JP3307295B2 - 帯状ワークの搬送・位置決め方法および装置 - Google Patents

帯状ワークの搬送・位置決め方法および装置

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JP3307295B2 JP26344697A JP26344697A JP3307295B2 JP 3307295 B2 JP3307295 B2 JP 3307295B2 JP 26344697 A JP26344697 A JP 26344697A JP 26344697 A JP26344697 A JP 26344697A JP 3307295 B2 JP3307295 B2 JP 3307295B2
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】帯状のワーク上に複数の各種
電子的素子等を形成するため、帯状ワークを所定のパタ
ーン領域(帯状ワーク上の各露光エリア)毎に搬送・停
止し、マスクと帯状ワークの各パターン領域との位置合
わせを行ったのちマスクパターンをワーク上に露光する
露光工程が行われる。本発明は、上記のような露光工程
等において、ワーク搬送を所定のパターン領域で停止さ
せるための帯状ワークの搬送・位置決め方法および装置
に関し、特に本発明は、帯状ワーク上にピッチが異なる
複数のパターン領域が配置されており、帯状ワークの搬
送量がパターン毎に異なる場合であっても、帯状ワーク
を正確に搬送・位置決めすることができる帯状ワークの
搬送・位置決め方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記露光工程においては、薄い帯状ワー
ク(ロール状にまかれた厚さ20μm程度のステンレス
板等)をリールから引き出して、所定のパターン領域毎
に搬送・停止し、各パターン領域に露光行っている。使
用されるワークの長さは、およそ100m、パターン領
域は100〜200mm角、1工程で約1000回程度
の露光を行う。上記帯状ワークをリールから引出して所
定のパターン領域毎に搬送・停止する際、帯状ワークに
テンションをかけずに搬送・停止する必要がある。
【0003】このため、通常、図4に示す搬送装置が使
用されている。図4において、WSはワークステージで
あり、ワークステージWSの表面には多数の吸着孔VC
Hが形成されており、同図矢印の方向に搬送されてきた
帯状ワークが所定の位置で停止すると、帯状ワークWを
吸着孔VCHにより吸着し、後述するようにマスクとワ
ークの位置合わせを行ったのち露光する。
【0004】ワークステージWSの下流側には、ドライ
ブローラDRが配置されており、帯状ワークWはドライ
ブローラDRにより同図矢印方向に駆動される。また、
ワークステージWSの上流側には、帯状ワークWにブレ
ーキをかけて波打ちを防止するブレーキローラBRが配
置されており、上記ドライブローラDRとブレーキロー
ラBRにより搬送装置を構成する。ドライブローラDR
はドライブローラ軸DRSの両端に取り付けられ、ドラ
イブローラ軸DRSにエンコーダEC1が接続されたモ
ータMが取り付けられ、エンコーダEC1によりドライ
ブローラDRの回転量を検出し、帯状ワークWの進行方
向の位置を制御する。
【0005】また、ドライブローラDR上には押さえロ
ーラDR’,DR’が上下動可能に配置されており、押
さえローラDR’,DR’が下降し、回転するドライブ
ローラDRに帯状ワークWの両端の非露光部分を押し付
けて駆動する。ブレーキローラBRはブレーキローラ軸
BRSの両端に取り付けられ、ブレーキ軸BRSはベア
リングの回転を抑制するによってブレーキ効果をもたせ
た回転制御機BCに接続されている。そして、ブレーキ
ローラBR上には押さえローラBR’,BR’が上下動
可能に配置されており、押さえローラBR’,BR’が
下降してブレーキローラBRに帯状ワークWの両端の非
露光部分を押し付けて帯状ワークWにブレーキをかけ、
帯状ワークWの波打ちを防止する。
【0006】帯状ワークWを搬送する際は、ワークステ
ージWSに設けられた吸着孔VCHからエアーを吹き出
しながら、モータMTによりドライブローラDRを駆動
して、帯状ワークWを搬送し、帯状ワークWの所定のパ
ターン領域がワークステージWS上にくると上記モータ
MTの駆動を停止して、吸着孔VCHを負圧にし帯状ワ
ークWを吸着する。上記のように、搬送中、吸着孔VC
Hからエアーを供給することにより、帯状ワークWの裏
面がワークステージWSと擦れて傷がつくことを防止す
ることができる。以上のように、ブレーキローラBRに
よりブレーキを掛けながら、ドライブローラDRの駆動
力によって帯状ワークWを搬送することにより、帯状ワ
ークWの波打ちを防止して、帯状ワークWに大きなテン
ションをかけることなく搬送することができる。
