JP3307238B2 - 自動車のリヤシートベルト配設構造 - Google Patents
自動車のリヤシートベルト配設構造Info
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- JP3307238B2 JP3307238B2 JP22393796A JP22393796A JP3307238B2 JP 3307238 B2 JP3307238 B2 JP 3307238B2 JP 22393796 A JP22393796 A JP 22393796A JP 22393796 A JP22393796 A JP 22393796A JP 3307238 B2 JP3307238 B2 JP 3307238B2
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- Japan
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- seat
- seat belt
- floor panel
- seat back
- rear floor
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のリヤシート
ベルト配設構造、とりわけ、リヤシートの中央着座者拘
束用のシートベルトの配設構造に関する。
ベルト配設構造、とりわけ、リヤシートの中央着座者拘
束用のシートベルトの配設構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】リヤシートの中央着座者拘束用のシート
ベルトの配設構造としては、リヤシートのシートバック
フレームの上端部にシートベルトリトラクタを固設し、
該シートベルトリトラクタから引き出されたシートベル
トをシートバックの上端部から前面側に廻して中央着座
者が着用するようにしたものが知られている。
ベルトの配設構造としては、リヤシートのシートバック
フレームの上端部にシートベルトリトラクタを固設し、
該シートベルトリトラクタから引き出されたシートベル
トをシートバックの上端部から前面側に廻して中央着座
者が着用するようにしたものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】シートベルトによる中
央着座者の拘束力をシートバックフレームで受けるた
め、該シートバックフレームの剛性を高める必要がある
ばかりでなく、シートバックフレームとシートフレーム
との連結部に配設されるリクライニングデバイスの剛性
も高める必要があって、重量的におよびコスト的に不利
になってしまうことは否めない。
央着座者の拘束力をシートバックフレームで受けるた
め、該シートバックフレームの剛性を高める必要がある
ばかりでなく、シートバックフレームとシートフレーム
との連結部に配設されるリクライニングデバイスの剛性
も高める必要があって、重量的におよびコスト的に不利
になってしまうことは否めない。
【０００４】そこで、本発明はリヤシートのシートバッ
クフレームやリクライニングデバイスの剛性を殊更高め
る必要がなく、中央着座者を確実に拘束することができ
る自動車のリヤシートベルト配設構造を提供するもので
ある。
クフレームやリクライニングデバイスの剛性を殊更高め
る必要がなく、中央着座者を確実に拘束することができ
る自動車のリヤシートベルト配設構造を提供するもので
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１にあっては、シ
ートベルトリトラクタをリヤシート後方のリアフロアパ
ネル面上で、該リアフロアパネル下面に車幅方向に接合
配置されてリヤサスペンションフレームを連結支持する
リヤクロスメンバの配設部分に取付け、シートベルトを
該シートベルトリトラクタからリヤシートのシートバッ
ク上端部を廻り込んで該シートバックの前面側に引き出
すようにすると共に、リヤクロスメンバの接合配置部分
より後方に離間したリアフロアパネルの後端部に、シー
トベルトリトラクタから引き出されたシートベルト端の
タングを係、脱するロック機構を設けたことを特徴とし
ている。
ートベルトリトラクタをリヤシート後方のリアフロアパ
ネル面上で、該リアフロアパネル下面に車幅方向に接合
配置されてリヤサスペンションフレームを連結支持する
リヤクロスメンバの配設部分に取付け、シートベルトを
該シートベルトリトラクタからリヤシートのシートバッ
ク上端部を廻り込んで該シートバックの前面側に引き出
すようにすると共に、リヤクロスメンバの接合配置部分
より後方に離間したリアフロアパネルの後端部に、シー
トベルトリトラクタから引き出されたシートベルト端の
タングを係、脱するロック機構を設けたことを特徴とし
ている。
【０００６】
【０００７】
【発明の効果】請求項１によれば、シートベルトリトラ
クタをリヤシート後方のリアフロアパネル面上で、該リ
アフロアパネル下面にリヤサスペンションフレームを支
持するリヤクロスメンバを車幅方向に接合配置した剛性
の高い部分に取付けてあって、このシートベルトリトラ
クタから引き出されたシートベルトをリヤシートのシー
トバック上端部を廻り込んで該シートバックの前面側に
配置して着用できるようにしてあるため、シートベルト
による着座者の拘束力を前述のリアフロアパネルのリヤ
クロスメンバを接合配置した剛性の高い部分で受けて着
座者を確実に拘束することができて、シートバックフレ
ームやリクライニングデバイスに拘束力が作用すること
がないから、これらシートバックフレームおよびリクラ
イニングデバイスの補強対策を施す必要がなく、従っ
て、コスト的におよび重量的に有利に得ることができ
る。
クタをリヤシート後方のリアフロアパネル面上で、該リ
アフロアパネル下面にリヤサスペンションフレームを支
持するリヤクロスメンバを車幅方向に接合配置した剛性
の高い部分に取付けてあって、このシートベルトリトラ
クタから引き出されたシートベルトをリヤシートのシー
トバック上端部を廻り込んで該シートバックの前面側に
配置して着用できるようにしてあるため、シートベルト
による着座者の拘束力を前述のリアフロアパネルのリヤ
クロスメンバを接合配置した剛性の高い部分で受けて着
座者を確実に拘束することができて、シートバックフレ
ームやリクライニングデバイスに拘束力が作用すること
がないから、これらシートバックフレームおよびリクラ
イニングデバイスの補強対策を施す必要がなく、従っ
て、コスト的におよび重量的に有利に得ることができ
る。
【０００８】また、シートベルトによる乗員拘束が不要
な時は、該シートベルトをリアフロアパネル上に載置し
た荷物に掛け回して、シートベルト端のタングをリアフ
ロアパネル後端部に配設したロック機構に係着固定する
ことにより、該シートベルトを荷物固定ベルトとして有
効利用することができる。
な時は、該シートベルトをリアフロアパネル上に載置し
た荷物に掛け回して、シートベルト端のタングをリアフ
ロアパネル後端部に配設したロック機構に係着固定する
ことにより、該シートベルトを荷物固定ベルトとして有
効利用することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に詳述する。
と共に詳述する。
【００１０】図１，２において、１はリアフロアパネル
を示し、その両側部下面には前後方向骨格部を構成する
逆ハット形断面のリヤサイドメンバ２，２を前後方向に
接合配置してある。
を示し、その両側部下面には前後方向骨格部を構成する
逆ハット形断面のリヤサイドメンバ２，２を前後方向に
接合配置してある。
【００１１】３はリアフロアパネル１上に配設したシー
トクッション４とシートバック５とからなるリヤシート
で、シートバック５はシートフレーム４ａとシートバッ
クフレーム５ａとの連結部に設けたリクライニングデバ
イス６によって後傾角度を任意に調整できるようにして
ある。
トクッション４とシートバック５とからなるリヤシート
で、シートバック５はシートフレーム４ａとシートバッ
クフレーム５ａとの連結部に設けたリクライニングデバ
イス６によって後傾角度を任意に調整できるようにして
ある。
【００１２】このリヤシート３の後方のリアフロアパネ
ル１の前後方向略中央の下面には、左右のリヤサイドメ
ンバ２，２に亘って車幅方向骨格部を構成する逆ハット
形断面のリヤクロスメンバ７を接合配置してあって、こ
のリヤクロスメンバ７の両端部のリヤサイドメンバ２，
２との結合部近傍の下面と、シートクッション４の配設
部下方のリヤサイドメンバ２，２の下面とに跨ってリヤ
サスペンションフレーム８，８をマウント部材８ａ，８
ａを介して連結支持してある。
ル１の前後方向略中央の下面には、左右のリヤサイドメ
ンバ２，２に亘って車幅方向骨格部を構成する逆ハット
形断面のリヤクロスメンバ７を接合配置してあって、こ
のリヤクロスメンバ７の両端部のリヤサイドメンバ２，
２との結合部近傍の下面と、シートクッション４の配設
部下方のリヤサイドメンバ２，２の下面とに跨ってリヤ
サスペンションフレーム８，８をマウント部材８ａ，８
ａを介して連結支持してある。
【００１３】９はリヤシート３の中央部に着座する中央
着座者拘束用のシートベルトを示し、該シートベルト９
を巻取り、巻戻しするシートベルトリトラクタ１０は、
リアフロアパネル１面上の前記リヤクロスメンバ７を接
合配置して剛性が高められた部分に、一方のリヤサスペ
ンションフレーム８の連結部付近にボルト・ナット等に
よって締結固定してある。
