JP3307517B2 - 内燃機関用配電器 - Google Patents

内燃機関用配電器

Info

Publication number
JP3307517B2
JP3307517B2 JP01047195A JP1047195A JP3307517B2 JP 3307517 B2 JP3307517 B2 JP 3307517B2 JP 01047195 A JP01047195 A JP 01047195A JP 1047195 A JP1047195 A JP 1047195A JP 3307517 B2 JP3307517 B2 JP 3307517B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal combustion
combustion engine
connector
power distribution
ignition coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01047195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07253073A (ja
Inventor
貴夫 寺門
勝 宇治川
俊明 神永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Car Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP01047195A priority Critical patent/JP3307517B2/ja
Publication of JPH07253073A publication Critical patent/JPH07253073A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3307517B2 publication Critical patent/JP3307517B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の内燃機関に
用いる配電器に係わり、特に、配電器内外を電気的に連
結する複数のコネクタと回転信号検出装置とを備えた内
燃機関用配電器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の内燃機関において
は、バッテリーから導かれた低圧電流が点火コイルにお
いて高圧電流となって配電器に供給される。配電器にお
いては、この高圧電流が配電ロータによって各気筒のス
パークプラグに順番に伝えられ、これにより各気筒にお
いて火花が飛ばされて点火が行われる。
【0003】近年、エンジンルーム内のスペース確保や
コスト低減といった観点から点火に係わる部品を配電器
内に集約化させる傾向にあり、その一例として高圧電流
を発生させる点火コイルを配電器内に配置するものがあ
る。この場合の配置としては、自動車メーカーやユーザ
ーの要求に応じる形で例えば以下のような配置がある。 点火コイルを配電器最上部に配置するもの 例えば特開昭63−75356号公報記載のように、エ
ンジンに同期して回転するシャフトが上下方向に配置さ
れ、また点火コイルがそのシャフトの延長上であって配
電器の最上部に配置され、そしてシャフトと一体に回転
するシグナルロータ及びそのシグナルロータと対向する
磁気検出式の回転信号検出装置が配電器の下部に配置さ
れるものである。 点火コイルを配電器下部に配置するもの 例えば実開平4−59371号公報記載のように、点火
コイルは上下方向のシャフトに貫通される形で配電器の
下部に配置され、一方、シグナルロータ及び光学検出式
の回転信号検出装置は配電器の上部に配置され、これに
よって回転信号検出装置と点火コイルとが上下2層に配
置されるものである。 回転信号検出装置と点火コイルとをシャフトを挟んで
配置するもの 例えば特開平4−203358号公報や特開平4−27
724号公報記載のように、シグナルロータ及び光学検
出式の回転信号検出装置が配電器の中央部付近に配置さ
れるとともに、回転信号検出装置と点火コイルとがシャ
フトを挟んで互いに反対側に設けられるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のタイプの配電
器においては、配電器内外を電気的に連結するコネクタ
を有している。すなわち、シグナルロータの回転によっ
て機関のクランク角位置が断続信号(以下クランク角位
置信号という)として回転信号検出装置で検出され、こ
のクランク角位置信号がコネクタを介して内燃機関用制
御装置に伝達される。クランク角位置信号を受けた内燃
機関用制御装置は機関の点火時期信号を出力し、この点
火時期信号はコネクタを介して再び配電器内に導入さ
れ、さらにリード線を介して点火コイルへと伝達され
る。一方このとき、このコネクタによる接続とは別方面
からの接続を介し、内燃機関用制御装置に備えられた点
火用パワー電源からの電流が点火コイルに導入されてい
る。例えば特開平4−203358号公報記載のように
直接リード線によって内燃機関用制御装置と点火コイル
とが接続される構成がある。しかしさらに取扱いの利便
の向上を考える場合には、別タイプ(のタイプ)であ
る実開平4−59371号公報記載のものと同様に、上
記の回転信号検出装置と内燃機関用制御装置とを電気的
に連結するコネクタ(以下適宜、第1のコネクタとい
う)とは別に、点火コイルと内燃機関用制御装置内の点
火用パワー電源とを電気的に連結するコネクタ(以下適
宜、第2のコネクタという)を設ける構成が考えられ
る。この構成において、点火コイルは内燃機関用制御装
置から第1のコネクタを介し導かれる点火時期信号のタ
イミングに従い、点火用パワー電源から第2のコネクタ
を介し導かれる電流をもとに出力端子に高電圧を誘起す
ることとなる。
【0005】ここにおいて、上記構成の配電器において
は、回転信号検出装置と内燃機関用制御装置とを電気的
に連結する第1のコネクタは回転信号検出装置と一体に
設けられる。しかしながら、点火コイルと制御装置とを
電気的に連結する第2のコネクタは、点火コイルに近接
した位置すなわち回転信号検出装置とは反対側に配置さ
れ、第1のコネクタ及び回転信号検出装置とは別体構造
なることとなる。すなわち、第1のコネクタと第2の
コネクタとが反対側に配置されることとなるので、組立
時において一方のコネクタを取り付けた後に配電器の向
きを変え上下ひっくり返して他方のコネクタを取り付け
る必要が生じて作業性の面で好ましくなく、またこのた
めに工程が増加して高い生産性を得るのが困難となると
いう不都合が生じる。また上述したように点火部品が集
約化され配電器内の部品過密度が増加している現状にお
いては、それぞれのコネクタ等からの配線の引き回しが
不便となる。すなわち例えば、 (1)通常、第1のコネクタと回転信号検出装置や第2の
コネクタと点火コイルは複数の回路素子が取り付けられ
た回路板を介して連結されるが、このときの回路板を第
1のコネクタに接続する(すなわち内燃機関用制御装置
に接続する)接 続端子、回路板を第2のコネクタに接続する(すなわち
点火用パワー電源に接続する)接続端子等の配置に関
し、配線の引き回しの便宜への配慮がされていないこと
から配線作業が煩雑とな。 (2)また同様に、回路板を点火コイルに接続する接続端
子の配置、及びその接続端子に連結された回路板外部の
外部端子を点火コイルの一次側接続端子に接続するリー
ド線の構成に関し、配線の引き回しの便宜への配慮がさ
れず配線作業が煩雑とな。 (3)さらに、点火コイルの一次側回路に発生する高周波
ノイズを除去する車載ラジオ雑音防止用ノイズキラーコ
ンデンサの設置位置が、回路板を点火コイルに接続する
接続端子や回路板を第2のコネクタに接続する(すなわ
ち点火用パワー電源に接続する)接続端子から比較的遠
く、コンデンサまでの配線が長くなって配線作業が煩雑
となっていた。したがって、これらにより作業性・生産
性の向上の妨げとなっていた。また、上記(3)について
は、長い配線によってノイズ発生部分が増大することか
ら、ノイズを十分低減することが困難であるという課題
もあ
【0006】さらに、メンテナンス時においても同様の
理由により取り扱い性の面で好ましくなかった。
【0007】本発明の第1の目的は、回転信号検出装置
と内燃機関用制御装置とを電気的に連結する第1のコネ
クタと、点火コイルと内燃機関用制御装置とを電気的に
連結する第2のコネクタとを備えた内燃機関用配電器に
おいて、組立時の作業性・生産性、及びメンテナンス時
の取扱性を向上させることができる構成を提供すること
である。本発明の第2の目的は、配線の引き回しの便宜
を図りつつ、回路板と内燃機関用制御装置・点火用パワ
ー電源・点火コイル等とを接続する接続端子を配置する
ことにより、組立時の作業性・生産性、及びメンテナン
ス時の取扱性を向上させることができる内燃機関用配電
器を提供することである。本発明の第3の目的は、配線
の引き回しの便宜を図りつつ、回路板外部の外部端子と
点火コイルの一次側接続端子とを接続することにより、
組立時の作業性・生産性、及びメンテナンス時の取扱性
を向上させることができる内燃機関用配電器を提供する
ことである。本発明の第4の目的は、車載ラジオ雑音防
止用のノイズキラーコンデンサを、回路板と点火コイル
とを接続する接続端子や、回路板と点火用パワー電源と
を接続する接続端子から近接して配置することにより、
組立時の作業性・生産性、及びメンテナンス時の取扱性
を向上させるとともに、ノイズを十分低減することがで
きる内燃機関用配電器を提供することである。
【0008】本発明の第5の目的は、回転信号検出装置
と内燃機関用制御装置とを電気的に連結するコネクタと
回転信号検出装置、及び点火コイルと内燃機関用制御装
置とを電気的に連結するコネクタと回転信号検出装置と
を一体に構成することにより、組立時の作業性・生産
性、及びメンテナンス時の取扱性を向上させることがで
きる内燃機関用配電器を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1及び第2の目的
を達成するために、本発明によれば、機関のクランク軸
に同期して回転するシャフトと、前記シャフトと一体に
回転するシグナルロータと、前記シグナルロータの回転
により前記クランク軸の回転角を検出する回転信号検出
装置と、各気筒の点火プラグに高電圧を印加する点火コ
イルとを備えた内燃機関用配電器において、複数の回路
素子が取り付けられ、前記点火コイル及び配電器外部の
内燃機関用制御装置にそれぞれ電気的に連結された回路
板と、この回路板を収納する回路収納ケースとをさらに
有し、前記回転信号検出装置は、前記回路板に備えられ
ており、前記回路収納ケースは、前記回路板と前記点火
コイルとを接続する第1の接続端子、前記回路板と配電
器外部の点火用パワー電源とを接続する第2の接続端
子、及び前記回路板と前記内燃機関用制御装置とを接続
する第3の接続端子と一体に成形されていることを特徴
とする内燃機関用配電器が提供される。
【0010】好ましくは、前記内燃機関用配電器におい
て、前記回路収納ケースは樹脂製であり、前記第1〜第
3の接続端子は、前記回路収納ケースに一体にモールド
成形されていることを特徴とする内燃機関用配電器が提
供される。
【0011】また好ましくは、前記内燃機関用配電器に
おいて、前記回路収納ケース外に設けられた1つのコネ
クタと、この1つのコネクタ内に設けられ前記第2及び
第3の接続端子にそれぞれ接続される第1及び第2の外
部端子とをさらに有し、かつ、前記点火用パワー電源は
前記内燃機関用制御装置内に設けられており、前記1つ
のコネクタは回路収納ケースに一体成形されるととも
に、前記第1及び第2の外部端子を前記内燃機関用制御
装置に接続可能に構成されていることを特徴とする内燃
機関用配電器が提供される。
【0012】さらに好ましくは、前記内燃機関用配電器
において、前記回路収納ケース及び前記1つのコネクタ
は樹脂製であり、前記1つのコネクタは前記回路収納ケ
ースに一体にモールド成形されていることを特徴とする
内燃機関用配電器が提供される。
【0013】また上記第1及び第3の目的を達成するた
めに、本発明によれば、機関のクランク軸に同期して回
転するシャフトと、前記シャフトと一体に回転するシグ
ナルロータと、前記シグナルロータの回転により前記ク
ランク軸の回転角を検出する回転信号検出装置と、各気
筒の点火プラグに高電圧を印加する点火コイルとを備え
た内燃機関用配電器において、複数の回路素子が取り付
けられ、前記点火コイル及び配電器外部の内燃機関用制
御装置にそれぞれ電気的に連結された回路板と、この回
路板を収納する回路収納ケースと、前記点火コイルの一
次側接続端子と前記回路収納ケースにおける前記回路板
外縁近傍部分に設けられた外部端子とを接続する接続手
段とをさらに有し、前記回転信号検出装置は、前記回路
板に備えられており、前記接続手段は、前記一次側接続
端子を受け入れる第1の受け入れ金具と、前記外部端子
を受け入れる第2の受け入れ金具と、前記第1の受け入
れ金具と第2の受け入れ金具とを連結するリード線と、
前記リード線を被うように設けられるとともに前記第1
及び第2の受け入れ金具がそれぞれ両端近傍に固定され
たリード線ケースとを備えていることを特徴とする内燃
機関用配電器が提供される。
【0014】好ましくは、前記内燃機関用配電器におい
て、前記リード線ケースは樹脂製であることを特徴とす
る内燃機関用配電器が提供される。
【0015】また上記第1及び第4の目的を達成するた
めに、本発明によれば、機関のクランク軸に同期して回
転するシャフトと、前記シャフトと一体に回転するシグ
ナルロータと、前記シグナルロータの回転により前記ク
ランク軸の回転角を検出する回転信号検出装置と、各気
筒の点火プラグに高電圧を印加する点火コイルとを備え
た内燃機関用配電器において、複数の回路素子が取り付
けられ、前記点火コイル及び配電器外部の内燃機関用制
御装置にそれぞれ電気的に連結された回路板と、この回
路板を収納する回路収納ケースと、前記点火コイルの一
次側回路に発生するノイズを除去する車載ラジオ雑音防
止用コンデンサとをさらに有し、前記回転信号検出装置
は、前記回路板に備えられており、前記車載ラジオ雑音
防止用コンデンサは、前記回路板上に設けられ、かつ、
前記回路板と前記点火コイルとを接続する第1の接続端
子及び前記回路板と配電器外部の点火用パワー電源とを
接続する第2の接続端子から近接した位置に設けられて
いることを特徴とする内燃機関用配電器が提供される。
【0016】さらに上記第1及び第5の目的を達成する
ために、本発明によれば、機関のクランク軸に同期して
回転するシャフトと、前記シャフトと一体に回転するシ
グナルロータと、前記シグナルロータの回転により前記
クランク軸の回転角を検出する回転信号検出装置と、各
気筒の点火プラグに高電圧を印加する点火コイルとを備
えた内燃機関用配電器において、配電器外部の内燃機関
用制御装置と前記回転信号検出装置とを電気的に連結す
る第1のコネクタと、前記内燃機関用制御装置と前記点
火コイルとを電気的に連結する第2のコネクタとを有
し、前記第1のコネクタ及び前記第2のコネクタは、そ
れぞれ前記回転信号検出装置と一体に構成されているこ
とを特徴とする内燃機関用配電器が提供される。
【0017】好ましくは、前記内燃機関用配電器におい
て、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとは一体
化された単一のコネクタとなっており、その単一のコネ
クタは前記回転信号検出装置と一体に構成されているこ
とを特徴とする内燃機関用配電器が提供される。
【0018】また好ましくは、前記内燃機関用配電器に
おいて、前記回転信号検出装置は、前記点火コイルの一
次電流を断続して前記点火コイルに高電圧を発生させる
イグナイタを内蔵しており、前記第1のコネクタ及び前
記第2のコネクタは、それぞれ前記イグナイタと一体に
構成されていることを特徴とする内燃機関用配電器が提
供される。
【0019】さらに好ましくは、前記内燃機関用配電器
において、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタと
は一体化された単一のコネクタとなっており、その単一
のコネクタは前記イグナイタと一体に構成されているこ
とを特徴とする内燃機関用配電器が提供される。
【0020】また好ましくは、上記内燃機関用配電器に
おいて、前記第2のコネクタと前記点火コイルとを接続
する配線の一部を前記回転信号検出装置内に設けたこと
を特徴とする内燃機関用配電器が提供される。
【0021】さらに好ましくは、上記内燃機関用配電器
において、車載ラジオ雑音防止用コンデンサを前記回転
信号検出装置内に配置したことを特徴とする内燃機関用
配電器が提供される。また上記第1及び第5の目的を達
成するために、本発明によれば、内燃機関のクランク軸
に同期して回転するシャフトと、上記内燃機関の各点火
プラグに配電する電圧を発生するイグニションコイル
と、上記クランク軸の回転角を検出する回転信号検出装
置部とを備えている内燃機関用配電器において、上記イ
グニションコイル及び上記回転信号検出装置部は、それ
ぞれに設けられた端子により互いに電気的に接続されて
おり、上記回転信号検出装置部に設けられた同一コネク
タ内に、上記イグニションコイル及び上記回転信号検出
装置部の外部接続用端子が設けられていることを特徴と
する内燃機関用配電器が提供される。
【0022】
【作用】以上のように構成した本発明においては、複数
の回路素子が取り付けられた回路板を収納する回路収納
ケースが、回路板と点火コイルとを接続する第1の接続
端子、回路板と配電器外部の点火用パワー電源とを接続
する第2の接続端子、及び回路板と内燃機関用制御装置
とを接続する第3の接続端子と一体に成形されている。
これにより、第1〜第3の接続端子がいずれも回路収納
ケースと一体成形されて所定位置に固定されている状態
となるので、配線作業が非常に簡単となる。よって、組
立時の作業性・生産性、及びメンテナンス時の取扱性を
向上させることができる。
【0023】また、第1〜第3の接続端子が樹脂製の回
路収納ケースに一体にモールド成形されていることによ
り、第1〜第3の接続端子を回路収納ケースと一体成形
する構成を実現することができる。さらに、点火用パワ
ー電源は内燃機関用制御装置内に設けられており、回路
収納ケース外に設けられた1つのコネクタが、回路収納
ケースに一体成形され、かつ第2及び第3の接続端子に
それぞれ接続される第1及び第2の外部端子を内燃機関
用制御装置に接続可能に構成されている。これにより、
回路板と点火用パワー電源とを接続する第1の外部端子
を内包するコネクタが、回路板と内燃機関用制御装置と
を接続する第2の外部端子を内包するコネクタと反対側
に配置される従来に比し、組立時に配電器の向きを変え
ることなく両方のコネクタを取り付けることができると
ともに、双方のコネクタからの配線の引き回しが容易と
なる。また、コネクタが1つになるので部品点数が減少
する。以上より組立時の作業性が向上し、その分工程が
減少するので生産性が向上する。さらにメンテナンス時
の取扱い性も向上する。また、樹脂製の1つのコネクタ
が樹脂製の回路収納ケースに一体にモールド成形されて
いることにより、1つのコネクタを回路収納ケースに一
体成形する構成を実現することができる。さらに、本発
明においては、点火コイルの一次側接続端子と回路収納
ケースにおける回路板外縁近傍部分に設けられた外部端
子とを接続する接続手段が、一次側接続端子を受け入れ
る第1の受け入れ金具と、外部端子を受け入れる第2の
受け入れ金具と、第1の受け入れ金具と第2の受け入れ
金具とを連結するリード線と、リード線を被うように設
けられるとともに第1及び第2の受け入れ金具がそれぞ
れ両端近傍に固定されたリード線ケースとを備えてい
る。これにより、リード線ケースを着脱することによっ
て、点火コイルの一次側接続端子と収納ケースの外部端
子とをワンタッチで接続できる。よって、組立時の作業
性・生産性、及びメンテナンス時の取扱性を向上させる
ことができる。
【0024】また、リード線ケースが樹脂製であること
により、良好な絶縁性を確保しつつ、点火コイルの一次
側接続端子と回路外部端子との間を堅固に接続すること
ができる。
【0025】さらに、本発明においては、点火コイルの
一次側回路に発生するノイズを除去する車載ラジオ雑音
防止用コンデンサが、回路板上に設けられ、かつ、回路
板と点火コイルとを接続する第1の接続端子、及び回路
板と配電器外部の点火用パワー電源とを接続する第2の
接続端子から近接した位置に設けられることにより、第
1及び第2の接続端子からコンデンサまでの配線が比較
的短くなるので、配線作業が簡単になって作業性・生産
性が向上するとともに、ノイズを十分低減することがで
きる。
【0026】また、本発明においては、配電器外部の内
燃機関用制御装置と回転信号検出装置とを電気的に連結
する第1のコネクタと、内燃機関用制御装置と点火コイ
ルとを電気的に連結する第2のコネクタとは、それぞ
れ、回転信号検出装置と一体に構成されていることによ
り、第1のコネクタと第2のコネクタとは近接した位置
に配置される。すなわち組立時に配電器の向きを変える
ことなく両方のコネクタを取り付けることができるとと
もに、双方のコネクタからの配線の引き回しが容易とな
る。また、第1のコネクタのみならず第2のコネクタを
も回転信号検出装置と一体であるので従来より部品点数
が減少する。以上より組立時の作業性が向上し、その分
工程が減少するので生産性が向上する。さらにメンテナ
ンス時の取扱い性も向上する。
【0027】さらに、第1のコネクタと第2のコネクタ
とを一体化して単一のコネクタとし、この単一のコネク
タを回転信号検出装置と一体に構成することにより、配
電器外のスペースを従来以上に確保することができる。
また、回転信号検出装置はイグナイタを内蔵しており、
第1のコネクタ及び第2のコネクタはそれぞれイグナイ
タと一体に構成されていることにより、イグナイタ内蔵
型の配電器においても組立時の作業性・生産性の向上
と、メンテナンス時の取扱い性の向上を図れる。さら
に、第1のコネクタと第2のコネクタとを一体化して単
一のコネクタとし、その単一のコネクタをイグナイタと
一体に構成することにより、配電器外のスペースを従来
以上に確保することができる。また、第2のコネクタと
点火コイルとを接続する配線の一部を回転信号検出装置
内に設けたことにより、第2のコネクタを介しての内燃
機関用制御装置と点火コイルとの電気的な連結を実現す
ることができる。さらに、車載ラジオ雑音防止用コンデ
ンサを回転信号検出装置内に配置したことにより、別体
として配電器内に設けられていた従来に比し配電器内の
部品点数を減少できる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図12により
説明する。本発明の第1の実施例を図1〜図8により説