【0007】ところが、上記した搬送方法では、モータ
MTとして駆動パルスに対応した量だけ回転するパルス
モータを用い、またエンコーダEC1によりその回転量
を検出しても、ローラの加工精度により次のパターン領
域に移動するための指定された一回の送り量(通常10
0mm〜200mm)に対して、±0.1〜0.2mm
程度の帯状ワーク進行方向のズレが避けられない。一回
の送りで0.1mmのズレでも1000回の送りを繰り
返すと、そのズレは一回毎に累積され、帯状ワークWの
終点付近で100mmのズレとなる。これらのズレが累
積されると、後述するマスクMと帯状ワークWのアライ
メント時に、アライメントユニットの視野からワークア
ライメント・マークが外れてしまい、アライメントが出
来なくなる。
【0008】なお、マスクMと帯状ワークWのアライメ
ント時、後述するようにマスクMを移動させるのではな
く、ワークステージWSを移動させて帯状ワークWを動
かせば、上記ズレの累積は抑制される。しかしながら、
ワークステージWSをある程度移動させると、帯状ワー
クWにしわが発生したり、傷がついたりするので、ワー
クステージWSの移動可能範囲は限定される。したがっ
て、ズレ量がこのワークステージWSの移動可能範囲よ
り大きいと、上記アライメントをワークステージWSの
移動だけでは実現できず、マスクMをも移動させる必要
が生じてくる。結局、累積ズレ量の吸収が困難になり、
やがては、先に述べたように、アライメントができなく
なる。そこで、上記ズレの発生を防止し、指定されたパ
ターン領域で帯状ワークWを精度よく停止させるため、
従来、次の方法により搬送・位置決めを行い、露光を行
っていた。
【0009】以下、帯状ワークWにマスクパターンを投
影露光する投影露光装置を一例として、従来の帯状ワー
クWの搬送・位置決め及び露光について説明する。 A.スプロケットを利用する方法 図5(a)はスプロケットを用いた従来の帯状ワークW
の投影露光装置の構成を示す図、(b)は帯状ワークW
を示す図であり、帯状ワークWの非露光面には、同図に
示すようにブレーキローラ、ドライブローラのスプロケ
ットと係合するパーフォレーションホールPHが形成さ
れており、また、露光面(パターン領域)には後述する
ようにマスクMと帯状ワークWの位置合わせをするため
のワークアライメント・マークWAMが記されている。
【0010】同図(a)において、R1は未露光の帯状
ワークWが巻かれた巻き出しリール、BR1はスプロケ
ット付きブレーキローラ、WSはワークステージ、DR
1はスプロケット付きドライブローラ、R2は巻き取り
リールである。スプロケット付きブレーキローラBR
1、スプロケット付きドライブローラDR1、ワークス
テージWSにより搬送装置を構成しており、ドライブロ
ーラDR1、ブレーキローラBR1にスプロケットが設
けられている点を除き基本的に前記図4に示したものと
同様の構成である。
【0011】AUはアライメントユニットであり、アラ
イメントユニットAUにより、帯状ワークW上に結像し
たマスクアライメント・マークMAM(以下マスクマー
クMAMという)と帯状ワークW上に記されたワークア
ライメント・マークWAM(以下ワークマークWAMと
いう)を検出し、マスクマークMAMとワークマークW
AMが重なるようにマスクステージMSを移動させてマ
スクMと帯状ワークWの位置合わせを行う。
【0012】次に図4を参照しながら図5により、帯状
ワークWの露光工程について説明する。 (1)吸着孔VCHからエアーを放出し、スプロケット
付きドライブローラDR1をモータMTにより所定数回
転させ帯状ワークWを所定量だけ移動する。上記のよう
にスプロケット付きドライブローラDR1を用いている
ので、帯状ワークWはモータMTの回転に対応した量だ
け正確に移動し、モータMTの回転量を制御することに
より、帯状ワークWを正確に位置決めすることができ
る。 (2)アライメント時にワークマークWAMがアライメ
ントユニットAUの視野に入るように、帯状ワークWに
形成されたパーフォレーションホールPHに図示しない
位置決めピン等を挿入し、帯状ワークWの粗アライメン
トを行い、モータMTの回転を停止する。
【0013】(3)吸着孔VCHからのエアーの放出を
停止し、吸着孔VCHにより帯状ワークWを真空吸着し
て固定する。ついで、アライメントユニットAUをワー
クマークWAMを観察できる所定位置に挿入する。 (4)ワークステージWSをZ軸(ワークステージWS
の面に垂直な面上の軸)方向に移動させ(もしくはマス
クMと投影レンズLをZ軸方向に移動させ)非露光によ
る収差を補正した後、光照射部LHから非露光光を放射
してマスクマークMAMを帯状ワークW上に結像させ
る。
【0014】(5)アライメントユニットAUによりマ
スクマークMAMとワークマークWAMを検出し、両マ
ークが重なるように、マスクMを移動させて精アライメ
ントを行う。 (6)光照射部LHから非露光光の放射を停止して、ア
ライメントユニットAUを退避させる。ついで、光照射
部LHから露光光を放射し、マスクM上に記されたマス
クパターンを帯状ワークW上に結像させて露光を行い、
光照射部LHからの露光光の放射を停止する。 (7)次のパターン領域がワークステージWS上にくる
ように、モータMTによりドライブローラDRを所定量
回転させて帯状ワークWを所定量移動させる。上記
(2)〜(7)の工程を繰り返す。
【0015】B.パーフォレーションホールPHに代え
てワーク停止マークを用いる方法。 図6(a)はワーク停止マークを用いた従来の帯状ワー
クWの投影露光装置の構成を示す図、(b)は帯状ワー
クWを示す図であり、帯状ワークWの非露光面には、同
図に示すようにワーク停止マークWSMが形成されてお
り、また、露光面(パターン領域)には後述するように
マスクMと帯状ワークWの位置合わせをするためのワー
クマークWAMが記されている。同図(a)において、
図5に示したものと同一のものには同一の符号が付され
ており、図6の場合には、マスクMに帯状ワークWの停
止位置を定めるためのマスク停止マークMSMが記され
ており、停止マーク検出用アライメントユニット(図示
せず:前記アライメントユニットより視野が大きい)で
上記マスク停止マークMSMとワーク停止マークWSM
を検出して粗アライメントを行う。
【0016】次に図4を参照しながら図6により、帯状
ワークの露光工程について説明する。 (1)ドライブローラDRをモータMT(例えばパルス
モータ)により一定速度で回転させ、帯状ワークWを搬
送する。また、光照射装置LHから非露光光を照射し、
マスクM上のマスク停止マークMSAを帯状ワークW上
に結像させる。 (2)予めワーク停止マークWSAのマークピッチが分
かっているので、所定量だけ高速で搬送したのち、帯状
ワークWの停止位置に近づいたらモータMTの回転速度
を低下させる。ついで、前記した不図示の停止マーク検
出用アライメントユニットによりワーク停止マークWS
Mと帯状ワークW上に結像した停止マークMSAを検出
し、両者が一致したとき、モータMTを停止させる(粗
アライメント)。なお、前記したように受像素子CCD
により両マークの位置の一致を検出してもよい。 (3)前記した「A.スプロケットを利用する方法」に
おける(3)〜(7)の工程を行い、上記(1)〜
(3)の工程を繰り返す。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来方法は次
のような問題点を持っている。 (1)前記Aに記した「スプロケットを利用する方法」
の場合は、帯状ワークにパーフォレーションホールを形
成するための装置が別途必要となり、また、パーフォレ
ーションホールを形成する工程を必要とする。また、上
記装置は帯状ワークの材質や幅に応じてそれぞれ用意す
る必要があり、上記装置により、使用する帯状ワークの
材質や幅が制限されることがある。また、パーフォレー
ションホールのバリ等のゴミが発生する可能性があり、
これが歩留りを低下させることがある。
【0018】(2)前記Bに記した「ワーク停止マーク
を用いる方法」の場合は、帯状ワークにワーク停止マー
クを形成する装置が別途必要となり、また、ワーク停止
マークを形成する工程を必要とする。また、上記(1)
と同様、上記装置は帯状ワークの材質や幅に応じてそれ
ぞれ用意する必要があり、上記装置により、使用する帯
状ワークの材質や幅が制限されることがある。また、停
止マーク用のアライメントユニット、あるいは、ワーク
ステージに停止マークを観察するための受像素子等の観
察系を設けなければならず、装置の構成が複雑となる。
【0019】上記した従来技術の問題点を解決するた
め、本発明者らは先に、帯状ワークWを移動させたとき
のマスクアライメント・マークMAM像とワークアライ
メント・マークWAMの位置ズレ量を求め、帯状ワーク
Wを次のパターン領域まで移動させる際、上記帯状ワー
クWのパターン領域のピッチに対応した所定量に上記位
置ズレ量δを加味した量だけ帯状ワークWを移動させ、
帯状ワークWの進行方向のズレを露光する毎に補正する
帯状ワークの搬送・位置決め方法および装置を提案した
(特願平8−82455号)。
【0020】図7は上記した帯状ワークの搬送・位置決
め方法を説明する図である。同図(a)に示すように、
帯状ワークWを移動させてパターン領域1を露光領域に
移動させたとき、マスクマークMAMとワークマークW
AMに位置ズレδが生じたら、その位置ズレ量δを記憶
する。ついで、ワークマークWAMとマスクマークMA
Mが重なるように、マスクMを移動させて精アライメン
トを行い、マスク上に記されたマスクパターンを帯状ワ
ークW上に結像させて露光を行う。次に、帯状ワークを
次のパターン領域まで移動させ帯状ワークWを停止させ