着座者拘束用のシートベルトを示し、該シートベルト９
を巻取り、巻戻しするシートベルトリトラクタ１０は、
リアフロアパネル１面上の前記リヤクロスメンバ７を接
合配置して剛性が高められた部分に、一方のリヤサスペ
ンションフレーム８の連結部付近にボルト・ナット等に
よって締結固定してある。
【００１４】このシートベルトリトラクタ１０に巻取ら
れた前記シートベルト９は、該シートベルトリトラクタ
１０から引き出されてシートバックフレーム５ａの上端
部に固設したスルーリング１１に通してシートバック５
の前面に廻り込ませ、シートベルト端のタング１２をシ
ートクッション４の後端部とシートバック５の下端部と
の重合部分から引き出したシートベルトアンカ１３のバ
ックル１４に係，脱させるようにして、該シートベルト
９によって中央着座者Ｐを拘束し得るようにしてある。
れた前記シートベルト９は、該シートベルトリトラクタ
１０から引き出されてシートバックフレーム５ａの上端
部に固設したスルーリング１１に通してシートバック５
の前面に廻り込ませ、シートベルト端のタング１２をシ
ートクッション４の後端部とシートバック５の下端部と
の重合部分から引き出したシートベルトアンカ１３のバ
ックル１４に係，脱させるようにして、該シートベルト
９によって中央着座者Ｐを拘束し得るようにしてある。
【００１５】この実施形態では前記シートベルトアンカ
１３にもう１つのバックル１５を設けて、ラップベルト
１６端のタング１７を該バックル１５に係，脱させるよ
うにしてある。
１３にもう１つのバックル１５を設けて、ラップベルト
１６端のタング１７を該バックル１５に係，脱させるよ
うにしてある。
【００１６】また、リヤクロスメンバ７の接合配置部分
より後方に離間したリアフロアパネル１の後端部には前
記バックル１４，１５と同様のロック機構１８を配設し
て、リヤシート３に中央着座者が居ない場合には、シー
トベルト９をスルーリング１１から外し、該シートベル
ト９をリアフロアパネル１上に載置した荷物Ｍに掛け回
して、シートベルト端のタング１２を該ロック機構１８
に係着することにより、該シートベルト９を荷物固定ベ
ルトとして有効利用できるようにしてある。
より後方に離間したリアフロアパネル１の後端部には前
記バックル１４，１５と同様のロック機構１８を配設し
て、リヤシート３に中央着座者が居ない場合には、シー
トベルト９をスルーリング１１から外し、該シートベル
ト９をリアフロアパネル１上に載置した荷物Ｍに掛け回
して、シートベルト端のタング１２を該ロック機構１８
に係着することにより、該シートベルト９を荷物固定ベ
ルトとして有効利用できるようにしてある。
【００１７】スルーリング１１の一側端部には、シート
ベルト９の挿，脱を可能とするためのスリット１１ａを
設けてある。
ベルト９の挿，脱を可能とするためのスリット１１ａを
設けてある。
【００１８】図１中、１９はリヤシート３の後方のリア
フロアパネル１上に、シートベルトリトラクタ１０の配
設高さに敷設した中敷き、２０はリヤデフアレンシャル
装置を示す。
フロアパネル１上に、シートベルトリトラクタ１０の配
設高さに敷設した中敷き、２０はリヤデフアレンシャル
装置を示す。
【００１９】以上の実施形態の構造によれば、シートベ
ルトリトラクタ１０はリヤシート３の後方のリアフロア
パネル１面上で、該リアフロアパネル１の下面にリヤサ
スペンションフレーム８を支持するリヤクロスメンバ７
を車幅方向に接合配置した剛性の高い部分に取付けてあ
って、このシートベルトリトラクタ１０から引き出され
たシートベルト９をシートバック５の上端部のスルーリ
ング１１を通して該シートバック５の前面側に廻して中
央着座者Ｐが着用できるようにしてあるため、車両の急
制動時や前面衝突時等にシートベルト９に作用する中央
着座者Ｐの拘束力を、前記リアフロアパネル１のリヤク
ロスメンバ７を接合配置した剛性の高い部分で受けて着
座者を確実に拘束することができる。
ルトリトラクタ１０はリヤシート３の後方のリアフロア
パネル１面上で、該リアフロアパネル１の下面にリヤサ
スペンションフレーム８を支持するリヤクロスメンバ７
を車幅方向に接合配置した剛性の高い部分に取付けてあ
って、このシートベルトリトラクタ１０から引き出され
たシートベルト９をシートバック５の上端部のスルーリ
ング１１を通して該シートバック５の前面側に廻して中
央着座者Ｐが着用できるようにしてあるため、車両の急
制動時や前面衝突時等にシートベルト９に作用する中央
着座者Ｐの拘束力を、前記リアフロアパネル１のリヤク
ロスメンバ７を接合配置した剛性の高い部分で受けて着
座者を確実に拘束することができる。
【００２０】従って、シートバックフレーム５ａやリク
ライニングデバイス６に前述の拘束力が作用することが
ないから、これらシートバック５ａおよびリクライニン
グデバイス６に従来の如き剛性確保のための補強対策を
施す必要がなく、コスト的におよび重量的に有利に得る
ことができる。
ライニングデバイス６に前述の拘束力が作用することが
ないから、これらシートバック５ａおよびリクライニン
グデバイス６に従来の如き剛性確保のための補強対策を
施す必要がなく、コスト的におよび重量的に有利に得る
ことができる。
【００２１】また、リヤシート１に中央着座者が居ない
場合には、前述のようにシートベルト９をスルーリング
１１から外してこのシートベルト９をリアフロアパネル
１上に載置された荷物Ｍに掛け回し、端部のタング１２
をリアフロアパネル１の後端部に配設したロック機構１
８に係着することにより、該シートベルト９を荷物固定
ベルトとして有効利用することもできる。
場合には、前述のようにシートベルト９をスルーリング
１１から外してこのシートベルト９をリアフロアパネル
１上に載置された荷物Ｍに掛け回し、端部のタング１２
をリアフロアパネル１の後端部に配設したロック機構１
８に係着することにより、該シートベルト９を荷物固定
ベルトとして有効利用することもできる。
【図１】本発明の一実施形態を示す断面説明図。
【図２】同実施形態の平面図。
１ リアフロアパネル ２ リヤサイドメンバ ３ リヤシート ５ シートバック ７ リヤクロスメンバ ８ リヤサスペンションフレーム ９ シートベルト １０ シートベルトリトラクタ １２ タング １８ ロック機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60R 22/22 B60R 22/26 B62D 25/20
Claims (1)
- 【請求項１】 シートベルトリトラクタをリヤシート後
方のリアフロアパネル面上で、該リアフロアパネル下面
に車幅方向に接合配置されてリヤサスペンションフレー
ムを連結支持するリヤクロスメンバの配設部分に取付
け、シートベルトを該シートベルトリトラクタからリヤ
シートのシートバック上端部を廻り込んで該シートバッ
クの前面側に引き出すようにすると共に、リヤクロスメ
ンバの接合配置部分より後方に離間したリアフロアパネ
ルの後端部に、シートベルトリトラクタから引き出され
たシートベルト端のタングを係、脱するロック機構を設
けたことを特徴とする自動車のリヤシートベルト配設構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22393796A JP3307238B2 (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 自動車のリヤシートベルト配設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22393796A JP3307238B2 (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 自動車のリヤシートベルト配設構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1059125A JPH1059125A (ja) | 1998-03-03 |
| JP3307238B2 true JP3307238B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=16806050
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22393796A Expired - Fee Related JP3307238B2 (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 自動車のリヤシートベルト配設構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3307238B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2352757C (en) * | 1999-03-17 | 2007-03-20 | Magna Seating Systems Inc. | Automotive seat belt restraint assembly |
-
1996
- 1996-08-26 JP JP22393796A patent/JP3307238B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1059125A (ja) | 1998-03-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |