JP3315764B2 - ズームレンズのフォーカシング方式 - Google Patents

ズームレンズのフォーカシング方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はズームレンズに関し、特
に変倍系の一部または、該変倍系よりも像面側にある少
なくとも一部のレンズ群でフォーカスを行うようにした
所謂インナーフォーカス方式や、リヤフォーカス方式を
採用したズームレンズに関するものであり、ビデオカメ
ラやスチルカメラ等のズームレンズのフォーカシングを
簡易な構成で迅速に行うものである。
【0002】
【従来の技術】従来のズームレンズでのフォーカシング
は、前玉繰り出し方式が用いられることが多かった。前
玉繰り出し方式では、フォーカシングがズーム状態に関
係しないため、フォーカシング機構は極めてシンプルで
ある。しかし、広角域を含むズームレンズの場合前玉繰
り出し方式では、物体距離が近くなるほど、フィルター
径及び前玉径を大きくしておかなければ周辺光量の確保
ができなくなる。このため、前玉繰り出しにともなう大
きな収差変動とあいまって最短撮影距離を短くすること
が困難であった。
【0003】この問題に対して特開昭58−20241
6号公報では、フォーカシング群の同じ移動量で、各焦
点距離において像点が焦点深度内に収まるようなインナ
ーフォーカス方式を行っている。しかし、パワー配置が
極端に制限されるため、前玉径の増大やレンズ系全体の
大型化を招く問題点がある。
【0004】また、特開昭64−35515号公報や特
開昭64−35516号公報では、変倍用レンズ群の移
動軌跡を最適化することにより変倍用のカムがフォーカ
ス用のカムを兼用し、無限遠物体から至近距離物体に至
るまでの各ズーム位置のピント移動が許容範囲となるよ
うに補正している。この方式は機構上簡素化され有利で
あるが、光学的パワー配置が極端に制限され、ズーミン
グのスムーズさを優先した場合、光学性能を犠牲にしな
ければならなかった。
【0005】特開平3−235908号公報では、フォ
ーカスレンズの移動用のフォーカス曲線と変倍の際のフ
ォーカスレンズのピント変動補正用の変動補正用曲線の
2つの曲線を設定し、変倍に伴うピント変動を補正して
いる。この方式では、光学的パワー配置に対する制約が
少ないので優れた光学性能が実現でき、前記の特開昭5
8−202416号公報、特開昭64−35515号公
報、特開昭64−35516号公報に比べ進んだ方式を
開示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】広角域を含むズームレ
ンズにおいて、変倍系の一部または、該変倍系よりも像
面側にある少なくとも一部のレンズ群でフォーカスを行
うようにした所謂インナーフォーカス方式や、リヤフォ
ーカス方式は前玉径のコンパクト化や撮影距離を短くで
きるなどの利点がある。しかし、ピント合わせをした後
にズーミングをするとピントが移動するという問題を解
決しなければならない。本発明は、フォーカスレンズの
移動用の変倍フォーカス曲線とフォーカスによるピント
変動補正用の曲線の二つの曲線を適切に設定することに
より、光学性能を劣化させることなく最短撮影距離の短
縮化を行い、無限遠物体から至近距離物体に至るまでの
各ズーム位置でピント移動の少ないマニュアルフォーカ
ス、オートフォーカス両方に対応したインナーフォーカ
ス方式、リヤフォーカス方式のズームレンズの提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のズームレンズ
は、フォーカスレンズの無限遠物体から至近距離物体ま
での撮影に関する移動を全変倍範囲にわたり、所定の関
数gと所定の関数gθで定義された2つの曲線を利用
し、任意の物体距離にフォーカスしてから変倍する際の
フォーカスレンズ群のズーム移動量△は、 △=g(Z+θ)−g(θ) なる式で表され、任意のズーム位置においてフォーカス
する際に、フォーカスレンズを移動させるために用いる
所定の関数gと所定の関数gθで定義された2つの曲線
を利用し、この曲線の関数をF(θ)としたとき該関数
F(θ)は、 F(θ)=g(Z+θ)−gθ(θ) なる式で表され、これらの式を用いることによって課題
を解決した。
【0008】ただし、上記式中のZは、ズーム時にフォ
ーカスレンズ群を移動する際に使用するズームリングの
回転角比であり、任意のズーム位置でのズームリングの
回転角を終端でのズーム回転角で割った値である。また