る。このときの帯状ワークWの移動量は、上記ズレ量δ
を加味し〔ピッチPw +ズレ量δ〕とする。この場合、
ズレ量δの値はマイナスとなっているので、移動量はP
W −δとなる。
【0021】上記のように、帯状ワークWの移動量をP
w +δとすることにより、次のパターン領域2を露光領
域(露光光が照射される領域)に移動させるとき、図7
(b)に示すように帯状ワークWを正確に位置決めする
ことができる。すなわち、帯状ワークWがパターン領域
のピッチPw に相当した量だけ移動した場合、上記ズレ
量δは補正され帯状ワークWのパターン領域2のワーク
マークWAMはマスクマークMAMは略一致する。ま
た、仮に、このときの帯状ワークWの移動量が停止誤差
により再度ズレても、前回の位置ズレ量δは補正されて
いるので、位置ズレ量δが累積することはない。
【0022】上記した方法によれば、帯状ワークW上の
パターン領域のピッチPw が等しい場合には、帯状ワー
クWを正確に位置決めすることができるが、帯状ワーク
W上に施される回路パターンは1種類の回路パターンが
繰り返される場合のほか、複数種の回路パターンを一組
とした集合パターンが繰り返される場合がある。上記の
ような露光を行う場合、パターン領域のピッチPw が異
なり、帯状ワークWの移動量も露光毎に異なる。
【0023】例えば、図8に示すように、第1回目の露
光で比較的粗い大きなパターンP1を帯状ワークWに露
光したのち、第2回目の露光で比較的細かい繰り返しパ
ターンP2を上記パターンP1に重ねて露光する場合が
ある。この場合、同図に示すように領域P01にパターン
を露光したのち領域P02を露光するために帯状ワークを
移動させるときの移動量はPw1であるが、次の領域P03
を露光するときの移動量はPw2となる。上記のように帯
状ワークW上のパターン領域のピッチが異なる場合、前
記特願平8−82455号に開示した方法では、帯状ワ
ークを正確に位置決めすることができず、場合によって
は、位置合わせのための顕微鏡の視野内にワークのアラ
イメントマークが捕らえられない場合が生ずる。
【0024】例えば、図9に示すようにピッチPw1、P
w2でパターン領域01〜21、02〜22を露光する場
合、前記した方法で露光すると、位置ズレ量は次のよう
になる。 (1)領域01から領域02(ピッチPw1) に帯状ワー
クWを搬送する。その時のズレ量をPw1+δ1とする。
マスクを動かしてアライメントし、ズレ量+δ1を記憶
する。このときの、設定移動量、実移動量、ズレは図1
0に示すようになる。 (2)領域02を露光後、領域02から領域11(ピッ
チPw2)へ搬送する。従来の方法では、前回移動したと
きのズレ量を加味するから、設定移動量Pw2をPw2−δ
1と再設定し搬送する。搬送後のズレ量を+δ2とする
と、アライメント後に記憶されるズレ量は+δ2とな
り、設定移動量、移動量、ズレ量は図10に示すよう
になる。
【0025】(3)領域11を露光後、領域11から領
域12(ピッチPw1) へ搬送する。前回のズレ量を加味
し、設定移動量をPw1をPw1−δ2に再設定し搬送す
る。その時のズレ量をδ3とすると、アライメント後に
記憶されるズレ量は+δ3となり、設定移動量、移動
量、ズレ量は図10に示すようになる。 (4)領域12を露光後、領域12から領域21へ搬送
する(ピッチPw2) 。上記(2)における設定移動量は
Pw2−δ1であったので、前回のズレ量を加味すると、
このときの設定移動量はPw2−δ1−δ3となる。搬送
後のずれ量を+δ4とすると、アライメント後に記憶さ
れるズレ量は+δ4となり、設定移動量、移動量、ズレ
量は図10に示すようになる。
【0026】以上の手順を繰り返して搬送が行われる
が、ここで、上記(2)以降のズレ量+δ2,+δ3,
+δ4,…はピッチPw1とPw2の両方に関連するズレ量
となり、ずれ量が大きくなったり、小さくなったりして
安定しない。このため、アライメントユニットの視野内
のワークマークWAMの位置はピッチPw1,Pw2に応じ
て変動し、場合によってはアライメントユニットの視野
内に入らない場合が生じた。本発明は上記した事情に鑑
みなされたものであって、例えば複数種類の回路パター
ンを一組とした集合パターンを繰り返し露光する場合の
ように、搬送ピッチが複数種類ある場合であっても、帯
状ワークを正確に搬送・位置決めすることができる帯状
ワークの搬送・位置決め方法および装置を提供すること
である。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1,2の発明においては、帯状ワー
クをパターン領域のピッチに対応した所定量だけ移動し
停止させた後、光照射部より露光光もしくは非露光光
を、マスクパターンとマスクアライメント・マークを有
するマスクのマスクアライメント・マークに照射し、マ
スクアライメント・マーク像と帯状ワークに設けられた
ワークアライメント・マークを検出し、上記複数のピッ
チに対応した帯状ワークの進行方向における上記マスク
アライメント・マーク像とワークアライメント・マーク
の位置ズレ量をそれぞれ求める。そして、帯状ワーク
を、上記複数のピッチに対応した所定量移動させて次の
パターン領域まで移動させる際、上記所定量に、そのピ
ッチと同じピッチに対応する所定量で移動した際に得ら
れる上記位置ズレ量を加味した量だけ帯状ワークを移動
し停止させる。
【0028】本発明の請求項1,2の発明においては、
上記のように複数のピッチに対応した帯状ワークの進行
方向における上記マスクアライメント・マーク像とワー
クアライメント・マークの位置ズレ量をそれぞれ求め、
帯状ワークを、上記複数のピッチに対応した所定量移動
させて次のパターン領域まで移動させる際、上記所定量
に、そのピッチと同じピッチに対応する所定量で移動し
た際に得られる上記位置ズレ量を加味した量だけ帯状ワ
ークを移動し停止させるようにしたので、搬送ピッチが
複数種類ある場合であっても、帯状ワークを正確に搬送
・位置決めすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】帯状ワークWにマスクパターンを
投影露光する投影露光装置を一例として、本発明の実施
例について説明する。なお、本発明は下記実施例に示す
投影露光装置だけでなく、マスクとワークを接触させ露
光するコンタクト露光装置、マスクとワークを近接させ
て露光するプロキシミティ露光装置にも適用することが
できる。
【0030】図1は本発明の実施例を示す図であり、同
図(a)は本実施例の投影露光装置の構成を示し、
(b)は本実施例の帯状ワークWを示しており、本実施
例における帯状ワークWは、前記図9に示したようにピ
ッチPw1、Pw2で搬送され、各パターン領域にマスクパ
ターンが露光される。そして、各パターン領域にはワー
クアライメント・マークWAMが記されている。同図
(a)において、前記した図5に示したものと同一のも
のには同一の符号が付されており、図5と同様な構成を
備えている。
【0031】同図(a)において、R1は未露光の帯状
ワークWが巻かれた巻き出しリール、BRはブレーキロ
ーラであり、ブレーキローラBRの軸には第2のエンコ
ーダEC2が取り付けられている。WSはワークステー
ジ、DRはドライブローラであり、ドライブローラDR
には前記図4に示したように第1のエンコーダEC1と
モータMT(例えばパルスモータ)が取り付けられてい
る。また、R2は巻き取りリールである。ブレーキロー
ラBR、ドライブローラDR、ワークステージWSによ
り前記図4に示した搬送装置を構成し、ブレーキローラ
BRに第2のエンコーダが設けられている点を除き、前
記図4に示したものと同様の構成である。
【0032】LHは露光光/非露光光を照射する光照射
部、Mはマスクパターンとマスクアライメント・マーク
MAM(以下マスクマークMAMという)が記されたマ
スク、MSはマスクMを載置するマスクステージ、Lは
投影レンズであり、光照射部LHが放射する露光光/非
露光光はマスクM上に照射され、前記したように、マス
クM上に設けられたマスクパターン、マスクマークMA
Mは、投影レンズLを介してワークステージWS上の帯
状ワークWに投影される。AUはアライメントユニット
であり、アライメントユニットAUにより、ワークW上
に結像したマスクマークMAMとワークW上に記された
ワークマークWAMを検出し、マスクマークMAMとワ
ークマークWAMが一致するようにマスクステージMS
を移動させてマスクMと帯状ワークWの位置合わせを行
う。
【0033】アライメントユニットAUは帯状ワークW
上に記されたワークマークWAMに応じた数設けられ、
同図矢印方向に移動可能に構成されている。そして、ア
ライメントをする時にアライメントユニットAUが露光
領域内にある場合には、帯状ワークWを露光する際、ア
ライメントユニットAUを露光領域から退避させる。C
ntは制御装置であり、アライメントユニットAUによ
り受像されたマスクマークMAM像、ワークマークWA
M像、エンコーダEC1,EC2により検出されたドラ
イブローラDR、ブレーキローラBRの回転量は制御装
置Cntに送られ、制御装置CntはモータMTの回転
量を制御して後述するように帯状ワークWの位置決めを
行うとともに、マスクステージMAMを駆動して、マス
クMと帯状ワークWのアライメントを行う。
【0034】また、上記複数のピッチに対応した設定移
動量だけ帯状ワークWを移動させ停止させた後、上記複
数のピッチに対応したマスクアライメント・マークMA
M像とワークアライメント・マークWAMのそれぞれの
位置ズレ量を求めて、それぞれの位置ズレ量を、記憶手
段Me1に記憶する。そして、帯状ワークWを次のパタ
