JP3315289B2 - 復号化装置 - Google Patents

復号化装置

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JP3315289B2
JP3315289B2 JP07911295A JP7911295A JP3315289B2 JP 3315289 B2 JP3315289 B2 JP 3315289B2 JP 07911295 A JP07911295 A JP 07911295A JP 7911295 A JP7911295 A JP 7911295A JP 3315289 B2 JP3315289 B2 JP 3315289B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ファクシミリ装置,
スキャナ装置,及びパーソナルコンピュータ等の各種の
データ処理装置に適用される符号化データを復号化する
復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、FIFO又はECMバッファ等の
バッファメモリに符号化データを書き込み、その符号化
データを直接メモリアクセス(DMA)で読み出して復
号化するとき、符号化データの書込アドレスと読出アド
レスの両アドレスに差を設ける手段を設けて、書込アド
レスが読出アドレスを追い越さないようにする復号化装
置(例えば、特開平5−56278号公報参照)があっ
た。
【0003】また、上記のような符号化データを復号化
する処理において、符号化データの書込アドレスと読出
アドレスの両アドレスに対応するカウンタと、その両カ
ウンタ値を常に比較する比較手段とを設けて、書込アド
レスが読出アドレスを追い越さないようにする復号化装
置もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の復
号化装置では、バッファメモリに符号化データを書き込
み、その書き込まれた符号化データをバッファメモリか
ら直接メモリアクセスによって読み出し、その読み出さ
れた符号化データを復号化するとき、バッファメモリか
ら符号化データを読み出すときの読出アドレスがそのバ
ッファメモリに符号化データを書き込むときの書込アド
レスを超えないように符号化データの読み出しを制御す
る。
【0005】したがって、書込アドレスが長い時間に亘
って止まる場合(例えば、ECMバッファのブロックの
区切れ目におけるアドレス制御時)、そのようなときに
は読出アドレスが決まらず、復号化動作が止まったまま
処理待ち状態になってしまうという問題があった。
【0006】例えば、ファクシミリ装置において、受信
中に送信動作が指示されると、受信した符号化データの
復号化と送信する画データの符号化処理は1ライン毎に
切り換えられて行なわれるが、この際、復号化処理が停
止したまま処理待ち状態になると、符号化処理に切り換
えられなくなり、処理効率が悪くなる。
【0007】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、符号化データを復号化する復号化処理が止まっ
た場合にはこの復号化処理の処理待ち状態とならずに、
他の処理に移行できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による復号化装
置は、上記の目的を達成するため、メモリに符号化デー
タを書き込む書込手段と、その手段によって書き込まれ
た符号化データを上記メモリから直接メモリアクセスに
よって読み出す読出手段と、その手段によって読み出さ
れた符号化データを復号化する復号化手段と、上記読出
手段による符号化データの読み出しを制御する制御手段
を備えている。
【0009】さらに、その制御手段による制御によって
上記読出手段による符号化データの読み出しが途中で停
止したとき、上記読出手段による符号化データの読み出
しと上記復号化手段による符号化データの復号化を中断
させて、上記読出手段によって上記メモリから停止時の
ラインの最初の符号化データから読み出させて上記復号
化手段による復号化を行なわせる復号化制御手段を設け
たものである。
【0010】また、上記のような書込手段,読出手段,
復号化手段,及び制御手段と、上記制御手段による制御
によって上記読出手段による符号化データの読み出しが
途中で停止したとき、他に行なう処理があるか否かを判
断する判断手段と、その手段によって他に行なう処理が
あると判断されたとき、上記読出手段による符号化デー
タの読み出しと上記復号化手段による符号化データの復
号化を中断させて、上記読出手段によって上記メモリか
ら停止時のラインの最初の符号化データから読み出させ
て上記復号化手段による復号化を行なわせる復号化制御
手段を備えた復号化装置も提供する。
【0011】
【作用】この発明による復号化装置は、メモリからの符
号化データの読み出しを制御することによって、符号化
データの読み出しが途中で停止したとき、その符号化デ
ータの読み出しと符号化データの復号化を中断させて、
メモリから停止時のラインの最初の符号化データから読
み出させて復号化を行なわせる。
【0012】したがって、復号化処理が停止したときに
は、符号化処理,オペレーション制御,メモリ蓄積処理
等の他の処理の割り込みを掛けてその処理へ移行させる
ことができる。さらに、その処理の後で再び上記の復号
化処理を継続させることができ、1ラインの途中で中断
させてもそのラインの復号化が中途のままにならないよ
うにすることができる。
【0013】また、メモリからの符号化データの読み出
しを制御することによって、符号化データの読み出しが
途中で停止したとき、他に行なう処理があるか否かを判
断して、他に行なう処理があると判断されたときには符
号化データの読み出しと符号化データの復号化を中断さ
せて、メモリから停止時のラインの最初の符号化データ
から読み出させて復号化を行なわせる。
【0014】そのようにすれば、復号化処理が停止した
ときに他に行なう処理がある場合には、符号化処理,オ
ペレーション制御,メモリ蓄積処理等の他の処理へ自動
的に移行させることができる。また、他の処理を行なう
必要が無くて復号化処理に専念してもよいときには中断
せずに煩雑な制御をしなくて済む。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図3はこの発明による復号化装置を適
用したファクシミリ装置の構成を示すブロック図、図4
はそのファクシミリ装置のRAM4のフォーマットの説
明図である。このファクシミリ装置は、図3に示すよう
に、ネットワークコントロールユニット(NCU)1,
モデム2,ROM3,RAM4,CPU5,オペレーシ
ョンパネル6,符号化/復号化部(DCR)7,ダイレ
クトメモリアクセスコントローラ(DMAC)8,スキ
ャナ9,及びプロッタ10からなる。
【0016】NCU1は、通信回線を介した画情報のフ
ァクシミリ送受信の制御を司る。モデム2は、受信した
画情報の復調と送信する画情報の変調を行なう。ROM
3は、このファクシミリ装置における各種の制御処理プ
ログラムを格納した読み出し専用メモリである。
【0017】RAM4は、図4に示すように、ファクシ
ミリ受信した画情報の符号化データを格納するFIFO
42及びECMバッファ43と、その復号化したデータ
を1ライン単位で格納するラインバッファ41と、メモ
リ送信する画情報データを格納するSAFメモリ44と
からなる書き込み及び読み出し可能なメモリである。
【0018】CPU5は、このファクシミリ装置の全体
の制御処理を司り、ファクシミリ受信した画情報の符号
化データをRAM4に書き込む処理と、この発明に係る
符号化データの読み出し制御処理と、復号化処理が停止
したときに他に行なう処理の有無の判断処理と、符号化
データの復号化制御処理も行なう。
【0019】オペレーションパネル6は、各種のキーを
備えた操作盤であり、オペレータが各種の操作情報を入
力するためのものである。なお、図示を省略している
が、各種の操作情報やメッセージを表示するLCDも備
えている。この符号化/復号化部(DCR)7は、符号
化データを復号化して基の画データに戻したり、或いは
スキャナ9によって読み取った生データを符号化する処
理を行なう。
【0020】DMAC8は、RAM4上のFIFO42
又はECMバッファ43に格納された符号化データをD
MA転送によりDCR7へ転送する処理と、DCR7に
よって復号化された復号化データをRAM4上のライン
バッファ41へ転送して格納する処理と、スキャナ9に
よって読み込まれた画情報をDMA転送によってDCR
7へ転送する処理と、DCR7によって符号化された符
号化データをRAM4上のSAFメモリ44へ転送して
格納する処理を司る。
【0021】スキャナ9は、原稿に記載された情報を光
学的に読み取ってその画情報を入力する画像読取装置で
ある。プロッタ10は、ファクシミリ受信した画情報な
どを紙に印刷するレーザ方式,インクジェット方式,及
び熱転写方式等の印刷装置である。
【0022】このファクシミリ装置における受信処理に
ついて説明する。通信回線から受信した画情報をNCU
1を介して入力し、モデム2によってデジタルデータに
復調し、CPU5によって回線スピードに同期させてR
AM4上のFIFO42又はECMバッファ43に格納
する。
【0023】その後、RAM4に格納された符号化デー
タをDMAC8によってCPU5を介さずにDCR7へ
転送して復号化し、その復号化されたデータを同じくD
MAC8によって1ラインづつRAM4上のラインバッ
ファ41に転送して格納する。そして、そのラインバッ
ファ41に格納されたデータをDMAC8によってプロ
ッタ10へ転送して印字する。
【0024】一般的には、CPU5が通信回線スピード
に合わせてRAM4上のFIFO42又はECMバッフ
ァ43へ符号化データを書き込む速度よりも、DMAC
8が直接メモリアクセス(DMA)によってそのFIF
O42又はECMバッファ43からDCR7で復号化す
る符号化データを読み出す速度の方が速い。
【0025】したがって、RAM4上のFIFO42か
らデータを読み出す場合、CPU5によってDMAC8
はセットされたFIFO42の読み出しポインタ(読出
アドレス)がCPU5にセットされているFIFO42
の書き込みポインタ(書込アドレス)を追い越さないよ
うにDMAの実行を止める。
【0026】また、RAM4上のECMバッファ43か
らデータを読み出す場合、CPU5によってDMAC8
は、例えば64Kバイト(byte)の1ブロックの容
量一杯になったらDMAの実行を止める。すなわち、C
PU5の制御に基づいて、DMAC8はRAM4上の読
出アドレスがセットされたとき、その読出アドレスがC
PU5の書込アドレスを超える場合にはその読出アドレ
スによるDMAを実行する寸前に停止させる。
【0027】そのアドレスは、RAM4上のFIFO4
2の場合はCPU5がそのFIFO42に1バイトを書
き込む度にその1つ上のアドレスに書き換える。また、
RAM4上のECMバッファ43の場合は1ページの最
初に1ブロックの最後のアドレスの次に設定すれば1ブ
ロック分のデータを連続的に書き込んだ後に最終アドレ
スで止まることになる。
【0028】このようにして、CPU5の制御に基づい
て、DMAC8がDMA転送でRAM4から符号化デー
タを読み出す場合、まだRAM4上のFIFO42又は
ECMバッファ43に書き込まれていないアドレスの符
号化データを読み出すことがなくなる。
【0029】また、送信のためにメモリ蓄積を行なう場
合、スキャナ9で読み込まれた画情報をDMAC8によ
ってDCR7へDMA転送して符号化し、その符号化さ
れた画情報をDMAC8によってRAM4上のSAFメ
モリ44へDMA転送して格納する。
【0030】図1はこの発明の請求項1に対応する復号
化装置の機能ブロック図である。この発明の請求項1に
対応する復号化装置は、メモリ11に符号化データを書
き込む書込手段12と、その書込手段12によって書き
込んだ符号化データをメモリ11から直接メモリアクセ
スによって読み出す読出手段13と、その読出手段13
によって読み出した符号化データを復号化する復号化手
段14の各機能を備えている。
【0031】さらに、読出手段13によってメモリ11
から符号化データを読み出すときの読出アドレスが書込
手段12によってメモリ11に符号化データを書き込む
ときの書込アドレスを超えないように読出手段13によ
る符号化データの読み出しを制御する制御手段15の機
能も備えている。
【0032】さらにまた、その制御手段15による制御
によって読出手段13による符号化データの読み出しが
途中で停止したとき、読出手段13による符号化データ
の読み出しと復号化手段14による符号化データの復号
化を中断させて、読出手段13によってメモリ11から
停止時のラインの最初の符号化データから読み出させて
復号化手段14による復号化を行なわせる復号化制御手
段16の機能を備えている。
【0033】すなわち、この請求項1に対応する復号化
装置を上述したファクシミリ装置に適用した場合、メモ
リ11が上記ファクシミリ装置のRAM4に、復号化手
段14が上記DCR7に、読出手段13が上記DMAC
8にそれぞれ相当する。また、書込手段12と制御手段
15と復号化制御手段16は上記CPU5がその機能を
果たす。
【0034】図2はこの発明の請求項2に対応する復号
化装置の機能ブロック図であり、図1と共通する部分に
は同一符号を付している。この発明の請求項2に対応す