θは、フォーカス時フォーカスレンズ群を移動する際に
使用するスケールリングの回転角比であり、任意のフォ
ーカス位置でのスケールリングを終端でのフォーカス回
転角で割りさらに、ズームリングの全回転角で正規化し
た値である。
【0009】
【作用】変倍系の一部または、該変倍系よりも像面側に
ある少なくとも一部のレンズ群でフォーカスを行うよう
にした所謂インナーフォーカス方式や、リヤフォーカス
方式を採用したズームレンズにおいて、フォーカスレン
ズの移動用のフォーカス曲線gとフォーカスレンズのフ
ォーカス補正曲線gθの2つの曲線を適切に設定するこ
とにより、光学性能を劣化させることなく、また複雑な
機構を用いることなくフォーカス時、ズーム時のピント
変動を抑えている。
【0010】
【実施例】以下、本発明による一実施例を示す。
【0011】図1は、本発明のズームレンズの一例で、
5つのレンズ群より成るズームレンズのパワー配置と各
レンズ群のズーミングによる動きを示す説明図である。
【0012】図1において、物体側より1は正パワーの
第1レンズ群、2は負パワーの第2レンズ群、3は正パ
ワーの第3レンズ群、4は負パワーの第4レンズ群、5
は正パワーの第5レンズ群であり、第2レンズ群2は、
無限遠物体から至近物体へフォーカスするとき、物体側
へ繰り出す。
【0013】また各レンズ群の焦点距離は、第1レンズ
群1は79.66、第2レンズ群2は−14.84、第
3レンズ群3は21.31、第4レンズ群4は−30.
75、第5レンズ群5は41.98であり、各ズーム時
(広角側をW、中間域をN、望遠側をTとする)におけ
る可変間隔は、第1レンズ群1と第2レンズ群2の間隔
をD1、第2レンズ群2と第3レンズ群3の間隔をD
2、第3レンズ群3と第4レンズ群4の間隔をD3、第
4レンズ群4と第5レンズ群5の間隔をD4とし、表1
に示す通りであり、全体の焦点距離は、広角側29.0
1、中間域51.97、望遠側101.82となる。
【0014】
【表1】
【0015】図2は、前記近軸パワー配置をもとにした
ワイド端∞時にフォーカスレンズ群の位置を基準とした
図であり、縦軸にフォーカスレンズ群の繰り出し量、横
軸にズーム時のズームリング回転角比をとり、21は物
体距離がフイルム面より0.5mの時のフォーカス曲
線、22は物体距離がフイルム面より2mの時のフォー
カス曲線、23は物体距離がフイルム面より8mの時の
フォーカス曲線、24は物体距離がフイルム面より32
mの時のフォーカス曲線、25は物体距離がフイルム面
より∞の時のフォーカス曲線をそれぞれ表しており、各
ズーム時の物体距離の変化に対するフォーカスレンズ群
の繰り出し量を表している。
【0016】図3は、縦軸にフォーカスレンズ群の繰り
出し量、横軸にフォーカスレンズ群を移動させるための
ズームリングとフォーカスリングの合成回転角比をと
り、図2のフォーカス曲線21〜25を横軸方向に平行
移動して多項式近似を行ない、最小二乗法で一本の重畳
曲線を求めたものである。但し、このままでは多項式近
似をおこなった重畳曲線と繰り出し量との誤差が大きい
ため、以下に説明をする図4から図6の過程を経て、図
7へと変換している。
【0017】図4は、縦軸にフォーカスレンズ群の繰り
出し量、横軸にズーム時のズームリング回転角比をと
り、図2のフォーカス曲線21〜25の横軸方向、すな
わち、ズームリングの回転角に対する焦点距離の変化量
を非線形にとったものである。41は物体距離がフイル
ム面より0.5mの時のフォーカス曲線、42は物体距
離がフイルム面より2mの時のフォーカス曲線、43は
物体距離がフイルム面より8mの時のフォーカス曲線、
44は物体距離がフイルム面より32mの時のフォーカ
ス曲線、45は物体距離がフイルム面より∞の時のフォ
ーカス曲線をそれぞれ表している。
【0018】図5は、縦軸にフォーカスレンズ群の繰り
出し量、横軸にフォーカスレンズ群を移動させるための
ズームリングとフォーカスリングの合成回転角比をと
り、図4のフォーカス曲線41〜45を横軸方向に平行
移動して再度多項式近似を行ない、最小二乗法で繰り出
し量との誤差が最小になるように、一本の重畳曲線を求
めたものである。
【0019】図6は、縦軸にフォーカスレンズ群の繰り
出し量、横軸にズーム時のズームリング回転角比をと
り、更に、図4のフォーカス曲線41〜45の切片を変
数にとり、曲線41〜45を縦軸方向に平行移動したも
のである。61は物体距離がフイルム面より0.5mの
時のフォーカス曲線、62は物体距離がフイルム面より
2mの時のフォーカス曲線、63は物体距離がフイルム
面より8mの時のフォーカス曲線、64は物体距離がフ
イルム面より32mの時のフォーカス曲線、65は物体
距離がフイルム面より∞の時のフォーカス曲線をそれぞ
れ表している。
【0020】図7は、縦軸にフォーカスレンズ群の繰り
出し量、横軸にフォーカスレンズ群を移動させるための
ズームリングとフォーカスリングの合成回転角比をと
り、図6のフォーカス曲線61〜65を横軸方向に平行
移動して、再々度多項式近似を行ない、最小二乗法で重
畳曲線を生成したものである。従って、縦軸はフォーカ
ス繰り出し量そのものではなく、真の繰り出し量から図
8で示す、フォーカス補正量を減じたものである。
【0021】図7における重畳曲線は、係数をAとし
た時、以下の式で表される。
【0022】g(X)=ΣA X=(Z+θ)
【0023】図8は、縦軸に補正量、横軸にフォーカス
リングの回転角を表し、図4から図6への変換の際に変
数に取られた切片の値を、フォーカス時にフォーカス群
を移動させるためのフォーカスリングの回転角との関係
として表している。即ちフォーカス時の真の繰り出し量
との差を表したものである。
【0024】図8における曲線は、係数をBとした
時、以下の式で表される。
【0025】gθ(θ)=ΣBθ
【0026】本発明の原理を図9を用いて行う。図9に
おいて、縦軸はフォーカスレンズ群の繰り出し量を表
し、横軸はフォーカスレンズ群を移動させるためのズー
ムリングとフォーカスリングの合成回転角比を表し、縦
軸上にW1、W2、W3、T1、T2、T3をとる。ま
たこれとは別に、縦軸に補正量、横軸にフォーカスリン
グの回転角を表したものを2つ設け、それぞれの縦軸上
にS1、S2、S3をとり、横軸上にはθ1、θ2、θ
3と、θ4、θ5、θ6をとる。W1はズームのワイド
端の無限遠位置、W2はズームのワイド端の中間距離位
置、W3はズームのワイド端の至近位置、T1はズーム
のテレ端の無限遠位置、T2はズームのテレ端の中間距
離位置、T3はズームのテレ端の至近位置、S1は無限
遠位置での補正量、S2は中間距離位置での補正量、S
3は至近位置での補正量、gは変倍フォーカス曲線、g
θはピント変動補正曲線である。また、θ1はフォーカ
スリングの回転角が0(無限遠)の位置すなわち変倍フ
ォーカス曲線g上のW1の点を通る鉛直線上に、θ2は
フォーカスリングの回転角が中間の位置すなわち変倍フ
ォーカス曲線g上のW2の点を通る鉛直線上に、θ3は
フォーカスリングの回転角が最大の位置すなわち変倍フ
ォーカス曲線g上のW3の点を通る鉛直線上に、θ4は
フォーカスリングの回転角が0(無限遠)の位置すなわ
ち変倍フォーカス曲線g上のT1の点を通る鉛直線上
に、θ5はフォーカスリングの回転角が中間の位置すな
わち変倍フォーカス曲線g上のT2の点を通る鉛直線上
に、θ6はフォーカスリングの回転角が最大の位置すな
わち変倍フォーカス曲線g上のT3の点を通る鉛直線上
に存在する。
【0027】任意のフォーカス位置においてワイド端か
らテレ端にズームする場合、無限遠距離でのフォーカス
レンズ群は、変倍フォーカス曲線g上の点W1からT1
までの光軸上移動量△A1だけフォーカスレンズ群が移
動し、中間距離でのフォーカスレンズ群は、変倍フォー
カス曲線g上の点W2からT2までの光軸上移動量△A
2だけフォーカスレンズ群が移動し、至近距離でのフォ
ーカスレンズ群は、変倍フォーカス曲線g上の点W3か
らT3までの光軸上移動量△A3だけフォーカスレンズ
群が移動する。したがって、フォーカスレンズ群の任意
のフォーカス位置におけるズーム時の移動は、一つのカ
ムのみで実現できる。
【0028】一方、任意のズーム位置において無限遠距
離から中間距離にフォーカスする場合、ワイド端では、
フォーカスレンズ群はフォーカス曲線g上の点W1から
W2までの光軸上移動量△W2と、フォーカス補正曲線
gθ上の点S1からS2までの光軸上移動量△B2の合
成された量だけフォーカスレンズ群が移動する。テレ端
では、フォーカスレンズ群はフォーカス曲線g上の点T
1からT2までの光軸上移動量△T2と、フォーカス補
正曲線gθ上の点S1からS2までの光軸上移動量△C
2の合成された量だけフォーカスレンズ群が移動する。
またワイド端W1時に無限遠距離から至近距離にフォー
カスする場合、フォーカス曲線g上の点W1からW3ま
での光軸上移動量△W3とフォーカス補正曲線gθ上の
点S1からS3までの光軸移動量△B3の合成された量
だけフォーカスレンズ群が移動する。したがって、フォ
ーカスレンズ群の任意のズーム位置におけるフォーカス
時の移動は、二つのカムからなる合成移動となる。
【0029】図10、図11は、各々本発明によるレン
ズを移動させるときの一実施例のレンズ鏡筒の要部説明
図であり、図10は、レンズ鏡筒の断面図、図11は、
レンズ鏡筒上の展開図である。101は2群移動枠、1
02は固定筒、103はズームカム筒、104はレンズ
枠、105はフォーカスキー、106はフォーカスレン
ズ群、108は2群移動枠101とレンズ枠104とを
連結するピン、109は2群移動枠101と固定筒10
2とフォーカスキー105とを連結するピン、110は
ズームカム筒103とレンズ枠104とを連結するピ
ン、111はフォーカスカム溝、112はフォーカス補
正カム溝である。本発明に係る変倍フォーカス曲線gを
表したフォーカスカム溝111を2群移動枠101上
に、ピント変動補正曲線gθを表したカム溝を固定筒1
02上にそれぞれ切ってある。
【0030】ズーミングのときは、ズームカム筒103
を矢印の方向に回動させることにより、ズームカム筒1
03とレンズ枠104を連結しているピン110が、2
群移動枠101上に切ってあるフォーカスカム溝111
に沿って移動するためにレンズ枠104、即ち、フォー
カスレンズ群106が光軸方向に回転しながら移動す
る。
【0031】フォーカシングのときは、フォーカスキー
105に連結するフォーカス環を回動させることにより
フォーカスキー105が矢印の方向に回動し、フォーカ
スキー105と2群移動枠101を連結しているピン1
09が、固定筒102上に切ってあるフォーカス補正カ
ム溝112に沿って移動するため、2群移動枠101が
光軸方向に移動し、さらに、2群移動枠101とレンズ
枠104を連結しているピン108が2群移動枠101
に切ってあるフォーカスカム溝111に沿ってレンズ枠
104が回転しないで移動する。従って、フォーカスレ
ンズ群106はフォーカスカム溝111とフォーカス補
正カム溝112の差だけ光軸上を移動する。
【0032】次に本発明にかかわるズームレンズの数値
実施例を示す。
【0033】数値実施例において、fは焦点距離、Fn
oはFナンバー、riは物体側より順に第i番目のレン
ズ面の曲率半径、diは物体側より順に第i番目のレン
ズ厚および空気間隔、ndとvdは各々物体側より順に
第i番目のレンズのガラスの屈折率とアッベ数である。
【0034】また非球面形状は、
【0035】
【数1】 なる式で表される。
【0036】 数値実施例 f=29.01〜101.82 Fno=4.1〜5.8 i ri di nd vd ( 1) 101.00 1.98 1.84666 23.9 ( 2) 45.86 6.04 1.71300 54.1 ( 3) 226.70 0.20 ( 4) 47.76 5.03 1.71300 54.1 ( 5) 149.86 可変 ( 6) 389.26 1.26 1.74330 49.5 ( 7) 13.18 4.07 ( 8) −53.71 1.11 1.80610 40.8 ( 9) 35.51 0.27 (10) 26.65 3.63 1.84666 23.9 (11) −42.71 2.23 (12) −18.05 1.12 1.80420 46.5 (13) −39.90 可変 (14) 23.79 1.21 1.84666 23.9 (15) 14.68 4.49 1.54814 45.9 (16) −74.38 0.20 (17) 44.17 3.21 1.60311 60.6 (18) −44.17 可変 (19) −24.73 1.30 1.80420 46.5 (20) 0.0 可変 (21) 63.63 5.13 1.58913 61.2 (22) −21.74 0.20 (23) 218.00 1.94 1.58913 61.2 (24) −75.37 1.93 (25) −98.89 1.41 1.80610 33.3 (26) 43.71 非球面係数 円錐係数 ( 6) C= 0.00000000D+00 K= 0.62821650D+03 C= 0.16132089D-04 C=-0.65020126D-07 C= 0.39301087D-09 C=-0.89758897D-12 (24) C= 0.00000000D+00 K=-0.38936000D+01 C= 0.34982461D-04 C= 0.28811389D-07 C= 0.30617051D-09 C= 0.00000000D+00