ーン領域まで移動させる際、そのピッチと同じピッチに
対応する設定移動量で移動した際に得られる上記位置ズ
レ量を上記億手段Me1から読み出し、該位置ズレ量で
上記設定移動量を補正した量だけ帯状ワークWを移動し
停止させる。
【0035】次に、前記図9に示したように帯状ワーク
W上にピッチPw1,Pw2でパターン領域01〜22が配
置されている場合について、前記図4を参照しながら図
1により帯状ワークの露光工程について説明する。 (1)図9のパターン領域01を露光したのち、ワーク
ステージWSに設けられた吸着穴VCHからエアーを吹
き出して帯状ワークWをワークステージWSから浮上さ
せた状態で、ドライブローラDRをモータMTにより所
定数回転させ帯状ワークWを帯状ワークWのパターン領
域のピッチPw1に相当した量だけ移動させ、モータMT
の駆動を停止する。同時に、エンコーダEC1、EC2
によりドライブローラDR、ブレーキローラBRの回転
量を検出し記憶する。
【0036】(2)エンコーダEC1、EC2により検
出されたドライブローラDR、ブレーキローラBRの回
転量を比較する。ここで、ドライブローラDR、ブレー
キローラBRのいずれか一方、あるいは両方で帯状ワー
クWがすべった場合には、エンコーダEC1の検出値に
対してエンコーダEC2の検出値は小さくなる。また、
エンコーダEC1、EC2の検出値が一致している場合
は、帯状ワークWはローラの滑り等の影響を受けること
なく所定量正確に送られていたものと考えられる。
【0037】したがって、上記エンコーダEC1、EC
2の検出値が一致しない場合には、ローラ等の磨耗等に
より滑りが生じたものとしてエラーを出力し、帯状ワー
クWの搬送動作を停止する。なお、上記のようにエンコ
ーダEC1、EC2によりドライブローラDR、ブレー
キローラBRの回転量を検出しても前記したように、モ
ータMTに連結したドライブローラDRの停止精度によ
り、一回の送り量(約100mm〜200mm)に対し
て、±0.1〜0.2mm程度の帯状ワークWの進行方
向のズレは避けられない。そこで、後述するように搬送
ピッチPw1,Pw2に応じたズレをそれぞれ検出し、帯状
ワークを搬送する際、搬送ピッチPw1,Pw2に応じて上
記ズレ量だけ設定移動量を補正し、ズレの累積を防止す
る。
【0038】(3)吸着孔VCHからのエアーの放出を
停止し、吸着孔VCHにより帯状ワークWを真空吸着し
て固定する。ついで、アライメントユニットAUをワー
クマークWAMを観察できる所定位置に挿入する(アラ
イメントユニットAUを退避させている場合)。 (4)前記したように非露光光による収差補正をした
後、光照射部LHから非露光光を放射してマスクマーク
MAMを帯状ワークW上に結像させる。なお、光照射部
LHから非露光光を放射する代わりに、光ファイバ等に
より露光光をワークマークWAM上に部分的に照射して
もよい。
【0039】(5)アライメントユニットAUによりマ
スクマークMAMとワークマークWAMを検出し、ワー
クマークWAMとマスクマークMAMの帯状ワーク進行
方向のズレ量+δ1を求め記憶する(ワークマークWA
Mが帯状ワークWの進行方向側にズレているとき、δ1
はマイナスとなる)。図2は本実施例における搬送・位
置決めの様子を示す図であり、同図(a)に示すよう
に、帯状ワークWをピッチPw1だけ移動させてパターン
領域02を露光領域に移動させたとき、マスクマークM
AMとワークマークWAMに位置ズレδ1が生じたら、
その位置ズレ量δ1をピッチPw1に対応した位置ズレ量
として記憶手段Me1に記憶する。このときの設定移動
量、実移動量、ズレは図3に示すようになる。
【0040】(6)ワークマークWAMとマスクマーク
MAMが重なるように、マスクMを移動させて精アライ
メントを行った後、光照射部LHから非露光光の放射を
停止して、アライメントユニットAUを退避させる(ア
ライメントユニットAUが露光領域内にある場合)。つ
いで、前記したように露光光によるマスクMのマスクパ
ターンの投影像が帯状ワークW上に結像するように調整
した後、光照射部LHから露光光を放射し、マスクM上
に記されたマスクパターンを帯状ワークW上に結像させ
て領域02の露光を行い、光照射部LHからの露光光の
放射を停止する。
【0041】(7)ワークステージWSの真空吸着を解
除し、ワークステージの吸着孔VCHからエアーを吹き
出して帯状ワークWをワークステージWSから浮上させ
た状態で、ドライブローラDRをモータMTにより所定
数回転させ、帯状ワークWをピッチPw2移動させ、モー
タMTを停止して帯状ワークWを停止させる。 (8)前記したように、エンコーダEC1、EC2の検
出値を比較し、帯状ワークWがローラの滑り等の影響を
受けることなく所定量正確に送られたことを確認したの
ち、帯状ワークWを真空吸着して固定する。そして、ア
