JP3310637B2 - アミノ酸アミド誘導体 - Google Patents

アミノ酸アミド誘導体

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    • C07C271/06Esters of carbamic acids
    • C07C271/40Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings
    • C07C271/42Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings with the nitrogen atoms of the carbamate groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
    • C07C271/54Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings with the nitrogen atoms of the carbamate groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms to carbon atoms of hydrocarbon radicals substituted by carboxyl groups
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N47/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid
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    • A01N47/10Carbamic acid derivatives, i.e. containing the group —O—CO—N<; Thio analogues thereof
    • A01N47/22O-Aryl or S-Aryl esters thereof
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は新規な置換されたアミノ酸アミド
誘導体(以下、本発明による物質という場合がある)並
びにその製造用中間体として用いるアミノ酸誘導体に関
し、特に、アミノ酸誘導体に関するものである
【0002】本発明による物質は有害生物(pest)の防
除において顕著な作用を有する。殊に、本発明による物
質は主に植物保護における殺菌・殺カビ剤(fungicede
s)として使用し得る。
【0003】あるアミノ酸アミド例えばN−t−ブトキ
シカルボニル−L−ロイシルベンジルアミドは既に開示
されている(ヨーロツパ特許出願公開第236,874
号)。
【0004】しかしながら、これらの化合物の有害生物
防除剤における使用は記載されていない。
【0005】従つて本発明は一般式(I)
【0006】
【化2】
【0007】式中、Ar及びAr′は同一もしくは相異
なり、且つ未置換もしくは置換されたアリール、未置換
もしくは置換されたアラルキル、未置換もしくは置換さ
れたヘテロアリール及び未置換もしくは置換されたヘテ
ロアリールアルキルを表わし、R1、R2、R4、R5及び
6は同一もしくは相異なり、且つ水素またはアルキル
を表わし、そしてR3はシクロアルキルを表わす、の新
規なアミノ酸アミド誘導体に関する。
【0008】更に、式(I)の化合物は1つまたはそれ
以上のキラルの中心を含むことができ、従つて適当なら
ば常法により分離し得るエナンチオマー及びジアステレ
オマーの種々の混合物として存在し得る。本発明は純粋
なエナンチオマー及びジアステレオマー並びにその混合
物を請求する。
【0009】簡単のために、以下の記述は常に式(I)
の化合物について述べるが、このことは純粋な化合物並
びに種々の比率の異性体、エナンチオマー及びジアステ
レオマー化合物を意味するものとして理解される。
【0010】式(I)は本発明による置換されたアミノ
酸アミド誘導体の一般的定義を与える。
【0011】特記せぬ限り、続いての一般式における好
適な意味は以下のとおりである:個々、または複合基に
おけるアルキルは炭素原子1〜6個、殊に1〜4個を有
する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表わす。次の
ものを例及び好適なものとして挙げ得る:メチル、エチ
ル、n−及びi−プロピル、n−、i−、s−及びt−
ブチル。
【0012】シクロアルキルは3〜7員環、殊に炭素原
子3、5または6個を有する環を表わす。次のものを例
及び好適なものとして挙げ得る:シクロプロピル、シク
ロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロ
ヘプチル。
【0013】アリールは炭素原子6〜10個を有する未
置換もしくは置換されたアリールを表わす。次のものを
例及び好適なものとして挙げ得る:各々の場合に未置換
もしくは置換されたフエニル及びナフチル、殊に未置換
もしくは置換されたフエニル。
【0014】アラルキルは直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルキル部分に炭素原子1〜4個、殊に1または2個及び
アリール部分、好ましくはフエニルに炭素原子6〜10
個を有する未置換もしくは置換されたアラルキルを表わ
す。次のものを例及び好適なものとして挙げ得る:ベン
ジル、1,1−及び1,2−フエニルエチル並びに1,1
−、1,2−、1,3−及び2,2−フエニルプロピル。
【0015】ヘテロアリールは同一もしくは相異なるヘ
テロ原子1〜4個、好ましくは1〜3個を含む未置換も
しくは置換された5〜9員環、殊に5〜7員環を表わ
す。挙げ得る好適なヘテロ原子には酸素、硫黄及び窒素
がある。次のものを例及び好適なものとして挙げ得る:
ピリミジニル、ピロリル、イソチアゾリル、オキサゾリ
ル、チエニル、フリル、ピリダジニル、ピラジニル、イ
ソキサゾリル、チアゾリル及び、殊にピリジル。
【0016】ヘテロアリールアルキルはヘテロアリール
部分が上記の定義及び好適な群に対応するものを表わ
す。アルキル部分は直鎖状または分枝鎖状であり、且つ
炭素原子1〜4個、殊に1または2個を含む。次のもの
を例及び好適なものとして挙げ得る:ヘテロアリールメ
チル、1,1−及び1,2−ヘテロアリールエチル並びに
1,1−、1,2−、1,3−及び2,2−ヘテロアリール
プロピル。
【0017】一般式の随時置換されていてもよい基は1
個またはそれ以上、好ましくは1〜3個、殊に1または
2個の同一もしくは相異なる置換基を持ち得る。次の置
換基を例及び好適なものとして挙げ得る:好ましくは炭
素原子1〜4個、殊に1または2個を有するアルキル例
えばメチル、エチル、n−及びi−プロピル並びにn
−、i−、sec−及びt−ブチル;好ましくは炭素原
子1〜4個、殊に1または2個を有するアルコキシ例え
ばメトキシ、エトキシ、n−及びi−プロピルオキシ並
びにn−、i−、sec−及びt−ブチルオキシ;好ま
しくは炭素原子1〜4個、殊に1または2個を有するア
ルキルチオ例えばメチルチオ、エチルチオ、n−及びi
−プロピルチオ並びにn−、i−、sec−及びt−ブ
チルチオ;各々好ましくは炭素原子1〜4個、殊に1ま
たは2個及び好ましくはハロゲン原子1〜9個、殊に1
〜5個を有し、その際にハロゲン原子が同一もしくは相
異なり、且つ好ましくはフツ素、塩素または臭素、殊に
フツ素を表わすハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ
及びハロゲノアルキルチオ例えばトリフルオロメチル、
ジフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、テトラフル
オロエチル、トリフルオロクロロエチル、トリフルオロ
エチル、トリフルオロエトキシ、ジフルオロメトキシ、
ペンタフルオロエトキシ、テトラフルオロエトキシ、ト
リフルオロクロロエトキシ、トリフルオロメトキシ及び
トリフルオロメチルチオ;ヒドロキシル;ハロゲン、好
ましくはフツ素、塩素、臭素及びヨウ素、殊にフツ素、
塩素及び臭素;シアノ;ニトロ;好ましくはアルキル基
1個当り炭素原子1〜4個、殊に1または2個を有する
ジアルキルアミノ例えばジメチルアミノ及びジエチルア
ミノ;カルボキシル;各々のアルキル部分に炭素原子1
〜4個、殊に1または2個を有するアルキルアルコキ
シ;アルキル部分に炭素原子1〜4個、殊に1または2
個を有するカルボニルアルコキシ例えばカルボニルメト
キシ及びカルボニルエトキシ;アルキル部分に炭素原子
1〜4個、殊に1または2個を有するカルボニルアルキ
ル例えばアセチル及びプロピオニル;ホルミル;アリー
ル部分に炭素原子5〜10個を有するカルボニルアリー
ルオキシ例えばカルボニルフエノキシ;アリール部分に
炭素原子6〜10個を有するカルボニルアリール例えば
ベンゾイル;アルキル部分に炭素原子1〜4個、殊に1
または2個を有するオキシカルボニルアルキル例えばア
セトキシ;アリール部分に炭素原子6〜10個を有する
オキシカルボニルアリール例えばベンゾイルオキシ;各
々アルキル部分に炭素原子1〜4個、殊に1または2個
を有するカルボキシルアミノ、カルボニルアミノアルキ
ル、カルボニルアミノジアルキル、アミノカルボニル、
アルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルアルキル
及びアルキルアミノカルボニルアルキル;スルホンアミ
ド;スルホンアルキル;各々炭素原子1〜4個、殊に1
または2個を有するスルホニルアルキル及びスルホニル
アルコキシ;各々未置換か、またはハロゲン、殊にフツ
素、塩素及び/または臭素で置換されるフエニルまたは
フエノキシ。
【0018】またここに挙げられる定義は次の好適な基
の組合せにおける定義と同様に適用される。
【0019】式(I)の好適な化合物はR1、R2
4、R5及びR6が同一もしくは相異なり、且つ水素ま
たは炭素原子1〜4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状
のアルキルを表わし、R3が炭素原子3〜7個を有する
シクロアルキル環を表わし、そしてAr及びAr′が同
一もしくは相異なり、且つ各々の場合に未置換もしくは
置換されたフエニル及びピリジルまたは直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキル部分に炭素原子1〜4個を有し、そ
してフエニル部分において未置換か、または置換される
フエニルアルキルを表わし、その際にピリジルまたはフ
エニル部分における適当な置換基が各々の場合に各々炭
素原子1〜4個を有するアルキル、アルコキシ及びアル
キルチオ;各々炭素原子1〜4個及びハロゲン原子1〜
9個を有し、ここにハロゲン原子が同一もしくは相異な
るハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ及びハロゲノ
アルキルチオ;ヒドロキシル;ハロゲン;シアノ;ニト
ロ;アルキル基1個当り炭素原子1〜4個を有するジア
ルキルアミノ;カルボキシル;アルキル部分に炭素原子
1〜4個を有するアルキルアルコキシ;アルキル部分に
炭素原子1〜4個を有するカルボニルアルコキシ;アル
キル部分に炭素原子1〜4個を有するカルボニルアルキ
ル;ホルミル;アリール部分に炭素原子5〜10個を有
するカルボニルアリールオキシ;アリール部分に炭素原
子6〜10個を有するカルボニルアリール;アルキル部
分に炭素原子1〜4個を有するオキシカルボニルアルキ
ル;アリール部分に炭素原子6〜10個を有するオキシ
カルボニルアリール;各々アルキル部分に炭素原子1〜
4個を有するカルボニルアミノ、カルボニルアミノアル
キル、カルボニルアミノジアルキル、アミノカルボニ
ル、アルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルアル
キル及びアルキルアミノカルボニルアルキル;スルホン
アミド;各々炭素原子1〜4個を有するスルホンアルキ
ル、スルホニルアルキル及びスルホニルアルコキシ;並
びに各々未置換か、またはハロゲンで置換されるフエニ
ルまたはフエノキシであるものである。
【0020】殊に好適な式(I)の化合物はR1及びR2
が水素を表わし、R3が炭素原子3〜6個を有するシク
ロアルキル環を表わし、R4、R5及びR6が同一もしく
は相異なり、且つ水素、メチルまたはエチルを表わし、
Arが未置換か、または同一もしくは相異なる置換基で
1〜3置換されたフエニルを表わし、その際に適当な置
換基が、各々炭素原子1または2個を有するアルキル、
アルコキシ及びアルキルチオ;各々炭素原子1または2
個及び同一もしくは相異なるハロゲン原子1〜5個を有
するハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ及びハロゲ
ノアルキルチオ;ヒドロキシル、フツ素、塩素、臭素及
びヨウ素;シアノ;ニトロ;アルキル基1個当り炭素原
子1または2個を有するジアルキルアミノ;カルボキシ
ル;各々のアルキル部分に炭素原子1または2個を有す
るアルキルアルコキシ;アルキル部分に炭素原子1また
は2個を有するカルボニルアルコキシ;アルキル部分に
炭素原子1または2個を有するカルボニルアルキル;ホ
ルミル;カルボニルフエノキシ;ベンゾイル;炭素原子
1または2個を有するオキシカルボニルアルキル;ベン
ゾイルオキシ;各々アルキル部分に炭素原子1または2
個を有するカルボニルアミノ、カルボニルアミノアルキ
ル、カルボニルアミノジアルキル、アミノカルボニル、
アルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルアルキル
及びアルキルアミノカルボニルアルキル;スルホンアミ
ド;各々炭素原子1または2個を有するスルホンアルキ
ル、スルホニルアルキル及びスルホニルアルコキシ;或
いは各々未置換か、またはフツ素、塩素もしくは臭素で
置換されるフエニルまたはフエノキシであり、そしてA
r′が各々未置換か、または同一もしくは相異なる置換
基で1〜3置換されるフエニルまたはピリジルを表わす
か、或いはアルキル部分に炭素原子1または2個を有
し、そして未置換か、またはフエニル部分において1〜
3置換されたフエニルアルキルを表わし、その際にフエ
ニルの置換基が各々の場合に上記のフエニル置換基であ
るものである。
【0021】極めて殊に好適な式(I)の化合物はR1
が水素を表わし、R2が水素を表わし、R4が水素を表わ
し、R3がシクロプロピル、シクロペンチルまたはシク
ロヘキシル環を表わし、R5が水素またはメチルを表わ
し、R6が水素、メチルまたはエチルを表わし、Arが
未置換か、または同一もしくは相異なる置換基で1〜2
置換されたフエニルを表わし、その際に適当な置換基
が、メチル、エチル、n−及びi−プロピル、n−、i
−、s−及びt−ブチル、メトキシ、エトキシ、i−及
びn−プロポキシ、n−、i−、s−及びt−ブトキ
シ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ペンタフ
ルオロエチル、トリフルオロクロロエチル、トリフルオ
ロエチル、トリフルオロエトキシ、ジフルオロメトキ
シ、ペンタフルオロエトキシ、テトラフルオロエトキ
シ、トリフルオロクロロエトキシ、トリフルオロメトキ
シ及びトリフルオロメチルチオ;塩素、臭素、フツ素、
ニトロ及びシアノであり、そしてAr′が各々未置換
か、またはフエニル部分において同一もしくは相異なる
置換基で1〜2置換されたベンジルまたは1,2−フエ
ニルエチルを表わすが、殊に未置換か、または同一もし
くは相異なる置換基で1〜2置換されたフエニルを表わ
し、適当なフエニルの置換基が各々の場合に上記のフエ
ニルの置換基であるものである。
【0022】一般式(I)
【0023】
【化3】
【0024】式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A
r及びAr′は上記の意味を有する、の置換されたアミ
ノ酸アミド誘導体は式(II)
【0025】
【化4】
【0026】式中、Ar、R2、R3及びR4は上記の意
味またはそのカルボキシル活性化された誘導体の意味を
有する、の置換されたアミノ酸を適当ならば触媒の存在
下、適当ならば酸結合剤の存在下及び適当ならば希釈剤
の存在下で式(III) HNR1-CR5R6Ar′ (III) 式中、Ar′、R1、R5及びR6は上記の意味を有す
る、のアミンと反応させる場合に得られる。
【0027】例えば、出発物質としてフエノキシカルボ
ニル−シクロヘキシル−グリシン及び4−クロロフエネ
チルアミンを用いる場合、本発明による方法は次式によ
り表わし得る:
【0028】
【化5】
【0029】式(II)は本発明による方法を行う際に
出発物質として用いられるアミノ酸誘導体の一般的定義
を与える。この式において、Ar、R2、R3及びR4
好ましくはこれらの置換基に対して好適なものとして本
発明による式(I)の物質の記載に関連して既に挙げら
れた意味を有する。
【0030】化合物α−(カルボニルアミノ)シクロヘ
キサン酢酸N−ベンジル(英国特許第873,049号
参照);α−[[(フエニルメトキシ)カルボニル]ア
ミノ]−(S)−シクロヘキサン酢酸4−ニトロフエニ
ル(ヨーロツパ特許第19,589号参照);α−
[[(フエニルメトキシ)カルボニル]アミノ]−
(R)−シクロヘキサン酢酸4−ニトロフエニル(ヨー
ロツパ特許第34,122号参照);α−[[(フエニ
ルメトキシ)カルボニル]アミノ]−(R)−シクロヘ
キサン酢酸α−[[(フエニルメトキシ)カルボニル]
アミノ]−(S)−シクロヘキサン酢酸(殊に Hoppe-S
eyler′s Z.Physiol.Chem.,359(8)、897
〜916、1978参照)及びα−(カルボキシアミ
ノ)−(L)−シクロヘキサン酢酸N−ベンジル(J.M
ed.Chem.,12(5)、737〜740、1969参
照)以外の式(II)
【0031】
【化6】
【0032】式中、Arは未置換もしくは置換されたア
リール、未置換もしくは置換されたアラルキル、未置換
もしくは置換されたヘテロアリール及び未置換もしくは
置換されたヘテロアリールアルキルを表わし、R2及び
4は同一もしくは相異なり、且つ水素またはアルキル
を表わし、そしてR3はシクロアルキルを表わす、の置
換されたアミノ酸誘導体及びそのカルボキシル活性化さ
れた誘導体は新規のものである。
【0033】新規な式(II)の置換されたアミノ酸誘
導体またはそのカルボキシル活性化されたエステルは公
知の方法と同様に例えば式(IV)
【0034】
【化7】
【0035】式中、R2、R3及びR4は上記の意味を有
する、のアミノ酸誘導体を適当ならば酸結合剤例えば水
酸化ナトリウム溶液の存在下及び適当ならば希釈剤例え
ばジクロロメタンの存在下にて−10〜10℃の温度で
式(V)
【0036】
【化8】
【0037】式中、Arは上記の意味を有する、の酸塩
化物と反応させることにより得ることができる(殊に T
etrahedron Lett.30(39)、5227〜5230、
1989及び J.Med.Chem.,12(5)、737〜7
40、1969参照)。
【0038】式(IV)は式(II)の置換されたアミ
ノ酸誘導体の製造に対する出発物質として必要とされる
式(IV)のアミノ酸誘導体の一般的定義を与える。こ
の式(IV)において、R2、R3及びR4は本発明によ
る式(I)の化合物の記載に関連してこれらの置換基に
対して既に挙げられた基を表わす。
【0039】式(IV)のアミノ酸誘導体は一般的に公
知の有機化学の化合物である。
【0040】更に式(II)の置換されたアミノ酸誘導
体の製造に対する出発物質として必要とされる式(V)
の酸塩化物において、Arは本発明による式(I)の化
合物の記載に関連して既に挙げられた意味を有する。ま
た式(V)の酸塩化物は一般的に公知の有機化学の化合
物である。
【0041】適当な式(II)のアミノ酸のカルボキシ
ル活性化された誘導体はすべてのカルボキシル活性化さ
れた誘導体例えば酸ハロゲン化物例えば酸塩化物、酸ア
ジド、更に酸無水物、更に活性化されたエステル例えば
p−ニトロフエニルエステルまたはN−ヒドロキシスク
シンイミドエステル、並びに縮合剤例えばジシクロヘキ
シルカルボジイミドまたはカルボニルジイミダゾールを
用いてその場で調製したアミノ酸の活性化状態のもので
ある。ここに、上記「酸無水物」とは、対称及び混合酸
無水物、例えば混合O−アルキル炭酸無水物をい
う。
【0042】式(II)のアミノ酸に対応する酸塩化物
及び混合酸無水物を用いることが好ましい。これらの
ものは式(II)のアミノ酸またはその塩を一般的に公
知の方法でハロゲン化剤または混合酸無水物の製造に
対して一般的に公知の試薬の1つ、例えば五塩化リン、
塩化チオニル、塩化オキサリルまたはクロロギ酸イソブ
チルと反応させることにより製造し得る。クロロギ酸イ
ソブチルの使用が好ましい。
【0043】反応は通常の希釈剤例えば芳香族、非芳香
族またはハロゲン化された炭化水素例えばケトン例えば
アセトン;エステル例えば酢酸エチル;アミド例えばジ
メチルホルムアミド;ニトリル例えばアセトニトリル;
クロロ炭化水素例えば塩化メチレン;炭化水素例えばト
ルエン;またはエチテル例えばテトラヒドロフラン或い
はそれらの混合物の存在下、及び/または酸結合剤例え
ば、好ましくは第三級アミン例えばトリエチルアミン、
ピリジンまたはN−メチルピリジンの存在下にて−78
〜100℃、好ましくは−60〜25℃の温度で行い得
る。
【0044】式(III)は本発明による方法を行う際
に出発物質として更に用いられるアミンの一般的定義を
与える。これらの式において、R1、Ar′、R5及びR
6は上記の意味を有する。
【0045】式(III)のアミンは一般的に公知の有
機化学の化合物である。
【0046】本発明による方法に適する希釈剤は不活性
有機溶媒例えばケトン例えばアセトンまたはメチルエチ
ルケトン;エステル例えば酢酸エチルまたは酢酸メチ
ル;アミド例えばジメチルホルムアミド;ニトリル例え
ばアセトニトリル;クロロ炭化水素例えば塩化メチレン
または四塩化炭素;炭化水素例えばトルエン、或いはエ
ーテル例えばテトラヒドロフラン及び適当ならば水並び
にこれら物質の混合物である。
【0047】本発明による方法に適する酸結合剤は通常
の無機及び有機酸結合剤である。これらのものには好ま
しくは第三級アミン例えばトリエチルアミン、ピリジン
またはN−メチルピペリジン、及びまた無機塩基例えば
金属水酸化物例えば水酸化ナトリウム及び水酸化カリウ
ム、または金属炭酸塩例えば炭酸ナトリウムもしくは炭
酸カルシウムが含まれる。
【0048】適当ならば、本発明による方法は触媒の存
在下で行う。挙げ得る例には4−ジメチルアミノピリジ
ン、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールまたはジメチル
ホルムアミドがある。
【0049】本法を行う場合、温度は実質的な範囲内で
変え得る。一般に、本法は−78〜120℃、好ましく
は−60〜40℃で行う。
【0050】本発明による方法を行う場合、等モル量を
好適に用いる。
【0051】式(II)のアミノ酸誘導体は純粋な光学
異性体(DまたはL形)またはラセミ体として本法で用
いる。
【0052】本発明は純粋な異性体並びに混合物を含
む。これらの混合物は常法例えば適当な溶媒からの選択
的結晶化またはシリカゲルもしくは酸化アルミニウム上
でのクロマトグラフイーにより成分に分離し得る。ラセ
ミ体は常法例えば光学活性酸例えばカンフルスルホン酸
またはジベンゾイル酒石酸との塩生成及び選択的結晶化
によるか、または適当な光学活性試薬を用いる誘導体の
生成、ジアステレオマー誘導体の分割及び逆転化、また
は光学活性カラム材料上の分割により分割し、個々のエ
ナンチオマーを生成させ得る。
【0053】本発明による式(I)の活性化合物は有害
生物に対して強い作用を有し、そして実際に望ましくな
い有害な微生物を防除する際に使用し得る。活性化合物
は植物保護剤として、殊に殺菌・殺カビ剤としての使用
に適する。
【0054】植物保護の殺菌・殺カビ剤はプラスモジオ
フオロミセテス(Plasmodiophoromycetes)、卵菌類(O
omycetes)、チトリジオミセテス(Chytridiomycete
s)、接合菌類(Zygomycetes)、嚢子菌類(Ascomycete
s)、担子菌類(Basidomycetes)、及び不完全菌類(De
uteromycetes)を防除する際に用いられる。
【0055】上記の主な見出に含まれる菌・カビ病のあ
る原因生物を非限定例として下に挙げる:ピチウム(Py
thium)種例えば苗立枯病(Pythium ultimum);フイト
フトラ(Phytophthora)種例えば疫病(Phytophthora i
nfestans);プソイドペロノスポラ(Pseudoperonospor
a)種例えばべと病(Pseudoperonospora humuli または
Pseudoperonospora cubensis);プラスモパラ(Plasm
opara)種例えばべと病(Plasmopara viticola);ペロ
ノスポラ(Peronospora)種例えばべと病(Peronospora
pisi または P.brassicae);エリシフエ(Erysiph
e)種例えばうどんこ病(Erysiphe graminis);スフエ
ロテカ(Sphaerotheca)種例えばうどんこ病(Sphaerot
heca fuliginea);ポドスフエラ(Podosphaera)種例
えばうどんこ病(Podosphaera leucotricha);ベンチ
ユリア(Venturia)種例えば黒星病(Venturia inaequa
lis);ピレノフオラ(Pyrenophora)種例えば網斑病
(Pyrenophora teres または P.graminea);(分生胞
子器状:Drechslera、同義 Helminthosporium);コク
リオボルス(Cochliobolus)種例えば斑点病(Cochliob
olus sativus);(分生胞子状:Drechslera、同義:He
lminthosporium);ウロマイセス(Uromyces)種例えば
さび病(Uromyces appendiculatus);プシニア(Pucci
nia)種例えば赤さび病(Puccinia recondita);テイ
レテイア(Tilletia)種例えば網なまぐさ黒穂病(Till
etia caries);ウステイラゴ(Ustilago)種例えば裸
黒穂病(Ustilago nuda または Ustilago avenae);ペ
リキユラリア(Pellicularia)種例えば紋枯病(Pellic
ularia sasakii);ピリキユラリア(Pyricularia)種
例えばいもち病(Pyricularia oryzae);フ−ザリウム
(Fussarium)種例えばフーザリウム・クルモルム(Fus
sarium culmorum);ボツリテイス(Botrytis)種例え
ば灰色かび病(Botrytis cinerea);セプトリア(Sept
oria)種例えばふ枯病(Septoria nodorum);レプトス
フエリア(Leptosphaeria)種例えばレプトスフエリア
・ノドルム(Leptosphaeria nodorum);セルコスポラ
(Cercospora)種例えばセルコスポラ・カネセンス(Ce
rcospora canescens);アルテルナリア(Alternaria)
種例えば黒斑病(Alternaria brassicae);プソイドセ
ルコスポレラ(Pseudocercosporella)種例えばプソイ
ドセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercos
porella herpotrichoides)。
【0056】植物の病気を防除する際に必要な濃度で、
本活性化合物の植物による良好な許容性があるために、
植物の地上部分、生長増殖茎及び種子、並びに土壌の処
理が可能である。
【0057】これに関して、本発明による活性化合物は
トマトに対するフイトフトラ(Phytophthora)種を保護
的に防除する際に殊に良好に使用し得る。
【0058】その特殊な物理的及び/または化学的特性
に依存して本活性化合物は普通の組成物例えば、溶液、
乳液、懸濁剤、粉末、包沫剤、塗布剤、顆粒、エアロゾ
ル、種子用の重合物質中の極く細かいカプセル及びコー
テイング組成物、並びにULV冷ミスト及び温ミスト組
成物に変えることができる。
【0059】これらの組成物は公知の方法において、例
えば活性化合物を伸展剤、即ち液体溶媒及び/または固
体の担体と随時表面活性剤、即ち乳化剤及び/または分
散剤及び/または発泡剤と混合して製造される。また伸
展剤として水を用いる場合、例えば補助溶媒として有機
溶媒を用いることもできる。液体溶媒として、主に、芳
香族炭化水素例えばキシレン、トルエンもしくはアルキ
ルナフタレン、塩素化された芳香族もしくは塩素化され
た脂肪族炭化水素例えばクロロベンゼン、クロロエチレ
ンもしくは塩化メチレン、脂肪族炭化水素例えばシクロ
ヘキサン、またはパラフイン例えば鉱油留分、鉱油及び
植物油、アルコール例えばブタノ−ルもしくはグリコー
ル並びにそのエーテル及びエステル、ケトン例えばアセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンも
しくはシクロヘキサノン、強い有極性溶媒例えばジメチ
ルホルムアミド及びジメチルスルホキシド並びに水が適
している;液化した気体の伸展剤または担体とは、常温
及び常圧では気体である液体を意味し、例えばハロゲン
化された炭化水素並びにブタン、プロパン、窒素及び二
酸化炭素の如きエアロゾル噴射基剤である;固体の担体
として、粉砕した天然鉱物、例えばカオリン、クレイ、
タルク、チヨーク、石英、アタパルジヤイト、モントモ
リロナイト、またはケイソウ土並びに粉砕した合成鉱物
例えば高度に分散性ケイ酸、アルミナ及びシリケートが
適している;粒剤に対する固体の担体として、粉砕し且
つ分別した天然岩、例えば方解石、大理石、軽石、海泡
石及び白雲石並びに無機及び有機のひきわり合成顆粒及
び有機物質の顆粒例えばおがくず、やしがら、トウモロ
コシ穂軸及びタバコ茎が適している;乳化剤及び/また
は発泡剤として非イオン性及び陰イオン性乳化剤例えば
ポリオキシエチレン−脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン脂肪族アルコールエーテル例えばアルキルアリ−ル
ポリグリコールエーテル、アルキルスルホネート、アル
キルスルフエ−ト、アリールスルホネート並びにアルブ
ミン加水分解生成物が適している;分散剤として、例え
ばリグニンスルフアイト廃液及びメチルセルロースが適
している。
【0060】接着剤例えばカルボキシメチルセルロース
並びに粉状、粒状またはラテツクス状の天然及び合成重
合体例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコール及びポ
リビニルアセテート並びに天然リン脂質例えばセフアリ
ン及びレシチン、及び合成リン脂質を組成物に用いるこ
とができる。更に添加物は鉱油及び植物油であることが
できる。
【0061】着色剤例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸
化チタン及びプルシアンブルー並びに有機染料例えばア
リザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料、
及び微量の栄養剤例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コ
バルト、モリブテン及び亜鉛の塩を用いることができ
る。
【0062】調製物は一般に活性化合物0.1乃至95
重量%間、好ましくは0.5乃至90重量%間を含有す
る。
【0063】活性化合物は他の公知の活性化合物、例え
ば殺菌・殺カビ剤、殺虫剤、殺ダニ剤及び除草剤との混
合物として、並びに肥料及び他の生長調節剤との混合物
として調製物中に存在することができる。
【0064】本活性化合物はそのままで、その調製物の
形態或いは該調製物から調製した使用形態、例えば調製
済液剤、懸濁剤、水和剤、塗布剤、可溶性粉剤、粉剤及
び粒剤の形態で使用することができる。これらのものは
普通の方法において、例えば液剤散布、スプレー、アト
マイジング、粒剤散布、粉剤散布、フオーミング(foam
ing)、はけ塗り等によつて施用される。更に、超低容
量法に従つて活性化合物を施用するか、或いは活性化合
物の調製物または活性化合物自体を土壌中に注入するこ
とができる。また植物の種子を処理することもできる。
【0065】植物の部分を処理する場合、施用形態にお
ける活性化合物濃度は実質的な範囲内で変えることがで
きる。一般に濃度は1乃至0.0001重量%、好まし
くは0.5乃至0.001重量%間である。
【0066】種子を処理する際には、一般に種子1Kg
当り0.001〜50g、好ましくは0.01〜10gの
活性化合物を必要とする。
【0067】土壌を処理する際には、一般に作用場所に
0.00001〜0.1重量%、好ましくは0.0001
〜0.02重量%の活性化合物濃度を必要とする。
【0068】
【実施例】製造実施例 実施例1
【0069】
【化9】
【0070】フエノキシカルボニル−L−シクロペンチ
ルグリシン1.47g(6ミリモル)をCH2Cl2 50
mlに溶解し、そして溶液をN−メチルピペリジン0.
59g(6ミリモル)を用いて−20℃で処理した。混
合物を−20℃で5分間撹拌した後、クロロギ酸イソブ
チル0.82g(6ミリモル)を滴下しながら加え、撹
拌を−20℃で10分間続け、混合物を−60℃に冷却
し、そしてCH2Cl25mlに溶解した1−(4−クロ
ロフエニル)エチルアミン0.93g(6ミリモル)を
加えた。撹拌を−15℃で2時間、次に室温で更に15
時間続けた。処理のために、固体を濾別し、溶液を真空
中で濃縮し、そして残渣をCH2Cl2中に取り入れた。
有機相を順次水、NaHCO3溶液及び水で洗浄し、N
2SO4上で乾燥し、そして真空中で溶媒を除去した。
融点167℃の無色のN2−フエノキシカルボニル−N1
[rac.−1−(4−クロロフエニル)エチル]−L
−シクロペンチルグリシン1.05g(理論値の44
%)が得られた。
【0071】次の式(I)の化合物が実施例1と同様に
得られた:
【0072】
【化10】
【0073】
【表1】
【0074】実施例A 疫病(Phytophthora)試験(トマト)/保護 溶 媒:アセトン4.7重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル0.
3重量部 活性化合物の適当な調製物を製造するために、活性化合
物1重量部を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、この濃
厚物を水で希釈して所望の濃度にした。
【0075】保護活性を試験するために、若い植物に活
性化合物の調製物をしたたり落る程にぬれるまで噴霧し
た。噴霧コーテイングが乾燥した後、植物に疫病(Phyt
ophthora infestans)の水性胞子懸濁液を接種した。
【0076】植物を相対湿度100%及び約20℃で培
養室に置いた。
【0077】評価を接種して3日後に行つた。
【0078】製造実施例1、2、3及び4の化合物によ
り優れた殺菌・殺カビ活性が示された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 591063187 D−51368 Leverkusen,G ermany (56)参考文献 特開 昭57−2253(JP,A) 特表 昭56−501849(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) CA(STN) REGISTRY(STN) CAOLD(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(II) 【化1】 式中、R2は水素を表わし、 R4は水素を表わし、 R3はシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘ
    キシル環を表わし、 Arは未置換であるかまたは同一もしくは相異なる置換
    基で1〜2置換されたフエニルを表わし、ここで、フエ
    ニルの置換基は、メチル、エチル、n−及びi−プロピ
    ル、n−、i−、sec−及びt−ブチル、メトキシ、
    エトキシ、i−及びn−プロポキシ、n−、i−、se
    c−及びt−ブトキシ、トリフルオロメチル、ジフルオ
    ロメチル、ペンタフルオロエチル、トリフルオロクロロ
    エチル、トリフルオロエチル、トリフルオロエトキシ、
    ジフルオロメトキシ、ペンタフルオロエトキシ、テトラ
    フルオロエトキシ、トリフルオロクロロエトキシ、トリ
    フルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、塩素、臭
    素、フツ素、ニトロまたはシアノから選択される、 のアミノ酸誘導体或いは酸ハロゲン化物、酸アジド、
    合O−アルキル炭酸の無水物、p−ニトロフエニルエス
    テル及びN−ヒドロキシスクシンイミドエステルから選
    択される該アミノ酸のカルボキシが活性化された誘導
    体。
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