【0037】
【表2】
【0038】上記の数値実施例より、図7における重畳
曲線を求める式の係数Aに代入する数値は、 A=−0.461635×10 A= 0.854637×10-1=−0.935828 A= 0.109589×10 A=−0.774903 A= 0.107326 となる。
【0039】また、上記の数値実施例より、図8におけ
る曲線を求める式の係数Bに代入する数値は、 B=−0.443768×10 B= 0.200640×10 B=−0.387979×10 B= 0.592467×10 となる。
【0040】ズーム・パラメータをZとし、ズーム・パ
ラメータZは任意のズーム位置を示しており、広角端は
Z=0,望遠端はZ=1としている。重畳曲線gとフォ
ーカス補正曲線gθを用いて得られる数値の、フォーカ
シングおよびズーミングを行ったときのフォーカス群位
置ずれ量、ピントずれ量を示す。
【0041】
【0042】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、任意の物体距離にフォ
ーカスをし、その後ズーミングを行ったときにピント変
動が生じるインナーフォーカス方式、リヤフォーカス方
式のズームレンズにおいて、フォーカスレンズ群の移動
用の変倍フォーカス曲線gとフォーカスレンズ群のピン
ト変動補正曲線gθの二つの曲線を適切に設定すること
により、光学性能を劣化させることなく、また複雑な機
構を用いることなくピント変動を押さえることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】パワー配置と各レンズ群のズーミングによる動
きを示す説明図である。
【図2】各ズーム時の物体距離の変化に対するフォーカ
スレンズ群の繰り出し量を表した図である。
【図3】図2の曲線群の多項式近似による重畳曲線を表
した図である。
【図4】図2の曲線群の横軸方向の焦点距離の変化量を
非線形にとった図である。
【図5】図4の曲線群の多項式近似による重畳曲線を表
した図である。
【図6】図4の曲線群の切片を変数にとって曲線群を縦
軸方向へと平行移動した図である。
【図7】図6の曲線群の多項式近似による重畳曲線を表
した図である。
【図8】フォーカス時の真の繰り出し量との差を表す図
である。
【図9】本発明の原理を説明した図である。
【図10】レンズ鏡筒の断面図である。
【図11】レンズ鏡筒上の展開図である。
【図12】本発明における数値実施例のレンズ構成図で
ある。
【図13】本発明における数値実施例のレンズのワイド
側の各収差図である。
【図14】本発明における数値実施例のレンズの中間域
の各収差図である。
【図15】本発明における数値実施例のレンズのテレ側
の各収差図である。
【符号の説明】
101 2群移動枠 102 固定筒 103 ズームカム筒 104 レンズ枠 105 フォーカスキー 111 フォーカスカム溝 112 フォーカス補正カム溝
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−235908(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 15/20 G02B 15/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2枚のレンズから構成される
    ズームレンズにおいて、フォーカスレンズの無限遠物体
    から至近距離物体までの撮影に関する移動を全変倍範囲
    にわたり、任意の物体距離にフォーカスしてから変倍す
    る際に、所定の関数gで定義された1つの曲線を利用し
    たフォーカスレンズの移動量は、 △=g(Z+θ)−g(θ) なる式で表され、前記関数gに対し、全フォーカス範囲
    に対応させて関数gθを定義し、任意のズーム位置から
    フォーカスする際に、所定の関数g,gθによって定義
    された2つの曲線を利用したフォーカスレンズの移動量
    は、 F(θ)=g(Z+θ)−gθ(θ) なる式で表されることを特徴とするズームレンズのフォ
    ーカシング方式。ただし、 △ :フォーカスレンズ群のズーム移動量 F(θ):フォーカスレンズを移動させるために用いる
    曲線の関数 g :所定の関数 gθ :所定の関数 θ :フォーカスパラメータ Z :ズームパラメータ とする。
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