ライメントユニットAUにより、マスクマークMAMと
ワークマークWAMを検出し、ワークマークWAMとマ
スクマークMAMの帯状ワーク進行方向のズレ量+δ2
をピッチPw2に対応した位置ズレ量として記憶手段Me
1に記憶する。〔図2(b)〕。このときの、設定移動
量、実移動量、ズレは図3に示すようになる。
【0042】(9)ワークマークWAMとマスクマーク
MAMが重なるように、マスクMを移動させて精アライ
メントを行い、前記したように光照射部LHから露光光
を放射し、マスクM上に記されたマスクパターンを帯状
ワークW上に結像させて領域11の露光を行う。 (10)領域11を露光後、帯状ワークWを領域11か
ら領域12へ搬送する。このとき、前回ピッチPw1移動
させたときのずれ量δ1を加味し、設定移動量をPw1−
δ1に再設定する。搬送後、前記したようにマスクマー
クMAMとワークマークWAMを検出し、ワークマーク
WAMとマスクマークMAMの帯状ワーク進行方向のズ
レ量+δ3(<+δ1)をピッチPw1に対応した位置ズ
レ量として記憶する〔図2(c)〕。このときの、設定
移動量、実移動量、ズレは図3に示すようになる。つ
いで、前記したように精アライメントを行い、マスクM
上に記されたマスクパターンを帯状ワークW上に結像さ
せて領域12の露光を行う。
【0043】(11)領域12を露光後、帯状ワークW
を領域12から領域21へ搬送する。このとき、前回ピ
ッチPw2移動させたときのずれ量δ2を加味し、設定移
動量をPw2−δ2に再設定する。搬送後、前記したよう
にマスクマークMAMとワークマークWAMを検出し、
ワークマークWAMとマスクマークMAMの帯状ワーク
進行方向のズレ量+δ4(<+δ2)をピッチPw2に対
応した位置ズレ量として記憶する〔図2(d)〕。この
ときの、設定移動量、実移動量、ズレは図3に示すよ
うになる。ついで、前記したように精アライメントを行
い、マスクM上に記されたマスクパターンを帯状ワーク
W上に結像させて領域21の露光を行う。 (12)以下、(10)〜(11)の手順を繰り返し、
帯状ワークWの搬送・位置決めを行ったのち、各領域を
露光する。
【0044】すなわち、本実施例においては、ズレ量を
ピッチPw1に対応するズレとピッチPw2に対応するズレ
に分け、それぞれ独立に前回の結果を加味して補正して
いく。これにより、ピッチPw1に対応したズレ量δ1,
δ3,…、および、ピッチPw2に対応したズレ量δ2,
δ4,…、は共に次第に小さくなり、設定移動量はある
値に落ち付く。このため、アライメントユニットの視野
内のワークマークWAMの位置はピッチPw1,Pw2にか
かわらず略一定となる。
【0045】なお、上記実施例では、アライメントユニ
ットAUによりマスクマークMAMとワークマークWA
Mを検出し、両マークが重なるように、マスクMを移動
させて精アライメントを行う場合について説明したが、
露光位置の位置決め精度をそれほど要求されない露光工
程においては、上記精アライメントを行わず、移動ピッ
チPw1,Pw2に対応したワークマークWAMとマスクマ
ークMAMの帯状ワーク進行方向のズレ量をそれぞれ記
憶しておき、次に帯状ワークWを移動させる際に、移動
ピッチPw1,Pw2に応じたズレ量δだけ補正して帯状ワ
ークを移動させてもよい。これにより、前記した累積ズ
レの発生を防止することができる。
【0046】また、常に累積ズレ量が補正されるので、
マスクマークMAMとワークマークWAMとの精アライ
メントのときの移動量をある一定の範囲内にすることが
できる。したがって、上記移動量範囲に対応したワーク
ステージWSの移動量が帯状ワークWにしわが発生した
り、傷をつけたりしない程度であるならば、精アライメ
ントのとき、マスクMを移動させる代わりにワークステ
ージWSを移動させてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、複数種類の回路パターンを一組とした集合パターン
を繰り返し露光する場合のように、搬送ピッチが複数種
類ある場合であっても、帯状ワークを正確に搬送・位置
決めすることができる。このため、例えば、アライメン
トユニットを用いて精アライメントを行う際、マスクマ
ークとワークマークがアライメント顕微鏡の視野から外
れアライメントができないといった問題が生ずることが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】本実施例における搬送・位置決めの様子を示す
図である。
【図3】本実施例の方法によりピッチPw1,Pw2で帯状
ワークを移動させたときの設定移動量、実移動量、位置
ズレ量を示す図である。
【図4】帯状ワークを搬送するための搬送装置の構成を
示す図である。
【図5】スプロケットを用いた従来例を示す図である。
【図6】ワーク停止マークを用いた従来例を示す図であ
る。
【図7】前回の位置ズレ量を加味して帯状ワークを移動
させたときの動作を説明する図である。
【図8】複数種の回路パターンを一組とした集合パター
ンを帯状ワーク上に露光する場合のピッチを説明する図
である。
【図9】ピッチとパターン領域を示す図である。
【図10】図7の方法により帯状ワークをピッチPw1,
Pw2で移動させたときの設定移動量、実移動量、位置ズ
レ量を示す図である。
【符号の説明】
R1 巻き出しリール R2 巻き取りリール W 帯状ワーク BR ブレーキローラ DR ドライブローラ EC1 エンコーダ EC2 エンコーダ MT モータ BC 回転制御機 WS ワークステージ LH 光照射部 M マスク MS マスクステージ L 投影レンズ AU アライメントユニット MAM マスクマーク WAM ワークマーク Cnt 制御装置 Me1 記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−171217(JP,A) 特開 平11−102033(JP,A) 特開 平8−122838(JP,A) 特開 平11−20248(JP,A) 特開 平4−147147(JP,A) 特開 平4−299332(JP,A) 特開 平5−88380(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/20 - 7/24 G03F 9/00 - 9/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状ワークにマスクパターンを露光し、
    露光終了後、帯状ワークの次のパターン領域にマスクパ
    ターンを露光するため、上記帯状ワークをパターン領域
    のピッチに対応した所定量だけ移動し停止させる帯状ワ
    ークの搬送・位置決め方法であって、 帯状ワークのパターン領域は複数のピッチを有してお
    り、 上記複数のピッチに対応した所定量だけ帯状ワークを移
    動させ停止させた後、光照射部より露光光もしくは非露
    光光を、マスクパターンとマスクアライメント・マーク
    を有するマスクのマスクアライメント・マークに照射
    し、 上記マスクアライメント・マーク像と帯状ワークに設け
    られたワークアライメント・マークを検出し、上記複数
    のピッチに対応した帯状ワークの進行方向における上記
    マスクアライメント・マーク像とワークアライメント・
    マークの位置ズレ量をそれぞれ求め、 帯状ワークを、上記複数のピッチに対応した所定量移動
    させて次のパターン領域まで移動させる際、上記所定量
    に、そのピッチと同じピッチに対応する所定量で移動し
    た際に得られる上記位置ズレ量を加味した量だけ帯状ワ
    ークを移動し停止させることを特徴とする帯状ワークの
    搬送・位置決め方法。
  2. 【請求項2】 帯状ワークにマスクパターンを露光し、
    露光終了後、帯状ワークの次のパターン領域にマスクパ
    ターンを露光するため、上記帯状ワークをパターン領域
    のピッチに対応した所定量だけ移動し停止させる帯状ワ
    ークの搬送・位置決め装置であって、 マスクパターンとマスクアライメント・マークを有する
    マスクと、 露光光もしくは非露光光を上記マスク上に照射する光照
    射部と、 上記パターン領域が複数種のピッチで配置され、上記マ
    スクを介して上記光照射部から放射される露光光もしく
    は非露光光が照射されるワークアライメント・マークを
    有するワークと、 上記マスクアライメント・マーク像とワークアライメン
    ト・マークを検出するアライメントユニットと、 上記帯状ワークの移動を制御する制御部とを備え、 上記制御部は、上記複数のピッチに対応した所定量だけ
    帯状ワークを移動させ停止させた後、上記複数のピッチ
    に対応したマスクアライメント・マーク像とワークアラ
    イメント・マークのそれぞれの位置ズレ量を求めて、そ
    れぞれの位置ズレ量を記憶する手段を備えており、 帯状ワークを次のパターン領域まで移動させる際、その
    ピッチと同じピッチに対応する所定量で移動した際に得
    られる上記位置ズレ量を上記億手段から読み出し、上記
    所定量を該位置ズレ量で補正した量だけ帯状ワークを移
    動し停止させることを特徴とする帯状ワークの搬送・位
    置決め装置。
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JPWO2013121625A1 (ja) * 2012-02-17 2015-05-11 株式会社ニコン 基板搬送装置、基板処理装置、及び基板処理方法
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