JP3299061B2 - ファクシミリ装置の制御方法 - Google Patents

ファクシミリ装置の制御方法

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JP3299061B2
JP3299061B2 JP33383694A JP33383694A JP3299061B2 JP 3299061 B2 JP3299061 B2 JP 3299061B2 JP 33383694 A JP33383694 A JP 33383694A JP 33383694 A JP33383694 A JP 33383694A JP 3299061 B2 JP3299061 B2 JP 3299061B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1ライン分の画像デー
タの符号化処理と、1ライン分の画情報の復号化処理を
交互に実行するとともに、画像データの符号化手段に対
する入出力データの転送および画情報の復号化手段に対
する入出力データの転送をDMA転送により行うファク
シミリ装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ファクシミリ装置で、メモリ蓄
積した画情報を相手端末に送信するときには、蓄積した
画情報を一旦元の画像データに復号化してバッファメモ
リに保存し、相手端末の受信条件にあわせた符号化方式
でバッファメモリに保存した画像データを符号化し、そ
れにより得た画情報を送信用バッファに一旦蓄積し、そ
の送信用バッファに蓄積されている画情報を相手端末に
送信するようにしている。
【0003】この場合には、1ライン分の画像データの
符号化処理と、1ライン分の画情報の復号化処理が交互
に実行される。また、このときには、高速なデータ転送
が必要となるので、画像データの符号化手段に対する入
出力データの転送および画情報の復号化手段に対する入
出力データの転送をDMA転送により行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では、次のような不都合を生じていた。
【0005】すなわち、例えば、相手端末に画情報を伝
送するときの速度が遅い場合などで、送信用バッファが
フルの状態が継続し、1ライン分の符号化処理の途中で
DMA転送によるデータ転送が停止した場合、それ以降
の符号化処理により形成された画情報データは、別の一
時バッファに保存し、その時点で、符号化処理を一旦停
止する。そして、その後の送信処理では、一時バッファ
に保存していた画情報データを送信するようにしてい
る。
【0006】このようにして、従来では、1ライン分の
符号化処理の途中でデータ転送が停止した場合、複雑な
処理が必要となるという事態を生じていた。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、1ライン分の符号化処理と復号化処理を交互
に実行するときの処理の手間を削減できるファクシミリ
装置の制御方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、1ライン分の
画像データの符号化処理と、1ライン分の画情報の復号
化処理を交互に実行するとともに、画像データの符号化
手段に対する入出力データの転送および画情報の復号化
手段に対する入出力データの転送をDMA転送により行
うファクシミリ装置の制御方法において、1ライン分の
画像データの符号化処理の途中でDMA転送によるデー
タ転送が一時的に停止したとき、その時点で実行してい
る符号化処理を中断し、画像データの符号化処理の再開
時には、その中断したラインから画像データの符号化処
理を再開するようにしたものである。
【0009】また、1ライン分の画像データの符号化処
理と、1ライン分の画情報の復号化処理を交互に実行す
るとともに、画像データの符号化手段に対する入出力デ
ータの転送および画情報の復号化手段に対する入出力デ
ータの転送をDMA転送により行うファクシミリ装置の
制御方法において、1ライン分の画像データの符号化処
理の途中でDMA転送によるデータ転送が一時的に停止
したとき、その時点の動作モードで復号化処理が実行さ
れる場合には、その時点で実行している符号化処理を中
断し、画像データの符号化処理の再開時には、その中断
したラインから画像データの符号化処理を再開するよう
にしたものである。
【0010】また、1ライン分の画像データの符号化処
理と、1ライン分の画情報の復号化処理を交互に実行す
るとともに、画像データの符号化手段に対する入出力デ
ータの転送および画情報の復号化手段に対する入出力デ
ータの転送をDMA転送により行うファクシミリ装置の
制御方法において、1ライン分の画像データの符号化処
理の途中でDMA転送によるデータ転送が一時的に停止
したとき、その時点で1ライン分の復号化処理が継続さ
れているときには、その時点で実行している符号化処理
を中断し、画像データの符号化処理の再開時には、その