明する。本実施例による配電器1の分解斜視図を図1
に、キャップを取り外した状態の上面図を図2に、縦断
面図を図3に示す。
【0029】図1、図2及び図3に示す本実施例による
配電器1において、アルミニウム製のボディ100は全
体としてカップ状に形成されており、中心には回転シャ
フト2が貫通する筒状部102が形成され、そのまわり
に回路ユニット400を収納する有底のスペース104
と、点火コイル7を収納する有底のスペース107とが
それぞれ形成されている。回路ユニット400はそのフ
ランジ部に形成された通孔403,404に挿通したね
じ405,406で配電器ボディ100にねじ止めさ
れ、点火コイル7は同様にそのフランジ部に形成された
通孔に挿通したねじ7b,7cで配電器ボディ100に
ねじ止めされる。
【0030】回転シャフト2にはベアリング2A0の内
輪2A1が圧入固定されており、ベアリング2A0の外
輪2A2は配電器ボディ100の中心の筒状部102内
壁に圧入固定されている。さらに、上部・下部保持金具
2A3,2A4で上下から挟まれる形で回転円盤3が回
転シャフト2の保持金具と共に挿通されており、ねじ2
A5を回転シャフト2の先端のねじ孔2A6にねじ込む
ことによってこれらが回転シャフト2に固定されてい
る。このとき上部保持金具2A4の先端にはロータヘッ
ド9が被せられており、ねじ91で上部保持金具2A4
に固定されている。またこのとき回転円盤3は、回転シ
ャフト2に挿通されたとき、回転検出器40の発光素子
401と受光素子402との間の隙間に位置し、そこに
刻設されたスリット3Aが両素子の間を通過するように
配置されている。そして回転シャフト2の下端にはカッ
プリング2Bが挿通され、ピン2Cで固定されており、
このカップリング2Bに形成された突起2Dを介して機
関のカムシャフトの回転が伝達される。
【0031】また、図1に示すように、点火コイル7及
び回路ユニット400の上方には、配電キャップ8が設
けられている。この配電キャップ8は、図3にも示すよ
うに、その中央に中心電極8aを、またその周囲に等間
隔(図1、図6(b)参照)に側(サイド)電極P1
4を有する。中心電極8aは高圧配電線97aに接続
され、この高圧配電線97aは他端が点火コイル7の高
圧タワー7aの先端の電気端子と対面する位置まで延
び、配電キャップ8がボディ100に被せられたとき
(後述)、両者は電気的に接続されるようになってい
る。側電極P1〜P4は、回転する配電ロータ9の電極9
aと微小ギャップを介して対面する。各側電極P1〜P4
のうち、配電ロータ9aの電極が近づいた側電極に点火
コイル7からの高電圧が供給される。また側電極P1
4は配電キャップ8の外部上方に突出する接続ソケッ
トを有しており、そこに外部高圧配電線P1L〜P4
(後述する図6(b)参照)との接続プラグが差し込ま
れ、電気的に接続されている。
【0032】これら中心電極8a、側電極P1〜P4、高
圧配電線97aは、配電キャップ8の樹脂成形時に一体
にモールド成形によって配電キャップ8内に埋設され
る。そして配電キャップ8はボディ100の上に被せら
れ、ねじ81,82を配電キャップ8のねじ孔81a
(図1参照)及び82a(図示せず)に挿通し、ボディ
100のねじ穴にねじ込んで固定する。その際、両者の
接合面にはシール用パッキン11が挟み込まれ、内部空
間への水や塵埃の侵入が遮断され、回路ユニット40
0、点火コイル7が水や塵埃で電気的にショートした
り、漏電を起こしたりすることから保護される。
【0033】回路ユニット400は、図1に示すよう
に、回路収納ケース40Aの部分と、接続端子が収納さ
れたコネクタ25の部分と、回転検出器40の部分から
なり、互いに樹脂によって一体にモールド成形されてい
る。回路収納ケース40A及びコネクタ25の詳細構造
を図4に示す。図4において、回路収納ケース40Aに
は、図示するような複数の回路素子が取り付けられた回
路板40A1が収納されている。さらに接続端子41,
42,45〜51,L1〜L4がこの回路板40A1の周囲
に位置するようにケースの樹脂部にモールド成形されて
いる。回路板40A1にはそれら接続端子に対する位置
に例えば50aの符号を付した小さい円で示すアルミニ
ウム製の接続パッドが形成されており、そして、所定の
接続端子と接続パッドとが例えば50bの符号を付した
細い線で示す接続ワイヤによって、ワイヤボンディング
装置で接続されている。
【0034】接続端子41,42は、それぞれ外部端子
41a,42aに接続され、接続端子45〜51はそれ
ぞれコネクタ25内の外部端子45a〜51a(但し4
5a,48a以外は図示省略)に接続されている。また
各端子45〜51は、図5に示すように、外部リード線
45L〜51Lにより、コントロールユニットC/U、
バッテリVB及びエンジンボディのパワーグラウンドP
−GNDにそれぞれ接続されている。
【0035】そしてまた、回路板40A1に取り付けら
れた複数の回路素子は、回路板40A1の裏側で印刷配
線により図6(a)及び(b)に示すように接続されて
いる。このうち図6(a)は、クランク角検出回路80
の回路図を表しており、図6(b)はパワースイッチ回
路70及びこれに接続される回路の回路図を表してい
る。図6(a)(b)において、抵抗R1〜R11及びR
20,R21,R23、温度補償用サーミスタTHは印刷抵抗で
構成されており、回路板40A1の図示しない裏面に印
刷されている。また、回路板40A1の裏側には、可変
抵抗R22とコンデンサC1〜C5,C10,C11,C20,C21
が設けられている。
【0036】まず、図6(a)において、クランク角検
出回路80は、パルス波形整形回路89と、スタビライ
ザ88と、回転検出器40とを備えている。
【0037】パルス波形整形回路89は、インダクタン
スL、集積回路(IC)44、及びトランジスタTR1
を備えている。インダクタンスLは、コンデンサC5
抵抗R2とともに時定数回路を構成し、回転検出器40
に備えられた受光素子402の出力電圧の交流成分で充
電されたコンデンサC5の電圧をコンパレータとしての
集積回路(IC)44のマイナス端子に印加する機能を
有する。また、コンデンサC1〜C4は信号に重畳する交
流成分を消去する役割を果たす。集積回路44は、その
プラス端子に印加されている基準電圧とコンデンサC5
の電圧を比較し、コンデンサC5の電圧が基準電圧以上
の区間と以下の区間でその出力状態を切り換えトランジ
スタTR1をオン、オフさせ、その結果接続端子47に
パルス状の矩形波電圧を出力する。
【0038】回転検出器40は、発光素子(LED)4
01、受光素子(PD)402、及びダイオードDを備
えている。発光素子(LED)401及び受光素子(P
D)402は、樹脂製のホルダーに互いが所定のギャッ
プを隔てて対面するように取り付けられている。またこ
れら発光素子(LED)401と受光素子(PD)40
2との各端子は、回路収納ケース40Aに形成されてい
る接続端子L1〜L4(図4参照)にそれぞれ接続され、
接続ワイヤ、回路板40A1に形成された接続パッドを
介して図6(a)に示すようにパルス波形整形回路89
に接続されている。またダイオードDは、発光素子40
1の保護用に設けられ、逆流防止の役割を果たす。
【0039】スタビライザ88は、コンデンサC10,C
11と、抵抗R10と、ツェナーダイオードZDとを備えて
いる。コンデンサC10,C11は、電源に重畳するノイズ
を除去するコンデンサとして機能し、ツェナーダイオー
ドZDは、接続端子45に入力される電源電圧のスタビ
ライザとして機能する。
【0040】図6(a)において、上記のほか、接続端
子46が回路収納ケース40Aに形成されたグランド端
子52に接続されており、コントロールユニットC/U
のグランド端子としての機能を果たす。また、グランド
端子52は、回路ユニット400をアルミボディ100
に取り付けたときこのアルミボディ100に接触してア
ースされる。
【0041】次に、図6(b)に示されるパワースイッ
チ回路70には、パワートランジスタ43、トランジス
タTR2、可変抵抗R22、及びサーミスタTHが備えら
れている。一次電流は可変抵抗である検出抵抗R22の端
子電圧として検出され、この端子電圧が所定値を超えて
電流が流れようとするとトランジスタTR2が導通して
パワートランジスタ43のベース電流を減少させ一次電
流の上昇を抑制する。サーミスタTHは温度補償用であ
り、その動作が温度の影響を受けないように補償する。
コントロールユニットからの点火時期信号が接続端子5
1を介してパワートランジスタ43のベースに入力され
ると、点火時期信号が存在している間パワートランジス
タ43は導通し、バッテリVBから接続端子48、リー
ド線6b、点火コイルの一次巻線TC1、リード線6
a、パワートランジスタ43、可変抵抗である電流検出
抵抗R22、及び接続端子50を介してパワーグラウンド
であるエンジンのボディ(後述する図5参照)のP−G
ND点に電流が流れる。そして、点火時期信号が消滅す
ると同時にパワートランジスタ43がオフし、そのとき
点火コイル7の二次巻線TC2に高電圧が誘起される。
この高電圧は点火コイル7の高圧タワー7a、配電キャ
ップ8の高圧配電線97a、中央電極8a、配電ロータ
9a、側電極P1〜P4、高圧配電線P1L〜P4Lを介し
て、プラグPのいずれかに印加される。なお、一次回路
の一次電流が流れる回路に発生する高周波ノイズは、接
続端子48と外部端子41aとの間に一端が接続された
ノイズキラーコンデンサ(図21では符号4Aで示す)
21で除去される。
【0042】ここで、リード線6a,6bは、図2及び
図1に示される樹脂製のプラスチックケース60の内部
に収納・保持されている。この詳細構造を図7及び図8
に示す。図7は、プラスチックケース60の詳細構造を
示す部分断面図であり、図8は、図7に示された受け入
れ金具64a、金属舌片63a、及び外部端子41aの
接続状態を示す斜視図である。図7及び図8において、
プラスチックケース60の両方の端部には前述した外部
端子41a,42aと91a,92aが差し込まれる一対
の受け入れ金具64a,64bが埋設されており、これ
ら外部端子との接続コネクタ部61,62を形成してい
る。そして、受け入れ金具64a,64bには、リード
線6a,6bの端部側にその素線をかしめて形成された
可撓性の金属舌片63a,63bが電気的に接続され、
外部端子41a,42a及び91a,92aが差し込み穴
65a,65bを介して受け入れ金具64a,64bに差
し込まれることで、外部端子41a,42a及び91a,
92aとリード線6a及び6bが電気的に接続されるよ
うになっている。このようにしてリード線6a,6bが
配電器1の内部で堅固に保持されていることにより、リ
ード線6a,6bが回転円盤3に接触することがない。
また4つの外部端子41a,42a及び91a,92aに
同時に接続できるので配線作業が簡単になる。さらにリ
ード線6a,6bには互いに逆方向に電流が流れること
になるので、その電流の変化によって発生する磁界は互
いに打ち消し合い、従って電磁ノイズが出にくくなる。
【0043】以上の信号の流れをまとめると図9のよう
に表される。
【0044】以上説明したように、本実施例によれば、
回路ユニット400とコントロールユニットとの間の接
続に用いる接続端子47,51、回路ユニット400と
バッテリーとの間の接続に用いる接続端子48、及び回
路ユニット400と点火コイルとの間の接続に用いる接
続端子41,42が回路ユニット400の樹脂ケース部
に一体にモールド成形されているので、配線作業が非常
に簡単になる。また、パワースイッチ回路の外部端子4
1a,42aと点火コイルの一次側接続端子91a,92
aとの間の接続リード線を樹脂性の堅固なプラスチック
ケース60に埋設してその接続コネクタ部61,62に
各端子の受け入れ金具64a,64bを固定したので、
両者の接続をワンタッチで行うことができる。さらに、
ノイズキラーコンデンサC21が回路板40A1上の、バ
ッテリVBに接続される接続端子48、点火コイル7に
接続される接続端子41,42の近傍に設置されている
ことにより、コンデンサC21までの配線が短くなったの
でその分だけノイズの発生する電線部分が減少し、ノイ
ズが出にくくなった。
【0045】なお上記第1の実施例は、後述する第2及
び第3の実施例に比し、点火コイル7とパワースイッチ
回路70との接続構成が改良された構成となっている。
【0046】本発明の第2の実施例を図10及び図11
により説明する。本実施例は、第1の実施例におけるコ
ネクタ25を2つに分割するとともに、コネクタ25内
の電源端子48の設置位置が逆側端部になっている実施
例である。本実施例の内燃機関用配電器を図10及び図
11に示す。図10は内燃機関用配電器のキャップを取
り外した状態の上面図であり、図11は内燃機関用配電
器の縦断面図である。図10及び図11において、本実
施例の配電器250は、ハウジング201と、ハウジン
グ201に回転自在に取り付けられ図示しないエンジン
のクランク軸に同期して回転するシャフト202と、シ
ャフト202に取り付けられシャフト202と一体に回
転するシグナルロータ203と、ハウジング201に取
り付けられてシグナルロータ203の回転によりクラン
ク軸の回転角を検出する回転信号検出装置204と、シ
ャフト202近傍のハウジング201凹部に取り付けら
れ各気筒の点火プラグに高電圧を印加する点火コイル2
07と、配電器250外部の図示しない内燃機関用制御
装置と回転信号検出装置204とを電気的に連結するコ
ネクタ205と、内燃機関用制御装置と点火コイル20
7とを電気的に連結するコネクタ215と、これらの部
品を被うようにハウジング201上部に固定されたキャ
ップ208とを有する。
【0047】コネクタ205及びコネクタ215は、そ
れぞれ回転信号検出装置204と一体に構成されてい
る。コネクタ215と点火コイル207とを接続する配
線206は、リード線206aと回転信号検出装置20
4に内蔵された配線206bとから構成されており、す
なわち、内燃機関用制御装置→コネクタ215→配線2
06b→リード線206a→点火コイル207と接続さ
れることにより、内燃機関用制御装置と点火コイル20
7とが電気的に連結されている。また回転信号検出装置
204には車載ラジオ雑音防止用コンデンサ204Aが
内蔵されている。
【0048】上記構成において、図示しないエンジンの
回転に同期してシャフト202が回転しシグナルロータ
203が回転すると、回転信号検出装置204において
エンジンのクランク軸の回転角位置を示す断続信号(ク
ランク角位置信号)が検出され、このクランク角位置信
号がコネクタ205を介して図示しない内燃機関用制御
装置に伝達される。クランク角位置信号を受けた内燃機
関用制御装置はエンジンの点火時期信号を出力し、この
点火時期信号は再びコネクタ205を介して配電器25
0内の回転信号検出装置204に導入され、さらにリー
ド線206aを介し点火コイル207に伝達される。一
方このとき、内燃機関用制御装置からは点火用のパワー
電源が出力されており、これらはコネクタ215、回転
信号検出装置204内の配線206b、及びリード線2
06aを介し点火コイル207に伝達される。またこの
逆のルートでタコメータ信号が点火コイル207から内
燃機関用制御装置へと伝達されている。点火コイル20
7は、コネクタ205から回転信号検出装置204とリ
ード線206aとを介して導かれた点火時期信号のタイ
ミングに従い、コネクタ215から配線206bとリー
ド線206aを介して導かれたパワー電源をもとに出力
端子に高電圧を誘起し、これによって図示しないエンジ
ンの各気筒の点火プラグに高電圧が印加される。
【0049】なお、本実施例の配電器250において
は、特に図示しないが、コネクタ205,215の2つ
に分割されていることと、コネクタ215内における外
部端子の配置形態が変更(=パワー電源が導かれる配線
206b及びこれに接続する図示しない外部端子の位置
が、第1の実施例の外部端子48aとは逆側の端部に設
置されている:図10及び図4参照)されていることと
に応じ、第1の実施例の配電器1に準じて、内部の配線
が適宜変更されている。
【0050】以上のように構成した本実施例によれば、
コネクタ205とコネクタ215とは、それぞれ回転信
号検出装置204と一体に構成されているので、組立時
に配電器250の向きを変えることなく両方のコネクタ
205,215を取り付けることができ、また双方のコ
ネクタ205,215からの配線の引き回しが容易とな
り、さらに部品点数が減少する。よって組立時の作業性
が向上し、その分工程が減少するので生産性が向上し、
またメンテナンス時の取扱い性も向上する。したがって
配電器のコストダウンや信頼性の向上を図れる。また、
車載ラジオ雑音防止用コンデンサ204Aを回転信号検
出装置204に内蔵したので、回転信号検出装置とは別
部品として配電器内に設けられていた従来に比し配電器
内の部品点数を減少できる。
【0051】なお、上記実施例では、コネクタ205及
びコネクタ215を回転信号検出装置4と一体に構成し
たが、点火コイル207の一次電流を断続して点火コイ
ル207に高電圧を発生させるイグナイタが回転信号検
出装置204に内蔵されているタイプの配電器の場合、
コネクタ205及びコネクタ215をそれぞれこのイグ
ナイタと一体に構成してもよい。この場合も同様の効果
を得る。
【0052】本発明の第3の実施例を図12により説明
する。本実施例の内燃機関用配電器360のキャップを
取り外した状態の上面を図12に示す。第2の実施例の
配電器250と同等の部品には同一の番号を付してい
る。図12において、本実施例の配電器360が第2の
実施例の配電器250と異なる点は、配電器外部の図示
しない内燃機関用制御装置と回転信号検出装置204と
を電気的に連結するコネクタと、内燃機関用制御装置と
点火コイル207とを電気的に連結するコネクタとが、
第1の実施例と同様に一体化されて単一のコネクタ32
5となり、そのコネクタ325が回転信号検出装置20
4と一体に構成されていることである。その他の構造は
第2の実施例の配電器250とほぼ同様である。
【0053】本実施例によれば、第2の実施例で得られ
た効果に加え、配電器外のスペースを従来以上に確保す
ることができる。
【0054】なお、本実施例においても、第2の実施例
と同様の変形が可能である。すなわち、イグナイタが回
転信号検出装置204に内蔵されているタイプの配電器
の場合、コネクタ325をこのイグナイタと一体に構成
してもよく、この場合も同様の効果を得る。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、複数の回路素子が取り
付けられた回路板を収納する回路収納ケースが、第1〜
第3の接続端子がいずれも回路収納ケースと一体成形さ
れて所定位置に固定されている状態となるので、配線作
業が非常に簡単となる。よって、組立時の作業性・生産
性、及びメンテナンス時の取扱性を向上させることがで
きる。また、回路収納ケース外に設けられた1つのコネ
クタが回路収納ケースに一体成形され、かつ第2及び第
3の接続端子にそれぞれ接続される第1及び第2の外部
端子を内燃機関用制御装置に接続可能に構成されている
ので、組立時に配電器の向きを変えることなく両方のコ
ネクタを取り付けることができるとともに、双方のコネ
クタからの配線の引き回しが容易となる。また、コネク
タが1つになるので部品点数が減少する。以上より組立
時の作業性が向上し、その分工程が減少するので生産性
が向上する。さらにメンテナンス時の取扱い性も向上す
る。
【0056】さらに、本発明によれば、接続手段が、第
1の受け入れ金具と第2の受け入れ金具とリード線ケー
スとを備えているので、点火コイルの一次側接続端子と
収納ケースの外部端子とをワンタッチで接続できる。よ
って、組立時の作業性・生産性、及びメンテナンス時の
取扱性を向上させることができる。
【0057】また、本発明によれば、車載ラジオ雑音防
止用コンデンサが、回路板上に設けられ、かつ、第1の
接続端子及び第2の接続端子から近接した位置に設けら
れるので、配線作業が簡単になって作業性・生産性が向
上するとともに、ノイズを十分低減することができる。
【0058】さらに本発明によれば、第1のコネクタと
第2のコネクタとは、それぞれ回転信号検出装置と一体
に構成されているので、組立時に配電器の向きを変える
ことなく両方のコネクタを取り付けることができ、また
双方のコネクタからの配線の引き回しが容易となり、さ
らに部品点数が減少する。よって組立時の作業性が向上
し、その分工程が減少するので生産性が向上し、またメ
ンテナンス時の取扱い性も向上する。したがって配電器
のコストダウンや信頼性の向上を図れる。また、第1の
コネクタと第2のコネクタとを一体化して単一のコネク
タとし、この単一のコネクタを回転信号検出装置と一体
に構成するので、配電器外のスペースを従来以上に確保
することができる。よってさらなる作業性・取扱い性の
向上を図れる。さらに、車載ラジオ雑音防止用コンデン
サを回転信号検出装置内に配置したので、配電器内の部
品点数を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における内燃機関用配電
器の分解斜視図である。
【図2】図1に示した内燃機関用配電器のキャップを取
り外した状態の上面図である。
【図3】図1に示した内燃機関用配電器の縦断面図であ
る。
【図4】図1に示した内燃機関用配電器の回路ユニット
及びコネクタの詳細構造を示す上面図である。
【図5】エンジン、コントロールユニット、及びバッテ
リ間の配線接続を示す概念図である。
【図6】図4に示した回路ユニットに備えられた回路板
に設けられた回路の回路図である。
【図7】図1に示したプラスチックケースの詳細構造を
示す部分断面図である。
【図8】図7に示した受け入れ金具、金属舌片、及び外
部端子の接続状態を示す斜視図である。
【図9】コネクタ、回路ユニット、及び点火コイル間の
信号の流れを示す概念図である。
【図10】本発明の第2の実施例における内燃機関用配
電器のキャップを取り外した状態の上面図である。
【図11】図10に示した内燃機関用配電器の縦断面図
である。
【図12】本発明の第3の実施例における内燃機関用配
電器のキャップを取り外した状態の上面図である。
【符号の説明】
1 配電器 2 回転シャフト 3 回転円盤(シグナルロータ) 6a リード線 6b リード線 7 点火コイル 8 配電キャップ 25 コネクタ(単一のコネクタ) 40 回転検出器(回転信号検出装置) 40A 回路収納ケース 41 接続端子(第1の接続端子) 41a 外部端子 42 接続端子(第1の接続端子) 42a 外部端子 45,46 接続端子 47 接続端子(第3の接続端子) 47a 外部端子(第2の外部端子) 48 接続端子(第2の接続端子) 48a 外部端子(第1の外部端子) 49,50 接続端子 51 接続端子(第3の接続端子) 51a 外部端子(第2の外部端子) 60 プラスチックケース(リード線ケー
ス) 64a 受け入れ金具 64b 受け入れ金具 70 パワースイッチ回路 80 クランク角検出回路 88 スタビライザ 89 パルス波形整形回路 91a 点火コイルの一次側接続端子 92a 点火コイルの一次側接続端子 202 シャフト 203 シグナルロータ 204 回転信号検出装置 204A 車載ラジオ雑音防止用コンデンサ 205 コネクタ(第1のコネクタ) 206 配線(第2のコネクタと点火コイルと
を接続する配線) 206a リード線 206b 配線 207 点火コイル 215 コネクタ(第2のコネクタ) 250 配電器 325 コネクタ(単一のコネクタ) 360 配電器 400 回転ユニット 401 発光素子 402 受光素子 C21 車載ラジオ雑音防止用コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇治川 勝 茨城県ひたちなか市大字高場字鹿島谷津 2477番地3日立オートモティブエンジニ アリング株式会社内 (72)発明者 神永 俊明 茨城県ひたちなか市大字高場字鹿島谷津 2477番地3日立オートモティブエンジニ アリング株式会社内 審査官 亀田 貴志 (56)参考文献 特開 平4−203358(JP,A) 実開 平4−59372(JP,U) 実開 平5−24961(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02P 7/00 F02P 7/073 F02P 7/02 F02P 15/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関のクランク軸に同期して回転するシ
    ャフトと、前記シャフトと一体に回転するシグナルロー
    タと、前記シグナルロータの回転により前記クランク軸
    の回転角を検出する回転信号検出装置と、各気筒の点火
    プラグに高電圧を印加する点火コイルとを備えた内燃機
    関用配電器において、 複数の回路素子が取り付けられ、前記点火コイル及び配
    電器外部の内燃機関用制御装置にそれぞれ電気的に連結
    された回路板と、この回路板を収納する回路収納ケース
    とをさらに有し、 前記回転信号検出装置は、前記回路板に備えられてお
    り、 前記回路収納ケースは、前記回路板と前記点火コイルと
    を接続する第1の接続端子、前記回路板と配電器外部の
    点火用パワー電源とを接続する第2の接続端子、及び前
    記回路板と前記内燃機関用制御装置とを接続する第3の
    接続端子と一体に成形されていることを特徴とする内燃
    機関用配電器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内燃機関用配電器におい
    て、前記回路収納ケースは樹脂製であり、前記第1〜第
    3の接続端子は、前記回路収納ケースに一体にモールド
    成形されていることを特徴とする内燃機関用配電器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の内燃機関用配電器におい
    て、前記回路収納ケース外に設けられた1つのコネクタ
    と、この1つのコネクタ内に設けられ前記第2及び第3
    の接続端子にそれぞれ接続される第1及び第2の外部端
    子とをさらに有し、かつ、前記点火用パワー電源は前記
    内燃機関用制御装置内に設けられており、前記1つのコ
    ネクタは回路収納ケースに一体成形されるとともに、前
    記第1及び第2の外部端子を前記内燃機関用制御装置に
    接続可能に構成されていることを特徴とする内燃機関用
    配電器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の内燃機関用配電器におい
    て、前記回路収納ケース及び前記1つのコネクタは樹脂
    製であり、前記1つのコネクタは前記回路収納ケースに
    一体にモールド成形されていることを特徴とする内燃機
    関用配電器。
  5. 【請求項5】 機関のクランク軸に同期して回転するシ
    ャフトと、前記シャフトと一体に回転するシグナルロー
    タと、前記シグナルロータの回転により前記クランク軸
    の回転角を検出する回転信号検出装置と、各気筒の点火
    プラグに高電圧を印加する点火コイルとを備えた内燃機
    関用配電器において、 複数の回路素子が取り付けられ、前記点火コイル及び配
    電器外部の内燃機関用制御装置にそれぞれ電気的に連結
    された回路板と、この回路板を収納する回路収納ケース
    と、前記点火コイルの一次側接続端子と前記回路収納ケ
    ースにおける前記回路板外縁近傍部分に設けられた外部
    端子とを接続する接続手段とをさらに有し、 前記回転信号検出装置は、前記回路板に備えられてお
    り、 前記接続手段は、前記一次側接続端子を受け入れる第1
    の受け入れ金具と、前記外部端子を受け入れる第2の受
    け入れ金具と、前記第1の受け入れ金具と第2の受け入
    れ金具とを連結するリード線と、前記リード線を被うよ
    うに設けられるとともに前記第1及び第2の受け入れ金
    具がそれぞれ両端近傍に固定されたリード線ケースとを
    備えていることを特徴とする内燃機関用配電器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の内燃機関用配電器におい
    て、前記リード線ケースは樹脂製であることを特徴とす
    る内燃機関用配電器。
  7. 【請求項7】 機関のクランク軸に同期して回転するシ
    ャフトと、前記シャフトと一体に回転するシグナルロー
    タと、前記シグナルロータの回転により前記クランク軸
    の回転角を検出する回転信号検出装置と、各気筒の点火
    プラグに高電圧を印加する点火コイルとを備えた内燃機
    関用配電器において、 複数の回路素子が取り付けられ、前記点火コイル及び配
    電器外部の内燃機関用制御装置にそれぞれ電気的に連結
    された回路板と、この回路板を収納する回路収納ケース
    と、前記点火コイルの一次側回路に発生するノイズを除
    去する車載ラジオ雑音防止用コンデンサとをさらに有
    し、 前記回転信号検出装置は、前記回路板に備えられてお
    り、 前記車載ラジオ雑音防止用コンデンサは、前記回路板上
    に設けられ、かつ、前記回路板と前記点火コイルとを接
    続する第1の接続端子及び前記回路板と配電器外部の点
    火用パワー電源とを接続する第2の接続端子から近接し
    た位置に設けられていることを特徴とする内燃機関用配
    電器。
  8. 【請求項8】 機関のクランク軸に同期して回転するシ
    ャフトと、前記シャフトと一体に回転するシグナルロー
    タと、前記シグナルロータの回転により前記クランク軸
    の回転角を検出する回転信号検出装置と、各気筒の点火
    プラグに高電圧を印加する点火コイルとを備えた内燃機
    関用配電器において、 配電器外部の内燃機関用制御装置と前記回転信号検出装
    置とを電気的に連結する第1のコネクタと、 前記内燃機関用制御装置と前記点火コイルとを電気的に
    連結する第2のコネクタとを有し、 前記第1のコネクタ及び前記第2のコネクタは、それぞ
    れ前記回転信号検出装置と一体に構成されていることを
    特徴とする内燃機関用配電器。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の内燃機関用配電器におい
    て、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとは一体
    化された単一のコネクタとなっており、その単一のコネ
    クタは前記回転信号検出装置と一体に構成されているこ
    とを特徴とする内燃機関用配電器。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の内燃機関用配電器にお
    いて、前記回転信号検出装置は、前記点火コイルの一次
    電流を断続して前記点火コイルに高電圧を発生させるイ
    グナイタを内蔵しており、前記第1のコネクタ及び前記
    第2のコネクタは、それぞれ前記イグナイタと一体に構
    成されていることを特徴とする内燃機関用配電器。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の内燃機関用配電器に
    おいて、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとは
    一体化された単一のコネクタとなっており、その単一の
    コネクタは前記イグナイタと一体に構成されていること
    を特徴とする内燃機関用配電器。
  12. 【請求項12】 請求項8〜11のいずれか1項記載の
    内燃機関用配電器において、前記第2のコネクタと前記
    点火コイルとを接続する配線の一部を前記回転信号検出
    装置内に設けたことを特徴とする内燃機関用配電器。
  13. 【請求項13】 請求項8〜11のいずれか1項記載の
    内燃機関用配電器において、車載ラジオ雑音防止用コン
    デンサを前記回転信号検出装置内に配置したことを特徴
    とする内燃機関用配電器。
  14. 【請求項14】内燃機関のクランク軸に同期して回転す
    るシャフトと、 上記内燃機関の各点火プラグに配電する電圧を発生する
    イグニションコイルと、上記クランク軸の回転角を検出
    する回転信号検出装置部とを備えている内燃機関用配電
    器において、 上記イグニションコイル及び上記回転信号検出装置部
    は、それぞれに設けられた端子により互いに電気的に接
    続されており、上記回転信号検出装置部に設けられた同
    一コネクタ内に、上記イグニションコイル及び上記回転
    信号検出装置部の外部接続用端子が設けられていること
    を特徴とする内燃機関用配電器。
JP01047195A 1994-01-26 1995-01-26 内燃機関用配電器 Expired - Fee Related JP3307517B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01047195A JP3307517B2 (ja) 1994-01-26 1995-01-26 内燃機関用配電器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-6853 1994-01-26
JP685394 1994-01-26
JP01047195A JP3307517B2 (ja) 1994-01-26 1995-01-26 内燃機関用配電器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002034134A Division JP3574112B2 (ja) 1994-01-26 2002-02-12 内燃機関用配電器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07253073A JPH07253073A (ja) 1995-10-03
JP3307517B2 true JP3307517B2 (ja) 2002-07-24

Family

ID=26341060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01047195A Expired - Fee Related JP3307517B2 (ja) 1994-01-26 1995-01-26 内燃機関用配電器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3307517B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100348482B1 (ko) * 2000-07-24 2002-08-13 발레오만도전장시스템스코리아 주식회사 차량용 배전기
KR100377044B1 (ko) * 2000-08-31 2003-03-26 발레오만도전장시스템스코리아 주식회사 배전기의 유니트
JP2019029493A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 ダイヤモンド電機株式会社 内燃機関の点火コイル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07253073A (ja) 1995-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5109828A (en) Apparatus for supplying high voltage to spark plug of internal combustion engine
EP0199504B1 (en) Terminal structure for an automotive ac generator
US5239973A (en) Ignition apparatus for an internal combustion engine
JP3307517B2 (ja) 内燃機関用配電器
US5842457A (en) Distributor for internal combustion engines
JP3574112B2 (ja) 内燃機関用配電器
JP4102777B2 (ja) 内燃機関用配電器
JP3598857B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2000161138A (ja) シリンダヘッドカバー装置
KR920006639A (ko) 내연기관 점화용 배전기
KR0152593B1 (ko) 회전 커넥터
JPH03117683A (ja) 自動車の内燃エンジン点火コイル用高圧誘電装置
JP4021132B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JP4237105B2 (ja) コネクタ一体型吸気系モジュール
JPS6375356A (ja) 内燃機関用点火配電器
JP2625916B2 (ja) 内燃機関用点火配電器
JPH0427724A (ja) 回転角度検出装置組立体
JPS5936139Y2 (ja) 磁石発電機の固定子
JPH04203358A (ja) 内燃機関用配電器
JPH10304638A (ja) 車両用交流発電機
JP2002540606A (ja) 電子的な制御機械
JP2547198Y2 (ja) 表示灯付き内燃機関用点火装置ユニット
KR0128331Y1 (ko) 자동차의 노이즈 필터
JPH0636302Y2 (ja) 内燃機関点火装置
JP2003017344A (ja) 電気接続装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees