JP3308702B2 - 熱処理方法 - Google Patents

熱処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造プロセスの中に、
高温下においてシリコンの表面部を酸化しこれにより絶
縁膜(酸化膜)を得る酸化処理がある。この種の酸化を
行う熱処理装置としては、空気の巻き込みが少ないこと
から縦型炉が多く使用されるようになってきている。縦
型熱処理装置を用いて行う酸化処理の従来例について図
11を参照しながら述べると、多数枚の半導体ウエハ
(以下「ウエハ」という)Wをウエハボート11に上下
に並べて保持させると共に、反応管12内をN2 (窒
素)ガス雰囲気にしかつヒータ13により例えば700
℃に加熱しておき、ウエハWをローディング(ウエハを
反応管内に搬入すること)する。そしてキャップ14に
より反応管12の下端開口部が密閉された後、反応管1
2内を処理温度例えば900℃まで昇温し、反応管12
内にO2 (酸素)ガスを供給してウエハWの表面に酸化
膜を形成する。なお反応管12内をN2 ガス雰囲気とし
ておくのは、昇温中のウエハ面内温度差による酸化膜厚
のばらつきを抑えるためである。
【0003】ここでO2 ガスを供給する前に反応管内を
2 ガス雰囲気としておくのは、処理温度よりも低い温
度でO2 あるいはH2 Oに触れると、膜質の悪いつまり
耐圧の低い酸化膜が形成されてしまうので、反応管12
内への大気の巻き込み、侵入を抑えるためである。同様
の理由で熱処理後もN2 ガスを反応管12内に供給して
2 ガスと置換し、700℃まで降温した後ウエハWを
アンローディング(ウエハを反応管から搬出すること)
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで最近ではデバ
イスのパターンの微細化、薄膜化が増々進みつつあるこ
とから、酸化処理により例えばCMOSの容量絶縁膜を
得る場合には酸化膜は容量を大きくとるためにも非常に
薄くしなければならない。このためウエハ面内、ウエハ
面間において、O2 ガスの濃度や処理温度などのプロセ
ス条件の差異が膜厚についての面内均一性や面間均一性
(ウエハ間の均一性)を大きく左右することとなる。こ
こで反応管内のガス雰囲気をN2 ガス→O2 ガス→N2
ガスのように切り替えたときに反応管の上部と下部とで
ガスの置換の状況が異なっていた。このためガスの切り
替え時における反応管内のO2 ガスの濃度変化パターン
が上部と下部との間で異なってしまい(この差異につい
ては実施例の項目において比較データとして記載す
る)、更にウエハ面内においてもガス置換特性が悪く、
この結果ウエハ面間、面内について処理履歴に差異が生
じ、これが酸化膜の膜厚の差となって現われ、膜厚につ
いての面間均一性及び面内均一性が低く、歩留まりの低
下の一因になっていた。
【0005】本発明は、このような事情のもとになされ
たものであり、その目的は、縦型の熱処理装置を用いて
熱処理を行うにあたり、被処理体の面内、面間で均一な
熱処理を行うことのできる熱処理方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上部
または下部の一方にガス供給口が、他方に排気口が夫々
位置する反応管を用い、複数の被処理体が上下に並べて
保持された保持具を前記反応管内に搬入し、加熱雰囲気
下で反応管内に処理ガスを供給して被処理体を熱処理す
る方法において、前記処理ガスを反応管内に供給する前
に、反応管内を処理ガスよりも比重の大きい第1の不活
性ガスの雰囲気としておき、熱処理後は反応管内に処理
ガスよりも比重の小さい第2の不活性ガスを供給して処
理ガスと置換することを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、上部または下部の一方
にガス供給口が、他方に排気口が夫々位置する反応管を
用い、複数の被処理体が上下に並べて保持された保持具
を前記反応管内に搬入し、加熱雰囲気下で反応管内に処
理ガスを供給して被処理体を熱処理する方法において、
前記処理ガスを反応管内に供給する前に、反応管内を処
理ガスよりも比重の小さい第1の不活性ガスの雰囲気と
しておき、熱処理後は反応管内に処理ガスよりも比重の
大きい第2の不活性ガスを供給して処理ガスと置換する
ことを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、処理ガスは酸化ガスであり、この酸化ガス
により被処理体の表面に酸化膜を形成することを特徴と
する。
【0009】
【作用】上述の関係で第1の不活性ガス、処理ガス、第
2の不活性ガスをこの順序で反応管内に供給すると、第
1の不活性ガスから処理ガスへの切り替わり時において
反応管の上部と下部との間で処理ガスの濃度変化パター
ンが異なる。この差異を差異1とする。次に処理ガスか
ら第2の不活性ガスへの切り替わり時において、反応管
の上部と下部との間でやはり処理ガスの濃度変化パター
ンが異なるが、この差異を差異2とすると、差異1と差
異2とは互に逆の関係に近いものになり、互に相殺し合
ってトータルでみれば上部と下部との間における前記濃
度変化パターンは揃ったものになる。
【0010】
【実施例】以下に本発明方法を酸化処理に適用した実施
例について述べると、図1はこの実施例に用いられる縦
型熱処理装置であって、被処理体であるウエハが反応管
内に搬入された状態を示している。2は石英よりなる反
応管であり、この反応管2の頂部には、ガス供給口であ
る多数のガス流入孔3が形成されている。前記反応管2
の外側には間隙を介して均熱管21が配設されており、
ガス流入孔3の直ぐ上方側にガスを供給するようにガス
供給管41が反応管2と均熱管21との間において下方
側から突入して設けられている。前記反応管2の下部に
て排気口が開口するように排気管42が接続されてお
り、所定の圧力で排気が行われるように構成されてい
る。また反応管2内を加熱するために前記均熱管21の
周囲に、アルミナなどの断熱層51の内面に電熱線52
を巻装してなるヒータ5が設けられている。
【0011】反応管2内にローディングされている保持
具をなすウエハボート6は、例えばウエハの周縁が挿入
されて支持される溝を備えた4本の石英製の支柱を有
し、反応管2の下端部を気密に塞ぐためのキャップ61
の上に保温筒62を介して載置されている。前記ウエハ
ボート6には多数枚例えば126〜170枚のウエハW
が各々水平に上下に並べて保持されている。前記キャッ
プ61はボートエレベータ63の上に設けられ、このボ
ートエレベータ63によりウエハボート6がロード、ア
ンロードされるようになっている。
【0012】次に上述の縦型熱処理装置を用いた本発明
方法の実施例について述べる。先ずウエハボート6を反
応管2の下方側に位置させておいて被処理体例えば10
0枚のウエハWをウエハボート6に載置すると共に、反
応管2内を例えば700℃の加熱雰囲気としかつガス供
給管41からガス流入孔3を介してAr(アルゴン)ガ
スまたはN2 ガスを反応管2内に供給して反応管2内へ
の大気の侵入を抑え、ウエハボート6を反応管2内にロ
ーディングする。その後反応管2内を900℃まで昇温
するが、この間及び900℃になった後しばらくの間図
2(a)に示すように後述のO2 ガスよりも比重の大き
い第1の不活性ガス例えばArガスを供給して例えば常
圧のArガス雰囲気としておく。なおウエハのロード時
は、大気より軽いN2 ガスを用いた方が、O2 の侵入は
少ないので好ましい。
【0013】続いてガス供給管41からガス流入孔3を
介して図2(b)に示すように処理ガス例えばO2 ガス
を10SLMの流量で反応管2内に供給し、所定の圧力
例えば760Torrに維持して例えば20分間ウエハ
Wに対して酸化処理を行う。この酸化処理では、ウエハ
W表面の例えば単結晶シリコン層が酸化されてシリコン
酸化膜に変わる。酸化処理が終了した後ガス供給管41
よりガス流入孔3を介して図2(c)に示すようにO2
ガスよりも比重の小さい第2の不活性ガス例えばN2
スを10SLMの流量で反応管2内に供給して、O2
ス雰囲気からN2 ガス雰囲気に切り替えると共に、しば
らく熱処理温度に維持し、その後反応管2内を例えば7
00℃まで降温し、続いてウエハボート6を反応管の下
方側に搬出する。
【0014】ここで上述実施例のようにはじめに反応管
2内をArガスでパージしておき、次いでO2 ガスを供
給して酸化処理を行い、その後N2 ガスによりO2 ガス
を置換したときの、反応管2内の上部(下から126枚
目のウエハの位置)と下部(下から1枚目のウエハの位
置)とのO2 濃度変化の一例を、夫々図3及び図4に示
す。これらの図は、横軸に時間、縦軸にO2 ガス濃度を
夫々とり、Arガス雰囲気の反応管2内にO2 ガスを供
給し始めたときからO2 濃度がどのように上昇し、また
2 ガス雰囲気の反応管2内にN2 ガスを供給し始めた
ときからO2 濃度がどのように減少するかを示すグラフ
である。
【0015】先ずArガス→O2 ガスの切り替わり時に
は、反応管2の上部では図3に示すようにO2 ガスを供
給した時点から時間tP1だけ遅れてO2 濃度が急激に
上昇するが、反応管2の下部では図4に示すように時間
tB1だけ遅れて上昇する。即ちAr、O2 の分子量は
夫々40、32であり、ArガスはO2 ガスよりも比重
が大きいため、O2 ガスが上から下にスムーズに降り、
この結果O2 濃度の上昇パターンは上部も下部も滑らか
であり、ただし高さ位置の差異によってO2 濃度の立ち
上りのタイミングがずれている。従ってこの切り替わり
の部分について見れば、上部のウエハは下部のウエハよ
りも(tB1−tP1)だけ早い時期にO2 ガスと接触
し始めることになり、酸化膜が先に形成されることとな
る。
【0016】一方O2 ガス→N2 ガスの切り替わり時に
は、反応管2の上部では図3に示すようにN2 ガスを供
給した時点から時間tP2だけ遅れてO2 濃度が急激に
低下するが、反応管2の下部では図4に示すように時間
tB2だけ遅れて低下する。即ちN2 の分子量は28で
あり、O2 ガスはN2 ガスよりも比重が大きいため、N
2 ガスが上から下にスムーズに降り、この結果O2 濃度
の減少パターンは上部も下部も滑らかであり、ただし高
さ位置の差異によってO2 濃度の立ち下がりのタイミン
グがずれている。従ってこの切り替わりの部分について
見れば、下部のウエハは上部のウエハよりも(tB2−
tP2)だけ遅い時期までO2 ガスと接触し続けること
になり、酸化膜が遅くまで形成されていることとなる。
【0017】そしてArガス→O2 ガス→N2 ガスの切
り替わりのトータルについて見れば、O2 濃度の立上り
の時間差(tB1−tP1)と、立下がりの時間差(t
B2−tP2)とは、かなり近い値であるから、これら
のタイミングのずれは互に相殺され、しかも上部と下部
とではO2 濃度の上昇パターン、減少パターンが共に似
かよっているため、両位置におけるO2 濃度の時間的積
分値は揃うことになり、この結果酸化膜の膜厚のばらつ
きが小さくなり、後述の実験例からもわかるように膜厚
の面間均一性及び面内均一性が良くなる。
【0018】ここで従来のように酸化処理の前後におい
ていずれもN2 ガスを反応管内に供給する場合、つまり
2 ガス→O2 ガス→N2 ガスのように切り替えた場合
について、上部のO2 濃度変化を図5に、また下部のO
2 濃度変化を図6に夫々示す。この場合N2 ガス→O2
ガスの切り替わり時には、比重の小さなN2 ガスの雰囲
気中に比重の大きなO2 ガスが上から供給されるため、
2 ガスがN2 ガスの下側に沈み込んでいくと共に上部
にはN2 ガスが残留しようとし、これらの兼ね合いで上
部、下部共にO2 ガスを供給した時点から夫々時間tP
3、tB3(tB3はtP3と略同じである)だけ遅れ
てO2 濃度が振れながら上昇していく。そしてO2 ガス
→N2 ガスの切り替わり時にはO2 濃度は既述したよう
に減少し、上部、下部では、夫々N2 ガスを供給した時
点からO2 ガス濃度が時間tP4,tB4だけ遅れて低
下していくので、N2 ガス→O2 ガス→N2 ガスの全体
の切り替わりについてみれば、上部、下部において、略
2 濃度の減少パターンの差だけつまり概ねO2 濃度の
立下がりの時間差に相当する分O2 濃度の時間的積分値
が異なり、膜厚の面間均一性が悪くなり、また面内均一
性も悪くなる。
【0019】以上において本発明は、上述実施例の場合
とは逆の順序、つまり処理ガス例えばO2 ガスよりも比
重の小さい第1の不活性ガス例えばN2 ガスにより反応
管内をパージしておき、O2 ガスによる酸化処理を終了
した後は、O2 ガスよりも比重の大きい第2の不活性ガ
ス例えばArガスによりO2 ガスを置換するようにして
も同様の効果が得られる。
【0020】図7及び図8は、夫々N2 ガス→O2 ガス
の切り替わり時における反応管の上部と下部とのO2
度の上昇の様子を示しており、図9及び図10は、夫々
2ガス→Arガスの切り替わり時における反応管の上
部と下部とのO2 濃度の減少の様子を示している。なお
図示の便宜上図7及び図9は、N2 ガス→O2 ガス→A
rガスと切り替えたときの一連の上部のデータを2つに
分けたものであり、また図8及び図10は、一連の下部
のデータを2つに分けたものである。
【0021】図7及び図9からわかるように、また図
5、図6において既述しているようにN2 ガス→O2
スの切り替わり時には、O2 濃度が振れながら上昇して
いく。そして図8及び図10からわかるようにO2 ガス
→Arガスの切り替わり時には、O2 ガスの雰囲気中に
これよりも比重の大きなArガスが上から供給されるた
め、N2 ガス→O2 ガスの切り替わり時とはいわば裏の
関係でO2 濃度が振れながら、かつ下部側の立ち下がり
が上部側に比べて若干遅れて減少していく。このためN
2 ガス→O2 ガス→Arガスの一連の切り替わりについ
てみれば上部、下部におけるO2 濃度の時間的積分値が
揃うこととなり、膜厚の面間均一性及び面内均一性が良
くなる。
【0022】更にまた本発明は、反応管の下部及び上部
に夫々ガス供給口及び排気口が形成された場合において
も適用することができ、この場合には、比重の小さいガ
スから順に、例えばN2 ガス→O2 ガス→Arガスの順
序で供給することにより、あるいは比重の大きいガスか
ら順に例えばArガス→O2 ガス→N2 ガスの順序で供
給することにより、既述の実施例と同様の理由により
(ただしこの場合は上部側のO2 濃度の立上り、立下が
りが遅れることとなる)O2 濃度の時間的積分値が上
部、下部において揃うこととなり、膜厚の面間均一性が
高くなる。
【0023】ここで上述実施例のようにしてガスを置換
した場合と従来のようにしてガスを置換した場合とにつ
いて、温度900℃、O2 ガス流量20SLMのプロセ
ス条件で20分間酸化処理を行い、得られた酸化膜に対
してウエハボート上に配置されたウエハ間の膜厚の均一
性(面間均一性)及びウエハ毎の膜厚の均一性(面内均
一性)を調べたところ夫々図11及び図12に示す結果
が得られた。図11、図12において横軸はウエハボー
トの最上段から数えた位置であり、図11の縦軸はウエ
ハ面の中央部の膜厚であり、(1)、(2)、(3)は
夫々Arガス→O2 ガス→N2 ガス置換、N2 ガス→O
2 ガス→Arガス置換、及びN2 ガス→O2 ガス→N2
ガス置換におけるデータである。
【0024】図11において(1)〜(3)における面
間均一性は、夫々±0.36%、±1.05%、±2.
23%である。従って本発明方法によれば、従来のガス
の置換方法(N2 →O2 →N2 )に比べて膜厚の面間均
一性が向上し、また図12から面内均一性も向上するこ
とがわかる。なお面内均一性が向上する理由について
は、ガスの置換特性が向上することからウエハ面内の各
ポイントにおける処理履歴の差が減少するためと考えら
れる。
【0025】また処理ガスとしてはO2 ガスに限らず例
えばH2 Oであってもよいし、また熱処理については、
酸化処理に限られず例えば不純物拡散処理などであって
もよい。更に処理ガスよりも比重の大きい不活性ガスと
しては、Arガスに限られず例えばKrガスなどであっ
てもよいし、処理ガスよりも比重の小さい不活性ガスに
ついてもN2 ガスに限られるものではなく、例えばHe
ガスなどであってもよい。なお本発明に用いられる装置
としては、反応管の頂部にガス供給口が形成されていな
くとも例えば反応管内にガス供給管を下から突入して上
部からガスを供給するものであってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の被
処理体を反応管内で一括して熱処理を行うにあたって、
各被処理体間の熱処理の均一性(面間均一性及び面内均
一性)が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する熱処理装置の一例を示す
断面図である。
【図2】本発明方法の一実施例におけるガスの供給順序
を示す説明図である。
【図3】本発明の実施例(Ar→O2 →N2 置換)にお
ける反応管上部のO2 濃度変化を示す特性図である。
【図4】本発明の実施例(Ar→O2 →N2 置換)にお
ける反応管下部のO2 濃度変化を示す特性図である。
【図5】比較例(N2 →O2 →N2 置換)における反応
管上部のO2 濃度変化を示す特性図である。
【図6】比較例(N2 →O2 →N2 置換)における反応
管下部のO2 濃度変化を示す特性図である。
【図7】本発明の他の実施例(N2 →O2 →Ar置換)
における反応管上部のO2 ガス導入時のO2 濃度変化を
示す特性図である。
【図8】本発明の他の実施例(N2 →O2 →Ar置換)
における反応管下部のO2 ガス導入時のO2 濃度変化を
示す特性図である。
【図9】本発明の他の実施例(N2 →O2 →Ar置換)
における反応管上部のArガス導入時のO2 濃度変化を
示す特性図である。
【図10】本発明の他の実施例(N2 →O2 →Ar置
換)における反応管下部のArガス導入時のO2 濃度変
化を示す特性図である。
【図11】本発明の実施例と比較例とにおける膜厚の面
間均一性を示す特性図である。
【図12】本発明の実施例と比較例とにおける膜厚の面
内均一性を示す特性図である。
【図13】従来の熱処理方法を説明するための縦型熱処
理装置を示す略解図である。
【符号の説明】
2 反応管 3 ガス流入孔 41 ガス供給管 42 排気管 5 ヒータ 6 ウエハボート W 半導体ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−35518(JP,A) 特開 昭62−102520(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/312 H01L 21/314 H01L 21/316 H01L 21/318 H01L 21/31

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部または下部の一方にガス供給口が、
    他方に排気口が夫々位置する反応管を用い、複数の被処
    理体が上下に並べて保持された保持具を前記反応管内に
    搬入し、加熱雰囲気下で反応管内に処理ガスを供給して
    被処理体を熱処理する方法において、 前記処理ガスを反応管内に供給する前に、反応管内を処
    理ガスよりも比重の大きい第1の不活性ガスの雰囲気と
    しておき、熱処理後は反応管内に処理ガスよりも比重の
    小さい第2の不活性ガスを供給して処理ガスと置換する
    ことを特徴とする熱処理方法。
  2. 【請求項2】 上部または下部の一方にガス供給口が、
    他方に排気口が夫々位置する反応管を用い、複数の被処
    理体が上下に並べて保持された保持具を前記反応管内に
    搬入し、加熱雰囲気下で反応管内に処理ガスを供給して
    被処理体を熱処理する方法において、 前記処理ガスを反応管内に供給する前に、反応管内を処
    理ガスよりも比重の小さい第1の不活性ガスの雰囲気と
    しておき、熱処理後は反応管内に処理ガスよりも比重の
    大きい第2の不活性ガスを供給して処理ガスと置換する
    ことを特徴とする熱処理方法。
  3. 【請求項3】 処理ガスは酸化ガスであり、この酸化ガ
    スにより被処理体の表面に酸化膜を形成することを特徴
    とする請求項1または2記載の熱処理方法。
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