JP3313015B2 - 水性懸濁農薬製剤および懸濁安定化剤 - Google Patents
水性懸濁農薬製剤および懸濁安定化剤Info
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Description
に関し、更に詳しくは、長期貯蔵中に分離沈降すること
のない水性懸濁農薬製剤に関する。
農薬製剤として、乳剤、水和剤などが使用されてきた。
ところが、近年は引火性、臭い、粉立ちなどの安全性、
環境衛生面の問題により、水を溶剤としてその中に農薬
活性成分を分散させた懸濁剤(フロアブル剤ともいう)
の使用が著しく増加してきている。この懸濁剤は、安全
性、環境衛生面では乳剤と比べてメリットはあるが、反
面、製剤の長期貯蔵時に水中に分散している農薬活性成
分などの分散質が沈降分離しやすい。また、時には沈降
層が固まって再分散が困難な場合が生ずるなどのデメリ
ットもある。従来、このような沈降や分離をなくすため
の安定な分散液を得るために、界面活性剤、増粘剤や有
機溶剤などの各種補助剤の種類およびその添加量につい
て様々な研究が行われてきた。そのうち、溶剤としてア
ルキルナフタレンを用いた研究としては、次のものがあ
げられる。
媒に溶解せしめた油状物、固体除草有効成分および界面
活性剤とを配合して、温度20℃における表面張力が3
0〜40dyne/cm、粘度が50〜200センチポイズお
よび温度20℃における水稲の第二葉葉身部に対する接
触角が105度以下の諸物性を有するもの。
4′−シアノフェノキシ)フェノキシ)プロピオン酸の
C1〜C8アルキルエステルおよび3−イソプロピル−1
H−2,1,3−ベンゾチアジアジン−4(3H−オン
2,2−ジオキシドの水溶性塩と界面活性剤としてエト
キシル化スチリルフェノール、溶剤として芳香族化合物
(メチルナフタレンなど)、ケトン類および脂肪酸エス
テルより選抜された1種または2種以上の有機溶剤およ
び水を含有することを特徴とする水性の濃縮マイクロエ
マルジョン形態の除草剤組成物に関するもの。
ブチル基、R2はプロピル基またはブチル基、mは1〜
3、nは1〜3で置換基の位置は問わない)で表わされ
る少なくとも1種のアルキルナフタレン化合物を主成分
とした溶剤に、殺虫、殺菌剤を溶解、乳化もしくは分散
させたことを特徴とするものなど。
られる水性懸濁剤は、前述のように長期間の保存安定性
など、改良すべき点がある。しかし、これまで様々な改
良技術が提案されてきたが、いまだ十分とはいえない。
したがって、本発明は、長期保存安定性があり、かつ再
分散性の高い水性懸濁剤を提供することにある。
製剤の沈降防止を目的に鋭意研究した。その結果、農薬
活性成分とイソプロピルナフタレン系溶剤、天然水溶性
高分子化合物、界面活性剤および水よりなり、25℃に
おける製剤粘度が100〜1000mPa・sである水性懸
濁農薬製剤が、優れた懸濁安定性を有することを見い出
し、本発明を完成するに至った。本発明を実施するうえ
で、製剤粘度が100mPa・s(25℃)より小さくなる
と十分な製剤懸濁安定性が得られない。また、1000
mPa・s(25℃)より大きくなると製剤のプラスチック
製ボトルの内壁への付着残量が多くなり、かつボトルか
ら排出するのに時間がかかりすぎるなどのデメリットが
生ずる。したがって、製剤粘度は100〜1000mPa
・s(25℃)が実用上最も好ましい。
るいは殺菌活性のあるものであれば特に限定されない。
以下に具体例を示す。殺虫剤の例 CYAP、MPP、MEP、ECP、ピリミホスメチ
ル、ダイアジノン、イソキサチオン、ピリダフェンチオ
ン、クロルピリホスメチル、クロルピリホス、ECP、
キルバール、マラソン、PAP、ジメトエート、チオメ
トン、エチルチオメトン、ホサロン、PMP、DMT
P、スルプロホス、プロチオン、プロフェノホス、ピラ
クロホス、DDVP、モノクロトホス、BRP、CVM
P、ジメチルビンホス、プロパホス、アセフェート、D
EP、EPN、エチオン、NAC、MTMC、MIP
C、BPMC、PHC、XMC、エチオフェンカルブ、
ピリミカーブ、カルボスルファン、ベンフラカルブ、メ
ソミル、オキサミル、チオジカルブ、アレスリン、レス
メトリン、ペルメトリン、シペルメトリン、シハロトリ
ン、シフルトリン、フェンプロパトリン、トラロメトリ
ン、シクロプロトリン、フェンバレレート、フルシトリ
ネート、フルバリネート、エトフェンプロックス、カル
タップ、チオシクラム、ベンスルタップ、ジフルベンズ
ロン、テフルベンズロン、クロルフルアズロン、フルフ
ェノクスロン、テブフェノジド、ブプロフェジン、ベン
ゾエピン、イミダクロプリド、マシン油、ケルセン、ア
ミトラズ、ヘキシチアゾクス、酸化フェンブタスズ、フ
ェンピロキシメート、デブフェンピラド、ピリダベン、
など。
銅、塩基性塩化銅、水酸化第二銅、銅アンモニウム錯
塩、有機銅、ノニルフェノールスルホン銅、DBED
C、テレフタル酸銅、硫黄、ジネブ、マンネブ、マンゼ
ブ、アンバム、ポリカーバメート、有機硫黄ニッケル
塩、プロピネブ、ジラム、チウラム、チアジアジン、キ
ャプタン、スルフェン酸系、TPN、フサライド、IB
P、EDDP、トリクロホスメチル、ピラゾホス、ホセ
チル、チオファネートメチル、チアベンダゾール、イプ
ロジオン、ビンクロゾリン、プロシミドン、フルオルイ
ミド、メプロニル、フルトラニル、テクロフタウム、ペ
ンシクロン、メタラキシル、オキサジキシル、トリアジ
メホン、ビデルタノール、ミクロブタニル、ヘキサコナ
ゾール、プロピコナゾール、ジフェノコナゾール、イプ
コナゾール、イミベンコナゾール、トリフルミゾール、
プロクロラズ、ペンラゾエート、フェナリモル、ピリフ
ェノックス、トリホリン、ジチアノン、キノキサリン
系、DPC、ジメチリモール、フルスルファミド、ベン
ゾチアゾール、ジクロメジン、トリアジン、フェリムゾ
ン、フルアジナム、ジメトフェンカルブ、プロベナゾー
ル、イソプロチオラン、トリシクラゾール、ピロキロ
ン、オキソリニック酸、イミノクタジン酢酸、ブラスト
サイジンS、カスガマイシン、ポリオキシン、バリダマ
イシンA、ストレプトマイシン、PCNB、ヒドロキシ
イソキサゾール、エクロメゾール、メタスルホカルブ、
など。
性成分の1種または2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。本発明において水性懸濁農薬製剤中の殺虫、殺菌活
性成分の含有量は、通常0.1〜60重量%、好ましく
は5〜50重量%となるような量である。なお、上記殺
虫、殺菌活性成分の名称は、「農薬ハンドブック199
4年版」(社団法人日本植物防疫協会発行)に記載の一
般名である。
剤とは、次の一般式で表されるものを好適に用いること
ができる。
の置換基の位置は問わない。) そして、これに含まれる好適な具体例を示せば、モノメ
チルモノイソプロピルナフタレン、ジイソプロピルナフ
タレン、ジメチルモノイソプロピルナフタレン、ジメチ
ルジイソプロピルナフタレン、などである。そして、こ
れらは1種でもよいが、2種以上を併用することができ
る。製剤中へのこれらの添加量は、農薬活性成分1重量
部に対して0.02〜50重量部の範囲、好ましくは0.
05〜30重量部の範囲で粒状農薬製剤中に用いること
が望ましい。
溶剤は、石油ナフサ、灯油等の留分を接触改質生成油中
に含まれるメチルナフタレン、ジメチルナフタレンなど
を蒸留等により分離し、これをイソプロピル化すること
により得られる。そして、これらは、通常モノ体とジ体
の混合物として得られる。これを単離してもよいが、そ
のまま混合物として用いることができる。また、上記し
た方法で自ら製造して用いてもよいが、上記化学名ある
いは、例えば「KMC−113」(ジイソプロピルナフ
タレンを含むもので、呉羽化学工業株式会社製の商品
名)などの種々の商品名で市販されているイソプロピル
ナフタレン系溶剤をそのまま用いることができる。
しては、次のものがあげられる。ただし、本発明は、以
下の例示に限定されるものではない。デンプン バレイショデンプン、小麦デンプン、デキストリン。海藻類 アルギン酸ナトリウム、カラギーナン。植物粘質物 ローカストビーンガム、グアーガム、タラガム、タマリ
ンドガム、アラビアガム、トラガントガム、カラヤガ
ム、ペクチン、アラビノガラクタン、大豆おからから抽
出された水溶性多糖類(ソヤファイブ(登録商標))な
ど。
植物タンパク分解物。繊維質 微結晶セルロース。
の1種または2種以上を併用することができる。また、
これらの天然水溶性高分子化合物の水性懸濁製剤中への
添加量は、0.01〜10重量%の範囲、好ましくは0.
05〜5重量%の範囲である。また、本発明で用いられ
る界面活性剤は、殺菌、殺虫活性成分およびイソプロピ
ルナフタレン系溶剤を水中に分散させる働きを有する限
り特に限定されない。そして、このような界面活性剤と
しては、従来、既知の非イオン界面活性剤、陰イオン界
面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤などを
用いることができる。
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル)、ポリオキ
シアルキレンアリールフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンアル
キレート、ポリオキシアルキレングリコール、ポリオキ
シエチレンフェニルエーテルポリマーなど。
塩、ジアルキルスルホサクシネート、ポリオキシエチレ
ンアルキルアリールホスフェート、ポリオキシエチレン
アルキルアリールエーテルサルフェート、アルキルナフ
タレンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェ
ニルエーテルサルフェートなどが挙げられる。陽イオン界面活性剤および両性界面活性剤の例 アルキルアミン類、第4級アンモニウム塩、アルキルベ
タイン、アミンオキサイドなど。本発明においては、得
られる水性懸濁製剤中におけるこれらの界面活性剤の含
有量は0.2〜30重量%、好ましくは0.5〜20重量
%となるような量で、1種または2種以上組み合わせて
用いることができる。
薬製剤は、上記した組成のほかに必要があれば、合成あ
るいは鉱物質系増粘剤、凍結防止剤、消泡剤、防ばい
剤、酸化防止剤、紫外線防止剤などの補助剤を添加して
撹拌するなどして分散させて得られる。ここに、合成あ
るいは鉱物質系の増粘剤を具体的に示せば、例えば、カ
ルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルスターチ
ナトリウム塩、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキ
シエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ
ビニルアルコール、ポリアクリル酸とその誘導体、コロ
イド性含水ケイ酸アルミニウム、コロイド性含水ケイ酸
マグネシウム、コロイド性含水ケイ酸アルミニウムマグ
ネシウム、などが挙げられる。そして、これらの1種ま
たは2種以上組み合わせて用いることができる。ただ
し、本発明において使用できる増粘剤は、上記例に限定
されるものではない。
例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、
グリセリンなどを挙げることができ、また、消泡剤とし
ては、シリコン系、あるいは脂肪酸系のものを用いるこ
とができ、また、防ばい剤(防かび・防腐保存料)とし
ては、具体的には、例えば、ソルビン酸、ソルビン酸カ
リウム、p−クロロ−メタキシレノール、p−オキシ安
息香酸ブチルなどを用いることができる。本発明におい
て使用できるこれらの補助剤は、上記例に限定されるも
のではない。
実施例により更に具体的に説明するが、本発明は、これ
らの実施例により何ら制限されるものではない。なお、
以下の実施例および比較例において「部」とはすべて
「重量部」の意味である。実施例1 水35部、あらかじめ溶解させたMEP30部とポリオ
キシエチレンスチリルフェニルエーテル10部とジイソ
プロピルナフタレン5部の混合液、エチレングリコール
5部および2%グアーガム水溶液15部を加え、TKホ
モミキサー(特殊機化工業株式会社製)にて5000rp
mで10分間撹拌混合し、製剤粘度が25℃において5
90mPa・sである水性懸濁農薬製剤を得た。
キシエチレンノニルフェニルエーテル4部とアルキルベ
ンゼンスルホン酸カルシウム3部とジメチルモノイソプ
ロピルナフタレン10部の混合液、2%タラガム水溶液
15部およびエチレングリコール5部を加え、TKホモ
ミキサーで5000rpmで10分間撹拌混合し、製剤粘
度が25℃において450mPa・sである水性懸濁農薬製
剤を得た。
オキシエチレンアリルフェニルエーテルホスフェートア
ミン塩5部とモノメチルモノイソプロピルナフタレン1
0部の混合液、大豆おからから抽出した水溶性多糖類
(商品名ソヤファイブ(登録商標))4部およびエチレン
グリコール5部を加え、TKホモミキサーにて5000
rpmで10分間撹拌混合し、製剤粘度が25℃において
130mPa・sである水性懸濁農薬製剤を得た。
溶解させたポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
4部とジメチルジイソプロピルナフタレン1.5部の混
合液、アラビアガム7部およびエチレングリコール5部
を加え、TKホモミキサーてに5000rpmで10分間
撹拌混合し、製剤粘度が25℃において570mPa・sで
ある水性懸濁農薬製剤を得た。
部、あらかじめ溶解させたポリオキシエチレンスチリル
フェニルエーテル5部とアルキルベンゼンスルホン酸塩
2部とジイソプロピルナフタレン15部の混合液、2%
グアーガム水溶液8部、2%コロイド性含水ケイ酸アル
ミニウム水懸濁液10部およびエチレングリコール5部
を加え、TKホモミキサーてに5000rpmで10分間
撹拌混合し、製剤粘度が25℃において360mPa・sで
ある水性懸濁農薬製剤を得た。
1部とポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル5
部とジメチルモノイソプロピルナフタレン30部の混合
液、2%ラムザンガム水溶液10部およびエチレングリ
コール5部を加え、TKホモミキサーにて5000rpm
で10分間撹拌混合し、製剤粘度が25℃において43
0mPa・sである水性懸濁農薬製剤を得た。
ンガム水溶液15部におきかえて製剤粘度が25℃にお
いて920mPa・sである水性懸濁農薬製剤を得た。実施例8 実施例1のジイソプロピルナフタレン5部をジメチルジ
イソプロピルナフタレン5部に、2%グアーガム水溶液
15部を2%キサンタンガム水溶液15部におきかえ
て、製剤粘度が25℃において800mPa・sである水性
懸濁農薬製剤を得た。実施例9 実施例2のジメチルモノイソプロピルナフタレン10部
をジメチルジイソプロピルナフタレン10部におきかえ
て製剤粘度が25℃において410mPa・sである水性懸
濁農薬製剤を得た。
ガム水溶液3部と水2部におきかえて水性懸濁農薬製剤
を得た。比較例2 実施例1の2%グアーガム水溶液20部を3%コロイド
性含水ケイ酸マグネシウム20部におきかえて水性懸濁
農薬製剤を得た。比較例3 実施例2のジメチルモノイソプロピルナフタレン10部
を2%タラガム水溶液5部と水5部におきかえて水性懸
濁農薬製剤を得た。
部を大豆おからから抽出の水溶性多糖類(ソヤファイブ
(登録商標))3部と水7部におきかえて水性懸濁農薬製
剤を得た。比較例5 実施例4のアラビアガム4部をカルボキシメチルセルロ
ース4部におきかえて水性懸濁農薬製剤を得た。比較例6 実施例5の2%グアーガム水溶液8部を10%ポリビニ
ルアルコール水溶液8部におきかえて水性懸濁農薬製剤
を得た。
を2%ラムザンガム水溶液10部と水20部におきかえ
て水性懸濁農薬製剤を得た。比較例8 実施例7の2%キサンタンガム水溶液15部を水15部
におきかえて水性懸濁農薬製剤を得た。比較例9 実施例7のジイソプロピルナフタレン5部を水5部にお
きかえて水性懸濁農薬製剤を得た。
チルナフタレン5部におきかえて水性懸濁農薬製剤を得
た。比較例11 実施例8のジメチルジイソプロピルナフタレン5部をジ
メチルナフタレン5部におきかえて水性懸濁農薬製剤を
得た。比較例12 実施例9のジメチルジイソプロピルナフタレン10部を
メチルナフタレン10部におきかえて水性懸濁農薬製剤
を得た。
水11部におきかえて水性懸濁農薬製剤を得た。比較例14 実施例2の2%タラガム水溶液15部を25部に、水4
3部を33部におきかえて水性懸濁農薬製剤を得た。比較例15 実施例6の2%ラムザンガム水溶液10部を20部に、
水49部を39部におきかえて水性懸濁農薬製剤を得
た。
製剤の有用性を示す。試験例1:懸濁剤の長期保存安定性試験 調製した水性懸濁農薬製剤を容量30ml(φ17mm×長
さ180mm)の試験管に30mm入れ、密栓をし、20℃
または40℃の恒温室に静置する。そして、それぞれ2
0℃で3か月、40℃で3か月後の分離状態を、試験管
中の懸濁剤が下層に沈降し上層に生じた水層(上スキ
層)と全層の高さ(cm)を測定し、下記式により算出し
た。
製)を用いてローターNo.2、回転数12rpm、温度2
5℃で測定した。その結果は表1のとおりである。
0ml入れ、25℃で1日間静置後に容器の倒立を20回
くりかえした後、容器をさかさにし、水懸濁状製剤を排
出させる。容器の口より薬剤の滴下間隔が10秒以上に
なった時を終点とする。この時点で排出した薬剤の重量
をはかり、容器に充填した薬剤の重量に対する割合
(%)で示した。その結果は表1のとおりである。
わたり貯蔵しても、殺虫、殺菌活性成分などの水中に懸
濁している成分が分離沈降することがなく安定性が保た
れる。したがって、長期間の貯蔵後に散布する場合も懸
濁剤中に沈降物がなく、また排出性もよいので、容易に
散布することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 殺虫、殺菌活性成分、次式で表されるイ
ソプロピルナフタレン系溶剤、天然水溶性高分子化合
物、界面活性剤および水よりなり、製剤粘度が25℃に
おいて100〜1000mPa・sであることを特徴とす
る、水性懸濁農薬製剤。 【化1】 (式中、mは0〜2、nは1〜2の整数を表し、これら
の置換基の位置は問わない。) - 【請求項2】 次式で表されるイソプロピルナフタレン
系溶剤からなることを特徴とする、水性懸濁農薬製剤の
懸濁安定化剤。 【化2】 (式中、mは0〜2、nは1〜2の整数を表し、これら
の置換基の位置は問わない。)
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