JPH10275068A - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents

画像処理装置及びその制御方法

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JPH10275068A
JPH10275068A JP9081276A JP8127697A JPH10275068A JP H10275068 A JPH10275068 A JP H10275068A JP 9081276 A JP9081276 A JP 9081276A JP 8127697 A JP8127697 A JP 8127697A JP H10275068 A JPH10275068 A JP H10275068A
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JP
Japan
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image
image information
memory
unit
processing apparatus
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JP9081276A
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Akiyoshi Nishimaki
明美 西巻
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像の形成の失敗を防止しつつ処理に要するメ
モリ容量を削減する。 【解決手段】セントロニクスI/F107を介して供給
される画像情報の解像度に基づいて、出力処理の開始の
基準となる閾値Tを決定する。受信した画像情報は、順
次画像情報メモリ104に格納される。そのデータ量が
閾値Tを超えたら、画像情報メモリ104より画像情報
を読出して出力処理を開始する。そして、出力処理が終
了した画像情報を画像情報メモリ104より順次消去
し、これにより画像情報メモリ104の空容量を増やし
ながら画像情報を受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
その制御方法に係り、特に、画像情報を入力する入力手
段と、入力された画像情報を保持するメモリ手段と、前
記メモリ手段に保持された画像情報に基づいて画像を形
成する画像形成手段とを有する画像処理装置及びその制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、一般的な電子写真方式の
画像処理装置のように、画像の形成を中途で中断するこ
とができないタイプの画像処理装置においては、コンピ
ュータ等の端末装置より1ページ分の印刷データを受信
し終ってから、画像の形成を開始していた。したがっ
て、印刷データのデータ量がメモリの容量を越える場合
には、メモリフルエラーとなり、画像の形成に失敗する
ことになる。かかる失敗を防止するためには相応の容量
を有するメモリを備える必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、製品の
コストダウンを図るためにはメモリの容量を削減するこ
とが望まれている。
【0004】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、画像の形成の失敗を防止しつつ処理に要す
るメモリ容量を削減することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、画像情報を入力する入力手段と、入力された画像
情報を保持するメモリ手段と、前記メモリ手段に保持さ
れた画像情報に基づいて画像を形成する画像形成手段と
を有する画像処理装置であって、入力された画像情報の
解像度を判別する解像度判別手段と、画像情報の解像度
に基づいて、前記画像形成手段を制御する際の基準とな
る閾値を決定する閾値決定手段と、前記メモリ手段に保
持された画像情報の量が前記閾値決定手段により決定さ
れた閾値を超えたことを検知して前記画像出力手段に画
像の形成を開始させ、前記画像形成手段による画像の形
成に供されて不要になった画像情報を前記メモリ手段よ
り順次消去するメモリ管理手段とを備えることを特徴と
する。
【0006】前記画像処理装置において、前記メモリ管
理手段は、前記メモリ手段の空容量が所定値以下になっ
た場合に、該空容量が所定値になるまで前記入力手段に
よる画像情報の入力を一時的に中断させる手段を有する
ことが好ましい。
【0007】前記画像処理装置において、前記メモリ管
理手段は、バイト数を基準として、前記メモリ手段に保
持された画像情報の量と前記閾値決定手段により決定さ
れた閾値とを比較することが好ましい。
【0008】前記画像処理装置において、前記メモリ管
理手段は、画像のライン数を基準として、前記メモリ手
段に保持された画像情報の量と前記閾値決定手段により
決定された閾値とを比較することが好ましい。
【0009】前記画像処理装置において、前記入力手段
により入力される画像情報は、例えば、ビットマップ形
式の画像データであることが好ましい。
【0010】前記画像処理装置において、前記画像形成
手段は、電子写真方式により画像を形成することが好ま
しい。
【0011】本発明に係る画像処理装置の制御方法は、
画像情報を入力する入力手段と、入力された画像情報を
保持するメモリ手段と、前記メモリ手段に保持された画
像情報に基づいて画像を形成する画像形成手段とを有す
る画像処理装置の制御方法であって、入力された画像情
報の解像度を判別する解像度判別工程と、画像情報の解
像度に基づいて、前記画像形成手段を制御する際の基準
となる閾値を決定する閾値決定工程と、前記メモリ手段
に保持された画像情報の量が前記閾値決定工程により決
定された閾値を超えたことを検知して前記画像出力手段
に画像の形成を開始させ、前記画像形成手段による画像
の形成に供されて不要になった画像情報を前記メモリ手
段より順次消去するメモリ管理工程とを含むことが好ま
しい。
【0012】前記画像処理装置の制御方法において、前
記メモリ管理工程は、前記メモリ手段の空容量が所定値
以下になった場合に、該空容量が所定値になるまで前記
入力手段による画像情報の入力を一時的に中断させる工
程を有することが好ましい。
【0013】前記画像処理装置の制御方法において、前
記メモリ管理工程は、バイト数を基準として、前記メモ
リ手段に保持された画像情報の量と前記閾値決定工程に
おいて決定された閾値とを比較することが好ましい。
【0014】前記画像処理装置の制御方法において、前
記メモリ管理工程は、画像のライン数を基準として、前
記メモリ手段に保持された画像情報の量と前記閾値決定
工程において決定された閾値とを比較することが好まし
い。
【0015】前記画像処理装置の制御方法において、前
記入力手段により入力される画像情報は、例えば、ビッ
トマップ形式の画像データであることが好ましい。
【0016】前記画像処理装置の制御方法において、前
記画像形成手段は、電子写真方式により画像を形成する
ことが好ましい。
【0017】本発明に係るメモリは、画像情報を入力す
る入力手段と、入力された画像情報を保持するメモリ手
段と、前記メモリ手段に保持された画像情報に基づいて
画像を形成する画像形成手段とを有する画像処理装置の
制御プログラムコードを収めたメモリであって、入力さ
れた画像情報の解像度を判別する解像度判別工程のコー
ドと、画像情報の解像度に基づいて、前記画像形成手段
を制御する際の基準となる閾値を決定する閾値決定工程
のコードと、前記メモリ手段に保持された画像情報の量
が前記閾値決定工程により決定された閾値を超えたこと
を検知して前記画像出力手段に画像の形成を開始させ、
前記画像形成手段による画像の形成に供されて不要にな
った画像情報を前記メモリ手段より順次消去するメモリ
管理工程のコードとを含むことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施の形態を説明する。
【0019】図1は、本発明の好適な実施の形態に係る
画像処理装置の構成例を示す図である。この画像処理装
置装置100は、一般的なファクシミリ装置としての機
能の他、複写装置、印刷装置としての機能を有する。
【0020】CPU101は、ROM102に格納され
た制御プログラムに基づいて、CPUバス119に接続
された各デバイスを制御する。RAM103は、例え
ば、SRAM等により構成され、CPU101のワーク
メモリとして使用される。
【0021】画像情報メモリ104は、例えば、DRA
M等により構成され、コンピュータ等の端末装置から送
られてきた画像情報(例えば、ビットマップ形式の画像
データ)を順次保持するために使用される。登録メモリ
105は、例えば、EEPROM等の不揮発性メモリに
より構成され、後述の閾値テーブルを登録するために使
用される。
【0022】通信データ変換部106は、通信回線11
8を介して通信するデータの符号化及び復号を行なう。
セントロニクスI/F107は、セントロニクスケーブ
ル117を介して、コンピュータ等の端末装置と通信を
行ない、該端末装置より画像情報を受信する。受信され
た画像情報は、DMAコントローラ116により、画像
情報メモリ104に順次転送される。
【0023】モデム(変復調装置)108は、ファクシ
ミリデータの変調及び復調を行う。NCU(網制御装
置)109は、選択信号(例えば、ダイヤルパルスまた
はトーンダイヤラ)を通信回線118に送出する機能
や、呼出音の検出による自動着信及び回線制御のための
