JP3313036B2 - 空焚き防止装置 - Google Patents

空焚き防止装置

Info

Publication number
JP3313036B2
JP3313036B2 JP33291896A JP33291896A JP3313036B2 JP 3313036 B2 JP3313036 B2 JP 3313036B2 JP 33291896 A JP33291896 A JP 33291896A JP 33291896 A JP33291896 A JP 33291896A JP 3313036 B2 JP3313036 B2 JP 3313036B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
temperature
burner
water pipe
temperature sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33291896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10160251A (ja
Inventor
哲司 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP33291896A priority Critical patent/JP3313036B2/ja
Publication of JPH10160251A publication Critical patent/JPH10160251A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3313036B2 publication Critical patent/JP3313036B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯器やガス風呂など
の空焚き防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の給湯器の空焚き防止装置を
示したものある。一般に冬期には、特に寒冷地におい
て、凍結防止のために夜間は元栓8を閉め、水抜き栓9
を開いて給湯器内の水を抜いておくことが望ましいが、
翌朝元栓8を開くのを忘れて給湯器の運転を開始する
と、熱交換器1を空焚きしてしまうおそれがある。これ
を防止するために従来は、同図に示すように、水流セン
サ6により水流の有無を検出し、その出力でバーナ5の
点火を制御していた。すなわち、給湯栓7を開くと水流
センサ6が作動し、この水流センサ6の出力によりバー
ナ5が燃焼して、給湯栓7から温水が供給されるので、
例えば元栓8を閉じた状態で給湯栓7を開いても、バー
ナ5は点火せず、空焚きが防止されるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のよ
うな構成の即湯式給湯器においては、熱交換器1内に一
旦水が流れなければバーナ5が点火しないので、例えば
給湯を行わない待機時においても、バーナ5を間欠的に
燃焼させて熱交換器1内の水の保温を行う方式の給湯器
では、運転開始当初から直ちに間欠燃焼による保温動作
に入ることができず、一度給湯栓7を開いて冷たい水を
流し、バーナ5を点火させなければならないという問題
があった。そこで本発明は、運転開始時に電源スイッチ
をオンにすれば、給湯栓7から一旦冷たい水を出さなく
ても、直ちに保温動作を開始して熱交換器1内の水を暖
めることができるような、給湯器等の空焚き防止装置を
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による空焚き防止
装置は、図1乃至2に示すように、熱交換器1の水管2
内の温度又は水管2自体の温度を検出する温度センサ3
に接近して、水管2の表面に小形の電気ヒータ4を取り
付け取り付けると共に、外気温度を検出する温度センサ
(図示せず)を設け、バーナの点火前に上記電気ヒータ
4に通電して、一定の通電時間後における両温度センサ
の出力の差により水管2内の水の有無を検出し、水管2
内に水が検知されないときはバーナ5が点火しないよう
にしたものであって、例えばユーザが前夜に水抜きを行
い、翌朝元栓8を閉じたまま電源スイッチを入れて給湯
器の運転を開始した場合に、ユーザが一旦給湯栓7を開
いて冷たい水を流さなくても、給湯器が直ちに熱交換器
1内の水の有無をチェックし、保温動作を開始できるよ
うにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】図1〜2は本発明の一実施例を示
したもので、給湯器の制御装置には、運転開始後は給湯
を行わない待機時においても、バーナ5を間欠的に燃焼
させて熱交換器1内に保有している水の保温を行う機能
を持たせてある。熱交換器1の水管2には、所定の箇所
に温度センサ3と小形の電気ヒータ4が接近して取り付
けられており、この電気ヒータ4には給湯器の運転開始
直後に一定時間(例えば5秒間)だけ通電が行われるよ
うになっている。温度センサ3としては例えばサーミス
タが使用され、制御装置では一定時間の通電後、別途設
けられている外気温センサ(図外)の出力と上記温度セ
ンサ3の出力とを比較し、その差が一定の設定値以下の
場合にのみ、水管2内に水有りと判断して、バーナ5へ
の燃料供給弁を開くようになっている。図中10は水量
制御弁、11及び12は温度センサ、13は両温度セン
サ11,12の出力で制御されるバイパス弁である。
【0006】上述の構成において、水管2内に水がない
時には温度センサ3の温度変化が大きく、水管2内に水
がある時には水の比熱が大きく温度変化が小さいので、
この変化の大きさを外気温度との差として検出すること
により水の有無をきわめて短時間に検出することができ
るのである。本発明者は当初温度センサ3で電気ヒータ
通電の前後2回の計測を行い、その差により水の有無を
検出していたのであるが、それには1回目の計測値を記
憶させるメモリを必要とし、プログラムも複雑化すると
いう欠点があった。そこで本発明ではメモリの代わり
に、メモリ回路よりも遙かに安価な外気温センサを利用
したものであり、この構成によれば、計測を2回行わな
くてもよいので回路を簡単化できる上に、最近では外気
温センサは最適湯温設定用あるいは追焚き間隔設定用に
通常用いられるようになっているので、これを有効利用
できるという利点がある。なお実測によれば、気温25
℃において、水無し状態では3秒間に水管内温度が1
3.5℃上昇したが、水有り状態では3秒間で6.0℃
の上昇に留まった。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば上述のように、給湯器の
運転開始後の数秒間で熱交換器内の水の有無を検出し、
空焚きの防止に利用したものであるから、きわめて簡単
な構成によって、運転開始当初から直ちに保温動作を開
始することができ、また水が供給されていないときに
は、警報を発するなどして直ちに危険をユーザに知らせ
ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の配管系統図。
【図2】 同上の要部断面図。
【図3】 従来例の配管系統図。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 水管 3 温度センサ 4 電気ヒータ 5 バーナ 6 水流センサ 7 給湯栓 8 元栓 9 水抜き栓 10 水量制御弁 11 温度センサ 12 温度センサ 13 バイパス弁 14 燃焼ファン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器の水管内の温度又は水管自体の
    温度を検出する温度センサに接近して、水管の表面に小
    形の電気ヒータを取り付けると共に、外気温度を検出す
    る温度センサを設け、バーナの点火前に上記電気ヒータ
    に通電して、一定の通電時間後における両温度センサの
    出力の差により水管内の水の有無を検出し、水管内に水
    が検知されないときはバーナが点火しないようにして成
    る空焚き防止装置。
JP33291896A 1996-11-27 1996-11-27 空焚き防止装置 Expired - Fee Related JP3313036B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33291896A JP3313036B2 (ja) 1996-11-27 1996-11-27 空焚き防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33291896A JP3313036B2 (ja) 1996-11-27 1996-11-27 空焚き防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10160251A JPH10160251A (ja) 1998-06-19
JP3313036B2 true JP3313036B2 (ja) 2002-08-12

Family

ID=18260267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33291896A Expired - Fee Related JP3313036B2 (ja) 1996-11-27 1996-11-27 空焚き防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3313036B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10160251A (ja) 1998-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3313036B2 (ja) 空焚き防止装置
JP4114123B2 (ja) 給湯器
JP3240928B2 (ja) 給湯器
US5443206A (en) Standby loss minimizing controller for boilers with tankless water heaters
JPH0424353Y2 (ja)
JPH10141769A (ja) ガス給湯器
JP3539230B2 (ja) 保温運転機能付き給湯器
JP2567503B2 (ja) 流体加熱装置
JP3273005B2 (ja) 給湯装置
JP3273004B2 (ja) 給湯装置
JP3773618B2 (ja) 給湯装置
JP3862857B2 (ja) 保温機能付給湯器
JP3862856B2 (ja) 保温機能付給湯器
JP3792312B2 (ja) 給湯器
JP4026893B2 (ja) 給湯器
JP3579454B2 (ja) 給湯器
JPH07109319B2 (ja) 給湯機の制御方法
JP2591238Y2 (ja) 給湯器およびその燃焼制御装置
JP3579452B2 (ja) 給湯器および、その制御方法
JP2592406B2 (ja) 給湯用通水配管の空焚き防止装置
JPH0247664B2 (ja)
JPS62258932A (ja) 瞬間湯沸器の制御装置
JPS6123251Y2 (ja)
JPH0424352Y2 (ja)
JPH0332927Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees