JP3309781B2 - テープBGA(Ball Grid Array )用スティフナの製造方法 - Google Patents
テープBGA(Ball Grid Array )用スティフナの製造方法Info
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Description
されるスティフナの製造方法に関し、特に、量産製造さ
れるテープBGA(Ball Grid Array )型半導体装置に
使用されるテープBGA用スティフナの製造方法に関す
る。
y )型半導体装置の断面を示す。図4に示したテープB
GA型半導体装置1は、TAB(Tape Automated Bondi
ng)テープ2と、半導体素子3と、スティフナ4とを有
する。TABテープ2は、絶縁材のポリイミド10と、
ポリイミド10に設けられたインナーリード12、グラ
ンド層5および導通ビア8などを有する所定の配線パタ
ーン6と、この配線パターン6を保護するためのソルダ
レジスト7とを有する。また、TABテープ2の片面の
配線パターン6上には、格子状に配置され、基板(図示
せず)へ接続するためのはんだボール9が設けられてい
る。
導体素子3は、金バンプ11によって接合された後、封
止樹脂13によって封止されている。スティフナ4は、
半導体素子3およびTABテープ2を覆うようにしてこ
れらを支持し、半導体素子3の放熱板およびテープBG
A型半導体装置1の補強板の役割を果たし、はんだボー
ル9の平坦性を担保している。
す。図5(a)は、スティフナフレームの全体の概略を
示し、図5(b)は、図5(a)で示したAの部分を拡
大したものである。スティフナ4の製造においては、そ
の量産性を図るために、複数のスティフナ4をフレーム
状にして形成する方式が採られている。図5に示したス
ティフナフレーム14は、厚さ0.3〜0.5mmのS
USまたはCu系板材にエッチングやプレス加工によっ
て抜き窓15が設けられ、スティフナ4とフレーム枠1
7が形成されている。スティフナ4は、スティフナ4の
4つのコーナで連結部20を介してフレーム枠17と連
結されており、連結部20にはU字またはV字の形状を
持つ溝部19が形成されている。また、スティフナフレ
ーム14は、スティフナ4の製造時にその位置決めを行
うための位置決め孔16を有し、隣り合うスティフナ4
の間には、加工や搬送を容易にするためにスリット18
が設けられている。更に、図4に示したようなテープB
GA型半導体装置1の場合には、半導体素子3を搭載す
る部分のスティフナ4の位置に曲げ加工(絞り加工)を
施す必要がある。
スティフナフレーム14のスティフナ4に半導体素子3
を搭載したTABテープ2を接着し、はんだボール9を
作成後、連結部20を切り離して製造される。このと
き、連結部20に設けられた溝部19によって、TAB
テープ2に搭載されている半導体素子3にダメージを与
えることなく、容易にスティフナ4をフレーム枠17か
ら切り離すことができる。
ィフナの製造方法によって製造されたスティフナ4にお
いては、スティフナ4をフレーム形状にし、テープBG
A型半導体装置の組立工程では、スティフナフレーム1
4の連結部20によってスティフナ4を支持し、組立完
了後は、連結部20に設けられた溝部19によって、容
易にスティフナ4を切り離すことができるようになって
いる。
示したような従来のテープBGA用スティフナの製造方
法によれば、SUSまたはCu系板材からエッチングや
プレス加工によってスティフナ4とフレーム枠17を形
成する際に、スティフナ4の曲げ加工や、連結部20に
溝部19を伴うと、スティフナ4の内部に応力が残るた
め、スティフナ4の平坦性の確保が困難なものとなり、
スティフナ4をフレーム枠17から切り離すとスティフ
ナ4が平坦でなくなるという問題があった。
る場合、リール方式の製造工程が採用され、直径400
〜1000mm程度の巻き取り径となるため、スティフ
ナフレーム14のフレーム枠17に生じる歪みがスティ
フナ4の内部に影響して、スティフナ4の平坦性の確保
が困難なものとなるという問題があった。
部の歪みや残留応力を低減し、スティフナの平坦性を確
保することができるテープBGA用スティフナの製造方
法を提供することである。
目的を実現するため、スティフナ材に窓を形成してステ
ィフナ材を枠とスティフナ部に分離し、窓の所定の位置
に枠とスティフナ部を連結する複数の連結部を形成して
スティフナフレームを作成し、スティフナフレームの連
結部を切断してスティフナを製造するテープBGA(Ba
ll Grid Array)用スティフナの製造方法において、連
結部の近傍の枠にスリットを設けたことを特徴とするテ
ープBGA用スティフナの製造方法を提供する。
ィフナの製造方法を詳細に説明する。
ナの製造方法によって作成されたスティフナフレームを
示す。図1(a)は、スティフナフレームの全体の概略
を示し、図1(b)は、図1(a)で示したBの部分を
拡大したものである。スティフナ4の製造においては、
その量産性を図るために、複数のスティフナ4をフレー
ム状にして形成する方式が採られている。図1に示した
スティフナフレーム14は、厚さ約0.4mmのCu板
材にエッチングやプレス加工によって抜き窓15が設け
られ、1辺が約38.6mmの略正方形のスティフナ4
とフレーム枠17が形成される。スティフナ4は、ステ
ィフナ4の4つのコーナで連結部20を介してフレーム
枠17と連結され、また、スティフナ4の半導体素子を
搭載する部分は、エッチングやプレス加工によって半導
体素子搭載窓21が形成され、半導体素子搭載部22が
設けられる。
は、エッチングやプレス加工によって4つの略L字型の
スリット23が設けられ、L字型スリット23と抜き窓
15の間に歪み吸収部24が形成される。ここで、この
L字型スリット23の全長は、約18mmでCu板材の
厚さの45倍程度とし、歪み吸収部24の幅は、約0.
75mmでCu板材の厚さの1.9倍程度とした。ま
た、スティフナフレーム14には、スティフナ4の製造
時にその位置決めを行うための位置決め孔16と、隣り
合うスティフナ4の間に加工や搬送を容易にするための
スリット18が設けられる。
レーム14において、連結部20には、V字の形状を持
つ深さ約0.2mm(Cu板材の厚さの0.5倍程度)
の溝部19を形成し、スティフナ4の半導体素子搭載部
22を深さ0.4mmで曲げ加工する。その後、スティ
フナ4をスティフナフレーム14から切り離し、スティ
フナ4の平坦性を測定した。
加工された半導体素子搭載部22を除いた面の高低差の
最大を測定する。本発明のテープBGA用スティフナの
製造方法によって作成されたスティフナ4の平坦性は、
約80μm以下となった。これに対して、従来の方法で
作成されたL字型スリット23のないスティフナの平坦
性は、約120μm以上であり、L字型スリット23を
設けた場合には、平坦性に優れたスティフナ4となるこ
とが実証された。
によって形成されるスリットは、L字型スリット23で
なくともよく、T字型やI字型のスリットでもよい。
14のL字型スリット23をT字型スリット25にした
場合の一形態を示す。図2において、スティフナ4は、
半導体素子搭載窓21および半導体素子搭載部22の設
けられていないスティフナである。この様な場合でも、
スティフナ4の平坦性は、図1に示したものと同様に、
優れたものとなった。
ナの製造方法によって製造されたスティフナフレーム1
4をリール形状に巻き取った場合の断面の概略を示す。
図3から解るように、L字型スリット23またはT字型
スリット25と抜き窓15の間に形成された歪み吸収部
24によって、リール形状に巻き取ったときのフレーム
枠17の歪みが緩和され、スティフナ4に内部歪みや残
留応力が発生しないようになった。
示したが、平坦性を確保するためのスリットの全長(展
開長)は、フレーム材の板厚の10倍以上が望ましい。
また、歪み吸収部の幅は、板厚の0.5〜5倍程度が望
ましい。
用スティフナの製造方法によれば、スティフナフレーム
の連結部近傍にスリットを設けたので、スティフナの内
部の歪みや残留応力を低減し、スティフナの平坦性を確
保することができるようになった。
態を示す概略図である。
態を示す概略図である。
ときの断面を示す図である。
る。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】スティフナ材に窓を形成して前記スティフ
ナ材を枠とスティフナ部に分離し、前記窓の所定の位置
に前記枠と前記スティフナ部を連結する複数の連結部を
形成してスティフナフレームを作成し、前記スティフナ
フレームの前記連結部を切断してスティフナを製造する
テープBGA(Ball Grid Array )用スティフナの製造
方法において、 前記連結部の近傍の前記枠にスリットを設けたことを特
徴とするテープBGA用スティフナの製造方法。 - 【請求項2】前記スリットは、その全長が前記スティフ
ナ材の厚さの10倍以上であることを特徴とする請求項
1記載の方法。 - 【請求項3】前記スリットは、前記窓からの距離が前記
スティフナ材の厚さの0.5〜5倍であることを特徴と
する請求項1記載の方法。 - 【請求項4】前記スリットは、略L字型の形状であるこ
とを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項5】前記スリットは、略T字型の形状であるこ
とを特徴とする請求項1記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28832797A JP3309781B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | テープBGA(Ball Grid Array )用スティフナの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28832797A JP3309781B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | テープBGA(Ball Grid Array )用スティフナの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11121540A JPH11121540A (ja) | 1999-04-30 |
JP3309781B2 true JP3309781B2 (ja) | 2002-07-29 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP28832797A Expired - Fee Related JP3309781B2 (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | テープBGA(Ball Grid Array )用スティフナの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3309781B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4641635B2 (ja) * | 2001-03-05 | 2011-03-02 | イビデン株式会社 | ヒートシンク集合体 |
JP5356883B2 (ja) * | 2009-03-30 | 2013-12-04 | 日本特殊陶業株式会社 | 補強材付き配線基板の製造方法 |
-
1997
- 1997-10-21 JP JP28832797A patent/JP3309781B2/ja not_active Expired - Fee Related
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