JP3310375B2 - 遠隔監視制御システム - Google Patents

遠隔監視制御システム

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JP3310375B2
JP3310375B2 JP05335293A JP5335293A JP3310375B2 JP 3310375 B2 JP3310375 B2 JP 3310375B2 JP 05335293 A JP05335293 A JP 05335293A JP 5335293 A JP5335293 A JP 5335293A JP 3310375 B2 JP3310375 B2 JP 3310375B2
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伸二 酒瀬川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送処理装置に対して
2線式の信号線を介して時分割多重接続方式で接続され
た複数の端末器を備え、端末器に設けたスイッチの操作
に対応させて他の端末器に設けた負荷をオン・オフさせ
る遠隔監視制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数個ずつの操作用端末器お
よび制御用端末器を時分割多重接続方式で2線式の信号
線を介して伝送処理装置に接続した遠隔監視制御システ
ムが考えられている。操作用端末器および制御用端末器
には各別にアドレスが設定されており、伝送処理装置は
アドレスによって各操作用端末器および各制御用端末器
を個別に認識する。操作用端末器はスイッチを備え、こ
のスイッチの操作により発生した割り込み信号を伝送処
理装置に伝送する。伝送処理装置は割り込み信号を受信
すると割り込みを要求している操作用端末器を検索し、
さらに検索した操作用端末器とアドレスによって対応関
係があらかじめ設定されている制御用端末器に対して制
御データを伝送する。制御データを受け取った制御用端
末器では、接続されている負荷をスイッチの操作に対応
させて制御する。
【0003】さらに詳しく説明すると、遠隔監視制御シ
ステムは、たとえば図9に示す構成を有する。伝送処理
装置31には、スイッチSWの操作状態を監視する複数
個の操作用端末器32、負荷Lを制御する複数個の制御
用端末器33が2線式の信号線Lsを介して接続され
る。操作用端末器32、制御用端末器33には、それぞ
れ個別のアドレスが設定され、このアドレスを用いて伝
送処理装置31が操作用端末器32、制御用端末器33
を個別に認識する。
【0004】伝送処理装置31は信号線Lsに対して、
図10(a)(b)のようなフォーマットの伝送信号V
sを送出する。すなわち、伝送信号Vsは、信号送出開
始を示すスタートパルスST、信号モードを示すモード
データ信号MD、操作用端末器32や制御用端末器33
を各別に呼び出すためのアドレスデータを伝送するアド
レスデータ信号AD、負荷Lを制御する制御データを伝
送する制御データ信号CD、伝送エラーを検出するため
のチェックサムデータ信号CS、操作用端末器32や制
御用端末器33からの返送データ信号を受信するタイム
スロットである信号返送期間WTよりなる複極(±24
V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデ
ータが伝送されるようになっている。
【0005】各操作用端末器32および各制御用端末器
33では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsに
より伝送されたアドレスデータがあらかじめ設定されて
いるアドレスデータに一致すると、伝送信号Vsから制
御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送
期間WTに同期して返信データを電流モード信号(信号
線Lsの線間を適当な低インピーダンスを介して短絡す
ることにより送出される信号)として返送する。
【0006】また、伝送処理装置31には、ダミー信号
送信手段および割り込み信号処理手段が設けられる。ダ
ミー信号送信手段は、モードデータ信号MDをダミーモ
ードとしたダミー伝送信号を常時送出する。また、割り
込み信号処理手段は、いずれかの操作用端末器32でス
イッチSの操作に伴って発生した図10(c)のような
割り込み信号Viを受信したときに、割り込み信号Vi
を発生した操作用端末器32を検索し、その操作用端末
器32に設定されているアドレスデータを返信データと
して返送させる。すなわち、常時はダミー信号送信手段
によってダミー伝送信号を信号線Lsに送出し、スイッ
チSWの操作に伴って操作用端末器32から発生した割
り込み信号Viをダミー伝送信号のスタートパルス信号
STに同期して検出すると、伝送処理装置31からは割
り込み処理手段によってモードデータ信号MDをアドレ
ス確認モードとした伝送信号Vsを信号線Lsに送出す
る。各操作用端末器32では、割り込み信号Viを発生
すると割り込みの要求を行う割り込みフラグを設定し、
割り込みフラグが設定されている操作用端末器32では
モードデータ信号MDがアドレス確認モードの伝送信号
Vsを受信すると、この伝送信号Vsの信号返送期間W
Tに同期して操作用端末器32に設定されているアドレ
スデータを返信データとして返送する。このようにして
伝送処理装置31では割り込み信号Viを発生した操作
用端末器32のアドレスを獲得することができる。
【0007】伝送処理装置31では、割り込み信号Vi
を発生した操作用端末器32のアドレスを獲得すると、
スイッチSWに対する対応関係があらかじめ設定されて
いる負荷Lを接続した制御用端末器33に伝送する制御
データを生成するとともに、その制御データを含む伝送
信号Vsを信号線Lsに送出し、対応する制御用端末器
33に制御データを伝送して負荷Lを制御する。
【0008】操作用端末器32や制御用端末器33で
は、それぞれ信号線Lsを伝送されている伝送信号Vs
を全波整流し安定化することによって内部回路の動作用
の電源を得るようになっている。制御用端末器33に接
続される負荷Lについては別途に電源を設けている。と
ころで、遠隔監視制御システムでは、図1に示すよう
に、信号線Lsにゲート装置34を設けることが考えら
れている。ゲート装置34は信号線Lsの所定箇所に挿
入され、伝送処理装置31に対してゲート装置34より
も遠方の信号線Lsに接続されている操作用端末器32
からの割り込み信号Viを伝送処理装置31に伝送する
のを許可する許可状態と禁止する禁止状態とを択一的に
選択できるように構成されている。また、ゲート装置3
4は禁止状態であっても伝送処理装置31からの伝送信
号Vsは操作用端末器32および制御用端末器33に対
して伝送させる。
【0009】ここにおいて、禁止状態で操作用端末器3
2のスイッチSWが操作されると、割り込み信号Viは
伝送処理装置31に伝送されないから負荷Lが操作され
ることはないが、各操作用端末器32では割り込みフラ
グが設定されているから、次に許可状態に戻したとき
に、伝送処理装置31が操作用端末器32を正しく検索
できなくなるという問題が生じる。
【0010】このような問題を解決するために、ゲート
装置34を禁止状態から許可状態に復帰させる際に、信
号線Lsの線間を強制的に短絡することによって操作用
端末器32および制御用端末器33への給電を停止さ
せ、割り込みフラグを無効にすることが考えられてい
る。すなわち、操作用端末器32や制御用端末器33に
伝送信号Vsが伝送されない状態を一定時間設定し、割
り込みフラグが保持できないようにするのである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、操作用端末
器32や制御用端末器33では、伝送信号Vsを整流平
滑した後に安定化して電源を得ているから、信号線Ls
の線間を短絡しても比較的長い時間に亙って電圧が下が
らないようになっており、割り込みフラグが完全に消去
されるまでに現状の構成では20秒程度の時間が必要で
ある。このようにゲート装置34を禁止状態から許可状
態に移行させる際には比較的長い時間を要し、この間は
スイッチSWの操作が無効であるから、ゲート装置34
の動作状態を切り換えているにもかかわらず、スイッチ
SWの操作が有効になるまでの待ち時間が生じるという
問題がある。
【0012】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、ゲート装置の動作状態を切り換えると待ち時
間なくスイッチの操作が有効になるようにした遠隔監視
制御システムを提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、各別にアドレスを有する複数個
の端末器を2線式の信号線を介して伝送処理装置に時分
割多重接続方式で接続し、伝送処理装置が、アドレスデ
ータを含む伝送信号を信号線に送出することによって端
末器を個別にアクセスし、端末器に設けたスイッチの操
作に伴って伝送信号に同期して発生する割り込み信号を
受信し、割り込みを要求している端末器を検索し、検索
した端末器とアドレスによる対応関係があらかじめ設定
されている他の端末器に対して制御データを生成して伝
送し、その端末器に接続された負荷を制御データに従っ
て制御する遠隔監視制御装置において、信号線上の所定
位置に挿入され伝送処理装置に対して上記所定位置より
も遠方の信号線に接続されている端末器および伝送処理
装置に接続されている端末器に対して伝送信号を伝送す
る許可状態と伝送処理装置に対して上記所定位置よりも
遠方の信号線に接続されている端末器と伝送処理装置と
の間の信号の伝送を禁止する禁止状態とを択一的に切り
換えるゲート装置と、伝送処理装置とゲート装置との間
の信号線に接続される端末器であって伝送信号によって
ゲート装置の許可状態と禁止状態とを切り換える切換操
作端末器とを設け、ゲート装置は禁止状態では上記所定
位置よりも遠方の信号線に接続されている端末器からの
割り込み信号を受信すると、割り込みを要求している端
末器に対して割り込みの要求を解除させる伝送信号を送
出することを特徴とする。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、スイッチを備える各端末器はスイッチの操作に対応
した負荷の制御状態を表示する動作表示灯を備え、ゲー
ト装置は、禁止状態に設定されているときに、伝送処理
装置に対してゲート装置よりも遠方の信号線に接続され
ているすべての端末器の動作表示灯を消灯させる全消灯
状態と、伝送処理装置に対してゲート装置よりも遠方の
信号線に接続されている各端末器の動作表示灯を禁止状
態に設定される前の負荷の制御状態に対応するように点
灯させる表示状態とを択一的に切り換える表示切換装置
を備えることを特徴とする。
【0015】請求項3の発明は、各別にアドレスを有す
る複数個の端末器を2線式の信号線を介して伝送処理装
置に時分割多重接続方式で接続し、伝送処理装置が、ア
ドレスデータを含む伝送信号を信号線に送出することに
よって端末器を個別にアクセスし、端末器に設けたスイ
ッチの操作に伴って伝送信号に同期して発生する割り込
み信号を受信し、割り込みを要求している端末器を検索
し、検索した端末器とアドレスによる対応関係があらか
じめ設定されている他の端末器に対して制御データを生
成して伝送し、その端末器に接続された負荷を制御デー
タに従って制御する遠隔監視制御装置において、信号線
上の所定位置に挿入され伝送処理装置に対して上記所定
位置よりも遠方の信号線に接続されている端末器に負荷
として設けた照明負荷のうちで既定されている照明負荷
のみを点灯させる間引き点灯状態と各照明負荷をスイッ
チの操作に従って照明負荷を点灯させる通常点灯状態と
を択一的に切り換える点灯制御装置と、伝送処理装置と
点灯制御装置との間の信号線に接続され常用電源よりも
給電容量の小さい非常用電源に電源が切り換わると点灯
制御装置を通常点灯状態から間引き点灯状態に切り換え
る電源切換端末器とを設け、点灯制御装置は、間引き点
灯状態に設定される前の各照明負荷の点灯状態に関する
データを記憶する記憶部と、間引き点灯状態から通常点
灯状態に移行すると記憶部に格納されたデータに基づい
て照明負荷を間引き点灯状態に設定される前の点灯状態
で点灯させる復帰処理部とを備えることを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1の発明では、信号線上にゲート装置を
設け、伝送処理装置に対して上記所定位置よりも遠方の
信号線に接続されている端末器および伝送処理装置に接
続されている端末器に対して伝送信号を伝送する許可状
態と伝送処理装置に対してゲート装置よりも遠方の信号
線に接続されている端末器と伝送処理装置との間の信号
の伝送を禁止する禁止状態とを、伝送処理装置とゲート
装置との間の信号線に接続した端末器である切換操作端
末器により択一的に切り換えるようにし、ゲート装置が
禁止状態に設定されているときには、伝送処理装置に対
してゲート装置よりも遠方の信号線に接続されている
末器からの割り込み信号を受信すると、割り込みを要求
している端末器に対して割り込みの要求を解除させる伝
送信号を送出する。すなわち、禁止状態において端末器
から割り込み信号が発生すれば、ゲート装置から伝送信
号が発生して割り込みの要求をただちに解除させるか
ら、禁止状態から許可状態への移行に際しては割り込み
の要求の解除の操作が不要になり、結果的に禁止状態か
ら許可状態への移行後にただちにスイッチの操作が有効
になるのである。
【0017】請求項2の発明では、スイッチを備える端
末器に負荷の制御状態を表示する動作表示灯を設け、か
つゲート装置には表示切換装置を設けることによって、
ゲート装置が禁止状態に設定されているときに、伝送処
理装置に対してゲート装置よりも遠方の信号線に接続さ
れているすべての端末器の動作表示灯を消灯させる全消
灯状態と、禁止状態に設定される前の許可状態での点灯
状態になるように動作表示灯を点灯させる表示状態とに
切り換えることができるようにしているのである。した
がって、禁止状態に設定される前の許可状態での点灯状
態を知る必要があれば表示状態を選択すればよく、また
禁止状態ではスイッチの操作が無効であるから動作表示
灯を点灯させる必要性がなければ全消灯状態を選択する
ことでスイッチの操作が無効であることを示すことがで
きる。
【0018】請求項3の発明は、信号線上に点灯制御装
置を設け、伝送処理装置に対して点灯制御装置よりも遠
方の信号線に接続されている端末器に負荷として設けた
照明負荷について、既定されている一部のみを点灯させ
る間引き点灯状態とスイッチの操作に従って点灯させる
通常点灯状態とを択一的に切り換えるようにし、点灯制
御装置では、間引き点灯状態に設定される前の各照明負
荷の点灯状態に関するデータを記憶部に記憶させ、間引
き点灯状態から通常点灯状態に移行すると復帰処理部に
よって記憶部に格納されたデータに基づいて照明負荷を
間引き点灯状態に設定される前の点灯状態で点灯させる
のである。また、常用電源よりも給電容量の少ない非常
用電源からの給電に切り換えられたときに電源切換端末
器によって点灯制御装置が通常点灯状態から間引き点灯
状態に移行するので、停電時に供給可能な電力容量が小
さくなると、間引き点灯状態を選択して消費電力を抑制
するのである。しかも、間引き点灯状態に移行する前の
通常点灯状態での各照明負荷の点灯状態を記憶部に記憶
し、間引き点灯状態から通常点灯状態に復帰すると記憶
部に記憶された点灯状態に戻すから、停電からの復帰後
には照明負荷を元の点灯状態に復帰させることができる
のである。
【0019】
【実施例】(実施例1)図1に示すように、従来構成と
同様に、2線式の信号線Lsを介して伝送処理装置31
と操作用端末器32および制御用端末器33が接続され
る。信号線Lsの要所にはゲート装置34が挿入され、
信号線Lsはゲート装置34を挟んで伝送処理装置31
に直結される部分と、伝送処理装置31に対してゲート
装置34よりも遠方の部分とに分離される。以下の説明
を容易にするために、信号線Lsのうちで伝送処理装置
31とゲート装置34との間の部分を第1の信号線Ls
1、伝送処理装置31に対してゲート装置34よりも遠
方の部分を第2の信号線Ls2 と呼ぶことにする。第1
の信号線Ls1 には切換操作端末器35が接続される。
操作用端末器32にはスイッチSWおよび動作表示灯L
1 ,LD2 が設けられ、制御用端末器33には照明負
荷である負荷Lが接続される。
【0020】ゲート装置34は、図2に示すように、第
1の信号線Ls1 に接続される送受信回路11と、第2
の信号線Ls2 に接続される送受信回路12とを備え
る。第1の信号線Ls1 を伝送される伝送信号Vsから
送受信回路11によって分離された送信信号は、マイク
ロコンピュータよりなる制御回路10に入力されるとと
もに送信ゲート13に入力される。送信ゲート13は、
第1の信号線Ls1 を通り送受信回路11により分離さ
れた送信信号と、その送信信号に基づいて制御回路10
により生成された送信信号とのとのいずれか一方を送受
信回路12に入力し、送受信回路12を通して第2の信
号線Ls2 に送出する。また、第2の信号線Ls2 を伝
送される伝送信号Vsから送受信回路12によって分離
された返信信号は、制御回路10に入力されるとともに
返信ゲート14に入力される。返信ゲート14は、第2
の信号線Ls2 を通り送受信回路12により分離された
返信信号を送受信回路11に入力するか否かを選択す
る。
【0021】送信ゲート13と返信ゲート14とは制御
回路10により制御され、送信ゲート13が送受信回路
11で分離された送信信号を送受信回路12に入力する
ときには、返信ゲート14は送受信回路12で分離され
た返信信号を送受信回路11に入力する許可状態にな
る。また、送信ゲート13が送受信回路11で分離され
た送信信号を制御回路10にのみ入力するときには、返
信ゲート14は送受信回路12で分離された返信信号を
制御回路10にのみ入力する禁止状態になる。送信ゲー
ト13および返信ゲート14を許可状態に設定するか禁
止状態に設定するかは、送受信回路11を通して第1の
信号線Ls1 に接続されている禁止/許可判定回路15
により決定され、禁止/許可判定回路15での決定に基
づいて制御回路10を通して送信ゲート13および返信
ゲート14が制御される。
【0022】禁止/許可判定回路15は、操作用端末器
32や制御用端末器33と同様にアドレスを有し、切換
操作端末器35に対応するように伝送処理装置31での
アドレステーブルが形成されている。したがって、切換
操作端末器35を操作すれば、伝送処理装置31からの
伝送信号Vsによって送受信回路11を通して禁止/許
可判定回路15に切換操作端末器35の設定状態が入力
されるのであって、送信ゲート13および返信ゲート1
4を許可状態とするか禁止状態とするかが決定される。
【0023】許可状態では、送受信回路11,12の間
が送信ゲート13および返信ゲート14を介して接続さ
れるから、伝送処理装置31からの伝送信号Vsはゲー
ト装置34を通過することになる。すなわち、許可状態
では、第1の信号線Ls1 と第2の信号線Ls2 とに接
続されているすべての操作用端末器32や制御用端末器
33に対して伝送処理装置31から伝送信号Vsを伝送
することができるのである。
【0024】一方、禁止状態では送受信回路11,12
の間が送信ゲート13および返信ゲート14によって遮
断されるから、伝送処理装置31からの伝送信号Vsは
ゲート装置34との間の第1の信号線Ls1 でのみ伝送
可能であって、伝送処理装置31に対してゲート装置3
4よりも遠方の第2の信号線Ls2 には伝送されないこ
とになる。このとき制御回路10では、第1の信号線L
1 を伝送されている送信信号を送受信回路11を通し
て受信し、この送信信号と同じフォーマットを有した伝
送信号Vsを生成する。禁止状態では、制御回路10で
生成された伝送信号Vsは、送信ゲート13および送受
信回路12を通して第2の信号線Ls2に送出される。
一方、第2の信号線Ls2 に接続された操作用端末器3
2や制御用端末器33からの返信信号は、制御回路10
には入力されるが第1の信号線Ls1 に送出されること
がない。すなわち、割り込み信号Viについても伝送処
理装置31に返送されることがなく、第2の信号線Ls
2 に接続されている操作用端末器32のスイッチSWの
操作は無効になる。
【0025】上述のように、禁止状態であって第2の信
号線Ls2 伝送処理装置31に接続されていない状態
であっても、制御回路10から第2の信号線Ls2 に対
しては伝送信号Vsが送出されているから、第2の信号
線Ls2 に接続された操作用端末器32や制御用端末器
33に対して伝送信号Vsによって給電することができ
る。また、ゲート装置34から第2の信号線Ls2 に送
出される伝送信号Vsによって操作用端末器32や制御
用端末器33に給電するために、ゲート装置34には電
源回路16が設けられ、外部電源を安定化させて制御回
路10に供給する。ここに、伝送処理装置31の電源容
量に余裕がある場合には、伝送処理装置31からの伝送
信号Vsによってゲート装置34の電源を得るようにし
てもよい。さらに、電源投入時に制御回路10を初期化
するために、ゲート装置34にはリセット回路17も設
けられる。第2の信号線Ls2 が接続される送受信回路
12には短絡検知回路18が接続され、第2の信号線L
2 の線間の短絡を検出する。
【0026】ところで、操作用端末器32に設けたスイ
ッチSWの操作を行えば、ゲート装置34が禁止状態で
あっても割り込み信号Viが発生して制御回路10に入
力されることになる。このとき、操作用端末器32には
割り込みフラグが設定されて伝送処理装置31からの検
索を待機する状態になる。そこで、割り込みフラグが設
定されると割り込みフラグを解除させるように制御回路
10からは解除モードの伝送信号Vsが発生する。解除
モードの伝送信号Vsは、伝送処理装置31が割り込み
信号Viを受信したときと同様に、割り込み信号Viを
発生した操作用端末器32を検索した後、検索された操
作用端末器32に対して伝送される。
【0027】上述のようにして、ゲート装置34におい
て禁止状態が選択されているときには、第2の信号線L
2 を第1の信号線Ls1 から分離することによって第
2の信号線Ls2 に接続された操作用端末器32に設け
たスイッチSWの操作を無効とし、かつ第2の信号線L
2 に接続された操作用端末器32に設けたスイッチS
Wを操作したときに設定された割り込みフラグを、割り
込み信号Viの発生後にすぐに解除モードの伝送信号V
sによって解除するから、禁止状態から許可状態に復帰
させる際には、割り込みフラグを解除する処理が不要に
なるのである。その結果、切換操作端末器35の操作に
よって禁止状態から許可状態にただちに移行させること
ができるのである。
【0028】上記動作をまとめると、図3のようにな
る。すなわち、切換操作端末器35において許可状態が
選択されていると、伝送処理装置31を介してゲート装
置34には通常の伝送信号Vsが伝送され、ゲート装置
34の禁止/許可判定回路15では通常の伝送信号Vs
を受信すると許可状態を選択するように制御回路10を
動作させる(S1)。許可状態では、送信ゲート13と
返信ゲート14とを介して送受信回路11,12が接続
されるから、第1の信号線Ls1 と第2の信号線Ls2
とが接続される(S2)。第1の信号線Ls1 と第2の
信号線Ls2 とが接続されると、伝送信号Vsは送受信
回路11から送受信回路12に転送され、第2の信号線
Ls2 に送出される。制御回路10は、伝送処理装置3
1からの伝送信号Vsを監視し(S3)、1フレームの
伝送信号Vsが終了すれば送信ゲート13および返信ゲ
ート14を切り換えて両送受信回路11,12を切り離
す(S4)。このように、常時は第1の信号線Ls1
第2の信号線Ls2 とを切り離しておくことによって、
禁止状態を選択する伝送信号Vsがゲート装置34を通
過することがないようにしているのである。
【0029】許可状態において、第2の信号線Ls2
接続されている操作用端末器32から割り込み信号Vi
が発生したときには、送受信回路12により割り込み信
号Viが受信されると、制御回路10では返信ゲート1
4を介して両送受信回路11,12を接続し、割り込み
信号Viを送受信回路12から送受信回路11に転送し
て第1の信号線Ls1 に割り込み信号Viを送出する。
この割り込み信号Viに対して伝送処理装置31から伝
送信号Vsが送出されると、禁止状態が選択されていな
いことによって、上述のようにゲート装置34は許可状
態で動作し、操作用端末器32の検索および制御用端末
器33の制御を行うことができるのである。
【0030】一方、切換操作端末器35において禁止状
態を選択すると、ゲート装置34には禁止状態を選択す
る伝送信号Vsが伝送される。ここで、上述したように
1フレームの伝送信号Vsの伝送後には送信ゲート13
および返信ゲート14は両送受信回路11,12の間を
切り離しているから、送信ゲート13および返信ゲート
14は従前の状態に保たれる。また、禁止状態では第2
の信号線Ls2 に接続されている操作用端末器32に設
けたスイッチSWの操作は無効であり、動作表示灯LD
1 ,LD2 の表示は意味を持たないから、禁止状態が選
択されるとすべての動作表示灯LD1 ,LD2 を消灯さ
せるように全消灯モードの伝送信号Vsをゲート装置3
4から第2の信号線Ls2 に送出する(S5)。禁止状
態において、第2の信号線Ls2 に接続された操作用端
末器32から割り込み信号Viが発生すれば(S6)、
割り込みを要求した操作用端末器32に対して解除モー
ドの伝送信号Vsを伝送することによって(S7)、割
り込みフラグを解除する。一方、割り込み信号Viがな
ければ、伝送処理装置31から発生するダミーモードの
伝送信号Vsと同様のダミーモードの伝送信号Vsを第
2の信号線Ls2 に送出する(S8)。
【0031】(実施例2)本実施例は、ゲート装置34
に、図4に示すように表示切換装置としての表示切換ス
イッチSWdを設けたものであって、この表示切換スイ
ッチSWdをオンにしておくと、ゲート装置34が禁止
状態であるときに、操作用端末器32に設けた動作表示
灯LD1 ,LD2 が許可状態での点灯状態で点灯し、表
示切換スイッチSWをオフにしておくと、禁止状態であ
るときに、すべての操作用端末器32に設けた動作表示
灯LD1 ,LD2 が消灯するようになっている。
【0032】すなわち、ゲート装置34は図5のように
動作するのであって、切換操作端末器35により許可状
態が選択されているときには実施例1と同様に動作す
る。切換操作端末器35により禁止状態が選択されたと
きには、表示切換スイッチSWdの設定状態に応じて動
作が変化する。すなわち、表示切換スイッチSWdがオ
フであるときには(S11)、動作表示灯LD1 ,LD
2 をすべて消灯させることが要求されているのであるか
ら、全消灯モードの伝送信号Vsをゲート装置34から
第2の信号線Ls2 に送出し(S5)、割り込み信号V
iが発生すれば(S6)、割り込みを要求した操作用端
末器32に対して解除モードの伝送信号Vsを伝送し
(S7)、割り込み信号Viがなければダミーモードの
伝送信号Vsを第2の信号線Ls2 に対して送出する
(S8)。
【0033】一方、禁止状態が選択され、かつ表示切換
スイッチSWdがオンであるときには(S11)、動作
表示灯LD1 ,LD2 を禁止状態が選択される前の許可
状態における点灯状態で点灯させることが要求されてい
るのであるから、第2の信号線Ls2 に接続されている
操作用端末器32から割り込み信号Viが発生していな
ければ(S12)、送信ゲート13により両送受信回路
11,12を接続し、返信ゲート14については両送受
信回路11,12の間を切断しておく(S13)。した
がって、伝送処理装置31からの伝送信号Vsは操作用
端末器32に伝送されて動作表示灯LD1 ,LD2 によ
る表示がなされる。1フレームの伝送信号Vsが伝送さ
れた後には、送信ゲート13が両送受信回路11,12
の間を切断し(S14)、ゲート装置34は次の伝送信
号Vsを待機する。また、表示切換スイッチSWdがオ
ンであっても、禁止状態が選択されている間には、第2
の信号線Ls2 に接続されている操作用端末器32から
の割り込み信号Viは無効にするのであるから、割り込
み信号Viを受信すれば(S12)、割り込みを要求し
た操作用端末器32に対して解除モードの伝送信号Vs
を伝送して割り込みフラグを解除する(S7)。他の構
成および動作については実施例1と同様であるから説明
を省略する。
【0034】(実施例3)本実施例は、請求項3の発明
に対応する実施例であって、図6に示すように、信号線
Lsに点灯制御装置36を挿入し、伝送監視装置31と
点灯制御装置36との間の第1の信号線Ls1 に電源切
換端末器37を接続し、伝送監視装置31に対して点灯
制御装置36よりも遠方である第2の信号線Ls2 に操
作用端末器32および制御用端末器33を接続した構成
を有している。また、制御用端末器33には負荷Lとし
て照明負荷が接続される。
【0035】点灯制御装置36は、実施例1に示したゲ
ート装置34と同様の構成を有しているが、図7に示す
ように、禁止/許可判定回路15に代えて停電/復帰判
定回路21を設け、かつ制御回路10には記憶部として
のメモリ22を設けている点で相違する。また、遠隔監
視制御システムの全体にかかわる電源は、常用電源の停
電時に非常用電源に切り換えられるものとなっている。
非常用電源としては常用電源よりも電源容量が少ないも
のが用いられており、したがって、常用電源の停電時に
は一部の負荷Lのみが点灯する間引き点灯状態に設定さ
れる。
【0036】電源切換端末器37は停電信号によって常
用電源の停電が報知されたときに、割り込み信号Viを
発生して伝送処理装置31から停電モードの伝送信号V
sを発生させる。停電/復帰判定回路21は、制御用端
末器33と同様にアドレスを備え、電源切換端末器37
に対応付けられている。したがって、電源切換端末器3
7に停電信号が入力されて常用電源の停電が報知される
と停電/復帰判定回路21は、制御回路10に対して常
用電源が停電したことを認識させる。制御回路10で
は、停電が検出されると第2の信号線Ls2 に接続され
ている制御用端末器33のその時点での負荷Lの点灯状
態をメモリ22に格納した後、既定の負荷Lのみを点灯
させる間引き点灯状態に移行する。すなわち、点灯する
負荷Lの個数を制限して消費電力を抑制するのである。
このとき、操作用端末器32に設けたスイッチSWの操
作が無効になるように、送信ゲート13および返信ゲー
ト14によって、両送受信回路11,12の間が切断さ
れる。
【0037】一方、常用電源が停電から復旧すると、停
電復帰判定回路21は復旧モードの伝送信号Vsを受け
て制御信号を通常点灯状態に復帰させる。ここで、メモ
リ22には常用電源の停電前での負荷Lの点灯状態が格
納されているから、通常点灯状態に復帰する際にメモリ
22の内容を読み出して負荷Lの点灯状態を以前の点灯
状態に戻すことができる。すなわち、制御回路10は復
帰処理部として機能する。
【0038】動作について図8に基づいてさらに詳しく
説明する。まず、電源切換端末器37に停電信号が入力
されて常用電源の停電が報知されると、電源切換端末器
37は割り込み信号Viを発生し、この割り込み信号V
iに呼応して伝送処理装置31は停電/復帰判定回路2
1に停電モードの伝送信号Vsを伝送し、制御回路10
に停電状態であることを認識させるから(S21)、制
御回路10ではその時点での各負荷Lの点灯状態をメモ
リ22に格納する(S22)。次に、制御回路10は送
信ゲート13および返信ゲート14により両送受信回路
11,12を分離し(S23)、既定の負荷Lのみが点
灯するように制御回路10から伝送信号Vsを伝送する
(S24)。このようにして間引き点灯状態になる。
【0039】一方、間引き点灯状態において、電源切換
端末器37に停電復帰信号が入力されて停電状態の解除
が報知されると、電源切換端末器37は再び割り込み信
号Viを発生し、この割り込み信号Viに呼応して伝送
処理装置31は停電/復帰判定回路21に復帰モードの
伝送信号Vsを伝送し、制御回路10に停電復帰状態で
あることを認識させる(S25)。そこで、制御回路1
0はメモリ22から負荷Lの従前の点灯状態を読み出し
て各負荷Lの点灯状態を元に戻した後(S26)、送信
ゲート13および返信ゲート14を介して両送受信回路
11,12を接続し(S27)、第1の信号線Ls1
第2の信号線Ls2 とを接続する。
【0040】なお、上記実施例では、点灯制御装置36
によって負荷Lの間引き点灯を行っているが、常用電源
の停電時に点灯制御装置36が負荷Lの従前の点灯状態
をメモリ22に格納した後に、伝送処理装置31によっ
て既定の負荷Lのみを点灯させるようにしてもよい。こ
の場合には、点灯制御装置36には送信ゲート13、返
信ゲート14は不要である。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明は、信号線上にゲート装
置を設け、伝送処理装置に対して上記所定位置よりも遠
方の信号線に接続されている端末器および伝送処理装置
に接続されている端末器に対して伝送信号を伝送する許
可状態と伝送処理装置に対してゲート装置よりも遠方の
信号線に接続されている端末器と伝送処理装置との間の
信号の伝送を禁止する禁止状態とを、伝送処理装置とゲ
ート装置との間の信号線に接続した端末器である切換操
作端末器により択一的に切り換えるようにし、ゲート装
置が禁止状態に設定されているときには、伝送処理装置
に対してゲート装置よりも遠方の信号線に接続されてい
端末器からの割り込み信号を受信すると、割り込みを
要求している端末器に対して割り込みの要求を解除させ
る伝送信号を送出するのであって、禁止状態において端
末器から割り込み信号が発生すれば、ゲート装置から伝
送信号が発生して割り込みの要求をただちに解除させる
から、禁止状態から許可状態への移行に際しては割り込
みの要求の解除の操作が不要になり、結果的に禁止状態
から許可状態への移行後にただちにスイッチの操作が有
効になるという利点がある。
【0042】請求項2の発明は、スイッチを備える端末
器に負荷の制御状態を表示する動作表示灯を設け、かつ
ゲート装置には表示切換装置を設けることによって、ゲ
ート装置が禁止状態に設定されているときに、伝送処理
装置に対してゲート装置よりも遠方の信号線に接続され
ているすべての端末器の動作表示灯を消灯させる全消灯
状態と、禁止状態に設定される前の許可状態での点灯状
態になるように動作表示灯を点灯させる表示状態とに切
り換えることができるようにしているので、禁止状態に
設定される前の許可状態での点灯状態を知る必要があれ
ば表示状態を選択すればよく、また禁止状態ではスイッ
チの操作が無効であるから動作表示灯を点灯させる必要
性がなければ全消灯状態を選択することでスイッチの操
作が無効であることを示すことができるという利点があ
る。
【0043】請求項3の発明は、信号線上に点灯制御装
置を設け、伝送処理装置に対して点灯制御装置よりも遠
方の信号線に接続されている端末器に負荷として設けた
照明負荷について、既定されている一部のみを点灯させ
る間引き点灯状態とスイッチの操作に従って点灯させる
通常点灯状態とを択一的に切り換えるようにし、点灯制
御装置では、間引き点灯状態に設定される前の各照明負
荷の点灯状態に関するデータを記憶部に記憶させ、間引
き点灯状態から通常点灯状態に移行すると復帰処理部に
よって記憶部に格納されたデータに基づいて照明負荷を
間引き点灯状態に設定される前の点灯状態で点灯させ、
また、常用電源よりも給電容量の少ない非常用電源から
の給電に切り換えられたときに電源切換端末器によって
点灯制御装置が通常点灯状態から間引き点灯状態に移行
するので、停電時に供給可能な電力容量が小さくなる
と、間引き点灯状態を選択して消費電力を抑制するとい
う利点がある。しかも、間引き点灯状態に移行する前の
通常点灯状態での各照明負荷の点灯状態を記憶部に記憶
し、間引き点灯状態から通常点灯状態に復帰すると記憶
部に記憶された点灯状態に戻すから、停電からの復帰後
には照明負荷を元の点灯状態に復帰させることができる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示すブロック図である。
【図2】実施例1に用いるゲート装置を示すブロック図
である。
【図3】実施例1に用いるゲート装置の動作説明図であ
る。
【図4】実施例2に用いるゲート装置を示すブロック図
である。
【図5】実施例2に用いるゲート装置の動作説明図であ
る。
【図6】実施例3を示すブロック図である。
【図7】実施例3に用いる点灯制御装置を示すブロック
図である。
【図8】実施例3に用いる点灯制御装置の動作説明図で
ある。
【図9】遠隔監視制御システムの概略構成図である。
【図10】遠隔監視制御システムに用いる伝送信号を説
明する動作説明図である。
【符号の説明】
22 メモリ 31 伝送処理装置 32 操作用端末器 33 制御用端末器 34 ゲート装置 35 切換操作端末器 36 点灯制御装置 37 電源切換端末器 L 負荷 LD1 動作表示灯 LD2 動作表示灯 Ls 信号線 Ls1 第1の信号線 Ls2 第2の信号線 SW スイッチ SWd 表示切換スイッチ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各別にアドレスを有する複数個の端末器
    を2線式の信号線を介して伝送処理装置に時分割多重接
    続方式で接続し、伝送処理装置が、アドレスデータを含
    む伝送信号を信号線に送出することによって端末器を個
    別にアクセスし、端末器に設けたスイッチの操作に伴っ
    て伝送信号に同期して発生する割り込み信号を受信し、
    割り込みを要求している端末器を検索し、検索した端末
    器とアドレスによる対応関係があらかじめ設定されてい
    る他の端末器に対して制御データを生成して伝送し、そ
    の端末器に接続された負荷を制御データに従って制御す
    る遠隔監視制御装置において、信号線上の所定位置に挿
    入され伝送処理装置に対して上記所定位置よりも遠方の
    信号線に接続されている端末器および伝送処理装置に接
    続されている端末器に対して伝送信号を伝送する許可状
    態と伝送処理装置に対して上記所定位置よりも遠方の信
    号線に接続されている端末器と伝送処理装置との間の信
    号の伝送を禁止する禁止状態とを択一的に切り換えるゲ
    ート装置と、伝送処理装置とゲート装置との間の信号線
    に接続される端末器であって伝送信号によってゲート装
    置の許可状態と禁止状態とを切り換える切換操作端末器
    とを設け、ゲート装置は禁止状態では上記所定位置より
    も遠方の信号線に接続されている端末器からの割り込み
    信号を受信すると、割り込みを要求している端末器に対
    して割り込みの要求を解除させる伝送信号を送出するこ
    とを特徴とする遠隔監視制御システム。
  2. 【請求項2】 スイッチを備える各端末器はスイッチの
    操作に対応した負荷の制御状態を表示する動作表示灯を
    備え、ゲート装置は、禁止状態に設定されているとき
    に、伝送処理装置に対してゲート装置よりも遠方の信号
    線に接続されているすべての端末器の動作表示灯を消灯
    させる全消灯状態と、伝送処理装置に対してゲート装置
    よりも遠方の信号線に接続されている各端末器の動作表
    示灯を禁止状態に設定される前の負荷の制御状態に対応
    するように点灯させる表示状態とを択一的に切り換える
    表示切換装置を備えることを特徴とする請求項1記載の
    遠隔監視制御システム。
  3. 【請求項3】 各別にアドレスを有する複数個の端末器
    を2線式の信号線を介して伝送処理装置に時分割多重接
    続方式で接続し、伝送処理装置が、アドレスデータを含
    む伝送信号を信号線に送出することによって端末器を個
    別にアクセスし、端末器に設けたスイッチの操作に伴っ
    て伝送信号に同期して発生する割り込み信号を受信し、
    割り込みを要求している端末器を検索し、検索した端末
    器とアドレスによる対応関係があらかじめ設定されてい
    る他の端末器に対して制御データを生成して伝送し、そ
    の端末器に接続された負荷を制御データに従って制御す
    る遠隔監視制御装置において、信号線上の所定位置に挿
    入され伝送処理装置に対して上記所定位置よりも遠方の
    信号線に接続されている端末器に負荷として設けた照明
    負荷のうちで既定されている照明負荷のみを点灯させる
    間引き点灯状態と各照明負荷をスイッチの操作に従って
    照明負荷を点灯させる通常点灯状態とを択一的に切り換
    える点灯制御装置と、伝送処理装置と点灯制御装置との
    間の信号線に接続され常用電源よりも給電容量の小さい
    非常用電源に電源が切り換わると点灯制御装置を通常点
    灯状態から間引き点灯状態に切り換える電源切換端末器
    とを設け、点灯制御装置は、間引き点灯状態に設定され
    る前の各照明負荷の点灯状態に関するデータを記憶する
    記憶部と、間引き点灯状態から通常点灯状態に移行する
    と記憶部に格納されたデータに基づいて照明負荷を間引
    き点灯状態に設定される前の点灯状態で点灯させる復帰
    処理部とを備えることを特徴とする請求項1記載の遠隔
    監視制御システム。
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