JP3314288B2 - 推進管の推進装置及び推進方向修正装置 - Google Patents

推進管の推進装置及び推進方向修正装置

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研 向井
英昭 渡辺
明 石水
貫司 檜垣
勝昭 永野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、推進管の推進装置及び
推進方向修正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】推進管の埋設方法の一つに、継手付き推
進管を用いる工法が存在する。この工法は、最初に基準
管(パイロット管)を埋設し、この基準管を中心に左
右、上下に継手を連結させて他の推進管を埋設する方法
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術の場
合、最初の基準管の施工を高精度に行うことが絶対条件
であるが、従来は、継手付き推進管を細心の注意を払い
圧入し、施工精度の保持に勤めるのみであった。しか
し、推進管の継手部がスタビライザ−の役目となるた
め、施工精度の保持ができない上、長距離施工もできな
いのが現実である。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、推進管の高精度、長距離施工
が可能な推進管の推進装置及び推進方向修正装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、推進管
を推進方向修正可能に埋設する推進装置において、推進
管の先端部に所定の角度をつけて、推進管の推進力の伝
達が可能でかつ回転可能に装備する先端シュ−部と、推
進管の基端部に設けた推進管に推進力を与える装置と、
推進管内に収納し、前記先端シュ−部と連結切り離し可
能な内管と、内管の基端部に設けた内管に回転力を与え
る装置と、内管内に配置した掘削装置とよりなることを
特徴とした、推進管の推進装置及び推進方向修正装置で
ある。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の一実施
例について説明する。 <イ>推進管及び推進力付与装置 本実施例では、推進管1として継手11を有する鋼管を
使用した場合について説明するが、継手の無い推進管で
も本発明の装置は対応することができる。推進管1の基
端部は、図2に示すような架台2上に搭載し、図示しな
い公知の推進装置により推進力を与えて、継ぎ足しなが
ら所定距離まで推進を行う。
【0007】<ロ>内管及び回転力付与装置 推進管1の内部には、その全長に亘って内管3を収納す
る。内管3と推進管1との間には、図2に示すようなキ
ャスタ−31を適宜配置し、内管3の回転をスム−ズに
して、先端シュ−の方向修正トルクの一定化を図る。
内管3の基端部は、アダプタ−21を介して、内管3に
回転力を付与するための方向修正装置22、方向修正用
減速機23等よりなる公知の回転装置と連結する。
【0008】<ハ>掘削装置 掘削装置としては、公知のスクリュ−オ−ガ4等を用い
る。スクリュ−オ−ガ4の先端にはビットを配備し、内
管3内に貫通させて掘削及び排土を行う。スクリュ−オ
−ガ4の基端部は、オ−ガ駆動用減速機24と連結し
て、回転を付与できるよう構成する。
【0009】<ニ>先端シュ−部 先端シュ−部は、図1に示すように、鋼製の筒体である
先導体5と先端シュ−6よりなる。先導体5は、さらに
前部51、中間部52、後部53の3つの筒体よりな
る。前部51の先端には先端シュ−6を所定の角度を持
たせて溶接し、この先端シュ−6の最先端部で土砂や礫
を切り方向を定めて進むことができる。また、前部51
の外周面には円周方向にキ−溝54を凹設する。
【0010】中間部52は、その基端部を推進管1の先
端に溶接する。そして、中間部52と前部51とを、丸
キ−55をキ−溝54内に合体して固定する。これによ
って、推進管1の推進力が、中間部52及び前部51を
介して先端シュ−6に伝達されると共に、丸キ−55が
キ−溝54内を円周方向に摺動可能なため、前部51及
び先端シュ−6の回転は許容された状態となる。
【0011】後部53は、その基端部を内管3の先端に
溶接する。そして、後部53の先端部と前部51との間
にはクラッチ部56を設け、後部53と前部51とを連
結、切り離し可能に構成する。クラッチ部56を連結す
ることによって、内管3の回転力を後部53及び前部5
1を介して先端シュ−6に伝達することができる。
【0012】先端シュ−部は以上のように構成されるた
め、推進管1の埋設施工終了後は、推進管1と共に先端
シュ−6及び前部51と中間部52は回収されずに地中
に残留し、内管3と後部53は回収されることになる。
なお、先端シュ−6と前部51、中間部52と推進管
1、後部53と内管3は、上記のように別体に作製した
ものを溶接する代わりに、初めから一体に作製してもよ
い。
【0013】
【作用】次に、上記のように構成した装置を用いた推進
管の推進方法について説明する。 先ず、所定の長さの
推進管1の1本目及び内管3に、上記のように先端シュ
−部を装備し、推進管1内に内管3を挿入して、クラッ
チ部56を噛み合わせる。 この状態で先端シュ−6の
曲げ方向を正確に把握して、内管3尻にマ−キングを付
する。
【0014】次に、スクリュ−オ−ガ4のオ−ガ−ビッ
トにタ−ゲットを装着し、所定長のオ−ガ−ロッドを接
続して、1本目の推進管1及び内管3内に挿入する。基
準孔に孔芯、方向を合わせて据付終了した推進機(方向
修正装置22等を装備)に、1本目の推進管1をセット
する。次に鏡部を開孔し、推進管1を押し当てた状態で
再度孔芯方向を確認し、推進管1が孔芯よりずれないよ
うに、また回転しないように固定する。
【0015】以上の準備が整ったら、掘進を開始する。
掘進中は、推進機等の機械部の後部にセットしたトラン
シットでタ−ゲットを常に監視し、孔曲りにすぐに対処
できるようにする。孔曲りが発生し始めたら、方向修正
装置22を駆動し、先端シュ−6の方向を変えて推進す
る。
【0016】この工程を繰り返すことによって、推進精
度を保つことができる。推進管1の1本目を所定の位置
まで推進した後、機械部より推進管1、内管3、スクリ
ュ−オ−ガ4の順序に外し、機械部本体を後ろまで下げ
る。事前に推進管1の2本目の中に内管3とオ−ガ−ロ
ッドを入れておいたものを、クレ−ン等で機上まで降ろ
し、先ず1本目の推進管1に接続を行った後、機械部側
を接続する。
【0017】このとき、先端シュ−6の方向マ−キング
は必ず行う。以後、孔曲りの監視、推進、修正を行い、
押し切ればまた、推進管1の接続と繰り返し作業をす
る。設計推進長に到達した後、オ−ガ−を引き抜き、内
管3を抜管し、基準孔は完了となる。
【0018】
【本発明の効果】本発明は以上説明したようになるた
め、次のような効果を得ることができる。 <イ>推進方向修正装置によって、高い施工精度を保持
できると共に、長距離推進も可能となった。具体的に
は、施工精度は1/500程度が確保でき、推進距離は
30m以上が可能となつた。
【0019】<ロ>先端シュ−部を地中に残留させるた
め、到達立坑や回収基地が不要である。 また、先端シ
ュ−部は簡易構造であるため、残留させても安価で済
む。
【0020】<ハ>先導体内径が大きくとれるので、礫
などの大径の障害物を取り込みできるため、推進速度の
アップ、低推力、低回転トルクで施工できる。
【0021】<ニ>推進途中で地層が変化しても、オ−
ガ−ロッドを引き抜いてビットの交換ができるため、地
層に適合したビットで施工が可能である。
【0022】<ホ>クラッチ部を解除して内管の引き抜
きができるため、障害物等により切羽部に異常が起きた
場合でも容易に対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 推進方向修正装置の先端部構造の説明図
【図2】 推進方向修正装置及び推進装置の基端部構造
の説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石水 明 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 檜垣 貫司 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 永野 勝昭 福岡市博多区上月隈用中633番地 東邦 地下工機株式会社内 (72)発明者 富田 定 福岡市博多区上月隈用中633番地 東邦 地下工機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−141992(JP,A) 特開 平2−47497(JP,A) 特開 昭63−167616(JP,A) 特開 平1−219293(JP,A) 特開 平7−127384(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/06 311

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推進管を推進方向修正可能に埋設する推
    進装置において、推進管の基端部に設けた推進管に推進力を与える装置
    と、 推進管内に収納した内管と、 内管の基端部に設けた内管に回転力を与える装置と、 内管内に配置した掘削装置と、前記内管の先端に接合した後部筒体と、この後部筒体の
    外側に配置して前記推進管の先端に接合した中間部筒体
    と、前記後部筒体と連結切り離し可能でかつ前記中間部
    筒体から推進力を伝達可能な前部筒体と、この前部筒体
    の先端に推進管の延長方向に対して所定の角度をつけて
    接合した筒状の先端シューとより構成し、推進管の推進
    力の伝達が可能でかつ回転可能に装備する先端シュー部
    とよりなる ことを特徴とした、 推進管の推進装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の推進管の推進装置におい
    て、前記前部筒体の外周面に円周方向のキー溝を凹設
    し、前記中間部筒体に固定した丸キーを前記キー溝内に
    円周方向に摺動可能に合体させて、中間部筒体から前部
    筒体に推進力を伝達可能に構成すると共に、前部筒体を
    中間部筒体と独立して回転可能に構成した、推進管の推
    進装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の推進管の推進装
    置において、前記後部筒体と前部筒体とをクラッチ部を
    介して連結切り離し可能に構成した、推進管の推進装
    置。
  4. 【請求項4】 推進管の推進方向を修正する際に使用す
    る装置において、 推進管内に収納した内管と、 内管の基端部に設けた内管を回転させる装置と、 前記内管の先端に接合した後部筒体と、この後部筒体の
    外側に配置して前記推進管の先端に接合した中間部筒体
    と、前記後部筒体と連結切り離し可能でかつ前 記中間部
    筒体から推進力を伝達可能な前部筒体と、この前部筒体
    の先端に推進管の延長方向に対して所定の角度をつけて
    接合した筒状の先端シューとより構成し、推進管の推進
    力の伝達が可能でかつ回転可能に装備する先端シュー部
    とよりなる ことを特徴とした、推進管の推進方向修正装置
  5. 【請求項5】 請求項4記載の推進管の推進方向修正装
    置において、前記前部筒体の外周面に円周方向のキー溝
    を凹設し、前記中間部筒体に固定した丸キーを前記キー
    溝内に円周方向に摺動可能に合体させて、中間部筒体か
    ら前部筒体に推進力を伝達可能に構成すると共に、前部
    筒体を中間部筒体と独立して回転可能に構成した、推進
    管の推進方向修正装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の推進管の推進方
    向修正装置において、前記後部筒体と前部筒体とをクラ
    ッチ部を介して連結切り離し可能に構成した、推進管の
    推進方向修正装置。
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