中断したラインから画像データの符号化処理を再開する
ようにしたものである。
【0011】
【作用】したがって、1ライン分の符号化処理の途中で
データ転送が中断したような場合には、その時点で符号
化処理を停止し、その後に中断したラインから符号化処
理を再開するようにしているので、複雑な処理が不要と
なる。
【0012】また、1ライン分の符号化処理の途中でデ
ータ転送が中断したような場合には、その時点の動作モ
ードが、復号化処理の実行を伴う場合に限り、その時点
で符号化処理を停止し、その後に中断したラインから符
号化処理を再開するようにしているので、複雑な処理が
不要となるとともに、適切な復号化処理が行える。
【0013】また、また、1ライン分の符号化処理の途
中でデータ転送が中断したような場合には、その時点
で、1ライン分の復号化処理を行っているときに限り、
その時点で符号化処理を停止し、その後に中断したライ
ンから符号化処理を再開するようにしているので、複雑
な処理が不要となるとともに、適切な復号化処理が行え
る。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。
【0016】同図において、CPU(中央処理装置)1
は、このグループ3ファクシミリ装置の各部の制御処
理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理を行うもの
であり、ROM(リード・オンリ・メモリ)2は、CP
U1が実行する制御処理プログラム、および、処理プロ
グラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶す
るものであり、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)
3は、CPU1のワークエリアを構成するとともに、こ
のグループ3ファクシミリ装置に固有な各種のパラメー
タ情報を記憶するためのものである。DMAC4は、C
PU1を介さない高速なデータ転送(DMA転送)を実
現するためのものである。
【0017】スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
7は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0018】符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0019】グループ3ファクシミリモデム10は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、おもに画情報をやりとりす
るための高速モデム機能(V.17モデム、V.33モ
デム、V.29モデム、V.27terモデムなど)、
および、種々のトーン信号を検出/発生する機能を備え
ている。
【0020】網制御装置11は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0021】これらの、CPU1、ROM2、RAM
3、DMAC4、スキャナ5、プロッタ6、操作表示部
7、符号化復号化部8、画像蓄積装置9、グループ3フ
ァクシミリモデム10、および、網制御装置11は、内
部バス12に接続されており、これらの各要素間でのデ
ータのやりとりは、主としてこの内部バス12を介して
行われている。
【0022】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0023】図2は、図1の装置におけるメモリマップ
の一例を示している。
【0024】同図において、RAM3のアドレス領域に
は、ライン単位に複数ライン分の画像データを蓄積する
ラインバッファ領域、送信画情報データを一時的に保持
するためのFIFO(先入れ先出し)バッファ領域、E
CM(誤り訂正モード)時のデータバッファ領域として
用いられる64(KB)のECMバッファ領域、およ
び、その他のワーク領域が設定される。
【0025】また、RAM3のアドレス領域に続いて、
画像蓄積装置9のアドレス領域が設定されている。
【0026】以上の構成で、スキャナ5にセットした送
信原稿画像を直接相手端末に送信するときには、スキャ
ナ5で読み取って得られた画像データは、DMA転送に
よりラインバッファに転送され、ラインバッファに保存
された画像データは、DMA転送により符号化復号化部
8に転送され、相手端末にあわせた符号化方式で符号化
されて画情報データに変換される。
【0027】そして、符号化復号化部8から出力される
画情報データは、DMA転送によりFIFOバッファに
転送され、FIFOバッファに保存された画情報データ
は、DMA転送によりグループ3ファクシミリモデム1
0に転送され、変調された後に網に送出される。
【0028】このとき、ECMモードが設定されていれ
ば、符号化復号化部8から出力される画情報データは、
DMA転送によりECMバッファに転送され、ECMバ
ッファに保存された画情報データは、DMA転送により
グループ3ファクシミリモデム10に転送され、変調さ
れた後に網に送出される。
【0029】また、メモリ送信が指定されると、まず、
スキャナ5にセットされた送信原稿の画像が、一旦画像
蓄積装置9に蓄積される。この場合、スキャナ5で読み
取って得られた画像データは、DMA転送により符号化
復号化部8に転送され、最も圧縮率の高い符号化方式で
符号化されて画情報データに変換される。そして、符号
化復号化部8から出力される画情報データは、DMA転
送により画像蓄積装置9に転送されて保存される。
【0030】そして、この画像蓄積装置9に保存された
画情報データを送信するときには、画像蓄積装置9から
読み出した画情報データをDMA転送により符号化復号
化部8に転送し、符号化復号化部8で、圧縮時と同じ符
号化方式の復号化処理を適用して元の画像データに復号
化する。符号化復号化部8から出力される画像データ
は、DMA転送によりラインバッファに転送され、ライ
ンバッファに保存された画像データは、DMA転送によ
り符号化復号化部8に転送され、相手端末にあわせた符
号化方式で符号化されて画情報データに変換される。
【0031】そして、符号化復号化部8から出力される
画情報データは、DMA転送によりFIFOバッファに
転送され、FIFOバッファに保存された画情報データ
は、DMA転送によりグループ3ファクシミリモデム1
0に転送され、変調された後に網に送出される。
【0032】また、このとき、ECMモードが設定され
ていれば、符号化復号化部8から出力される画情報デー
タは、DMA転送によりECMバッファに転送され、E
CMバッファに保存された画情報データは、DMA転送
によりグループ3ファクシミリモデム10に転送され、
変調された後に網に送出される。
【0033】ここで、通常、CPU1が、モデム速度に
応じてFIFOバッファまたはECMバッファからデー
タを読み出す速度よりも、符号化復号化部8が符号化し
てFIFOバッファまたはECMバッファに書き込む速
度の方が大きいので、非ECMモードの場合には、FI
FOバッファの書き込みポインタが読み出しポインタよ
りも大きくならないように、また、ECMモードの場合
には、ECMバッファがフルになった時点で、ECMバ
ッファへのデータ書き込みを一時的に停止するように、
データの書き込み/読み出しアドレスを制御する必要が
ある。
【0034】ここで、DMAC4は、書込停止アドレス
に指定されたアドレスの1つ前のアドレスまで指定され
たデータ転送を完了すると、その時点でデータ転送を停
止するような動作を行う。
【0035】そこで、非ECMモードの場合には、FI
FOバッファからデータを読み出すたびにFIFOバッ
ファの読み出しポインタのアドレスよりも1つ大きい値
を書込停止アドレスとしてDMAC4にセットし、ま
た、ECMモードの場合には、1ブロックの処理の最初
に、ECMバッファの上限値よりも1つ大きい値を書込
停止アドレスとしてDMAC4にセットすればよい。
【0036】図3は、1ページ送信時にCPU1が実行
する画情報送信タスクの一例を示している。なお、この
グループ3ファクシミリ装置は、複数のタスク(プログ
ラムの処理単位)が並列的に実行されるマルチタスク処
理機能を備えている。
【0037】まず、所定のデータバッファや変数の初期
化を行い(処理101)、そのときにメモリ送信モード
が指定されているかどうかを調べる(判断102)。判
断102の結果がYESになるときには、復号化処理を
実行中であることをあらわすフラグFDCをセットする
とともに(処理103)、画像蓄積装置9から送信が情
報を読み出すSAF読み出しタスクを起動する(処理1
04)。また、判断102の結果がNOになるときに
は、スキャナ5により1ページ分の送信画像を読み取る
処理を起動する(処理105)。
【0038】このようにして、ラインバッファへの画像
データの蓄積を開始すると、FIFOバッファあるいは
ECMバッファから画情報データをグループ3ファクシ
ミリモデム10に転送するために、モデム割込を許可す
る(処理106)。
【0039】この状態で、ラインバッファに画像データ
が蓄積されるまで待つ(判断107のNOループ)。ラ
インバッファに画像データが蓄積されて、判断107の
結果がYESになると、1ライン分の画像データを符号
化する1ライン符号化処理(処理108)を実行する。
【0040】そして、この1ライン符号化処理が正常に
終了したかどうかを調べ(判断109)、判断109の
結果がYESになるときには、ラインバッファポインタ
を更新して次のラインの画像データを符号化するための
準備を行う(処理110)。また、判断109の結果が
NOになるときには、処理110を実行せず、同一ライ
ンの画像データを符号化するように動作状態をセットす
る。
【0041】次いで、他のタスク(例えばSAF読み出
しタスク)にタスクスイッチし(処理111)、自タス
クが実行状態になるまで待つ。そして、自タスクが実行
状態になると、次の符号化ラインがあるかどうかを調べ
(判断112)、判断112の結果がYESになるとき
には、判断107に戻り、次のラインの符号化処理を行
う。
【0042】また、判断112の結果がNOになるとき
には、そのときにECMモードの画情報伝送が行われて
いるかどうかを調べ(判断113)、判断113の結果
がYESになるときには、1ブロック分の画情報の終了
をあらわす符号EOFBをセットし(処理114)、ま
た、判断113の結果がNOになるときには、1ページ
分の画情報の終了をあらわす符号RTCをセットする
(処理115)。
【0043】次いで、フラグFDCをリセットし(処理
116)、この画情報送信タスクを終了する。
【0044】図4は、SAF読み出しタスクの一例を示
している。
【0045】まず、必要な初期化処理を行い(処理20
1)、所定の1ライン復号化処理(処理202)を実行
する。そして、そのときにECMモードの画情報伝送が
行われているかどうかを調べ(判断203)、判断20
3の結果がNOになるときには、符号RTCを検出した
かどうかを調べる(判断204)。
【0046】判断204の結果がNOになるときには、
復号化後の画像データを保存するラインバッファを指定
するラインバッファポインタを更新し(処理205)、
他のタスク(例えば画情報送信タスク)にタスクスイッ
チし(処理206)、自タスクが実行状態になるまで待
つ。そして、自タスクが実行状態になると、処理202
に戻る。
【0047】また、判断204の結果がYESになる
と、このSAF読み出しタスクを終了する。
【0048】また、判断203の結果がYESになると
きには、符号EOFBを検出したかどうかを調べる(判
断207)。判断207の結果がNOになるときには、
処理205に移行し、それ以降の処理を実行する。ま
た、判断207の結果がYESになるときには、このS
AF読み出しタスクを終了する。
【0049】図5は、1ライン符号化処理の一例を示し
ている。
【0050】まず、符号化復号化部8に符号化モードを
セットし(処理301)、DMAC4に対しラインバッ
ファの読み出しアドレスを転送元アドレスとしてセット
し(処理302)、DMAC4に対し画像データのバイ
ト数を転送バイト数としてセットする(処理303)。
【0051】そして、そのときにECMモードがセット
されているかどうかを調べ(判断304)、判断304
の結果がNOになるときには、DMAC4に対しFIF
Oバッファの書き込みアドレスを転送先アドレスとして
セットし(処理305)、また、判断304の結果がY
ESになるときには、DMAC4に対しECMバッファ
の書き込みアドレスを転送先アドレスとしてセットする
(処理306)。
【0052】このようにして、DMAC4にDMA転送
の条件のセットを終了すると、符号化復号化部8を用い
た1ライン分の符号化処理(別タスク)を開始する(処
理307)。
【0053】そして、そのときにECMモードがセット
されているかどうかを調べ(判断308)、判断308
の結果がNOになるときには、FIFOバッファの書き
込みアドレスが上限に到達するかどうかを調べる(判断
309)。判断309の結果がNOになるときには、D
MAC4に設定したDMA転送が完了して、符号化処理
が終了したかどうかを調べる(判断310)。判断31
0の結果がNOになるときには、判断308に戻る。
【0054】符号化処理が終了した場合で、判断310
の結果がYESになると、符号化結果に「正常終了」を
セットして(処理311)、この1ライン符号化処理を
終了する。
【0055】また、FIFOバッファの書き込みアドレ
スが上限に到達して、DMAC4のDMA転送が停止
し、判断309の結果がYESになるときには、フラグ
FDCがセットされているかどうかを調べる(判断31
2)。判断312の結果がNOになるときには、符号化
処理を継続して行えるので、判断310に移行する。ま
た、判断312の結果がYESになるときには、そのと
きの1ライン分の符号化処理を中断したので、符号化結
果に「上限到達」をセットして(処理313)、この1
ライン符号化処理を終了する。
【0056】また、ECMモードがセットされている場
合で、判断308の結果がYESになるときには、EC
Mバッファの書き込みアドレスが上限に到達しているか
どうかを調べる(判断314)。判断314の結果がN
Oになるときには、判断310に移行し、また、判断3
14の結果がYESになるときには、判断312に移行
する。したがって、ECMバッファの書き込みアドレス
が上限に到達して、DMAC4のDMA転送が停止した
場合にも、符号化結果に「上限到達」をセットして(処
理313)、この1ライン符号化処理を終了する。
【0057】図6は、モデム割込処理の一例を示してい
る。このモデム割込処理は、グループ3ファクシミリモ
デム10が送信データを要求するタイミングに同期し
て、実行される。
【0058】まず、そのときにECMモードがセットさ
れているかどうかを調べる(判断401)。判断401
の結果がNOになるときには、FIFOバッファから1
バイト分のデータを読み出し(処理402)、その読み
出した1バイト分のデータをグループ3ファクシミリモ
デム10に転送して(処理403)、相手端末に送信す
る。
【0059】次いで、FIFO読み出しポインタを1つ
増やして更新し(処理404)、その更新後のFIFO
読み出しポインタの値を、書込停止アドレスとしてDM
AC4にセットし(処理405)、このモデム割込処理
を終了する。
【0060】また、判断401の結果がYESになると
きには、ECMバッファから1バイト分のデータを読み
出し(処理406)、その読み出した1バイト分のデー
タをグループ3ファクシミリモデム10に転送して(処
理407)、相手端末に送信し、このモデム割込処理を
終了する。
【0061】このようにして、本実施例では、1ライン
符号化処理の途中でDMAC4のDMA転送が停止した
場合、そのときに、復号化処理を並行して行っていると
きには、一旦1ライン符号化処理を中断し、次に1ライ
ン符号化処理を行うとき、その符号化を中断したライン
の最初から画像データを再度符号化するようにしている
ので、ライン単位の符号化処理、および、復号化処理を
適切に行うことができる。
【0062】また、直接送信時には、1ライン符号化処
理の途中でDMAC4のDMA転送が停止しても、符号
化処理を中断しないので、適切な符号化処理を行うこと
ができる。
【0063】図7は、画情報送信タスクの他の例を示し
ている。
【0064】まず、所定のデータバッファや変数の初期
化を行い(処理501)、そのときにメモリ送信モード
が指定されているかどうかを調べる(判断502)。判
断502の結果がYESになるときには、画像蓄積装置
9から送信が情報を読み出すSAF読み出しタスクを起
動する(処理504)。また、判断502の結果がNO
になるときには、スキャナ5により1ページ分の送信画
像を読み取る処理を起動する(処理505)。
【0065】このようにして、ラインバッファへの画像
データの蓄積を開始すると、FIFOバッファあるいは
ECMバッファから画情報データをグループ3ファクシ
ミリモデム50に転送するために、モデム割込を許可す
る(処理506)。
【0066】この状態で、ラインバッファに画像データ
が蓄積されるまで待つ(判断507のNOループ)。ラ
インバッファに画像データが蓄積されて、判断507の
結果がYESになると、1ライン分の画像データを符号
化する1ライン符号化処理(処理508)を実行する。
【0067】そして、この1ライン符号化処理が正常に
終了したかどうかを調べ(判断509)、判断509の
結果がYESになるときには、ラインバッファポインタ
を更新して次のラインの画像データを符号化するための
準備を行う(処理510)。また、判断509の結果が
NOになるときには、処理510を実行せず、同一ライ
ンの画像データを符号化するように動作状態をセットす
る。
【0068】次いで、他のタスク(例えばSAF読み出
しタスク)にタスクスイッチし(処理511)、自タス
クが実行状態になるまで待つ。そして、自タスクが実行
状態になると、次の符号化ラインがあるかどうかを調べ
(判断512)、判断512の結果がYESになるとき
には、判断507に戻り、次のラインの符号化処理を行
う。
【0069】また、判断512の結果がNOになるとき
には、そのときにECMモードの画情報伝送が行われて
いるかどうかを調べ(判断513)、判断513の結果
がYESになるときには、1ブロック分の画情報の終了
をあらわす符号EOFBをセットし(処理514)、ま
た、判断513の結果がNOになるときには、1ページ
分の画情報の終了をあらわす符号RTCをセットする
(処理515)。そして、この画情報送信タスクを終了
する。
【0070】図8は、図7の画情報送信タスクと組で用
いられるSAF読み出しタスクの一例を示している。
【0071】まず、必要な初期化処理を行い(処理60
1)、復号化処理を実行している状態をあらわすフラグ
FDCをセットし(処理602)、所定の1ライン復号
化処理(処理603)を実行する。
【0072】そして、そのときにECMモードの画情報
伝送が行われているかどうかを調べ(判断604)、判
断604の結果がNOになるときには、符号RTCを検
出したかどうかを調べる(判断605)。
【0073】判断605の結果がNOになるときには、
復号化後の画像データを保存するラインバッファを指定
するラインバッファポインタを更新し(処理606)、
他のタスク(例えば画情報送信タスク)にタスクスイッ
チし(処理607)、自タスクが実行状態になるまで待
つ。そして、自タスクが実行状態になると、処理603
に戻る。
【0074】また、判断604の結果がYESになる
と、フラグFDCをリセットし(処理608)、このS
AF読み出しタスクを終了する。
【0075】また、判断604の結果がYESになると
きには、符号EOFBを検出したかどうかを調べる(判
断609)。判断609の結果がNOになるときには、
処理606に移行し、それ以降の処理を実行する。ま
た、判断609の結果がYESになるときには、処理6
08に移行し、フラグFDCをリセットした後に、この
SAF読み出しタスクを終了する。
【0076】したがって、本実施例では、フラグFDC
を1ページ分の復号化処理を終了した時点でリセットし
ているので、例えば、ラインバッファが相当数(例え
ば、1ページ分程度)確保できる場合には、復号化処理
が早い段階で終了し、その結果、1ライン符号化処理を
中断する必要がなくなり、効率のよい符号化処理が可能
となる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1ライン分の符号化処理の途中でデータ転送が中断した
ような場合には、その時点で符号化処理を停止し、その
後に中断したラインから符号化処理を再開するようにし
ているので、複雑な処理が不要となるという効果を得
る。
【0078】また、1ライン分の符号化処理の途中でデ
ータ転送が中断したような場合には、その時点の動作モ
ードが、復号化処理の実行を伴う場合に限り、その時点
で符号化処理を停止し、その後に中断したラインから符
号化処理を再開するようにしているので、複雑な処理が
不要となるとともに、適切な復号化処理が行えるという
効果も得る。
【0079】また、また、1ライン分の符号化処理の途
中でデータ転送が中断したような場合には、その時点
で、1ライン分の復号化処理を行っているときに限り、
その時点で符号化処理を停止し、その後に中断したライ
ンから符号化処理を再開するようにしているので、複雑
な処理が不要となるとともに、適切な復号化処理が行え
るという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置の構成を示したブロック図。
【図2】図1の装置のメモリマップの一部を例示した概
略図。
【図3】画情報送信タスクの一例を示したフローチャー
ト。
【図4】SAF読み出しタスクの一例を示したフローチ
ャート。
【図5】1ライン符号化処理の一例を示したフローチャ
ート。
【図6】モデム割込処理の一例を示したフローチャー
ト。
【図7】画情報送信タスクの他の例を示したフローチャ
ート。
【図8】SAF読み出しタスクの他の例を示したフロー
チャート。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ライン分の画像データの符号化処理
    と、1ライン分の画情報の復号化処理を交互に実行する
    とともに、画像データの符号化手段に対する入出力デー
    タの転送および画情報の復号化手段に対する入出力デー
    タの転送をDMA転送により行うファクシミリ装置の制
    御方法において、 1ライン分の画像データの符号化処理の途中でDMA転
    送によるデータ転送が一時的に停止したとき、その時点
    で実行している符号化処理を中断し、画像データの符号
    化処理の再開時には、その中断したラインから画像デー
    タの符号化処理を再開することを特徴とするファクシミ
    リ装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 1ライン分の画像データの符号化処理
    と、1ライン分の画情報の復号化処理を交互に実行する
    とともに、画像データの符号化手段に対する入出力デー
    タの転送および画情報の復号化手段に対する入出力デー
    タの転送をDMA転送により行うファクシミリ装置の制
    御方法において、 1ライン分の画像データの符号化処理の途中でDMA転
    送によるデータ転送が一時的に停止したとき、その時点
    の動作モードで復号化処理が実行される場合には、その
    時点で実行している符号化処理を中断し、画像データの
    符号化処理の再開時には、その中断したラインから画像
    データの符号化処理を再開することを特徴とするファク
    シミリ装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 1ライン分の画像データの符号化処理
    と、1ライン分の画情報の復号化処理を交互に実行する
    とともに、画像データの符号化手段に対する入出力デー
    タの転送および画情報の復号化手段に対する入出力デー
    タの転送をDMA転送により行うファクシミリ装置の制
    御方法において、 1ライン分の画像データの符号化処理の途中でDMA転
    送によるデータ転送が一時的に停止したとき、その時点
    で1ライン分の復号化処理が継続されているときには、
    その時点で実行している符号化処理を中断し、画像デー
    タの符号化処理の再開時には、その中断したラインから
    画像データの符号化処理を再開することを特徴とするフ
    ァクシミリ装置の制御方法。
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