機能等を有する。
【0024】画像情報変換部は、セントロニクスケーブ
ル117を介して端末装置から受信した画像情報や通信
回線118を介して相手側のファクシミリ装置から受信
した画像情報を復号する他、スキャナ113により読み
取った原稿画像情報を通信回線118を介してファクシ
ミリ装置に送信する際に、その原稿画像情報を符号化す
る機能を有する。
【0025】解像度変換部110は、画像情報変換部1
10により復号された画像情報の解像度が、記録部11
5の解像度と異なる場合に、その画像情報の解像度を記
録部115の解像度に一致するように変換する。
【0026】スキャナ113は、原稿画像を読み取るた
めのイメージセンサや原稿の搬送機能等を有し、原稿画
像を光学的に読み取って、電気的な画像情報に変換す
る。画像補整部112は、スキャナ113から供給され
た画像情報に対して、γ補整、色補整等の処理を施す。
【0027】操作部114は、操作ボタンや表示パネル
等を含み、オペレータからの指示を入力する他、画像処
理装置100の状態や設定内容等を表示する。
【0028】記録部115は、バッファを有し、画像情
報変換部110、解像度変換部111または画像補整部
112より供給される画像情報を該バッファに一時的に
格納し、その画像情報を順次ビデオ信号に変換して、例
えば、電子写真方式により、記録紙上に画像を形成し排
出する。この記録部115における画像形成方式は、特
定の画像形成方式に限定されるものではないが、この実
施の形態は、中途で画像の形成を中断できないタイプの
画像形成方式に好適である。
【0029】図2は、端末装置と画像処理装置100と
の間の通信を概略的に説明するための図である。先ず、
端末装置は、画像処理装置100に対して、印刷を指示
するコマンド(印刷指示コマンド)を送信する(1)。
このコマンドには、例えば、印刷を行う記録紙のサイズ
等を指定するパラメータが付随する。このコマンド及び
パラメータが適正なものであれば、画像処理装置100
は、その旨の応答を返す。
【0030】次いで、端末装置は、画像処理装置100
に対して、ページ情報を通知するコマンド(ページ情報
コマンド)を送信する(2)。このコマンドには、例え
ば、画像情報の主走査/副走査の解像度等を示すパラメ
ータが付随する。このコマンド及びパラメータが適正な
ものであれば、画像処理装置100は、その旨の応答を
返す。
【0031】次いで、端末装置は、画像処理装置100
に対して、画像情報の受信を指示するコマンド(画像情
報の受信指示コマンド)を送信する(3)。このコマン
ドには、画像情報が付随する。画像情報を適正に受信し
たら、画像処理装置100は、その旨の応答を返し、端
末装置は後続の画像情報をさらに送信する。
【0032】(3)の動作は、1ページ分の画像情報の
受信を完了するまで繰り返して実行され、(2)及び
(3)の動作は、全ページの印刷を受信するまで繰り返
して実行される。
【0033】次に、画像処理装置100の概略的な動作
を説明する。この画像処理装置100は、受信した画像
情報を順次画像情報メモリ104に格納し、格納した画
像情報のデータ量が所定量(以下、閾値Tという)を超
えた場合に、その画像情報に基づく画像処理を開始し、
処理済みの画像情報を順次画像情報メモリ104から消
去することにより、画像情報メモリ104のメモリフル
エラーを防止する。これにより、画像情報メモリ104
を有効に利用することができため、画像情報メモリ10
4の容量を小さくすることができる。
【0034】ところで、記録部115の処理速度が一定
の場合(例えば、ビデオクロックの速度が一定の場合)
は、この処理速度に合わせて、記録部115に画像情報
(例えば、ラスタデータ)を供給する必要がある。すな
わち、記録部115に対する画像情報の供給速度が記録
部115の処理速度よりも遅いと、画像情報のアンダー
ランが発生し、適正に画像を形成することができない。
【0035】したがって、端末装置から画像処理装置1
00に対する画像情報の転送速度や画像情報の処理(例
えば、復号、解像度の変換等)が、記録部115の処理
速度よいも遅い場合には、記録部115に供給すべき相
応の量の画像情報が準備された後に、記録部115に対
する画像情報の供給を開始する必要がある。
【0036】このため、この画像処理装置100は、上
記のように、画像情報メモリ104に格納した画像情報
のデータ量が閾値Tを超えた後に、その画像情報の処理
を開始すると共に記録部115に対する画像情報の供給
を開始する。
【0037】一方、受信する画像情報の解像度が異なる
と、受信した画像情報が同一のデータ量であっても、こ
れを記録部115の解像度に一致するように変換した場
合の画像情報のデータ量が異なることになる。したがっ
て、受信する画像情報の解像度に拘わらず、記録部11
5に供給する画像情報のアンダーランを防止するために
は、解像度に応じて、閾値Tを決定することが望まし
い。そこで、この画像処理装置100は、端末装置によ
り受信される画像情報の解像度に応じて、閾値Tを決定
する。
【0038】図3〜図6は、この画像処理装置100の
動作例を示すフローチャートである。以下、このフロー
チャートに従って、画像処理装置100の詳細な動作例
を説明する。なお、このフローチャートに係る制御プロ
グラムは、ROM102に格納されている。
【0039】このフローチャートに係る処理は、端末装
置からの受信要求を検知することにより起動される。先
ず、ステップS10では、受信要求に係るデータを受信
し、ステップS20において、そのデータが印刷指示コ
マンドであるか否かを判断し、印刷指示コマンドであれ
ばステップS30に進み、他のデータであればステップ
S110に進んでエラー処理を実行する。なお、前述の
ように、端末装置からのデータの送信は、印刷指示コマ
ンド及びそれに付随するパラメータ、ページ情報コマン
ド及びそれに付随するパラメータ、受信指示コマンド及
びそれに付随する画像情報の順になされるものとし、こ
の手順に従わない場合には、エラーが発生したとみなす
ものとする。
【0040】ステップS30では、印刷指示コマンドに
付随するパラーメータ(例えば、記録紙サイズを指定す
るパラメータ)が、画像処理装置100の機能に適合し
た適正なものであるか否かを判断し、適正なパラメータ
であればステップS40に進み、そのパラメータを設定
し、不適正なパラメータであればステップS110に進
み、エラー処理を実行する。
【0041】ステップS50では、印刷指示コマンド及
びそれに付随するパラメータの内容が適正である旨の応
答を端末装置に返す。
【0042】ステップS60及びS90では、端末装置
よりデータが送信されるのを待ち、所定の時間内にデー
タを受信した場合には、ステップS70に進み、所定の
時間内にデータを受信しない場合(タイムアウト)には
ステップS100に進み、エラー処理を実行する。
【0043】ステップS70では、受信に係るデータが
ページ情報コマンドであるか否かを判断し、ページ情報
コマンドであればステップS80に進み、ページ情報コ
マンドでなければステップS110に進んでエラー処理
を実行する。
【0044】ステップS80では、ページ情報コマンド
に付随するパラメータ(例えば、画像情報の解像度を示
すパラメータ)が、画像処理装置100の機能に適合し
た適正なものであるか否かを判断し、適正なパラメータ
であればステップS120に進み、不適正なパラメータ
であればステップS110に進んでエラー処理を実行す
る。
【0045】ステップS120では、受信に係るパラメ
ータを参照して、端末装置から送られてくる画像情報の
解像度を確信し、その解像度に応じた閾値Tを設定す
る。この閾値Tの設定は、登録メモリ105に登録され
た閾値テーブルに基づいて行う。図7は、閾値テーブル
の一例を示す図である。この閾値テーブル700は、例
えば、受信に係る画像情報の解像度が300dpiであ
れば、閾値Tを480Kbyteに設定することを意味
する。この場合、画像情報メモリ104に480Kby
teを越える画像情報が格納された場合に、後述の出力
処理を開始することになる。なお、閾値Tと解像度との
関係は、端末装置と画像処理装置100との間の画像情
報の転送速度や記録部115の処理速度等に応じて変更
し得る。
【0046】ステップS130では、受信に係る他のパ
ラメータを参照して、これに基づいて他の画像処理条件
を設定し、ステップS140では、ページ情報コマンド
及びそれに付随するパラメータの内容が適正である旨の
応答を端末装置に返す。
【0047】ステップS150及びS200では、端末
装置よりデータが送信されるのを待ち、所定の時間内に
データを受信した場合には、ステップS160に進み、
所定の時間内にデータを受信しない場合(タイムアウ
ト)にはステップS200に進んでエラー処理を実行す
る。
【0048】ステップS160では、受信に係るデータ
が、受信指示コマンドであるか否かを判断し、受信指示
コマンドであればステップS170に進み、他のデータ
であればステップS210に進み、エラー処理を実行す
る。
【0049】ステップS170では、受信指示コマンド
に含まれるデータサイズ(当該コマンドに付随して送信
される画像情報のバイト数)に基づいて、DMAコント
ローラ116に転送バイト数を設定する。DMAコント
ローラ116は、設定された転送バイト数の画像情報
を、セントロニクスI/F107の読み出しポートから
読出して画像情報メモリ104に転送する。
【0050】ステップS180では、DMAコントロー
ラ116による画像情報の転送が終了するのを待ち、次
いで、ステップS190では、適正に画像情報を受信し
た旨の応答を端末装置に返す。
【0051】ステップS220では、画像情報メモリ1
04に格納された画像情報のデータ量が、ステップS1
20において設定した閾値Tを超えているか否かを判断
し、超えていればステップS260に進み、図6に示す
出力処理を起動する。この出力処理は、図3〜図5に示
す処理と並列に動作する。
【0052】ステップS230では、1ページ分の画像
情報を受信したか否かを判断し、1ページ分の画像情報
の受信が完了していればステップS240に進み、完了
していなければステップS270に進む。なお、この判
断は、例えば、画像情報の末尾の制御コード等に基づい
て行えば良い。
【0053】ステップS240では、1ページ分の印刷
が終了したか否かを、図6に示す出力処理の実行状態に
基づいて判断しながら、1ページ分の印刷が終了するの
を待つ。
【0054】ステップS250では、印刷すべき次のペ
ージがあるか否かを判断し、次のページがある場合には
ステップS150に戻り、処理を繰り返す。このよう
に、1ページ分の印刷処理が終了するのを待ってから、
次のページに関する処理を実行することにより、画像情
報メモリ104が完全に解放されてから、次のページの
画像情報を受信することができるため、画像情報メモリ
104の容量を小さくすることができる。
【0055】ステップS230において、1ページ分の
画像情報の受信が完了していないと判断した場合には、
ステップS270において、画像情報メモリ104に格
納されている画像情報のデータ量が所定の閾値Sよりも
大きいか否かを判断する。そして、当該画像情報が閾値
S以下になるのを待ってから、ステップS150に進
む。なお、画像メモリ104に格納されている画像情報
は、図6に示す出力処理の進行に伴って順次消去され、
これにより画像情報メモリ104の空容量が順次増加す
る。
【0056】このように、画像情報メモリ104に格納
されている画像情報のデータ量が閾値S以下になるのを
待ってから、後続の画像情報の受信を再開することによ
り、端末装置から画像処理装置100に対する画像情報
の転送速度が速い場合においても、画像情報メモリ10
4のオーバフローを防止することができる。
【0057】次に、図6を参照しながら、ステップS2
60において起動される出力処理の一例を説明する。前
述のように、この出力処理は、画像情報メモリ140に
閾値Tを越えるデータ量の画像情報が格納された後に起
動される。
【0058】ステップS300では、記録紙を所定位置
までプリフィードする。ステップS310では、画像情
報メモリ104から画像情報を読出して、画像情報変換
部110により復号(例えば、圧縮された画像情報を伸
張する)する。なお、端末装置から送られてくる画像情
報が、復号する必要のないデータの場合には、ステップ
S300の処理は不要である。
【0059】ステップS320では、解像度変換部11
1により、復号された画像情報を記録部115の解像度
に一致するように変換する。なお、端末装置から送られ
てくる画像情報の解像度が、記録部115の解像度と一
致している場合には、ステップS320の処理は不要で
ある。
【0060】ステップS330では、解像度を変換した
画像情報を記録部115に出力する。記録部115で
は、供給された画像情報を一時的にバッファに格納し、
これを順次読出してビデオ信号に変換し、このビデオ信
号に基づいて画像を形成する。
【0061】ステップS340では、処理済みの画像情
報を画像情報メモリ104より消去(当該画像情報の記
憶領域を解放することを含む)し、画像情報メモリ10
4の空容量を増やし、後続の画像情報の受信に備える。
【0062】ステップS350では、1ページ分の印刷
が終了したか否かを判断し、終了していなければ、ステ
ップS310に戻り、処理を繰り返す。なお、ステップ
S310〜S350のループは、例えば、1ラインを単
位として実行することができる。
【0063】以上のように、出力処理を開始するための
判断の基準となる閾値Tを画像情報の解像度に応じて動
的に定めることにより、画像情報メモリ104を効率的
に利用すると共に記録部115に供給する画像情報のア
ンダーランを適切に防止することができる。
【0064】また、画像情報メモリ104の空容量に応
じて、セントロニクスI/F107による受信を制御す
ることにより、端末装置と画像処理装置100との間の
転送速度が速い場合にはおいても、画像情報メモリ10
4のオバーフローを防止することができる。
【0065】上記の実施の形態においては、特定のデー
タ量を閾値Tとしているが、他の尺度によって閾値Tを
定めても良い。図8は、受信した画像情報に係る画像の
ライン数を閾値Tとする閾値テーブルの一例である。
【0066】この閾値テーブル800に基づいて閾値T
を設定するには、閾値テーブル800を登録メモリ10
5に登録しておき、ステップS120において、この閾
値テーブル800を参照すれば良い。
【0067】また、ステップS220では、例えば、受
信した画像情報において、1ラインの末尾を示す制御コ
ード(例えば、EOLコード)の数をカウントすること
により、その画像のライン数を得て、そのライン数と閾
値Tとを比較すれば良い。
【0068】このように、画像のライン数に基づいて出
力処理の開始のタイミングを判断することにより、例え
ば、圧縮された画像情報を端末装置より受信した場合に
おいて、その圧縮率に拘わらず、出力処理を開始すべき
タイミングを適正に判断することができる。
【0069】上記の実施の形態は、端末装置より受信す
る画像情報がビットマップ形式の画像情報(画像デー
タ)である場合に好適であるが、例えば、ページ記述言
語等により記述された描画命令により構成された画像情
報であっても、ページの先頭に対応する描画命令から順
に並べられた画像情報であれば有効である。
【0070】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0071】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0072】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することに
なり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発
明を構成することになる。
【0073】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0074】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0075】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0076】
【発明の効果】本発明に拠れば、画像の形成の失敗を防
止しつつ処理に要するメモリ容量を削減することができ
る。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係る画像処理装置
の構成例を示す図である。
【図2】端末装置と画像処理装置との間の通信を概略的
に説明するための図である。
【図3】画像処理装置の動作例を示すフローチャートで
ある。
【図4】画像処理装置の動作例を示すフローチャートで
ある。
【図5】画像処理装置の動作例を示すフローチャートで
ある。
【図6】画像処理装置の動作例(出力処理)を示すフロ
ーチャートである。
【図7】受信した画像情報のバイト数を閾値Tとする閾
値テーブルの一例を示す図である。
【図8】受信した画像情報に係る画像のライン数を閾値
Tとする閾値テーブルの一例である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を入力する入力手段と、入力さ
    れた画像情報を保持するメモリ手段と、前記メモリ手段
    に保持された画像情報に基づいて画像を形成する画像形
    成手段とを有する画像処理装置であって、 入力された画像情報の解像度を判別する解像度判別手段
    と、 画像情報の解像度に基づいて、前記画像形成手段を制御
    する際の基準となる閾値を決定する閾値決定手段と、 前記メモリ手段に保持された画像情報の量が前記閾値決
    定手段により決定された閾値を超えたことを検知して前
    記画像出力手段に画像の形成を開始させ、前記画像形成
    手段による画像の形成に供されて不要になった画像情報
    を前記メモリ手段より順次消去するメモリ管理手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリ管理手段は、前記メモリ手段
    の空容量が所定値以下になった場合に、該空容量が所定
    値になるまで前記入力手段による画像情報の入力を一時
    的に中断させる手段を有することを特徴とする請求項1
    に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリ管理手段は、バイト数を基準
    として、前記メモリ手段に保持された画像情報の量と前
    記閾値決定手段により決定された閾値とを比較すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリ管理手段は、画像のライン数
    を基準として、前記メモリ手段に保持された画像情報の
    量と前記閾値決定手段により決定された閾値とを比較す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記入力手段により入力される画像情報
    は、ビットマップ形式の画像データであることを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成手段は、電子写真方式によ
    り画像を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項
    5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 画像情報を入力する入力手段と、入力さ
    れた画像情報を保持するメモリ手段と、前記メモリ手段
    に保持された画像情報に基づいて画像を形成する画像形
    成手段とを有する画像処理装置の制御方法であって、 入力された画像情報の解像度を判別する解像度判別工程
    と、 画像情報の解像度に基づいて、前記画像形成手段を制御
    する際の基準となる閾値を決定する閾値決定工程と、 前記メモリ手段に保持された画像情報の量が前記閾値決
    定工程により決定された閾値を超えたことを検知して前
    記画像出力手段に画像の形成を開始させ、前記画像形成
    手段による画像の形成に供されて不要になった画像情報
    を前記メモリ手段より順次消去するメモリ管理工程と、 を含むことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記メモリ管理工程は、前記メモリ手段
    の空容量が所定値以下になった場合に、該空容量が所定
    値になるまで前記入力手段による画像情報の入力を一時
    的に中断させる工程を有することを特徴とする請求項7
    に記載の画像処理装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記メモリ管理工程は、バイト数を基準
    として、前記メモリ手段に保持された画像情報の量と前
    記閾値決定工程において決定された閾値とを比較するこ
    とを特徴とする請求項7または請求項8に記載の画像処
    理装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記メモリ管理工程は、画像のライン
    数を基準として、前記メモリ手段に保持された画像情報
    の量と前記閾値決定工程において決定された閾値とを比
    較することを特徴とする請求項7または請求項8に記載
    の画像処理装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記入力手段により入力される画像情
    報は、ビットマップ形式の画像データであることを特徴
    とする請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の
    画像処理装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記画像形成手段は、電子写真方式に
    より画像を形成することを特徴とする請求項7乃至請求
    項11のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方
    法。
  13. 【請求項13】 画像情報を入力する入力手段と、入力
    された画像情報を保持するメモリ手段と、前記メモリ手
    段に保持された画像情報に基づいて画像を形成する画像
    形成手段とを有する画像処理装置の制御プログラムコー
    ドを収めたメモリであって、 入力された画像情報の解像度を判別する解像度判別工程
    のコードと、 画像情報の解像度に基づいて、前記画像形成手段を制御
    する際の基準となる閾値を決定する閾値決定工程のコー
    ドと、 前記メモリ手段に保持された画像情報の量が前記閾値決
    定工程により決定された閾値を超えたことを検知して前
    記画像出力手段に画像の形成を開始させ、前記画像形成
    手段による画像の形成に供されて不要になった画像情報
    を前記メモリ手段より順次消去するメモリ管理工程のコ
    ードと、 を含むことを特徴とするメモリ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007136696A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Seiko Epson Corp 画像形成装置及びその制御方法
US8160427B2 (en) 2007-12-07 2012-04-17 Fujitsu Limited Recording method, recording apparatus, and computer-readable medium
JP2015094980A (ja) * 2013-11-08 2015-05-18 ブラザー工業株式会社 画像読取装置,画像読取方法,およびプログラム

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