る復号化装置は、請求項1に対応する復号化装置の各機
能に、制御手段15による制御によって読出手段13に
よる符号化データの読み出しが途中で停止したとき、他
に行なう処理があるか否かを判断する判断手段17を設
けている。
【0035】さらに、請求項1に対応する復号化装置の
復号化制御手段16に代えて、判断手段17によって他
に行なう処理があると判断されたとき、読出手段13に
よる符号化データの読み出しと復号化手段14による符
号化データの復号化を中断させて、読出手段13によっ
てメモリ11から停止時のラインの最初の符号化データ
から読み出させて復号化手段14による復号化を行なわ
せる復号化制御手段16′の機能を設けている。
【0036】すなわち、この請求項2に対応する復号化
装置を上述したファクシミリ装置に適用した場合、判断
手段17と復号化制御手段16′は上記CPU5がその
機能を果たす。
【0037】次に、上記復号化装置の機能を適用したこ
の実施例のファクシミリ装置の処理について説明する。
図5は画情報受信タスクの処理を示すフローチャートで
ある。図6はモデムによる割り込み処理を示すフローチ
ャートである。図7は1ライン毎の復号化処理を示すフ
ローチャートである。図8はメモリ蓄積タスクの処理を
示すフローチャートである。
【0038】このファクシミリ装置では、図7に示す1
ライン復号化処理のサブルーチンで、DCR7やDMA
C8を制御しながらRAM4上のFIFO42又はEC
Mバッファ43の符号化データを復号化し、1ライン揃
う度にRAM4上のラインバッファ41に転送してリタ
ーンする。
【0039】一方、その1ライン復号化処理と同時に図
6に示すモデム割り込み処理のルーチンを実行して、復
号化するための符号化データを通信回線スピードに合わ
せてモデム2から取り込み、RAM4上のFIFO42
又はECMバッファ43に出力する。また、これらの上
位レベルにはタスクがあり、それぞれのジョブを制御し
ている。
【0040】ファクシミリ画情報受信中は、図5に示す
画情報受信タスクを起動しており、そのタスクがプロッ
タ10,モデム2の割り込みを起動させ、1ライン復号
化処理を毎ラインコールしながら画情報受信を実行す
る。さらにその画情報受信処理とは別に、ファクシミリ
受信中にメモリ送信のための蓄積を行なう場合は、図8
に示すメモリ蓄積タスクを起動して、スキャナ9によっ
て読み込まれた画情報をDMAC8によってDCR7へ
DMA転送し、そのDCR7によって符号化された符号
化データをRAM4上のSAFメモリ44に蓄積する。
【0041】図5の画情報受信タスクの処理は、受信中
のフェーズC(画像受信)に入ると起動される。ステッ
プ(図中「S」で示す)1で初期化を行ない、ステップ
2へ進んでプロッタをスタートし、ステップ3へ進んで
モデム割り込みを許可する。そして、ステップ4へ進ん
で最初のライン終端符号(EOL)を検出すると、ステ
ップ5へ進んで1ライン復号化処理を行なう。
【0042】その後、ステップ6へ進んでRTCによる
文書の1ページの終了符号(EOFB)を検出したか否
かを判断して、検出すればこの処理を終了するが、検出
しなければステップ7へ進んで結果コードが正常終了か
否かを判断して、正常終了でなければそのままで、正常
終了ならステップ8へ進んでラインバッファ41のライ
ンバッファポインタ(ラインバッファアドレス)に1イ
ンクリメントしてステップ9へ進む。ステップ9ではタ
スクスイッチを切り換えて他の処理へ移行してその処理
が終了したらステップ5へ戻る。
【0043】すなわち、この画情報受信タスクは、初期
化を行なった後にプロッタ10を起動し、モデム2の割
り込みを許可する。そして、モデム割り込みによって符
号化データがRAM4上のFIFO42又はECMバッ
ファ43に格納されるのを待つ。FIFO42又はEC
Mバッファ43中で最初のEOLを見つけると1ライン
復号化処理のサブルーチンをコールする。
【0044】その後、RTC(EOFB)のチェックを
行なう。つまり、EOLコードを連続して何個か受信し
ていれば、それは画情報の終了を示すRTC(EOF
B)と判別してこの画情報受信タスクを終了する。しか
し、画情報終了でなければ、1ライン復号化処理のサブ
ルーチンにおける結果コードをチェックして、その結果
コードが正常終了であればラインバッファ41のポイン
タ(アドレス)を+1して、次のラインの符号化データ
の復号化処理に備える。
【0045】一方、結果コードが上限到達であれば、そ
のラインの復号化処理は終了していないのでラインバッ
