉じた図形の最大外形)につ
いて平面ビュー(TV)、正面ビュー(FV)、及び側
面ビュー(SV)毎に最大外形の座標値が得られる。
【0047】(d3) 交点検査処理 ステップS3において、ステップS1及びS2で抽出し
た2つの部品の外形情報から、各象限毎に部品の外形線
同士を重ね合わせて、交点があるか否かを検査する。そ
して、交点がある場合は、外形を構成する全ての要素図
形について、要素図形間の交点を算出し、各象限毎に交
点の有無、交点の座標値、交点の数を算出し、2つの部
品パターンの各象限における包含有無を判別し、テンポ
ラリデータ22としてファイルに書き込む。これらの交
点の検査を2つの部品の全ての組み合わせについて行
う。
【0048】図10は、組立図図面データの一例を示す
図であり、部品番号3PP1032−1234と3QS
1001−8001が正面ビュー及び側面ビューで交点
を持つ場合を示している。
【0049】図11は、図10の組立図図面データの交
点検査処理の処理結果を示す図である。
【0050】図11に示すように、図10に示す組立図
図面の場合、部品番号3PP1032−1234、3Q
S1001−8001は、正面ビュー、側面ビューにお
いてそれぞれ2つの交点があり、平面ビューにおいて包
含されているので、平面ビュー、正面ビュー、及び側面
ビューにおける交点の座標と交点の数、及び包含の有が
テンポラリデータ22として、ファイルに書き込まれ
る。
【0051】(d4) 部品干渉判定処理 ステップS4において、2つの部品のテンポラリデータ
22をファイルから読み出して、平面ビュー、正面ビュ
ー、及び側面ビューにおける交点の有無、交点の数、包
含の有無の情報とパターンデータベース16のチェック
パターンとを照合して、2つの部品の配置パターンに対
応するチェックパターンを求めて、このチェックパター
ンの干渉の有無の情報により2の部品の配置パターン
の干渉の有無を判断する。そして、これを全ての2つの
部品パターンの組み合わせについて行う。
【0052】図10に示す部品番号3PP1032−1
234と3QS1001−8001との配置パターンで
あれば、平面ビュー、正面ビュー、及び側面ビューの交
点有無が(無,有,有)、交点の数が(0,2,2)、
包含有である。そのため、対応するチェックパターン
は、図5のケース3に該当することが分かり、このチェ
ックパターンは、干渉有りと設定されているので、干渉
有りと判断する。
【0053】(d5) 判定結果表示処理 ステップS5において、干渉有りと判別された2つの部
品については、その2つの部品の部品番号と部品名称と
干渉している旨のメッセージを表示ディスプレ10−
1にキャラクタ表示し、また干渉点として交点座標値に
2次元CADシステム10の作画要素で点要素を生成し
てハイライト表示させる。
【0054】図12(a)〜(c)は、判定結果表示処
理を示す図である。
【0055】図12(a)〜(c)に示すように、2つ
の部品番号3PP1032−1234と3QS1001
−8001とが干渉しているとすると、部品番号3PP
1032−1234と3QS1001−8001及び部
品名称取付板とPCM基板、干渉している旨のメッセー
ジ(「以下の部品が干渉しています。構造を確認して下
さい」)、干渉部分である交点をハイライト表示する。
【0056】これに従って、オペレータは、干渉してい
る部品を再配置するなどの設計変更を行う。そして、部
品干渉チェックが終了して組立図図面データ10−3が
完成すると、この図面データをプロッタなどに出力し、
組立用、加工用の3面図として使用する。
【0057】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、従来人間系の判断によって干渉問題を判断していた
ものが、2次元CADシステム10内にチェック機能を
持たせる事で正確に判断することができる。また、部品
干渉した際は、干渉した箇所が表示ディスプレイ10−
1を通じて設計者に表示されるため、適確に、またすば
やく設計変更が可能となる。
【0058】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず種々の変形が可能である。その変形例としては、例え
ば次のようなものがある。
【0059】上記実施形態では、部品の干渉チェックは
対話的に行う場合を説明したが、バッチ的に行ってもよ
い。バッチ的に行う場合の処理内容は、対話的に行う場
合と部品干渉判定処理までは同じであり、判定結果表示
処理において、干渉部品に関する情報を表示ディスプレ
イ10−1ではなく、ファイルに書き込むようにすれば
よい。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、部品干渉チェック処理において、交点の有無の情
報だけでは部品干渉の判別ができない場合は、交点の数
により部品干渉の判別を行うことができ、更に、交点の
有無及び交点の数の情報だけでは部品干渉の判別ができ
ない場合にも、包含の有無により部品干渉の有無の判別
が可能となる。従って、部品の干渉を自動的にかつ的確
に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の時の2次元CADシステムの構成図で
ある。
【図2】従来の2次元CADシステムのハードウェア外
観図である。
【図3】図2中の組立図図面データを示す図である。
【図4】図1の2次CADシステムのハードウェア外
観図である。
【図5】パターンデータベース(その1)を示す図であ
る。
【図6】パターンデータベース(その2)を示す図であ
る。
【図7】グループ設定処理を示す図である。
【図8】部品干渉チェックを示すフローチャートであ
る。
【図9】部品外形抽出処理及び作画象限認識処理の処理
結果を示す図である。
【図10】組立図図面データの一例を示す図である。
【図11】図10の組立図図面データの交点検査処理結
果を示す図である。
【図12】判定結果表示処理を示す図である。
【符号の説明】
10 2次元CADシス
テム 10−1 表示ディスプレイ 10−2 切り線 10−3 組立図図面データ 11 図形生成ツール 12 グループ設定ツー
ル 13 象限分割ツール 14 部品干渉チェック
ツール 15 図形データベース 16 パターンデータベ
ース

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力手段により部品を構成する図形要素
    の座標列を入力し、該当する表示ディスプレイの領域に
    前記図形要素を表示して図形データを3角法3図面の作
    図手法を用いて作成する図形生成処理と、 1つの部品を構成する全ての前記図形要素を1つのグル
    ープとして設定するグループ設定処理と、 前記3図面を構成する平面ビュー、正面ビュー、及び側
    面ビューの作図象限を区切る仕切り線の座標位置を定義
    して、該仕切り線を前記表示ディスプレイに表示する象
    限分割処理と、 部品干渉チェックを行うために2つの部品の様々な配置
    パターンについて、前記2つの部品の配置パターンに関
    する情報を複数の2つの部品について予めパターンデー
    タベースに登録しておき、前記グループ設定処理により
    設定された2つのグループについて、前記仕切り線の座
    標位置に基づき、前記平面ビュー、前記正面ビュー、及
    び前記側面ビューのそれぞれにおいて、前記パターンデ
    ータベースに登録された配置パターンに関する情報と
    合して、前記2つのグループに対応する部品が干渉する
    か否かを判別し、該判別結果を前記表示ディスプレイ又
    はファイルに出力する部品干渉チェック処理と、 を行う2次元CADシステムにおける部品干渉チェック
    方法であって、 前記部品干渉チェック処理では、 前記2つの部品の配置パターンに関する情報として、前
    記2つの部品パターンの前記平面ビュー、前記正面ビュ
    ー、及び前記側面ビューのそれぞれにおける交点の有無
    及び交点の数と、前記平面ビュー、前記正面ビュー、又
    は前記側面ビューの何れかにおいて一方の部品パターン
    が他方の部品パターンに包含されるか否かを示す包含の
    有無と、前記部品干渉チェックパターンの3図面とを前
    記パターンデータベースに予め登録しておき、 前記交点の有無の情報だけでは部品干渉の判別ができな
    い場合は、前記交点の数により部品干渉の判別を行い、
    前記交点の有無及び前記交点の数の情報だけで は部品干
    渉の判別ができない場合は、前記包含の有無により部品
    干渉の有無を判別する ことを特徴とする2次元CADシ
    ステムにおける部品干渉チェック方法。
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