ファ41のポインタ(アドレス)を+1にせずに、もう
一度同じラインの先頭の符号化データからの復号化処理
に備える。そして、タスクスイッチによって行なうべき
他のタスク、この実施例では後述するメモリ蓄積タスク
に切り換えてそのタスクを走らせる。
【0046】したがって、上述のタスクスイッチによる
切り換えによって後述するメモリ蓄積タスクの処理に移
行することができ、そのメモリ蓄積タスクによってスキ
ャナからのデータを1ラインづつ符号化してRAM4上
のSAFメモリ44に蓄積することができる。一方、画
情報受信タスクはメモリ蓄積タスクからのタスク切り換
えによって再び1ライン復号化処理を繰り返すことがで
きる。
【0047】このようにして、復号化処理で待ち状態に
なってしまったために他の処理への移行ができなくなる
ことを防止することができ、同時に行なわなければなら
ないジョブ、例えば受信中にメモリ送信のためのメモリ
蓄積を行なう場合などのように、2つ以上のジョブをあ
たかも同時に行なわれているかのように滞り無く動作さ
せることができる。
【0048】図6のモデム割り込み処理のルーチンは、
ステップ(図中「S」で示す)11でCPU5がモデム
2から1バイトの符号化データをリード(読み込み)し
て、ステップ12へ進んでRAM4上のFIFO42又
はECMバッファ43にライト(書き込み)して格納す
る。
【0049】その後、ステップ13へ進んでCPU5の
FIFO42又はECMバッファ43の書込ポインタ
(書込アドレス)の値を+1して、ステップ14へ進ん
でそのCPU5のFIFO42又はECMバッファ43
の書込ポインタ(書込アドレス)の値をDMAC8に読
出ポインタ(読出アドレス)としてライト(書き込み)
して、リターンする。
【0050】すなわち、このモデム割り込み処理は、モ
デム2が通信回線スピード(受信スピード)に応じてC
PU5へデータの読み込みタイミングを知らせる割り込
みを行なうことによって起動される。CPU5はこの処
理を起動するとモデム2から符号化データを読み込み、
内部にセットした書込アドレスが示すRAM4上のFI
FO42又はECMバッファ43のアドレスにその符号
化データを書き込む。
【0051】そして、その書込アドレスの値を1進め
て、その値をDMAC8に読出アドレスとして書き込
む。DMAC8はその読出アドレスが示すRAM4上の
FIFO42又はECMバッファ43のアドレスに格納
された符号化データを読み出してDCR7へDMA転送
する。
【0052】DMAC8にセットされた読出アドレスは
RAM4上から読み出せる上限アドレスであり、この上
限アドレスは、RAM4上から符号化データを読み出す
ときに書込アドレスを超えないようにするための上限値
であり、DMAC8はこの上限アドレスを超えるときに
はRAM4上のFIFO42又はECMバッファ43か
らDCR7へのDMA転送を停止させる。
【0053】図7の1ラインの復号化処理は、ステップ
(図中「S」で示す)21でDCR7に復号化モードを
セットし、ステップ22へ進んでDMAC8にRAM4
上のラインバッファ41の開始アドレスをセットし、ス
テップ23へ進んでDMAC8に画情報の転送バイト数
をセットし、ステップ24へ進んでDMAC8にRAM
4上のFIFO42又はECMバッファ43の読出アド
レスをセットして、ステップ25へ進んでDCR7の復
号化処理を開始する。
【0054】その復号化処理開始中は、ステップ26へ
進んで読出アドレスがCPU5の書込アドレスを超えな
い上限アドレスに到達したか否かを判断して、到達しな
ければそのままステップ27へ進んで復号化処理終了か
否かを判断して、終了でなければ再びステップ26へ戻
るが、終了ならステップ28へ進んで結果コードを正常
終了にして、リターンする。
【0055】また、ステップ26の判断で上限アドレス
に到達したら、ステップ29へ進んでDCR7の符号化
器使用中か否かを判断して、使用中でなければステップ
27へ進み、使用中ならステップ30へ進んで結果コー
ドを上限到達にしてリターンする。符号化器使用中か否
かの判断は、後述するメモリ蓄積タスクにおいてセット
される符号化器使用中のフラグに基づいて行なう。
【0056】すなわち、この1ライン復号化処理は、コ
ールされるとまずDCR7に復号化モードの設定を行な
い、DMAC8にRAM4上のラインバッファ41の書
込開始アドレスと、1ラインの転送バイト数と、RAM
4上のFIFO42又はECMバッファ43の読出開始
アドレスをセットし、DCR7にスタートをかける。
【0057】その後、DCR7とDMAC8が動作を開
始して、EOLを検出するか又はセットされた転送バイ
ト数の転送が終了するかして復号化を終了すると、結果
コードを正常終了にしてリターンし、また、読出アドレ
スがセットされた上限アドレスに到達(上限到達)して
復号化を停止すると、結果コードを上限到達としてリタ
ーンする。EOL又は上限到達のステータスを読めるよ
うにして、そのステータスによって正常終了と上限到達
の結果コードを設定している。
【0058】したがって、上限アドレスに到達(上限到
達)すると復号化処理を中断して、画情報受信タスクへ
リターンすることができ、画情報受信タスクでこれらの
結果コードを参照し、FIFO42に符号化データが書
き込まれていないときに処理を待ち続けてしまうことが
なくなる。また、ECMバッファ43の1ブロックに格
納された符号化データを復号化し終えて次のブロックの
符号化データが蓄積されるまで処理を待ち続けてしまう
ことも無くなる。そして、復号化を中断して他の処理へ
移行することができる。
【0059】さらに、復号化の中断後、再度1ライン復
号化処理へ移行したときには、復号化処理を中断したラ
インの最初の符号化データからその復号化処理を再開で
きるので、ファクシミリ受信した符号化データを漏れな
く完全に復号化することができる。
【0060】さらにまた、上限アドレスに到達(上限到
達)したとき、符号化器が使用中か否かを判断すること
によって、他に行なう処理として符号化処理を行なうか
否かを判断して、符号化器使用中と判断して符号化処理
を行なうものと判断したら復号化処理を中断してリター
ンし、使用中でなければ復号化処理を継続して待ち状態
にすることができるので、他に行なう処理がなければ復
号化処理に専念させることができる。
【0061】図8のメモリ蓄積タスクは、ステップ(図
中「S」で示す)31で初期化を行ない、ステップ32
へ進んで符号化器使用中のフラグをセットし、ステップ
33へ進んでRAM4上のラインバッファ41にデータ
が有るか否かを判断して、無ければこの処理で待機する
が、有ればステップ34へ進んでそのデータを1ライン
づつ符号化し、ステップ35へ進んでラインバッファポ
インタを+1して、ステップ36へ進んでタスクスイッ
チによってタスクを切り換え、画情報受信タスクへ移行
する。そのタスクでは1ライン復号化処理が行なわれ
る。
【0062】そして、画情報受信タスクから処理が移行
したら、ステップ37で次のラインが有るか否かを判断
して、有ればステップ33へ戻って再び1ラインの符号
化と1ライン復号化処理への切り換えを繰り返し、次の
ラインがなくなればステップ38へ進んでRTCによる
文書の1ページの終了符号(EOFB)をセットし、ス
テップ39へ進んで符号化器使用中のフラグをリセット
として、この処理を終了する。
【0063】すなわち、このメモリ蓄積タスクの処理
は、初期化後、スキャナ9にスタートをかけて、RAM
4上のラインバッファ41に格納されたデータをDMA
C8によってDCR7へDMA転送し、そのDCR7で
符号化されたデータを再びDMAC8によってRAM4
上のSAFメモリ44へDMA転送して格納する。
【0064】そして、1ライン符号化処理を行なう度に
RAM4上のラインバッファ41のポインタの値を+1
して、タスクスイッチによって画情報受信タスクへ切り
換えて、そのタスクを一度走らせた後、再びこのメモリ
蓄積タスクへ戻されて1ライン符号化を行なう。また、
タスクを起動した直後に符号化器使用中のフラグをセッ
トし、タスクを終了する直前にそのフラグをリセットし
ている。
【0065】ファクシミリ受信中にメモリ蓄積タスクを
起動しない場合、画情報受信タスク中の1ライン復号化
処理のサブルーチンで、例えば、FIFO42の上限ア
ドレスに到達したときには、符号化器使用中のフラグが
セットされているときにのみ結果コードが上限到達にセ
ットされるので、そのときにはリターンせずにFIFO
42の上限アドレスが更新されるのを待ち続けて、1度
リターンして再び同じラインの復号化処理を行なわない
ので、煩雑な制御処理を行なわなくて済む。したがっ
て、他に符号化のためにDCR7を使用する必要がなく
て復号化処理に専念できる。
【0066】このようにして、DMAC8の読出アドレ
ス制御によって復号化が止まった場合、そこで復号化処
理を中断するので、ファクシミリ受信中にメモリ送信の
データをメモリ蓄積するためにライン単位で符号化と復
号化を切り換える場合、復号化で処理待ちになっていつ
までも符号化を行なえなくなるような非効率な処理を行
なわずに済む。また、オペレーション制御などの他の処
理へも移行させることができる。
【0067】なお、上述の実施例では、メモリバッファ
から符号化データを読み出すとき、その読み出しアドレ
スがメモリバッファに符号化データを書き込むときの書
込アドレスを越えないようにする読み出し制御を採用し
ている復号化装置について説明したが、この発明に係る
復号化制御手段をその他の種類の読み出し制御処理を採
用した復号化装置に適用しても同じ効果が得られる。
【0068】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る復号化装置によれば、符号化データを復号化するとき
に、メモリバッファからの符号化データの読み出し制御
によって復号化処理が止まったときには、符号化処理等
の他の処理へ移行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の請求項1に対応する復号化装置の機
能ブロック図である。
【図2】この発明の請求項2に対応する復号化装置の機
能ブロック図である。
【図3】この発明による復号化装置を適用したファクシ
ミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図4】この実施例のファクシミリ装置のRAM4のフ
ォーマットの説明図である。
【図5】この実施例のファクシミリ装置における画情報
受信タスクの処理を示すフローチャートである。
【図6】この実施例のファクシミリ装置におけるモデム
2による割り込み処理を示すフローチャートである。
【図7】この実施例のファクシミリ装置における1ライ
ン毎の復号化処理を示すフローチャートである。
【図8】この実施例のファクシミリ装置におけるメモリ
蓄積タスクの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1:ネットワークコントロールユニット(NCU) 2:モデム 3:ROM 4:RAM 5:CPU 6:オペレーションパネル 7:符号化/復号化部(DCR) 8:ダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMA
C) 9:スキャナ 10:プロッタ 11:メモリ 12:書込手段 13:読出手段 14:復号化手段 15:制御手段 16,16′:復号化制御手段 17:判断手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリに符号化データを書き込む書込手
    段と、該手段によって書き込まれた符号化データを前記
    メモリから直接メモリアクセスによって読み出す読出手
    段と、該手段によって読み出された符号化データを復号
    化する復号化手段と、前記読出手段による符号化データ
    の読み出しを制御する制御手段と、該手段による制御に
    よって前記読出手段による符号化データの読み出しが途
    中で停止したとき、前記読出手段による符号化データの
    読み出しと前記復号化手段による符号化データの復号化
    を中断させて、前記読出手段によって前記メモリから停
    止時のラインの最初の符号化データから読み出させて前
    記復号化手段による復号化を行なわせる復号化制御手段
    とを備えたことを特徴とする復号化装置。
  2. 【請求項2】 メモリに符号化データを書き込む書込手
    段と、該手段によって書き込まれた符号化データを前記
    メモリから直接メモリアクセスによって読み出す読出手
    段と、該手段によって読み出された符号化データを復号
    化する復号化手段と、前記読出手段による符号化データ
    の読み出しを制御する制御手段と、該手段による制御に
    よって前記読出手段による符号化データの読み出しが途
    中で停止したとき、他に行なう処理があるか否かを判断
    する判断手段と、該手段によって他に行なう処理がある
    と判断されたとき、前記読出手段による符号化データの
    読み出しと前記復号化手段による符号化データの復号化
    を中断させて、前記読出手段によって前記メモリから停
    止時のラインの最初の符号化データから読み出させて前
    記復号化手段による復号化を行なわせる復号化制御手段
    とを備えたことを特徴とする復号化装置。
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